特開2018-197802(P2018-197802A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-197802(P2018-197802A)
(43)【公開日】2018年12月13日
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 13/18 20060101AFI20181116BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20181116BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20181116BHJP
【FI】
   G09F13/18 N
   F21S2/00 435
   F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-102358(P2017-102358)
(22)【出願日】2017年5月24日
(71)【出願人】
【識別番号】000002303
【氏名又は名称】スタンレー電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100100011
【弁理士】
【氏名又は名称】五十嵐 省三
(72)【発明者】
【氏名】佐伯 勇輔
(72)【発明者】
【氏名】光田 朋民
【テーマコード(参考)】
3K244
5C096
【Fターム(参考)】
3K244AA09
3K244BA48
3K244BA50
3K244CA03
3K244DA01
3K244EA02
3K244EA14
3K244ED03
3K244ED12
5C096AA11
5C096BA02
5C096CC06
5C096CD02
5C096CD33
5C096FA12
(57)【要約】
【課題】配光ずれを抑制したサイドエッジライト方式の導光板を有する表示装置を提供する。
【解決手段】クラスタC1のY軸方向反射面S1、クラスタC2のX軸方向反射面S2及びクラスタC3のY軸方向反射面S1a、X軸方向反射面S2は、90°格子G2の交点を避けて90°格子G2の格子線に沿って位置している。クラスタC1のY軸方向直線溝がクラスタC3の矩形状溝と同一線上に対応している場合、クラスタC1のY軸方向反射面S1はクラスタC3のY軸方向反射面S3aと同一線上に配置され、ずれはない(ΔX=0)。クラスタC2のX軸方向直線溝がクラスタC3の矩形状溝と同一線上に対応している場合、クラスタC2のX軸方向反射面S2はクラスタC3のX軸方向反射面S3bと同一線上に配置され、ずれはない(ΔY=0)。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
導光板と、
前記導光板の複数の入光端面側に設けられ、出射光の方向が異なる複数の光源と、
前記導光板の反出光面に設けられ、前記各光源の光によって照射され該光を前記導光板の出光面へ反射させる複数の表示パターンと
を具備し、
1個の前記表示パターンのみが存在する非重複領域には、当該表示パターンの光源の出射光に対向して傾斜した反射面を有する直線状溝よりなる第1のクラスタを設け、
2個以上の前記表示パターンが重複して存在する重複領域には、当該重複する各表示パターンの前記光源の出射光に対向して傾斜した反射面を有する多角形状溝よりなる第2のクラスタを設け、
前記直線状溝の反射面と前記多角形状溝の反射面とが同一線上に配置されていることを含む表示装置。
【請求項2】
前記第1、第2のクラスタは同一の格子の交点を避けて前記格子の格子線に沿って位置する請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
2個の前記表示パターンが重複する前記重複領域の前記第2のクラスタの多角形状溝は平行四辺形状溝である請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
n(≧3)個の前記表示パターンが重複する前記重複領域の前記第2のクラスタの多角形状溝はn角形状溝である請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記多角形状溝の各内角は180°未満である請求項1に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サイドエッジライト方式によって導光板を面発光させて表示パターンを表示する表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機等の表示装置として、サイドエッジライト方式を用いて導光板を面発光させて導光板に形成された表示パターンを表示する表示装置がある。
【0003】
図6は導光板を用いた表示装置の表示原理を示し、(A)は全体断面図、(B)は(A)のクラスタの斜視図である。
【0004】
図6の(A)に示すように、導光板101の入光端面101a側に光源102を設け、導光板101の反出光面101bに図6の(B)に示す三角柱状の微小なドット溝(以下、クラスタという)103を形成する。この結果、導光板101の入光端面101aに入射した光源102からの光L101はクラスタ103の傾斜した反射面1031で全反射して図6の(A)の上方に向って導光板101の出光面101cから出射する。従って、クラスタ103を多数配置して表示パターンを形成すると、出光面101c側の観察者104は多数の微小なクラスタ103よりなる表示パターンを視認できる(参照:特許文献1の図12、特許文献2の図1A)。
【0005】
上述の表示パターンを複数表示する場合に、1つの導光板にクラスタの反射面の方向が異なる2つの表示パターンを形成し、2つの光源から2方向の光を入射する表示装置がある。
【0006】
図7は従来の表示装置を示す全体平面図、図8図7の円VIII内の部分拡大平面図である(参照:特許文献3)。
【0007】
図7に示すように、光源2として導光板1の入光端面1a側に複数の発光ダイオード(LED)パッケージ21、22、…、25を1列に設け、また、光源3として導光板1の入光端面1aに直交する入光端面1b側に複数のLEDパッケージ31、32、…、35を1列に設けてある。LEDパッケージ21、22、…、25からの光Laは導光板1の反出光面1cに設けられた“A”の表示パターンDPAを照射し、また、LEDパッケージ31、32、…、35からの光Lbは導光板1の反出光面1cに設けられた“B”の表示パターンDPBを照射する。
【0008】
図8に示すごとく、表示パターンDPAは90°格子G1の交点上に形成されたY方向直線状溝よりなる多数のクラスタC1及び後述のクラスタC3によって構成され、また、表示パターンDPBは90°格子G1の交点上に形成されたX方向直線状溝よりなる多数のクラスタC2及び後述のクラスタC3によって構成されている。この場合、クラスタC1の密度とクラスタC2の密度とは同一であり、クラスタC1、C2の中心は90°格子G1の交点に位置する。図9の(A)に示すごとく、クラスタC1は光Laに対向して傾斜したY方向反射面S1を有する。尚、クラスタC1の他の3つの傾斜面は光Laに対向していないので、反射面として作用しない。また、図9の(B)に示すごとく、クラスタC2は光Lbに対向して傾斜したX方向反射面S2を有する。尚、クラスタC2の他の3つの傾斜面は光Lbに対向していないので、反射面として作用しない。
【0009】
図8に示すごとく、図7の “A”の表示パターンDPAと“B”の表示パターンDPBとの重複する領域には、クラスタC1、C2と異なるクラスタC3が設けられている。この場合、クラスタC3もクラスタC1、C2と90°格子G1の交点上に設けられ、従って、クラスタC3の密度はクラスタC1、C2の密度と同一であり、クラスタC3の中心は90°格子G1の交点に位置する。
【0010】
図9の(C)に示すごとく、クラスタC3は、矩形状溝(広くは、平行四辺形状溝)よりなり、光Laに対向して傾斜したY方向反射面S3a及び光Lbに対向して傾斜したX方向反射面S3bを有し、この場合、Y方向反射面S3aとX方向反射面S3bとは直交している。尚、クラスタC3の他の2つの傾斜面は光La、Lbのいずれにも対向していないので、反射面として作用しない。この結果、表示パターンDPAはクラスタC1のY方向反射面S1及びクラスタC3のY方向反射面S3aよりなり、また、表示パターンDPBはクラスタC2のX方向反射面S2及びクラスタC3のX方向反射面S3bよりなる。
【0011】
図7図8においては、導光板1の入光端面1aに入射したLEDパッケージ21、22、…、25からの光Laは表示パターンDPAのクラスタC1のY方向反射面S1及びクラスタC3のY方向反射面S3aで全反射して導光板1の出光面1dから出射し、これにより、出光面1d側における観察者は表示パターンDPAを視認できる。同様に、導光板1の入光端面1bに入射したLEDパッケージ31、32、…、35からの光Lbは表示パターンDPBのクラスタC2のX方向反射面S2及びクラスタC3のX方向反射面S3bで全反射して導光板1の出光面1dから出射し、これにより、出光面1d側における観察者は表示パターンDPBを視認できる。
【0012】
図7図8図9に示す従来の表示装置においては、2つの光源2、3からの光を受けて光を全反射するためのクラスタC3の密度はクラスタC1、C2の密度と同一であり、また、クラスタC3は、溝の内角αが180°未満であるので、頂点Tの数が少なくなり、表示に寄与しない雑光が少なくなり、この結果、表示均一性を向上できる。
【0013】
尚、図7においては、光源2が設けられた導光板1の入光端面1aと光源3が設けられた導光板1の入光端面1bとは直交しているが、溝の内角αが180°未満である限り、光源2が設けられた導光板1の入光端面1aと光源3が設けられた導光板1の入光端面1bとは直交してなくともよい。この場合には、90°格子G2は菱形格子等となり、クラスタC3は矩形状溝ではなく平行四辺形状溝となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】特開2006−75362号公報
【特許文献2】特表2003−519810号公報(特許第4741142号)
【特許文献3】特開2016−118667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
しかしながら、図7図8図9に示す従来の表示装置においては、クラスタC1、C2、C3の各中心が90°格子G1の交点に位置するので、クラスタC1のY方向直線状溝がクラスタC3の矩形状溝と同一線上に対応している場合であっても、図8に示すごとく、クラスタC1のY方向反射面S1はクラスタC3のY方向反射面S3aと同一線上に配置されず、ΔXだけずれており、また、クラスタC2のX方向直線状溝がクラスタC3の矩形状溝と同一線上に対応している場合であっても、クラスタC2のX方向反射面S2はクラスタC3のX方向反射面S3bと同一線上に配置されず、ΔYだけずれている。この結果、発光の際には、ずれΔX、ΔYによってクラスタC1、C2とクラスタC3との間で微妙な配光のずれが生じて表示パターンDPA、DPBの一方の観察に他方の表示パターンが重複して見え、この結果、見栄えが悪くなるという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上述の課題を解決するために、本発明に係る表示装置は、導光板と、導光板の複数の入光端面側に設けられ、出射光の方向が異なる複数の光源と、導光板の反出光面に設けられ、各光源の光によって照射されこれらの光を導光板の出光面へ反射させる複数の表示パターンとを具備し、1個の表示パターンのみが存在する非重複領域には、当該表示パターンの光源の出射光に対向して傾斜した面を有する直線状溝よりなる第1のクラスタを設け、2個以上の表示パターンが重複して存在する重複領域には、当該重複する各表示パターンの光源の出射光に対向して傾斜した反射面を有する多角形状溝よりなる第2のクラスタを設け、直線状溝の反射面と多角形状溝の反射面とが同一線上に配置されていることを含むものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、第1のクラスタの反射面と第2のクラスタの反射面とのずれがないので、発光の際には、これらの間の配光差をなくし、観察すべき表示パターンに他の表示パターンの重複がなくなり、この結果、見栄えを良くできる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明に係る表示装置の第1の実施の形態を示す部分拡大平面図である。
図2図1のクラスタの詳細を示す斜視図である。
図3】本発明に係る表示装置の第2の実施の形態を示す全体平面図である。
図4図3の円IV内の部分拡大平面図である。
図5図4のクラスタの詳細を示す斜視図である。
図6】導光板を用いた表示装置の表示原理を示す図であって、(A)は全体断面図、(B)は(A)のクラスタの斜視図である。
図7】従来の表示装置を示す全体平面図である。
図8図7の円VIII内の部分拡大平面図である。
図9図8のクラスタの詳細を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は本発明に係る表示装置の第1の実施の形態を示す部分拡大平面図である。尚、図1の全体平面図も図7であり、図1図7の円VIII内の部分拡大図である。
【0020】
図1においては、表示パターンDPAは90°格子G2の交点を避けて90°格子G2の格子線に沿って形成されたY方向直線状溝よりなる多数のクラスタC1によって構成され、また、表示パターンDPBは90°格子G2の交点を避けて90°格子G2の格子線に沿って形成されたX方向直線状溝よりなる多数のクラスタC2によって構成されている。この場合、クラスタC1の密度とクラスタC2の密度とは同一である。さらに、“A”の表示パターンDPAと“B”の表示パターンDPBとの重複する領域に設けられたクラスタC3もクラスタC1、C2と90°格子G2の交点を避けて90°格子G2の格子線に沿って設けられ、従って、クラスタC3の密度はクラスタC1、C2の密度と同一である。
【0021】
図1図2においては、上述のごとく、クラスタC1のY軸方向反射面S1、クラスタC2のX軸方向反射面S2及びクラスタC3のY軸方向反射面S1a、X軸方向反射面S2は、90°格子G2の交点を避けて90°格子G2の格子線に沿って位置している。従って、クラスタC1のY軸方向直線溝がクラスタC3の矩形状溝と同一線上に対応している場合、クラスタC1のY軸方向反射面S1はクラスタC3のY軸方向反射面S3aと同一線上に配置され、従って、ずれはない(ΔX=0)。また、クラスタC2のX軸方向直線溝がクラスタC3の矩形状溝と同一線上に対応している場合、クラスタC2のX軸方向反射面S2はクラスタC3のX軸方向反射面S3bと同一線上に配置され、従って、ずれはない(ΔY=0)。この結果、発光の際には、クラスタC1、C2とクラスタC3との間には配光の差が生ぜず見栄えをよくできる。
【0022】
図3は本発明に係る表示装置の第2の実施の形態を示す全体平面図、図4図3の円IV内の部分拡大平面図である。
【0023】
図3においては、光源12として導光板11の入光端面11a側に複数のLEDパッケージ121、122、123を1列に設け、また、光源13として導光板11の入光端面11b側に複数のLEDパッケージ131、132、133を1列に設け、さらに、光源14として導光板11の入光端面11c側に複数のLEDパッケージ141、142、143を1列に設けてある。入光端面11a、11b、11cは装置中心に対して120°づつずれている。LEDパッケージ121、122、123からの光Laは導光板11の反出光面11dに設けられた“A”の表示パターンDPAを照射し、また、LEDパッケージ131、132、133からの光Lbは導光板11の反出光面11dに設けられた“B”の表示パターンDPBを照射し、さらに、LEDパッケージ141、142、143からの光Lcは導光板11の反出光面11dに設けられた“C”の表示パターンDPCを照射する。
【0024】
図4に示すごとく、表示パターンDPA、DPB、DPCはクラスタC11、C12、C13、C14、C15、C16及びC17によって構成されている。この場合、クラスタC11、C12、C13、C14、C15、C16及びC17は60°格子G3に形成されており、従って、クラスタの密度は一定で均一である。
【0025】
クラスタC11は“A”の表示パターンDPAのみの領域に形成される。すなわち、図5の(A)に示すごとく、クラスタC11はX方向の120°時計回りのD(−120°)方向直線状溝よりなり、D(−120°)方向の傾斜した反射面S11aを有する。反射面S11aはLEDパッケージ121、122、123からの光Laによって照射される。この場合、反射面S11aは60°格子G3の交点を避けて60°格子G3の格子線に沿って位置する。尚、他の1つの傾斜面は光Laに対向していないので、反射面として作用しない。
【0026】
クラスタC12は“B”の表示パターンDPBのみの領域に形成される。すなわち、図5の(B)に示すごとく、クラスタC12はX方向直線状溝よりなり、X方向の傾斜した反射面S11bを有する。反射面S12bはLEDパッケージ131、132、133からの光Lbによって照射される。この場合、反射面S12bは60°格子G3の交点を避けて60°格子G3の格子線に沿って位置する。尚、他の1つの傾斜面は光Lbに対向していないので、反射面として作用しない。
【0027】
クラスタC13は“C”の表示パターンDPCのみの領域に形成される。すなわち、図5の(C)に示すごとく、クラスタC13はX方向の120°反時計回りのD(+120°)方向直線状溝よりなり、D(+120°)方向の傾斜した反射面S13Cを有する。反射面S13cはLEDパッケージ141、142、143からの光Lcによって照射される。この場合、反射面S13cは60°格子G3の交点を避けて60°格子G3の格子線に沿って位置する。尚、他の1つの傾斜面は光Lcに対向していないので、反射面として作用しない。
【0028】
クラスタC14は“C”の表示パターンDPC及び“A”の表示パターンDPAが重複する領域に形成される。すなわち、図5の(D)に示すごとく、クラスタC14は菱形状(広くは、平行四辺形状)溝よりなり、D(+120°)方向の傾斜した反射面S14c及びD(−120°)方向の傾斜した反射面S14aを有する。反射面S14cはLEDパッケージ141、142、143からの光Lcによって照射され、また、反射面S14aはLEDパッケージ121、122、123からの光Laによって照射される。この場合、反射面S14c、S14aは60°格子G3の交点を避けて60°格子G3の格子線に沿って位置する。尚、他の2つの傾斜面は光Lc、Laに対向していないので、反射面として作用しない。
【0029】
クラスタC15は“A”の表示パターンDPA及び“B”の表示パターンDPBが重複する領域に形成される。すなわち、図5の(E)に示すごとく、クラスタC15は菱形状(広くは、平行四辺形状)溝よりなり、D(−120°)方向の傾斜した反射面S15c及びX方向の傾斜した反射面S15aを有する。反射面S15cはLEDパッケージ141、142、143からの光Lcによって照射され、また、反射面S15aはLEDパッケージ121、122、123からの光Laによって照射される。この場合、反射面S15c、S15aは60°格子G3の交点上を避けて60°格子G3の格子線に沿って位置する。尚、他の2つの傾斜面は光La、Lbに対向していないので、反射面として作用しない。
【0030】
クラスタC16は“B”の表示パターンDPB及び“C”の表示パターンDPCが重複する領域に形成される。すなわち、図5の(F)に示すごとく、クラスタC16は菱形状(広くは、平行四辺形状)溝よりなり、X方向の傾斜した反射面S16b及びD(+120°)方向の傾斜した反射面S16cを有する。反射面S16bはLEDパッケージ131、132、133からの光Lbによって照射され、また、反射面S16cはLEDパッケージ141、142、143からの光Lcによって照射される。この場合、反射面S16b、S16cは60°格子G3の交点を避けて60°格子G3の格子線に沿って位置する。尚、他の2つの傾斜面は光La、Lbに対向していないので、反射面として作用しない。
【0031】
クラスタC17は、“A”の表示パターンDPA、“B”の表示パターンDPB及び“C”の表示パターンDPCが重複する領域に形成される。すなわち、図5の(G)に示すごとく、クラスタC17は三角形状溝よりなり、X方向の傾斜した反射面S17a、D(+120°)方向の傾斜した反射面S17b及びD(−120°)方向の傾斜した反射面S17cを有する。反射面S17aはLEDパッケージ121、122、123からの光Laによって照射され、また、反射面S14bはLEDパッケージ131、132、133からの光Lbによって照射され、さらに、反射面S14cはLEDパッケージ141、142、143からの光Lcによって照射される。この場合、反射面S17a、S17b、S17cは60°格子G3の交点を避けて60°格子G3の格子線に沿って位置する。
【0032】
クラスタC17は、“A”の表示パターンDPA、“B”の表示パターンDPB及び“C”の表示パターンDPCが重複する領域に形成される。すなわち、図5の(G)に示すごとく、クラスタC17は三角形状溝よりなり、X方向の傾斜した反射面S17a、D(+120°)方向の傾斜した反射面S17b及びD(−120°)方向の傾斜した反射面S17cを有する。反射面S17aはLEDパッケージ121、122、123からの光Laによって照射され、また、反射面S14bはLEDパッケージ131、132、133からの光Lbによって照射され、さらに、反射面S14cはLEDパッケージ141、142、143からの光Lcによって照射される。この場合、反射面S17a、S17b、S17cは60°格子G3の交点を避けて60°格子G3の格子線に沿って位置する。
【0033】
図3図4においては、導光板11の入光端面11aに入射したLEDパッケージ121、122、123からの光Laは、表示パターンDPAのクラスタC11の反射面S11a、クラスタC14の反射面S14a、クラスタC15の反射面S15a及びクラスタC17の反射面S17aで全反射して導光板11の出光面11dから出射し、これにより、出光面11d側における観察者は表示パターンDPAを視認できる。また、導光板11の入光端面11bに入射したLEDパッケージ131、132、133からの光Lbは、表示パターンDPBのクラスタC12の反射面S12b、クラスタC15の反射面S15b、クラスタC16の反射面S16b及びクラスタC17の反射面S17bで全反射して導光板11の出光面11dから出射し、これにより、出光面11d側における観察者は表示パターンDPBを視認できる。さらに、導光板11の入光端面11cに入射したLEDパッケージ141、142、143からの光Lcは、表示パターンDPCのクラスタC13の反射面S13c、クラスタC14の反射面S14c、クラスタC16の反射面S16c及びクラスタC17の反射面S17cで全反射して導光板11の出光面11dから出射し、これにより、出光面11d側における観察者は表示パターンDPCを視認できる。
【0034】
図3図4図5に示す表示装置においては、2つの光源13、14;14、12;12,13からの光を受けて光を全反射するためのクラスタC14、C15、C16の密度はクラスタC11、C12、C13の密度と同一であり、また、クラスタC14、C15、C16には、頂点Tの数が少なく、また、溝の内角αも180°未満であるので、表示に寄与しない雑光が少なくなり、この結果、表示均一性を向上できる。同様に、3つの光源12、13、14からの光を受けて光を全反射するためのクラスタC17の密度もクラスタC11、C12、C13の密度と同一であり、また、クラスタC17は、溝の内角αが180°であるので、頂点Tの数が少なく、表示に寄与しない雑光が少なくなり、この結果、表示均一性を向上できる。
【0035】
また、図3図4図5の表示装置においては、クラスタC11の反射面S11a、クラスタC14の反射面S14a、クラスタC15の反射面S15a及びクラスタC17の反射面S17aが60°格子G3の同一格子線つまり同一線上に配置されている場合、これらの間にずれはない。この結果、LEDパッケージ12のLEDパッケージ121、122、123の光Laによる発光の際には、これらのクラスタ間には配光の差は生ぜず、見栄えをよくできる。また、クラスタC12の反射面S12b、クラスタC15の反射面S15b、クラスタC16の反射面S16b及びクラスタC17の反射面S17bが60°格子G3の同一格子線つまり同一線上に配置されている場合、これらの間にずれはない。この結果、LEDパッケージ13のLEDパッケージ131、132、133の光Lbによる発光の際には、これらのクラスタ間には配光の差は生ぜず、見栄えをよくできる。さらに、クラスタC13の反射面S13c、クラスタC14の反射面S14c、クラスタC16の反射面S16c及びクラスタC17の反射面S17cが60°格子G3の同一格子線つまり同一線上に配置されている場合、これらの間にずれはない。この結果、LEDパッケージ14のLEDパッケージ141、142、143の光Laによる発光の際には、これらのクラスタ間には配光の差は生ぜず、見栄えをよくできる。
【0036】
尚、図3図4図5においては、光源12が設けられた導光板11の入光端面11a、光源13が設けられた導光板11の入光端面11b及び光源14が設けられた導光板11の入光端面11cは120°づつ等角でずれて各反射面が60°格子G3の格子線に位置しているが、他の非等角度でもよい。
【0037】
また、図1図2図3図4図5のクラスタC1、C2、C3、C11〜C16においては、各光に対向して反射面を設けてあるが、光の入射方向に対向しない他方の反射面は垂直面でもよい。さらに、クラスタC1、C2、C3、C11〜C16の反射面は全反射を利用しているが、溝に反射層を形成し、この反射層の反射を利用してもよい。
【0038】
このように、上述の実施の形態においては、1つの光源(LEDパッケージ)から光を受けて全反射するためのクラスタは光の方向に対向する反射面を有し、また、2つの光源(LEDパッケージ)から光を受けて全反射するためのクラスタは各光の方向に対向した反射面を有する矩形状溝あるいは菱形状溝(広くは、平行四辺形状溝)をなし、さらに、3つの光源(LEDパッケージ)から光を受けて全反射するためのクラスタは各光の方向に対向する反射面を有する三角形状溝をなしている。尚、一般に、n(n≧3)個の光源(LEDパッケージ)から光を受けて全反射するためのクラスタは、各光の方向に対向する反射面を有するn角形状溝をなしていればよい。
【0039】
さらに、本発明は上述の実施の形態の自明の範囲内のいかなる変更にも適用し得る。
【符号の説明】
【0040】
1、11:導光板
1a、1b、11a、11b、11c:入光端面
1c、11d:反出光面
1d、11e:出光面
2、3、12、13、14:光源
21、22、…、25、31、32、…、35、121、122、123、131、132、133、141、142、143:LEDパッケージ
La、Lb、Lc:光
C1、C2、C3、C11、C12、…、C17:クラスタ
S1a、S2b、S3a、S3b、S11a、S12b、S13c、S14b、S14c、S15c、S15a、S16a、S16b、S17a、S17b、S17c:反射面
101:導光板
101a:入光端面
101b:反出光面
101c:出光面
102:光源
103:クラスタ
1031:反射面
104:観察者
L101:光
T:頂点
α:溝の内角
図1
図2
図3
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図5
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図9