特開2018-198154(P2018-198154A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-198154(P2018-198154A)
(43)【公開日】2018年12月13日
(54)【発明の名称】車両用灯具及び車両用灯具装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 41/00 20180101AFI20181116BHJP
   F21S 43/00 20180101ALI20181116BHJP
   F21S 45/00 20180101ALI20181116BHJP
   F21W 103/00 20180101ALN20181116BHJP
   F21W 104/00 20180101ALN20181116BHJP
   F21W 105/00 20180101ALN20181116BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20181116BHJP
【FI】
   F21S8/10 371
   F21S8/10 332
   F21S8/10 352
   F21W101:14
   F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-102417(P2017-102417)
(22)【出願日】2017年5月24日
(71)【出願人】
【識別番号】000002303
【氏名又は名称】スタンレー電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094525
【弁理士】
【氏名又は名称】土井 健二
(74)【代理人】
【識別番号】100094514
【弁理士】
【氏名又は名称】林 恒徳
(72)【発明者】
【氏名】西岡 健
(72)【発明者】
【氏名】植野 大貴
【テーマコード(参考)】
3K243
【Fターム(参考)】
3K243DA01
3K243DB01
3K243EA07
3K243EB19
3K243EB20
(57)【要約】      (修正有)
【課題】アウターレンズの端部において十分な発光を行い、二つ灯具が一体的に発光しているように視認できる車両用灯具を提供する。
【解決手段】光源21と、アウターレンズ23と、を備える。アウターレンズは、基端部23dと、先端部23eと、基端部と先端部との間に設けられたアウターレンズ本体23cと、光源の前方に配置され、光源からの光が入光する入光部23aと、光が基端部から先端部に向けてアウターレンズ本体内を導光するように、入光した光を内面反射する第1反射面23bと、第1反射面からの反射光を、先端部近傍に向けて内面反射する第2反射面が設けられる。アウターレンズ本体は、出光面23g1とその反対側の裏面23g2とを含み、アウターレンズ本体の裏面には、アウターレンズ本体内を導光される光を出光面から出光させるために、アウターレンズ本体内を導光される光を拡散反射させる構造物23fが設けられている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源と、
アウターレンズと、を備え、
前記アウターレンズは、基端部と、先端部と、前記基端部と前記先端部との間に設けられたアウターレンズ本体と、前記光源の前方に配置され、前記光源からの光が入光する入光部と、前記入光部と前記基端部との間に配置され、前記入光部から入光した前記光源からの光が前記基端部から前記先端部に向けて前記アウターレンズ本体内を導光するように、前記入光部から入光した前記光源からの光を内面反射する第1反射面と、を含み、
前記アウターレンズ本体は、出光面とその反対側の裏面とを含み、
前記アウターレンズ本体の前記裏面には、前記アウターレンズ本体内を導光される光を前記出光面から出光させるために、前記アウターレンズ本体内を導光される光を拡散反射させる構造物が設けられた車両用灯具。
【請求項2】
前記アウターレンズ本体の前記先端部近傍には、前記アウターレンズ本体内を導光されて前記アウターレンズ本体の前記先端部近傍に到達した前記第1反射面からの反射光が前記出光面の前記先端部近傍から出光するように、前記アウターレンズ本体内を導光されて前記アウターレンズ本体の前記先端部近傍に到達した前記第1反射面からの反射光を、前記出光面の前記先端部近傍に向けて内面反射する第2反射面が設けられた請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記アウターレンズ本体の前記裏面の前記先端部近傍には、ハウジングに固定される脚部が設けられた請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の車両用灯具を少なくとも2つ備え、
2つの前記車両用灯具は、一方の前記車両用灯具を構成する前記アウターレンズ本体の前記先端部と、他方の前記車両用灯具を構成する前記アウターレンズ本体の前記先端部と、が所定間隔をおいて対向した状態で配置された車両用灯具装置。
【請求項5】
前記他方の車両用灯具は、前記一方の車両用灯具に対して可動する可動部に取り付けられた請求項4に記載の車両用灯具装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具及び車両用灯具装置に関し、特に、アウターレンズの端部において十分な発光を行うことができる車両用灯具及び車両用灯具装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、導光レンズとアウターレンズとを有する車両用灯具が提案されている(例えば、特許文献1(図3)参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−067514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の車両用灯具は、導光レンズによって導光される光源からの光によって、導光レンズとアウターレンズとの間に配置されたインナーレンズを発光させ、そのインナーレンズからの光を、アウターレンズを透過して前方へ照射するように構成されているが、その構造上、インナーレンズの先端部をアウターレンズの先端部まで延長することができない。その結果、二つの車両用灯具を、各々のアウターレンズの先端部を対向させた状態で配置した場合(例えば、一方の車両用灯具をリアコンビネーションランプに適用し、他方の車両用灯具をバックドアやトランク等の可動部に取り付けられるリッドランプに適用した場合)、一方の車両用灯具の発光領域(インナーレンズ)と他方の車両用灯具の発光領域(インナーレンズ)が離れてしまい(例えば、約30mm離れてしまい)、二つの車両用灯具が一体的に発光しているように視認させることができない(分断感が大きい)という課題がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、二つの車両用灯具を、各々のアウターレンズの先端部を対向させた状態で配置した場合(例えば、一方の車両用灯具をリアコンビネーションランプに適用し、他方の車両用灯具をバックドアやトランク等の可動部に取り付けられるリッドランプに適用した場合)、二つの車両用灯具が一体的に発光しているように視認させることができる(より分断感を小さくすることができる)車両用灯具及び車両用灯具装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一つの側面は、光源と、アウターレンズと、を備え、前記アウターレンズは、基端部と、先端部と、前記基端部と前記先端部との間に設けられたアウターレンズ本体と、前記光源の前方に配置され、前記光源からの光が入光する入光部と、前記入光部と前記基端部との間に配置され、前記入光部から入光した前記光源からの光が前記基端部から前記先端部に向けて前記アウターレンズ本体内を導光するように、前記入光部から入光した前記光源からの光を内面反射する第1反射面と、を含み、前記アウターレンズ本体は、出光面とその反対側の裏面とを含み、前記アウターレンズ本体の前記裏面には、前記アウターレンズ本体内を導光される光を前記出光面から出光させるために、前記アウターレンズ本体内を導光される光を拡散反射させる構造物が設けられた車両用灯具であることを特徴とする。
【0007】
この側面によれば、二つの車両用灯具を、各々のアウターレンズの先端部を対向させた状態で配置した場合(例えば、一方の車両用灯具をリアコンビネーションランプに適用し、他方の車両用灯具をバックドアやトランク等の可動部に取り付けられるリッドランプに適用した場合)、二つの車両用灯具が一体的に発光しているように視認させることができる(より分断感を小さくすることができる)車両用灯具を提供することができる。
【0008】
これは、アウターレンズ本体(出光面)自体をその先端部まで発光させることが可能な構成(入光部、第1反射面、アウターレンズ本体、アウターレンズ本体の裏面に設けられ、アウターレンズ本体内を導光される光を拡散反射させるレンズカット等の構造物)を採用したことによるものである。
【0009】
また、上記発明において、好ましい態様は、前記アウターレンズ本体の前記先端部近傍には、前記アウターレンズ本体内を導光されて前記アウターレンズ本体の前記先端部近傍に到達した前記第1反射面からの反射光が前記出光面の前記先端部近傍から出光するように、前記アウターレンズ本体内を導光されて前記アウターレンズ本体の前記先端部近傍に到達した前記第1反射面からの反射光を、前記出光面の前記先端部近傍に向けて内面反射する第2反射面が設けられたことを特徴とする。
【0010】
また、上記発明において、好ましい態様は、前記アウターレンズ本体の前記裏面の前記先端部近傍には、ハウジングに固定される脚部が設けられたことを特徴とする。
【0011】
また、上記発明において、好ましい態様は、前記3つのいずれかに記載の車両用灯具を少なくとも2つ備え、2つの前記車両用灯具は、一方の前記車両用灯具を構成する前記アウターレンズ本体の前記先端部と、他方の前記車両用灯具を構成する前記アウターレンズ本体の前記先端部と、が所定間隔をおいて対向した状態で配置された車両用灯具装置であることを特徴とする。
【0012】
また、上記発明において、好ましい態様は、前記他方の車両用灯具は、前記一方の車両用灯具に対して可動する可動部に取り付けられたことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】車両用灯具20及び車両用灯具30の斜視図である。
図2】車両用灯具20及び車両用灯具30の正面図である。
図3図2のA−A断面図である。
図4図2のA−A断面図(反射面23i及び反射面33iの一部拡大模式図)である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態である車両用灯具20及び車両用灯具30について添付図面を参照しながら説明する。各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
【0015】
図1は、車両用灯具20及び車両用灯具30の斜視図である。また、図2は、車両用灯具20及び車両用灯具30の正面図である。また、図3は、図2のA−A断面図である。
【0016】
図1から図3に示す車両用灯具20及び車両用灯具30は、例えば、テールランプとして機能する標識用ランプであり、車両(図示せず)の後端部の左側に搭載される。なお、車両用灯具20及び車両用灯具30は、図示しないが、車両の後端部の右側にも搭載される。左右両側に搭載される車両用灯具20及び車両用灯具30は左右対称の構成であるため、以下、代表して、車両の後端部の左側に搭載される車両用灯具20及び車両用灯具30について説明する。
【0017】
車両用灯具20は、例えば、リアコンビネーションランプ20である。また、車両用灯具30は、例えば、バックドアやトランク等の可動部に設けられるランプであるリッドランプ30である。
【0018】
図1及び図2に示すように、二つの車両用灯具20、30は、各々のアウターレンズ23、33(アウターレンズ本体23c、33c)の先端部23e、33eを対向させた状態で配置されている。アウターレンズ23の出光面23g1が発光領域A1(図2中ハッチング領域参照)を構成し、アウターレンズ33の出光面33g1が発光領域A2(図2中ハッチング領域参照)を構成する。アウターレンズ23の先端部23eとアウターレンズ33の先端部33eとの間の間隔t(発光領域A1と発光領域A2との間の間隔t)は、例えば、5mmである。
【0019】
初めに、車両用灯具20について説明を行う。
【0020】
図3に示すように、車両用灯具20は、光源21と、基板22と、アウターレンズ23と、ハウジング24と、ガーニッシュ25と、ベゼル26とを備える。なお、光源21から延びる矢印は、光源21からの光の光路を示している。
【0021】
光源21は、例えば、赤色LED光源である。なお、光源21の個数は1以上であればよい。
【0022】
基板22は、金属製の基板であり、基板の表面に光源21を実装する。基板22は、ハウジング24等に固定される。
【0023】
アウターレンズ23は、入光部23aと、反射面23b(以下、第1反射面23bとも呼ぶ)と、アウターレンズ本体23cと、基端部23dと、先端部23eと、脚部23hとを含む。
【0024】
アウターレンズ本体23cは、基端部23dと先端部23eとの間に設けられており、基端部23dから入光した光源21からの光を先端部23eに向けて導光する。図3に示すように、アウターレンズ本体23cは、車両側方側が車両前方側に位置し、かつ、車両中心側が車両後方側に位置するように傾斜した姿勢で配置されている。
【0025】
入光部23aは、光源21からの光が入光する。入光部23aは、円柱形状等の凸面であってもよいし、フラットな面であってもよい。
【0026】
反射面23bは、入光部23aと基端部23dとの間に配置され、入光部23aから入光した光源21からの光が基端部23dから先端部23eに向けてアウターレンズ本体23c内を導光するように、入光部23aから入光した光源21からの光を内面反射する。
【0027】
アウターレンズ本体23cは、出光面23g1と、その反対側の裏面23g2を含む。
【0028】
アウターレンズ本体23cの裏面23g2には、アウターレンズ本体23c内を導光される光を出光面23g1から出光させるために、アウターレンズ本体23c内を導光される光を拡散反射させる構造物23fが設けられる。構造物23fは、例えば、少なくとも一つのレンズカットやシボ面である。
【0029】
アウターレンズ23は、その裏面の外周部に沿って設けられた脚部23hがハウジング24に溶着されることで、当該アウターレンズ23とハウジング24とによって囲まれた密閉空間である灯室を形成している。
【0030】
ガーニッシュ25は、アウターレンズ23またはハウジング24に取り付けられる不透明部品である。すなわち、光源21からの光の一部が反射面23bで内面反射されずに当該反射面23bからアウターレンズ23外部に漏れ出て点光りとなる場合があるため、当該点光りが視認されないようにガーニッシュ25が設けられる。
【0031】
ベゼル26は、ハウジング24に取り付けられる不透明部品であり、車両用灯具30が設けられた可動部が可動した場合(例えば、車両用灯具30が取り付けられたトランクが開けられた場合)に、車両用灯具20の内部構造が視認されないように当該内部構造を覆い隠すために設けられる。
【0032】
次に、車両用灯具30について説明を行う。
【0033】
図3に示すように、車両用灯具30は、光源31と、基板32と、アウターレンズ33と、ハウジング34と、ガーニッシュ35とを備える。なお、光源31から延びる矢印は、光源31からの光の光路を示している。
【0034】
車両用灯具30は、車両用灯具20と異なり、バックドアやトランク等の可動部に取り付けられている。そのため、車両用灯具20及び車両用灯具30は、互いに接触することを防止するため、所定の間隔(例えば、5mm)を開けた位置にそれぞれ配置される。
【0035】
光源31は、例えば、赤色LED光源である。なお、光源31の個数は1以上であればよい。
【0036】
基板32は、金属製の基板であり、基板の表面に光源31を実装する。基板32は、ハウジング34等に固定される。
【0037】
アウターレンズ33は、入光部33aと、反射面33b(以下、第1反射面33bとも呼ぶ)と、アウターレンズ本体33cと、基端部33dと、先端部33eと、脚部33hとを含む。
【0038】
アウターレンズ本体33cは、基端部33dと先端部33eとの間に設けられており、基端部33dから入光した光源31からの光を先端部33eに向けて導光する。なお、図3に示すように、アウターレンズ本体33cは、車両側方側が車両前方側に位置し、かつ、車両中心側が車両後方側に位置するように傾斜した姿勢で配置されている。なお、アウターレンズ本体23cの出光面23g1とアウターレンズ本体33cの出光面33g1は、同一面内(又は略同一面内)に配置されている。
【0039】
入光部33aは、光源31からの光が入光する。入光部33aは、円柱形状等の凸面であってもよいし、フラットな面であってもよい。
【0040】
反射面33bは、入光部33aと基端部33dとの間に配置され、入光部33aから入光した光源31からの光が基端部33dから先端部33eに向けてアウターレンズ本体33c内を導光するように、入光部33aから入光した光源31からの光を内面反射する。
【0041】
アウターレンズ本体33cは、出光面33g1と、その反対側の裏面33g2を含む。
【0042】
アウターレンズ本体33cの裏面33g2には、アウターレンズ本体33c内を導光される光を出光面33g1から出光させるために、アウターレンズ本体33c内を導光される光を拡散反射させる構造物33fが設けられる。構造物33fは、例えば、少なくとも一つのレンズカットやシボ面である。
【0043】
ガーニッシュ35は、アウターレンズ33またはハウジング34に取り付けられる不透明部品である。すなわち、光源31からの光の一部が反射面33bで内面反射されずに当該反射面33bからアウターレンズ33外部に漏れ出て点光りとなる場合があるため、当該点光りが視認されないようにガーニッシュ35が設けられる。
【0044】
なお、アウターレンズ23、33は、例えば、金型を用いてアクリルやポリカーボネイド等の透明樹脂を射出成形することにより一体成形することができる。
【0045】
また、アウターレンズ本体23c、33cの厚みは、それぞれ入光部23a、33aの厚みに連動する。すなわち、入光部23a、33aの厚みが法規を満たす光(光源21、31からの光)を取り込むために必要な厚み(5mm以上)であるため、アウターレンズ本体23c、33cの厚みは、入光部23a、33aの厚みまたはそれ以上となる。これにより、アウターレンズ本体23c、33cの厚みは、一般的なアウターレンズの厚み(2〜3mm程度)よりも厚くなる。
【0046】
また、図3に示すように、アウターレンズ本体23cの脚部23hと、ハウジング24の一端部24aと、ベゼル26の一端部26aとが前後方向に並ぶように配置されている。そのため、アウターレンズ23の脚部23hとハウジング24の一端部24aとの溶着部分及びハウジング24の一端部24aとベゼル26の一端部26aとの溶着部分を、可能な限り車両用灯具30側に配置することが可能になる。したがって、アウターレンズ本体23cは、構造物23fを可能な限り脚部23hに近い位置まで配置させることができる。
【0047】
以上説明したように、本実施形態によれば、図1図2に示すように、二つの車両用灯具20、30を、各々のアウターレンズ23、33(アウターレンズ本体23c、33c)の先端部23e、33eを対向させた状態で配置した場合(例えば、一方の車両用灯具20をリアコンビネーションランプに適用し、他方の車両用灯具30をバックドアやトランク等の可動部に取り付けられるリッドランプに適用した場合)、二つの車両用灯具20、30のアウターレンズ23、33が一体的に発光しているように視認させることができる(より分断感を小さくすることができる)。
【0048】
これは、アウターレンズ本体23c、33c(出光面23g1、33g1)自体をその先端部23e、33eまで発光させることが可能な構成(入光部23a、33a、第1反射面23b、33b、アウターレンズ本体23c、33c、アウターレンズ本体23c、33cの裏面23g2、33g2に設けられ、アウターレンズ本体23c、33c内を導光される光を拡散反射させるレンズカット等の構造物23f、33f)を採用したことによるものである。
【0049】
具体的には、図1図2に示すように、アウターレンズ23の先端部23eとアウターレンズ33の先端部33eとの間の間隔t(発光領域A1と発光領域A2との間の間隔t)を、例えば、5mmとすることができる。その結果、車両用灯具20及び車両用灯具30に対する目線を左右に振った場合においても、車両用灯具20における発光と車両用灯具30における発光との分断感を抑えることができる。
【0050】
また、本実施形態によれば、従来技術のように、導光レンズやインナーレンズを用いる必要はないため、車両用灯具20及び車両用灯具30を構成する部品点数を抑えることが可能になる。
【0051】
次に、変形例について説明する。図4は、図2のA−A断面図(反射面23i及び反射面33iの一部拡大模式図)である。
【0052】
上記実施形態で説明したアウターレンズ本体23c、33cは、図4に示すように、先端部23e、33eにおいて、反射面23i、33i(以下、第2反射面23i、33iとも呼ぶ)を含むものであってもよい。
【0053】
本変形例の反射面23i、33iは、アウターレンズ本体23c、33cの先端部23e、33eの近傍において、アウターレンズ本体23c、33c内を導光されてアウターレンズ本体23c、33cの先端部23e、33eの近傍に到達した反射面23b、33bからの反射光が、出光面23g1、33g1の先端部23e、33eの近傍から出光するように、アウターレンズ本体23c、33c内を導光されてアウターレンズ本体23c、33cの先端部23e、33eの近傍に到達した反射面23b、33bからの反射光を、出光面23g1、33g1の先端部23e、33eの近傍に向けて内面反射する。
【0054】
これにより、アウターレンズ本体23c、33cは、先端部23e、33eまで到達した光(光源21、31からの光)についても前方に照射することができる。そのため、アウターレンズ本体23c、33c(出光面23g1、33g1)の先端部23e、33eまで明るく発光させることが可能となる。また、先端部23e、33eまで到達した光が先端部23e、33eから制御できない光となって漏れ出ることを抑制することができる。
【0055】
また、上記実施形態では、本発明の車両用灯具として機能する標識用ランプに適用した例について説明したが、これに限らない。例えば、遊戯機器用照明具にも本発明の車両用灯具を適用してもよい。
【0056】
上記実施形態で示した各数値は全て例示であり、これと異なる便宜の数値を用いることができるのは無論である。
【0057】
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。上記実施形態の記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
【符号の説明】
【0058】
20…車両用灯具、21…光源、22…基板、23…アウターレンズ、23a…入光部、23b…第1反射面、23c…アウターレンズ本体、23d…基端部、23e…先端部、23f…構造物、23g1…出光面、23g2…裏面、23h…脚部、23i…第2反射面、24…ハウジング、24a…一端部、25…ガーニッシュ、26…ベゼル、26a…一端部、30…車両用灯具、31…光源、32…基板、33…アウターレンズ、33a…入光部、33b…第1反射面、33c…アウターレンズ本体、33d…基端部、33e…先端部、33f…構造物、33g1…出光面、33g2…裏面、33h…端部、33i…第2反射面、34…ハウジング、35…ガーニッシュ
図1
図2
図3
図4