特開2018-193805(P2018-193805A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-193805(P2018-193805A)
(43)【公開日】2018年12月6日
(54)【発明の名称】遠隔操作式排水栓装置
(51)【国際特許分類】
   E03C 1/22 20060101AFI20181109BHJP
   E03C 1/23 20060101ALI20181109BHJP
   A47K 1/14 20060101ALI20181109BHJP
【FI】
   E03C1/22 C
   E03C1/23 Z
   A47K1/14 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-99684(P2017-99684)
(22)【出願日】2017年5月19日
(71)【出願人】
【識別番号】000157212
【氏名又は名称】丸一株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123021
【弁理士】
【氏名又は名称】渥美 元幸
(72)【発明者】
【氏名】櫻 健一
(72)【発明者】
【氏名】内川 篤
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 宏明
(72)【発明者】
【氏名】岡野 雄
(72)【発明者】
【氏名】川島 剛
【テーマコード(参考)】
2D061
【Fターム(参考)】
2D061DA01
2D061DA02
2D061DB03
(57)【要約】
【課題】 スイッチ軸の作動を阻害することなく、排水効率を向上させ、駆動部への排水の流入を防ぐことができる遠隔操作式排水栓装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 遠隔操作により弁体を昇降させて槽体底部の排水口を開閉させる遠隔操作式排水栓装置であって、手動による遠隔操作の入力を受け付ける手動スイッチ11と、遠隔操作部からの動作指示により昇降するスイッチ軸12と、弁体を昇降させるワイヤへスイッチ軸12の昇降を伝達する駆動部13と、駆動部13の上端から上方へ突出しスイッチ軸12の外周に沿って配置される圧入部20と、圧入部20に収容され、駆動部13への排水の流入を防ぐ止水パッキン26と、圧入部20に圧入され、止水パッキン26を圧入部20内に抑止させるストッパー21と、止水パッキン26とストッパー21との間に介在するスペーサー25とを備える。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遠隔操作により弁体を昇降させて槽体底部の排水口を開閉させる遠隔操作式排水栓装置であって、
遠隔操作の入力を受け付ける遠隔操作部と、
遠隔操作部からの動作指示により昇降するスイッチ軸と、
前記弁体を昇降させるワイヤへスイッチ軸の昇降を伝達する駆動部と、
前記駆動部の上端に前記スイッチ軸の外周に沿って配置される圧入部と、
前記圧入部に収容され、前記駆動部への排水の流入を防ぐ止水パッキンと、
前記圧入部に圧入され、前記止水パッキンを前記圧入部内に抑止させるストッパーとを備える
ことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。
【請求項2】
さらに、前記止水パッキンと前記ストッパーとの間に介在するスペーサーを備える
ことを特徴とする請求項1記載の遠隔操作式排水栓装置。
【請求項3】
前記圧入部は、
前記駆動部の上端から上方へ突出した側壁と、側壁を縦方向に切り欠いて形成される切欠部とを備える
ことを特徴とする請求項1又は2記載の遠隔操作式排水栓装置。
【請求項4】
前記ストッパーは、
リング形状の本体部と、本体部から外側へ周方向に連続して突出する係止部とから構成され、
前記係止部は、前記ストッパーが前記圧入部に圧入されたときに前記圧入部の内側に食い込んで前記ストッパーを係止する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遠隔操作式排水栓装置。
【請求項5】
前記係止部の先端は、上方へ指向している
ことを特徴とする請求項4記載の遠隔操作式排水栓装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗面台や浴槽等の槽体の排水口を、遠隔的に開閉操作する遠隔操作式排水栓装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
洗面台や浴槽などの槽体の排水口を、排水口に直接手を触れることなく、槽体の近傍に設けられた操作部に操作を加えることで遠隔的に開閉操作する遠隔操作式排水栓装置が知られている。遠隔操作式排水栓装置では、スラストロック機構部等の駆動部内に操作部から排水が流入することがあり、排水中のゴミや汚れ、洗剤等によって故障や誤作動を引き起こすことがある。そのため、スラストロック機構部等の駆動部上方に蛇腹状のパッキンを配置し、遠隔操作式排水栓装置の操作部側から、レリースワイヤや押上部内の内部に排水が流入することを防ぐ技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−150065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の蛇腹状のパッキンでは、パッキンの外周に排水中のゴミや汚れが溜まり、下方への圧縮が不十分であったり、経年劣化によりパッキンが硬化してしまい圧縮および伸張が不完全になってしまうことがある。その結果、操作部側からレリースワイヤへ昇降動作を伝達するスイッチ軸の作動が阻害され、排水口の開閉ができなくなる場合がある。また、蛇腹状のパッキンが障害となって、駆動部上端付近の通水面積が狭くなって、排水効率を悪化させるという問題もある。
【0005】
そこで、本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、スイッチ軸の作動を阻害することなく、排水効率を向上させ、駆動部への排水の流入を防ぐことができる遠隔操作式排水栓装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明に係る遠隔操作式排水栓装置は、遠隔操作により弁体を昇降させて槽体底部の排水口を開閉させる遠隔操作式排水栓装置であって、遠隔操作の入力を受け付ける遠隔操作部と、遠隔操作部からの動作指示により昇降するスイッチ軸と、前記弁体を昇降させるワイヤへスイッチ軸の昇降を伝達する駆動部と、前記駆動部の上端に前記スイッチ軸の外周に沿って配置される圧入部と、前記圧入部に収容され、前記駆動部への排水の流入を防ぐ止水パッキンと、前記圧入部に圧入され、前記止水パッキンを前記圧入部内に抑止させるストッパーとを備えることを特徴とする。
【0007】
これにより、駆動部の上端の圧入部周囲の通水面積を広く確保することができるので、スイッチ軸の作動を阻害することがなく、排水効率を向上させることができ、駆動部内への水の流入を防ぐことが可能となる。
【0008】
ここで、前記止水パッキンと前記ストッパーとの間に介在するスペーサーを備えるのが好ましい。
【0009】
これにより、スイッチ軸が傾いてもストッパーに当接しないように、その傾きを抑えられるので、ストッパーがスイッチ軸と干渉してスイッチ軸の作動を阻害することがなく、スイッチ軸を傷つけるおそれのない遠隔操作式排水栓装置が実現される。
【0010】
また、前記圧入部は、前記駆動部の上端から上方へ突出した側壁と、側壁を縦方向に切り欠いて形成される切欠部とを備えるのが好ましい。
【0011】
これによれば、圧入部内に水が溜まることなく排出されるので、水が圧入部内に滞留して駆動部へ流れ込むことがなく、排水中のゴミ等の異物が圧入部内に堆積することを防止することができる。
【0012】
ここで、前記ストッパーは、リング形状の本体部と、本体部から外側へ周方向に連続して突出する係止部とから構成され、前記係止部は、前記ストッパーが前記圧入部に圧入されたときに前記圧入部の内側に食い込んで前記ストッパーを係止するのが好ましく、さらには、前記係止部の先端は、上方へ指向しているのがより好ましい。
【0013】
これによれば、突出した係止部でストッパーを圧入部に係止させるので、止水パッキンを確実に圧入部内に抑止することができる。また、係止部の先端が上方へ指向していることで、圧入時の抵抗を抑えて圧入しやすいようになっている。
【発明の効果】
【0014】
以上のように、本発明に係る遠隔操作式排水栓装置によれば、駆動部の上端に圧入部を形成し、圧入部に止水パッキンとストッパーとを収容することにより、駆動部内への水の流入を防ぐとともに、駆動部の上端周囲の通水面積を広く確保するので、スイッチ軸の作動を阻害することがなく、排水効率を向上させることが実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】遠隔操作式排水栓装置の平面図である。
図2図1のA−A線断面図である。
図3図2のB−B線断面図である。
図4】手動操作部の拡大断面図である。
図5】圧入部付近の拡大断面図である。
図6】ストッパーの斜視図である。
図7】ストッパーの平面図である。
図8図7のC−C線断面図である。
図9図2のB−B線断面を拡大して示す斜視図である。
図10図3のD−D線断面を拡大して示す斜視図である。
図11図1のE−E線断面を拡大して示す斜視図である。
図12図1のE−E線断面の拡大図である。
図13】手動操作式の遠隔操作式排水栓装置における手動操作部の拡大断面図である。
図14図13の圧入部付近の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係る遠隔操作式排水栓装置について図を参照しながら説明する。
【0017】
図1は遠隔操作式排水栓装置の平面図であり、図2はA−A線断面を示す図である。図3図2のB−B線断面を示す図である。
【0018】
本実施形態に係る遠隔操作式排水栓装置1は、洗面台や浴槽等の槽体の排水口を、遠隔的に開閉操作する装置であり、槽体4の底部にある排水口5内に設けられた弁体6と、弁体6に接続され内部のインナーワイヤーの進退により弁体6を昇降させるワイヤ15と、手動操作および電動操作のいずれかの操作入力により昇降するスイッチ軸12の動きをワイヤ15へ伝達する駆動部13と、駆動部13を収容する駆動部収納部14と、駆動部13の上端に圧入部20とを備えている。
【0019】
手動スイッチ11は、手動による遠隔操作の入力を受け付け、手動操作の入力によりスイッチ軸12を昇降させる。遠隔操作部の一つである手動操作部である手動スイッチ11は、遠隔操作式排水栓装置1の上面に配置され、槽体が浴槽の場合は、浴槽の上縁に配置される。以下では、槽体が浴槽の場合を例に挙げて説明する。
【0020】
スイッチ軸12は、手動スイッチ11の操作により昇降し、また、電動操作によっても昇降する軸部材であり、その昇降の動きが駆動部13を介してワイヤ15へ伝達される。
【0021】
駆動部13は、スイッチ軸12の動きをワイヤ15へ伝達する機構部である。駆動部13は、手動スイッチ11を押下する操作によりスイッチ軸12を昇降させ、その動きをワイヤ15へ伝達する。手動操作の場合、駆動部13はワイヤ15の前進/後退を保持するスラストロック機構部により構成される。電動操作によりスイッチ軸12を昇降させる場合は、モーターの回転をラックとピニオンギアとで構成されるギア部によってスイッチ軸12を昇降させる動力に変換する電動部材により構成される。
【0022】
駆動部収納部14は、駆動部13を収容する収納部である。水が流入することで、水に含まれるゴミやヌメリ成分がスイッチ軸12の動きを阻害することがある。駆動部収納部14は、駆動部13を収容して外部から水や異物が入らないようにするためのものである。
【0023】
圧入部20は、駆動部13の上端にスイッチ軸12の外周に沿って配置され、駆動部13への排水の流入を防ぐ止水パッキン26やストッパー21等を収容するための空間を有する収容部である。圧入部20の中心をスイッチ軸12が上下動自在に貫通しており、その周囲にストッパー21が圧入されている。また、圧入部20は駆動部13の上端から上方へ突出した側壁27が形成され、この側壁27に切欠部28が形成されている。切欠部28については後に詳述する。
【0024】
図4は、手動スイッチ11付近の拡大断面図である。図5は、圧入部20付近をさらに拡大して示す断面図である。
【0025】
遠隔操作式排水栓装置1は、手動スイッチ11を押下する手動操作の入力または浴室外(例えば、台所)に設置された電動操作部からの電動操作の入力によりスイッチ軸12を昇降させ、駆動部13を介してワイヤ15へ上下動を伝達し、弁体6を昇降させる。
【0026】
圧入部20の底部、すなわち、駆動部13との境界部分には、Oリング等の止水パッキン26が配置されており、その上に合成樹脂製のリング部材であるスペーサー25を介在させ、スペーサー25の上にストッパー21が圧入されている。この止水パッキン26により、駆動部13内部へ水が流入することが防がれており、水が流入することによる駆動部13の故障や誤作動が防止される。
【0027】
スイッチ軸12が軸ズレして傾くとストッパー21がスイッチ軸12と干渉してスイッチ軸12の作動を阻害するおそれがある。特にストッパー21が金属製である場合は、ストッパー21がスイッチ軸12と干渉してスイッチ軸12を傷つけるおそれがある。そのため、スペーサー25をストッパー21の下に配置させて、ストッパー21と止水パッキン26との間に介在させることが好ましい。スイッチ軸12が傾いてもストッパー21に当接することがないようスペーサー25によって、その傾きが抑えられるからである。
【0028】
駆動部13の上端を水密状態とするのは止水パッキン26に依る。ストッパー21は、止水パッキン26の抜け止めとして機能する。すなわち、ストッパー21は圧入部20内に止水パッキン26を抑止するために圧入部20に圧入されているものである。このとき、ストッパー21の中央は、スイッチ軸12を貫通させているため、止水パッキン26が経年劣化により硬化してもスイッチ軸12の作動を阻害することがない。また、従来の蛇腹状のパッキン等で止水する場合と異なり、駆動部13の上端である圧入部20周囲の通水面積を広く確保することができるので、排水効率を向上させることもできる。
【0029】
ストッパー21と切欠部28について説明する。
【0030】
図6はストッパー21の斜視図であり、図7はストッパー21の平面図である。図8図7のC−C線断面図である。
【0031】
ストッパー21は、金属製または合成樹脂製のリング部材であり、圧入部20に圧入されることにより、止水パッキン26を圧入部20内に押さえておき、駆動部13への排水の流入を防ぐ。ストッパー21は、リング形状のストッパー本体部22と、ストッパー本体部22から外側へ周方向に連続して突出する係止部23とから構成される。
【0032】
ストッパー本体部22の中央部はスイッチ軸12を貫通させるために開口されている。
【0033】
係止部23は、ストッパー21が圧入部20に圧入されたときに、圧入部20の内側に食い込ませてストッパー21を係止させるツメ部材である。係止部23の先端である係止部端部24は上方へ指向しており、圧入時の抵抗を抑えて圧入しやすいように構成されている。
【0034】
図9は、図2のB−B線断面を拡大して示す斜視図であり、図10図3のD−D線断面を拡大した斜視図である。図11図1のE−E線断面を拡大した斜視図であり、図12図1のE−E線断面の拡大図である。
【0035】
切欠部28は、圧入部20の側壁27を縦方向に切り欠いて形成されている。図11および図12に示すように、切欠部28は、切欠底部29がスペーサー25の底面と面一になる深さまで側壁27を切り欠くことで形成されている。
【0036】
ここでは、対向する位置に2つの切欠部28が形成されている例を図示しているが、ストッパー21の係止部23が食い込む領域が確保されていれば切欠部28の数や幅、位置は適宜調整して差し支えない。また、切欠部28の深さも止水パッキン26の上面よりも上に切欠底部29が位置していれば、その深さは適宜調整して差し支えない。
【0037】
切欠部28が圧入部20の側壁27に形成されていることで、圧入部20内に溜まる水が排出されるので、水が圧入部20内に滞留して駆動部13へ流れ込むことがなく、排水中のゴミ等の異物が圧入部20内に堆積することを防止することができる。
【0038】
なお、ここでは、手動操作および電動操作のいずれの操作入力も受け付ける遠隔操作式排水栓装置1を説明したが、手動操作のみを受け付ける遠隔操作式排水栓装置でも同様の構成を用いることができる。
【0039】
図13は手動操作式の遠隔操作式排水栓装置における手動操作部の拡大断面図であり、図14図13の圧入部付近の拡大断面図である。
【0040】
遠隔操作式排水栓装置2は、手動スイッチ31による手動操作のみを受け付け、手動スイッチ31を押下する操作によりスイッチ軸32を昇降させ、スラストロック機構部の駆動部33を介してワイヤ35へ上下動を伝達し、弁体6を昇降させる手動操作式の遠隔操作式排水栓装置である。
【0041】
遠隔操作式排水栓装置2においても、上記の遠隔操作式排水栓装置1の場合と同様に、駆動部33の上端に圧入部20を形成し、圧入部20に止水パッキン26とストッパー21とを収容することで、駆動部33内へ水が流入することを防ぐことができる。また、駆動部33の上端周囲の通水面積を広く確保するので、スイッチ軸32の作動を阻害することがなく、排水効率を向上させることもできる。
【0042】
以上、本発明に係る遠隔操作式排水栓装置について、実施形態に基づいて説明したが本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の目的を達成でき、かつ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々設計変更が可能であり、それらも全て本発明の範囲内に包含されるものである。
【0043】
例えば、上記実施の形態では、槽体が浴槽の場合を例に挙げて説明したが、槽体は浴槽に限られるものではなく、洗面台やシンクなどであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、洗面台や浴槽等の槽体の排水口を、遠隔的に開閉操作する遠隔操作式排水栓装置として有用である。
【符号の説明】
【0045】
1,2 遠隔操作式排水栓装置
4 槽体
5 排水口
6 弁体
11,31 手動スイッチ
12,32 スイッチ軸
13,33 駆動部
14 駆動部収納部
15,35 ワイヤ
20 圧入部
21 ストッパー
22 ストッパー本体部
23 係止部
24 係止部端部
25 スペーサー
26 止水パッキン
27 側壁
28 切欠部
29 切欠底部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14