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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-195444(P2018-195444A)
(43)【公開日】2018年12月6日
(54)【発明の名称】端子板
(51)【国際特許分類】
   H01R 9/24 20060101AFI20181109BHJP
【FI】
   H01R9/24
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-98098(P2017-98098)
(22)【出願日】2017年5月17日
(71)【出願人】
【識別番号】000211307
【氏名又は名称】中国電力株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100074332
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 昇
(74)【代理人】
【識別番号】100114432
【弁理士】
【氏名又は名称】中谷 寛昭
(74)【代理人】
【識別番号】100138416
【弁理士】
【氏名又は名称】北田 明
(72)【発明者】
【氏名】木村 幸正
(72)【発明者】
【氏名】坂本 成利
(72)【発明者】
【氏名】森分 寛
(72)【発明者】
【氏名】原田 進哉
(72)【発明者】
【氏名】福永 喜和
(72)【発明者】
【氏名】冨岡 昌彦
【テーマコード(参考)】
5E086
【Fターム(参考)】
5E086DD08
5E086DD33
5E086DD49
5E086JJ32
5E086JJ34
5E086LL02
5E086LL15
(57)【要約】
【課題】誤配線を確実に防止できる端子板を提供する。
【解決手段】本発明に係る端子板は、複数の端子孔を一組として備えるチャンネル領域が一方向に隣合うよう複数並べられてなるチャンネル列を、一方向と直交する他方向に隣合うよう複数段備えることで、前記チャンネル領域がマトリクス状に配置された端子板であって、一方向および他方向に隣合う前記チャンネル領域どうしの色または形状が異なっている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の端子孔を一組として備えるチャンネル領域が一方向に隣合うよう複数並べられてなるチャンネル列を、一方向と直交する他方向に隣合うよう複数段備えることで、前記チャンネル領域がマトリクス状に配置された端子板であって、
一方向および他方向に隣合う前記チャンネル領域どうしの色または形状が異なっていることを特徴とする端子板。
【請求項2】
他方向に隣合う前記チャンネル列のうち奇数段目どうしの該チャンネル列における前記チャンネル領域の、色または形状が他方向において同一である請求項1に記載に端子板。
【請求項3】
他方向に隣合う前記チャンネル列のうち偶数段目どうしの該チャンネル列における前記チャンネル領域の、色または形状が他方向において同一である請求項1に記載に端子板。
【請求項4】
前記チャンネル領域における前記端子孔は、二つを一組とされて一組または複数組設けられている請求項1ないし請求項3の何れかに記載の端子板。
【請求項5】
前記各チャンネル列では、特定の色または特定の形状とされた前記チャンネル領域が一方向に交互に配置されている請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の端子板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信線路を中継するための中間配線盤に配置された端子板に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、通信機器の相互間、または通信機器と端末装置などの間を接続する通信線路には、図3に示すように、中間配線盤100が配置される。該中間配線盤100には、多芯ケーブルCを接続するための複数の端子板101が配置される(特許文献1参照)。
【0003】
端子板101は、図4に示すように、絶縁性を有する板体102と、該板体102の表面に対し直交方向にかつマトリクス状に配置された複数のラッピング端子103とを備える。複数のラッピング端子103は、いずれも同一形状(角柱状)に形成され、板体102に形成された孔に取付けられている。ラッピング端子103に多芯ケーブルCを接続する際、いずれのラッピング端子103も同一形状であるため、作業者には、マトリクス状に配置された複数のラッピング端子103の中から、接続対象となるラッピング端子103を特定するのが難しく、非対象のラッピング端子103に誤って接続してしまい、誤配線することがある。
【0004】
このような誤配線を防止することを目的とした信号中継器が、特許文献2に提供されている。特許文献2に示す信号中継器は、着色により区分けされ且つ階段状に設けられた上、中、下の領域を有する端子板を備える。各領域の上部には、信号線を接続するための第一端子が配置され、各領域の下部には、接地線を接続する第二端子が配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2012−164458号公報
【特許文献2】特開2010−160913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、前記特許文献2の信号中継器によれば、各領域は、視覚と指の触感とにより識別できる。したがって、前記特許文献2の信号中継器は、上下方向に並ぶ第一端子と第二端子との識別は可能であるが、一つの領域における横方向に隣合う第一端子同士の識別、横方向に隣合う第二端子同士の識別ができず、誤配線してしまうという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、誤配線を確実に防止できる端子板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る端子板は、複数の端子孔を一組として備えるチャンネル領域が一方向に隣合うよう複数並べられてなるチャンネル列を、一方向と直交する他方向に隣合うよう複数段備えることで、前記チャンネル領域がマトリクス状に配置された端子板であって、一方向および他方向に隣合う前記チャンネル領域どうしの色または形状が異なっていることを特徴とする。
【0009】
上記構成を備えた本発明の端子板によれば、一方向および他方向に隣合うチャンネル領域どうしの色または形状が異ならせていることで、複数の端子孔を一組として備えるチャンネル領域が一方向に隣合うよう複数並べられてなるチャンネル列を、一方向と直交する他方向に隣合うよう複数段備えることで、チャンネル領域がマトリクス状に配置された端子板であっても、各チャンネル列において一方向に隣合うチャンネル領域における端子孔どうしを識別でき、しかも他方向に隣合うチャンネル列どうしにおけるチャンネル領域の端子孔どうしの識別ができる。
【0010】
他方向に隣合う前記チャンネル列のうち奇数段目どうしの該チャンネル列における前記チャンネル領域の、色または形状が他方向において同一であるという構成を採用することができる。
【0011】
上記構成を備えた端子板によれば、奇数段目のチャンネル列においてチャンネル領域ごとにこれを認識し易くなるとともに、これにより偶数段目のチャンネル列におけるチャンネル領域を認識し易くなる。
【0012】
他方向に隣合う前記チャンネル列のうち偶数段目どうしの該チャンネル列における前記チャンネル領域の、色または形状が他方向において同一であるという構成を採用することができる。
【0013】
上記構成を備えた端子板によれば、偶数段目のチャンネル列におけるチャンネル領域ごとにこれを認識し易くなるとともに、これにより奇数段目のチャンネル列におけるチャンネル領域を認識し易くなる。
【0014】
前記チャンネル領域における前記端子孔は、二つを一組とされて一組または複数組設けられているという構成を採用することができる。
【0015】
上記構成を備えた端子板では、一組である二つの端子孔に、異なる使用をさせる配線が接続される。
【0016】
前記各チャンネル列では、特定の色または特定の形状とされた前記チャンネル領域が一方向に交互に配置されているという構成を採用することができる。
【0017】
上記構成を備えた端子板のように、特定の色または形状の異なるチャンネル領域が一方向に交互に配置されていることで、一方向に並んだ複数のチャンネル領域を、チャンネル領域ごとに認識し易い。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、誤配線を確実に防止できる、といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、本発明の一実施形態に係る端子板の斜視図。
図2図2は、チャンネル領域の変形例を示した斜視図。
図3図3は、中間配線盤を示した斜視図。
図4図4は、従来の端子板を示した斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の一実施形態に係る端子板について、図面を参照しつつ説明する。はじめに、本実施形態の端子板が複数配置される中間配線盤について説明する。該中間配線盤100は、通信機器の相互間、または通信機器と端末装置などの間を接続する通信線路に配置される。端子板には、多芯ケーブルCが接続される(図3参照)。
【0021】
図1に示すように、端子板1は、板体10と、該板体10に形成された複数の端子孔11とを備える。
【0022】
板体10は、平坦な一枚の板材で矩形状に形成されている。この板材は、全体を黒色に着色され、絶縁性を有する。板体10は、一方の板面を上下方向に沿わせて中間配線盤100に取付けられている。板体10の一方の板面に対し、一方向(左右方向)を行方向とし、該一方向に対し直交する方向(上下方向)を段方向とする。
【0023】
板体10には、上下方向にチャンネル列21〜26が配置されている。チャンネル列21〜26には、複数の端子孔11を一組として備えるチャンネル領域R(仮想領域)が一方向に隣合うよう複数並べられている。チャンネル列21〜26は、一方向と直交する他方向に隣合うよう複数段備えられている。
【0024】
複数の端子孔11には、ラッピング端子12が取付けられている。ラッピング端子12は、角柱状に形成され、端子孔11に対し直交方向に取付けられ、マトリクス状に配置されている。一つのチャンネル領域Rのラッピング端子12,12に接続される多芯ケーブルCは、本実施形態では、例えば、信号線C1と、接地線C2とである。
【0025】
本実施形態では、各チャンネル列21〜26において、板体10の表面に、視認のために着色を施した着色部3を有するチャンネル領域Rが、一方向に隣合う一つのチャンネル領域Rをおいて配置されている。すなわち、各チャンネル列21〜26において、例えば、着色部3を設けたチャンネル領域R(R1AB)と、着色を施さないチャンネル領域R(R1CD)とが、一方向に交互に配置されている。
【0026】
また、着色部3は、他方向に隣合うチャンネル列21,22どうしにおいて、他方向に隣合う一つのチャンネル領域Rをおいて配置されている。すなわち、例えば、着色部3を設けたチャンネル領域R(R4CD)と、着色を施さないチャンネル領域R(R5CD)とが、他方向に交互に配置されている。
【0027】
着色部3として、例えば白色で「『」形状を模した図柄が選択されており、着色部3は、奇数段目(1段目、3段目、5段目)にある各チャンネル列21,23,25のチャンネル領域Rにおける板面部分おいて、端子孔11の近傍に配置されている。具体的には、図1に示すように、着色部3は、奇数段目の各チャンネル列21,23,25では、A行およびB行を含んだチャンネル領域Rにおける端子孔11の横上位置に施されている。また、着色部3は、C行およびD行を含んだチャンネル領域Rをおいて、E行およびF行を含んだチャンネル領域Rにおける端子孔11の横上位置に施されている。
【0028】
着色部3は、偶数段目(2段目、4段目、6段目)にある各チャンネル列22,24,26のチャンネル領域Rにおける板面部分おいて、端子孔11の近傍に配置されている。具体的には、図1に示すように、着色部3は、偶数段目の各チャンネル列22,24,26では、C行およびD行を含んだチャンネル領域Rにおける端子孔11の横上位置に施されている。また、着色部3は、E行およびF行を含んだチャンネル領域Rを置いて、G行およびH行を含んだチャンネル領域Rにおける端子孔11の横上位置に施されている。
【0029】
本実施形態における端子板1のラッピング端子12には、作業者により、例えば信号線C1および接地線C2が対で接続される(信号線C1および接地線C2の二つを一組とされて複数組設けられている)。図1に示すように、端子板1は、1段目のA行からH行、ないし6段目のA行からH行に対応する24箇所のチャンネル領域Rを備えており、各チャンネル領域Rに一対のラッピング端子12,12が取付けられている。そして、各チャンネル領域Rにおけるラッピング端子12に、信号線C1および接地線C2が接続されることが想定される。
【0030】
端子板1では、前述したように、その板面の一方向(横方向)に並べてA,B,C,D,E,F,G,Hのアルファベットの白色の文字が施され、他方向(縦方向)に並べて1,2,3,4,5,6の白色の番号数字が施されている。
【0031】
そして、1段目、3段目、5段目である奇数段目のチャンネル列21,23,25において、A行およびB行、E行およびF行で特定される各チャンネル領域Rにおける一対のラッピング端子12の近傍の板面部分に、着色部3が配置されている。また、2段目、4段目、6段目である偶数段目のチャンネル列22,24,26において、C行およびD行、G行およびH行で特定される各チャンネル領域Rにおける一対のラッピング端子12の近傍の板面部分に、着色部3が配置されている。つまり、各チャンネル列22,24,26では、着色部3を有するチャンネル領域Rと着色部3を有しないチャンネル領域Rとが、一方向に交互に配置されている。
【0032】
ここで、例えば、奇数段目の一例である、1段目のチャンネル列21において、A行およびB行で特定されるチャンネル領域R(R1AB)のラッピング端子12(12A1,12B1)に、信号線C1および接地線C2を接続する場合を説明する。このチャンネル領域R(R1AB)は、着色部3を有する。
【0033】
このチャンネル領域R1ABの一対のラッピング端子12(12A1,12B1)のうち、A行に相当するラッピング端子12(12A1)が信号線C1用に該当し、B行に相当するラッピング端子12(12B1)が接地線C2用に該当する。そして、着色部3は、各ラッピング端子12(12A1,12B1)の近傍に配置されている。
【0034】
そこで作業者は、A行、1段目のA,1の文字記号表示を視認したうえで、しかも着色部3を目処にラッピング端子12(12A1)を視認し、これに信号線C1を接続する。同様に、B行、1段目のB,1の文字記号表示を視認したうえで、しかも着色部3を目処にラッピング端子12(12B1)を視認し、これに接地線C2を接続する。つまり、着色部3を目処にすることで、ラッピング端子12(12A1,12B1)の誤認を抑え、これに信号線C1および接地線C2を、確実に接続することができる。
【0035】
1段目のチャンネル列21において、E行およびF行で特定されるチャンネル領域R(R1EF)のラッピング端子12(12E1,12F1)に、信号線C1および接地線C2を接続する場合を説明する。このチャンネル領域R(R1EF)は、着色部3を有する。
【0036】
このチャンネル領域R(R1EF)の一対のラッピング端子12(12E1,12E1)のうち、E行に相当するラッピング端子12(12E1)が信号線C1用に該当し、F行に相当するラッピング端子12(12E1)が接地線C2用に該当する。そして、着色部3は、各ラッピング端子12(12E1,12E1)の近傍に配置されている。
【0037】
そこで作業者は、E行、1段目のE,1の文字記号表示を視認したうえで、しかも着色部3を目処にラッピング端子12(12E1)を視認し、これに信号線C1を接続する。同様に、F行、1段目のF,1の文字記号表示を視認したうえで、しかも着色部3を目処にラッピング端子12(12F1)を視認し、これに接地線C2を接続する。つまり、着色部3を目処にすることで、ラッピング端子12(12E1,12F1)の誤認を抑え、これに信号線C1および接地線C2を、確実に接続することができる。
【0038】
1段目のチャンネル列21において、C行およびD行で特定されるチャンネル領域R(R1CD)のラッピング端子12(12C1,12D1)に、信号線C1および接地線C2を接続する場合を説明する。このチャンネル領域R(R1CD)は、着色部3を有しない。
【0039】
このチャンネル領域R(R1CD)の一対のラッピング端子12(12C1,12D1)のうち、C行に相当するラッピング端子12(12C1)が信号線C1用に該当し、D行に相当するラッピング端子12(12D1)が接地線C2用に該当する。
【0040】
そこで作業者は、C行、1段目のC,1の文字記号表示を視認したうえで、しかも着色部3を目処にラッピング端子12(12C1)を視認し、これに信号線C1を接続する。同様に、D行、1段目のD,1の文字記号表示を視認したうえで、しかも着色部3を目処にラッピング端子12(12D1)を視認し、これに接地線C2を接続する。
【0041】
ところで、このチャンネル領域R(R1CD)は、着色部3を有しない。したがって信号線C1および接地線C2をラッピング端子12(12C1,12D1)に接続する際には、作業者は、C行1段目のC,1の文字記号表示、D行1段目のD,1の文字記号を視認して作業をする。
【0042】
そしてこの視認に加え、そのチャンネル領域R(R1CD)に対する一方向両側のチャンネル領域R(R1AB),R(R1EF)には、着色部3が設けられている。このことから、そのチャンネル領域R(R1CD)は、着色部3を有しないチャンネル領域R(R1CD)として視認がし易い。つまり、この場合も着色部3を目処にすることが可能であり、ラッピング端子12(12C1,12D1)の誤認を抑え、これに信号線C1および接地線C2を、確実に接続することができる。
【0043】
偶数段目の一例である、4段目のチャンネル列24において、C行およびD行で特定されるチャンネル領域R(R4CD)のラッピング端子12(12C4,12D4)に、信号線C1および接地線C2を接続する場合を説明する。このチャンネル領域R(R4CD)は、着色部3を有する。
【0044】
このチャンネル領域R(R4CD)の一対のラッピング端子12(12C4,12D4)のうち、C行に相当するラッピング端子12(12C4)が信号線C1用に該当し、D行に相当するラッピング端子12(12D4)が接地線C2用に該当する。そして、着色部3は、各ラッピング端子12(12C4,12D4)の近傍に配置されている。
【0045】
そこで作業者は、C行、4段目のC,4の文字記号表示を視認したうえで、しかも着色部3を目処にラッピング端子12(12C4)を視認し、これに信号線C1を接続する。同様に、D行、4段目のD,4の文字記号表示を視認したうえで、しかも着色部3を目処にラッピング端子12(12D4)を視認し、これに接地線C2を接続する。つまり、着色部3を目処にすることで、ラッピング端子12(12C4,12D4)の誤認を抑え、これに信号線C1および接地線C2を、確実に接続することができる。
【0046】
5段目のチャンネル列25において、C行およびD行で特定されるチャンネル領域R(R5CD)のラッピング端子12(12C5,12D5)に、信号線C1および接地線C2を接続する場合を説明する。このチャンネル領域R(R5CD)は、着色部3を有しない。
【0047】
このチャンネル領域R(R5CD)の一対のラッピング端子12(12C5,12D5)のうち、C行に相当するラッピング端子12(12C5)が信号線C1用に該当し、D行に相当するラッピング端子12(12D5)が接地線C2用に該当する。
【0048】
そこで作業者は、C行、5段目のC,5の文字記号表示を視認したうえで、しかも着色部3を目処にラッピング端子12(12C5)を視認し、これに信号線C1を接続する。同様に、D行、5段目のD,5の文字記号表示を視認したうえで、しかも着色部3を目処にラッピング端子12(12D5)を視認し、これに接地線C2を接続する。
【0049】
ところで、このチャンネル領域R(R5CD)は、着色部3を有しない。したがって信号線C1および接地線C2をラッピング端子12(12C5,12D5)に接続する際には、作業者は、C行5段目のC,5の文字記号表示、D行5段目のD,5の文字記号を視認して作業をする。
【0050】
そしてこの視認に加え、そのチャンネル領域R(R5CD)に対する一方向両側のチャンネル領域R(R5AB),R(R5EF)には、着色部3が設けられている。このことから、そのチャンネル領域R(R5CD)は、着色部3を有しないチャンネル領域R(R5CD)として視認がし易い。つまり、この場合も着色部3を目処にすることが可能であり、ラッピング端子12(12C5,12D5)の誤認を抑え、これに信号線C1および接地線C2を、確実に接続することができる。
【0051】
ラッピング端子12は、板体10の板面に、該板面に対して直交する方向に突出している。しかも、板体10は、24箇所のチャンネル領域Rを備えており、各チャンネル領域Rに一対のラッピング端子12を備えることで、48個のラッピング端子12が、板体10に林立するように取付けられている。このように、板体10の板面から突出するラッピング端子12を多数有していても、チャンネル領域Rに施した着色部3を視認部(認識部)とし、これを信号線C1および接地線C2の接続のための目処とすることで、信号線C1および接地線C2を誤配線することなく、目的とするラッピング端子12に確実に接続することができる。
【0052】
本実施形態の端子板1では、各チャンネル列21〜26において、着色部3を設けたチャンネル領域Rと、着色を施さないチャンネル領域Rとが、一方向に交互に配置されていることで、一方向において信号線C1および接地線C2の誤配線を防止でき、しかも着色部3を設けたチャンネル領域Rと、着色を施さないチャンネル領域Rとが、他方向に交互に配置されていることで、他方向において信号線C1および接地線C2の誤配線を防止できる。
【0053】
また、作業者は、奇数段目のチャンネル列21,23,25では、A行,B行、E行,F行で特定されるチャンネル領域Rに着色部3が設けられているという設定を認識して作業をすることで、信号線C1および接地線C2の誤配線を防止でき、偶数段目のチャンネル列22,24,26では、C行,D行、G行,H行で特定されるチャンネル領域Rに着色部3が設けられているという設定を認識して作業をすることで、信号線C1および接地線C2の誤配線を防止できる。
【0054】
本実施形態では、着色部3として「『」形状を模した図柄が選択されている。この図柄は、一方向に沿う横方向線部を上端に有し、横方向線部の一方向端に、他方向に沿う縦方向線部を有している。したがって、多数個(48個)のラッピング端子12が林立するよう取付けられた板体10を、作業者が正面から見た際にでも、横方向線部および縦方向線部の何れかを視認可能である。
【0055】
上記実施形態では、視認部としての着色部3を、一方向および他方向に隣合うチャンネル領域Rに交互に設けた場合を例示した。しかしながら、板体10が有する全てのチャンネル領域Rに着色部3を設けることも考えられる。
【0056】
この場合では、図1の実施形態の場合に着色部3を設けなかったチャンネル領域Rにも、別の形状とした着色部や、別の色彩とした着色部を設けるようにする。例えば、着色部30として「△」形状が提案できる。図2に示す実施形態では、「△」形状の着色部30を、所定のチャンネル領域(例えば、5段目のチャンネル列25において、C行およびD行で特定されるチャンネル領域R(R5CD))Rにおいて、「『」形状を模した図柄の対角位置に配置することが考えられる。この場合では、同一の図柄を施したチャンネル領域R(R5CD)が、一方向において一つ置き、且つ他方向において一つ置きに設けられることになる。換言すれば、一方向に隣合うチャンネル領域R(R5AB),R(R5EF)、および、一方向に隣合うチャンネル領域R(R4CD),R(R6CD)には、異なる図柄が施されている。
【0057】
あるいは、同じ図柄(例えば「『」形状)は同一の色彩とし、該同じ図柄と異なる同じ図柄(例えば「△」形状)は、該色彩と異なる色彩とすることができる。
【0058】
上記各実施形態では、作業者が視認する視認部として、板体におけるチャンネル領域Rの一部に、着色を施しただけの平坦な着色部3を例示した。しかしながら、着色部3の代わりに、板体10の板面から突出して、作業者に立体的に視認ないし手指の触覚による認識を促す認識部とすることができる。
【符号の説明】
【0059】
1…端子板、10…板体、11…端子孔、12(12A1,12B1、12C1,12D1、12E1,12F1、12C4,12D4、12C5,12D5)…ラッピング端子、21〜26…チャンネル列、3,30…着色部、100…中間配線盤、101…端子板、102…板体、103…ラッピング端子、C…多芯ケーブル、C1…信号線、C2…接地線、R(R1AB,R1CD,R1EF,R4CD,R5CD)…チャンネル領域
図1
図2
図3
図4