特開2018-188092(P2018-188092A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ マツダ株式会社の特許一覧
<>
  • 特開2018188092-車両用サウンドシステム 図000003
  • 特開2018188092-車両用サウンドシステム 図000004
  • 特開2018188092-車両用サウンドシステム 図000005
  • 特開2018188092-車両用サウンドシステム 図000006
  • 特開2018188092-車両用サウンドシステム 図000007
  • 特開2018188092-車両用サウンドシステム 図000008
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-188092(P2018-188092A)
(43)【公開日】2018年11月29日
(54)【発明の名称】車両用サウンドシステム
(51)【国際特許分類】
   B60R 11/02 20060101AFI20181102BHJP
   H04R 3/00 20060101ALI20181102BHJP
【FI】
   B60R11/02 S
   H04R3/00 310
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-94624(P2017-94624)
(22)【出願日】2017年5月11日
(71)【出願人】
【識別番号】000003137
【氏名又は名称】マツダ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080768
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 実
(74)【代理人】
【識別番号】100106644
【弁理士】
【氏名又は名称】戸塚 清貴
(72)【発明者】
【氏名】任田 功
(72)【発明者】
【氏名】橋口 拓允
(72)【発明者】
【氏名】若松 功二
【テーマコード(参考)】
3D020
5D220
【Fターム(参考)】
3D020BA10
3D020BB01
3D020BC02
3D020BD05
3D020BE03
5D220AA01
5D220AB01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】オーディオ音を楽しみつつ、必要に応じて運転席乗員がエンジン音を十分に認識できるようにする。
【解決手段】運転席乗員用のスピーカ61L、61Rと、助手席乗員用のスピーカ62L、62Rとが、例えばインストルメントパネルに配設される。音源からの再生信号が、オン、オフ可能なローパスフィルタ73を介して、運転席乗員用のスピーカに供給される。通常の走行状態ではローパスフィルタがオフされて、運転席乗員用スピーカからは、助手席乗員用スピーカと同様に、高音室(例えばハイレゾ)のオーディオ音が流れる。所定の走行状態(例えば運転負荷が大のとき)は、ローパスフィルタがオンされて、運転席乗員用のスピーカから流れるオーディオ音の音質が低下された状態とされる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンにより駆動される車両が車室内用のオーディオ装置を備えてなる車両用サウンドシステムであって、
前記オーディオ装置は、音源再生音の音質を変更可能とされ、
車両の走行状態を判定する走行状態判定手段を備え、
前記オーディオ装置は、前記走行状態判定手段により判定された走行状態が所定の走行状態であるときに、音源再生音の音質を低下させる、
ことを特徴とする車両用サウンドシステム。
【請求項2】
請求項1において、
車両は、自動運転を選択的に行うことが可能とされ、
前記オーディオ装置は、自動運転が行われているときは、車両の走行状態にかかわらず、音源再生音の音質低下を行わない、
ことを特徴とする車両用サウンドシステム。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、
音源再生音の音質低下は、乗員に報知することなく実行される、ことを特徴とする車両用サウンドシステム。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
前記音源再生音の低下は徐々に行われる、ことを特徴とする車両用サウンドシステム。
【請求項5】
請求項1なせ請求項4のいずれか1項において、
音源再生音を車室内に流すスピーカが、運転席乗員用のスピーカと助手席乗員用のスピーカとして個別に設けられ、
前記音源再生音の低下が、前記運転席乗員用のスピーカと助手席乗員用のスピーカとのうち、該運転席乗員用のスピーカについてのみ行われる、
ことを特徴とする車両用サウンドシステム。
【請求項6】
請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
前記所定の走行状態が、運転負荷の大きい状態とされる、ことを特徴とする車両用サウンドシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用サウンドシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両においては、車室内にオーディオ音を流すオーディオ装置が装備されていることが一般的となっている。特許文献1、特許文献2には、オーディオ音が乗員にとって車室内の所定位置から聞こえるようにするために、オーディオ音の定位を行うものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第2776092号公報
【特許文献2】特開平5−85288号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えばスポーツカー等の走行を楽しむことが重視される車両においては、エンジン音を運転者(運転席乗員)に対して積極的に聞かせる(聴かせる)ことが望まれるものである。すなわち、エンジン音は、車両状態をよく示すことから、走行を楽しむ場合にエンジン音というものが非常に重要な要素なる。
【0005】
一方、オーディオ装置を作動されて、車室内にオーディオ音が流れている状態では、オーディオ音に邪魔されて、エンジン音が聞きずらくなることも応々にして生じることになる。エンジン音を聞きやすくするために、オーディオ装置の作動を停止することは、オーディオ音を全く楽しめない状況となり、好ましくない。
【0006】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、オーディオ音を車室内に流している状態でも、必要に応じてエンジン音をより明確に認識できるようにした車両用サウンドシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
エンジンにより駆動される車両が車室内用のオーディオ装置を備えてなる車両用サウンドシステムであって、
前記オーディオ装置は、音源再生音の音質を変更可能とされ、
車両の走行状態を判定する走行状態判定手段を備え、
前記オーディオ装置は、前記走行状態判定手段により判定された走行状態が所定の走行状態であるときに、音源再生音の音質を低下させる、
ようにしてある。
【0008】
上記解決手法によれば、所定の走行状態のときに、エンジン音をより明確に認識することが可能となる。すなわち、オーディオ音は、その音質が高いほど認識性が高くなることから、音質を低下させることによってオーディオ音の認識性を低下させて、その分エンジン音の認識性を高めることができる。これにより、オーディオ音を楽しみつつも、明確に認識されるエンジン音(の変化)に基づいて車両状態を明確に認識して、運転を楽しむことや、安全運転の上で好ましいものとなる。
【0009】
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、次のとおりである。すなわち、
車両は、自動運転を選択的に行うことが可能とされ、
前記オーディオ装置は、自動運転が行われているときは、車両の走行状態にかかわらず、音源再生音の音質低下を行わない、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、自動運転を行うときは、運転席乗員はリラックスしていることから、運転席乗員に対してもオーディオ音を十分に楽しませることができる。
【0010】
音源再生音の音質低下は、乗員に報知することなく実行される、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、音質変更に伴う報知によって乗員に煩わしさを与えてしまうというような事態を確実に防止できる。
【0011】
前記音源再生音の低下は徐々に行われる、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、音質の急減な変化を防止して、音質変更に伴う違和感を乗員に与えないようにする上で、
また音質の変化を極力乗員に気づかれないようにする上で好ましいものとなる。
【0012】
音源再生音を車室内に流すスピーカが、運転席乗員用のスピーカと助手席乗員用のスピーカとして個別に設けられ、
前記音源再生音の低下が、前記運転席乗員用のスピーカと助手席乗員用のスピーカとのうち、該運転席乗員用のスピーカについてのみ行われる、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、助手席乗員に対して、常時高音質のオーディオ音を楽しませるようにする上で好ましいものとなる。
【0013】
前記所定の走行状態が、運転負荷の大きい状態とされる、ようにしてある(請求項6対応)。この場合、運転負荷が高いときに、運転席乗員は、エンジン音をより明確に認識して、エンジン音に基づいて車両状態に意識を集中でき、安全性を高める上で好ましいものとなる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、オーディオ音を車室内に流している状態でも、必要に応じてエンジン音をより明確に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明が適用された車両の一例を示す平面図。
図2】インストルメントパネル付近の状態を車室後部から前方を見た正面図。
図3】音源再生音の音質を低下させるための制御系統例を示す図。
図4】音源再生音の音質を低下させるための別の制御系統例を示す図。
図5】音源再生音の音質変更を行うための制御系統例をブロック図的に示す図。
図6】本発明の制御例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1図2において、車両Vは、実施形態では、2ドアのオープンカーとされている。図中、1はダッシュパネルで、エンジンルーム2と車室3とを仕切っている。4は、エンジンルーム2を上方から覆うボンネット、5R、5Lは、左右一対のサイドドア、6はトランクリッド、7は収納されたルーフである。また、8は運転席、9は助手席、10はステアリングハンドルである。さらに、11はインストルメントパネル、12はフロントウインドガラス、13L、13Rは左右一対のフロントピラーである。
【0017】
エンジンルーム2には、エンジン30が配設されている。エンジン30は、実施形態では縦置きとされて、後輪を駆動するようになっている。エンジン30には、エンジン本体により駆動されるオルタネータ、エアコン用コンプレッサ等々の補器類を有して、エンジン音は、エンジン本体Aが回転されたり燃焼されるときに発生される音の他、吸気音や排気音、さらには補器類が駆動された音がミックスされた音となる。
【0018】
オーディオ音用のスピーカとして、運転席乗員用のスピーカ61L、61R、および助手席乗員用のスピーカ62L、62Rが設けられている。運転席乗員用のスピーカ61L、61Rは、運転席8前方のインストルメントパネル11に対して、車幅方向に間隔をあけて配設されている。運転席乗員用のスピーカ61L、61Rは、指向性の強いものが用いられて、その指向方向および範囲が図1一点鎖線で示される。
【0019】
助手席乗員用のスピーカ62L、62Rは、助手席9前方のインストルメントパネル11に対して、車幅方向に小間隔をあけて配設されている。助手席乗員用のスピーカ62L、62Rは、運転席乗員用のスピーカ61L、61Rに比して指向性の弱いものが用いられて、その指向方向および範囲が図1一点鎖線で示される。助手席乗員用のスピーカ62L、62Rの指向性が弱いことにより、助手席乗員は、助手席9に着座している姿勢を崩した状態でも、オーディオ音を楽しむことができる。
【0020】
図3は、オーディオ装置ODの一例を示すものである。この図3において、オーディオ用の音源71からの2CHの再生信号が、アンプ72で増幅されて、各スピーカ61L、61R、62L、62Rに供給されて、オーディオ音が車室3内に流れる。実施形態では、スピーカ61L、61R、62L、62Rとオーディオ用の音源71とが、ハイレゾ(ハイレゾリューション)用とされて、極めて音質の高いオーディオ音を車室3内に流すことが可能となっている。
【0021】
運転席乗員用のスピーカ61L、61Rについては、アンプ72での増幅信号が、音質低下手段となるローパスフィルタ73を介して供給される。ローパスフィルタ73は、後述する制御用信号に基づいてオン、オフが切換えられて、運転席乗員用のスピーカ61L、61Rからのオーディオ音の音質が、高音質(ハイレゾ)と低音質(例えばCDレベル)との間で切換(選択)可能とされている。なお、助手席乗員用のスピーカ62L、62からのオーディオ音は、常時高音質(ハイレゾ)とされる。
【0022】
図4は、オーディオ装置ODの変形例を示すものである。本例では、オーディオ装置ODにおけるDSP(デジタル・サウンド:プロセッサ)によって、運転席乗員用のスピーカ61L、61Rからのオーディオ音の音質を変更するようにしてある。すなわち、音源71からの2CHの再生信号が、CH数変更手段75によって4CHに変更される。CH数変更手段75から出力される対となる2CHが、運転席用音源76Aとしてとしてローパスフィルタ77を介して運転席用のスピーカ61L、61Rに供給される。CH数変更手段75から出力される別の対となる2CHが、助手席用音源76Bとしてとして、フィルタスルーの状態で助手席用のスピーカ62L、62Rに供給される。ローパスフィルタ77のオン、オフが制御用信号に応じて切換えられて、運転席乗員用のスピーカ61L、6Rからのオーディオ音の音質が、高音質(ハイレゾ)と低音質(CDレベル)との間で切換(選択)可能とされている。
【0023】
図5は、図3図4に示す制御信号の生成に関する制御系統例を示す。図中、Uはマイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラである。コントローラUには、センサあるいはスイッチS1〜S4からの信号が入力される。S1は、車体に作用するG(前後方向および横方向の加速度と減速度)を検出するGセンサである。S2は、エンジン回転数を検出する回転数センサである。S3は、イグニッションスイッチである。S4は、運転者によりマニュアル操作されて、自動運転を行うか否かを選択するためのスイッチである。また、コントローラUは、オーディオ装置ODを制御する(図3図4に示す制御信号の出力)。
【0024】
次に、図6のフローチャートを参照しつつ、コントローラUによる制御例について説明するが、以下の説明でQはステップを示す。まず、Q1において、スイッチS4の操作状態に応じて、自動運転が行われているか(選択されているか)否かが判別される。このQ1の判別でYESのときは、Q2において、運転席乗員用と助手席乗員用との各スピーカ61L、61R、62L、62Rからは、それぞれ高音質(ハイレゾ)のオーディオ音が流れる状態とされる。これにより、運転席乗員および助手席乗員共に、それぞれ高音質のオーディオ音を楽しむことができる。また、ハイレゾのサンプリング周波数の高さや量子化ビット数の多さから、運転者においてエンジン音とオーディオ音との聞き分けは比較的容易である。
【0025】
上記Q1の判別でNOのときは、所定の走行状態となる運転負荷の大きい状態であるか否かが判別される。運転負荷が大きくなる状態としては、積極的に運転(走行)を行っている状況ともいえ、例えば、エンジン回転数が所定回転数以上の高回転時、車体に作用するG(横Gあるは前後Gの少なくとも一方あるいは両方)が所定値以上のとき、ワインディングロードを走行しているとき、頻繁に加減速が行われるとき、頻繁にハンドル操作が行われるとき、山岳路を走行しているとき、サーキットを走行しているとき、高車速のとき(例えば80km/hを超えるとき)等がある。
【0026】
上記Q3の判別でNOのときは、Q2に移行される。また、Q3の判別でYESのときは、Q4において、助手席乗員用のスピーカ62L、62Rからは高音質のオーディオ音が流れる状態とされる一方、運転席乗員用のスピーカ61L、61Rからは低音質のオーディオ音が流れる状態とされる。これにより、運転席乗員は、オーディオ音が高音質の場合に比してエンジン音をより明確に認識される状況となり、エンジン音に基づいて車両状態を明確に認識して、運転を楽しむことができ、また安全運転の上でも好ましいものとなる。
【0027】
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のようにすることもできる。
(1)運転席乗員用のスピーカ61L、61Rは、適宜の位置に配設することができ、例えば運転席8のヘッドレストに配設することもできる。同様に、助手席乗員用のスピーカ62L、62も、適宜の位置に配設することができ、例えば助手席9のヘッドレストに配設することもできる。
(2)所定の走行状態となったとき(実施形態では運転負荷が大きいとき)に、助手席乗員用のスピーカ62L、62Rからのオーディオ音の音質をも低下させるようにしてもよい。
(3)スピーカを、運転席乗員用と助手席乗員用とで区別することなく、共通用としてもよい。
(4)音質の高低の調整は、例えば、周波数の分解能調整(サンプリング周波数の変更)や振幅の分解能調整(量子化ビット数の変更)、さらには所定以上の高周波数域をカットするか否かや所定以下の低周波数をカットするか否か等、既知の適宜の手法により行うことができる。
(5)運転者によりマニュアル操作されるモード切換スイッチを設けて、このモード切換スイッチの操作に応じて、オーディオ音の音質の変更を行うようにすることもできる。
(6)音質の変更は、徐々に(例えば3〜5秒)に行うのが、音質変更に伴う違和感等を乗員に与えないようにする上で、また、音質の変化を極力乗員に気づかれないようにする上で好ましいものとなる。
(7)音質変更を行う際に、報知を行うようにすることもできるが、報知に対する煩わしさを防止する観点から、報知を行わないようにするのが好ましい。
(8)音質を3段階以上に変更可能として、例えば自動運転のときや低速での定常走行のときはもっとも高い音質とし(例えばハイレゾ)、運転負荷の高いときはもっとも低い音質(例えばMP3)とし、それ以外のときは中音質(例えばCDレベル)とすることもできる。
(9)本発明は、オープンカーに限らず、セダン型やSUV型、4輪駆動車等、種々の形式の車両に適用できる。また、変速機31が車両後部(差動装置40の位置)に配設されたものであってもよく、プロペラシャフト41を有しない前輪駆動車(いわゆるFF車)やエンジン30が車室後方に配設されたものであってもよい。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は、オーディオ音を車室内に流している状態でも、必要に応じてエンジン音をより明確に認識させることができ、車両用のオーディオ装置として極めて好適である。
【符号の説明】
【0029】
OD:オーディオ装置
U:コントローラ
S1:Gセンサ
S2:回転数センサ
S3:イグニッションスイッチ
2:エンジンルーム
3:車室
8:運転席
9:助手席
11:インストルメントパネル
12:フロントウインドガラス
30:エンジン
61L、61R:スピーカ(運転席乗員用)
62L、62R:スピーカ(助手席乗員用)
71:音源(オーディオ用)
73、77:ローパスフィルタ(音質低下用)
図1
図2
図3
図4
図5
図6