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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-203270(P2018-203270A)
(43)【公開日】2018年12月27日
(54)【発明の名称】トリガー式噴出容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 47/34 20060101AFI20181130BHJP
   B05B 11/00 20060101ALI20181130BHJP
【FI】
   B65D47/34 200
   B05B11/00 102E
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-106720(P2017-106720)
(22)【出願日】2017年5月30日
(71)【出願人】
【識別番号】000006909
【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100154003
【弁理士】
【氏名又は名称】片岡 憲一郎
(72)【発明者】
【氏名】加瀬 舞
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA04
3E084AA12
3E084AA24
3E084AB01
3E084AB09
3E084BA02
3E084CA01
3E084CB02
3E084CC03
3E084DA01
3E084DB12
3E084DC03
3E084FA09
3E084FB01
3E084JA20
3E084KB01
3E084LA17
3E084LA30
3E084LB02
3E084LC01
3E084LC06
3E084LD22
3E084LD26
(57)【要約】
【課題】改善されたトリガー式噴出容器を提供する。
【解決手段】トリガー式噴出容器1は、容器本体2と、噴出器3と、ノズルカバー4とを備え、噴出器3は、ベース部材5と、ベース部材5に対して第1方向D1及び第1方向D1と反対方向である第2方向D2に移動可能な作動部材6と、トリガー7と、トリガー7の揺動によって作動部材6を第2方向D2に移動させるように、トリガー7と作動部材6とを連係させる連係部8とを有し、作動部材6は、トリガー7の揺動によって第1方向D1に内容液を噴出可能な噴出口6aが形成されたノズル6bを有し、ノズルカバー4は、噴出口6aを被覆可能な被覆部27と、作動部材6の第2方向D2への移動を阻止可能なストッパ部28aとを有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容液を収容する容器本体と、
前記容器本体に装着された噴出器と、
前記噴出器に着脱可能なノズルカバーとを備え、
前記噴出器は、前記容器本体に装着されたベース部材と、前記ベース部材に対して第1方向及び前記第1方向と反対方向である第2方向に移動可能な作動部材と、前記ベース部材に揺動可能に支持されたトリガーと、前記トリガーの揺動によって前記作動部材を前記第2方向に移動させるように、前記トリガーと前記作動部材とを連係させる連係部とを有し、
前記作動部材は、前記トリガーの揺動によって前記第1方向に前記内容液を噴出可能な噴出口が形成されたノズルを有し、
前記ノズルカバーは、前記噴出口を被覆可能な被覆部と、前記作動部材の前記第2方向への移動を阻止可能なストッパ部とを有する、
トリガー式噴出容器。
【請求項2】
前記ストッパ部は、前記ベース部材と前記作動部材との間又は前記ベース部材と前記トリガーとの間に挟み込まれることで、前記作動部材の前記第2方向への移動を阻止可能である、請求項1に記載のトリガー式噴出容器。
【請求項3】
前記連係部は、前記作動部材又は前記トリガーに設けられた凸部からなる係合凸部を有し、
前記ストッパ部は、前記ベース部材と前記係合凸部との間に挟み込まれることで、前記作動部材の前記第2方向への移動を阻止可能である、請求項1又は2に記載のトリガー式噴出容器。
【請求項4】
前記ノズルカバーは、筒状の周壁部と、前記周壁部の一端を閉塞するとともに前記被覆部を構成する閉塞壁部とを有し、
前記周壁部には、切欠きが形成されており、
前記切欠きは、前記周壁部の他端から前記周壁部の軸方向に延びるとともに前記係合凸部を導入可能な第1部分と、前記第1部分から前記周壁部の周方向に延びるとともに前記係合凸部を導入可能な第2部分とを有し、
前記切欠きの前記第2部分と前記周壁部の前記他端との間の部分によって前記ストッパ部が構成されている、請求項3に記載のトリガー式噴出容器。
【請求項5】
前記連係部は、前記係合凸部からなる第1係合凸部と、前記作動部材又は前記トリガーに設けられた凸部からなる第2係合凸部とを有し、
前記周壁部には、前記切欠きからなる第1切欠きと、第2切欠きとが形成されており、
前記第2切欠きは、前記周壁部の前記他端から前記周壁部の前記軸方向に延びるとともに前記第2係合凸部を導入可能な第1部分と、当該第1部分から前記周壁部の前記周方向に延びるとともに前記第2係合凸部を導入可能な第2部分とを有し、
前記第1切欠きの前記第2部分と前記周壁部の前記他端との間の部分によって前記ストッパ部からなる第1ストッパ部が構成されており、
前記第2切欠きの前記第2部分と前記周壁部の前記他端との間の部分によって、前記ベース部材と前記第2係合凸部との間に挟み込まれることで前記作動部材の前記第2方向への移動を阻止可能な第2ストッパ部が構成されている、請求項4に記載のトリガー式噴出容器。
【請求項6】
前記ノズルカバーは、前記閉塞壁部から外側に突出する摘み片を有する、請求項4又は5に記載のトリガー式噴出容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、トリガー式噴出容器に関する。
【背景技術】
【0002】
トリガーの操作によって作動部材をベース部材に対して移動させ、ポンプ機能を発揮させることで、作動部材の噴出口から内容液を噴出可能なトリガー式噴出容器が知られている。このようなトリガー式噴出容器は、例えば特許文献1に記載されるように、ベース部材とトリガーとの間に挟み込まれることで、ベース部材に対する作動部材の移動を阻止可能なストッパを備える場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−251219号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されるようなトリガー式噴出容器は、改善の余地がある。
【0005】
本開示の目的は、改善されたトリガー式噴出容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
トリガー式噴出容器の一態様は、内容液を収容する容器本体と、前記容器本体に装着された噴出器と、前記噴出器に着脱可能なノズルカバーとを備える。前記噴出器は、前記容器本体に装着されたベース部材と、前記ベース部材に対して第1方向及び前記第1方向と反対方向である第2方向に移動可能な作動部材と、前記ベース部材に揺動可能に支持されたトリガーと、前記トリガーの揺動によって前記作動部材を前記第2方向に移動させるように、前記トリガーと前記作動部材とを連係させる連係部とを有する。前記作動部材は、前記トリガーの揺動によって前記第1方向に前記内容液を噴出可能な噴出口が形成されたノズルを有する。前記ノズルカバーは、前記噴出口を被覆可能な被覆部と、前記作動部材の前記第2方向への移動を阻止可能なストッパ部とを有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、改善されたトリガー式噴出容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】一実施形態に係るトリガー式噴出容器を、ノズルカバーの装着状態で示す部分断面側面図である。
図2A図1に示すノズルカバーを、図2DのA−A線に沿って示す部分断面側面図である。
図2B図2Aに示すノズルカバーの上面図である。
図2C図2Aに示すノズルカバーの底面図である。
図2D図2Aに示すノズルカバーを90°ずれた方向から視た側面図である。
図3A図1に示すトリガー式噴出容器を、ノズルカバーの装着状態で示す側面図である。
図3B図3Aに示すトリガー式噴出容器の上面図である。
図4図3Aに示す状態からノズルカバーを周方向に捩じったときの状態を示す側面図である。
図5図4に示す状態からノズルカバーを引き抜くときの状態を示す側面図である。
図6図5に示す状態からノズルカバーを除去してトリガーを操作し、内容液を噴出させたときの状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1乃至図6を参照して、一実施形態に係るトリガー式噴出容器1について詳細に例示説明する。本実施形態において、上方とは、ベース部材に対して作動部材が突き出す方向に移動するときの作動部材の移動方向である第1方向D1(図1における下から上に向かう方向)を意味し、下方とは、その反対方向である第2方向D2(図1における上から下に向かう方向)を意味する。
【0010】
図1に示すように、本実施形態に係るトリガー式噴出容器1(以下、噴出容器1ともいう)は、内容液を収容する容器本体2と、容器本体2に装着された噴出器3と、噴出器3に着脱可能なノズルカバー4とを備えている。内容液は、例えば、制汗剤又は身体用保湿化粧水などの身体用液体であってよいが、これに限られない。容器本体2は、本実施形態では、内容液の収容空間に連なる開口を形成する筒状(円筒状)の口部2aと、口部2aに連なるとともに口部2aよりも幅が拡大した胴部2bと、胴部2bに連なる底部(図示省略)とを有している。本実施形態では、噴出容器1は、容器本体2の底部を水平面に載置することで起立し、ノズルが鉛直方向における上方を向くように構成されている。しかし、噴出容器1は、起立できない構成としてもよい。
【0011】
噴出器3は、容器本体2に装着されたベース部材5を有している。噴出器3は、ベース部材5に対して第1方向D1及び第1方向D1と反対方向である第2方向D2に移動可能な作動部材6を有している。噴出器3は、ベース部材5に揺動可能に支持されたトリガー7を有している。噴出器3は、トリガー7の揺動によって作動部材6を第2方向D2に移動させるように、トリガー7と作動部材6とを連係させる連係部8を有している。作動部材6は、トリガー7の揺動によって第1方向D1に内容液を噴出可能な噴出口6aが形成されたノズル6bを有している。このように、噴出器3は、ベース部材5に対する作動部材6の第1方向D1及び第2方向D2への移動によって容器本体2の内部から内容液を吸引し、噴出口6aから噴出させるポンプ機能を有している。
【0012】
ベース部材5は、本実施形態では、シリンダ部材9と、芯棒部材10と、付勢部材(コイルばね)11と、弁体(ボール弁)12と、装着部材13とを有している。シリンダ部材9は、筒状(円筒状)のシリンダ部9aを有している。シリンダ部9aの内側には、芯棒部材10及び付勢部材11が配置されている。弁体12は、芯棒部材10より下方においてシリンダ部材9に形成された弁座9bに配置されている。装着部材13は、口部2aにねじ部によって装着された筒状(円筒状)の装着部13aと、トリガー7を揺動可能に支持する支持部13bと、作動部材6を貫通させる開口を形成する筒状(円筒状)の基筒部13cとを有している。装着部13aは、口部2aに例えば嵌合によって装着されるように構成してもよい。支持部13bは、本実施形態では、互いに対向する第1支持壁14aと第2支持壁14b(図3aA参照)とからなる一対の支持壁14と、第1支持壁14aと第2支持壁14bとを連結する連結支持壁15(図1参照)とを有している。
【0013】
作動部材6は、本実施形態では、ピストン部材16と、外筒部材17と、内筒部材18と、ノズルチップ部材19とを有している。ピストン部材16は、シリンダ部9aの内側を摺動可能なピストン部16aを有している。ピストン部材16には、芯棒部材10を貫通させる開口が形成されている。作動部材6(より具体的にはピストン部材16)は、付勢部材11によって第1方向D1に付勢されている。ピストン部材16は、外筒部材17の下端に嵌合している。外筒部材17は、筒状(円筒状)をなしている。外筒部材17は、先端側部分17aと、先端側部分17aに連なるとともに外径が先端側部分17aより拡径した基端側部分17bとを有している。先端側部分17aの外表面と基端側部分17bの外表面との境界には、円環状の段差面17cが形成されている。外筒部材17の内側には、筒状(円筒状)をなす内筒部材18が嵌合している。外筒部材17の上端には、ノズルチップ部材19が嵌合している。ノズルチップ部材19には、噴出口6aが形成されている。作動部材6がベース部材5に対して第2方向D2に移動したとき、シリンダ部9a内に位置する内容液は、芯棒部材10とピストン部材16との間、芯棒部材10と外筒部材17との間、及び芯棒部材10と内筒部材18との間に形成された流路を通って、噴出口6aから噴出する。作動部材6は、段差面17cが基筒部13cの上端面に当接するまで、第2方向D2に移動することができる。本実施形態では、外筒部材17の先端側部分17aと内筒部材18とノズルチップ部材19とで、ノズル6bが構成されている。
【0014】
トリガー7は、本実施形態では、互いに対向する第1側壁20aと第2側壁20b(図3aA参照)とからなる一対の側壁20と、第1側壁20aと第2側壁20bとを連結する連結側壁21(図1参照)とを有している。連結側壁21には、作動部材6を貫通させる開口である窓部22が形成されている。第1側壁20aには、開口からなる第1軸受部23aが形成されている。第1軸受部23aには、第1支持壁14aに設けられた略半円柱状をなす凸部からなる第1軸部24aが接続している。第1軸受部23aは、凹部からなっていてもよい。第1側壁20aに軸部を設けるとともに第1支持壁14aに軸受部を設けてもよい。第2側壁20bには、開口からなる第2軸受部23b(図3A参照)が形成されている。第2軸受部23bには、第2支持壁14bに設けられた略半円柱状をなす凸部からなる第2軸部24bが接続している。第2軸受部23bは、凹部からなっていてもよい。第2側壁20bに軸部を設けるとともに第2支持壁14bに軸受部を設けてもよい。第1軸部24aと第2軸部24bとは、共通の中心軸線Oを有している。トリガー7は、作動部材6を挟んで中心軸線Oと反対側に位置する部分によって構成された操作部7aを有している。トリガー7は、操作部7aを牽曳する操作によって、中心軸線Oを中心として、ベース部材5に対して揺動することができる。
【0015】
連係部8は、本実施形態では、作動部材6に設けられた凸部からなる第1係合凸部(係合凸部)25a(図1参照)と、作動部材6に設けられた凸部からなる第2係合凸部25b(図3A参照)とを有している。本実施形態では、第1係合凸部25a及び第2係合凸部25bは、それぞれ、外筒部材17の先端側部分17a(図1参照)に形成されている。連係部8は、第1係合凸部25aと係合する第1係合部26aと、第2係合凸部25bと係合する第2係合部26b(図6参照)とを有している。第1係合部26a及び第2係合部26bは、それぞれ、トリガー7に設けられた凸部からなっている。第1係合部26a及び第2係合部26bは、それぞれ、トリガー7に設けられた凹部、開口又は切欠きからなっていてもよい。本実施形態では、第1係合部26aは第1側壁20aに設けられ、第2係合部26bは第2側壁20bに設けられている。本実施形態では、トリガー7が牽曳操作によって揺動することにより、第1係合部26aが第1係合凸部25aに係合するとともに第2係合凸部25bが第2係合部26bに係合して、作動部材6を第2方向D2に押し込むことができる。
【0016】
ノズルカバー4は、図1に示すように、噴出口6aを被覆可能な被覆部27と、作動部材6の第2方向D2への移動を阻止可能な第1ストッパ部(ストッパ部)28aとを有している。被覆部27は、ノズルカバー4をノズル6bに装着することで噴出口6aを被覆可能である。第1ストッパ部28aは、ノズルカバー4をノズル6bに装着することで作動部材6の第2方向D2への移動を阻止可能である。第1ストッパ部28aは、被覆部27と一体に設けられている。本実施形態では、第1ストッパ部28aは、ベース部材5(より具体的には、基筒部13cの上端)と作動部材6(より具体的には、第1係合凸部25a)との間に挟み込まれることで、作動部材6の第2方向D2への移動を阻止可能である。
【0017】
ノズルカバー4は、本実施形態では、図2A乃至図2Dに示すように、筒状(円筒状)の周壁部4aと、周壁部4aの一端を閉塞するとともに被覆部27を構成する閉塞壁部4bとを有している。周壁部4aには、第1切欠き(切欠き)29aが形成されている。第1切欠き29aは、周壁部4aの他端から周壁部4aの軸方向に延びるとともに第1係合凸部25a(図1参照)を導入可能な第1部分30a(図2A参照)と、第1部分30aから周壁部4aの周方向に延びるとともに第1係合凸部25aを導入可能な第2部分31aとを有している。第1切欠き29aの第2部分31aと周壁部4aの他端との間の部分によって第1ストッパ部28aが構成されている。第2部分31aにおける第1部分30aとの接続部には、幅が狭まった第1絞り部32aが形成されている。第1係合凸部25aは、第1絞り部32aを弾性変形させることで、第1絞り部32aを乗り越え可能である。
【0018】
本実施形態では、図2Cに示すように、周壁部4aには、第1切欠き29aと第2切欠き29bとからなる一対の切欠き29が形成されている。しかし、第1切欠き29aと第2切欠き29bとは、互いに異なる形状であってもよい。図3Aに示すように、第2切欠き29bは、周壁部4aの他端から周壁部4aの軸方向に延びるとともに第2係合凸部25bを導入可能な第1部分30bと、当該第1部分30bから周壁部4aの周方向に延びるとともに第2係合凸部25bを導入可能な第2部分31bとを有している。第2切欠き29bの第2部分31bと周壁部4aの他端との間の部分によって、ベース部材5と第2係合凸部25bとの間に挟み込まれることで作動部材6の第2方向D2への移動を阻止可能な第2ストッパ部28bが構成されている。第2切欠き29bの第2部分31bにおける第1部分30bとの接続部には、幅が狭まった第2絞り部32bが形成されている。第2係合凸部25bは、第2絞り部32bを弾性変形させることで、第2絞り部32bを乗り越え可能である。
【0019】
本実施形態では、図2A及び図2Bに示すように、ノズルカバー4は、閉塞壁部4bから外側に突出する摘み片4cを有している。摘み片4cは、閉塞壁部4bと直交する平板状をなしている。摘み片4cは、図1に示すように、ノズルカバー4の装着状態においてトリガー7の揺動軸線(中心軸線O)と直交する方向に向くように構成されている。
【0020】
容器本体2、トリガー7、シリンダ部材9、芯棒部材10、装着部材13、ピストン部材16、外筒部材17、内筒部材18、ノズルチップ部材19及びノズルカバー4は、それぞれ、例えば合成樹脂製であってよい。
【0021】
以上、説明した本実施形態に係るトリガー式噴出容器1によれば、図1に示すように、ノズルカバー4をノズル6bに装着することで、被覆部27で噴出口6aを覆って、埃などによる噴出口6aの汚染を抑制できる(ノズルカバー機能)。しかも、第1ストッパ部28a及び第2ストッパ部28b(図3A参照)によって作動部材6の第2方向D2への移動を阻止できるため、内容液の意図しない噴出を防止するストッパ機能も発揮できる。
【0022】
噴出容器1を使用する際には、ノズルカバー4の摘み片4cを摘んで捩じることで、第1係合凸部25aを第1切欠き29aの第2部分31aから第1部分30aへ脱出させるとともに、第2係合凸部25bを第2切欠き29bの第2部分31bから第1部分30bへ脱出させることができる(図4参照)。次いで、摘み片4cを摘んだまま引き上げることで、図5に示すように、第1係合凸部25aを第1切欠き29aの第1部分30aから脱出させるとともに、第2係合凸部25bを第2切欠き29bの第1部分30bから脱出させることができる。このようにしてノズルカバー4をノズル6bから除去した後は、図6に示すように、トリガー7を牽曳操作して、ノズル6bの噴出口6aから内容液を第1方向D1に噴出させることができる。
【0023】
本実施形態では、トリガー7の牽曳操作時における操作部7aの移動方向は、内容液が噴出する第1方向D1と略直交しているため、例えば内容液が身体用液体からなる場合などに、使用者がその身体に向けて容易に内容液を噴出させることができる。噴出容器1の使用後には、ノズルカバー4を除去したときと逆の手順によって、ノズルカバー4をノズル6bに装着することができる。
【0024】
上記の説明は、一実施形態を示したものにすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。上記の実施形態は、本開示の基礎的事項に基づいて、種々の変更が可能である。
【0025】
例えば、第1ストッパ部28a及び/又は第2ストッパ部28bは、ベース部材5とトリガー7との間に挟み込まれることで、作動部材6の第2方向D2への移動を阻止可能であってもよい。
【0026】
連係部8は、トリガー7に設けられた凸部からなる第1係合凸部、及び/又はトリガー7に設けられた凸部からなる第2係合凸部を有していてもよい。この場合、第1ストッパ部28aは、ベース部材5と当該第1係合凸部との間に挟み込まれることで、作動部材6の第2方向D2への移動を阻止可能であってもよい。第2ストッパ部28bは、ベース部材5と当該第2係合凸部との間に挟み込まれることで、作動部材6の第2方向D2への移動を阻止可能であってもよい。第1切欠き29aは、周壁部4aの他端から周壁部4aの軸方向に延びるとともに当該第1係合凸部を導入可能な第1部分と、当該第1部分から周壁部4aの周方向に延びるとともに当該第1係合凸部を導入可能な第2部分とを有していてもよい。この場合、当該第2部分と周壁部4aの他端との間の部分によって第1ストッパ部が構成される。第2切欠き29bは、周壁部4aの他端から周壁部4aの軸方向に延びるとともに当該第2係合凸部を導入可能な第1部分と、当該第1部分から周壁部4aの周方向に延びるとともに当該第2係合凸部を導入可能な第2部分とを有していてもよい。この場合、当該第2部分と周壁部4aの他端との間の部分によって第2ストッパ部が構成される。
【0027】
第2係合凸部25b、第2係合部26b、第2ストッパ部28b及び第2切欠き29bを設けない構成としてもよい。
【符号の説明】
【0028】
1 トリガー式噴出容器
2 容器本体
2a 口部
2b 胴部
3 噴出器
4 ノズルカバー
4a 周壁部
4b 閉塞壁部
4c 摘み片
5 ベース部材
6 作動部材
6a 噴出口
6b ノズル
7 トリガー
7a 操作部
8 連係部
9 シリンダ部材
9a シリンダ部
9b 弁座
10 芯棒部材
11 付勢部材
12 弁体
13 装着部材
13a 装着部
13b 支持部
13c 基筒部
14 一対の支持壁
14a 第1支持壁
14b 第2支持壁
15 連結支持壁
16 ピストン部材
16a ピストン部
17 外筒部材
17a 先端側部分
17b 基端側部分
17c 段差面
18 内筒部材
19 ノズルチップ部材
20 一対の側壁
20a 第1側壁
20b 第2側壁
21 連結側壁
22 窓部
23a 第1軸受部
23b 第2軸受部
24a 第1軸部
24b 第2軸部
25a 第1係合凸部(係合凸部)
25b 第2係合凸部
26a 第1係合部
26b 第2係合部
27 被覆部
28a 第1ストッパ部(ストッパ部)
28b 第2ストッパ部
29 一対の切欠き
29a 第1切欠き(切欠き)
29b 第2切欠き
30a 第1切欠きの第1部分
30b 第2切欠きの第1部分
31a 第1切欠きの第2部分
31b 第2切欠きの第2部分
32a 第1絞り部
32b 第2絞り部
D1 第1方向
D2 第2方向
O 中心軸線
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図3A
図3B
図4
図5
図6