(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-203438(P2018-203438A)
(43)【公開日】2018年12月27日
(54)【発明の名称】非常呼びシステム
(51)【国際特許分類】
B66B 3/00 20060101AFI20181130BHJP
B66B 5/00 20060101ALI20181130BHJP
【FI】
B66B3/00 T
B66B5/00 E
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-109466(P2017-109466)
(22)【出願日】2017年6月1日
(11)【特許番号】特許第6419892号(P6419892)
(45)【特許公報発行日】2018年11月7日
(71)【出願人】
【識別番号】390025265
【氏名又は名称】東芝エレベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100082991
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 泰和
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100150717
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 和也
(74)【代理人】
【識別番号】100208188
【弁理士】
【氏名又は名称】榎並 薫
(72)【発明者】
【氏名】会田 導弘
【テーマコード(参考)】
3F303
3F304
【Fターム(参考)】
3F303BA03
3F303CB46
3F303DB13
3F303DB14
3F303DB21
3F303EA01
3F304CA18
3F304ED06
3F304ED07
3F304ED12
3F304ED17
(57)【要約】 (修正有)
【課題】非常呼びシステムのボタンが押下されたことをかご内の乗客が容易に認識することが可能な非常呼びシステムを提供する。
【解決手段】非常呼びシステム10は、エレベータのかご1内に設けられた非常呼びボタン装置11であって、ボタン14と、ボタン14が押下されると点灯または点滅するランプ15と、を有する非常呼びボタン装置11と、かご1内に設けられたかご内インターホン12と、かご1の外部に設けられた外部インターホン13と、ボタン14が押下されるとかご内インターホン12と外部インターホン13とを通話可能状態とするインターホン制御部20と、かご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことを検出する通話状態検出部22と、通話状態検出部22によりかご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことが検出されると、ランプ15を消灯させるランプ制御部23と、を備えている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エレベータのかご内に設けられた非常呼びボタン装置であって、ボタンと、前記ボタンが押下されると点灯または点滅するランプと、を有する非常呼びボタン装置と、
前記かご内に設けられたかご内インターホンと、
前記かごの外部に設けられた外部インターホンと、
前記ボタンが押下されると前記かご内インターホンと前記外部インターホンとを通話可能状態とするインターホン制御部と、
前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことを検出する通話状態検出部と、
前記通話状態検出部により前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことが検出されると、前記ランプを消灯させるランプ制御部と、
を備えたことを特徴とする、非常呼びシステム。
【請求項2】
前記ランプ制御部は、前記通話状態検出部により前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことが検出されない場合、前記ボタンが押下されてから一定時間経過後に、前記ランプを消灯させ、
前記インターホン制御部は、前記通話状態検出部により前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことが検出されない場合、前記ボタンが押下されてから一定時間経過後に、前記かご内インターホンと前記外部インターホンとを通話不能状態とすることを特徴とする、請求項1に記載の非常呼びシステム。
【請求項3】
前記かご内インターホンおよび/または前記外部インターホンは、前記かご内インターホンと前記外部インターホンとの通話が開始されたことを検出する通話開始検出部を有し、
前記通話状態検出部は、前記通話開始検出部からの入力により、前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことを検出することを特徴とする、請求項1または2に記載の非常呼びシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施の形態は、エレベータの非常呼びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、エレベータのかご内で異常事態が発生した場合に、非常呼びシステムを作動させるための非常呼びボタンが、かご内に設けられている。非常呼びシステムが作動すると、かご内で異常事態が発生したことがかごの外部の人、例えばエレベータ監視室の監視人等、に報知される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平5−22461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、非常呼びボタンを押した場合であっても、かご内の乗客は、非常呼びシステムが作動しているか否か、すなわち非常呼びボタンが適切に押下されたか否か、を把握することができない。このことは、有事の際に乗客を不安にさせる。また、誤って非常呼びボタンが押下された際、乗客は非常呼びボタンが押下されたことに気づくことができない。このため、非常呼びシステムが作動して呼び出された監視人がかご内の乗客に呼びかけても、かご内の乗客から応答が得られない、という不都合が生じる。
【0005】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、非常呼びシステムのボタンが押下されたことをかご内の乗客が容易に認識することが可能な非常呼びシステムを提供すること、を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施の形態による非常呼びシステムは、エレベータのかご内に設けられた非常呼びボタン装置であって、ボタンと、ボタンが押下されると点灯または点滅するランプと、を有する非常呼びボタン装置と、かご内に設けられたかご内インターホンと、かごの外部に設けられた外部インターホンと、ボタンが押下されるとかご内インターホンと外部インターホンとを通話可能状態とするインターホン制御部と、かご内インターホンと外部インターホンとが通話状態になったことを検出する通話状態検出部と、通話状態検出部によりかご内インターホンと外部インターホンとが通話状態になったことが検出されると、ランプを消灯させるランプ制御部と、を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、本発明の実施の形態における非常呼びボタン装置が設けられたエレベータのかご内を示す斜視図である。
【
図2】
図2は、
図1に示す非常呼びボタン装置を含む非常呼びシステムの全体的な構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0009】
まず、
図1及び
図2を用いて、本発明の実施の形態による非常呼びシステムについて説明する。
図1には、本発明の実施の形態における非常呼びボタン装置が設けられたエレベータのかごの内部が示されている。また、
図2には、非常呼びシステムの全体的な構成が示されている。
【0010】
図2に示すように、非常呼びシステム10は、エレベータのかご1内に設けられた非常呼びボタン装置11と、かご1内に設けられたかご内インターホン12と、かご1の外部(ここではエレベータ監視室)に設けられた外部インターホン13と、を含んでいる。かご内インターホン12と外部インターホン13との間には、かご内インターホン12と外部インターホン13との間の回線40を接続または遮断するスイッチ21が設けられている。なお、
図2に示す例においては、外部インターホン13は、回線40が接続されると、呼び出し音を鳴らすようになっている。
【0011】
図1に示すように、非常呼びボタン装置11及びかご内インターホン12は、かご1の壁面2に配置された操作盤3に設けられている。操作盤3には、他に、かご1のかごドア4を開閉するために利用者が操作可能な開ボタン30および閉ボタン31や、かご1の行き先階登録を行うために利用者が操作可能な行き先階操作ボタン33が設けられている。
図2に示すように、非常呼びボタン装置11は、ボタン14と、ボタン14の周囲に設けられ、ボタン14が押下されると点灯または点滅するランプ15と、を有している。非常呼びボタン装置11は、ボタン14が押下されると、後述するインターホン制御部20とランプ制御部23とに信号を入力するようになっている。
【0012】
図2に示すように、非常呼びシステム10は、さらに、ボタン14が押下されるとかご内インターホン12と外部インターホン13とを通話可能状態とするインターホン制御部20を有している。
図2に示す例では、インターホン制御部20は、ボタン14が押下されて非常呼びボタン装置11から信号が入力されると、スイッチ21に信号を入力して、回線40を接続するようになっている。このようにして、インターホン制御部20は、かご内インターホン12と外部インターホン13とを通話可能状態とする。また、インターホン制御部20は、後述するランプ制御部23から信号が入力されると、スイッチ21に信号を入力して、回線40を遮断するようになっている。このようにして、インターホン制御部20は、かご内インターホン12と外部インターホン13とを通話不能状態とする。
【0013】
図2に示すように、非常呼びシステム10は、さらに、かご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことを検出する通話状態検出部22と、通話状態検出部22によりかご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことが検出されると、ランプを消灯させるランプ制御部23と、を有している。
【0014】
ここで、
図2に示す例においては、外部インターホン13は、かご内インターホン12と外部インターホン13との通話が開始されたことを検出する通話開始検出部24を有している。通話開始検出部24は、かご内インターホン12と外部インターホン13との通話が開始されたことを検出すると、通話状態検出部22に信号を入力するようになっている。そして、通話状態検出部22は、通話開始検出部24から信号が入力されると、かご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことを検出し、ランプ制御部23に信号を入力するようになっている。
【0015】
図2に示す例においては、外部インターホン13は、送受話器と送受話器を載置するインターホン本体とを有している。そして、通話開始検出部24は、外部インターホン13の送受話器がインターホン本体から取り外されたことを検出することにより、かご内インターホン12と外部インターホン13との通話が開始されたことを検出する。もちろん、通話開始検出部24は、他の方法によりかご内インターホン12と外部インターホン13との通話が開始されたことを検出してもよい。例えば、かご内インターホン12と外部インターホン13との通話が外部インターホン13に設けられた通話開始ボタンを押下することにより開始される場合、通話開始検出部24は、通話開始ボタンが押下されたことを検出することにより、かご内インターホン12と外部インターホン13との通話が開始されたことを検出してもよい。また、通話開始検出部24は、かご内インターホン12に設けられていてもよいし、あるいは、かご内インターホン12及び外部インターホン13の両方に設けられていてもよい。
【0016】
ランプ制御部23は、通話状態検出部22によりかご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことが検出されて信号が入力されると、非常呼びボタン装置11に信号を入力し、ランプ15を消灯させるようになっている。
【0017】
図2に示す例においては、ランプ制御部23は、通話状態検出部22によりかご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことが検出されない場合、ボタン14が押下されてから一定時間経過後に、ランプ15を消灯させるようになっている。また、ランプ制御部23は、通話状態検出部22によりかご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことが検出されない場合、ボタン14が押下されてから一定時間経過後に、インターホン制御部20に信号を入力し、かご内インターホン12と外部インターホン13とを通話不能状態とするようになっている。
【0018】
具体的には、ランプ制御部23はタイマー25を有している。タイマー25は、ボタン14が押下されて非常呼びボタン装置11からランプ制御部23に信号が入力されると、作動するようになっている。そして、ランプ制御部23は、タイマー25が作動して一定時間経過すると、非常呼びボタン装置11に信号を入力して、ランプ15を消灯させる。また、ランプ制御部23は、タイマー25が作動して一定時間経過すると、インターホン制御部20に信号を入力する。そして、インターホン制御部20は、上述のように、ランプ制御部23から信号が入力されると、スイッチ21に信号を入力して回線40を遮断させる。このようにして、インターホン制御部20は、通話状態検出部22によりかご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことが検出されない場合、ボタン14が押下されてから一定時間経過後に、かご内インターホン12と外部インターホン13とを通話不能状態とするようになっている。
【0019】
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について、
図2を参照しながら説明する。
【0020】
まず、非常時にかご1内の乗客によって非常呼びボタン装置11のボタン14が押下されると、ランプ15が点灯または点滅される。このとき、非常呼びボタン装置11からランプ制御部23に信号が入力され、タイマー25が作動する。また、非常呼びボタン装置11からインターホン制御部20に信号が入力され、インターホン制御部20からスイッチ21に信号が入力される。これにより、回線40が接続され、かご内インターホン12と外部インターホン13とが通話可能状態となる。
【0021】
かご内インターホン12と外部インターホン13とが通話可能状態になると、外部インターホン13の呼び出し音が鳴らされる。エレベータ監視室の監視人によって外部インターホン13の送受話器がインターホン本体から取り外されると、通話開始検出部24によってかご内インターホン12と外部インターホン13との通話が開始されたことが検出され、通話開始検出部24から通話状態検出部22に信号が入力される。通話開始検出部24から通話状態検出部22に信号が入力されると、かご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことが検出され、通話状態検出部22からランプ制御部23に信号が入力される。これにより、ランプ制御部23から非常呼びボタン装置11に信号が入力されて、ランプ15が消灯される。
【0022】
かご1内の乗客が非常呼びボタン装置11のボタン14を押下しても、通話状態検出部22からランプ制御部23に信号が入力されないまま一定時間が経過した場合、ランプ制御部23から非常呼びボタン装置11に信号が入力され、ランプ15が消灯される。また、この場合、ランプ制御部23からインターホン制御部20にも信号が入力され、インターホン制御部20からスイッチ21に信号が入力される。これにより、回線40が遮断され、かご内インターホン12と外部インターホン13とが通話不能状態となる。
【0023】
このように本実施の形態の非常呼びシステム10は、エレベータのかご1内に設けられた非常呼びボタン装置11であって、ボタン14と、ボタン14が押下されると点灯または点滅するランプ15と、を有する非常呼びボタン装置11と、かご1内に設けられたかご内インターホン12と、かご1の外部に設けられた外部インターホン13と、ボタン14が押下されるとかご内インターホン12と外部インターホン13とを通話可能状態とするインターホン制御部20と、かご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことを検出する通話状態検出部22と、通話状態検出部22によりかご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことが検出されると、ランプ15を消灯させるランプ制御部23と、を備えている。
【0024】
非常呼びボタン装置11が、ボタン14が押下されると点灯または点滅するランプ15を有していることにより、かご1内の乗客は、ボタン14が押下されたことを容易に認識することができる。これにより、有事の際、かご1内の乗客がボタン14が適切に押下されたか否かを把握することができずに不安に感じる、ということが防止される。あるいは、誤ってボタン14が押下された際、かご1内の乗客がボタン14が押下されたことに気づかず、かご1の外部にいる監視人等からの呼びかけに応じない、という不都合が生じることが防止される。
【0025】
また、本実施の形態によれば、ランプ制御部23は、通話状態検出部22によりかご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことが検出されない場合、ボタン14が押下されてから一定時間経過後に、ランプ15を消灯させる。また、インターホン制御部20は、通話状態検出部22によりかご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことが検出されない場合、ボタン14が押下されてから一定時間経過後に、かご内インターホン12と外部インターホン13とを通話不能状態とする。これにより、かご1内の乗客は、再びボタン14を押して非常呼びシステム10を再度作動させることができる。この結果、外部インターホン13により再度呼び出し音が鳴らされる等して、かご1の外部にいる人の注意を効果的に引くことができる。
【0026】
また、本実施の形態によれば、かご内インターホン12および/または外部インターホン13は、かご内インターホン12と外部インターホン13との通話が開始されたことを検出する通話開始検出部24を有し、通話状態検出部22は、通話開始検出部24からの入力により、かご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことを検出する。これにより、通話状態検出部22は、かご内インターホン12と外部インターホン13とが通話状態になったことを容易に検出することができる。
【0027】
本発明の実施の形態を説明したが、上述の実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述の新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上述の実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0028】
1:かご、10:非常呼びシステム、11:非常呼びボタン装置、12:かご内インターホン、13:外部インターホン、14:ボタン、15:ランプ、20:インターホン制御部、21:スイッチ、22:通話状態検出部、23:ランプ制御部、24:通話開始検出部、25:タイマー
【手続補正書】
【提出日】2018年4月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エレベータのかご内に設けられた非常呼びボタン装置であって、ボタンと、前記ボタンが押下されると点灯または点滅するランプと、を有する非常呼びボタン装置と、
前記かご内に設けられたかご内インターホンと、
前記かごの外部に設けられた外部インターホンと、
前記ボタンが押下されると前記かご内インターホンと前記外部インターホンとを通話可能状態とするインターホン制御部と、
前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことを検出する通話状態検出部と、
前記通話状態検出部により前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことが検出されると、前記ランプを消灯させるランプ制御部と、
を備え、
前記ランプ制御部は、前記通話状態検出部により前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことが検出されない場合、前記ボタンが押下されてから一定時間経過後に、前記ランプを消灯させ、
前記インターホン制御部は、前記通話状態検出部により前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことが検出されない場合、前記ボタンが押下されてから一定時間経過後に、前記かご内インターホンと前記外部インターホンとを通話不能状態とし、これにより、前記インターホン制御部は、前記ボタンが再度押下されると、前記かご内インターホンと前記外部インターホンとを再度通話可能状態とすることができることを特徴とする、非常呼びシステム。
【請求項2】
前記かご内インターホンおよび/または前記外部インターホンは、前記かご内インターホンと前記外部インターホンとの通話が開始されたことを検出する通話開始検出部を有し、
前記通話状態検出部は、前記通話開始検出部からの入力により、前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことを検出することを特徴とする、請求項1に記載の非常呼びシステム。
【手続補正書】
【提出日】2018年8月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エレベータのかご内に設けられた非常呼びボタン装置であって、ボタンと、前記ボタンが押下されると点灯または点滅するランプと、を有する非常呼びボタン装置と、
前記かご内に設けられたかご内インターホンと、
前記かごの外部に設けられた外部インターホンと、
前記ボタンが押下されると前記かご内インターホンと前記外部インターホンとを通話可能状態とするインターホン制御部と、
前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことを検出する通話状態検出部と、
前記通話状態検出部により前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことが検出されると、前記ランプを消灯させるランプ制御部と、
を備え、
前記ランプ制御部は、前記通話状態検出部により前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことが検出されない場合、前記ボタンが押下されてから一定時間経過後に、前記ランプを消灯させ、且つ、前記インターホン制御部に信号を入力し、
前記通話状態検出部により前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことが検出されない場合、前記ボタンが押下されてから一定時間経過後に前記ランプ制御部から前記インターホン制御部に前記信号が入力されると、前記インターホン制御部は、前記かご内インターホンと前記外部インターホンとを通話不能状態とし、これにより、前記インターホン制御部は、前記ボタンが再度押下されると、前記かご内インターホンと前記外部インターホンとを再度通話可能状態とすることができることを特徴とする、非常呼びシステム。
【請求項2】
前記かご内インターホンおよび/または前記外部インターホンは、前記かご内インターホンと前記外部インターホンとの通話が開始されたことを検出する通話開始検出部を有し、
前記通話状態検出部は、前記通話開始検出部からの入力により、前記かご内インターホンと前記外部インターホンとが通話状態になったことを検出することを特徴とする、請求項1に記載の非常呼びシステム。