【解決手段】情報処理装置1は、画像投影装置のレンズの向きを検出する向き検出部31と、画像投影装置のレンズが露出した状態であって、向き検出部31によって検出されたレンズの向きと鉛直方向とのなす角が予め設定された角度範囲にある場合に、画像投影装置をオフとする、または、画像投影装置がオンにならないように制御する制御部32とを備える。
画像投影装置のレンズが露出した状態であって、前記レンズの向きと鉛直方向とのなす角が予め設定された角度範囲にある場合に、前記画像投影装置をオフとする、または、前記画像投影装置がオンにならないように制御する画像投影制御方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
〔第1実施形態〕
以下に、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置及び画像投影制御方法並びにプログラムについて、図面を参照して説明する。本実施形態においては、情報処理装置として画像投影装置(プロジェクタ)を搭載したタブレット型PCを例示して説明するが、本発明の範囲はこれに限定されず、外部装置として画像投影装置を接続可能な外部接続端子を備える情報処理装置でもよい。また、本発明の情報処理装置は、タブレット型の情報処理装置に限定されず、例えば、ノートPCでもよいし、ノートPCとしてもタブレット型PCとしても利用できる2in1型の情報処理装置でもよい。
【0013】
図1は、本実施形態に係る情報処理装置1の概略外観図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理装置1は、タブレット型PCであり、板状の筐体2と、筐体2の表面側に設けられたタッチパネル3と、筐体2の背面側に設けられたスタンド機構4とを備えている。スタンド機構4は、例えば、ヒンジにより筐体2の背面に結合されている。筐体2は、例えば、平面視で略長方形に形成されている。筐体2の長辺を形成する第1側面Aには、第1側面Aと平行な軸方向を有する略円筒状の支持部材5が一体的に形成されている。支持部材5には、画像投影装置のレンズユニット7が支持部材5の軸回りに回転可能に設けられている。レンズユニット7が支持部材5の軸回りに回転されることにより、レンズユニット7が備えるレンズ8(
図2参照)を露出させて投影可能な状態としたり、レンズ8を支持部材5内に収容させて保護したりすることができる。
【0014】
情報処理装置1は、例えば、タブレットモード、スタンドモード、及びスタイラスモードからなる3つの使用モードに対応している。タブレットモードは、スタンド機構4が筐体2の背面に密着した状態で収容された状態であり、例えば、ユーザが手に保持して使用しやすい形状を提供する。
スタンドモードでは、
図1に示すように、スタンド機構4が所定の角度で開かれ、スタンド機構4及び筐体2の第1側面Aに形成された支持部材5により、情報処理装置1が支持される。スタンドモードでは、筐体2が設置面に対してほぼ垂直に近い角度で支持されるので、例えば、タッチパネル3に表示された画像等を鑑賞するのに適している。
【0015】
スタイラスモードでは、
図2に示すように、スタンド機構4が所定の角度で開かれ、スタンド機構4及び筐体2の第1側面Aに対向する第2側面Bにより、情報処理装置1が支持される。スタイラスモードでは、筐体2が設置面に対してほぼ45°の角度で支持されるので、例えば、スタイラスペン等を用いた描画を行うのに適している。また、スタイラスモードでは、スタンドモードのときと異なり、レンズユニット7が設置面に接触しない状態で姿勢が保持されるので、画像投影にも適している。
このように、情報処理装置1は筐体2の姿勢を変化させることによって、使用モードを切り替えることが可能である。
【0016】
図3は、本実施形態に係る情報処理装置1のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)11、メインメモリ12、記憶部13、タッチパネル14、通信部16、加速度センサ17a、17b及び画像投影装置18を備えている。これら各部は直接的にまたはバス19を介して間接的に相互に接続されている。
【0017】
CPU11は、例えば、バス19を介して接続された記憶部13に格納されたOS(Operating System)により情報処理装置1全体の制御を行うとともに、記憶部13に格納された各種プログラムを実行することにより各種処理、例えば、後述する画像投影制御を行う。
【0018】
メインメモリ12は、キャッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等の書き込み可能なメモリで構成される。メインメモリ12は、CPU11の実行プログラムの読み出し、実行プログラムによる処理データの書き込み等を行う作業領域として利用される。
【0019】
記憶部13は、例えば、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等であり、例えば、Windows(登録商標)、iOS(登録商標)、Android(登録商標)等の情報処理装置1の全体の制御を行うためのOS、周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライバ、特定業務に向けられたアプリケーション、及び各種データやファイル等を格納する。
更に記憶部13には、後述する画像投影装置18の制御を実現するための画像投影制御プログラムや、画像投影制御を実現するために必要とされる各種データが格納されている。記憶部13に記憶されている画像投影制御プログラム及び各種データは、例えば、所定のサーバからダウンロードして、または、所定の記録媒体からインストールされて保存されたプログラムでもよく、製造時に記憶部に格納されているプログラムでもよい。
【0020】
タッチパネル14は、表示部及び入力部の両機能を兼ね備えており、CPU11からの指令に基づいて表示を行うとともにユーザからの入力操作に基づく入力情報をCPU11に出力する。
通信部16は、ネットワークに接続して他の装置と通信を行い情報の送受信を行うためのインターフェースである。
【0021】
加速度センサ(Gセンサ)17aは、筐体2に設けられている。加速度センサ17aは、重力方向に対する筐体2の姿勢を検出する。
加速度センサ(Gセンサ)17bは、レンズユニット7に設けられている。加速度センサ17bは、重力方向に対するレンズユニット7のレンズ8の向き、換言すると、投影方向を検出する。
【0022】
画像投影装置18は、例えば、光を射出する光源21と、光源21からの光を用いて画像を形成する変調素子を有する画像表示部22と、光源21からの光を画像表示部22に導く複数の光学素子23と、画像表示部22によって形成された画像を拡大投影する投影光学系24とを備えている。投影光学系24は、
図2に示したレンズ8を含む。なお、画像投影装置18の構成については公知の技術を採用すればよく、ここでの詳細な説明は省略する。また、画像投影装置18が備える光源の点灯/消灯や、画像表示部22の制御、画像投影装置18のオンオフ制御等は、CPU11が記憶部13に記憶されている画像投影制御プログラムをメインメモリ12に読み出して実行することにより実現される。
【0023】
図4は、情報処理装置1が備える機能のうち、画像投影装置18のオンオフ制御に関係する機能を主に示した機能ブロック図である。
図4に示すように、情報処理装置1は、例えば、向き検出部31及び制御部32を備える。
向き検出部31は、例えば、上述した加速度センサ17bによって実現される機能である。また、後述する制御部32は、例えば、上述したように、情報処理装置1のCPU11が記憶部13に記憶されている画像投影制御プログラム、具体的には、画像投影制御プログラムに含まれるオンオフ制御プログラムをメインメモリ12に読み出して実行することにより実現される。
【0024】
向き検出部31は、鉛直方向(重力方向)とレンズ8の向きとがなす角を検出し、検出値を制御部32に出力する。
制御部32は、レンズ8が露出した状態であって、向き検出部31によって検出された鉛直方向とレンズ8の向きとがなす角、換言すると、鉛直方向に対する投影方向の角度が、予め設定されている角度範囲にある場合に、画像投影装置18をオフとする、または、画像投影装置18がオンにならないように制御する。
【0025】
ここで、「画像投影装置をオフ」とは、少なくとも画像投影装置18のレンズ8から光が射出されない状態にすることをいう。画像投影装置18をオフする制御とは、例えば、画像投影装置18への電力供給を遮断する、画像投影装置18の光源21を消灯する等が一例として挙げられる。
また、「画像投影装置がオン」とは、画像投影装置18のレンズ8から光が射出される状態をいう。したがって、「画像投影装置がオンにならないように制御」とは、このような状態にならないように制御することをいう。例えば、ユーザによって画像投影装置18の起動ボタンが操作されたとしてもその入力を無効化する制御や、画像投影装置18の起動ボタンを物理的に操作できない状態にすることが一例として挙げられる。
【0026】
また、予め設定された角度範囲とは、例えば、ユーザが画像投影を意図していないと想定されるレンズの向き(投影方向)と鉛直方向とのなす角の角度範囲をいう。一般的に、画像投影は、ほぼ水平方向に対して行われることが多く、鉛直方向に対して画像投影をすることは極めて少ない。このようなことから、例えば、
図5に示すように、鉛直方向の上方を基準(0°)とした場合に、レンズの向き(投影方向)が0°以上30°以下の角度範囲、120°以上240°以下の角度範囲、330°以上360°未満の角度範囲をオフにする角度範囲として予め設定する。なお、この設定角度範囲は一例であり、この角度範囲に限定されるものではない。また、所定の角度範囲が初期設定として設定されており、ユーザが角度範囲を任意に変更できるようにしてもよい。このように、角度範囲を変更可能とすることにより、ユーザの使用態様に合わせた適切な角度範囲を設定することができ、ユーザビリティを向上させることができる。
【0027】
次に、本実施形態に係る情報処理装置1において、ユーザによって画像投影の操作が行われる場合のオンオフ制御について具体的に説明する。
まず、ユーザは画像投影をする場合、例えば、情報処理装置1をスタイラスモードの姿勢とし、レンズユニット7を回転させてレンズ8を露出させ、更に、レンズ8が画像投影に好ましい方向を向くまでレンズユニット7を回転させる。続いて、ユーザにより画像投影の起動ボタン(図示略)が操作されると、制御部32は、向き検出部31から入力される角度が予め設定されている角度範囲に該当するか否かを判定する。この結果、向き検出部31によって検出された角度が所定の角度範囲外である場合には、適切な投影方向であるとして、起動ボタンの操作を有効化し、画像投影が可能な状態とする。これにより、ユーザが所望した画像データ等が投影画像として投影方向前方に位置する被投影面に映し出されることとなる。
【0028】
一方、向き検出部31によって検出された角度が所定の角度範囲である場合には、ユーザによる起動操作を無効化する制御等を行い、画像投影が開始されない状態とする。これにより、好ましくない角度による画像投影を防止することができ、電力が無駄に消費されることを回避することができる。
【0029】
続いて、画像投影が終了すると、ユーザはレンズ8を保護するためにレンズユニット7を回転させる。このとき、制御部32は、レンズの向きと鉛直方向とのなす角が所定の角度範囲内となったときに、画像投影装置18をオフする。これにより、レンズ8を保護するためにレンズユニット7を回転させるというユーザ操作の過程の中で、画像投影装置18のオフ操作も一緒に行うことが可能となる。このように、ユーザに対して画像投影装置18の電源をオフするという特定の動作を行わせることなく、画像投影装置18を自動的にオフするので、画像投影装置18の利便性を向上でき、更に、画像投影装置の電源オフのし忘れを防止することができる。更に、ユーザが投影方向前方に立った状態でレンズユニット7を回転させるような場合、従来は、回転途中で光源21からの光がユーザの目に入るということがあったが、本実施形態では、レンズユニット7の回転途中でレンズ8からの光の射出が停止されるので、光がユーザの目に入ることもない。
【0030】
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置1及び画像投影制御方法並びにプログラムによれば、レンズの向きと鉛直方向とのなす角が所定の角度範囲にある場合に画像投影装置18がオフ、またはオンしないように制御されるので、レンズ8の回転角度や、レンズ8が設けられている筐体2の姿勢をかえることにより、容易に画像投影装置18のオフ操作を行うことが可能となる。これにより、画像投影装置18のオン/オフ操作に関するユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【0031】
なお、本実施形態では、画像投影装置18のレンズユニット7が筐体2に回転可能に設けられている場合を例示したが、レンズユニット7は筐体2に対して回転不可能な構成とされていてもよい。この場合、レンズの向きは筐体2の姿勢と連動するため、例えば、向き検出部31として、筐体2に設けられた加速度センサ17aを用いてもよい。
また、本実施形態では、画像投影装置18が筐体2に設けられている場合を例示して説明したが、画像投影装置18は外部装置として所定の外部接続端子を介して情報処理装置1に接続されるものでもよい。この場合、画像投影装置18はレンズ8の向きを検出するための手段として、例えば、加速度センサ17bを備える必要がある。また、この場合の画像投影装置18のオンオフ制御は、画像投影装置18と情報処理装置1との間で必要な情報が通信部16を介してやり取りされることにより実行される。
また、本実施形態では、画像投影装置18のオン操作についてはユーザが行うこととしたが、オン操作についても制御部32が自動的に行うこととしてもよい。例えば、制御部32は、レンズの向きと鉛直方向とのなす角度が所定角度範囲外の場合に画像投影装置18を自動的にオンするような構成としてもよい。
【0032】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置及び画像投影制御方法並びにプログラムについて、図面を参照して説明する。本実施形態においても上述した第1実施形態と同様に画像投影装置18を搭載したタブレット型の情報処理装置1を例示して説明するが、第1実施形態と同様に本発明の情報処理装置はこの例に限定されない。
【0033】
本実施形態に係る情報処理装置1’は、上述した第1実施形態に係る情報処理装置1とほぼ同様の構成を有するが、使用モードに応じて画像投影装置18をオフする点が異なる。すなわち、本実施形態に係る情報処理装置1’は、上記第1実施形態で述べた通り、タブレットモード、スタンドモード、及びスタイラスモードからなる3つの使用モードに対応しており、これら使用モードに応じて画像投影装置18をオフするか否かを判定する。
以下、本実施形態に係る情報処理装置1’について、第1実施形態に係る情報処理装置1と共通する構成については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
【0034】
図6は、本実施形態に係る情報処理装置1’が備える機能のうち、画像投影装置18のオンオフ制御に関係する機能を主に示した機能ブロック図である。
図6に示すように、本実施形態に係る情報処理装置1’は、モード識別部41と、制御部42とを備えている。
モード識別部41は、上述したタブレットモード、スタンドモード、およびスタイラスモードの中から現在の使用モードを特定する。使用モードの特定は、例えば、筐体2に設けられた加速度センサ17aによる検出値に基づいて行われる。
タブレットモードの場合、ユーザに保持されることが多いため、加速度センサ17aによる検出値が頻繁に変動する。したがって、加速度センサ17aの検出値が所定期間以上一定である場合には、タブレットモード以外のモードであると判断する。なお、スタンド機構4の開閉状態を検出するセンサを有している場合には、スタンド機構4の開閉状態に応じてタブレットモードであるかそれ以外の使用モードであるかを判定することとしてもよい。
【0035】
また、スタンドモードの場合には筐体2は重力方向に対して比較的垂直に近い姿勢で支持され(
図1参照)、スタイラスモードの場合には筐体2は比較的水平に近い姿勢で支持される(
図2参照)。したがって、例えば、モード識別部41は、スタイラスモードのときの筐体2の水平面に対する角度範囲と、スタイラスモードのときの筐体2の水平面に対する角度範囲とを有しており、この角度範囲と加速度センサ17aの検出値とを用いて、スタンドモードかスタイラスモードかを判定する。
【0036】
制御部42は、モード識別部41によって検出された使用モードに応じて、画像投影装置18をオフとする、または、画像投影装置18をオンにならないように制御する。例えば、制御部42は、モード識別部41によってタブレットモードまたはスタンドモードと判定された場合には、画像投影装置18をオフとする、またはオンにならないように制御する。また、制御部42は、モード識別部41によってスタイラスモードと判定された場合には、画像投影装置18のオン操作を許容する。
【0037】
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置1’及び画像投影制御方法並びにプログラムによれば、情報処理装置1の使用モードに応じて画像投影装置のオンオフを切り替えることが可能となる。これにより、例えば、スタイラスモードで画像投影を行っていた場合に、一時的に画像投影を停止させたい場合には、スタイラスモードからスタンドモードに筐体2の姿勢を切り替えるという簡単な操作により、画像投影をオフにすることが可能となる。また、この場合、スタンドモードからスタイラスモードに姿勢が変化した場合には、制御部42は、再び画像投影を開始させるように制御してもよい。このように、画像投影装置18のオンオフの切り替えを使用モード、換言すると、筐体2の姿勢の変化に応じて切り替えることにより、ユーザは画像投影装置18のオン/オフを容易な操作によって行うことが可能となる。
【0038】
なお、本実施形態では、3つの使用モードに対応する情報処理装置1’を例示して説明したが、使用モードについてはこの例に限定されず、少なくとも2つの使用モードを有していればよい。また、本実施形態では、スタイラスモードのときに画像投影を行える状態とし、スタンドモード及びタブレットモードのときには画像投影を行えない状態としていたが、画像投影装置をオフさせる使用モードについてはこの例に限定されない。すなわち、レンズユニット7の設置位置等に応じて画像投影に適した使用モードは変わるため、レンズユニット7の設置位置や各使用モードにおける筐体2の姿勢を勘案して、画像投影装置をオフさせる使用モードを適宜設定するとよい。
更に、筐体2に設けられたレンズユニット7は筐体2に対して回転可能であってもよいし、筐体2に対して回転不可能に取り付けられていてもよい。
【0039】
また、本実施形態では、画像投影装置18が筐体2に設けられている場合を例示して説明したが、画像投影装置18は外部装置として所定の外部接続端子を介して情報処理装置1に接続されるものでもよい。この場合でも、筐体2の使用モードに応じて外部装置である画像投影装置18のオン/オフが制御される。この場合のメリットとしては、ユーザの手元にある筐体2の姿勢に応じて外部装置である画像投影装置18のオン/オフを制御できる点である。例えば、画像投影装置18を外部装置として情報処理装置1’に接続する場合、画像投影装置18が遠方に設置される可能性がある。このような場合でも、ユーザは手元にある情報処理装置1’の使用モードを切り替える、例えば、スタイラスモードからスタンドモードに筐体2の姿勢を変更するという操作で、遠方に設置されている画像投影装置18のオン/オフを切り替えることが可能となる。このように、情報処理装置1’を画像投影装置18のいわゆるリモコンとして使用することができるという効果がある。
【0040】
以上、本発明について各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
【0041】
例えば、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせ、情報処理装置の使用モードとレンズの向きとの両方を用いて、画像投影装置18のオフ制御等を行うこととしてもよい。この場合、スタイラスモードにおいてレンズの向きと鉛直方向とのなす角が所定の角度範囲にある場合には、オフ制御等が行われる。また、スタンドモード及びタブレットモードについては、画像投影装置18の起動ボタンがユーザによって操作された場合でもその操作を無効化して、画像投影装置18をオンさせないように制御する。
【0042】
また、上記各実施形態では、レンズの向き(投影方向)の角度範囲または/及び使用モードに応じて画像投影装置のオンオフ制御を行っていたが、これに代えて、または加えて、画像投影を行う投影環境に応じて画像投影装置18のオンオフ制御を行うこととしてもよい。例えば、画像投影を行う場合、周囲を暗くする。このため、例えば、照度センサを設け、照度センサの検出値が所定の照度以上の場合に、画像投影装置18をオフする、または、オンできないように制御することとしてもよい。また、例えば、レンズ8が被投影面に接触または近接している場合には、画像投影に適しない。したがって、レンズ8から被投影面までの距離を検出する距離センサを設け、この距離センサによって検出された距離が所定値以下の場合には、画像投影装置18をオフする、または、オンできないようにしてもよい。