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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-201854(P2018-201854A)
(43)【公開日】2018年12月27日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20181130BHJP
【FI】
   A63F5/04 512C
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2017-110657(P2017-110657)
(22)【出願日】2017年6月5日
(71)【出願人】
【識別番号】390031772
【氏名又は名称】株式会社オリンピア
(74)【代理人】
【識別番号】100104547
【弁理士】
【氏名又は名称】栗林 三男
(74)【代理人】
【識別番号】100206612
【弁理士】
【氏名又は名称】新田 修博
(74)【代理人】
【識別番号】100209749
【弁理士】
【氏名又は名称】栗林 和輝
(72)【発明者】
【氏名】田中 友也
【テーマコード(参考)】
2C082
【Fターム(参考)】
2C082AA02
2C082DA04
2C082DA44
2C082DA54
2C082DA81
2C082DA90
(57)【要約】
【課題】前側の発光素子基板に容易に接続ケーブルを接続できるとともに当該発光素子基板に挿通口を形成する必要がなく、さらに照明装置の装飾性の低下を抑制できる遊技機を提供する。
【解決手段】照明装置34は、前後に間隔を設けて配置された2枚の発光素子基板101f,140を有し、発光素子基板101f,140どうしは接続ケーブルC1によって接続され、前側の発光素子基板101fの後面に接続ケーブルC1が接続される接続端子101kが設けられているので、前側の発光素子基板101fに容易に接続ケーブルC1を接続できるとともに接続端子101kおよび当該接続端子101kに接続されている接続ケーブルC1が遊技者から見えてしまうことがない。したがって、照明装置34の装飾性の低下を抑制できる。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明装置を備えた遊技機であって、
前記照明装置は、前後に間隔を設けて配置された2枚の発光素子基板を有し、
2枚の前記発光素子基板どうしは接続ケーブルによって接続され、
前側の前記発光素子基板の後面に前記接続ケーブルが接続される接続端子が設けられていることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
後側の前記発光素子基板は、前側の前記発光素子基板およびその他の部品に電源および制御信号を供給する中継基板であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前側の前記発光素子基板と後側の前記発光素子基板との間に、透光性を有する透光性装飾部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置を備えた遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
スロットマシンやパチンコ遊技機等の遊技機では、装飾や演出のための照明装置を有することがある。また、照明装置には、光が透過するとともに装飾部材としての形状を有するレンズ部材を備えるものがある。(例えば特許文献1参照)
また、照明装置に2枚LED基板等が組み込まれている遊技機の一例として特許文献2に記載のものが知られている。
この遊技機は、第1LED基板および第2LED基板を備えている。第1LED基板と第2LED基板とはベース部材を挟んで前後に分けて配置されており、これらはベース部材を貫通して設けられているハーネス(接続ケーブル)によって電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−193336号公報
【特許文献2】特開2007−7098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した2枚のLED基板が組み込まれた遊技機では、ベース部材の前面側に配置されている第2LED基板の前面にコネクタ(接続端子)が設けられるとともに、当該第2LED基板にハーネス(接続ケーブル)を挿通するための挿通口が形成されている。
そして、第1LED基板と第2LED基板とをハーネスによって接続する場合、後側の第1LED基板に一端部が接続されたハーネスをベース部材の挿通口に通したうえで、当該ハーネスの他端部を前側の第2LED基板の前面に設けられたコネクタに向けて折り返したうえで、当該他端部をコネクタに接続している。
このため、前側にある第2LED基板にハーネスを接続するのに手間がかかるとともに、第2LED基板にハーネス挿通用の挿通口を形成する必要がある。
また、前側にある第2LED基板の前面に設けられたコネクタおよびこのコネクタに接続されているハーネス(接続ケーブル)が遊技者から見えてしまい、照明装置の装飾性が低下するという問題がある。
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、前側の発光素子基板に容易に接続ケーブルを接続できるとともに当該発光素子基板に挿通口を形成する必要がなく、さらに照明装置の装飾性の低下を抑制できる遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の遊技機は、照明装置を備えた遊技機であって、
前記照明装置は、前後に間隔を設けて配置された2枚の発光素子基板を有し、
2枚の前記発光素子基板どうしは接続ケーブルによって接続され、
前側の前記発光素子基板の後面に前記接続ケーブルが接続される接続端子が設けられていることを特徴とする。
【0007】
本発明においては、前側の発光素子基板の後面に接続ケーブルが接続される接続端子が設けられているので、従来と異なり、後側の発光素子基板に一端部が接続された接続ケーブルの他端部を前側の発光素子基板の前面側に引き回すことなく、前側の発光素子基板の後方から接続端子に接続できる。したがって、前側の発光素子基板に容易に接続ケーブルを接続できるとともに当該発光素子基板に接続ケーブル挿通用の挿通口を形成する必要がない。
また、前側の発光素子基板の後面に接続端子が設けられているので、この接続端子および当該接続端子に接続されている接続ケーブルが遊技者から見えてしまうことがない。したがって、照明装置の装飾性の低下を抑制できる。
【0008】
また、本発明の前記構成において、後側の前記発光素子基板は、前側の前記発光素子基板およびその他の部品に電源および制御信号を供給する中継基板であってもよい。
【0009】
このような構成によれば、後側の発光素子基板が中継基板であるので、仮に前側の発光素子基板が中継基板であった場合に比して、接続ケーブルを前側の発光素子基板およびその他の部品に容易に接続できる。したがって、照明装置の組立性を向上させることができる。
【0010】
また、本発明の前記構成において、前側の前記発光素子基板と後側の前記発光素子基板との間に、透光性を有する透光性装飾部材が設けられていてもよい。
前記透光性装飾部材は、1つでもよいし、前後に複数重ね合わせて配置してもよい。さらに、透光性装飾部材はレンズ部材であってもよい。
【0011】
このような構成によれば、前側の発光素子基板の発光素子の光がこの発光素子の前方にある装飾部材に照射されるとともに、後側の発光素子基板の発光素子の光が透光性装飾部材に照射されるので、照明装置の装飾性を高めることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、前側の発光素子基板の後面に接続ケーブルが接続される接続端子が設けられているので、前側の発光素子基板に容易に接続ケーブルを接続できるとともに当該発光素子基板に接続ケーブル挿通用の挿通口を形成する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施の形態に係る遊技機の一例を示すもので、その斜視図である。
図2】同、照明装置の分解斜視図である。
図3】同、前側装飾部材を後面側から見た斜視図である。
図4】同、照明装置の左右中央部における側断面図である。
図5】同、照明装置の左端部近傍における側断面図である。
図6】同、重ね合される透光性装飾部材の斜視図である。
図7】同、ベース部材を斜め前面側から見た斜視図である。
図8】同、照明装置を斜め後面側から見た斜視図である。
図9】同、照明装置と取付ベースを示す分解斜視図である。
図10】同、透光性装飾部材群を斜め前方から見た斜視図である。
図11】同、透光性装飾部材群を斜め後方から見た斜視図である。
図12】同、照明装置を斜め下方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、遊技機の概略構成について説明する。なお、以下では遊技機の一つであるスロットマシンについて説明するが、本発明に係る遊技機は、スロットマシンに限ることなく、パチンコ遊技機等のその他の遊技機であってもよい。
また、以下の説明においては、基本的に「前後」とは、スロットマシンの前側に遊技者が居る場合に、遊技者側が「前」で、スロットマシン側が「後」を意味し、「上下」とはスロットマシンの上面側が「上」で、下面側が「下」を意味し、「左右」とはスロットマシンを遊技する遊技者の左手側が「左」を意味し、右手側が「右」を意味する。
【0015】
まず、発明が適用されるスロットマシンMの概略構成について説明する。
図1はスロットマシンMを示す斜視図である。このスロットマシンMは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、図示は省略するが、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット等が設けられている。
【0016】
また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられており、この前扉3は、前記正面開口部の開口上部を開閉可能に閉塞する上扉30と、開口下部を開閉可能に閉塞する下扉40とを備えている。
前記筐体1内には、図示は省略するが、交換ユニットが着脱可能に設けられている。交換ユニットは、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体としての枠体と、この枠体に固定されたリールユニットおよび基板ユニットとから構成されている。ここで、リールユニットは、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リールと、回転リールを回転させるための駆動モータ(ステッピングモータ)を有している。また、基板ユニットは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニットは、スロットマシンMの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
【0017】
図1に示すように、上扉30の下部中央には、表示窓31が設けられ、この表示窓31の奥には、前記3個の回転リールが横一列に設けられている。各回転リールの外周面には複数種類の図柄が配列されており、回転リールが停止すると表示窓を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシンMでは、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ラインが設定されている。
そして、3個の回転リールが停止したときに入賞有効ライン上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
【0018】
また、上扉30の上部中央には、表示窓31の上方に表示窓32が設けられている。この表示窓32は上扉30に設けられた液晶パネルを有する画像表示装置の表示面を見るために設けられたものであり、この画像表示装置では、その表示面に遊技機における演出用の画像が表示されるようになっている。なお、画像表示装置は、演出用の画像を表示できるものであれば、液晶ディスプレイ以外のディスプレイであってもよい。
また、上扉30の表示窓32の上部には、報知や演出などを行うための照明装置34が設けられ、表示窓32と表示窓31との間には報知や演出などを行うための横長の照明装置36が設けられている。
また、上扉30の左右両側部には、報知や演出などを行うための照明装置37が合計4個設けられている。
【0019】
また、上扉30は、筐体1内に設けられた前記交換ユニットにヒンジを介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口上部を開閉するようになっている。また、下扉40は筐体1にヒンジを介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口下部を開閉するようになっている。
【0020】
なお、このスロットマシンMは、分離型筐体タイプの構造を有するものであり、遊技店における機種の交換時に、上扉30が回動自在に取り付けられた交換ユニットを交換するようになっており、機種の交換時に筐体1、下扉40および筐体1内の電源ユニットやホッパーユニット等は、遊技店の島設備に取り付けられたままで、交換されないようになっている。また、スロットマシンMは、分離型筐体タイプに限られるものではなく、機種交換時にスロットマシン全体を交換するものであってもよい。この場合に、前扉3を上扉30と下扉40とに分けない一体の構造としてもよい。また、上扉30と下扉40とに分ける場合に、上扉30を、筐体1の側板にヒンジを介して回動自在に取り付けてもよい。
また、上扉30の下端部には、下扉40の前面より後方側で下扉40の上端より下側に突出する係合部が設けられ、下扉40が閉じた状態で、上扉30を開放することができない構造になっている。
【0021】
また、下扉40の上部には、スロットマシンMを操作するための操作部50が設けられている。操作部50には、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートレバー53、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチ54、メダルを投入するためのメダル投入口42、メダル投入口42の下方のメダル通路内で発生したメダル詰まりを解消するリジェクトボタン55、最大数の3枚のメダルをゲームに投資するときに操作されるMAXベットスイッチボタン56等が設けられる他、遊技の演出等を選択するための操作盤57や、表示ユニット58が設けられている。操作盤57は操作部50の幅方向(左右方向)の略中央部に配置され、メダル投入口42およびリジェクトボタン55を挟んで、右側に表示ユニット58が配置されている。なお、操作盤57には、演出等の選択用の十字キー、決定ボタン、キャンセルボタン等を有している。
【0022】
また、下扉40の下部には、スロットマシン内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口と、メダル払い出し口から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43とが形成されている。また、操作部50とメダル受け皿43との間には液晶表示パネル45が取り付けられている。また、この液晶表示パネル45の左右両側にはそれぞれ報知や演出などを行うための照明装置46が設けられている。
【0023】
前記照明装置34は、図2に示すように、装飾物100を備えている。
この装飾物100は、遊技者から見て最前部(図2おいて左斜め下)に設けられた不透明または後方を視認困難な程度の透光性を有する前側装飾部材101と、この前側装飾部材101より後方に設けられ、かつ前後に重ね合された透光性を有する複数の透光性装飾部材(レンズ部材)102〜105と、ベース部材110とを有している。このベース部材110の前面に光源としてのLED(発光素子)140aが実装されたLED基板(発光素子基板)140が設けられている。このように照明装置34は、装飾物100とLED140aが実装されたLED基板140と備えている。さらに、照明装置34は後述するようにLED163aが実装されたLED基板163を備えている。
【0024】
前側装飾部材101は、図2および図3に示すように、ベース部材101aと、ベース部材101aの前面および側面を覆うようにして当該ベース部材101aに取り付けられたカバー部材101bとを備えており、内部には、図4に示すように、LED(発光素子)101eが実装されたLED基板(発光素子基板)101f、静電気防止部材101gおよびロゴ等が施された透光性を有する装飾シート101sが設けられている。
上述したLED基板140が設けられているベース部材110は、LED基板101fが設けられた前側装飾部材101より後側に配置されているので、LED基板101fとLED基板140とは前後に間隔を設けて配置されている。
【0025】
カバー部材101bは透明な樹脂によって形成されており、その前壁は平坦に形成され、外周壁101dの表面には前後方向に延びる凹凸条が周方向に沿って複数形成され、これら凹凸条の表面に金の蒸着膜が形成されている。また、カバー部材101bの前壁には後面側から透光性を有する前記装飾シート101sが密着している。この金の蒸着膜はその裏面側を視認困難な程度の透光性を有している。つまり蒸着膜は半透明となっている。
静電気防止部材101gは断面略コ字形に形成されており、その外周壁101jの内側にLED基板101fが配置されている。
ベース部材101aは後方を視認困難な程度の透光性を有する半透明な樹脂によって形成されており、底板101cとこの底板101cの外周縁に沿って形成された外周壁101hとを備え、底板101cの前面側に前記LED基板101fが取り付けられている。また、外周壁101hはカバー部材101bの外周壁101dの内側に配置されている。さらに、外周壁101hの内周面に静電気防止部材101gの外周壁101jの外周面が近接または当接している。
【0026】
また、図3および図5に示すように、ベース部材101aは、その底板101cの後面に、後方に向けて突出する4本の突出部106を有している。4本の突出部106は、底板101cの中央部より外周側に上下左右に所定間隔で配置されている。また、突出部106は略截頭円錐筒状に形成されており、先端部側ほど小径なっている。さらに、突出部106の先端部106aは一段細い截頭円錐筒状に形成されており、その先端面にはねじ孔106bが形成されている。この先端部106aはLED基板140に設けられた貫通部140bに挿通されるようになっている。また、突出部106の長さは、前後に重ね合された複数の透光性装飾部材102〜105を貫通するに十分な長さとなっている。
【0027】
また、図3および図4に示すように、ベース部材101aの底板101cの裏面(後面)には後方に向けて突出する四角形筒状の筒状突出部(筒状通路部)107が設けられており、この筒状突出部107も突出部106と同様に先端部側ほど小径なっている。
また、筒状突出部(筒状通路部)107は樹脂によって白色不透明に形成され、当該筒状突出部(筒状通路部)107には、前記LED基板101fの後面に設けられた接続端子101kに一端部が接続されて後方に向けて延びるハーネス(接続ケーブル)C1が挿通されている。したがって、筒状突出部(筒状通路部)107に挿通されているハーネスC1が筒状突出部107によって隠されてその外側から見ることはできない。
また、接続端子101kはLED基板101fの後面の略中央部に設けられ、当該接続端子101kは筒状突出部107の底板101c側の開口部に露出している。また、筒状突出部107の長さは突出部106より若干短くなっているが、LED基板140に形成された開口部140dの開口縁部(LED140aが設けられた側の開口縁部)に達する長さとなっている。
また、図8に示すように、ハーネスC1の他端部は、LED基板140を貫通して、その後面に設けられた接続端子140k1に接続されている。なお、図4および図8においては、ハーネスC1を直線にて記載しているが、ハーネスC1は電源供給や信号通信に用いられる複数の電線を束ねた構造をなし、その両端部には接続用の接続コネクタが取り付けられている。
【0028】
このような構成の前側装飾部材101では、カバー部材101bの外周壁101dの表面が金の蒸着膜によって不透明となっている。また、カバー部材101bの前面は透明となっているが、このカバー部材101bの後方に、透光性を有しかつ後方が透けて見えないようになっている(後方を視認困難な程度の透光性を有する)装飾シート101sが設けられ、この装飾シート101sの後方に不透明なLED基板101fが配置され、さらにその後方に半透明なベース部材101aの底板101cが配置されている。したがって、前側装飾部材101は前方および側方から見て後方が視認困難な程度の透光性を有しており、その後面(ベース部材101aの底板101cの裏面)に突出部106および筒状突出部107が設けられているので、これら突出部106および筒状突出部107は、遊技者から見て前側装飾部材101によって視認困難となる。
なお、前側装飾部材101を不透明に構成してもよい。このようにすれば、突出部106および筒状突出部107は、遊技者から見て隠されることになる。
【0029】
次に、透光性装飾部材102〜105について説明する。
透光性装飾部材102は、図2図4および図6に示すように、透光性装飾部材103〜105の少なくとも前面側および上面側を覆うカバー部材であり、樹脂射出成形によって形成され、無色透明となっている。また、透光性装飾部材103〜105は形状および色が異なるレンズ部材103〜105である。
透光性装飾部材102は全体として横長の形状となっており、その前面の左右方向(横方向)の中央部に前側装飾部材101を装着するための装着座102aが設けられている。この装着座102aに前側装飾部材101のベース部材101aが設置されている。また、装着座102aの外周部には、周方向に沿って立壁102bが形成されている。この立壁102bの先端部に前側装飾部材101のカバー部材101bの外周壁101dの先端部が係合している。
【0030】
また、装着座102aには、その略中央部に矩形の開口部102cが装着座102aを貫通して形成され、開口部102cより外側の装着座102aには、4つの円形状の挿通孔102dが装着座102aを貫通して形成されている。開口部102cおよび4つの挿通孔102dは、それぞれ装着座102aに設置された前側装飾部材101の筒状突出部107および4本の突出部106と同軸に配置されている。そして、開口部102cに前側装飾部材101の筒状突出部107が挿通され、4つの挿通孔102dにそれぞれ前側装飾部材101の突出部106が挿通されている。
また、図6に示すように、透光性装飾部材102の装着座102aの裏面(後面)には挿通孔102dの開口縁部の一部から突出する第1当接部102eが設けられている。
4つの第1当接部102eのうち上側の2つの第1当接部102eは、挿通孔102dの外周縁部の上側の一部分が突出しており、その先端面は下方に向かうにしたがって着座部102aの裏面(後面)に近づくように傾斜している。また、下側の2つの第1当接部102eは、挿通孔102dの外周縁部の下側の一部分が突出しており、その先端面は上方に向かうにしたがって着座部102aの裏面(後面)に近づくように傾斜している。
【0031】
また、透光性装飾部材102は、図2に示すように、その装着座102aの周囲の立壁102bの外面および内面に前後方向に延びる凹凸条が立壁102bの周方向に複数形成されることで装飾されている。さらに、透光性装飾部材102は、その装着座102aの左右外側の部位が横断面凸曲面状に形成されることで装飾されているとともに、アウターレンズとしての機能を有するものとなっている。したがって、レンズ部材である透光性装飾部材103〜105以外にも透光性装飾部材102もレンズ部材として機能するようになっている。
【0032】
透光性装飾部材103は、樹脂射出成形によって形成され、全体が青色透明となっている。この透光性装飾部材103は、図2に示すように、全体として横長でかつ、上縁部側と下縁部側が後方に向けて湾曲し、上下方向中央部が前側に向けて湾曲した形状となっている。また、透光性装飾部材103の上縁部は左右の中央部を境として、互いに逆方向に斜め上方に突出した炎形状となっており、左右側ほど斜め上方に突出する炎形状の傾きが水平に近づいている。
また、透光性装飾部材103の前面には樹脂射出成形によって複数のレンズカット面が形成されている。レンズカット面は透光性装飾部材103の厚さ方向に対して様々な角度で傾斜するとともに、上述した炎形状に沿って延在している。
【0033】
また、図2図5および図6に示すように、透光性装飾部材103の中央部には、4つの挿通孔111が透光性装飾部材103を貫通して設けられており、当該挿通孔111の透光性装飾部材103の前面における開口縁部に第1当接部111aが設けられ、裏面(後面)における開口縁部に第1当接部111bが設けられている。第1当接部111aはその周囲の前面とほぼ面一に設けられ、第1当接部111bはその周囲の後面より後方に突出している。
透光性装飾部材103の前面側の4つの第1当接部111aの先端面は透光性装飾部材102の4つの第1当接部102eの先端面と当接するような面形状となっている。
また、透光性装飾部材103の後面側の4つの第1当接部111bのうち上側の2つの第1当接部111bは、挿通孔111の外周縁部の上側の一部分が突出しており、その先端面は下方に向かうにしたがって透光性装飾部材103の後面に近づくように傾斜している。また、下側の2つの第1当接部111bは、挿通孔111の外周縁部の下側の一部分が突出しており、その先端面は上方に向かうにしたがって透光性装飾部材103の後面に近づくように傾斜している。
4つの挿通孔111は、透光性装飾部材102の装着座102aに設けられた4つの挿通孔102dと同軸に設けられている。挿通孔111には前記前側装飾部材101の突出部106が挿通され、当該突出部106は挿通孔111の内周面にほぼ密接している。また、挿通孔111はストレート状の孔であってもよいし、突出部106の外周面に対応させて、先細りとなるテーパ状の孔であってもよい。
【0034】
また、透光性装飾部材103にはその略中央部に矩形状の開口部112が透光性装飾部材103を貫通して形成されており、この開口部112には前記筒状突出部(筒状通路部)107が挿通されている。
また、図2および図6に示すように、透光性装飾部材103には複数の開口部113が透光性装飾部材103を貫通して形成されている。これら開口部113は透光性装飾部材103の後方に配置される透光性装飾部材104の一部を透光性装飾部材103の前面側に露出させるもので、透光性装飾部材103の全域に亘って散在するようにして形成され、様々な形状となっているが、これら複数の開口部113によって透光性装飾部材103が全体的に炎の形状に形成されている。
また、透光性装飾部材103の左右両端部の後面には後方に突出する位置決め用の位置決突起103a,103aが設けられている。
さらに、透光性装飾部材103の左右両端部の前面には、第2当接部111c,111cが設けられ、当該第2当接部111c,111cはその周囲の前面より前方に突出している。
【0035】
このような構成の透光性装飾部材103はその前面をカバー部材である透光性装飾部材102の後面側に向けて当該透光性装飾部材102の内側に挿入されている。この状態において、透光性装飾部材102の後面に設けられている4つの第1当接部102eが透光性装飾部材103の前面に設けられている4つの第1当接部111aに当接するとともに、透光性装飾部材103の前面に設けられている第2当接部111cが透光性装飾部材102の裏面(後面)に当接することによって、透光性装飾部材102と透光性装飾部材103との対向する面間には、第1当接部102eと第1当接部111aとの当接面および第2当接部111cと透光性装飾部材102の裏面との当接面を除いて、所定の隙間が設けられている。
【0036】
透光性装飾部材104は、樹脂射出成形によって形成され、透明ではないが白色でかつ透光性を有し、さらに透光性装飾部材104には光を拡散させるための拡散剤が含まれている。この透光性装飾部材104は全体として横長でかつ、上縁部側と下縁部側が後方に向けて湾曲し、上下方向中央部が前側に向けて湾曲した形状となっている。また、透光性装飾部材104の上縁部は左右の中央部を境として、互いに逆方向に斜め上方に突出した炎形状となっており、左右側ほど斜め上方に突出する炎形状の傾きが水平に近づいている。
また、透光性装飾部材104の前面には樹脂射出成形によって複数のレンズカット面が形成されている。レンズカット面は透光性装飾部材104の厚さ方向に対して様々な角度で傾斜するとともに、上述した炎形状に沿って延在している。
また、透光性装飾部材104は、透光性装飾部材103の後面側に重ね合された状態において、上縁部が透光性装飾部材103の上縁部より斜め上方にはみ出しており、正面(前面)側から見た際に透光性装飾部材104の上縁部を見ることができるようになっている。
【0037】
また、図2図5および図6に示すように、透光性装飾部材104の中央部には、4つの挿通孔121が透光性装飾部材104を貫通して設けられており、当該挿通孔121の透光性装飾部材104の前面における開口縁部に第1当接部121aが設けられ、裏面(後面)における開口縁部に第1当接部121bが設けられている。第1当接部121aはその周囲の前面より前方に突出しており、第1当接部121bはその周囲の後面より後方に突出している。
透光性装飾部材104の前面側の4つの第1当接部121aの先端面は透光性装飾部材103の4つの第1当接部111bの先端面と当接するような面形状となっている。
また、透光性装飾部材105の後面側の4つの第1当接部121bのうち上側の2つの当接部121bは、挿通孔121の外周縁部の上側の一部分が突出しており、その先端面は下方に向かうにしたがって透光性装飾部材104の後面に近づくように傾斜している。また、下側の2つの第1当接部121bは、挿通孔121の外周縁部の下側の一部分が突出しており、その先端面は上方に向かうにしたがって透光性装飾部材104の後面に近づくように傾斜している。
4つの挿通孔121は、透光性装飾部材103に設けられた4つの挿通孔111と同軸に設けられている。挿通孔121には前記前側装飾部材101の突出部106が挿通され、当該突出部106は挿通孔121の内周面にほぼ密接している。また、挿通孔121はストレート状の孔であってもよいし、突出部106の外周面に対応させて、先細りとなるテーパ状の孔であってもよい。
【0038】
また、透光性装飾部材104にはその略中央部に矩形状の開口部122が透光性装飾部材104を貫通して形成されており、この開口部122には前記筒状突出部107が挿通されている。
また、透光性装飾部材104の左右両端部の前面には、第2当接部121c,121cが設けられ、当該第2当接部121c,121cはその周囲の前面より前方に突出している。
また、透光性装飾部材104には複数の開口部123が形成されている。これら開口部123は透光性装飾部材104の後方に配置される透光性装飾部材105の一部を透光性装飾部材104の前面側に露出させるもので、透光性装飾部材104の全域に亘って散在するようにして形成され、様々な形状となっている。
さらに、透光性装飾部材104の左右両端部の前面には、位置決め用の位置決孔104a,104aが設けられている。
また、透光性装飾部材104の左右両端部の後面には後方に突出する位置決め用の位置決突起104b,104bが設けられている。
【0039】
このような構成の透光性装飾部材104はその前面を透光性装飾部材103の後面側に向けて当該透光性装飾部材103と重ね合されている。この状態において、透光性装飾部材103の後面に設けられている位置決突起103a,103aが透光性装飾部材104の位置決孔104a,104aに嵌め込まれることによって、透光性装飾部材103に対する透光性装飾部材104の位置決めがなされている。
また、透光性装飾部材104の前面に設けられている4つの第1当接部121aが透光性装飾部材103の後面に設けられている4つの第1当接部111bに当接し、さらに、透光性装飾部材104の左右両端部の前面に設けられている第2当接部121c,121cが透光性装飾部材103の左右両端部の後面に当接することによって、透光性装飾部材103と透光性装飾部材104との対向する面間には所定の隙間が設けられている。
また、透光性装飾部材103の開口部113には透光性装飾部材104の一部が露出している。
【0040】
透光性装飾部材105は、樹脂射出成形によって形成され、全体が水色透明または薄い青色透明となっている。この透光性装飾部材105は全体として横長でかつ、上縁部側と下縁部側が後方に向けて湾曲し、上下方向中央部が前側に向けて湾曲した形状となっている。
また、透光性装飾部材105の前面には樹脂射出成形によって複数のレンズカット面が形成されている。レンズカット面は透光性装飾部材105の厚さ方向に対して様々な角度で傾斜するとともに、上述した炎形状に沿って延在している。さらに、透光性装飾部材105の後面には樹脂射出成形によって多数の細かいレンズカット面が形成されている。
また、透光性装飾部材105は、透光性装飾部材104の後面側に重ね合された状態において、上縁部が透光性装飾部材104の上縁部より斜め上方にはみ出しており、正面(前面)側から見た際に透光性装飾部材105の上縁部を見ることができるようになっている。
【0041】
また、図2図5および図6に示すように、透光性装飾部材105の中央部には、4つの挿通孔131が透光性装飾部材105を貫通して設けられており、当該挿通孔131の透光性装飾部材105の前面における開口縁部に第1当接部131aが設けられ、裏面(後面)における開口縁部に当接部131bが設けられている。第1当接部131aはその周囲の前面より前方に突出しており、当接部131bはその周囲の後面より後方に突出している。
透光性装飾部材105の前面側の4つの第1当接部131aの先端面は透光性装飾部材104の4つの第1当接部121bの先端面と当接するような面形状となっている。
また、透光性装飾部材104の後面側の4つの当接部131bのうち上側の2つの第1当接部131bは、挿通孔131の外周縁部の上側の一部分が突出しており、その先端面は下方に向かうにしたがって透光性装飾部材105の後面に近づくように傾斜している。また、下側の2つの当接部131bのうち一方は、挿通孔131の外周縁部の下側の一部分が突出しており、その先端面は上方に向かうにしたがって透光性装飾部材104の後面に近づくように傾斜し、他方は挿通孔131の軸と直交する面となっている。
透光性装飾部材105の後方には、透光性装飾部材は存在しないため当接部131bは第1当接部ではない。
4つの挿通孔131は、透光性装飾部材103に設けられた4つの挿通孔111および透光性装飾部材104に設けられた4つの挿通孔121と同軸に設けられている。挿通孔131には前記前側装飾部材101の突出部106が挿通され、当該突出部106は挿通孔131の内周面にほぼ密接している。また、挿通孔131はストレート状の孔であってもよいし、突出部106の外周面に対応させて、先細りとなるテーパ状の孔であってもよい。
【0042】
また、透光性装飾部材105にはその略中央部に矩形状の開口部132が透光性装飾部材105を貫通して形成されており、この開口部132には前記筒状突出部107が挿通されている。
さらに、透光性装飾部材105の左右両端部の前面には、第2当接部131c,131cが設けられ、当該第2当接部131c,131cはその周囲の前面より前方に突出している。
また、透光性装飾部材105には複数の開口部133が形成されている。これら開口部133は透光性装飾部材105の前方に配置される透光性装飾部材104の一部を透光性装飾部材105の後面側に露出させるもので、透光性装飾部材105の全域に亘って散在するようにして形成され、様々な形状となっているが、これら複数の開口部133によって全体的に炎の形状が形成されている。
さらに、透光性装飾部材105の左右両端部の前面には、位置決め用の位置決溝105a,105aが設けられている。
【0043】
このような構成の透光性装飾部材105はその前面を透光性装飾部材104の後面側に向けて当該透光性装飾部材104と重ね合されている。この状態において、透光性装飾部材104の後面に設けられている位置決突起104b,104bが透光性装飾部材105の前面に設けられている位置決溝105a,105aに嵌め込まれることによって、透光性装飾部材104に対する透光性装飾部材105の位置決めがなされている。
また、透光性装飾部材105の前面に設けられている4つの第1当接部131aが透光性装飾部材104の後面に設けられている4つの第1当接部121bに当接し、さらに、透光性装飾部材105の左右両端部の前面に設けられている第2当接部131c,131cが透光性装飾部材104の左右両端部の後面に当接することによって、透光性装飾部材104と透光性装飾部材105との対向する面間には所定の隙間が設けられている。
また、透光性装飾部材105の開口部133には透光性装飾部材104の一部が露出している。
【0044】
ベース部材110は、樹脂射出成形によって形成され、全体が青色透明となっている。このベース部材110は、図7および図5に示すように、複数のLED140aが実装されたLED基板140が取り付けられる取付板部141と、この取付板部141の左右両側部に設けられた側壁部142,142と、側壁部142,142に架け渡された底板部143とを備えており、取付板部141の前面側にLED基板140が取り付けられている。
また、底板部143の基端部には断面略L字形の壁部144が設けられており、この壁部144の上端部は取付板部141に接続されている。壁部144はベース部材110の幅方向(左右方向)に延在しており、当該壁部144の表面には細かい溝が多数形成されている。壁部144および底板部143はLED基板140より前側に位置しているので、LED140aの光の一部は壁部144および底板部143に照射されるようになっている。
【0045】
LED基板140には、4つの貫通部140bが透光性装飾部材105の4つの挿通孔131とほぼ同軸に形成されている。なお、図7において左下側の貫通部140bは半長円状の切欠部であり、その他の3つの貫通部140bは円形の貫通孔である。
また、取付板部141には、4つの貫通孔141dが透光性装飾部材105の4つの挿通孔131とほぼ同軸に形成され、各貫通孔141dの内部には円環状の座部141eが設けられている。また、貫通孔141dの内径は貫通部140bの内径より小さくなっている。
さらに、LED基板140の略中央部には、略矩形状の開口部140dがLED基板140を貫通して形成され、取付板部141には開口部140dに面して当該開口部140dより大きい開口部141f(図8参照)が形成されている。この開口部141fは筒状突出部(筒状通路部)107の基端開口部の他、LED基板140の後面に設けられている接続端子140k1〜140k3を露出させるものである。また、取付板部141には、開口部141fの左右両側に開口部141gが形成されている。この開口部141gはLED基板140の後面に設けられている接続端子140k4を露出させるものである。
【0046】
また、取付板部141の上縁部には左右に延在する帯板状の壁部141a,141bが設けられている。壁部141aは取付板部141の上縁部から前方に突出し、壁部141bは取付板部141の上縁部から上方に突出し、これら壁部141a,141bが直角に配置されている。
一方、図2および図5に示すように、透光性装飾部材105の上縁部には左右に延在する帯板状の突出板部105dが設けられている。
また、ベース部材110の底板部143の先端部には略波形に形成された係合部143aが形成されている。一方、図5および図6に示すように、前記透光性装飾部材102の下縁部には、略波形に形成された係合部102fが形成されている。
そして、ベース部材110の係合部143aに透光性装飾部材102の係合部102fが係合され、さらにベース部材110の壁部141aより上方側に透光性装飾部材105の突出板部105dが配置され、この突出板部105dの先端部が壁部141bに当接している。
【0047】
このようにして、前後に重ね合された透光性装飾部材102〜105は、前側装飾部材101とベース部材110とによって挟み付けられている。
すなわち、透光性装飾部材102の装着座102aに装着されている前側装飾部材101の4本の突出部106は、装着座102aに形成されている4つの挿通孔102d、透光性装飾部材103に形成されている4つの挿通孔111、透光性装飾部材104に形成されている4つの挿通孔121および透光性装飾部材105に形成されている4つの挿通孔131に挿通されたうえで、ベース部材110に取り付けられているLED基板140の4つの貫通部140bに挿通され、さらに、ベース部材110の取付板部141に形成されている4つの貫通孔141dに挿入されている。また、突出部106の先端部が貫通孔141dの内側に設けられている座部141eに当接されている。
そして、ベース部材110の背面(後面)側から4本のねじ150を4つの貫通孔141dに挿入したうえで、前側装飾部材101の4つの突出部106に形成されているねじ孔106bにねじ込むことによって、ベース部材110と前側装飾部材101とによって、透光性装飾部材102〜105が挟み付けられて固定されている。
【0048】
また、前側装飾部材101の筒状突出部(筒状通路部)107は、装着座102aに形成されている開口部102c、透光性装飾部材103に形成されている開口部112、透光性装飾部材104に形成されている開口部122および透光性装飾部材105に形成されている開口部132に挿通されたうえで、ベース部材110に取り付けられているLED基板140の開口部140dの開口縁部まで挿通され、筒状突出部107の先端部に設けられている係止部107aが開口部140dの左右両側に形成された切欠部140eに挿入されて係止している。
そして、筒状突出部(筒状通路部)107に挿通されているハーネスC1は、図8に示すように、LED基板140に形成されている開口部140d(図7参照)を貫通して、LED基板140の後面に設けられた接続端子140k1に接続されている。なお、図8においては、ハーネスC1〜C4を直線にて記載しているが、ハーネスC1〜C4は電源供給や信号通信に用いられる複数の電線を束ねた構造をなし、その両端部には接続用の接続コネクタが取り付けられている。
また、LED基板140の後面に設けられた接続端子140k2には、ハーネスC2の一端部が接続されており、このハーネスC2の他端部は遊技機の筐体内に延出され、当該筐体内に設けられた図示しないサブ制御基板(制御基板)に接続されている。そして、このサブ制御基板からハーネスC2を介してLED基板140に電源や制御信号等が供給され、さらにこのLED基板140からハーネスC1を介してLED基板101fに電源や制御信号等が供給されるようになっている。
【0049】
ベース部材110および装飾物100を有する照明装置34は、上扉30(図1参照)の上端部に取り付けられている。すなわち、図1図9および図12に示すように、上扉30の上端部には上扉側取付ベース160が取り付けられ、この上扉側取付ベース160の前面に取付ベース161が取り付けられている。この取付ベース161は、取付ベース本体162と、この取付ベース本体162の左右方向中央部に設けられるベース部材110とを備えている。
取付ベース本体162の前面の左右両側にそれぞれ複数のLED163aが実装されたLED基板163がその前面を前方に向けて取り付けられている。また、取付ベース本体162の前面の左右両側にそれぞれ基板押え部材164がLED基板163に被さるようにして取り付けられ、これによってLED基板163は取付ベース161の前面に固定されている。なお、基板押え部材164には、LED163aを前面側に露出するための開口部164aが複数形成されている。
【0050】
また、LED基板163,163の後面には、図8に示すように、接続端子163b,163bが設けられており、当該接続端子163b,163bと、LED基板140の接続端子140k3,140k3とがハーネスC3によって接続されている。そして、筐体内部のサブ制御基板からハーネスC2を介してLED基板140に電源や制御信号等が供給され、さらにこのLED基板140からハーネスC3を介してLED基板163に電源や制御信号等が供給されるようになっている。
また、取付ベース本体162の裏面(後面)側には、その左右両側にそれぞれスピーカ165およびスピーカ165を駆動するスピーカ駆動基板165aがLED基板163の斜め下方側でかつフロントグリル162aの後側に設けられている。各スピーカ駆動基板165aには接続端子165bが設けられており、当該それぞれの接続端子165bと、LED基板140の接続端子140k4,140k4とがハーネスC4によって接続されている。そして、筐体内部の制御基板からハーネスC2を介してLED基板140に電源や制御信号等が供給され、さらにこのLED基板140からハーネスC4を介してスピーカ駆動基板165aに電源や制御信号等が供給されるようになっている。
このように、LED基板140はサブ制御基板からの電源や制御信号等をLED基板101f、LED基板163およびスピーカ駆動基板165aに供給する中継基板となっている。
【0051】
また、ベース部材110は左右の基板押え部材164,164間において取付ベース本体162に取り付けられている。そして、このベース部材110と前側装飾部材101とによって透光性装飾部材102〜105(図2参照)が挟み付けられることで、装飾物100が上扉30の上端部に取り付けられている。
そして、透光性装飾部材(レンズ部材)102〜105の左右中央部の部分に、ベース部材110に設けられているLED基板140のLED140aから光が照射され、透光性装飾部材(レンズ部材)102〜105(図2参照)の左右両側部の部分に、取付ベース161に設けられているLED基板163のLED163aから光が照射されるようになっている。
【0052】
図10は前後に重ね合された透光性装飾部材103〜105を斜め前方から見た斜視図、図11は透光性装飾部材103〜105を斜め後方から見た斜視図であり、透光性装飾部材103〜105を透光性装飾部材群130とする。
図10に示すように、透光性装飾部材群130の上縁部においては、透光性装飾部材103の上縁部の後方に透光性装飾部材104の上縁部が露出し、透光性装飾部材104の上縁部の後方に透光性装飾部材105の上縁部が露出している。
また、透光性装飾部材103に形成されている開口部113には、当該透光性装飾部材103の後方に隣り合う透光性装飾部材104の一部が露出している。
また、図11に示すように、透光性装飾部材105に形成されている開口部133には、当該透光性装飾部材105の前方に隣り合う透光性装飾部材104の一部が露出している。したがって、前記LED140a,163aの光は透光性装飾部材105の後面に照射されるとともに、透光性装飾部材105の開口部133を通して透光性装飾部材104の一部に直接照射される。
また、図12に示すように、ベース部材110の底板部143は照明装置34の下面側に露出しており、ベース部材110は全体が青色透明となっているので、LED140aの光は底板部143を青色に光らせる。また、この底板部143の前側に存在する透光性装飾部材101は透明であり、その内側に前後に重ね合された透光性装飾部材103〜105が存在し、当該透光性装飾部材103〜105がLED140a,163aの光によって全体として青色に炎形状に光る。したがって、ベース部材110の底板部143、透光性装飾部材102〜105が一体的となって、取付ベース本体162からあたかも浮き上がった炎形状となって光るとともに、最前部の前側装飾部材101の前面の装飾シート101sがLED101e(図4参照)によって光る。
【0053】
以上のように本実施の形態によれば透光性装飾部材102の4つの挿通孔102d、透光性装飾部材103の4つの挿通孔111、透光性装飾部材104の4つの挿通孔121および透光性装飾部材105の4つの挿通孔131に、前側装飾部材101の裏面(後面)に設けられた4本の突出部106が挿通されているので、当該突出部106によって、透光性装飾部材102〜105どうしを容易に連結できるとともに、透光性装飾部材102〜105の組付けや透光性装飾部材102〜105の重なり方向と交差する方向の位置決めも容易となる。
【0054】
また、前後に隣り合う透光性装飾部材102,103は、前後に対向する第1当接部102e,111aどうしが当接されることで、前後に隙間をもった状態で配置され、前後に隣り合う透光性装飾部材103,104は、前後に対向する第1当接部111b,121aどうしが当接されることで前後に隙間をもった状態で配置され、前後に隣り合う透光性装飾部材104,105は、前後に対向する第1当接部121b,131aどうしが当接されることで前後に隙間をもった状態で配置さているので、前後に重ね合された複数(4つ)の透光性装飾部材102〜105に容易に立体感を持たせることができる。
さらに、前側装飾部材101の突出部106が挿通される挿通孔102d,111,121,131、挿通孔102d,111,121,131の開口縁部に設けられた第1当接部102e,111a,111b,121a,121b,131a,131bおよびこれらに挿通される突出部106は前側装飾部材101によって遊技機の前方から見て隠されているので、遊技機の見栄えを向上させることができる。
【0055】
また、前後に隣り合う透光性装飾部材102,103,104,105は、前後に対向する第1当接部102e,111aどうし、第1当接部111b,121aどうし、当接部121b,131aどうしが当接されることで、前後に隙間をもった状態で配置されており、透光性装飾部材103,104,105の端部は前後に撓み易くなるが、この端部に設けられている第2当接部111c,121c,131cが隣り合う透光性装飾部材102,103,104の端部に当接するので、透光性装飾部材103,104,105の端部の撓みを防止することができる。このため、前後に隣り合う透光性装飾部材103,104,105の端部間の隙間を保持できるので、隙間を設けたことによる立体感を確実に得ることができる。
また、挿通孔102d,111,121,131は透光性装飾部材102〜105の中央部に配置されているので、当該挿通孔102d,111,121,131に挿通される突出部106によって、透光性装飾部材102〜105をバランスよく支持できる。
さらに、透光性装飾部材103,104,105の端部に第2当接部111c,121c,131cが設けられているので、透光性装飾部材103,104,105の中央部と端部との双方で当該透光性装飾部材103,104,105を支持できるので、さらに、透光性装飾部材103,104,105をバランスよく支持できる。
【0056】
また、複数の透光性装飾部材102〜105は、それらの挿通孔102d,111,121,131に、前側装飾部材101の裏面(後面)に設けられた突出部106が挿通され、突出部106の先端部がベース部材110に取り付けられることで、複数の透光性装飾部材102〜105が前側装飾部材101とベース部材110とによって挟み付けられているので、前後に重ね合され複数の透光性装飾部材102〜105をベース部材110に容易に取り付けることができるとともに複数の透光性装飾部材102〜105の重なり方向と交差する方向の透光性装飾部材102〜105の位置決めも容易である。
【0057】
また、LED基板140のLED140aおよびLED基板163のLED163aの光によって光る装飾物100が形状および色が異なる複数のレンズ部材(透光性装飾部材)102〜105を重ね合わせることにより構成されているので、レンズ部材(透光性装飾部材)102〜105に立体感を持たせたり、複数の色を持たせて装飾性を高めるために、従来と異なり、レンズ部材(透光性装飾部材)102〜105に後加工を施す必要がない。したがって、製造コストを大きく増加させることなく、発光装置の装飾性を高めることができる。
加えて、前側のLED基板101fのLED101eの光がこのLED101eの前方にある装飾シート101sに照射されるとともに、後側のLED基板140のLED140aの光が透光性装飾部材102〜105に照射されるので、照明装置34の装飾性をより高めることができる。
さらに、レンズ部材(透光性装飾部材)103,104に、遊技者から見て後側に配置される他のレンズ部材(透光性装飾部材)104,105を露出させる開口部113,123が設けられているので、当該開口部113,123を通して、遊技者から見て後側に配置されるレンズ部材(透光性装飾部材)104,105を見ることができ、また、遊技者から見て前側に配置されるレンズ部材(透光性装飾部材)104の一部に後側に配置されるレンズ部材(透光性装飾部材)105の開口部133を通してLED140a,163aの光を照射できる。したがって、遊技者はレンズ部材(透光性装飾部材)104,105の形状や色、さらには光色を認識できるので、さらに照明装置34の装飾性を高めることができる。
【0058】
また、ベース部材110にLED140aを有するLED基板140が設けられ、取付ベース161にLED163aを有するLED基板163が設けられているので、ベース部材110および取付ベース161の前側において前後に複数重ね合されて設けられているレンズ部材(透光性装飾部材)103〜106をLED140a,163aの光によって確実に光らせることができる。
また、前側装飾部材101の裏面(後面)にある突出部106の先端部がLED基板140の貫通部140bを貫通してベース部材110に取り付けられているので、前側装飾部材101に遊技者等から衝撃が加えられても、この衝撃が直接LED基板140に作用しない。したがって、この衝撃に起因するLED基板140の破損等を抑制できる。
【0059】
また、2枚の発光素子基板101f,140どうしを接続する接続ケーブルC1が筒状突出部(筒状通路部)107に挿通されているので、この接続ケーブルC1が遊技者から見えてしまうことがないし、筒状突出部(筒状通路部)107が不透明な白色であるので、目立ち難い。したがって、照明装置34の装飾性の低下を抑制できる。
加えて、前側のLED基板101fの後面に接続端子101kが設けられているので、この接続端子101kおよび当該接続端子101kに接続されている接続ケーブルC1が遊技者から見えてしまうことがない。したがって、この点においても照明装置34の装飾性の低下を抑制できる。
また、接続ケーブルが複数本ある場合、これら複数本の接続ケーブルを筒状通路部104に挿通することによって、当該複数の接続ケーブルがばらけるのを抑制できる。
【0060】
また、前側のLED基板101fの後面に接続ケーブルC1が接続される接続端子101kが設けられているので、従来と異なり、後側のLED基板140に一端部が接続された接続ケーブルC1の他端部を前側のLED基板101fの前面側に引き回すことなく、前側のLED基板101fの後方から接続端子101kに接続できる。したがって、前側のLED基板101fに容易に接続ケーブルC1を接続できるとともに当該LED子基板101fに接続ケーブル挿通用の挿通口を形成する必要がない。
さらに、後側のLED基板140が中継基板であるので、仮に前側のLED基板101fが中継基板であった場合に比して、接続ケーブルC1を前側のLED基板101fおよびその他の部品(LED基板163やスピーカ駆動基板165a)に容易に接続できる。したがって、照明装置34の組立性を向上させることができる。
【0061】
なお、本実施の形態では、前後に重ね合される透光性装飾部材として、4つの透光性装飾部材102〜105を例にとって説明したが、前後に重ね合される透光性装飾部材の数はこれに限ることなく、2つ以上であればよい。
また、本実施の形態では、最も前面側の透光性装飾部材102をカバー部材としたが、カバー部材ではない透光性装飾部材であってもよい。
【符号の説明】
【0062】
34 照明装置
101f,140 LED基板(発光素子基板)
101k 接続端子
102〜105 透光性装飾部材
LED基板163(その他の部品)
C1 ハーネス(接続ケーブル)
図1
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