【課題】光処理部と反射部との隙間から他の光源の領域に光が漏れるのを抑制することにより、表示部の各光源の領域ごとの明暗のメリハリをより付けることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】この表示装置100は、液晶セル11と、液晶セル11の背面11b側に背面11bと平行に配置された第1底部16aと、第1底部16aの外周縁から背面11bに向かって延びる第1周辺部16bとを有し、第1底部16aの面と第1周辺部16bの面とが鈍角θ1をなす複数の第1反射部160aと、液晶セル11と第1反射部160aとの間に配置された光学シート13と、各々の第1底部16aの面上に配置された光源15とを備え、光学シート13と第1反射部16aとは、所定距離h離間して配置されている。
前記第1底部と前記光処理部との間の距離をrとし、前記所定距離をhとすると、rとhとは、0.2r≦h≦0.8rという条件を満たしている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
前記第1底部と前記光処理部との間の距離をrとし、前記所定距離をhとすると、rとhとは、0.2r≦h≦0.5rという条件を満している、請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
前記第1底部と前記光処理部との間の距離をrとし、前記所定距離をhとすると、rとhとは、0<h≦0.04rという条件を満たしている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
前記第1底部の面に垂直な方向において、前記第1底部と前記第1周辺部の前記光処理部側の端部との間の距離は、前記第1底部と前記光源の前記光処理部側の端部との間の距離よりも長い、請求項1〜11のいずれか1項に記載の表示装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1では、光源からの出射光のうち、表示部の背面に直交する方向に対して比較的大きな角度を有して出射される光は、表示部の背面と反射部とが直交していることから、出射された際の背面に対する角度を維持しながら光処理部の近傍に反射しながら近づくとともに、光処理部と反射部との隙間から他の光源の領域に漏れてしまうという不都合がある。その結果、表示部の光源(反射部)の領域ごとの明暗のメリハリが付きにくくなるという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、光処理部と反射部との隙間から他の光源の領域に光が漏れるのを抑制することにより、表示部の各光源の領域ごとの明暗のメリハリをより付けることが可能な表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の一の局面による表示装置は、表示部と、表示部の背面側に背面と略平行に配置された第1底部と、第1底部の外周縁から背面に向かって延びる第1周辺部とを有し、第1底部の面と第1周辺部の面とが鈍角をなす複数の第1反射部と、表示部と第1反射部との間に配置された光処理部と、各々の第1底部の面上に配置された光源とを備え、光処理部と第1反射部とは、所定距離離間して配置されている。
【0008】
この発明の一の局面による表示装置では、上記のように、第1底部の面と第1周辺部の面とが鈍角をなす、複数の第1反射部と、表示部と第1反射部との間に配置された光処理部を設ける。これにより、光源からの出射光のうち、表示部の背面に直交する方向に対して比較的大きな角度を有して出射される光を、第1底部と鈍角をなす第1周辺部において反射することにより、より表示部の背面に直交する方向に沿った光とすることができるので、光処理部と第1反射部との隙間から他の光源の領域に光が漏れるのを抑制することができる。その結果、表示部の各光源の領域ごとの明暗のメリハリをより付けることができる。また、第1底部により光を表示部側に反射することができるので、輝度を効果的に大きくすることができ、表示部のコントラスト比を向上させることができる。
【0009】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、複数の第1反射部は、略等間隔で配置されている。このように構成すれば、各第1反射部および各光源が略等間隔で配置されるので、各光源(第1反射部)の領域ごとに輝度むらができるのを抑制することができる。
【0010】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、第1底部は、多角形形状に形成されている。
【0011】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、第1底部は、正六角形形状に形成され、隣接する第1周辺部の各辺に接触している。このように構成すれば、第1底部と隣接する第1周辺部の各辺との間から光が漏れるのを抑制することができるので、光の漏れにより、輝度が低下するのを抑制することができる。
【0012】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、複数の第1反射部は、一体的に形成されている。このように構成すれば、複数の第1反射部を別々に形成するよりも、容易に複数の第1反射部を形成することができる。
【0013】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、複数の第1周辺部の光処理部側の各端部と光処理部との間の距離は、略等しい。このように構成すれば、第1周辺部の光処理部側の各端部と光処理部との間の距離が、種々の距離に設定されている場合と比較して、各光源(第1反射部)の領域ごとに輝度むらができるのを抑制することができる。
【0014】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、鈍角をθ1とすると、θ1は、90°<θ1≦135°という条件を満たしている。このように構成すれば、光源からの光を好ましい角度により光処理部に向けて反射することができる。
【0015】
この場合、好ましくは、鈍角をθ1とすると、θ1は、125°≦θ1≦135°という条件を満たしている。このように構成すれば、光源からの光をより好ましい角度により光処理部に向けて反射することができる。
【0016】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、第1底部と光処理部との間の距離をrとし、所定距離をhとすると、rとhとは、0.2r≦h≦0.8rという条件を満たしている。
【0017】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、第1底部と光処理部との間の距離をrとし、所定距離をhとすると、rとhとは、0.2r≦h≦0.5rという条件を満している。
【0018】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、第1底部と光処理部との間の距離をrとし、所定距離をhとすると、rとhとは、0<h≦0.04rという条件を満たしている。
【0019】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、第1底部の面に垂直な方向において、第1底部と第1周辺部の光処理部側の端部との間の距離は、第1底部と光源の光処理部側の端部との間の距離よりも長い。このように構成すれば、表示部と光源との間に、第1周辺部の光処理部側の端部が配置されるので、表示部と第1周辺部の光処理部側の端部との間に光源が配置される場合と比較して、第1反射部より多くの光を反射して、光の反射方向を調整することができる。その結果、隣接する領域に光が漏れることを抑制しつつ、表示部での明暗のメリハリをより付けることができる。
【0020】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、第1周辺部は、外周縁に位置する上底と、上底より長い下底とを有する台形形状に形成されている。
【0021】
この場合、好ましくは、第1周辺部の斜辺と下底とのなす角度をθ2とすると、θ2は、60°<θ2<90°という条件を満たしている。
【0022】
上記第1周辺部が上底と下底とを有する台形形状に形成されている構成において、好ましくは、隣接する第1周辺部の斜辺は、互いに接触している。このように構成すれば、第1周辺部は、隣接する他の第1周辺部と斜辺が接触するように配置されることにより、隙間なく第1底部を囲うように配置することができる。
【0023】
上記第1底部が正六角形形状に形成された構成において、好ましくは、表示部は、矩形形状に形成され、外周縁は、表示部の長辺または短辺に平行に配置されている。このように構成すれば、複数の第1反射部は、それぞれ、六角形形状の対向する1組の辺が表示面の縦方向(横方向)に延びる場合には、光源が横方向(縦方向)に直線的に隣接して並ぶように配列されるので、光源が並ぶ配列方向に沿って、光源の列単位で液晶の透過度を変えるなどの光の強度調整を行うことができる。その結果、光源の列内での輝度むらを抑制することができる。
【0024】
上記第1底部が正六角形形状に形成された構成において、好ましくは、表示部は、矩形形状に形成され、表示部の長辺および短辺に沿って配置され、五角形形状または四角形形状の第2底部と、第2底部の外周縁から背面に向かって延びる第2周辺部とを有する複数の第2反射部を備え、第2底部の面積は、第1底部の面積よりも小さい。このように構成すれば、正六角形形状の第1底部を有する第1反射部と、五角形形状または四角形形状の第2底部を有する第2反射部とを敷き詰めて矩形形状とすることができるので、隙間なく表示部の背面側に光源からの光を反射するための構成を配置することができる。その結果、光源からの光を効率的に表示部側に反射することができる。
【0025】
この場合、好ましくは、光源は、第2底部の面上にそれぞれ配置され、第2底部の面上に配置された光源の光の強度を、第1底部の面上に配置された光源の光の強度よりも小さくする光強度調整部を備える。このように構成すれば、小さい面積の第2底部側に配置される光源の光の強度が小さくされるので、表示部の縁部近傍(外側)の光源と表示部の内側の光源とに起因する輝度むらを抑制することができる。
【0026】
上記光強度調整部を備える構成において、好ましくは、光強度調整部は、デューティ比、または、光源に供給する電力値に基づいて、光源の光の強度を調整する。このように構成すれば、デューティ比、または、光源に供給する電力値を調整することにより、容易に光源の光の強度を調整することができる。
【0027】
上記第2底部と第2周辺部とを有する複数の第2反射部を備える構成において、好ましくは、複数の第1反射部および複数の第2反射部は、一体的に形成されている。このように構成すれば、複数の第1反射部および複数の第2反射部がそれぞれ別体で構成される場合と比較して、部品点数を減らし、装置構成を簡素化することができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明によれば、上記のように、光処理部と反射部との隙間から他の光源の領域に光が漏れるのを抑制することにより、表示部の各光源の領域ごとの明暗のメリハリをより付けることが可能な表示装置を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0031】
(第1実施形態)
図1〜
図8を参照して、本発明の第1実施形態による表示装置100の構成について説明する。
【0032】
本発明の第1実施形態による表示装置100は、
図1に示すように、表示モジュール1と、表示モジュール1を収容するフロントキャビネット2およびリアキャビネット3とを備えている。
【0033】
表示モジュール1は、液晶セル11と、液晶セル11を保持するモールドフレーム12と、各種の光学シート13と、リアフレーム14と、複数の光源15と、反射シート16と、光強度調整部17(
図2参照)とを含んでいる。なお、液晶セル11は、特許請求の範囲の「表示部」の一例である。また、光学シート13は、特許請求の範囲の「光処理部」の一例である。
【0034】
フロントキャビネット2は、表示モジュール1を覆うように設けられ、リアフレーム14に固定されている。液晶セル11は、表示面11a、および、表示面11aの後方(Y2方向)に位置する背面11bを有している。以下では、前後方向(Y方向)および上下方向(Z方向)に直交する方向を横方向(X方向、左右方向)とする。また、横方向(X方向)および上下方向(Z方向)を合わせて側方という。つまり、前後方向(Y方向)に直交する方向を側方という。
【0035】
液晶セル11は、横方向(X方向)を長手方向とする矩形形状を有している。モールドフレーム12は、樹脂製の枠状部材であり、前方側(Y1方向側)において液晶セル11を保持している。また、モールドフレーム12は、後方側(Y2方向側)において、光学シート13を保持している。また、モールドフレーム12は、フロントキャビネット2の内側に配置されている。また、光学シート13は、液晶セル11と光源15との間に配置され、拡散板やその他の機能性シートなどを含んでおり、複数設けられている。
【0036】
リアフレーム14は、板金製であり、表示モジュール1の後側を覆うように形成されている。このリアフレーム14には、フロントキャビネット2およびリアキャビネット3(
図1参照)や、種々の回路基板(図示せず)などが取り付け固定される。
【0037】
光源15は、液晶セル11の後方側(Y2方向側)に複数配置され、液晶セル11の後方側から液晶セル11に光を照射するように構成されている。すなわち、表示装置100は、いわゆる直下型照明タイプの液晶表示装置である。複数の光源15は、側方においてアレイ状に配置されている。なお、光源15は、後述する第1底部16aの面上に配置されている。
【0038】
詳細には、複数の光源15は、上下方向(Z方向)に並ぶ列状に配置されている。この上下方向に並ぶ列状の複数の光源15(光源列)は、横方向(X方向)に複数列配置されている。また、X1方向側から数えて奇数番目の光源列を構成する複数の光源15は、それぞれ、上下方向(Z方向)において、同じ高さ位置に配置されている。また、X1方向側から数えて偶数番目の光源列を構成する複数の光源15は、それぞれ、上下方向において、奇数番目の光源列を構成する複数の光源15の中間の高さ位置に配置されている。また、X1方向側から数えて奇数番目の光源列を構成する複数の光源15と、偶数番目の光源列を構成する複数の光源15とは、横方向(X方向)において、等間隔で配列されている。例外的に、液晶セル11の縁部11cの近傍に配置される光源15(後述する第2周辺部16dに囲まれる光源15)は、前方から見て(Y1方向から見て)、縁部11cと重ならないように、僅かに液晶セル11の内側寄りに配置されている。なお、
図1では、説明の便宜上、1つの光源15を代表して図示している。
【0039】
光源15は、
図3に示すように、発光素子パッケージ15aと、レンズ部15bと、発光素子パッケージ15aを実装する基板(図示せず)とを含んでいる。
【0040】
発光素子パッケージ15aは、光を出射する発光素子151と、封止部152と、反射部153とを含んでいる。発光素子151の具体例としては、LED(Light emitting diode)や有機エレクトロルミネッセンスなどが挙げられる。封止部152は、発光素子151を封止している。また、封止部152は、蛍光体を含有している。反射部153は、発光素子151および封止部152の後方(Y2方向)に配置されている。また、反射部153は、発光素子151の側方および後方を覆うように後方に窪む凹形状を有している。また、反射部153は、発光素子151からの光をレンズ部15b側に反射するように構成されている。
【0041】
レンズ部15bは、発光素子パッケージ15aの前面と当接状態で発光素子パッケージ15aの前方に配置されている。また、レンズ部15bは、円形状に形成され、発光素子151からの光を周方向に略均等に拡散するように構成されている。つまり、レンズ部15bは、前方に突出する半球形状が前後方向に潰された形状(お椀形状)を有している。
【0042】
反射シート16は、複数の第1反射部160aと複数の第2反射部160bとを備えている。第1反射部160aは、
図1に示すように、第1底部16aと、第1周辺部16bとを含んでいる。また、第2反射部160bは、第2底部16cと、第2周辺部16dとを含んでいる。また、反射シート16は、複数の第1底部16aと、複数の第1周辺部16bと、複数の第2周辺部16dとにより、光源15からの光を液晶セル11側に反射するように構成されている。複数の第1底部16aと、複数の第1周辺部16bと、複数の第2周辺部16dとは、
図4に示すように、1つの反射シート16(シート状の部材)に一体的に形成されている。また、
図1に示すように、複数の第1底部16aと、複数の第1周辺部16bとは、光源15と同様の配置により、液晶セル11の背面11bに沿って、アレイ状に設けられている。なお、第1反射部160aと光学シート13とは、所定間隔h(
図2参照)離間して配置されている。また、複数の第1反射部160aは、液晶セル11の背面11bに延びる方向に沿って略等間隔で配置されている。また、複数の第1周辺部16bの光学シート13側の各端部と、光学シート13との間の距離(h(=r−p))(
図2参照)は、略等しい。
【0043】
第1底部16aは、液晶セル11の背面11b側に配置され、液晶セル11の背面11bに沿って側方に延びる六角形形状を有している。したがって、第1底部16aは、液晶セル11の表示面11a(背面11b)に対して平行に配置されている。また、複数の第1底部16aの内側中央には、光源15が1つずつ配置されている。例外的に、第2周辺部16dの内側に配置される第1底部16aは、五角形形状または四角形形状を有している。また、第1底部16aには、中央に光源15を通すための開口163(
図4参照)が設けられている。なお、第2周辺部16dの詳細については後述する。光源15は、リアフレーム14に対して固定されており、第1底部16aの開口163を通して、リアフレーム14側から第1底部16aの背面11b側に露出するように配置されている。
【0044】
第1周辺部16bは、
図5に示すように、前方から見て、光源15(
図2参照)の周囲を囲むように配置され、第1底部16aの端部から前方に向けて延びる六角形形状に形成されている。また、第1周辺部16bは、第1底部16aの外周縁から背面11bに向かって延びている。また、第1底部16aは、隣接する第1周辺部16bの各辺に接触している。また、複数の第1周辺部16bは、それぞれ、六角形形状の対向する1組の辺16e(
図1参照)が液晶セル11(
図2参照)の横方向(X方向)に延びるように配置されている。また、第1周辺部16bは、第1底部16aの面161(
図2参照)と、第1周辺部16bの面162(
図2参照)とのなす角度θ1(
図7に示す∠ABD(角度θ)の補角)が鈍角となるように第1底部16aに対して傾斜している。なお、角度θ1は、90より大きくかつ135度以下が好ましい。より好ましくは、角度θ1は、125度以上かつ135度以下が好ましい。これにより、第1周辺部16bは、光源15からの光を液晶セル11に向けてよりバランスよく拡散することが可能となる。
【0045】
また、
図6に示すように、第1周辺部16bは、第1底部16aに接触する外縁部に位置する上底と、上底よりも長い下底とを有する台形形状に形成されている。第1周辺部16bの斜辺と、第1周辺部16bの下底とのなす角度θ2は、60度より大きくかつ90未満に設定されるのが好ましい。また、隣接する第1周辺部16bの斜辺は、互いに接触している。
【0046】
上記の通り、
図5に示すように、複数の第1底部16aと複数の第1周辺部16bとは、1つの反射シート16(シート状の部材)に一体的に形成されている。つまり、複数の第1底部16aと複数の第1周辺部16bとは、1つのシート状の部材を所定箇所(後述する谷折り部18aおよび山折り部(後述する端部20))において折り曲げることにより、1つのシート状の部材中に作り込まれている。なお、複数の第2底部16cと複数の第2周辺部16dとは、1つの反射シート16(シート状の部材)に一体的に形成されている。さらに、複数の第1反射部160aおよび複数の第2反射部160bは、1つの反射シート16(シート状の部材)に一体的に形成されている。
【0047】
反射シート16(1つのシート状の部材)は、
図6に示すように、複数の第1底部16aを構成する六角形形状部を含んでいる。また、反射シート16は、複数の第1底部16a(六角形形状部)を互いに接続し、複数の第1周辺部16bを構成する複数の接続部19を含んでいる。接続部19は、
図7に示すように、1つの第1周辺部16bの1つの面、および、隣接する他の第1周辺部16bの1つの面を形成している。また、接続部19は、隣接する2つの第1底部16aの間に配置され、2つの第1底部16aを互いに接続している。したがって、接続部19は、1つの第1周辺部16bの周りに計6つ配置されている。なお、
図7は、
図6に示す折り曲げられた状態の反射シート16の一部を示した図である。
【0048】
接続部19は、第1底部16aの端辺上に設けられる谷折り部18a(
図4において小ピッチの1点鎖線で示す部分)を有している。また、接続部19は、2つの第1底部16aに接続されている。このため、1つの接続部19は、互いに平行な2つの谷折り部18aを有している。この谷折り部18aは、反射シート16が折り曲げられた状態において、
図5〜
図7に示すように、第1底部16aと第1周辺部16bとの境界を構成している。
【0049】
接続部19は、隣接する第1周辺部16b(2つの谷折り部18a)の中間に設けられる山折り部(後述する端部20)(
図4において大ピッチの1点鎖線で示す部分)を有している。山折り部(端部20)は、谷折り部18aに対して平行である。また、山折り部(端部20)は、反射シート16が折り曲げられた状態において、第1周辺部16bの液晶セル11(
図2参照)側の端部20(頂部)を構成している。なお、第1周辺部16bの液晶セル11側の端部20は、隣接する他の第1周辺部16bの端部20と隙間なく接続されている。1つの接続部19は、谷折り部18aおよび山折り部(端部20)を介して、2つの第1底部16aを接続し、第1周辺部16bを構成している。
【0050】
反射シート16には、
図8に示すように、隣接する3つの接続部19の境界(内側)に配置され、反射シート16を展開した形状(谷折り部18aおよび山折り部(端部20)において折り曲げていない状態の反射シート16の形状)が凹六角形形状を有する孔部21が設けられている。
【0051】
詳細には、反射シート16には、2点鎖線で示す正三角形の各辺の中間点から正三角形の内側に山折り部(端部20)が突き出していることにより、2点鎖線で示す正三角形の3点と正三角形の内側に位置する3点との計6点から、凹六角形形状の孔部21が形成されている。2点鎖線は、接続部19が接続される第1周辺部16bの辺と直交する方向に延びている。したがって、2点鎖線の長さは、展開状態において隣接する第1周辺部16bの間の離間距離(後述する長さtの2倍)と等しい。また、反射シート16は、
図6に示すように、谷折り部18aおよび山折り部(端部20)で折り曲げられた状態では、3つの接続部19間の境界において孔部21を塞いでいる。
【0052】
ここで、反射シート16を折り曲げた状態(孔部21を塞いだ状態)における、第1周辺部16bの傾斜角度θ(∠ABDの角度θ1の補角)(
図2および
図7参照)と、接続部19の長さと、第1周辺部16bの第1底部16aからの前後方向(Y方向)の長さ(第1底部16aから第1周辺部16bの端部20までの前後方向の距離p(辺ADの長さ))との関係について説明する。
【0053】
図8において、2点鎖線の中心を点Aとする。また、2点鎖線の一方端を点Bとする。また、2点鎖線から孔部21の内側に突き出した山折り部(端部20)の頂点を点Cとする。そして、
図7に示すように、反射シート16を折り曲げた状態(孔部21を塞いだ状態)において、点Aおよび点Cを第1底部16aが位置する平面に投影した点を、それぞれ点Dおよび点Eとする。なお、以下の説明では、辺ABの長さをt(接続部19の長手方向の大きさ2tの半分)とする。また、辺ACの長さをuとする。
【0054】
ここで、
図7に示す∠DBEは、常に30度になる。これは、前方から見て(Y1方向から見て)、折り曲げていない状態の反射シート16を示す
図8の2点鎖線で示す正三角形と、折り曲げられた状態の反射シート16を示す
図5の2点鎖線で示す正三角形とが、常に相似形になり、
図5において、点C(点E)が正三角形の中心に位置しているためである。つまり、前方からみると、∠ABCと∠DBEとが重なるとともに、∠ABCは正三角形を構成する1つの角(60度)の半分に相当するためである。ここで、
図7に示す直角三角形DBEについて考えると、辺DEの長さは、辺ACの長さに等しいため、uとなる。また、辺BDの長さは、u×√3となる。したがって、辺ABの長さと、辺BDの長さと、∠ABDの角度θとの間には、t×cosθ=u×√3という関係式が成り立つ。
【0055】
この関係式より、長さtが長さuに対して大きい値である程(大きい値に設計される程)、角度θが大きくなる。すなわち、第1底部16aから第1周辺部16bの端部20までの前後方向の距離p(辺ADの長さ)(第1周辺部16bの第1底部16aからの高さ)が大きくなる。逆に、長さtが長さuに対して小さい値である程(小さい値に設計される程)、角度θが小さくなる(∠ABDの角度θ1が大きくなる)。
【0056】
角度θが90度に近づくにつれて、第1底部16aから第1周辺部16bの端部20までの前後方向の距離p(辺ADの長さ)は、tに近づく。要するに、凹六角形形状の孔部21を2点鎖線で示す正三角形形状(
図8参照)に近づける程(2点鎖線からの山折り部(端部20)の突き出し部分(辺AC)の長さを小さくする程)、角度θは大きくなる(∠ABDの角度θ1が小さくなる)。
【0057】
第1周辺部16bの液晶セル11(
図1参照)側の端部20は、
図2に示すように、光源15よりも前方(Y1方向)側に配置されている。すなわち、前後方向(Y方向)における、第1底部16aから端部20までの距離pは、光源15の第1底部16aからの長さq(
図2参照)よりも大きい。
【0058】
ここで、第1底部16aと光学シート13との間の離間距離をrとする。端部20は、光学シート13から離間している。なお、離間距離hは、0.2r以上かつ0.8r以下であることが好ましい。より好ましくは、離間距離hは、0.2r以上かつ0.5r以下であることが好ましい。つまり、端部20は、第1底部16aよりも光学シート13に近い側に配置されることが好ましい。
【0059】
図1に示すように、第2周辺部16dは、光源15の周囲を囲むように配置されている。また、第2周辺部16dは、第1底部16aから液晶セル11に向けて延びている。
【0060】
第2周辺部16dに囲まれる領域(第1底部16a)の面積S1は、第1周辺部16bに囲まれる領域(第1底部16a)の面積S2よりも小さい。なお、面積S1となる第1底部16aとは、上記説明した、液晶セル11の縁部11cと重ならないように僅かに液晶セル11の内側寄りに配置される光源15が、内側に配置される第1底部16aである。したがって、面積S1の第1底部16aを囲む第2周辺部16dは、第1底部16aに対応する形状(五角形形状または四角形形状)を有している。面積S1には、五角形形状の領域(第1底部16a)の面積S11と、四角形形状の領域(第1底部16a)の面積S12との2種類がある。なお、面積S11は、面積S12よりも大きい。
【0061】
光強度調整部17は、1つ設けられている。光強度調整部17は、各光源15のそれぞれに接続され、光源15(発光素子151)の光の強度を個別に調整可能に構成されている。また、光強度調整部17は、第2周辺部16dに囲まれる光源15の光の強度を第1周辺部16bに囲まれる光源15の光の強度よりも小さくするように構成されている。詳細には、光強度調整部17は、第1周辺部16bに囲まれる領域の面積S2と、第2周辺部16dに囲まれる領域の面積S1(S11およびS12)とに応じて(比例して)、各光源15の光の強度を調整するように構成されている。
【0062】
具体的には、光強度調整部17は、第2周辺部16dに囲まれる光源15の光の強度を、デューティ比を調整することにより、第1周辺部16bに囲まれる光源15の光の強度よりも小さくするように構成されている。たとえば、面積S12(面積S2の半分)の領域を囲む第2周辺部16dの内側の光源15は、第1周辺部16bに囲まれる光源15の光の強度の半分の強度となるようにデューティ比が調整される。なお、デューティ比ではなく、光源15に供給する電力値を変更して光の強度を調整してもよい。
【0063】
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0064】
第1実施形態では、上記のように、第1底部16aの面161と第1周辺部16bの面162とが鈍角をなす、複数の第1反射部160aと、液晶セル11と第1反射部160aとの間に配置された光学シート13を設ける。これにより、光源15からの出射光のうち、液晶セル11の背面11bに直交する方向に対して比較的大きな角度を有して出射される光を、第1底部16aと鈍角をなす第1周辺部16bにおいて反射することにより、より液晶セル11の背面11bに直交する方向に沿った光とすることができるので、光学シート13と第1反射部160aとの隙間から他の光源15の領域に光が漏れるのを抑制することができる。その結果、液晶セル11の各光源15の領域ごとの明暗のメリハリをより付けることができる。また、第1底部16aにより光を液晶セル11側に反射することができるので、輝度を効果的に大きくすることができ、液晶セル11のコントラスト比を向上させることができる。
【0065】
また、第1実施形態では、上記のように、複数の第1反射部160aを、略等間隔で配置する。これにより、各第1反射部160aおよび各光源15が略等間隔で配置されるので、各光源15(第1反射部160a)の領域ごとに輝度むらができるのを抑制することができる。
【0066】
また、第1実施形態では、上記のように、第1底部16aを、正六角形形状に形成し、隣接する第1周辺部16bの各辺に接触させる。これにより、第1底部16aと隣接する第1周辺部16bの各辺との間から光が漏れるのを抑制することができるので、光の漏れにより、輝度が低下するのを抑制することができる。
【0067】
また、第1実施形態では、上記のように、複数の第1反射部160aを、一体的に形成する。これにより、複数の第1反射部160aを別々に形成するよりも、容易に複数の第1反射部160aを形成することができる。
【0068】
また、第1実施形態では、上記のように、複数の第1周辺部16bの光学シート13側の各端部20と光学シート13との間の距離を、等しくする。これにより、第1周辺部16bの光学シート13側の各端部と光学シート13との間の距離が、種々の距離に設定されている場合と比較して、各光源15(第1反射部160a)の領域ごとに輝度むらができるのを抑制することができる。
【0069】
また、第1実施形態では、上記のように、鈍角θ1が90°<θ1≦135°という条件を満たすように、表示装置100を構成する。これにより、光源15からの光を好ましい角度により光学シート13に向けて反射することができる。
【0070】
また、第1実施形態では、上記のように、鈍角θ1が125°≦θ1≦135°という条件を満たすように、表示装置100を構成する。これにより、光源15からの光をより好ましい角度により光学シート13に向けて反射することができる。
【0071】
また、第1実施形態では、上記のように、第1底部16aの面161に垂直な方向において、第1底部16aと第1周辺部16bの光学シート13側の端部との間の距離を、第1底部16aと光源15の光学シート13側の端部との間の距離よりも長く設定する。これにより、液晶セル11と光源15との間に、第1周辺部16bの光学シート13側の端部20が配置されるので、液晶セル11と第1周辺部16bの光学シート13側の端部20との間に光源15が配置される場合と比較して、第1反射部160aより多くの光を反射して、光の反射方向を調整することができる。その結果、隣接する領域に光が漏れることを抑制しつつ、液晶セル11での明暗のメリハリをより付けることができる。
【0072】
また、第1実施形態では、上記のように、隣接する第1周辺部16bの斜辺を、互いに接触させる。これにより、第1周辺部16bは、隣接する他の第1周辺部16bと斜辺が接触するように配置されることにより、隙間なく第1底部16aを囲うように配置することができる。
【0073】
また、第1実施形態では、上記のように、液晶セル11を、矩形形状に形成し、外周縁を、液晶セル11の長辺に平行に配置する。これにより、複数の第1反射部160aは、それぞれ、六角形形状の対向する1組の辺が表示面11aの横方向に延びる場合には、光源15が縦方向に直線的に隣接して並ぶように配列されるので、光源15が並ぶ配列方向に沿って、光源15の列単位で液晶の透過度を変えるなどの光の強度調整を行うことができる。その結果、光源15の列内での輝度むらを抑制することができる。
【0074】
また、第1実施形態では、上記のように、液晶セル11を、矩形形状に形成し、液晶セル11の長辺および短辺に沿って配置し、五角形形状または四角形形状の第2底部16cと、第2底部16cの外周縁から背面11bに向かって延びる第2周辺部16dとを有する複数の第2反射部160bを設け、第2底部16cの面積S1を、第1底部16aの面積S2よりも小さくする。これにより、正六角形形状の第1底部16aを有する第1反射部160aと、五角形形状または四角形形状の第2底部16cを有する第2反射部160bとを敷き詰めて矩形形状とすることができるので、隙間なく液晶セル11の背面11b側に光源15からの光を反射するための構成を配置することができる。その結果、光源15からの光を効率的に液晶セル11側に反射することができる。
【0075】
また、第1実施形態では、上記のように、光源15を、第2底部16cの面162上にそれぞれ配置し、第2底部16cの面上に配置された光源15の光の強度を、第1底部16aの面上に配置された光源15の光の強度よりも小さくする光強度調整部17を設ける。これにより、小さい面積の第2底部16c側に配置される光源15の光の強度が小さくされるので、液晶セル11の縁部11c近傍(外側)の光源15と液晶セル11の内側の光源15とに(つまり、光源が配置される領域の大きさに)起因する輝度むらを抑制することができる。
【0076】
また、第1実施形態では、上記のように、光強度調整部17を、デューティ比に基づいて、光源15の光の強度を調整する。これにより、デューティ比を調整することにより、容易に光源15の光の強度を調整することができる。
【0077】
また、第1実施形態では、上記のように、複数の第1反射部160aおよび複数の第2反射部160bを、一体的に形成する。これにより、複数の第1反射部160aおよび複数の第2反射部160bがそれぞれ別体で構成される場合と比較して、部品点数を減らし、装置構成を簡素化することができる。
【0078】
(第2実施形態)
次に、
図1および
図9を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、レンズ部15bを設けて発光素子151からの光を、周方向に略均等に出射した上記第1実施形態と異なり、レンズ部を設けずに発光素子151からの光を、周方向に略均等に出射する例について説明する。
【0079】
図9に示すように、第2実施形態による表示装置200(
図1参照)では、光源215は、発光素子151と、封止部152と、発光素子151および封止部152の後方に配置される反射部253とを有する発光素子パッケージ215aを含んでいる。
【0080】
反射部253は、円形状に形成されるとともに、発光素子151からの光を周方向に略均等に反射するように構成されている。反射部253により周方向に反射された光は、主に、光学シート13および第1周辺部16bに照射される。
【0081】
第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
【0082】
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0083】
第2実施形態では、上記第1実施形態と同様に、第1底部16aの面161と第1周辺部16bの面162とが鈍角をなす、複数の第1反射部160aと、液晶セル11と第1反射部160aとの間に配置された光学シート13を設ける。これにより、光学シート13と第1反射部160aとの隙間から他の光源15の領域に光が漏れるのを抑制することができる。その結果、液晶セル11の各光源15の領域ごとの明暗のメリハリをより付けることができる。
【0084】
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
【0085】
(第3実施形態)
次に、
図1を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、1つの反射シート16を折り曲げて第1底部16a、第1周辺部16bおよび第2周辺部16dを形成した上記第1実施形態と異なり、第1底部16a、第1周辺部16bおよび第2周辺部16dを、金型を用いた一体成形により形成する例について説明する。
【0086】
図1に示すように、第3実施形態による表示装置300(
図1参照)は、反射部材316を備えている。反射部材316には、第1底部16a、第1周辺部16bおよび第2周辺部16dが金型を用いた射出成型により一体的に形成されている。具体的には、第1底部16a、第1周辺部16bおよび第2周辺部16dは、形状に対応するキャビティを有する金型に成形機によって樹脂を流し込むことにより、一体的に形成されている。
【0087】
第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
【0088】
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0089】
第3実施形態では、上記第1実施形態と同様に、第1底部16aの面161と第1周辺部16bの面162とが鈍角をなす、複数の第1反射部160aと、液晶セル11と第1反射部160aとの間に配置された光学シート13を設ける。これにより、光学シート13と第1反射部160aとの隙間から他の光源15の領域に光が漏れるのを抑制することができる。その結果、液晶セル11の各光源15の領域ごとの明暗のメリハリをより付けることができる。
【0090】
第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
【0091】
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
【0092】
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、第1周辺部16bを、六角形形状の対向する1組の辺16dが液晶セル11の横方向(X方向)に延びるように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、
図10に示す第2変形例のように、第1周辺部16bを、六角形形状の対向する1組の辺16dが液晶セル(
図1参照)の縦方向(Z方向)に延びるように構成してもよい。
【0093】
また、上記第1〜第3実施形態では、第1周辺部の表示部側の端部と光処理部との間の離間距離を、第1底部と光処理部との間の離間距離の半分よりも小さくした例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1周辺部の表示部側の端部と光処理部との間の離間距離を、第1底部と光処理部との間の離間距離の半分よりも大きくしてもよい。
【0094】
また、上記第1〜第3実施形態では、光強度調整部により、縁部壁状反射部に囲まれる光源を光の強度を、第1周辺部に囲まれる光源の強度よりも小さくなるように調整した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光強度調整部による調整を行わなくてもよい。
【0095】
また、上記第1〜第3実施形態では、第1反射部160aと光学シート13との間の所定間隔hを0.2r以上かつ0.8r以下(より好ましくは0.2r以上かつ0.5r以下)に設定した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、所定間隔hを、たとえば、0より大きくかつ0.04r以下などの、0.2r以上かつ0.8r以下の範囲以外の範囲で設定してもよい。
【0096】
また、上記第1〜第3実施形態では、光強度調整部17によりデューティ比を変えることによって、光源の光の強度を調整した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光強度調整部17により光源に供給する電力値を調整することによって、光源の光の強度を調整してもよい。
【0097】
また、上記第1〜第3実施形態では、第1底部を正六角形形状に形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1底部を正六角形形状に形成しなくてもよい。たとえば、第1底部を正三角形形状に形成してもよい。