【課題】送信先である受信者の職責等の属性に基づいて、集計したデータから配信するデータを選別することで、必要な情報だけを各受信者のモバイル端末向けに送信できるグループ別メール送信装置、グループ別メール送信方法、および、グループ別メール送信プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】メール配信グループ別実績種別マスタに設定された実績種別に基づいて、所定のグループへのメール配信対象の実績データを取得し、取得された実績データから、所定文字数以内の配信データを取得し、配信データを含む電子メールを作成し、作成された電子メールを、所定のグループのメンバに送信する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1においては、送信先が携帯電話宛の宛先アドレスの場合に、通常の電子メールを要約した短縮要約文を送信する技術が記載されているだけであって、送信先の属性に従って、異なる内容の短文電子メールを送信することができないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、送信先である受信者(宛先グループ)の職責等の属性に基づいて、集計したデータから配信するデータを選別することで、必要な情報だけを各受信者のモバイル端末向けに送信できるグループ別メール送信装置、グループ別メール送信方法、および、グループ別メール送信プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るグループ別メール送信装置は、記憶部と制御部とを備えたグループ別メール送信装置であって、前記記憶部は、業務実績の実績種別を含む実績データを記憶する実績データ記憶手段と、電子メールを配信するグループを設定したメール配信グループマスタを記憶するメール配信グループ記憶手段と、前記グループに属するメンバを設定したメール配信グループメンバマスタを記憶するメール配信グループメンバ記憶手段と、前記グループ別にメール配信対象となる前記実績種別を設定したメール配信グループ別実績種別マスタを記憶するメール配信グループ別実績種別記憶手段と、前記メンバの電子メールアドレスを設定したメンバマスタを記憶するメンバ記憶手段と、を備え、前記制御部は、前記メール配信グループ別実績種別マスタに設定された前記実績種別に基づいて、所定の前記グループへのメール配信対象の前記実績データを取得する実績データ取得手段と、前記実績データ取得手段により取得された前記実績データから、所定文字数以内の配信データを取得する配信データ取得手段と、前記配信データを含む電子メールを作成するメール作成手段と、前記メール作成手段により作成された前記電子メールを、前記所定のグループの前記メンバに送信するメール送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るグループ別メール送信装置は、前記記憶部は、前記実績種別と、前記配信データを埋め込むための定型文の定型文データと、を対応付けたメール設定内容を記憶するメール設定内容記憶手段、を更に備え、前記配信データ取得手段は、前記メール設定内容に基づいて、前記実績データ取得手段により取得された前記実績データから、前記定型文に必要な前記配信データを取得し、前記メール作成手段は、前記メール設定内容に基づいて、前記配信データを埋め込んだ定型文データを含む前記電子メールを作成することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るグループ別メール送信装置は、前記制御部は、組織内にて登録された業務データを前記実績データとして集計し、当該実績データに前記実績種別を付加して前記実績データ記憶手段に格納する実績データ集計手段、を更に備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係るグループ別メール送信装置は、前記実績データ集計手段は、所定タイミングで、前記業務データを前記実績データとして集計し、当該実績データに前記実績種別を付加して前記実績データ記憶手段に格納することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係るグループ別メール送信装置は、前記業務データは、見積データ、受注データ、工事データ、契約データ、および/または、作業実績データであることを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係るグループ別メール送信装置は、前記グループは、組織内の職位、および/または、所属部門に基づき設定される集団であることを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係るグループ別メール送信装置は、前記所定文字数は、モバイル端末における前記電子メールの文字数制限に基づく文字数であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係るグループ別メール送信方法は、記憶部と制御部とを備えたグループ別メール送信装置に実行させるためのグループ別メール送信方法であって、前記記憶部は、業務実績の実績種別を含む実績データを記憶する実績データ記憶手段と、電子メールを配信するグループを設定したメール配信グループマスタを記憶するメール配信グループ記憶手段と、前記グループに属するメンバを設定したメール配信グループメンバマスタを記憶するメール配信グループメンバ記憶手段と、前記グループ別にメール配信対象となる前記実績種別を設定したメール配信グループ別実績種別マスタを記憶するメール配信グループ別実績種別記憶手段と、前記メンバの電子メールアドレスを設定したメンバマスタを記憶するメンバ記憶手段と、を備え、前記制御部で実行させる、前記メール配信グループ別実績種別マスタに設定された前記実績種別に基づいて、所定の前記グループへのメール配信対象の前記実績データを取得する実績データ取得ステップと、前記実績データ取得ステップにて取得された前記実績データから、所定文字数以内の配信データを取得する配信データ取得ステップと、前記配信データを含む電子メールを作成するメール作成ステップと、前記メール作成ステップにて作成された前記電子メールを、前記所定のグループの前記メンバに送信するメール送信ステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係るグループ別メール送信プログラムは、記憶部と制御部とを備えたグループ別メール送信装置に実行させるためのグループ別メール送信プログラムであって、前記記憶部は、業務実績の実績種別を含む実績データを記憶する実績データ記憶手段と、電子メールを配信するグループを設定したメール配信グループマスタを記憶するメール配信グループ記憶手段と、前記グループに属するメンバを設定したメール配信グループメンバマスタを記憶するメール配信グループメンバ記憶手段と、前記グループ別にメール配信対象となる前記実績種別を設定したメール配信グループ別実績種別マスタを記憶するメール配信グループ別実績種別記憶手段と、前記メンバの電子メールアドレスを設定したメンバマスタを記憶するメンバ記憶手段と、を備え、前記制御部において、前記メール配信グループ別実績種別マスタに設定された前記実績種別に基づいて、所定の前記グループへのメール配信対象の前記実績データを取得する実績データ取得ステップと、前記実績データ取得ステップにて取得された前記実績データから、所定文字数以内の配信データを取得する配信データ取得ステップと、前記配信データを含む電子メールを作成するメール作成ステップと、前記メール作成ステップにて作成された前記電子メールを、前記所定のグループの前記メンバに送信するメール送信ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、集計したデータから電子メールの宛先グループ別に電子メールの本文の内容を設定することが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】
図1は、グループ別メール送信装置の構成の一例を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、本実施形態におけるグループ別メール送信装置の処理の一例を示すフローチャートである。
【
図3】
図3は、本実施形態における実績メール配信処理の一例を示す全体図である。
【
図4】
図4は、本実施形態における実績データ集計処理のセット内容の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、本実施形態における実績データ集計処理のセット内容の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、本実施形態におけるメール配信グループマスタの一例を示す図である。
【
図7】
図7は、本実施形態におけるメール配信グループメンバマスタの一例を示す図である。
【
図8】
図8は、本実施形態におけるメール配信グループ別実績種別マスタの一例を示す図である。
【
図9】
図9は、本実施形態における社員マスタの一例を示す図である。
【
図10】
図10は、本実施形態におけるメール設定内容の一例を示す図である。
【
図11】
図11は、本実施形態におけるメール設定内容の一例を示す図である。
【
図12】
図12は、本実施形態におけるメール設定内容の一例を示す図である。
【
図13】
図13は、本実施形態におけるメール設定内容の一例を示す図である。
【
図14】
図14は、本実施形態におけるメール設定内容の一例を示す図である。
【
図15】
図15は、本実施形態におけるメール設定内容の一例を示す図である。
【
図16】
図16は、本実施形態におけるメール設定内容の一例を示す図である。
【
図17】
図17は、本実施形態におけるメール設定内容の一例を示す図である。
【
図18】
図18は、本実施形態におけるメール設定内容の一例を示す図である。
【
図19】
図19は、本実施形態におけるメール設定内容の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0018】
[1.概要]
従来は、全ての宛先に対して同じ内容の電子メールを送信していたが、受信者それぞれの職責により必要な情報が異なるため、当該電子メールが長文である場合、受信者は、長文の中から自分に必要な情報を読み取る必要があり、電子メールの受信件数の多い受信者にとってチェックに時間がかかり過ぎていた。
【0019】
そこで、本実施形態においては、電子メールの宛先グループ別に本文の内容を設定することを可能としており、例えば、担当者グループに対しては、個人実績、見積提出、受注、解約または未回収情報等を送信内容とし、部門長グループに対しては、部門実績、全社実績または当期売上予測等を送信内容とすることを可能としている。すなわち、本実施形態においては、近年文字データの分析が容易になったため、送信内容の集計単位を細分化している。
【0020】
[2.構成]
本実施形態に係るグループ別メール送信装置100の構成の一例について、
図1を参照して説明する。
図1は、グループ別メール送信装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0021】
グループ別メール送信装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、グループ別メール送信装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0022】
グループ別メール送信装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。グループ別メール送信装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0023】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、グループ別メール送信装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、グループ別メール送信装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
【0024】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、実績データファイル106aと、メール配信グループマスタ106bと、メール配信グループメンバマスタ106cと、メール配信グループ別実績種別マスタ106dと、メンバマスタ106eと、メール設定内容ファイル106fとを備えている。
【0025】
実績データファイル106aは、業務実績の実績種別を含む実績データを記憶する。ここで、業務データは、見積データ、受注データ、工事データ、契約データ、および/または、作業実績データ等であってもよい。また、実績種別は、見積(提出)、見積(予算取)、受注確度別状況、受注状況、全社実績、メンテ契約変更情報、全社粗利見込、部門別実績(営業部門)、部門別実績(メンテ部門)、部門別実績(工事部門)、今期営業担当者別集計、今期作業担当者別集計(メンテ)、または、回収連絡等であってもよい。
【0026】
メール配信グループマスタ106bは、電子メールを配信するグループを設定したマスタである。ここで、グループは、組織内の職位、および/または、所属部門に基づき設定される集団であってもよい。ここで、組織は、法人、会社、組合、または、団体等であってもよい。
【0027】
メール配信グループメンバマスタ106cは、グループに属するメンバを設定したマスタである。ここで、グループは、組織内の職位、および/または、所属部門に基づき設定される集団であってもよい。
【0028】
メール配信グループ別実績種別マスタ106dは、グループ別にメール配信対象となる実績種別を設定したマスタである。
【0029】
メンバマスタ106eは、メンバの電子メールアドレスを設定したマスタである。
【0030】
メール設定内容ファイル106fは、実績種別と、配信データを埋め込むための定型文の定型文データと、を対応付けたメール設定内容を記憶する。
【0031】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0032】
制御部102は、グループ別メール送信装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、実績データ集計部102aと、実績データ取得部102bと、配信データ取得部102cと、メール作成部102dと、メール送信部102eとを備えている。
【0033】
実績データ集計部102aは、組織内にて登録された業務データを実績データとして集計し、当該実績データに実績種別を付加して実績データファイル106aに格納する。ここで、実績データ集計部102aは、所定タイミングで、業務データを実績データとして集計し、当該実績データに実績種別を付加して実績データファイル106aに格納してもよい。ここで、所定タイミングは、24時間毎等であってもよい。
【0034】
実績データ取得部102bは、メール配信グループ別実績種別マスタ106dに設定された実績種別に基づいて、所定のグループへのメール配信対象の実績データを取得する。
【0035】
配信データ取得部102cは、実績データ取得部102bにより取得された実績データから、所定文字数以内の配信データを取得する。ここで、配信データ取得部102cは、メール設定内容に基づいて、実績データ取得部102bにより取得された実績データから、所定文字数以内の定型文に必要な配信データを取得してもよい。ここで、定型文は、メール設定内容ファイル106fに記憶された定型文データに基づく文例であってもよい。また、所定文字数は、モバイル端末における電子メールの文字数制限に基づく文字数であってもよい。
【0036】
メール作成部102dは、配信データを含む電子メールを作成する。ここで、メール作成部102dは、メール設定内容に基づいて、配信データを埋め込んだ定型文データを含む電子メールを作成してもよい。
【0037】
メール送信部102eは、メール作成部102dにより作成された電子メールを、所定のグループのメンバに送信する。
【0038】
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、
図2から
図19を参照して説明する。
【0039】
[グループ別メール送信処理]
ここで、
図2を参照して、本実施形態におけるグループ別メール送信処理の一例について説明する。
図2は、本実施形態におけるグループ別メール送信装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
【0040】
図2に示すように、実績データ集計部102aは、毎日所定時刻に、会社内にて社員により登録された業務データを実績データとして集計し、当該実績データに実績種別を付加して実績データファイル106aに格納する(ステップSA−1)。
【0041】
そして、実績データ取得部102bは、実績データファイル106aに記憶された実績データに含まれる実績種別、および、メール配信グループ別実績種別マスタ106dに設定された実績種別に基づいて、メール配信グループマスタ106bに設定された電子メールを配信する各グループへのメール配信対象の実績データを実績データファイル106aから取得する(ステップSA−2)。
【0042】
そして、配信データ取得部102cは、メール設定内容ファイル106fに記憶されたメール設定内容に基づいて、実績データ取得部102bにより取得された実績データから、モバイル端末における電子メールの文字数制限以内の定型文に必要な配信データを取得する(ステップSA−3)。
【0043】
そして、メール作成部102dは、メール設定内容ファイル106fに記憶されたメール設定内容に基づいて、配信データ取得部102cにより取得された配信データを埋め込んだ定型文データを含む電子メールを作成する(ステップSA−4)。
【0044】
そして、メール送信部102eは、メール配信グループメンバマスタ106cおよびメンバマスタ106eに基づいて、メール作成部102dにより作成された電子メールを、各グループのメンバに送信し(ステップSA−5)、処理を終了する。
【0045】
ここで、
図3から
図9を参照して、本実施形態に係るグループ別メール送信処理の具体例について説明する。
図3は、本実施形態における実績メール配信処理の一例を示す全体図である。
【0046】
図3に示すように、本実施形態においては、タスクスケジューラを使用して毎日20:30に、会社内にて社員により登録された見積データ、受注データ、工事データ、契約データおよび作業実績データを実績データとして集計し、当該実績データに実績種別を付加して実績データファイル106aに格納する実績データ集計処理を実行する(ステップSB−1)。
【0047】
ここで、
図4および
図5を参照して、本実施形態における実績データ集計処理のセット内容について説明する。
図4および
図5は、本実施形態における実績データ集計処理のセット内容の一例を示す図である。
【0048】
図4および
図5に示すように、本実施形態においては、実績種別に応じて、実績データの項目(決算期、集計日、実績種別、連番、文字項目01、文字項目02、文字項目03、文字項目04、文字項目05、文字項目06、文字項目07、文字項目08、文字項目09、文字項目10、数値項目01、数値項目02、数値項目03、数値項目04、数値項目05、数値項目06、数値項目07、数値項目08、数値項目09、および、数値項目10等)として集計する業務データ中の項目を設定してもよい。
【0049】
図3に戻り、本実施形態においては、メール配信グループマスタ106bとメール配信グループメンバマスタ106cとメール配信グループ別実績種別マスタ106dとメンバマスタ(社員マスタ)106eとに基づいて、各グループへのメール配信対象の実績データを実績データファイル106aから取得し、取得した実績データから、所定文字数以内の配信データを取得し、配信データを含む電子メール(実績メール)を作成し、作成した実績メールを、各グループの社員に送信する実績メール配信処理を実行し(ステップSB−2)、処理を終了する。
【0050】
ここで、
図6を参照して、本実施形態におけるメール配信グループマスタ106bの一例について説明する。
図6は、本実施形態におけるメール配信グループマスタ106bの一例を示す図である。
【0051】
図6に示すように、本実施形態におけるメール配信グループマスタ106bは、配信グループの識別子と配信グループ名とを含んでいてもよい。
【0052】
また、
図7を参照して、本実施形態におけるメール配信グループメンバマスタ106cの一例について説明する。
図7は、本実施形態におけるメール配信グループメンバマスタ106cの一例を示す図である。
【0053】
図7に示すように、本実施形態におけるメール配信グループメンバマスタ106cは、社員コード(CD)と社員名と配信グループの識別子と配信グループ名とを含んでいてもよい。
【0054】
また、
図8を参照して、本実施形態におけるメール配信グループ別実績種別マスタ106dの一例について説明する。
図8は、本実施形態におけるメール配信グループ別実績種別マスタ106dの一例を示す図である。
【0055】
図8に示すように、本実施形態におけるメール配信グループ別実績種別マスタ106dは、配信グループの識別子と配信グループ名と実績種別の識別子と実績種別名とソート順とを含んでいてもよい。
【0056】
また、
図9を参照して、本実施形態におけるメンバマスタ(社員マスタ)106eの一例について説明する。
図9は、本実施形態における社員マスタ106eの一例を示す図である。
【0057】
図9に示すように、本実施形態における社員マスタ106eは、社員CDと社員名と電子メールアドレスとを含んでいてもよい。
【0058】
また、
図10から
図19を参照して、本実施形態におけるメール設定内容の一例について説明する。
図10から
図19は、本実施形態におけるメール設定内容の一例を示す図である。
【0059】
図10から
図13に示すように、本実施形態においては、実績種別の識別子と実績種別名と定型文の定型文データとを対応付けたメール設定内容になっており、サンプルデータのような配信データを埋め込んだ定型文データを含む電子メールを作成することができる。
【0060】
また、
図14から
図19に示すように、本実施形態においては、実績種別の識別子と実績種別名と定型文に含まれる行の行番号と(
図4または
図5に示す実績データの項目を変数とする)定型文中の各行の内容とを対応付けたメール設定内容になっており、サンプルデータのような配信データを埋め込んだ定型文データを含む電子メールを作成することができる。
【0061】
このように、本実施形態においては、モバイル向けの文字制限がある中で、メール配信グループ別実績種別マスタ106dを設定することで、業務担当者ごとにどのようなデータを受信するかを設定できる仕組みを可能としている。
【0062】
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0063】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0064】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0065】
また、グループ別メール送信装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0066】
例えば、グループ別メール送信装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じてグループ別メール送信装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0067】
また、このコンピュータプログラムは、グループ別メール送信装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0068】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0069】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0070】
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0071】
また、グループ別メール送信装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、グループ別メール送信装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0072】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。