特開2018-204203IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

例えば一般道や高速道路等の高架橋の架設に用いられるプレキャスト床版の接合構造に関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】施工現場での作業工数を低減することができるとともに、床版厚を無用に増大させることのないプレキャスト床版の接合構造を提供する。
【解決手段】互いに上下方向に間隔をおいて配置された上側継手鉄筋22及び下側継手鉄筋23をそれぞれ床版本体21の橋軸方向端面から延出するように設けるとともに、各継手鉄筋22,23には上端側及び下端側をそれぞれ上側継手鉄筋22及び下側継手鉄筋23に固定された継手部材24を設けたので、継手部材24によって間詰め材20aからの支圧力を得ることができるとともに、継手部材24を各継手鉄筋22,23とは別部品から形成することができるので、上側継手鉄筋22及び下側継手鉄筋23の上下方向の間隔が継手部材24によって制約を受けることがない。これにより、従来のループ継手を用いる場合のように床版厚がループ部分によって必要以上に大きくなることがない。
【選択図】図3

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、前者の従来例の場合は、橋軸直角方向に延びる多数の補強鉄筋を各継手鉄筋に結束する作業が必要となるため、施工現場での作業工数が増大して施工時間が長くなるという問題点があった。一方、後者の場合は、ループ状部分によって間詰めコンクリートからの支圧力が得られるため、補強鉄筋の本数を少なくすることができる。しかしながら、ループ状部分は鉄筋を曲げて形成しているため、上側の鉄筋と下側の鉄筋との間隔はループ状部分の直径と等しくなり、しかもループ状部分の直径を小さくするには鉄筋の曲げ強度上の限度がある。このため、床版の設計条件では上側の鉄筋と下側の鉄筋との間隔がループ状部分の直径よりも小さくなる場合でも、ループ状部分の直径に合わせなければならず、床版厚が必要以上に大きくなる。これにより、床版の重量による主桁への負荷や床版本体のコンクリート使用量を無用に増大させるという問題点があった。 本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、施工現場での作業工数を低減することができるとともに、床版厚を無用に増大させることのないプレキャスト床版の接合構造を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は前記目的を達成するために、互いに長手方向に直交する方向に間隔をおいて配置された複数の継手鉄筋をプレキャスト床版の端面から延出するように設けるとともに、プレキャスト床版の端面間に間詰め材を充填することにより、複数のプレキャスト床版同士を接合するようにしたプレキャスト床版の接合構造において、互いに隣り合う一方の継手鉄筋及び他方の継手鉄筋に一端側及び他端側をそれぞれ固定された継手部材を備え・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、補強鉄筋の本数を少なくすることができるので、補強鉄筋の結束に要する現場作業を軽減することができ、プレキャスト床版を用いた急速施工に極めて有利である。この場合、継手部材によって支圧力を得ることができるので、プレキャスト床版同士の接合強度(引張強度)をより高めることができる。また、互いに隣り合う継手鉄筋の間隔が継手部材によって制約を受けることがないので、従来のループ継手を用いる場合のように床版厚がループ部分によって必要以上に大きくなることがなく、床版厚を設計条件通りの寸法にすることができる。これにより、プレキャスト床版の重量による主桁への負荷や床版本体のコンクリート使用量を無用に増大させることがないという利点がある。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の第1の実施形態を示すプレキャスト床版の正面断面図

【図2】プレキャスト床版の接合部分を示す平面図

【図3】プレキャスト床版の接合部分を示す側面断面図

【図4】継手部材の側面図

【図5】継手部材の斜視図

【図6】継手部材の背面図

【図7】継手鉄筋及び継手部材の斜視図

【図8】床版架設工程を示す概略側面図

【図9】プレキャスト床版の接合工程を示す側面断面図

【図10】プレキャスト床版の接合工程を示す側面断面図

【図11】プレキャスト床版の接合工程を示す斜視図

【図12】プレキャスト床版の接合工程を示す斜視図

【図13】本発明の第2の実施形態を示す継手部材の斜視図

【図14】継手部材の背面図

【図15】本発明の第3の実施形態を示す継手部材の斜視図

【図16】第3の実施形態の変形例を示す継手部材の斜視図

【図17】第3の実施形態の変形例を示す継手部材の斜視図

【図18】第3の実施形態の変形例を示す継手部材の斜視図

【図19】第3の実施形態の変形例を示す継手部材の斜視図

【図20】継手部材の平面図

【図21】本発明の第4の実施形態を示す継手部材の斜視図

【図22】本発明の第5の実施形態を示す継手部材の斜視図

【図23】継手部材の背面図

【図24】継手部材の分解斜視図

【図25】第5の実施形態の変形例を示す継手部材の斜視図

【図26】本発明の第6の実施形態を示す継手部材の斜視図

【図27】継手部材の背面断面図

【図28】本発明の第7の実施形態を示す継手部材の斜視図

【図29】継手部材の背面断面図

【図30】本発明の第8の実施形態を示す継手部材の斜視図

【図31】本発明の第9の実施形態を示す継手部材の斜視図

【図32】本発明の第10の実施形態を示す継手部材の斜視図

【図33】継手部材の側面図

【図34】本発明の第11の実施形態を示す継手部材の斜視図

【図35】継手部材の側面図

【図36】本発明の第12の実施形態を示す継手部材の斜視図

【図37】継手部材の側面断面図

【図38】第12の実施形態の変形例を示す継手部材の斜視図

選択図 図3出願人が指定した本件の代表的な図

10…主桁、20…プレキャスト床版、20a…間詰め材、21…床版本体、22…上側継手鉄筋、23…下側継手鉄筋、24…継手部材、25…補強鉄筋、26…継手部材、27…継手部材、27a…板状部材、27b…板状部材、27c…板状部材、27d…板状部材、28…継手部材、28a…板状部材、29…継手部材、29a…板状部材、29b…板状部材、30…継手部材、30a…板状部材、30b…板状部材、31…継手部材、31a…凹部、32…継手部材、32a…凸部、32b…凹部、33…継手部材、33a…切り欠き部、34…継手部材、34a…切り欠き部、35…継手部材、35a…切り欠き部、36…継手部材、36a…切り欠き部、36b…溝、37…継手部材、37a…凸部、S…受圧面。

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