【解決手段】金券発行支援装置110は、金券情報の入力を受け付け、金券情報に対応するIDを当該金券情報と関連付けして登録するとともに、金券情報に対応するIDを顧客に発行する。そして、金券発行依頼情報を受信すると、当該金券発行依頼情報の送信元に対して、当該金券発行依頼情報に対する金券発行許可情報を金券発行装置へ送信するとともに、登録されている金券の発行上限金額を、金券の発行金額に基づいて更新する。
前記金券発行依頼情報のIDに関連付けされて前記登録部に登録されている前記顧客のカード情報および前記金券発行依頼情報の金券の発行金額に基づいて、決済処理をおこなう決済処理部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の金券発行支援装置。
前記受信部は、前記金券発行依頼情報を、前記金券発行装置から、または、金券の発行依頼人の情報端末装置から受信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の金券発行支援装置。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる金券発行支援装置、金券発行支援方法および金券発行支援プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0026】
(金券発行支援システムのシステム構成)
まず、この発明にかかる実施の形態の金券発行支援装置を含む金券発行支援システムのシステム構成について説明する。
図1は、この発明にかかる実施の形態の金券発行支援システムのシステム構成を示す説明図である。
図1において、この発明にかかる実施の形態の金券発行支援システム100は、金券発行支援装置110と、顧客の端末装置120と、店舗端末装置130と、を含んで構成されている。
【0027】
金券発行支援装置110は、たとえば、金券発行支援システム100の運用者などによって管理される、汎用的なサーバコンピュータなどのコンピュータ装置によって実現することができる(
図2Aを参照)。具体的に、金券発行支援装置110は、たとえば、クレジットカードを用いた決済(カード決済)を実現するカード決済システムに供されるクレジットカードを発行するカード会社によって管理されるカード会社サーバによって実現することができる。
【0028】
あるいは、金券発行支援装置110は、デビットカードを用いたカード決済に対応した金融機関などによって管理されるコンピュータ装置によって実現してもよい。デビットカードは、たとえば、銀行や郵便局などの金融機関が発行する、デビットカードとして利用可能なキャッシュカードを用いることができる。
【0029】
金券発行支援装置110は、金券発行支援システム100の運用者による金券発行支援サービスの提供にかかる各種のデータを記憶する各種のデータベースを備えている(
図3を参照)。金券発行支援装置110は、インターネットなどのネットワーク101に接続されており、ネットワーク101を介して、顧客の端末装置120や店舗端末装置130との間で通信することができる。
【0030】
金券発行支援装置110をカード会社サーバによって実現する場合、当該カード会社サーバは、さらに、顧客(カード会員)に関する情報など、カード決済の実行にかかる各種の情報を格納するデータベースを備えている。顧客に関する情報は、たとえば、クレジットカード番号や、当該クレジットカード番号によって特定される顧客の氏名や連絡先(住所など)、利用履歴、利用上限額などを記憶している。
【0031】
また、金券発行支援装置110を金融機関などによって管理されるコンピュータ装置によって実現する場合、当該金券発行支援装置110は、さらに、口座番号ごとに、口座を開設した顧客の氏名や連絡先(住所など)、預金額、入出金履歴などを関連づけて記憶するデータベースを備えている。
【0032】
金券発行支援装置110は、WWW(World Wide Web)システムにおける情報送信機能を備えている。具体的に、金券発行支援装置110には、HTTP(HyperText Transfer Protocol)にしたがって、顧客の端末装置120や店舗端末装置130にインストールされたウェブブラウザに対して、HTML(HyperText Markup Language)や画像などの各種オブジェクトを表示させるサービスプログラムがインストールされている。
【0033】
顧客の端末装置120には、金券発行支援システム100が提供する金券発行支援サービスを享受するための所定のプログラムがインストールされている。具体的に、顧客の端末装置120には、金券発行支援サービスの提供にかかる各種の表示画面を表示するためのウェブブラウザがインストールされている。
【0034】
顧客の端末装置120は、ネットワーク101に接続されており、インストールされている所定のプログラムを実行することにより、金券発行支援装置110と通信することができる。顧客の端末装置120は、たとえば、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどによって実現することができる(
図2B、
図2Cを参照)。
【0035】
店舗端末装置130は、公共施設、交通機関、コンビニエンスストアなどの店舗などに設置され、不特定多数の顧客が利用できる。店舗端末装置130は、入力操作を受け付けるキーボードなどの入力部や出力用のディスプレイやプリンタなどを備えている(
図2Dを参照)。
【0036】
店舗端末装置130は、ネットワーク101を通じて、金券発行支援装置110と通信することができる。店舗端末装置130は、具体的には、たとえば、コンビニエンスストアに設置されるキオスク端末やPOSレジ、銀行のATMなどによって実現することができる。
【0037】
店舗端末装置130には、金券発行支援システム100が提供する金券発行支援サービスを享受するための所定のプログラムがインストールされている。具体的に、店舗端末装置130には、上記の顧客の端末装置120と同様に、金券発行支援サービスの提供にかかる各種の表示画面を表示するためのウェブブラウザがインストールされている。
【0038】
(金券発行支援装置110のハードウエア構成の一例)
つぎに、金券発行支援装置110のハードウエア構成の一例について説明する。
図2Aは、金券発行支援装置110を実現するコンピュータ装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
【0039】
図2Aにおいて、金券発行支援装置110を実現するコンピュータ装置は、CPU(Central Processing Unit)211と、メモリ212と、ネットワークI/F(Interface)213と、を備えている。コンピュータ装置が備える各部211〜213は、それぞれ、バス210によって接続されている。CPU211は、コンピュータ装置の全体の制御をつかさどる。
【0040】
メモリ212は、ブートプログラムなどのプログラムや各種のデータベースを構成するデータなどを記憶している。メモリ212は、この発明にかかる実施の形態の金券発行支援プログラムを記憶している。メモリ212は、たとえば、金券発行支援装置110のデータベース(
図3を参照)など、金券発行支援サービスの提供にかかる各種のデータを記憶する各種のデータベースなどを記憶している。
【0041】
また、メモリ212は、CPU211のワークエリアとして使用される。メモリ212は、たとえば、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)およびHD(Hard Disc)などによって実現することができる。
【0042】
ネットワークI/F213は、インターネットなどのネットワークに接続され、コンピュータ装置の内部と外部装置とのインターフェイスをつかさどり、コンピュータ装置の内部と、顧客の端末装置120や金券発行支援装置110などの外部装置と、の間におけるデータの入出力を制御する。また、ネットワークI/F213は、電話回線網に接続され、顧客のスマートフォン(あるいは、携帯型電話機、PHS)などに対して、電子メールなどを送信する際に用いることができる。
【0043】
(顧客の端末装置120のハードウエア構成)
つぎに、顧客の端末装置120のハードウエア構成の一例について説明する。
図2Bおよび
図2Cは、顧客の端末装置120のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
図2Bにおいてはスマートフォンのハードウエア構成の一例を示し、
図2Cにおいてはパーソナルコンピュータのハードウエア構成の一例を示している。
【0044】
図2Bにおいて、顧客の端末装置120(スマートフォン)は、CPU221と、メモリ222と、ネットワークI/F223と、ディスプレイ224と、操作部225と、マイク226と、スピーカー227と、カメラ228と、を備えている。スマートフォンが備える各構成部221〜228は、それぞれ、バス220によって接続されている。
【0045】
CPU221は、スマートフォン全体の制御をつかさどる。CPU221は、メモリ222が記憶する各種のプログラムやデータを用いて、スマートフォンの全体の制御をつかさどる。メモリ222は、ROM、RAMなどによって実現することができる。ネットワークI/F223は、ネットワークを介して、外部装置との間におけるデータの入出力を制御する。また、ネットワークI/F223は、電話回線網に接続されており、別のスマートフォン(あるいは、携帯型電話機やPHS)などの通信端末装置や、固定型電話機との間における音声による通話を実現する。
【0046】
ディスプレイ224は、たとえば、スマートフォンにおいて設定中のモード(マナーモードやドライブモードなど)や電波の受信状態を示す各種のマーク、アイコンあるいはツールボックスなどを表示する。ディスプレイ224は、たとえば、主に液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどによって実現することができる。
【0047】
操作部225は、文字、数値、各種指示などの入力のためのキーを備え、データ入力をおこなう。操作部225は、たとえば、タッチパネルやキーボードなどによって実現することができる。操作部225は、当該操作部225に対する入力操作に応じた信号をCPU221に対して出力する。操作部225をタッチパネルによって実現する場合、当該タッチパネルは、ディスプレイ224の表示面側に積層される。タッチパネルは、指やペンなどの筆記部材が接触したことを検出した場合に、タッチパネルに対する筆記部材の接触位置に応じた電気信号を出力する。
【0048】
マイク226は、アナログデータとして入力された話者の声をアナログ/デジタル変換し、デジタル形式の音声データを生成する。スピーカー227は、通話相手側から送信されたデジタル形式の音声データをデジタル/アナログ変換し、アナログ形式の音声データに基づいてスピーカコーンにおけるコイルに通電するなどして音声を出力する。カメラ228は、操作部225の操作によって撮像対象を撮像し、画像データを生成する。生成された画像データは、メモリ222などに記憶される。
【0049】
図2Cにおいて、顧客の端末装置120(パーソナルコンピュータ)は、CPU231と、メモリ232と、ネットワークI/F233と、ディスプレイ234と、入力装置235と、を備えている。パーソナルコンピュータが備える各部231〜235は、バス230によってそれぞれ接続されている。パーソナルコンピュータには、プリンタ(図示を省略する)が接続されていてもよい。
【0050】
CPU231は、パーソナルコンピュータ全体の制御をつかさどる。CPU231は、メモリ232が記憶する各種のプログラムやデータを用いて、パーソナルコンピュータ全体の制御をつかさどる。メモリ232は、上記のメモリ212、222と同様に、ROM、RAM、HDDおよびHDなどによって実現することができる。ネットワークI/F233は、パーソナルコンピュータの内部と金券発行支援装置110とのインターフェイスをつかさどる。
【0051】
ディスプレイ234は、たとえば、液晶パネルによって実現することができる。液晶パネルは、透明電極が組み込まれた一対のガラス基板によって液晶材料(液晶分子)を挟み、このガラス基板に偏光フィルタを設けることによって構成されている。液晶パネルは、電極に電圧を加えて液晶分子の向きを変化させることによって、ガラス基板を透過する光の状態を制御する。また、液晶パネルは、光源として、バックライトを備えている。これにより自らは発光しない液晶分子が表示する画像を照明することができる。
【0052】
入力装置235は、入力装置235に対する入力操作に応じた信号をCPU231に対して出力する。入力装置235は、たとえば、タッチパネルやキーボードなどによって実現することができる。入力装置235をタッチパネルによって実現する場合、当該タッチパネルは、ディスプレイ234の表示面側に積層される。
【0053】
(店舗端末装置130のハードウエア構成)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の店舗端末装置130のハードウエア構成について説明する。
図2Dは、店舗端末装置130のハードウエア構成を示す説明図である。
図2Dにおいては、店舗端末装置130として、コンビニエンスストアなどの小売店に設置されるキオスク端末を示している。
【0054】
図2Dにおいて、店舗端末装置130(キオスク端末)は、CPU241と、メモリ242と、ネットワークI/F243と、ディスプレイ244と、キーボード245と、ブザー246と、カードリーダ247と、プリンタ248と、を備えている。また、キオスク端末が備える各部241〜248は、バス240によってそれぞれ接続されている。
【0055】
CPU241は、キオスク端末全体の制御をつかさどる。CPU241は、メモリ242が記憶する、カード決済に際して実行させる各種のプログラムやデータを用いて、金券発行支援装置110の全体の制御をつかさどる。メモリ242は、CPU241のワークエリアとして使用され、ROMやRAMなどによって実現することができる。CPU241は、ネットワークI/F243を介して金券発行支援装置110との間で通信をおこなう。
【0056】
キーボード245は、顧客による入力操作を受け付け、入力された情報をCPU241に出力する。ディスプレイ244は、たとえば液晶パネルを備えた表示装置によって実現することができる。ブザー246は、たとえば圧電ブザー、電子ブザー、電磁ブザーなどによって実現することができ、キオスク端末においてエラーが発生した場合などに所定のブザー音声を出力する。カードリーダ247は、顧客のカードに記録された情報を読み出し、読み出された情報をCPU241に対して出力する。
【0057】
プリンタ248は、所定の用紙に対して金券の内容をプリントするプリント処理をおこなう。プリンタ248は、たとえばレーザプリンタによって実現することができる。プリンタ248は、所定の用紙を保持する用紙保持機構、所定の用紙に対するプリント処理をおこなうプリンタヘッドなどを備えて構成されている。
【0058】
(金券発行支援装置110のデータベースの一例)
つぎに、金券発行支援装置110のデータベースの一例について説明する。
図3は、金券発行支援装置110のデータベースの一例を示す説明図である。
図3において、金券発行支援装置110のデータベース300は、IDごとに、贈与者のカード番号、受取人のカード番号、有効期限、発行上限金額、発行済金額、未発行金額、パスワードなどの情報を関連付けて記憶する。
【0059】
IDは、金券情報ごとに固有の情報であって、たとえば、金券情報を受け付けるごとに金券発行支援装置110によって自動的に生成される。金券情報は、特定の範囲内で、金銭の代わりに金券の発行上限金額の商品あるいはサービスの提供を受ける権利があることを示す。
【0060】
金券情報は、顧客である贈与者のカード情報と、金券の発行上限金額と、パスワードとを含む。金券情報は、たとえば、所定の入力操作を受け付けた顧客の端末装置120から送信される。あるいは、金券情報は、所定の入力操作を受け付けた店舗端末から送信されるものであってもよい。金券発行支援装置110は、顧客の端末装置120や店舗端末装置130から送信された金券情報を受信するごとに、データベース300に登録する。
【0061】
顧客のカード情報は、金券の贈与者である顧客のカードに関する情報であって、たとえば、贈与者のクレジットカード番号などのように顧客のカードに一意の識別情報によって実現することができる。顧客のカード情報は、クレジットカード番号に加えて、利用限度額やクレジットカードの有効期限に関する情報などを含んでいてもよい。
【0062】
金券情報は、金券の受取人となる顧客のカード番号を含んでいてもよい。データベース300は、受取人のカード番号に代えて、金券の受取人となる顧客の端末装置120に割り当てられた電子メールアドレスを含んでいてもよい。また、金券情報は、当該金券情報に基づく金券の発行を有効とする期限を設定する有効期限を含んでいてもよい。金券発行の有効期限は、金券の贈与者が任意に設定してもよく、あるいは、受付部が金券情報の入力を受け付けた時点からあらかじめ設定された所定期間内に限定してもよい。
【0063】
顧客のカードは、クレジットカードに代えて、あるいは加えて、たとえば、デビットカードを用いたカード決済に適用してもよい。デビットカードは、たとえば、銀行や郵便局などの金融機関が発行する、デビットカードとして利用可能なキャッシュカードであってもよい。
【0064】
金券の発行上限金額は、金券の贈与者が任意に設定することができる(
図4Cを参照)。あるいは、金券の発行上限金額は、あらかじめ設定された複数種類の発行上限金額の候補の中から選択することによって設定してもよい。
【0065】
パスワードは、金券情報に基づく金券の発行に際して、正規の受取人であるか否かの判断に用いる。パスワードは、贈与者が任意に設定することができ、金券発行支援システムの運用上、受取人に対して当該受取人が金券の発行操作をおこなう前に伝えられる、いわゆる合言葉によって実現することができる。具体的に、パスワードは、記号や文字などによって構成されるテキストデータであってもよく、音声データであってもよい。
【0066】
(表示画面例)
つぎに、表示画面例について説明する。
図4A〜
図4Gは、表示画面例を示す説明図である。
図4A〜
図4Eは、贈与者の操作に応じて表示される表示画面例を示している。
【0067】
図4Aにおいて、表示画面410は、贈与者が自身の顧客の端末装置120に対して所定の入力操作をおこなうことによって、金券発行支援サービスの利用にかかる専用のアプリケーションを起動した場合に表示される。表示画面410は、「ギフトカード設定」などのように、発行する金券の内容を設定する金券情報の登録を受け付ける画面であることを示すタイトルを表示する。また、表示画面410は、「カード番号を入力してください。」などの操作ガイダンスや、カード番号の入力枠、および入力枠の入力内容を決定する「OK」キーなどを表示する。
【0068】
図4Bにおいて、表示画面420は、贈与者が顧客端末装置120に対して所定の入力操作をおこなった場合に表示される。表示画面420は、「ギフトカード設定」などのようにタイトルを表示する。また、表示画面420は、「クレジットカードを挿入してください。」などの操作ガイダンスを表示する。
【0069】
店舗端末装置130は、カードリーダ247を備えているため、このカードリーダ247によりクレジットカードからカード番号を読み取ることによって、贈与者によるカード番号の入力の手間をなくし、また、手入力することによる入力ミスを防止することができる。
【0070】
図4Cにおいて、表示画面430は、表示画面410において入力枠にカード番号が入力された状態で「OK」キーが操作された場合、または、表示画面420の表示中にカードリーダ247がクレジットカードを読み取った場合に表示される。表示画面430は、金券発行支援装置110によって自動的に生成されたIDを表示する。
【0071】
表示画面430に表示されるIDは、仮に付与されたIDであってもよい。この場合、金券発行支援装置110は、仮に付与されたIDとともに金券情報を受け付けると、正式なIDを生成し、生成された正式なIDを顧客の端末装置120に送信することによってIDの発行をおこなう。
【0072】
また、表示画面430は、贈与金額、合言葉、金券の券面のデザイン、金券の有効期限の入力枠を表示する。贈与金額は、金券の発行上限金額を示す。合言葉は、キーボード245の操作によって入力されたテキストデータであってもよく、「音声入力」キーの操作後に受け付けた音声データであってもよい。
【0073】
金券の券面のデザインは、あらかじめ設定された既定画像の中から選択する。また、表示画面430が表示する「参照」キーを操作することにより、贈与者が用意したメモリから読み出した画像を金券の券面のデザインに設定することもできる。具体的には、たとえば、金券の贈与者と受取人との共通の思い出の写真や、受取人への気持ちを示す画像などを金券の券面のデザインに設定することができる。また、写真にメッセージを書き込んだ画像などを金券の券面のデザインに設定することもできる。これにより、独自性の高い金券(ギフトカード)を贈ることができる。
【0074】
有効期限は、たとえば、顧客が操作部225や入力装置235を操作することによって入力枠に直接入力してもよく、カレンダーが表示する日付を選択することによる日付入力補助を利用して入力してもよい。また、表示画面430は、入力内容を確定する「確定」キーなどを表示する。
【0075】
図4Dにおいて、表示画面440は、表示画面430において各入力枠に該当する情報が入力された状態で「確定」キーが操作された場合に表示される。表示画面440は、「風景」、「スポーツ」、「動物」などのように、発行される金券の券面のデザインにかかるジャンルを示す選択肢を表示する。
【0076】
図4Eにおいて、表示画面450は、表示画面440においていずれかのジャンルが操作された場合に表示される。表示画面450は、表示画面430において選択されたジャンルに該当する画像を複数表示する。
図4Eにおいては、「風景」のジャンルが操作された場合の表示画面450を示している。贈与者は、表示画面450に表示された複数の画像の中から、受取人に渡したい金券の券面デザインを選択する。
【0077】
顧客の端末装置120および店舗端末装置130は、券面のデザインが選択されると、券面のデザインが選択されるまでに入力された情報に基づいて金券情報を生成し、生成した金券情報を金券発行支援装置110に送信する。金券発行支援装置110は、金券情報を受信すると正式なIDを生成し、あるいは、仮に発行されたIDを正式なIDとして、受信した金券情報をIDごとにデータベースに登録する。
【0078】
図4F,
図4Gは、受取人の操作に応じて表示される表示画面例を示している。
図4Fにおいて、表示画面460は、受取人が店舗端末装置130に対して、IDの入力をともなう所定の入力操作をおこなった場合に表示される。表示画面460は、「ギフトカード印刷」などの、金券(ギフトカード)の発行のための操作をおこなう画面であることを示すタイトルを表示する。
【0079】
また、表示画面460は、「カードを入れて印刷するギフトカードの金額を入力してください。」などの操作ガイダンスや、現在の残額、発行金額を指定する操作キーを表示する。現在の残額は、受取人が発行可能な金券の上限額を示す。発行金額は、「1,000円」、「2,000円」などのようにあらかじめ設定された金額の中から選択してもよく、任意の金額の入力を受け付けてもよい。
【0080】
任意の金額は、店舗端末装置130が備えるキーボード245を介して入力することができる。また、表示画面460は、発行金額を決定する「OK」キーなどを表示する。表示画面460は、さらに、入力された発行金額の金券を印刷(発行)した後の残額を表示してもよい。
【0081】
図4Gにおいて、表示画面470は、表示画面460において発行金額が入力された状態で「OK」キーが操作された場合に表示される。表示画面470は、「合言葉を入力してください。」などの操作ガイダンスを表示する。受取人は、贈与者によって事前に伝えられている合言葉を入力する。受取人は、合言葉を音声で入力する場合、表示画面470における「音声入力」キーを操作する。
【0082】
店舗端末装置130は、表示画面470において「OK」キーが操作されると、表示画面450において贈与者によって指定された画像を印刷した金券を発行する。また、店舗端末装置130は、発行した金券に関する情報を、金券発行支援装置110に送信する。具体的に、店舗端末装置130は、たとえば、IDや発行金額に関する情報を金券発行支援装置110に送信する。金券発行支援装置110は、店舗端末装置130から受信した情報に基づいてデータベースを更新する。
【0083】
(金券発行支援装置110の機能的構成)
つぎに、金券発行支援装置110の機能的構成について説明する。
図5は、金券発行支援装置110の機能的構成を示すブロック図である。
図5において、金券発行支援装置110の機能は、受付部501と、生成部502と、決済処理部503と、登録部504と、発行部505と、受信部506と、更新部507と、送信部508と、によって実現される。
【0084】
受付部501は、金券情報の入力を受け付ける。受付部501は、たとえば、顧客の端末装置120から送信された金券情報を受信することによって当該金券情報の入力を受け付ける。あるいは、受付部501は、たとえば、店舗端末装置130から送信された金券情報を受信することによって当該金券情報の入力を受け付けてもよい。この実施の形態においては、CPU221、メモリ222、ネットワークI/F223などによって受付部501を実現することができる。
【0085】
生成部502は、金券情報に対応するIDを生成する。生成部502は、受付部501によって金券情報が受け付けられるごとにIDを生成する。IDは、たとえば、受付部501による金券情報の受信日時に関する情報や、通し番号などによって実現することができる。この実施の形態においては、CPU221、メモリ222などによって生成部502を実現することができる。
【0086】
決済処理部503は、顧客のカード情報および金券の発行上限金額に基づいて、決済処理をおこなう。決済処理部503は、たとえば、受付部501によって金券情報が受け付けられるごとに、決済処理をおこなう。この際、決済処理は、上限金額いっぱいの金額分を一括で決済しても良く、分割して決済してもよい。決済処理の時期、決済処理の内容については特に限定しない。どのような決済処理の時期、決済処理の内容でおこなってもよい。この場合、分割の回数、分割の時期についても、金券の発行のタイミングにあわせてもよく、また、金券の発行のタイミングとは、無関係におこなうようにしてよい。たとえば、リボ払いなどの分割決済処理をおこなうようにしてもよい。この実施の形態においては、CPU221、メモリ222などによって決済処理部503を実現することができる。
【0087】
登録部504は、金券情報に対応するIDを、当該金券情報と関連付けして登録する。金券情報に対応するIDは、たとえば、受付部501が金券情報を受け付けるごとに割り当てられ、金券情報ごとに固有の情報によって実現することができる。金券情報が金券発行の有効期限を含む場合、決済処理部503は、有効期限内においてのみ決済処理をおこなう。この実施の形態においては、CPU221、メモリ222などによって登録部504を実現することができる。
【0088】
発行部505は、顧客にIDを発行する。IDの発行を受ける顧客は、金券の贈与者であってもよく金券の受取人であってもよい。発行部505は、たとえば、贈与者が所有する顧客の端末装置120に対して、電子メールを送信することによって顧客にIDを発行する。この場合、贈与者から受取人に対して、対話、電話、電子メール、SNSなどを利用してIDが伝えられる。
【0089】
あるいは、発行部505は、たとえば、受取人が所有する顧客の端末装置120に対して、IDを通知する電子メールを送信することによって顧客にIDを発行してもよい。これにより、受取人に対してIDを確実に伝えることができる。この実施の形態においては、CPU221、メモリ222、ネットワークI/F223などによって発行部505を実現することができる。
【0090】
受信部506は、金券発行依頼情報を受信する。金券発行依頼情報は、発行対象となる金券のIDと、パスワードと、当該金券の発行金額とを含む。受信部506は、金券発行依頼情報を、店舗端末装置130から受信する。この実施の形態においては、CPU221、メモリ222、ネットワークI/F223などによって受信部506を実現することができる。
【0091】
上記の決済処理部503は、金券発行依頼情報のIDに関連付けされて登録部504に登録されている顧客のカード情報および金券発行依頼情報の金券の発行金額に基づいて、決済処理をおこなってもよい。すなわち、受信部506によって金券発行依頼情報を受信する都度、受信された金券発行依頼情報に含まれる発行金額についての決済処理をおこなってもよい。
【0092】
更新部507は、登録部504に登録されている金券の発行上限金額を、金券の発行金額に基づいて更新する。具体的に、更新部507は、受信部506によって受信された金券発行依頼情報に基づいて、データベースにおける該当するレコードを特定し、特定されたレコードにおいて該当するIDに関連付けて記憶されている未発行額から、金券の発行金額を減算することによって登録部504に登録されている金券の発行上限金額を更新する。
【0093】
なお、更新部507による、金券の発行上限金額の更新の時期については、特に限定しない。すなわち、金券が発行される都度、更新を実行するようにしてもよく、金券が複数回に渡って発行された場合に、その都度更新するのではなく、たとえば
図4Fに示した表示画面を表示する直前に、それまでの金券の発行履歴から、まとめて差し引き金額を算出することによって、更新するようにしてもよい。このように、更新部507における更新処理の内容については、登録部504に登録されている金券の発行上限金額を、金券の発行金額に基づいて更新されればよく、更新のための算出処理の内容、算出時期については、どのようにおこなってもよい。
【0094】
具体的には、上限金額(
図4Fに表示される「現・残高」)は、
図4Fの画面460を表示する前に、金券の発行上限金額を更新されていてもよく、表示の直前に算出することで、金券の発行上限金額を更新してもよい。すなわち、金券の発行上限金額を発行の都度更新することでも実現でき、また、発行累計額を更新しておき画面460の表示のタイミングで当初の金券の発行上限金額から発行累計額を差し引いた金額を画面460の「現・残高」として表示するようにしてもよい。
【0095】
送信部508は、金券発行依頼情報に対する金券発行許可情報を、金券発行装置へ送信する。金券発行許可情報は、発行する金券の券面デザインや金額などを含み、金券発行依頼情報の送信元の店舗端末装置130に対して送信される。
【0096】
(金券発行支援装置110の処理手順)
つぎに、金券発行支援装置110の処理手順について説明する。
図6Aおよび
図6Bは、金券発行支援装置110の処理手順を示すフローチャートである。
図6Aにおいては、贈与者の操作に応じておこなわれる処理手順を示している。
【0097】
図6Aのフローチャートにおいて、まず、金券情報を受け付けるまで待機する(ステップS611:No)。ステップS611においては、金券発行支援サービスの利用にかかる専用のアプリケーションがインストールされた顧客の端末装置120、または、金券発行支援システム100を構成する店舗端末装置130から送信された金券情報を受け付けるまで待機する。
【0098】
ステップS611において、金券情報を受け付けた場合(ステップS611:Yes)、当該金券情報に対応するIDを生成する(ステップS612)。ステップS612においては、表示画面430において仮に付与されたIDを表示していた場合、正式なIDを生成する。また、仮に付与されたIDをそのまま正式なIDとしてもよい。
【0099】
つぎに、ステップS612において生成されたID、および、ステップS611:Yesにおいて受け付けた金券情報を関連付けてデータベース300に記憶(登録)する(ステップS613)。そして、顧客に対して、ステップS612において生成されたIDを発行する(ステップS614)。ステップS614においては、たとえば、ステップS611:Yesにおいて受け付けられた金券情報の送信元の顧客の端末装置120または店舗端末装置130に対して、ステップS612において生成されたIDを含むID通知を送信することによってIDを発行する。
【0100】
その後、ステップS611:Yesにおいて受信された金券情報に基づいて決済処理を実行して(ステップS615)、一連の処理を終了する。ステップS615においては、ステップS611:Yesにおいて受信された金券情報に含まれる顧客のカード情報および金券の発行上限金額に基づいて、当該発行上限金額の決済処理をおこなう。
【0101】
図6Bにおいては、受取人の操作に応じておこなわれる処理手順を示している。
図6Bのフローチャートにおいて、まず、金券発行支援システム100を構成する店舗端末装置130から送信された金券発行依頼情報を受信するまで待機する(ステップS621:No)。
【0102】
ステップS621において、金券発行依頼情報を受信した場合(ステップS621:Yes)、受信された金券発行依頼情報に含まれる発行金額に基づいて、データベース300における該当するレコードの発行上限金額を更新する(ステップS622)。ステップS622においては、該当するレコードの発行上限金額から、金券発行依頼情報に含まれる発行金額を減算した金額に更新する。
【0103】
その後、ステップS621:Yesにおいて受信された金券発行依頼情報の送信元の店舗端末装置130に対して、金券発行許可情報を送信して(ステップS623)、一連の処理を終了する。贈与者が用意したメモリから読み出した画像などを金券の券面のデザインに設定する場合、ステップS623においては、当該画像を含む金券発行許可情報を送信する。
【0104】
上述した実施の形態においては、受取人が金券を発行したか否かにかかわらず、金券情報に含まれる発行上限金額の決済処理をおこなうようにしたが、決済処理は発行上限金額に基づいておこなうものに限らず、また、決済処理のタイミングも金券情報を受信したタイミングに限るものではない。
【0105】
(金券発行支援装置110の別の処理手順)
つぎに、金券発行支援装置110の別の処理手順について説明する。
図7Aおよび
図7Bは、金券発行支援装置110の別の処理手順を示すフローチャートである。
図7Aにおいては、贈与者の操作に応じておこなわれる別の処理手順を示している。
【0106】
図7Aのフローチャートにおいて、まず、顧客の端末装置120から送信される金券情報を受け付けるまで待機する(ステップS711:No)。ステップS711において、金券情報を受け付けた場合(ステップS711:Yes)、当該金券情報に対応するIDを生成する(ステップS712)。
【0107】
そして、ステップS712において生成されたIDおよびステップS711:Yesにおいて受け付けた金券情報を関連付けてデータベース300に記憶(登録)する(ステップS713)。その後、顧客に対して、ステップS712において生成されたIDを発行して(ステップS714)、一連の処理を終了する。
【0108】
図7Bにおいては、受取人の操作に応じておこなわれる別の処理手順を示している。
図7Bのフローチャートにおいて、まず、金券発行支援システム100を構成する店舗端末装置130から送信された金券発行依頼情報を受信するまで待機する(ステップS721:No)。
【0109】
ステップS721において、金券発行依頼情報を受信した場合(ステップS721:Yes)、受信された金券発行依頼情報に含まれる発行金額に基づいて、データベース300における該当するレコードの発行上限金額を更新する(ステップS722)。
【0110】
そして、ステップS721:Yesにおいて受信された金券発行依頼情報に含まれる発行金額に基づいて、決済処理をおこなう(ステップS723)。ステップS723においては、データベース300における該当するレコードから差し引く金額の分の決済処理をおこなう。その後、ステップS721:Yesにおいて受信された金券発行依頼情報の送信元の店舗端末装置130に対して、金券発行許可情報を送信して(ステップS724)、一連の処理を終了する。
【0111】
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態の金券発行支援装置110は、金券情報の入力を受け付け、金券情報に対応するIDを当該金券情報と関連付けして登録する。また、金券情報に対応するIDを、顧客に発行する。そして、金券発行依頼情報を受信すると、当該金券発行依頼情報の送信元に対して、当該金券発行依頼情報に対する金券発行許可情報を金券発行装置へ送信するとともに、登録されている金券の発行上限金額を、金券の発行金額に基づいて更新するようにしたことを特徴としている。
【0112】
これにより、金券発行装置である店舗端末装置130において、金券発行依頼情報に含まれる発行金額の金券を発行することができる。金券の発行にかかるIDを受け取った顧客(受取人)は、発行上限金額までの金券を発行させ、利用することができる。
【0113】
また、金券を発行すると金券の発行上限金額が更新されるため、金券を贈与する贈与者は、IDを受け取った顧客すなわち金券の受取人に対して、発行上限金額までの範囲内で金券を発行させ、利用させることができる。
【0114】
これにより、金券の贈与者は、手渡しや郵送などの煩雑な手続きを経ることなく、受取人に金券を贈ることができる。そして、これにより、金券を手渡しするための予定調整をおこなうために要する時間的な制約や、金券を受取人に引き渡すための労力やコストをなくすことができ、所望するタイミングで容易かつ迅速に受取人に金券を贈ることができる。
【0115】
また、金券の受取人は、贈与者から金券を受け取るために予定調整をおこなうことなく、任意のタイミングで金券を発行することができる。また、金券の受取人は、発行上限金額の金券を一度に発行させず、必要な金額分ずつ複数回に分けて金券を発行させることができる。これにより、受取人の都合に応じて、発行上限金額までの範囲内の任意の枚数の金券を発行させることができ、自由度および利便性の向上を図ることができる。
【0116】
このように、この発明にかかる実施の形態の金券発行支援装置110によれば、金券の入手や引き渡しの容易化を図ることができ、金券の入手や引き渡しにかかる贈与者および受取人の双方の自由度や利便性を高めることができる。
【0117】
また、この発明にかかる実施の形態の金券発行支援装置110は、顧客のカード情報および金券の発行上限金額に基づいて、決済処理をおこなうようにしたことを特徴としている。
【0118】
この発明にかかる実施の形態の金券発行支援装置110によれば、金券の発行上限金額の決済をおこなうことにより、受取人による金券の発行の有無による贈与者の利用限度額の変動をなくし、利用限度額を容易に把握させることができる。
【0119】
また、この発明にかかる実施の形態の金券発行支援装置110は、金券発行依頼情報のIDに関連付けされて登録部504(データベース300)に登録されている顧客のカード情報および金券発行依頼情報の金券の発行金額に基づいて、決済処理をおこなってもよい。
【0120】
このような金券発行支援装置110によれば、受取人が発行した金券の金額に応じた決済処理をおこなうことができる。これにより、金券の発行に供されていない金額の決済処理がおこなわれることによる贈与者の利用限度額の低減を回避できる。
【0121】
また、この発明にかかる実施の形態の金券発行支援装置110は、金券情報に含まれる金券発行の有効期限内においてのみ、決済処理をおこなうことを特徴としている。
【0122】
この発明にかかる実施の形態の金券発行支援装置110によれば、金券発行の有効期限内においてのみ決済処理をおこなうことにより、有効期限を過ぎた金券発行依頼情報に対しては応答されず、金券が発行されない。これにより、受取人による金券の発行の有無によって贈与者の利用限度額が変動する期間を制限することができる。
【0123】
また、この発明にかかる実施の形態の金券発行支援装置110は、パスワードが、合言葉であることを特徴としている。
【0124】
この発明にかかる実施の形態の金券発行支援装置110によれば、金券の贈与の前に贈与者と受取人とのコミュニケーションの機会を設けることができ、受取人が自身の任意のタイミングで金券を発行することによる利便性を確保するとともに、贈与者や受取人が相手に対して祝福、感謝、慰労などの意思を伝えるという贈りものをすることの本来の目的を達成することができる。
【0125】
また、この発明にかかる実施の形態の金券発行支援装置110は、金券発行装置を実現する店舗端末装置130から、または、金券の発行依頼人の情報端末装置(受取人が所有する顧客の端末装置120)から金券発行依頼情報を受信することを特徴としている。
【0126】
この発明にかかる実施の形態の金券発行支援装置110によれば、全国に広く普及しているキオスク端末やPOSレジ、銀行のATMなどの店舗端末装置130や、スマートフォンからの金券発行依頼情報の送信を可能とすることにより、利便性を高め、金券発行支援システム100の汎用性を高めることができる。
【0127】
また、この発明にかかる実施の形態の金券発行支援装置110は、店舗端末装置130によって実現される金券発行装置に対して金券発行許可情報を送信することを特徴としている。具体的には、金券発行装置は、たとえば、上記のように、コンビニエンスストアに設置されるキオスク端末やPOSレジ、銀行のATMなどの店舗端末装置130によって実現される。
【0128】
このように、公共施設、交通機関、コンビニエンスストアなどの店舗のように、広く普及している店舗端末装置130を介して金券を発行することにより、受取人が金券を受け取る店舗を限定することなく、使い勝手のよい金券発行支援サービスを提供することができる。
【0129】
なお、この実施の形態で説明した金券発行支援方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フラッシュメモリ、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。