特開2018-187530IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ワークに流体を間欠的に吹き付ける回転波動ノズル

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】自転式の回転波動ノズルにおいて、必要以上に高い回転数にならないようにする。
【解決手段】回転波動ノズル10は、固定ハウジング11に軸方向に離間して内設された2つの軸受13によって回転筒体12が回転自在に支持されている。回転筒体12には、噴射ノズル16が接続され、回転筒体12の中空部に供給された圧縮空気を円板17の面に対して傾斜して噴射することにより回転筒体12を自転させる。回転筒体12には環状部材21が設けられ、その外周部に半径方向に移動可能であって半径方向内方へ付勢部材25により付勢されている可動吸引部材23を有し、保護カバー28の内側には、可動吸引部材23に対向するように固定吸引部材29が周設されている。回転筒体12の回転数が増加すると、可動吸引部材23が固定吸引部材29に接近して相互の吸引力が高くなり、回転筒体12は、減速されて所定の回転数より高くなることがない。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、回転波動ノズルは、回転軸が軸受で回転自在に支持されていて低圧の圧縮空気でも容易に回転できることから、回転数が上がり易いという特性を有している。そして、高回転数では乾燥品質が悪くなるという問題がある。すなわち、回転波動ノズルの回転数と乾燥品質との間には、図13に示すような関係があり、回転数がその最適値を超えて上昇すると、液滴を効率よく吹き飛ばすことが困難になっている。つまり、回転数がその最適値に達するまでは、回転波動ノズルは、圧縮空気を波動状(周期的、間欠的)にワークに吹き付けているため、液滴を効率よく吹き飛ばすことが可能である。しかし、回転数がその最適値を超えると、波動状に吹き付けられる圧縮空気の間隔が次第に短くなっていき、やがて、圧縮空気が波動を生じなくなる。このことは、圧縮空気を連続的に噴射することに等しいため、乾燥品質が低下することになる。また、回転波動ノズルの回転数が高くなると、軸受の寿命が短くなり、騒音も大きくなるという問題もある。 本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、必要以上に高い回転数にならないようにした回転波動ノズルを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明では、の課題を解決するために、中空円筒状の固定ハウジングと、固定ハウジングに軸方向に離間して内設された2つの軸受によって回転自在に支持された回転筒体と、一端が回転筒体の閉止端部に接続され、他端が閉止端部より回転筒体の軸方向に離間して配置された円板の面に対して傾斜した状態で円板を貫通して配置された噴射ノズルと、を備えた回転波動ノズルが提供される。この回転波動ノズルは、特に、回転筒体の・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
構成の回転波動ノズルは、回転筒体が所定の回転数より高くなると、回転数抑制手段が回転数を抑制するように作用するので、必要以上に高い回転数になることがないという利点がある。 また、必要以上に高い回転数にならないので、回転筒体を支持する軸受の寿命を延ばすことができ、高回転による騒音がなくなって静粛な作業環境を得ることができる。さらに、濡れた部品の乾燥に適用する場合は、高品質で高速な乾燥が実現可能となる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】第1の実施の形態に係る回転波動ノズルを示す断面図である。

【図2】噴射ノズルの側から見た回転波動ノズルの側面図である。

【図3】停止時の回転波動ノズルを示す図1のA−A矢視断面図である。

【図4】動作時の回転波動ノズルを示す図1のA−A矢視断面図である。

【図5】第2の実施の形態に係る回転波動ノズルを噴射ノズルの側から見た側面図である。

【図6】第2の実施の形態に係る回転波動ノズルの図5のB−B矢視断面図である。

【図7】停止時の第2の実施の形態に係る回転波動ノズルを示す図5のC−C矢視断面図である。

【図8】停止時の第2の実施の形態に係る回転波動ノズルを示す図7のD−D矢視断面図である。

【図9】動作時の第2の実施の形態に係る回転波動ノズルを示す図5のC−C矢視断面図である。

【図10】動作時の第2の実施の形態に係る回転波動ノズルを示す図9のE−E矢視断面図である。

【図11】従来の回転波動ノズルの例を示す断面図である。

【図12】従来の回転波動ノズルの底面図である。

【図13】回転波動ノズルの回転数に対する乾燥品質の変化を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10,10a 回転波動ノズル   11 固定ハウジング   12 回転筒体   13 軸受   14 閉止部材   15 管継手部   16 噴射ノズル   17 円板   18 スペーサ   19 締結部材   20 透孔   21 環状部材   22 凹部   23 可動吸引部材   24 ホルダ   25 付勢部材   26 止め輪   27 移動量規制部材   28 保護カバー   29 固定吸引部材   30 制動用噴射ノズル   31 透孔   32 蓋部   33 遠心力作動弁   34 弁室   35 弁体   36 弁孔   37 付勢部材   38 ガイドピン

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