特開2018-193443IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

帯電防止剤を含有する粘着剤組成物、及び表面保護フィルムに関する。さらに詳細には、液晶ディスプレイを構成する偏光板に貼着することにより、偏光板の表面を保護するために使用される表面保護フィルム用の、優れた粘着性能、及び、経時劣化しないで優れた帯電防止性能を有する粘着剤組成物、及びそれを用いた表面保護フィルムに関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】低速の剥離速度、及び高速の剥離速度において、粘着力のバランスが優れ、さらに、耐汚染性を有する、優れた粘着性能、及び、経時劣化しないで優れた帯電防止性能を有する粘着剤組成物及び表面保護フィルムを提供する。
【解決手段】(A)アルキル基の炭素数がC1〜C18の(メタ)アクリル酸エステルモノマーと、(B)水酸基を含有する共重合可能なモノマーと、(C)カルボキシル基を含有する共重合可能なモノマーと、を共重合させた酸価が0.1〜1.0の共重合体のアクリル系ポリマーを含有し、(A)アルキル基の炭素数がC1〜C18の(メタ)アクリル酸エステルモノマーの100重量部のうち、2−エチルヘキシルアクリレートを70重量部以上の割合で含有してなり、架橋剤が、(D)3官能以上のイソシアネート化合物であり、帯電防止剤が、フッ素原子の数がF7以上であるアニオンを有する、融点25〜50℃のイオン性化合物である。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

このように、従来技術においては、表面保護フィルムを構成する粘着剤層に対する要求性能として、低速の剥離速度、及び高速の剥離速度において、粘着力のバランスを取ること、耐汚染性を有すること、優れた帯電防止性能などが求められてきたが、それぞれ、個々の要求性能を満たすことは出来ても、表面保護フィルムの粘着剤層に求められる全ての要求性能を同時に満たすことはできなかった。 本発明は、の事情に鑑みてなされたものであり、低速の剥離速度、及び高速の剥離速度において、粘着力のバランスが優れ、さらに、耐汚染性を有する、優れた粘着性能、及び、経時劣化しないで優れた帯電防止性能を有する粘着剤組成物及び表面保護フィルムを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

帯電防止性能を備えた粘着剤組成物、及びそれを用いた表面保護フィルムにおいて、帯電防止性能と、被着体への耐汚染性との関係はトレードオフの関係であり、帯電防止性能を維持したまま、耐汚染性を改善することは極めて困難であった。 ところで、本発明の発明者らは、粘着剤組成物が、カルボキシル基を含有する共重合可能なモノマーを共重合させた共重合体と、ポリエーテル含有シリコーン化合物と、フッ素原子の数がF・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明に係わる粘着剤組成物は、従来の表面保護フィルム用の粘着剤組成物と比べて、優れた粘着性能、及び、経時劣化しないで優れた剥離帯電防止性能を有する。
特に、本発明に係わる表面保護フィルムは、被着体が、光学フィルムの表面に積層された、フッ素化合物を含有する防汚層、又は、フッ素化合物を含有する低屈折率層形成用の組成物を用いて形成された低屈折率層において、従来技術による表面保護フィルムに比べて、優れた粘着性能、及び、経時劣化しないで優れた剥離帯電防止性能を有しており、帯電防止性能と、耐汚染性との両立に、著しい効果がある。
すなわち、本発明に係わる粘着剤組成物、及びそれを用いた表面保護フィルムは、優れた粘着性能、及び、経時劣化しないで優れた剥離帯電防止性能を備えているため、産業上の利用価値が極めて大である。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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