【解決手段】表示装置1は、光を発する第1光源10及び第2光源20と、第1光源10及び第2光源20からの光のうち特定の偏光方向の光を通過させる第1光源用偏光板15及び第2光源用偏光板25と、表示マークが形成され、第1光源用偏光板15及び第2光源用偏光板25を通過した第1光源10及び第2光源20からの光を選択的に透過する第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40と、第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40からの光を拡散する拡散板50と、を備え、拡散板50の第1表示用偏光板30とは反対側の表面50aが、拡散板50の表面50aと同方向を向くロアパネル60の上端面60aと同じ色に加飾されている。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(実施の形態の要約)
本実施の形態に係る表示装置(表示装置1)は、特定方向に偏光した光を発する光源部(第1光源10、第2光源20、第1光源用偏光板15、第2光源用偏光板25)と、光源部(第1光源10、第2光源20、第1光源用偏光板15、第2光源用偏光板25)から発せられた光を透過させて表示マークを形成する表示用偏光板(第1表示用偏光板30、第2表示用偏光板40)と、表示用偏光板(第1表示用偏光板30、第2表示用偏光板40)の表示側に配置され、表示用偏光板(第1表示用偏光板30、第2表示用偏光板40)からの光を拡散する拡散板(拡散板50)と、拡散板(拡散板50)の周辺に配置され、表示装置(表示装置1)の外装の意匠を形成する外装部材(ロアパネル60)と、を備え、拡散板(拡散板50)の表示用偏光板(第1表示用偏光板30、第2表示用偏光板40)とは反対側の表面(表面50a)が、拡散板(拡散板50)の表面(表面50a)と同方向を向く外装部材(ロアパネル60)の面(上端面60a)と同じ色に加飾されている。
【0012】
なお、本発明における「外装部材」は、表示装置の外表面に配置される部材のみならず、表示装置の外表面に意匠として投影される内側の部材も含まれていてもよい。
【0013】
この表示装置(表示装置1)によれば、拡散板(拡散板50)の表面(表面50a)が外装部材(ロアパネル60)の面と同じ色に加飾されていない場合に比較して、拡散板50(拡散板50)の表面(表面50a)と、外装部材(ロアパネル60)の面(上端面60a)の色が均一化されるので、光源部(第1光源10、第2光源20、第1光源用偏光板15、第2光源用偏光板25)の消灯時における見栄えが向上する。
【0014】
[実施の形態]
(表示装置1の概要)
表示装置1は、
図1(a)に示すように、光を発する第1光源10及び第2光源20と、第1光源10及び第2光源20からの光のうち特定の偏光方向の光を通過させる第1光源用偏光板15及び第2光源用偏光板25と、表示マークが形成され、第1光源用偏光板15及び第2光源用偏光板25を通過した第1光源10及び第2光源20からの光を選択的に透過する第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40と、第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40からの光を拡散する拡散板50と、を備えて概略構成されている。
【0015】
また、表示装置1は、第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40を収容するロアパネル60及びアッパーパネル70と、ロアパネル60及びアッパーパネル70の下部に設けられ、第1光源10及び第2光源20並びに第1光源用偏光板15及び第2光源用偏光板25を収容するボディユニット80と、を備えている。
【0016】
ロアパネル60の上側には、第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40が重ねて取り付けられている。また、ロアパネル60の下側には、第1光源10及び第2光源20からの光を互いに直交する偏光方向の光にするための第1光源用偏光板15及び第2光源用偏光板25が並べて取り付けられている。
【0017】
ボディユニット80は、ボディ本体81に基板82が取り付けられ、基板82にはスイッチ接点(図示省略)が設けられている。また、ボディ本体81には、このスイッチ接点のオンオフ動作を可能とする導電部(図示省略)を備えたラバーコンタクト83が設けられている。
【0018】
表示装置1は、第1光源10を発光することにより、第1光源用偏光板15を透過した光が第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40で選択的に透過して、第1表示マークを表示する。また、表示装置1は、第2光源20を発光することにより、第2光源用偏光板25を透過した光が第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40で選択的に透過して、第2表示マークを表示する。
【0019】
以下に、
図1から
図4を参照しながら各構成要素を説明する。
【0020】
(第1光源10)
第1光源10は、例えば、LED光源、レーザ光源等が使用できる。例えば、レーザ光源の場合は特定の方向に偏光成分を有するように偏光方向を調整し、また、LED光源等では特定の方向に偏光成分を有するように出射部に偏光素子を配置する。本実施の形態では、第1光源10としてLED光源を使用し、出射部に第1光源用偏光板15を配置する。
【0021】
第1光源10は、ロアパネル60に取り付けられた第1光源用偏光板15を通過して、
図3に示す第1偏光方向19に偏光方向を有する光を出射する。第1光源10から第1光源用偏光板15を通過して出射される光は、第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40のそれぞれの偏光領域又は非偏光領域を選択的に透過する。
【0022】
(第1光源用偏光板15)
第1光源用偏光板15は、
図3に示すように、略矩形の偏光機能を備えて板状に形成されている。第1光源用偏光板15は、本実施の形態では、略矩形としている。
【0023】
第1光源用偏光板15は、
図3に示す第1偏光方向19の光を通過させ、他の偏光方向の光を反射又は吸収する。したがって、第1光源用偏光板15を通った第1光源10の光は、第1偏光方向19の偏光成分をもつ直線偏光の光となる。
【0024】
(第2光源20)
第2光源20は、例えば、LED光源、レーザ光源等が使用できる。例えば、レーザ光源の場合は特定の方向に偏光成分を有するように偏光方向を調整し、また、LED光源等では特定の方向に偏光成分を有するように出射部に偏光素子を配置する。本実施の形態では、第2光源20としてLED光源を使用し、出射部に第2光源用偏光板25を配置する。
【0025】
第2光源20は、ロアパネル60に取り付けられた第2光源用偏光板25を通過して、
図3に示す第2偏光方向29に偏光方向を有する光を出射する。第2光源20から第2光源用偏光板25を通過して出射される光は、第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40のそれぞれの偏光領域又は非偏光領域を選択的に透過する。
【0026】
(第2光源用偏光板25)
第2光源用偏光板25は、
図3に示すように、略矩形の偏光機能を備えて板状に形成されている。第2光源用偏光板25は、本実施の形態では、略矩形としている。
【0027】
第2光源用偏光板25は、
図3に示す第2偏光方向29の光を通過させ、他の偏光方向の光を反射又は吸収する。したがって、第2光源用偏光板25を通った第2光源20の光は、第2偏光方向29の偏光成分をもつ直線偏光の光となる。
【0028】
(第1表示用偏光板30、第2表示用偏光板40)
第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40は、反射型の偏光板であり、ワイヤグリッドの一部に金属を形成したワイヤグリッド偏光板である。以下において、
図4を参照してワイヤグリッド偏光板(第1表示用偏光板30,第2表示用偏光板40)の構成について説明する。なお、第2表示用偏光板40は、
図4(a)に示す拡散板50及びスモーク部51を除いて、第1表示用偏光板30と同様の構成であるため、以下
図4の説明においては第1表示用偏光板30を代表例として説明する。
【0029】
このワイヤグリッド式の第1表示用偏光板30は、
図4(b)に示すグリッド方向Gに振動する光は反射され、グリッド方向Gと直交する光は透過する。したがって、第1光源用偏光板15のグリッド方向Gを、
図2に示す第1の偏光方向19と直交する方向に設定することにより、第1の偏光方向19に偏光する光のみを透過させることができる。また、第2光源用偏光板25のグリッド方向Gを、
図2に示す第2の偏光方向29と直交する方向に設定することにより、第2の偏光方向29に偏光する光のみを透過させることができる。
【0030】
(第1表示用偏光板30)
第1表示用偏光板30は、
図2に示すように、偏光機能を備えて板状に形成され、提示フィルタとして機能する。第1表示用偏光板30は、多角形状であればよいが、本実施の形態では、矩形としている。
【0031】
第1表示用偏光板30は、
図5(a)に示すように、グリッド方向Gと平行な方向の第1偏光方向19に偏光された直線偏光の光を反射して、グリッド方向Gと直交する方向の第2偏光方向29に偏光された直線偏光の光を透過させる偏光領域31と、偏光状態によらずに光を透過させる非偏光領域32の領域を有して構成されている。したがって、第1表示用偏光板30は、第1光源10及び第2光源20からの光を選択的に透過して提示フィルタとして機能する。この偏光領域31と非偏光領域32の形状は、例えば、
図5(a)に示すように、非偏光領域32が丸形状に形成された表示マークとして形成され、種々のマーク、文字、図形等とすることができる。なお、後述する第2表示用偏光板40に形成された表示マークとは少なくとも一部が重複するように配置される。
【0032】
(第2表示用偏光板40)
第2表示用偏光板40は、
図2に示すように、偏光機能を備えて板状に形成され、提示フィルタとして機能する。第2表示用偏光板40は、多角形状であればよいが、本実施の形態では、矩形としている。
【0033】
第2表示用偏光板40は、
図5(b)に示すように、グリッド方向Gと直交する方向の第1偏光方向19に偏光された直線偏光の光を透過させ、グリッド方向Gと平行な方向の第2偏光方向29に偏光された直線偏光の光を反射する偏光領域41と、偏光状態によらずに光を透過させる非偏光領域42の領域を有して構成されている。したがって、第2表示用偏光板40は、第1光源10及び第2光源20からの光を選択的に透過して提示フィルタとして機能する。この偏光領域41と非偏光領域42の形状は、例えば、
図5(b)に示すように、非偏光領域32が×形状に形成された表示マークとして形成され、種々のマーク、文字、図形等とすることができる。なお、前述した第1表示用偏光板30に形成された表示マークとは少なくとも一部が重複するように配置される。
【0034】
(ロアパネル60)
図1に示すように、ロアパネル60は、第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40並びに拡散板50が重ねて収容される凹部610を有し、アッパーパネル70及びボディユニット80と一体に組み立てられて表示装置1を構成する。ロアパネル60は、各偏光板が配置され、第1光源10及び第2光源20からの光10L、20Lが通るように空洞部600が形成された枠体として形成されている。
【0035】
ロアパネル60は、例えば、樹脂等により形成される。凹部610は、第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40並びに拡散板50の外形状に合わせて多角形状であり、本実施の形態では、矩形としている。
【0036】
図1及び
図3に示すように、ロアパネル60の下側には、第1光源用偏光板15及び第2光源用偏光板25がそれぞれ並べて収容される第1収容部611及び第2収容部612が形成されている。ロアパネル60の空洞部600の下側に、第1光源用偏光板15及び第2光源用偏光板25をそれぞれ収容する溝又は凹部が第1及び第2収容部611,612として形成されている。
【0037】
(ボディユニット80)
ボディユニット80は、ボディ本体81、基板82、基板82に実装された第1光源10、第2光源20、回路部(図示省略)、スイッチ接点(図示省略)、スイッチ接点のオンオフ動作を可能とする導電部(図示省略)を備えたラバーコンタクト83が組み立てられたユニットである。このボディユニット80は、ロアパネル60の下側に配置されて組み付け、固定される。
【0038】
(拡散板50)
拡散板50は、
図1(b)に示すように、第1表示用偏光板30の表示側(第1表示用偏光板30の第2表示用偏光板40と対向する面とは反対側の面)に配置されている。また、拡散板50は、第1表示用偏光板30のアッパーパネル70の下面70bと対向する表面30aの全体を覆うように設けられている。拡散板50は、ロアパネル60の凹部610に収容されている。
【0039】
拡散板50の表面50aは、アッパーパネル70の下面70bと対向している。アッパーパネル70は、第1及び第2表示用偏光板30,40の表示マークを表示する表示部であり、例えば樹脂で形成され、スモーク仕様とされている。従って、第1及び第2表示用偏光板30,40が表示する表示マークは、拡散板50を通して表示されることにより均一な光でアッパーパネル70の表面70a上に照明表示される。また、アッパーパネル70の表面70aは、第1及び第2光源10,20により照明表示されていない消灯時においては、ブラックアウトした状態である。
【0040】
拡散板50の表面50aには、
図4(a)に示すように、スモーク部51が形成されている。このスモーク部51は、例えば透過率を調整したスクリーン印刷、グラビア印刷等によって形成された印刷層である。
【0041】
拡散板50の表面50aが、拡散板50の表面50aと同方向を向くロアパネル60の上端面60aと同じ色に加飾されている。この色としては、ブラックアウトした状態の見栄えを考慮されたものであればよく、特に限定されるものではない。採用する色としては黒色以外に、例えば、灰色、あるいは濃紺であってもよい。ここで、ロアパネル60の上端面60aとは、
図1の矢印A方向からロアパネル60を見た場合に、視界に入り得るロアパネル60の面の全域を含むものとする。
【0042】
(第1表示用偏光板30に形成された表示マークの表示動作)
第1光源10を発光させると、
図6(b)に示すように、第1光源10から第1光源用偏光板15を通して第1偏光方向19に偏光方向を有する光10Lが出射する。この光は、第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40に照射される。この光10Lは、第1偏光方向19に偏光方向を有するので、第1表示用偏光板30の非偏光領域32及び第2表示用偏光板40の全領域を透過する。したがって、
図6(a)で示す非偏光領域32の表示マーク(○印)が表示される。非偏光領域32以外の領域は光10Lが透過せず、したがって表示されない。
【0043】
(第2表示用偏光板40に形成された表示マークの表示動作)
第2光源20を発光させると、
図7(b)に示すように、第2光源20から第2光源用偏光板25を通して第2偏光方向29に偏光方向を有する光20Lが出射する。この光は、第1表示用偏光板30及び第2表示用偏光板40に照射される。この光20Lは、第2偏光方向29に偏光方向を有するので、第2表示用偏光板40の非偏光領域42及び第1表示用偏光板30の全領域を透過する。したがって、
図7(a)で示す非偏光領域42の表示マーク(×印)が表示される。非偏光領域42以外の領域は光20Lが透過せず、したがって表示されない。
【0044】
次に、本実施の形態の効果について説明するために、本実施の形態に係る表示装置と比較例に係る表示装置とを比較ながら
図8を参照して説明する。なお、比較例に係る表示装置は、拡散板の表面にスモーク部が形成されていない点を除いて、本実施の形態に係る表示装置1と構成及び動作は同様である。また、本実施の形態に係る表示装置1の拡散板50、及び比較例に係る表示装置の拡散板500は、共に白色の拡散板を用いているものとする。
【0045】
図8(a)に示すように、本実施の形態に係る表示装置1では、第1及び第2光源10,20が光を発していない消灯状態において、アッパーパネル70の表面70aは、ブラックアウトした状態であり、従来技術で述べたような拡散板50が白く映っていない。つまり、本実施の形態では、拡散板50の表面50aに、ロアパネル60の上端面60aと同じ色に加飾されたスモーク部51が形成されているため、拡散板50及びロアパネル60の上端面60aにおける色彩が均一化されるため、ブラックアウトした状態の見栄えが向上されている。
【0046】
これに対して、
図8(b)に示すように、比較例に係る表示装置100では、消灯状態にもかかわらず、拡散板500の表面500aがアッパーパネル70を介して透けて見えていることがわかる。
【0047】
この現象は、例えば日光等の外光がアッパーパネル70に対して照射すると、この外光が拡散板を通過してワイヤグリッド偏光板の表面(本実施の形態の第1表示用偏光板30の表面30aに相当する面)で反射し、拡散板500の表面500aが白く映るということが原因として挙げられる。従って、本現象は、ワイヤグリッド偏光板を用いた表示装置において特に顕著であり、本発明はワイヤグリッド偏光板を用いた表示装置に対して優れた効果を発揮するものである。
【0048】
(実施の形態の効果)
本発明の実施の形態によれば、以下のような効果を有する。
(1)本実施の形態に係る表示装置1は、特定方向に偏光した光を発する(第1光源10、第2光源20、第1光源用偏光板15、第2光源用偏光板25)と、光源部(第1光源10、第2光源20、第1光源用偏光板15、第2光源用偏光板25)から発せられた光を透過させて表示マークを形成する表示用偏光板(第1表示用偏光板30、第2表示用偏光板40)と、表示用偏光板(第1表示用偏光板30、第2表示用偏光板40)の表示側に配置され、表示用偏光板(第1表示用偏光板30、第2表示用偏光板40)からの光を拡散する拡散板(拡散板50)と、拡散板(拡散板50)拡散板(拡散板50)の周辺に配置され、表示装置(表示装置1)の外装の意匠を形成する外装部材(ロアパネル60)と、を備え、拡散板(拡散板50)の表示用偏光板(第1表示用偏光板30、第2表示用偏光板40)とは反対側の表面(表面50a)が、拡散板(拡散板50)の表面(表面50a)と同方向を向く外装部材(ロアパネル60)の面(上端面60a)と同じ色に加飾されている。これにより、表示装置1の消灯時における見栄えを向上させることができる。
【0049】
(2)第1及び第2表示用偏光板30,40は、ワイヤグリッドの一部に金属を形成したワイヤグリッド偏光板である。本実施の形態では、上述したように外光がワイヤグリッド偏光板の表面における反射に起因した見栄えの低下を抑制することができるので、ワイヤグリッド偏光板が採用された表示装置に対して特に有効である。
【0050】
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0051】
例えば、上記実施の形態では、第1及び第2表示用偏光板30,40がワイヤグリッド偏光板である場合について説明したが、これに限定されず、例えば第1及び第2表示用偏光板30,40は、例えばPVA(ポリビニルアルコール)層を延伸してヨウ素色素を配向させて偏光性を発現させた偏光板であってもよい。
【0052】
また、上記実施の形態では、2つのマーク表示を切替えて表示する表示装置として説明したが、これに限定されず、本実施の形態に係る表示装置1は、第1及び第2光源10,20の発光状態及び非発光状態を切り替えるスイッチ部と、スイッチ部を操作する操作部と、を備えているスイッチ装置に適用してもよい。
【0053】
また、表示装置1の適用対象はスイッチ装置に限らず、例えばインストルメントパネルに配置されるメータ類や、インジケータが適用対象であってもよい。