(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-192227(P2018-192227A)
(43)【公開日】2018年12月6日
(54)【発明の名称】固定型コントローラーユニットで操縦する鉄道模型車両を無線で操縦ができるように乾電池形状無線受信駆動装置を利用したPWM周期・電圧変換制御装置。
(51)【国際特許分類】
A63H 19/24 20060101AFI20181109BHJP
A63H 30/04 20060101ALI20181109BHJP
A63H 30/02 20060101ALI20181109BHJP
【FI】
A63H19/24
A63H30/04 A
A63H30/02 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2017-180672(P2017-180672)
(22)【出願日】2017年9月4日
(31)【優先権主張番号】実願2017-2500(U2017-2500)
(32)【優先日】2017年5月17日
(33)【優先権主張国】JP
(71)【出願人】
【識別番号】517330287
【氏名又は名称】下原 務
(72)【発明者】
【氏名】下原 務
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150AA12
2C150AA14
2C150CA08
2C150DA06
2C150DK02
2C150EA03
2C150EB01
2C150ED02
2C150ED08
2C150FA19
(57)【要約】 (修正有)
【課題】固定型コントローラーユニットで操縦する鉄道模型車両を無線で操縦ができるようにしたPWM周期・電圧変換制御装置を提供する。
【解決手段】IC制御マイクロコンピューター12とPWM電圧変換部13から成るPWM周期・電圧変換制御部19と乾電池形状無線受信駆動装置設置ボックス20と制御状態表示部22とモーター駆動制御部21と出力ケーブル接続部14とAC/DCアダプター接続部31とそれらをつなぐ導線41、42、43、44、45から成っている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
IC制御マイクロコンピューター12とPWM電圧変換部13から成るPWM周期・電圧変換制御部19と乾電池形状無線受信駆動装置設置ボックス20と制御状態表示部22とモーター駆動制御部21と出力ケーブル接続部14とAC/DCアダプター接続部31とそれらをつなぐ導線(41、42、43、44、45)から成っていて、乾電池形状無線受信駆動装置設置ボックス20とPWM周期・電圧変換制御部19は導線41でつながれており、PWM周期・電圧変換制御部19とモーター駆動制御部21は導線43でつながれており、モーター駆動制御部21と出力ケーブル接続部14は導線45でつながれており、PWM周期・電圧変換制御部19と制御状態表示部22は導線44でつながれており、PWM周期・電圧変換制御部19とAC/DCアダプター接続部31は導線42でつながれている、固定型コントローラーユニット2で操縦する鉄道模型車両6を無線で操縦できるように、乾電池形状無線受信駆動装置8を利用したPWM周期・電圧変換制御装置100。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、固定型コントローラーユニット2で操縦する鉄道模型車両6を無線で操縦ができるように、乾電池形状無線受信駆動装置8を利用したPWM周期・電圧変換制御装置100に関するものである。
【背景技術】
【0002】
固定型コントローラーユニット2で操縦する鉄道模型システムは、
図1に示すように、AC/DCアダプター1と固定型コントローラーユニット2と出力ケーブル4とレール5と鉄道模型車両6から成っている。
【先行技術文献】
【0003】
実用新案登録第3143765号
実用新案登録第3186212号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
固定型コントローラーユニット2で鉄道模型車両6を操縦する時、操縦者は固定型コントローラーユニット2が設けられている場所にいなければならない不便があった。
そこで、無線で換作できるPWM周期・電圧変換制御装置100を開発する必要があつた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明を使用する場合は、
図1と
図2に示すように、AC/DCアダプター1と出力ケーブル4を固定型コントローラーユニット2から外して、本発明のPWM周期・電圧変換制御装置100のAC/DCアダプター接続部31と出力ケーブル撲続部14にそれぞれ接続し、乾電池形状無線受信駆動装置設置ボックス20に、乾電池形状無線受信駆動装置8を設置し、無線送信機17で無線操縦する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は次のような効果を生む。操縦者は、固定型コントローラーユニット2で操縦する鉄道模型車両6を操縦する時、固定型コントローラーユニット2が設けられている場所にいなければならない不便があったが、本発明を使用した場合は、PWM周期・電圧変換制御装置100の周辺にいれば無線換縦できるようになる。
【0007】
また、操縦者が固定型コントローラーユニット2を使用したい場合は、本発明をAC/DCアダプター1と出力ケーブル4から外して、固定型コントローラーユニット2と入れ替えるだけで済み、両用が容易に可能になる。
【0008】
さらに、本発明のPWM周期・電圧変換制御装置100は、固定型コントローラーユニット2に比べて、小型軽量化できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】 固定型コントローラーユニット2で鉄道模型車両6を操縦するブロック図である。
【
図2】 本発明のPWM周期・電圧変換制御装置100の内部とその周辺を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態を
図2について説明する。本発明のPWM周期・電圧変換制御装置100は、IC制御マイクロコンピューター12とPWM電圧変換部13から成るPWM周期・電圧変換制御部19と乾電池形状無線受倍駆動装置設置ボックス20と制御状態表示部22とモーター駆動制御部21と出力ケーブル接続部14とAC/DCアダプター接続部31とそれらをつなぐ導線(41、42、43、44、45)から成っている。それらを次に詳しく説明する。
【0011】
まず、乾電池形状無線受倍駆動装置設置ボックス20について説明する。乾電池形状無線受倍駆動装置設置ボックス20は、乾電池形状無線受信駆動装置8を設置するボックスである。乾電池形状無線受倍駆動装置設置ボックス20は、PWM周期・電圧変換制御部19と導線41で結ばれている。
【0012】
乾電池形状無線受信駆動装置設置ボックス20に設置された乾電池形状無線受信駆動装置8は、無線送信機17の送信アンテナ27から発信された電磁波などを受信して、鉄道模型車両6を前進、後退、停止、加速、減速させるのに必要な信号を導線41でPWM周期・電圧変換制御部19に送る。
【0013】
次に、PWM周期・電圧変換制御部19について説明する。鉄道模型車両6は、概ね電圧9V〜12Vの直流電流を電源として動く。しかし、乾電池形状無線受信駆動装置8から出力されるPWM電圧は最大で2.2V〜3V程度であること、また主に使用されるモーターにPWM周期が適さないため、これを鉄道模型に適した概ね9V〜12Vを最大とする電圧、かつPWM周期に変換しないと鉄道模型車両6は操縦できない。
【0014】
そこで、乾電池形状無線受信駆動装置8から出力されるPWM信号をIC制御マイクロコンピューター12とPWM電圧変換部13で周期変換と電圧変換する。この変換に必要な電源は、AC/DCアダプター接線部31を通じて、AC/DCアダプター1から得る。
【0015】
IC制御マイクロコンピューター12には、乾電池形状無線受倍駆動装置8から出力されるPWM信号を、マイクロコンピューターの制御電圧内の信号に周期変換などさせるプログラムが内蔵されていて、PWM電圧変換部13で、鉄道模型が安定して動く、概ね9V〜12Vの電圧に変換して制御する。
【0016】
PWM周期・電圧変換制御部19は、乾電池形状無線受借駆動装置8から送られた、鉄道模型車両6を前進、後退、停止、加速、減速させるのに必要なPWM周期・電圧変換された信号をモーター駆動制御部21と制御状態表示部22に導線43と導線44でそれぞれ送る。
【0017】
次に、モーター駆動制御部21について説明する。モーター駆動制御部21はPWM周期・電圧変換制御部19から送られた信号を受け取り、鉄道模型車両6のモーター回転数を変えたり、モーターを反転させたりする制御信号を、導線45で出力ケーブル接続部14に送る。モーター駆動制御部21に必要な電源はPWM周期・電圧変換制御部19を使用する。
【0018】
次に、制御状態表示部22について説明する。制御状態表示部22は送られた信号を受け取り、鉄道模型車両6の前進、後退、停止、加速、減速をLEDなどで表示する。制御状態表示部22に必要な電源はPWM周期・電圧変換制御部19を使用する。
【符号の説明】
【0019】
1 AC/DCアダプター
2 固定型コントローラーユニット
4 出力ケーブル
5 レール
6 鉄道模型車両
7 AC/DCアダプター接続部
8 乾電池形状無線受信駆動装置
9 出力ケーブル接続部
12 IC制御マイクロコンピューター
13 PWM電圧変換部
14 出力ケーブル接続部
17 無線送信機
19 PWM周期・電圧変換制御部
20 乾電池形状無線受信駆動装置設置ボックス
21 モーター駆動制御部
22 制御状態表示部
27 送信アンテナ
31 AC/DCアダプター接続部
41・42・43・44・45 導線
100 PWM周期・電圧変換制御装置