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特開2018-187236医療用経皮鎮痛消炎外用薬貼付用アダプターおよび単体使用用具
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-187236(P2018-187236A)
(43)【公開日】2018年11月29日
(54)【発明の名称】医療用経皮鎮痛消炎外用薬貼付用アダプターおよび単体使用用具
(51)【国際特許分類】
   A61M 37/00 20060101AFI20181102BHJP
【FI】
   A61M37/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2017-94196(P2017-94196)
(22)【出願日】2017年5月10日
(71)【出願人】
【識別番号】515323065
【氏名又は名称】石塚 志げ
(74)【代理人】
【識別番号】715010716
【氏名又は名称】石塚 薫
(72)【発明者】
【氏名】石塚 志げ
【テーマコード(参考)】
4C167
【Fターム(参考)】
4C167AA61
4C167AA71
4C167BB07
4C167BB23
4C167CC01
4C167GG05
4C167GG37
(57)【要約】
【課題】自身の手が届かない、主に身体背面部、ないし医療用湿布がうまく貼付できない、特に独居生活の患者にとって、医療用湿布を、シワのない状態で、自分自身で皮膚面に貼付することは困難である。この課題解決は、独居生活者が増加する時代にとって、社会的要請と言える。
【解決手段】本発明では、予め医療用湿布の非貼付面(非薬剤等塗布面)を本発明品に粘着させ、次に医療用湿布の薬剤面保護シートを剥離させ、然る後に医療用湿布を皮膚面に圧着させることで、患者自身が、自身の手の届かない患部であっても、医療用湿布を、シワが生じない状態で皮膚面に貼付することができる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療用湿布を保持する面に突起を持つ医療用経皮鎮痛消炎外用薬貼付用アダプターおよび単体使用用具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、既に請求済みの特許願(出願番号:2015―236219)に装着して使用、または単体として使用する、医療用経皮鎮痛消炎外用薬(以下、「医療用湿布」または「湿布」と呼称する。)貼付用アダプターの出願案であるとともに。単体でも使用できる医療用湿布貼付用医療用具である。
【背景技術】
【0002】
既に請求済みの特許願(出願番号:2015―236219)のアダプターは、ペースト状・ボトル入り液体状の医療用薬剤等は塗布できるものの、医療用湿布については対応していない。
しかし、多くの患者は市販ないし医療用湿布に期待するのも現実であり、それはほとんど心性的に「湿布信仰」と称しても問題ないほどである。
事実として、請求済みの特許のことを聞きつけた数人が、「できれば一人で背中に湿布が貼れるようなものを開発してほしい。」という声をかけてくれた。
【0003】
今後、独居高齢者がさらに増加することは自明の理であり、また高齢者でなくとも独居生活者の人口が増えることは容易に予想できるが、この場合、独居生活者は、自身の身の回りのことを、ほとんどすべて自分自身で行わなければならない必要に迫られる。
このため、特許出願人は、先般、出願番号:2015―236219の特許願を、特許庁長官あてに出願したが、この内容では、市販ないし医療用湿布を貼付することはできない。
しかし、前述のように、多くの患者の「湿布」に期待する「湿布信仰」ともいえる、コンテクストレベルの期待感が存在することもまた事実である。
このような社会の要請にどう答えるかが、本発明の課題である。
【0004】
湿布貼付の方法
従来、湿布を身体に貼付する場合、湿布の身体に圧着する部分を保護しているシート状の保護部材の、一部、または全部をはがして、自身の手で身体に圧着させることが一般的である。しかし、湿布自体の厚さがない、換言すれば薄い湿布の場合は、貼付する際に、シワになったり、圧着面同士が貼り付いてしまい、結局貼付できずに湿布を捨ててしまうことがある。さらに、湿布を自身の手が届かない身体背面部に貼付しようとしても、身体前面部に貼付する以上にシワになったり、圧着面同士が貼り付くといった事態が惹起してしまう。
【0005】
従来の特許を調査したところ、ローラー状の部材を用いて圧着させる特許も存在するが、必ずしもそれで課題が解決されるとは考えにくい。その理由は、湿布をローラー状の部材に装着する時点で、圧着面同士が貼り付いてしまうことが予想されるからである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は医療用湿布を、他者の手をかりずに、自分自身で薬剤面をシワが生じない形で皮膚に圧着貼付することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決する本発明は、医療用湿布を保持する面に突起を持つ医療用経皮鎮痛消炎外用薬貼付用アダプターおよび単体使用用具である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の医療用湿布を保持する面に突起を持つ医療用経皮鎮痛消炎外用薬貼付用アダプターおよび単体使用用具を用いることにより、医療用湿布の非薬剤面を先に本発明品に貼付しておき、然る後に薬剤面の保護シートを剥離させ、他者の手をかりずに、自分自身で薬剤面をシワが生じない形で皮膚に圧着貼付することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、出願番号:2015―236219のアダプターとして用いる場合の側面図である。
図2図2は、は、突起部を、中間点2箇所に加え、医療用湿布の4つの角にも設けた場合の側面図である。
図3図3は、は、医療用湿布の四隅に突起物を設けた場合の側面図である。
図4図4は、医療用湿布の四隅・長辺の中間点に加えて、長辺に対して5箇所の突起物を設けた場合の側面図である。
図5図5は、突起部を点ではなく線の状態に、医療用湿布の短辺にあっては直線状に、長辺にあっては半円状に突出させた場合の側面図である。
図6図6は、図5を90度回転させてみた側面図である。
図7図7は、図1から図6までの上面図である。
図8図8は、本発明品を、出願番号:2015―236219のフレキシブルアームに装着せず、単体で使用した場合の側面図である。
図9図9は、医療用湿布を、身体背面部や身体腰部に巻ける部材を使用した場合の発明である。
図10図10は、出願番号:2015―236219のアダプターとして使用した、場合の使用図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の医療用経皮鎮痛消炎外用薬貼付用アダプターおよび単体使用用具によると、保護シートをはがしてから皮膚に圧着させるのではなく、別の湾曲可能な部材、それは例えば事務用品のインク吸取り紙を装着して紙面の乾燥していないインクを吸い取るような形状の部材、また比較的婉曲可能で、ベルト・タオル状の部材に、予め本発明品を装着し、そこに医療用湿布の非薬剤面を圧着させ、その後圧着面の保護シートをはがし、ローラー状に皮膚面に圧着させるのではなく、皮膚の上から徐々に圧着させれば、シワもなく、皮膚に湿布を圧着させることができる。
【0011】
この部材を、先に出願した出願番号:2015―236219のアダプターとして使用したり、ベルト・タオル状の、既存の湾曲可能な部材に装着させてから、医療用湿布を皮膚に貼付することで、自身の手が届かない、例えば背中や腰といった身体背面部に、シワもなく、湿布を圧着させることができる、
また、もちろん、このアダプターを単体として使用すれば、身体前面部にシワがない状態で湿布を圧着させることができる。
なお、寸法については、医療用湿布の面積に合わせて、柔軟に対応することとする。
【0012】
図1は、出願番号:2015―236219のアダプターとして用いる場合の側面図である。1は回転軸であり、蝶番状だが、段階的に回転するようになっている。2は支持部材であり、素材は合成樹脂一体成形である。3は本体であり、回転軸1、支持部材2と同じ合成樹脂一体成形、またはスポンジ状の樹脂である。スポンジ状の部材を使用した場合、適度なクッション性を持たせられるから、皮膚面に医療用湿布を添付しても、医療用湿布を人体の微妙な湾曲に圧着させることが容易になる。
医療用湿布固定面4の斜線部の部材は粘着性をもった樹脂、例えば熱硬化性樹脂や、可塑性樹脂、ウレタン樹脂などで、人体に影響を与えない物を使用し、支持部材2に貼り付けておく。予め出願番号:2015―236219の本体に、このアダプターを装着して行ってもよい。
【0013】
医療用湿布固定面4の面には、湿布の非圧着面を予め貼付しておき、その後、湿布の皮膚圧着面の保護シートをはがす。この時、始めに湿布の非圧着面を3の部材に貼付するが、湿布の非圧着面の保護シートがあり、また使用者の手元で行う作業であるため、この時点ではシワは生じない。なぜなら、4の面に湿布の皮膚非圧着面を貼付するので、まだ湿布の圧着面の保護シートは剥離されておらず、医療用湿布は、皮膚圧着面の保護シートにより、シワが生じないようになっているからである。
【0014】
5の突起部は、本体3に合成樹脂を使用した場合、シリンダーとピストンに例えると、ピストンに当たるもので、医療用湿布固定面4の、長辺の中間点両側に位置している。この可動域は、数センチメートル程度である。突起部の部材は、皮膚を過度に刺激しないよう、突起の先端部に丸みを持たせてある。部材は合成樹脂、またはスポンジ状の樹脂である。可動域の確保には、スポンジ状樹脂、またはスプリングなどを使用する。この突起部5を皮膚に押し当てると、突起部5は、医療用湿布固定面4と同じ面にまでへこむようにする。ちょうど医療用湿布10の四辺よりやや広い部分に位置し、これを皮膚面に接触させることで、医療用湿布10を皮膚面に圧着させる際の、貼付の目安にするものである。この突起部5が皮膚に接触することにより、より正確に患部に医療用湿布10を貼付する皮膚面を確認することができる。
【0015】
次に、医療用湿布10の、皮膚に圧着させる面の保護シートをはがし、自身の動作で、自身が医療用湿布10を貼付したい箇所まで、上下可動可能な突起物5を皮膚面に接触させながら、医療用湿布10を誘導する。
突起部5により、目的の患部に医療用湿布10が誘導されたら、医療用湿布10の圧着面を皮膚に押しつけ、回転軸1の蝶番状になった部分を利用し、左右または上下に軽く加圧し動かすことで、シワがなく皮膚面に湿布を圧着させることができる。6は、出願番号:2015―236219のフレキシブルアームに装着する部分である。
【0016】
図2は、図1で説明した突起部5を、図1の、医療用湿布10の長辺の中間点2箇所に加え、医療用湿布10の四隅にも設けることで、より患部に医療用湿布10を誘導しやすくした場合の側面図である。従って、突起部が増えたことを除いては、図1と基本的には同じ内容である。
【0017】
回転軸1は、蝶番状だが、段階的に回転するようになっている。支持部材2の素材は、合成樹脂一体成形である。本体3の部材は、回転軸1,支持部材2と同じ合成樹脂一体成形、またはスポンジ状の樹脂である。スポンジ状の部材を使用した場合、適度なクッション性を持たせられるから、皮膚面に医療用湿布10を貼付しても、医療用湿布10を人体の微妙な湾曲に圧着させることが容易になる。
医療用湿布固定面4の斜線部の部材は粘着性をもった樹脂、例えば熱硬化性樹脂や、可塑性樹脂、ウレタン樹脂などで、人体に影響を与えない物を使用し、支持部材2に貼り付けておく。予め出願番号:2015―236219の本体に、このアダプターを装着して行ってもよい。
【0018】
医療用湿布固定面4の面には、医療用湿布10の非薬剤面を予め貼付しておき、その後、医療用湿布10の皮膚圧着面の保護シートをはがす。この時、始めに医療用湿布10の非薬剤面を本体3に貼付するが、医療用湿布10の非薬剤面の保護シートがあり、また使用者の手元で行う作業であるため、この時点ではシワは生じない。なぜなら、医療用湿布固定面4の面に湿布の非薬剤面を貼付するので、まだ医療用湿布10の薬剤面の保護シートは剥離されておらず、医療用湿布10は、薬剤面の保護シートにより、シワが生じないようになっているからである。
【0019】
突起部5は、本体3に合成樹脂を使用した場合、シリンダーとピストンに例えると、ピストンに当たるもので、医療用湿布10の、長辺の中間点両側に位置している。この可動域は、数センチメートル程度である。突起部5の部材は、皮膚を過度に刺激しないよう、突起の先端部に丸みを持たせてある。突起部5は、合成樹脂、またはスポンジ状の樹脂である。可動域の確保には、スポンジ状樹脂、またはスプリングなどを使用する。この突起部5を皮膚に押し当てると、突起部5は、医療用湿布固定面4と同じ面にまでへこむようにする。ちょうど医療用湿布10の四辺よりやや広い部分に位置し、これを皮膚面に接触させることで、医療用湿布10を皮膚面に圧着させる際の、貼付の目安にするものである。この突起部5が皮膚に接触することにより、より正確に患部に医療用湿布10を貼付する皮膚面を確認することができる。
【0020】
次に、医療用湿布10の、皮膚に圧着させる薬剤面の保護シートをはがし、自身の動作で、自身が、医療用湿布10を貼付したい箇所まで、本体3の上下可動可能な突起物5を皮膚面に接触させながら、医療用湿布10を誘導する。突起部5により、目的の患部に医療用湿布10が誘導されたら、医療用湿布10の薬剤面を皮膚に押しつけ、回転軸1の蝶番状になった部分を利用し、左右または上下に軽く加圧し動かすことで、シワがなく皮膚面に湿布を圧着させることができる。6は、出願番号:2015―236219のフレキシブルアームに装着する部分である。
【0021】
図3は、医療用湿布10の四隅に突起物5を設けた場合の側面図である。1は、回転軸だが、段階的に回転するようになっている。支持部材2の素材は、合成樹脂一体成形である。本体3の部材は、回転軸1,支持部材2と同じ合成樹脂一体成形、またはスポンジ状の樹脂である。スポンジ状の部材を使用した場合、適度なクッション性を持たせられるから、皮膚面に医療用湿布10を添付しても、医療用湿布10を人体の微妙な湾曲に圧着させることが容易になる。医療用湿布固定面4の斜線部の部材は粘着性をもった樹脂、例えば熱硬化性樹脂や、可塑性樹脂、ウレタン樹脂などで、人体に影響を与えない物を使用し、支持部材2に貼り付けておく。予め出願番号:2015―236219の本体に、このアダプターを装着して行ってもよい。
【0022】
医療用湿布固定面4の面には、湿布の非薬剤面を予め貼付しておき、その後、医療用湿布10の薬剤面の保護シートをはがす。この時、始めに医療用湿布10の非薬剤面を本体3に貼付するが、医療用湿布10の非薬剤面の保護シートがあり、また使用者の手元で行う作業であるため、この時点ではシワは生じない。なぜなら、医療用湿布固定面4の面に医療用湿布10の非薬剤面を貼付するので、まだ医療用湿布10の薬剤面の保護シートは剥離されておらず、医療用湿布10は、薬剤面の保護シートにより、シワが生じないようになっているからである。
【0023】
突起部5は、本体3に合成樹脂を使用した場合、シリンダーとピストンに例えると、ピストンに当たるもので、医療用湿布10の四隅やや外側に位置している。この可動域は、数センチメートル程度である。突起部5の部材は、皮膚を過度に刺激しないよう、突起の先端部に丸みを持たせてある。突起部5は合成樹脂、またはスポンジ状の樹脂である。可動域の確保には、スポンジ状樹脂、またはスプリングなどを使用する。この突起部5を皮膚に押し当てると、突起部5は、医療用湿布固定面4と同じ面にまでへこむようにする。ちょうど医療用湿布10の四辺よりやや広い部分に位置し、これを皮膚面に接触させることで、医療用湿布10を皮膚面に圧着させる際の、貼付の目安にするものである。この突起部5が皮膚に接触することにより、より正確に患部に医療用湿布10を貼付する皮膚面を確認することができる。
【0024】
次に、医療用湿布10の、皮膚に圧着させる薬剤面の保護シートをはがし、自身の動作で、自身が医療用湿布10を貼付したい箇所まで、突起部5の上下可動可能な突起物を皮膚面に接触させながら、湿布を誘導する。突起部5により、目的の患部に医療用湿布10が誘導されたら、医療用湿布10の薬剤面を皮膚に押しつけ、回転軸1の蝶番状になった部分を利用し、左右または上下に軽く加圧し動かすことで、シワがなく皮膚面に医療用湿布10を圧着させることができる。6は、出願番号:2015―236219のフレキシブルアームに装着する部分である。
【0025】
図4は、医療用湿布10の四隅・長辺の中間点に加えて、長辺に対して5箇所の突起物5を設けた場合の側面図である。突起物5を多く設けることにより、より患部に医療用湿布10を誘導しやすくなる。1は、回転軸だが、段階的に回転するようになっている。支持部材2の素材は、合成樹脂一体成形である。本体3の部材は、回転軸1、支持部材2と一体成形、またはスポンジ状の樹脂である。スポンジ状の部材を使用した場合、適度なクッション性を持たせられるから、皮膚面に医療用湿布10を添付しても、医療用湿布10を人体の微妙な湾曲に圧着させることが容易になる。医療用湿布固定面4の斜線部の部材は粘着性をもった樹脂、例えば熱硬化性樹脂や、可塑性樹脂、ウレタン樹脂などで、人体に影響を与えない物を使用し、本体3に貼り付けておく。予め出願番号:2015―236219の本体に、このアダプター14を装着して行ってもよい。
【0026】
医療用湿布固定面4の面には、医療用湿布10の非薬剤面を予め貼付しておき、その後、医療用湿布10の薬剤面の保護シートをはがす。この時、始めに医療用湿布10の非薬剤面を本体3に貼付するが、医療用湿布10の非薬剤面の保護シートがあり、また使用者の手元で行う作業であるため、この時点ではシワは生じない。なぜなら、医療用湿布固定面4の面に医療用湿布10の非薬剤面を貼付するので、まだ医療用湿布10の薬剤面の保護シートは剥離されておらず、医療用湿布10は、薬剤面の保護シートにより、シワが生じないようになっているからである。
【0027】
突起部5は、本体3に合成樹脂を使用した場合、シリンダーとピストンに例えると、ピストンに当たるもので、医療用湿布10の、長辺の中間点両側に位置している。この可動域は、数センチメートル程度である。突起部5の部材は、皮膚を過度に刺激しないよう、突起の先端部に丸みを持たせてある。本体3は合成樹脂、またはスポンジ状の樹脂である。可動域の確保には、スポンジ状樹脂、またはスプリングなどを使用する。この突起部5を皮膚に押し当てると、突起部5は、医療用湿布固定面4と同じ面にまでへこむようにする。ちょうど医療用湿布10の四辺よりやや広い部分に位置し、これを皮膚面に接触させることで、医療用湿布10を皮膚面に圧着させる際の、貼付の目安にするものである。この突起部5が皮膚に接触することにより、より正確に患部に医療用湿布10を貼付する皮膚面を確認することができる。次に、医療用湿布10の薬剤面の保護シートをはがし、自身の動作で、自身が医療用湿布10を貼付したい箇所まで、本体3の上下可動可能な突起物5を皮膚面に接触させながら、湿布を誘導する。
【0028】
突起部5により、目的の患部に医療用湿布10が誘導されたら、医療用湿布10の薬剤面を皮膚に押しつけ、回転軸1の蝶番状になった部分を利用し、左右または上下に軽く加圧し動かすことで、シワがなく皮膚面に医療用湿布10を圧着させることができる。
6は、出願番号:2015―236219のフレキシブルアームに装着する部分である。
【0029】
図5は、図1から図4までのような、突起部5を設けず、突起部5を点ではなく線の状態に、医療用湿布10の短辺にあっては直線状に、長辺にあっては半円状に突出させたもので、この場合は、直線上・半円状に突出させた部分を皮膚に軽く当てて患部に誘導し、そのまま患部に圧着させることで、医療用湿布10を皮膚に圧着させることができる。
1は、回転軸だが、段階的に回転するようになっている。支持部材2の素材は、合成樹脂一体成形である。本体3の部材は、回転軸1、支持部材2と同じ合成樹脂一体成形、またはスポンジ状の樹脂である。スポンジ状の部材を使用した場合、適度なクッション性を持たせられるから、皮膚面に医療用湿布10を添付しても、医療用湿布10を人体の微妙な湾曲に圧着させることが容易になる。医療用湿布固定面4の斜線部の部材は粘着性をもった樹脂、例えば熱硬化性樹脂や、可塑性樹脂、ウレタン樹脂などで、人体に影響を与えない物を使用し、2の部材に貼り付けておく。予め出願番号:2015―236219の本体に、このアダプター14を装着して行ってもよい。
【0030】
医療用湿布固定面4の面には、医療用湿布10の非薬剤面を予め貼付しておき、その後、医療用湿布10の薬剤面の保護シートをはがす。この時、始めに医療用湿布10の非薬剤面を本体3の部材に貼付するが、医療用湿布10の非薬剤面の保護シートがあり、また使用者の手元で行う作業であるため、この時点ではシワは生じない。なぜなら、医療用湿布固定面4の面に医療用湿布10の非薬剤面を貼付するので、まだ医療用湿布10の薬剤面の保護シートは剥離されておらず、医療用湿布10は、薬剤面の保護シートにより、シワが生じないようになっているからである。
【0031】
突起部5は、医療用湿布10の短辺にあっては直線上に、長辺にあっては半円状に、それぞれ医療用湿布10のやや外側に設ける。本体3に合成樹脂を使用した場合、シリンダーとピストンに例えると、ピストンに当たるものである。この可動域は、数センチメートル程度である。突起部5の部材は、皮膚を過度に刺激しないよう、突起の先端部に丸みを持たせてある。部材は合成樹脂、またはスポンジ状の樹脂である。可動域の確保には、スポンジ状樹脂、またはスプリングなどを使用する。この突起部5を皮膚に押し当てると、突起部5は、医療用湿布固定面4と同じ面にまでへこむようにする。ちょうど医療用湿布10の四辺よりやや広い部分に位置し、これを皮膚面に接触させることで、医療用湿布10を皮膚面に圧着させる際の、貼付の目安にするものである。この突起部5が皮膚に接触することにより、より正確に患部に医療用湿布10を貼付する皮膚面を確認することができる。
【0032】
次に、医療用湿布10の、薬剤面の保護シートをはがし、自身の動作で、自身が医療用湿布10を貼付したい箇所まで、3の上下可動可能な突起物5を皮膚面に接触させながら、湿布を誘導する。5の突起部により、目的の患部に湿布が誘導されたら、湿布の圧着面を皮膚に押しつけ、1の蝶番状になった部分を利用し、左右または上下に軽く加圧し動かすことで、シワがなく皮膚面に湿布を圧着させることができる。6は、出願番号:2015―236219のフレキシブルアームに装着する部分である。
【0033】
図6は、図5を90度回転させてみた側面図である。番号1から6までは、図5と同様である。
【0034】
図7は、図1から図6までの上面図である。1は、回転軸で蝶番状になった部分である。
2は、支持部材で医療用湿布10を圧着させる際に誘導する、上下に凸凹可能な可動域を持たせた突起物5の位置である。ここでは、図3の、突起物5が4箇所あるものを一例としたが、図3以外の図1から図5までのものと同様である。6は、出願番号:2015―236219のフレキシブルアームに装着する部分である。
【0035】
図8は、本発明品を、出願番号:2015―236219のフレキシブルアームに装着せず、単体で使用した場合の側面図である。1は、回転軸である。4は医療用湿布固定面である。7はアーム、8はグリップである。点線の部分には合成樹脂を使用し強度を確保しつつ、実線の部分は、点線の部分を取り巻くように、スポンジ状樹脂またはゴム状樹脂などを採用し、全体を把握しやすいようにする。2は、支持部材で、粘着性のある樹脂を使った部分で、この部分に医療用湿布10の非薬剤面、すなわち皮膚に貼付しない部分を、医療用湿布10の薬剤を保護しているシートを剥離させない状態で圧着させる。本体3は、身体背面部や腰部に医療用湿布10を誘導しやすいように、適当な角度を持たせた部分である。この部分を、角度を自由に変えられるよう、可動域を設けた部材を採用してもよい。
【0036】
図9は、医療用湿布10を、保護シートを剥離させない状態で圧着させ、その後、保護シートを剥離させて身体の患部に貼付する、という特性を利用し、ベルトや、タオルのような、身体背面部や身体腰部に巻ける部材を使用した場合の発明である。11のタオル等につける部材は、医療用湿布10の面積より広い大きさを持ち、湾曲可能で、かつタオルや太いベルトなどに圧着可能な、粘着性をもった樹脂、例えば熱硬化性樹脂や、可塑性樹脂、ウレタン樹脂、または面ファスナーなどを用いる。
【0037】
支持部材12は、婉曲可能で、医療用湿布固定面4を補強するものである。材質は湾曲可能な、やや強度のある合成樹脂、熱硬化性樹脂や、可塑性樹脂、ウレタン樹脂などを用いる。医療用湿布固定面4の部材には、粘着性のある樹脂、例えば熱硬化性樹脂や、可塑性樹脂、ウレタン樹脂などを用いる。この医療用湿布固定面4の部分に、医療用湿布10の非薬剤面を圧着させ、然る後に薬剤面の保護シートを剥離させ、患部に誘導しながら、患部に薬剤面を圧着・貼付する。なお、この場合、さきの図1から図7で述べた突起物5を設けてもよい。
【0038】
図10は、出願番号:2015―236219のアダプターとして使用し、今まさに身体脊椎後部の患部を特定しようとして、医療用湿布10を皮膚感覚によって誘導しようとしている使用図である。もちろん、この部位が患部であるならば、このまま皮膚方向に圧力を掛けることで、医療用湿布10を皮膚に貼付できる。13は、出願番号:2015―236219のフレキシブルアームである。14は、図1から図7におけるアダプターである。
【0039】
図11は、出願番号:2015―236219のアダプター14として使用し、身体背面の上部に、突起物5を利用し、皮膚感覚で医療用湿布10を誘導して医療用湿布10を貼付しようとしている使用図である。13は、出願番号:2015―236219のフレキシブルアームである。14は、図1から図7のアダプターである。
【0040】
図12は、出願番号:2015―236219のアダプター14として使用し、身体背面の肩甲骨背面に、突起物5を利用し、皮膚感覚で医療用湿布10を誘導して医療用湿布10を貼付しようとしている使用図である。13は、出願番号:2015―236219のフレキシブルアームである。14は、図1から図7のアダプターである。
【0041】
図13は、出願番号:2015―236219のアダプター14として使用し、身体腰部に、突起物5を利用し、皮膚感覚で医療用湿布10を誘導して医療用湿布10を貼付しようとしている使用図である。13は、出願番号:2015―236219のフレキシブルアームである。14は、図1から図7のアダプターである。
【0042】
図14は、図9で述べた本発明品の使用図である。9は、既存のタオルなど、湾曲可能な部材である。12の実線部分は、図9で述べた支持部材である。15の点線部分は、医療用湿布10の位置である。
【0043】
図15は、図9で述べた本発明品の使用図である。16は、既存のベルトなど、湾曲可能な部材である。12の点線部分は、図9で述べた支持部材である。15の、支持部材12より面積の狭い点線部分は、医療用湿布10の位置である。
【符号の説明】
【0044】
1 回転軸
2 支持部材
3 本体
4 医療用湿布固定面
5 突起部
6 フレキシブルアームに装着する部分
7 アーム
8 グリップ
9 既存のタオル等
10 医療用湿布
11 タオル等につける部材
12 支持部材
13 フレキシブルアーム
14 アダプター
15 医療用湿布10の位置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【手続補正書】
【提出日】2017年6月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
図1図1は、出願番号:2015―236219のアダプターとして用いる場合の側面図である。
図2図2は、は、突起部を、中間点2箇所に加え、医療用湿布の4つの角にも設けた場合の側面図である。
図3図3は、は、医療用湿布の四隅に突起物を設けた場合の側面図である。
図4図4は、医療用湿布の四隅・長辺の中間点に加えて、長辺に対して5箇所の突起物を設けた場合の側面図である。
図5図5は、突起部を点ではなく線の状態に、医療用湿布の短辺にあっては直線状に、長辺にあっては半円状に突出させた場合の側面図である。
図6図6は、図5を90度回転させてみた側面図である。
図7図7は、図1から図6までの上面図である。
図8図8は、本発明品を、出願番号:2015―236219のフレキシブルアームに装着せず、単体で使用した場合の側面図である。
図9図9は、医療用湿布を、身体背面部や身体腰部に巻ける部材を使用した場合の発明である。
図10図10は、出願番号:2015―236219のアダプターとして使用した場合の使用図である。
図11図11は、出願番号:2015―236219のアダプターとして使用した場合の他の使用図である。
図12図12は、出願番号:2015―236219のアダプターとして使用した場合の他の使用図である。
図13図13は、出願番号:2015―236219のアダプターとして使用した場合の他の使用図である。
図14図14は、図9で述べた本発明品の使用図である。
図15図15は、図9で述べた本発明品の他の使用図である。