特開2018-198124(P2018-198124A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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  • 特開2018198124-洞道照明装置 図000003
  • 特開2018198124-洞道照明装置 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-198124(P2018-198124A)
(43)【公開日】2018年12月13日
(54)【発明の名称】洞道照明装置
(51)【国際特許分類】
   F21V 29/90 20150101AFI20181116BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20181116BHJP
   F21V 31/00 20060101ALI20181116BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20181116BHJP
   F21Y 115/30 20160101ALN20181116BHJP
【FI】
   F21V29/90
   F21S2/00 631
   F21V31/00 100
   F21Y115:10
   F21Y115:30
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2017-101590(P2017-101590)
(22)【出願日】2017年5月23日
(71)【出願人】
【識別番号】000002303
【氏名又は名称】スタンレー電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100100011
【弁理士】
【氏名又は名称】五十嵐 省三
(72)【発明者】
【氏名】秋元 政洋
【テーマコード(参考)】
3K014
3K243
【Fターム(参考)】
3K014NA02
3K243MA01
(57)【要約】
【課題】電源基板の結露を防止した洞道照明装置を提供する。
【解決手段】端子T1、T2、T3等を備えたポリカーボネート樹脂よりなるハウジング1の底部に電源基板2がねじによって取付けられる。この場合、電源基板2上には予め電源回路21及びヒータ22が実装されている。ハウジング1にはLED基板4を固定するためのステー3がねじによって取付けられる。LED基板4上には複数のLED素子が予め実装され、LED素子は電源回路21に電気的に接続される。ハウジング1にはパッキン5を介してポリカーボネート樹脂よりなる透光性カバー(レンズ)6がねじによって取付けられる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂密閉構造と、
前記樹脂密閉構造内に設けられた発光素子と、
前記樹脂密閉構造内に設けられ、前記発光素子に電気的に接続された電源回路を有する電源基板と、
前記電源基板に設けられた発熱源と
を具備する洞道照明装置。
【請求項2】
前記電源基板の電源回路は外部に設けられた第1のスイッチを介して外部電源に接続され、前記発熱源は外部に設けられた第2のスイッチを介して前記外部電源に接続された請求項1に記載の洞道照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電信線、電話線、電力線等を埋設する洞道に用いられる洞道照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、洞道照明装置においては、ポリカーボネート樹脂等よりなる樹脂密閉構造内に発光素子たとえば発光ダイオード(LED)素子及びその電源基板を設けている。この樹脂密閉構造は透光性カバー(レンズ)を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−213716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の洞道照明装置は作業員が点検作業を行うときのみオンとされる。通常は、洞道照明装置は一日に数回又は1年に数回のみしかオンされない。従って、洞道照明装置が洞道の高湿度環境に非常に長期的に亘って曝されるので、湿気が樹脂密閉構造内に侵入し、樹脂密閉構造は高湿状態となる。この結果、樹脂密閉構造内が結露する。特に、電源基板が結露すると、絶縁性が低下して洞道照明装置の不点灯等の故障が発生するという課題がある。
【0005】
他方、一般に、トンネルにおいては、複数の道路照明装置が設けられ、昼間は全部が点灯とされ、夜間は一部が点灯とされる。つまり間引点灯とされる道路照明装置がある。従って、間引点灯つまり昼間点灯されかつ夜間非点灯とされる道路照明装置において、昼間、発光素子がオンとされると、透光性レンズの温度は一時的に上昇するが、夜間、発光素子がオフとなると、透光性レンズに結露が発生する。この結果、透光性レンズに汚れが付着し、照明効果が低下する。このため、透光性レンズにヒータを設け、透光性レンズを約50℃に加熱するようにし、これにより、透光性レンズの付着汚れを少なくして照明効果の低下を抑止できるものがある(参照:特許文献1)。しかし、ヒータを透光性レンズに設けた場合、外気に曝された透光性レンズの温度のみ上昇するも、ヒータは電源基板から遠いので、電源基板の温度は上昇せず、電源基板の結露を防止できず、絶縁性の低下を抑止して不点灯等の不具合の発生を防止できない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するために、本発明に係る洞道照明装置は、樹脂密閉構造と、樹脂密閉構造内に設けられた発光素子と、樹脂密閉構造内に設けられ、発光素子に電気的に接続された電源回路を有する電源基板と、電源基板に設けられた発熱源とを具備するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電源基板に設けられた発熱源によって樹脂密閉構造内特に電源基板が加熱されるので、電源基板の結露を防止でき、従って、不点灯等の故障を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明に係る洞道照明装置の実施の形態を示す分解斜視図である。
図2図1の洞道照明装置の電気回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は本発明に係る洞道照明装置の実施の形態を示す分解斜視図である。尚、図1においては、取付ねじ、ハーネスは省略してある。
【0010】
図1において、端子T1、T2、T3等を備えたポリカーボネート樹脂よりなるハウジング1の底部に電源基板2がねじ(図示せず)によって取付けられる。この場合、電源基板2上には予め整流平滑回路、定電流回路等よりなる電源回路21及びヒータ22が実装されている。また、ハウジング1にはLED基板4を固定するためのステー3がねじ(図示せず)によって取付けられる。LED基板4上には複数のLED素子(図示せず)が予め実装され、これらLED素子はLED基板4の裏面のハーネスを介して電源回路21に電気的に接続される。さらに、ハウジング1にはパッキン5を介してポリカーボネート樹脂よりなる透光性カバー(レンズ)6がねじ(図示せず)によって取付けられる。これにより、樹脂密閉構造の洞道照明装置が完成する。
【0011】
図2図1の洞道照明装置の電気回路図である。
【0012】
図2において、端子T1、T3は電源回路21に接続され、端子T2、T3はヒータ22に接続される。つまり、端子T3は電源回路21及びヒータ22に共通の端子である。端子T1、T2は洞道照明装置の外部に設けられたスイッチSW1、SW2を介して外部交流(AC)電源Pに接続される。
【0013】
図2においては、洞道の作業者は作業を行う前にスイッチSW1をオンにして洞道照明装置を点灯する。つまり、作業毎に洞道照明装置は点灯する。他方、スイッチSW2は常時オンとされており、従って、ヒータ22は24時間365日加熱されている。この結果、電源回路21は常に加熱される。この場合、ヒータ22は外気に曝されていないので、樹脂密閉構造内の全体の空気を加熱できる。このようにして、電源回路21の結露を防止でき、従って、電源回路21の絶縁性の低下を防止でき、この結果、洞道照明装置の不点灯等の故障の発生を抑止できる。
【0014】
尚、上述の実施の形態においては、発熱源として抵抗型ヒータを用いているが、他の発熱源たとえば赤外光源でもよい。また、発光素子はLED素子としているが、他の発光素子たとえばレーザダイオード(LD)素子でもよい。また発熱源として電源回路自身を用いてもよい。さらに、外部交流電源(AC)を接続しているが、外部直流電源(DC)を接続してもよい。この場合には、電源回路21内の整流平滑回路は不要となる。
【0015】
また、本発明は、上述の実施の形態の自明の範囲のいかなる変更に適用し得る。
【符号の説明】
【0016】
1:ハウジング
2:電源基板
21:電源回路
22:発熱源(ヒータ)
3:ステー
4:LED基板
5:パッキン
6:透光性カバー(レンズ)
T1、T2、T3:端子
P:外部交流電源
図1
図2