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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-200749(P2018-200749A)
(43)【公開日】2018年12月20日
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20181122BHJP
   F21V 8/00 20060101ALI20181122BHJP
   F21V 7/04 20060101ALI20181122BHJP
   F21Y 113/10 20160101ALN20181122BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20181122BHJP
【FI】
   F21S2/00 340
   F21V8/00 330
   F21V7/04 121
   F21Y113:10
   F21Y115:10
   F21Y115:10 700
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-103581(P2017-103581)
(22)【出願日】2017年5月25日
(71)【出願人】
【識別番号】000002303
【氏名又は名称】スタンレー電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100062225
【弁理士】
【氏名又は名称】秋元 輝雄
(74)【代理人】
【識別番号】100186060
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】100145458
【弁理士】
【氏名又は名称】秋元 正哉
(72)【発明者】
【氏名】平山 武史
【テーマコード(参考)】
3K243
3K244
【Fターム(参考)】
3K243AA01
3K243AA08
3K243AA12
3K243AC06
3K243BB06
3K243BB11
3K243BC01
3K243BC08
3K243BC09
3K243BE01
3K243BE02
3K243CB19
3K244AA05
3K244BA50
3K244CA02
3K244CA03
3K244DA01
3K244DA20
3K244EA01
3K244EA12
3K244EA16
3K244GA05
(57)【要約】
【課題】正面視において直接光源が視認されることがなく、且つ光量(輝度)低下が抑制されると共に複数色の光を同時に照射することができる光学機能を備えた照明装置を提供することにある。
【解決手段】第1光源60と、第2光源61と、透明部材からなる導光体50と、反射面58を有するリフレクタ57と、を備え、第1光源60が導光体50の光入射面50c近傍に配置され、第2光源61とリフレクタ57とが導光体50を挟んで対向配置され、第1光源60から出射して光入射面50cから導光体50に入射した光が該導光体50内を導光されて光出射面50dから前方に向けて出射され、第2光源61から出射された光が導光体50を透過してリフレクタ67の反射面58で前方に向けて反射される。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1光源と、
第2光源と、
透明部材からなる導光体と、
反射面を有するリフレクタと、を備え、
前記導光体を挟んだ両側に前記リフレクタが位置し、
前記第1光源が前記導光体の光入射面近傍に配置され、
前記導光体を挟んで一方の側に位置する前記リフレクタの後方に配置された前記第2光源と、前記導光体を挟んで他方の側に位置する前記リフレクタとが前記導光体を挟んで対向配置され、
前記第1光源から出射して前記光入射面から前記導光体に入射した光が該導光体内を導光されて光出射面から前方に向けて出射され、
前記第2光源から出射された光が前記導光体を透過して前記リフレクタの反射面で前方に向けて反射されることを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記第1光源と前記第2光源とは互いに発光色が異なる光源であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記第1光源はトップビュー型のLED光源であり、前記第2光源はサイドビュー型のLED光源であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置に関するものであり、詳しくは、光源と導光体とによる光学系及び光源とリフレクタとによる光学系の2つの光学系を備えた照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光源とリフレクタとにより光学系を形成した照明装置としては、例えば、特許文献1に「照明装置」の名称で開示されたものがある。
【0003】
開示された照明装置80は、図12((a)(斜視図)、(b)(縦断面図))にあるように、六角筒状の基板ベース81の周りに該基板ベース81を囲むようにリフレクタ82が配置されており、基板ベース81には、各外側面毎に該基板ベース81の長手方向に沿って3つのLED光源83がその光出射面を外側のリフレクタ82側に向けて実装され、リフレクタ82には、LED光源83と対向する側の面(内面)に環状の光反射面84を有している。つまり、LED光源83の光出射面とリフレクタ82の環状光反射面84とが互いに対向配置されている。
【0004】
そして、各LED光源83からリフレクタ82に向けて出射された光は該リフレクタ82の光反射面84の、夫々のLED光源83の対向領域で反射されて反射光が上方あるいは斜め上方に向けて照射される。
【0005】
そこで、この照明装置を直上方向から見ると、LED光源83及びLED光源83が実装された基板ベース81(光源部85)がリフレクタ82の光反射面84の中央位置にむき出しとなって直接視認されるために見栄えに違和感が生じる。そこで図13((a)(斜視図)、(b)(縦断面図))にあるように、光源部85の直上に外面を光反射面86とする六角錐状のフード87を設けて光源部85を覆い隠すことがなされる場合がある。
【0006】
この場合、フード87の外面の光反射面86に、リフレクタ82の光反射面84で斜め上方に向けて反射された反射光を上方向けて反射する光学機能を持たせている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2013−229128号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上記構成からなる照明装置80は、LED光源83から出射してリフレクタ82の光反射面84で反射された光が空間を経て再度フード87の外面の光反射面86で上方に向けて反射される。そのため、フード87の外面の光反射面86による反射光は、空間を挟んで2回の反射による光であるため光量(輝度)の低下が避けられない。
【0009】
また、LED光源83から出射してリフレクタ82の光反射面84で反射された反射光と、リフレクタ82の光反射面84で反射されて更にフード87の光反射面86で反射された反射光とは、互いに同一光源から出射された光であるために光色が同一である。つまり、照明装置80からは単一色の光しか照射されない。そのため、照明演出のバリエーションに乏しいものとなってしまう。
【0010】
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、正面視において直接光源が視認されることがない構成によって少なくとも光量(輝度)低下が抑制された照明装置を提供することにあり、更に、複数色の光を同時に照射することができる光学機能を付加した照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、第1光源と、第2光源と、透明部材からなる導光体と、反射面を有するリフレクタと、を備え、前記導光体を挟んだ両側に前記リフレクタが位置し、前記第1光源が前記導光体の光入射面近傍に配置され、前記導光体を挟んで一方の側に位置する前記リフレクタの後方に配置された前記第2光源と、前記導光体を挟んで他方の側に位置する前記リフレクタとが前記導光体を挟んで対向配置され、前記第1光源から出射して前記光入射面から前記導光体に入射した光が該導光体内を導光されて光出射面から前方に向けて出射され、前記第2光源から出射された光が前記導光体を透過して前記リフレクタの反射面で前方に向けて反射されることを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記第1光源と前記第2光源とは互いに発光色が異なる光源であることを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は請求項2において、前記第1光源はトップビュー型のLED光源であり、前記第2光源はサイドビュー型のLED光源であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明の照明装置によれば、正面視において第1光源が導光体の後方に位置し、第2光源がリフレクタの後方に位置している。その結果、第1光源及び第2光源のいずれも直接観察者の目に触れることがない(見えない)ため、外観上の見栄えが良好で商品性の高い照明装置となっている。
【0015】
また、導光体からの出射光及びリフレクタの反射面による反射光の夫々が、第1光源及び第2光源の夫々からの直接光であるため、光量(輝度)低下が抑制された明るい照明装置が実現する。
【0016】
更に、第1光源と導光体とによる光学系及び第2光源とリフレクタとによる光学系の2つの独立した光学系を備えているため、第1光源と第2光源を互いに発光色が異なる光源とすることにより照射光の多色化で用途の自由度が高まると共に夫々の光学系を個別に制御することにより照明演出の演出効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】第1の実施形態の照明装置の分解斜視図である。
図2】第1の実施形態の照明装置の正面図である。
図3図2のA−A断面図である。
図4】第1の実施形態の照明装置に係る基本的な光学系を示す断面模式図である。
図5】第1の実施形態の照明装置に係る基本的な光学系における光線図である。
図6】第2の実施形態の照明装置に係る基本的な光学系を示す断面模式図である。
図7】第2の実施形態の照明装置に係る基本的な光学系における光線図である。
図8】第3の実施形態の照明装置に係る基本的な光学系を示す断面模式図である。
図9】第3の実施形態の照明装置に係る基本的な光学系における光線図である。
図10】第4の実施形態の照明装置に係る基本的な光学系を示す断面模式図である。
図11】第4の実施形態の照明装置に係る基本的な光学系における光線図である。
図12】従来例の説明図である。
図13】従来例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、この発明の好適な実施形態を図1図11を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
【0019】
図1は、本発明に係る第1の実施形態の照明装置の分解斜視図、図2は正面図、図3図2のA−A断面図である。
【0020】
第1の実施形態の照明装置は、光源と導光体とによる光学系(第1の光学系)及び光源とリフレクタとによる光学系(第2の光学系)の2つの独立した光学系を備えており、そのうち特に第2の光学系においては、光源からの出射光が、第1の光学系を構成する導光体を透過してリフレクタに照射される構成を備えている。
【0021】
以下に具体的な構成について説明する。
【0022】
照明装置1は、有底開口の箱状のハウジング2と、2種類のLED光源5、6と、複数(本実施形態においては5つ)の導光体10、11、12、13、14と、複数(本実施形態においては5つ)のリフレクタ20、21、22、23、24を有している。
【0023】
2種類のLED光源5、6は、一方のLED光源5が、実装時に光軸が実装面に対して垂直方向を向く所謂トップビュー型のLED光源(以下、「第1光源」と呼称する)からなり、他方のLED光源6が、実装時に光軸が実装面に対して水平方向を向く所謂サイドビュー型のLED光源(以下、「第2光源」と呼称する)からなっている。
【0024】
導光体10、11、12、13、14の夫々は、後方(ハウジング2の底部側)から前方(ハウジングの開口側)に向けて且つハウジング2の底部に対して略垂直方向に延びる所定の厚みの複数の略平板部(以下、「平板部」と略称する)が屏風状に連続して折り曲げられて形成されている。
【0025】
そのうち導光体10は、7面の平板部10a、10b、10c、10d、10e、10f、10gが部分環状に折曲形成されており、その左右それぞれの側方に所定の間隔を置いて導光体11及び導光体12が配置されている。
【0026】
導光体11は、3面の平板部11a、11b、11cが折曲形成され、平板部11a、11b、11cの夫々が導光体10の平板部10a、10b、10cの夫々に沿って配置されている。
【0027】
導光体12は、3面の平板部12a、12b、12cが折曲形成され、平板部12a、12b、12cの夫々が導光体10の10g、10f、10eの夫々に沿って配置されている。
【0028】
更に、導光体11及び導光体12の夫々の側方に所定の間隔を置いて導光体13及び導光体14が配置されている。
【0029】
導光体13は、3面の平板部13a、13b、13cが折曲形成され、平板部13a、13b、13cの夫々が導光体11の平板部11a、11b、11cの夫々に沿って配置されている。
【0030】
導光体14は、3面の平板部14a、14b、14cが折曲形成され、平板部14a、14b、14cの夫々が導光体12の12a、12b、12cの夫々に沿って配置されている。
【0031】
なお、導光体10、11、12、13、14の夫々は、後方側の端部の一部がハウジング2の底部3よりも一段高い上げ底部8の溝部8aに嵌め込まれて位置決めがなされている。
【0032】
次に、リフレクタ20、21、22、23、24の夫々は、前面に縦横複数の反射面が連続して形成されてなる複数の複合反射面が連続して折り曲げられて形成された反射面を備えており、各複合反射面はいずれも後方から前方に向かって外側に開く傾斜状に形成されている。
【0033】
そのうちリフレクタ20は、8面の複合反射面20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20hが環状に折曲形成された反射面を有しており、その左右それぞれの側方に所定の間隙を設けて導光体リフレクタ21及びリフレクタ22が配置されている。
【0034】
リフレクタ21は、3面の複合反射面21a、21b、21cが折曲形成された反射面を有しており、複合反射面21a、21b、21cの夫々がリフレクタ20の複合反射面20a、20b、20cの夫々に沿って配置されている。
【0035】
リフレクタ22は、3面の複合反射面22a、22b、22cが折曲形成された反射面を有しており、複合反射面22a、22b、22cの夫々がリフレクタ20の複合反射面20g、20f、20eの夫々に沿って配置されている。
【0036】
更に、リフレクタ21及びリフレクタ22の夫々の側方に所定の間隙を設けてリフレクタ23及びリフレクタ24が配置されている。
【0037】
リフレクタ23は、3面の複合反射面23a、23b、23cが折曲形成された反射面を有しており、複合反射面23a、23b、23cの夫々がリフレクタ21の複合反射面21a、21b、21cの夫々に沿って配置されている。
【0038】
リフレクタ24は、3面の複合反射面24a、24b、24cが折曲形成された反射面を有しており、複合反射面24a、24b、24cの夫々がリフレクタ22の複合反射面22a、22b、22cの夫々に沿って配置されている。
【0039】
なお、リフレクタ20、21、22、23、24の夫々には裏面から後方に延びる押圧用リブ25が形成され、導光体10、11、12、13、14の夫々には側面から側方に延びる挟持用リブ15が形成されており、リフレクタ20、21、22、23、24をハウジング2の上げ底部8に固定することにより、導光体10、11、12、13、14の挟持用リブ15が、ハウジング2の上げ底部8とリフレクタ20、21、22、23、24の押圧用リブ25との間に挟み込まれて導光体10、11、12、13、14がハウジング2の上げ底部8に保持固定されている。
【0040】
そして、導光体10の平板部10a〜10g、導光体11の平板部11a〜11c、導光体12の平板部12a〜12c、導光体13の平板部13a〜13c、導光体14の平板部14a〜14cの夫々の後端近傍には第1光源(トップビュー型のLED光源)5が配置され、第1光源5の近傍斜め前方には第2光源(サイドビュー型のLED光源)6が配置されている。
【0041】
上記構成の照明装置を前方から見ると、中央部に環状の複合反射面20a〜20hが位置し、複合反射面20a〜20hの左右それぞれの側方に所定の間隙を設けて該複合反射面20a〜20hに沿って複合反射面21a〜21c及び複合反射面22a〜22cが位置し、複合反射面21a〜21c及び複合反射面22a〜22cの夫々の側方に所定の間隙を設けて該複合反射面21a〜21c及び複合反射面22a〜22cの夫々に沿って複合反射面23a〜23c及び複合反射面24a〜24cが位置している。
【0042】
そして、複合反射面20a〜20hと複合反射面21a〜21cとの間に、該複合反射面20a〜20hと複合反射面21a〜21cとの間の間隙を埋めるように、導光体10の前方側の、帯状で折曲形状の端面30が位置し、同様に、複合反射面20a〜20hと複合反射面22a〜22cとの間に、該複合反射面20a〜20hと複合反射面22a〜22cとの間の間隙を埋めるように、導光体10の前方側の、帯状で折曲形状の端面30が位置している。
【0043】
また、複合反射面21a〜21cと複合反射面23a〜23cとの間に、該複合反射面21a〜21cと複合反射面23a〜23cとの間の間隙を埋めるように、導光体11の前方側の、帯状で折曲形状の端面31が位置し、同様に、複合反射面22a〜22cと複合反射面24a〜24cとの間に、該複合反射面22a〜22cと複合反射面24a〜24cとの間の間隙を埋めるように、導光体12の前方側の、帯状で折曲形状の端面32が位置している。
【0044】
更に、複合反射面23a〜23cの外側に、該複合反射面23a〜23cに沿って導光体13の前方側の、帯状で折曲形状の端面33が位置し、同様に、複合反射面24a〜24cの外側に、該複合反射面24a〜24cに沿って導光体14の前方側の、帯状で折曲形状の端面34が位置している。
【0045】
この場合、第1光源5及び第2光源6のいずれの光源も、中央部のカバー部7を含めて複合反射面20a〜20h、21a〜21c、22a〜22c、23a〜23c、24a〜24c及び端面30、31、32、33、34の後方に位置して隠れるため外部から直接見えることはない。そのため、見栄えが良好で商品性の高い表示装置が実現する。
【0046】
なお、各リフレクタに形成された複合反射面は、リフレクタを高反射性を有する樹脂材料で形成することにより樹脂表面をそのまま光反射面として機能させることができる。あるいは、リフレクタの表面に蒸着ないしメッキ加工を施すことにより鏡面反射面を得ることも可能である。
【0047】
次に、上記構成からなる照明装置に関し、光源と導光体とリフレクタとによる基本的な光学系について図4及び図5の断面模式図を参照して詳細に説明する。なお、光源、導光体及びリフレクタ等に係る符号については、上記第1の実施形態で用いた符号とは異なる符号を用いて説明する。
【0048】
略平板状の導光体50(図4参照)は、夫々の前面に縦横複数の反射面が連続して形成されてなる複合反射面からなる反射面56及び反射面58を備えたリフレクタ55及びリフレクタ57の間に挟まれて配置されており、リフレクタ55の前端部と導光体50の一方の面50a側の前端部とが互いに近接して延在し、導光体50を挟んでリフレクタ55と反対側に位置するリフレクタ57の後端部が導光体50の他方の面50b側の後端部の多少前方側に近接して延在している。
【0049】
導光体50の後方側の端面直下には、該端面に光出射面60aを対向させた状態で1個ないしは複数個のトップビュー型のLED光源(第1光源)60が配置されている。
【0050】
導光体50の、第1光源60の直上領域は、該第1光源60の光軸Xを主軸とすると共に主軸上の第1光源60の光出射面60aの位置を一対の双曲線の他方の焦点Fの位置とする双曲線を主軸を回転軸として回転して得られた第1光源60側に凸の回転双曲面又は回転双曲面を基調とする自由曲面で構成されている。
【0051】
この回転双曲面又は回転双曲面を基調とする自由曲面で構成された面は、第1光源60から出射された光が導光体50内に入射する光入射面50cであり、入射光を平行光にして前方に向ける光学機能を有している。
【0052】
また、導光体50の光入射面50cと対向する側の端面は所定の幅の帯状を有し、該光入射面50cから入射して導光体50内を導光された光が外部に出射される光出射面50dとしての光学機能面を形成している。
【0053】
そして、1個ないしは複数個のサイドビュー型のLED光源(第2光源)61が、後方から前方に向かって外側に開く傾斜面からなるリフレクタ55の前方側の領域の後方の、導光体50の一方の面50a近傍に位置すると共に、導光体50を挟んで反対側に位置するリフレクタ57の後方側の端部よりも多少前方位置に位置している。
【0054】
この場合、第2光源61の光出射面61aは、該第2光源61の近傍に位置する導光体50を介して導光体50の向こう側に位置するリフレクタ57の後端部領域に向いている。
【0055】
そこで(図5参照)、トップビュー型の第1光源60から出射して導光体50の回転双曲面又は回転双曲面を基調とする自由曲面からなる光入射面50cに至った光L1は、該光入射面50cから導光体50に入射してほぼ平行光となって前方側の光出射面50dに向けて導光体50内を導光され、ほぼ平行光のまま光出射面50dから出射して前方に向けて照射される。
【0056】
一方、サイドビュー型の第2光源61から出射した光L2は、対向する導光体50に向かい、導光体50をそのまま厚み方向に通過してリフレクタ57の反射面58に至り、反射面58で反射されて光路制御された光が前方に向けて照射される。
【0057】
したがって、第1光源60から出射した光L1と第2光源61から出射した光L2とは導光体50内において光路が交差するが、互いの光学系に影響を及ぼすことはない。
【0058】
これを、前方側から見ると、リフレクタ57からは反射面58の反射光による面状の発光が視認され、導光体50からは帯状の光出射面50dからのライン状の発光が視認される。なお、光出射面50dにシボ加工等の光拡散処理を施すことにより光出射面50dから出射される光の輝度分布を均一化することができる。
【0059】
このように、第1の実施形態の照明装置は、面状発光とライン状発光が連続して繰り返される見え方を有している。
【0060】
また、トップビュー型のLED光源とサイドビュー型のLED光源のいずれもが直接観察者の目に触れることがない(見えない)ため、外観上の見栄えが良好で商品性の高い照明装置となる。
【0061】
また、導光体からの出射光及びリフレクタの反射面による反射光の夫々が、第1光源及び第2光源の夫々からの直接光であるため、光量(輝度)低下が抑制された明るい照明装置が実現する。
【0062】
更に、トップビュー型のLED光源と導光体とによる光学系及びサイドビュー型のLED光源とリフレクタとによる光学系の2つの独立した光学系を備えているため、夫々の光学系を個別に光学制御することにより、照明演出のバリエーションを広げることができる。具体的には、例えば、トップビュー型のLED光源とサイドビュー型のLED光源とを、互いに発光色が異なる光源とすることにより照射光の多色化により用途の自由度を高めることができる。
【0063】
また、トップビュー型のLED光源とサイドビュー型のLED光源の点灯タイミングを個別に制御することによっても照明演出の演出効果を高めることができる。
【0064】
次に、第2の実施形態の照明装置の基本的な光学系について図6及び図7の断面模式図を参照して説明する。
【0065】
第2の実施形態は、上記第1の実施形態に対して、光源にトップビュー型のLED光源のみをほぼ同一平面上に並設すると共に、それに伴って導光体の光入射側の形状を変えている。換言すると、リフレクタの配置を変えることなく、光源の種類と配置位置及び導光体の形状を変えたものである。
【0066】
具体的には図6に示すように、平板状の導光体50の後方端部側(光入射面50c側)を、互いの端面が略同一平面上に平行に延在するように二股に分岐し、夫々の端面の直下に1個ないしは複数個のトップビュー型のLED光源(第1光源)60及び60Aを配置している。
【0067】
分岐した夫々の端面の、第1光源60及び第1光源60Aの直上領域は、第1光源60及び第1光源60Aの夫々の光軸Xを主軸とすると共に主軸上の第1光源60の光出射面60a及び第1光源60Aの光出射面60Aaの位置を一対の双曲線の他方の焦点Fの位置とする双曲線を主軸を回転軸として回転して得られた第1光源60側及び第1光源60Aに凸の回転双曲面又は回転双曲面を基調とする自由曲面で構成されている。
【0068】
この回転双曲面又は回転双曲面を基調とする自由曲面で構成された面は、第1光源60及び第1光源60Aの夫々から出射された光が導光体50内に入射する光入射面50c及び光入射面50eであり、入射光を平行光にして上方に向ける光学機能を有している。
【0069】
そして、一方の第1光源60の光軸Xの延長方向には、導光体50の、光入射面50c側と反対側の端面(光出射面50d)が位置し、リフレクタ55の前端側の領域の後方に位置する第1光源60Aの光軸Xの延長方向には、導光体50の側面側に凹の自由曲面からなる湾曲面を有しており、この湾曲面は、第1光源60Aから出射して導光体50内を導光された光を側方のリフレクタ57側に向ける内部反射面(全反射面)50fの光学機能を有している。
【0070】
そこで(図7参照)、一方の第1光源60から直上に位置する導光体50の回転双曲面又は回転双曲面を基調とする自由曲面からなる光入射面50cに向けて出射された光L1は、該光入射面50cから導光体50に入射してほぼ平行光となって前方側の光出射面50dに向けて導光体50内を導光され、ほぼ平行光のまま光出射面50dから出射して前方に向けて照射される。
【0071】
また、他方の第1光源60Aから直上に位置する導光体50の回転双曲面又は回転双曲面を基調とする自由曲面からなる光入射面50eに向けて出射された光L3は、該光入射面50eから導光体50に入射してほぼ平行光となって前方側の湾曲面からなる内部反射面50fに向けて導光体内を導光され、内部反射面50fで内部反射(全反射)されて分散光となって導光体50の対向する他方の面50bに向けて導光体50内を略厚み方向に導光され、該他方の面50bからリフレクタ57の反射面58に向けて出射され、反射面58で反射されて光路制御された光が前方に向けて照射される。
【0072】
この場合も上記第1の実施形態と同様に、第1光源60から出射した光L1と第1光源60Aから出射した光L3とは導光体50内において光路が交差するが、互いの光学系に影響を及ぼすことはない。
【0073】
そこで、上記構成による照明装置は、トップビュー型のLED光源(第1光源)を同一の高さに実装できるため、部材及び製造上のコストが低減できる。
【0074】
また上記第1の実施形態と同様に、照明装置は、面状発光とライン状発光が連続して繰り返される見え方を有している。
【0075】
また、いずれのトップビュー型のLED光源も直接観察者の目に触れることがない(見えない)ため、外観上の見栄えが良好で商品性の高い照明装置となる。
【0076】
また、導光体からの出射光及びリフレクタの反射面による反射光の夫々が、第1光源の夫々からの直接光であるため、光量(輝度)低下が抑制された明るい照明装置が実現する。
【0077】
更に、トップビュー型のLED光源と導光体とによる光学系及びトップビュー型のLEDとリフレクタとによる光学系の2つの独立した光学系を備えているため、夫々の光学系を個別に光学制御することにより、照明演出のバリエーションを広げることができる。具体的には、例えば、トップビュー型のLED光源の夫々を、互いに発光色が異なる光源とすることにより照射光の多色化により用途の自由度を高めることができる。
【0078】
また、トップビュー型のLED光源の夫々の点灯タイミングを個別に制御することによっても照明演出の演出効果を高めることができる。
【0079】
次に、第3の実施形態の照明装置の基本的な光学系について図8及び図9の断面模式図を参照して説明する。
【0080】
第3の実施形態は図8に示すように、上記第1の実施形態に対して、サイドビュータイプのLED光源(第2光源)を取り除いて導光体5の直下に位置するトップビュータイプのLED光源(第1光源)60のみの構成とし、同時に、リフレクタ57を後方側に移動させて後端部が第1光源60の側方に位置するように配置した。
【0081】
そこで(図9参照)、第1光源60から出射して導光体50の回転双曲面又は回転双曲面を基調とする自由曲面からなる光入射面50cに至った光L1は、該光入射面50cから導光体50に入射してほぼ平行光となって前方側の光出射面50dに向けて導光体50内を導光され、ほぼ平行光のまま光出射面50dから出射して前方に向けて照射される。
【0082】
一方、第1光源60から出射してリフレクタ57の反射面58に向かう光L4は、直接反射面58で反射されて光路制御された光が前方に向けて照射される。
【0083】
そこで、上記構成の照明装置は、上記第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、面状発光とライン状発光が連続して繰り返される見え方を有している。
【0084】
また、トップビュー型のLED光源から出射した光が、導光体に対する導光光とリフレクタの反射面による反射光として照明装置の照射光の形成に寄与するものとなるため光源からの出射光の光利用効率が向上する。この場合も、LED光源が直接観察者の目に触れることがない(見えない)ため、外観上の見栄えが良好で商品性の高い照明装置となる。
【0085】
次に、第4の実施形態の照明装置の基本的な光学系について図10及び図11の断面模式図を参照して説明する。
【0086】
第4の実施形態は、上記第3の実施形態に対して、導光体の後方端部側(光入射面側50c)の形状を変えることで第3実施形態において活用されていなかった光を照射光として活用することにより更に光利用効率を高める構成となっている。
【0087】
具体的には図10に示すように、導光体50の後方端部側(光入射面50c側)の形状を、第1光源60の直上に位置する、回転双曲面又は回転双曲面を基調とする自由曲面からなる光入射面50cと、光入射面50cの、リフレクタ55側の前端部から該光入射面50c及び第1光源60を側方から囲むように後方にほぼ平面状に延びる内側面からなる光入射面50gと、光入射面50gの後端部から前方に向かって第1光源60の光軸Xから離れる方向にほぼ平面状に傾斜して延びる後方側外側面からなる後方側内部反射面50hと、後方側内部反射面50hの前端部近傍から前方に向かって第1光源60の光軸Xに近づく方向に延びる多少後方側に凹の湾曲面による前方側外側面からなる前方側内部反射面50iを有している。
【0088】
そこで(図11参照)、第1光源60からリフレクタ57の反射面58に向けて出射された光L4は、直接反射面58で反射されて光路制御された光が前方に向けて照射される。
【0089】
また、第1光源60から直上に位置する導光体50の回転双曲面又は回転双曲面を基調とする自由曲面からなる光入射面50cに向けて出射された光L1は、該光入射面50cから導光体50に入射してほぼ平行光となって前方側の光出射面50dに向けて導光体50内を導光され、ほぼ平行光のまま光出射面50dから出射して前方に向けて照射される。
【0090】
更に、第1光源60から導光体50の光入射面50gに向けて出射された光L5は、光入射面50gから導光体50に入射して導光体50内を導光されて後方側内部反射面50hに至り、後方側内部反射面50hで内部反射(全反射)されて略平行光となって前方に位置する前方側内部反射面50iに向けて導光体50内を導光され、前方側内部反射面50iで内部反射(全反射)されて多少分散光となって導光体50の他方の面50bに向けて導光体50内を略厚み方向に導光され、該他方の面50bからリフレクタ57の反射面58に向かけて出射され、該反射面58で反射されて光路制御された光が前方に向けて照射される。
【0091】
これにより、第1光源60から放射状に出射して回転双曲面又は回転双曲面を基調とする自由曲面からなる光入射面50cから導光体50に入射した光L1、平面状の光入射面50gから導光体50に入射した光L5、及びリフレクタ57の反射面58に向かう光L4の夫々が照明装置の照射光の形成に寄与するものとなり、光源からの出射光の光利用効率が優れたものとなる。この場合も、この場合も、LED光源が直接観察者の目に触れることがない(見えない)ため、外観上の見栄えが良好で商品性の高い照明装置となる。
【0092】
また、上記構成の照明装置は、上記第1の実施形態〜第3の実施形態と同様に、面状発光とライン状発光が連続して繰り返される見え方を有している。
【符号の説明】
【0093】
1… 照明装置
2… ハウジング
3… 底部
3a… 溝
5… 第1光源(トップビュー型LED光源)
6… 第2光源(サイドビュー型LED光源)
7… カバー部
8… 上げ底部
8a… 溝部
10… 導光体
10a〜10g… 平板部
11… 導光体
11a〜11c… 平板部
12… 導光体
12a〜12c… 平板部
13… 導光体
13a〜13c… 平板部
14… 導光体
14a〜14c… 平板部
15… 挟持用リブ
20… リフレクタ
20a〜20h… 複合反射面
21… リフレクタ
21a〜21c… 複合反射面
22… リフレクタ
22a〜22c… 複合反射面
23… リフレクタ
23a〜23c… 複合反射面
24… リフレクタ
24a〜24c… 複合反射面
25… 押圧用リブ
30… 端面
31… 端面
32… 端面
33… 端面
34… 端面
50… 導光体
50a… 一方の面
50b… 他方の面
50c… 光入射面
50d… 光出射面
50e… 光入射面
50f… 内部反射面
50g… 光入射面
50h… 後方側内部反射面
50i… 前方側内部反射面
55… リフレクタ
56… 反射面
57… リフレクタ
58… 反射面
60… 第1光源
60a… 光出射面
60A… 第1光源
60Aa… 光出射面
61… 第2光源
61a… 光出射面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13