特開2018-205829(P2018-205829A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2018-205829ライドシェア管理装置、ライドシェア管理方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-205829(P2018-205829A)
(43)【公開日】2018年12月27日
(54)【発明の名称】ライドシェア管理装置、ライドシェア管理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/123 20060101AFI20181130BHJP
   B60W 30/095 20120101ALI20181130BHJP
   B60W 50/10 20120101ALI20181130BHJP
   B60W 50/14 20120101ALI20181130BHJP
   G08G 1/09 20060101ALI20181130BHJP
   G08G 1/0968 20060101ALI20181130BHJP
   G01C 21/34 20060101ALI20181130BHJP
   G06Q 50/30 20120101ALI20181130BHJP
【FI】
   G08G1/123 A
   B60W30/095
   B60W50/10
   B60W50/14
   G08G1/09 V
   G08G1/0968
   G01C21/34
   G06Q50/30
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-106979(P2017-106979)
(22)【出願日】2017年5月30日
(71)【出願人】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100165179
【弁理士】
【氏名又は名称】田▲崎▼ 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100126664
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 慎吾
(74)【代理人】
【識別番号】100154852
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 太一
(74)【代理人】
【識別番号】100194087
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100175802
【弁理士】
【氏名又は名称】寺本 光生
(74)【代理人】
【識別番号】100094400
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 三義
(72)【発明者】
【氏名】山本 誠一
(72)【発明者】
【氏名】藤本 直登志
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 洋
(72)【発明者】
【氏名】岩本 進
【テーマコード(参考)】
2F129
3D241
5H181
5L049
【Fターム(参考)】
2F129AA03
2F129BB03
2F129CC12
2F129DD44
2F129EE52
2F129FF02
2F129FF32
2F129FF51
2F129GG04
2F129GG05
2F129GG06
2F129GG18
3D241BA15
3D241BA32
3D241BA60
3D241CD10
3D241CD16
3D241CE02
3D241CE05
3D241DB01Z
3D241DC26Z
3D241DC31Z
3D241DD02Z
3D241DD10Z
3D241DD12Z
5H181AA01
5H181BB04
5H181CC03
5H181CC04
5H181CC12
5H181CC14
5H181FF05
5H181FF11
5H181FF21
5H181MA05
5H181MA08
5H181MA12
5H181MA13
5H181MA18
5H181MA41
5L049CC42
(57)【要約】
【課題】車両の相乗りを行う場合に利用者の希望する乗車条件を満たす車両が無い場合でも待ち時間を低減しつつ、利用者の希望する乗車条件を満たす配車を行うことができるライドシェア管理装置、ライドシェア管理方法、およびプログラムを提供すること。
【解決手段】利用者の乗車地点及び降車地点を含む乗車条件が定義された乗車リクエストを取得する取得部と、乗車リクエストの乗車条件に基づいて、配車可能な車両を検索し、乗車条件を満たす運行スケジュールを決定する管理部であって、1台の車両で乗車条件を満たす運行スケジュールを決定できない場合、配車可能な車両の中のうち第1の車両から第2の車両に乗車条件を満たす運行スケジュールを決定する管理部と、を備えるライドシェア管理装置である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者の乗車地点及び降車地点を含む乗車条件が定義された乗車リクエストを取得する取得部と、
前記乗車リクエストの前記乗車条件に基づいて、配車可能な車両を検索し、前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定する管理部であって、1台の車両で前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定できない場合、前記配車可能な車両のうち第1の車両から第2の車両に乗り継いで前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定する管理部と、
を備えるライドシェア管理装置。
【請求項2】
前記管理部は、前記運行スケジュールを決定する際、前記配車可能な車両のそれぞれの経路を取得し、取得した前記経路に基づいて、運行スケジュールを決定するものであり、
利用者が前記車両を乗り継ぐ場合の運行スケジュールを決定する際、前記第1の車両の第1経路と前記第2の車両の第2経路との間の距離が最短または所定距離以下となる地点を、乗り継ぎポイントとして設定する、
請求項1に記載のライドシェア管理装置。
【請求項3】
前記管理部は、前記乗り継ぎポイントが設定できない場合、前記配車可能な車両の経路を前記乗り継ぎポイントが設定できる経路に変更するための処理を行う、
請求項2に記載のライドシェア管理装置。
【請求項4】
前記管理部は、前記配車可能な車両が自動運転車両の場合、前記変更するための処理において、前記自動運転車両の前記経路を変更するように自動運転車両に指示する、
請求項3に記載のライドシェア管理装置。
【請求項5】
前記管理部は、前記配車可能な車両が手動運転車両の場合、前記変更するための処理において、前記手動運転車両のナビゲーション装置が案内する経路を変更するように前記ナビゲーション装置に指示する、
請求項3に記載のライドシェア管理装置。
【請求項6】
前記管理部は、前記指示が送信された車両の乗員の諾否を受け付け、前記車両の乗員の許可が得られた場合には、前記車両の経路を変更するように前記車両の車載装置または前記乗員の端末装置に指示する、
請求項4または5に記載のライドシェア管理装置。
【請求項7】
前記管理部は、前記車両の乗員の許可により前記車両の経路が変更された場合に、前記利用者の課金を割増する、
請求項6に記載のライドシェア管理装置。
【請求項8】
コンピュータが、
利用者の乗車地点及び降車地点を含む乗車条件が定義された乗車リクエストを取得し、
前記乗車リクエストの前記乗車条件に基づいて、配車可能な車両を検索し、前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定する際、1台の車両で前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定できない場合、前記配車可能な車両の中のうち第1の車両から第2の車両に乗り継いで前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定する、
ライドシェア管理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
利用者の乗車地点及び降車地点を含む乗車条件が定義された乗車リクエストを取得させ、
前記乗車リクエストの前記乗車条件に基づいて、配車可能な車両を検索させ、前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定させる際、1台の車両で前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定できない場合、前記配車可能な車両の中のうち第1の車両から第2の車両に乗り継いで前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ライドシェア管理装置、ライドシェア管理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
相乗りを希望する利用者と、利用者を同乗させる車両の現在の状況に基づいて、同一の目的地へ向かう複数の利用者に対して相乗り可能な車両を配車し、相乗りを支援する相乗り乗車システムが提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−289192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、利用者が希望する場所、時間等の乗車条件を満たす配車可能な車両が存在しない場合、利用者に待ち時間が発生するという課題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、車両の相乗りを行う場合に利用者の希望する乗車条件を満たす車両が無い場合でも待ち時間を低減しつつ、利用者の希望する乗車条件を満たす配車を行うことができるライドシェア管理装置、ライドシェア管理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1):利用者の乗車地点及び降車地点を含む乗車条件が定義された乗車リクエストを取得する取得部と、前記乗車リクエストの前記乗車条件に基づいて、配車可能な車両を検索し、前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定する管理部であって、1台の車両で前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定できない場合、前記配車可能な車両のうち第1の車両から第2の車両に乗り継いで前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定する管理部と、を備えるライドシェア管理装置である。
【0006】
(2):(1)前記管理部は、前記運行スケジュールを決定する際、前記配車可能な車両のそれぞれの経路を取得し、取得した前記経路に基づいて、運行スケジュールを決定するものであり、利用者が前記車両を乗り継ぐ場合の運行スケジュールを決定する際、前記第1の車両の第1経路と前記第2の車両の第2経路との間の距離が最短または所定距離以下となる地点を、乗り継ぎポイントとして設定するものである。
【0007】
(3):(2)前記管理部は、前記乗り継ぎポイントが設定できない場合、前記配車可能な車両の経路を前記乗り継ぎポイントが設定できる経路に変更するための処理を行うものである。
【0008】
(4):(3)前記管理部は、前記配車可能な車両が自動運転車両の場合、前記変更するための処理において、前記自動運転車両の前記経路を変更するように自動運転車両に指示するものである。
【0009】
(5):(3)において、前記管理部は、前記配車可能な車両が手動運転車両の場合、前記変更するための処理において、前記手動運転車両のナビゲーション装置が案内する経路を変更するように前記ナビゲーション装置に指示するものである。
【0010】
(6):(3)において、前記変更するための処理は、問い合わせを行う処理であり、前記管理部は、前記問い合わせを行った車両であって、前記車両の乗員の同意が得られた車両の経路を変更するように前記車両の車載装置または前記乗員の端末装置に指示するものである。
【0011】
(7):(6)において、前記管理部は、前記指示を行った結果、前記乗員の同意が得られた車両の前記経路が変更された場合、前記利用者の課金を割増するものである。
【0012】
(8):コンピュータが、利用者の乗車地点及び降車地点を含む乗車条件が定義された乗車リクエストを取得し、前記乗車リクエストの前記乗車条件に基づいて、配車可能な車両を検索し、前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定する際、1台の車両で前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定できない場合、前記配車可能な車両の中のうち第1の車両から第2の車両に乗り継いで前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定する、ライドシェア管理方法である。
【0013】
(9):コンピュータに、利用者の乗車地点及び降車地点を含む乗車条件が定義された乗車リクエストを取得させ、前記乗車リクエストの前記乗車条件に基づいて、配車可能な車両を検索させ、前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定させる際、1台の車両で前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定できない場合、前記配車可能な車両の中のうち第1の車両から第2の車両に乗り継いで前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定させる、プログラムである。
【発明の効果】
【0014】
(1)、(8)、(9)によれば、利用者の乗車条件に合わせた車両の運行スケジュールを決定することができ、利便性を向上させることができる。
【0015】
(2)によれば、複数の車両を乗り継ぐ場合、利用者は効率的な乗り継ぎを行うことができる。
【0016】
(3)−(7)によれば、車両の乗り継ぎがうまくできない場合であっても、車両の経路を変更させることにより、利用者は効率的な乗り継ぎを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】ライドシェア管理装置300を含むライドシェアシステム1の構成図である。
図2】車両200の構成図である。
図3】自動運転の処理過程について説明するための図である。
図4】乗車条件情報384の内容の一例を示す図である。
図5】車両を乗り継ぐ場面の一例を示す図である。
図6】運行スケジュール情報386の内容の一例を示す図である。
図7】利用者が降車地点から乗車地点まで徒歩で移動する場面の乗り継ぎポイントPの一例を示す図である。
図8】ライドシェア管理装置300により実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図9】車両の乗り継ぎのために、車両の経路を変更する場面の一例を示す図である。
図10】端末装置100に表示される画像IM1の一例を示す図である。
図11】車両200において、乗員に経路の変更の可否を尋ねる画像IM2の一例を示す図である。
図12】第2実施形態のライドシェア管理装置300により実行される処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[第1実施形態]
以下、図面を参照しつつ、本発明のライドシェア管理装置、ライドシェア管理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。ライドシェア管理装置は、複数の利用者によって一つ以上の車両を共同で利用すること(ライドシェア)を支援するための装置である。ライドシェアに利用される車両は、例えば、基本的には運転操作を必要としない自動運転車両である。以下、自動運転車両がライドシェアに用いられるものとして説明するが、手動運転車両が用いられても構わない。
【0019】
ライドシェア管理装置は、利用者の端末装置から通信によって乗車リクエストを取得すると、その乗車リクエストにおいて定義された乗車条件に合致する車両(配車可能な車両)を検索する。更に、ライドシェア管理装置は、1台の車両で前記乗車条件を満たす運行スケジュールを決定できない場合、複数の車両を乗り継いで乗車条件を満たすよう配車スケジュールを調整する。通信には、データ通信と、音声通信すなわち電話との双方が含まれてよい。
【0020】
[全体構成]
図1は、ライドシェア管理装置300を含むライドシェアシステム1の構成図である。ライドシェアシステム1は、一以上の利用者Uにより使用される一以上の端末装置100と、一以上の車両200と、ライドシェア管理装置300とを備える。これらの構成要素は、ネットワークNWを介して互いに通信可能である。ネットワークNWは、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、公衆回線、プロバイダ装置、専用回線、無線基地局などを含む。なお、「利用者Uにより使用される」とは、ネットカフェの端末装置など、不特定多数によって使用され得る端末装置が、利用者Uにより一時的に使用されることを含んでよい。
【0021】
[端末装置]
端末装置100は、例えば、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータなどである。端末装置100では、ライドシェアシステムを利用するためのアプリケーションプログラム、或いはブラウザなどが起動し、以下に説明するサービスをサポートする。以下の説明では端末装置100がスマートフォンであり、アプリケーションプログラム(ライドシェアアプリ)が起動していることを前提とする。ライドシェアアプリは、利用者Uの操作に応じてライドシェア管理装置300と通信し、利用者Uのリクエストをライドシェア管理装置300に送信したり、ライドシェア管理装置300から受信した情報に基づくプッシュ通知を行ったりする。
【0022】
[車両]
車両200は、例えば、複数の利用者Uが乗車可能な四輪以上の車輪を有する車両であるが、自動二輪車その他の車両であっても構わない。図2は、車両200の構成図である。車両200は、例えば、外界監視ユニット210と、通信装置220と、ナビゲーション装置230と、推奨車線決定装置240と、自動運転制御ユニット250と、駆動力出力装置260と、ブレーキ装置262と、ステアリング装置264とを備える。
【0023】
外界監視ユニット210は、例えば、カメラやレーダ、LIDAR(Light Detectionand Ranging)、これらの出力に基づいてセンサフュージョン処理を行う物体認識装置などを含む。外界監視ユニット210は、車両200の周辺に存在する物体の種類(特に、車両、歩行者、および自転車)を推定し、その位置や速度の情報と共に自動運転制御ユニット250に出力する。
【0024】
通信装置220は、例えば、ネットワークNWに接続したり、他車両や歩行者の端末装置などと直接的に通信したりするための無線通信モジュールである。通信装置220は、Wi−Fi、DSRC(Dedicated Short Range Communications)、Bluetooth(登録商標)、その他の通信規格に基づいて無線通信を行う。通信装置220として、用途に応じた複数のものが用意されてもよい。
【0025】
ナビゲーション装置230は、例えば、HMI(Human machine Interface)232と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機234と、ナビ制御装置236とを備える。HMI232は、例えば、タッチパネル式ディスプレイ装置やスピーカ、マイクなどを含む。GNSS受信機234は、GNSS衛星(例えばGPS衛星)から到来する電波に基づいて自機の位置(車両200の位置)を測位する。ナビ制御装置236は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や各種記憶装置を備え、ナビゲーション装置230全体を制御する。記憶装置には、地図情報(ナビ地図)が格納されている。
【0026】
ナビ地図は、ノードとリンクで道路を表現した地図である。ナビ制御装置236は、GNSS受信機234によって測位された車両200の位置から、HMI232を用いて指定された目的地までの経路を、ナビ地図を参照して決定する。また、ナビ制御装置236は、車両200の位置と目的地とを、通信装置220を用いてナビゲーションサーバ(不図示)に送信し、ナビゲーションサーバから返信された経路を取得してもよい。
【0027】
また、本実施例の場合、目的地までの経路に関する情報は、ライドシェア管理装置300によって指定される場合や変更される場合もある。経路に関する情報は、通過地点や利用者Uを乗車または降車させるために停止する地点および到達目標時刻の情報が含まれてよい。ナビ制御装置236は、上記いずれかの方法で決定した経路の情報を推奨車線決定装置240に出力する。
【0028】
推奨車線決定装置240は、例えば、MPU(Map Positioning Unit)と各種記憶装置を備える。記憶装置には、ナビ地図よりも詳細な高精度地図情報が格納されている。高精度地図情報には、例えば、車線ごとの道路幅や勾配、曲率、信号の位置などの情報が含まれている。推奨車線決定装置240は、ナビゲーション装置230から入力された経路に沿って走行するために好ましい推奨車線を決定し、経路、推奨車線、走行時刻の情報を生成し自動運転制御ユニット250に出力する。
【0029】
自動運転制御ユニット250は、CPUやMPU(Micro Processing Unit)などの一以上のプロセッサと各種記憶装置を備える。自動運転制御ユニット250は、推奨車線決定装置240により決定された推奨車線を走行することを原則として、外界監視ユニット210から位置や速度が入力された物体との接触を避けるように、車両200を自動的に走行させる。自動運転制御ユニット250は、例えば、各種イベントを順次実行する。イベントには、一定速度で同じ走行車線を走行する定速走行イベント、前走車両に追従する追従走行イベント、車線変更イベント、合流イベント、分岐イベント、緊急停止イベント、料金所を通過するための料金所イベント、自動運転を終了して手動運転に切り替えるためのハンドオーバイベントなどがある。また、これらのイベントの実行中に、車両200の周辺状況(周辺車両や歩行者の存在、道路工事による車線狭窄など)に基づいて、回避のための行動が計画される場合もある。
【0030】
自動運転制御ユニット250は、車両200が将来走行する目標軌道を生成する。目標軌道は、例えば、速度要素を含んでいる。例えば、目標軌道は、車両200の到達すべき地点(軌道点)を順に並べたものとして表現される。軌道点は、所定の走行距離ごとの自車両200の到達すべき地点であり、それとは別に、所定のサンプリング時間(例えば0コンマ数[sec]程度)ごとの目標速度および目標加速度が、目標軌道の一部として生成される。また、軌道点は、所定のサンプリング時間ごとの、そのサンプリング時刻における車両200の到達すべき位置であってもよい。この場合、目標速度や目標加速度の情報は軌道点の間隔で表現される。
【0031】
図3は、自動運転の処理過程について説明するための図である。まず、上図に示すように、ナビゲーション装置230によって経路が決定される。この経路は、例えば車線の区別が付けられていない大まかな経路である。次に、中図に示すように、推奨車線決定装置240が、経路に沿って走行しやすい推奨車線を決定する。そして、下図に示すように、自動運転制御ユニット250が、障害物の回避などを行いながら、なるべく推奨車線に沿って走行するための軌道点を生成し、軌道点(および付随する速度プロファイル)に沿って走行するように、駆動力出力装置260、ブレーキ装置262、ステアリング装置264のうち一部または全部を制御する。なお、このような役割分担はあくまで一例であり、例えば自動運転制御ユニット250が一元的に処理を行ってもよい。
【0032】
駆動力出力装置260は、車両200が走行するための走行駆動力(トルク)を駆動輪に出力する。駆動力出力装置260は、例えば、内燃機関、電動機、および変速機などの組み合わせと、これらを制御するパワーECUとを備える。パワーECUは、自動運転制御ユニット250から入力される情報、或いは不図示の運転操作子から入力される情報に従って、上記の構成を制御する。
【0033】
ブレーキ装置262は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、ブレーキECUとを備える。ブレーキECUは、自動運転制御ユニット250から入力される情報、或いは運転操作子から入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。ブレーキ装置262は、運転操作子に含まれるブレーキペダルの操作によって発生させた油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置262は、上記説明した構成に限らず、自動運転制御ユニット250から入力される情報に従ってアクチュエータを制御して、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。
【0034】
ステアリング装置264は、例えば、ステアリングECUと、電動モータとを備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて転舵輪の向きを変更する。ステアリングECUは、自動運転制御ユニット250から入力される情報、或いは運転操作子から入力される情報に従って、電動モータを駆動し、転舵輪の向きを変更させる。
【0035】
[ライドシェア管理装置]
図1に戻り、ライドシェア管理装置300は、例えば、通信部310と、取得部320と、運行管理部330と、記憶部380とを備える。
【0036】
通信部310は、例えば、ネットワークNWに接続するためのネットワークカードである。また、記憶部380は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などにより実現される。通信部310は、ネットワークNWを介して端末装置100や車両200と通信する。
【0037】
取得部320、運行管理部330は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部380に格納されたプログラム(ソフトウェア)を実行することで実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。なお、通信部310と取得部320とを合わせたものが、「取得部」の一例である。
【0038】
取得部320は、通信部310およびネットワークNWを介して、利用者Uの端末装置100から発せられた乗車リクエストを取得し、乗車リクエストに含まれる乗車条件を、乗車条件情報384として記憶部380に登録する。なお、利用者情報382は、利用者Uの個人情報などを含む。
【0039】
図4は、乗車条件情報384の内容の一例を示す図である。図示するように、乗車条件情報384は、予め登録された利用者Uの識別情報である利用者IDに対し、乗車希望地点、目的地、乗車希望時刻、配車決定済であるか否かを示す配車フラグ(例えば1が配車決定済、0が配車未決定を示す)などが対応付けられた情報である。また、乗車条件情報384には、利用者が許容できる乗車希望時刻から目的地までに到達するまでの希望所要時間や、利用者が許容できる目的地の到着時刻等が含まれていてもよい。
【0040】
配車フラグ以外の情報は、端末装置100のライドシェアアプリが利用者Uの入力を受け付けることで内容が決定され、乗車リクエストとしてライドシェア管理装置300に送信される。以下、乗車条件情報384における一つの利用者IDに対応付けられた一連の情報をレコードと称する場合がある。入力された情報は、乗車リクエストとしてライドシェア管理装置300に送信される。
【0041】
運行管理部330は、受信した情報に基づいて、乗車条件情報384と、運行スケジュール情報386とを参照し、配車可能な車両200を検索する。また、運行管理部330は、利用者Uがライドシェアを利用した場合の課金を管理する。運行管理部330は、車両200の経路を検索し、利用者Uの乗車希望地点と目的地を通過する1以上の両200を抽出する。運行管理部330は、抽出した1以上の車両200中から利用者Uの乗車希望時刻に最も近い時刻に乗車希望地点を通過する1台の車両200を選択する。
【0042】
例えば、運行管理部330は、乗車条件情報384に含まれる各レコードの中から、時間帯と、乗車希望地点から目的地までの走行区間が近いものを粗くグループ化し、更に、1台または複数の車両200で運ぶことの可能な一以上の利用者Uに対応する一以上のレコードを抽出し、運行スケジュール情報386の一部として記憶部380に登録する。
【0043】
ここで、必ずしも1台の車両200で利用者Uの希望する乗車条件を満たす運行スケジュールを決定できるとは限らない。例えば、配車可能な1台の車両200の経路に乗車希望地点と目的地とが含まれない場合や、経路が乗車条件に合致しても車両200が目的地以外の地点を経由することにより所要時間が所定時間以上掛かる場合、経路が乗車条件に合致しても車両200が乗車希望地点に到着するまでの待ち時間が所定時間以上の場合は、利用者Uの希望する乗車条件を満たさない。
【0044】
しかし、配車可能な複数の車両200の中には、それぞれの経路に利用者Uの乗車希望地点、経由地、目的地が含まれているものもあり、乗り継ぎのタイミングが合えば複数の車両200を乗り継ぐことで利用者Uの希望する乗車条件を満たし得る。
【0045】
そこで、運行管理部330は、1台の車両200で利用者Uの乗車条件を満たす運行スケジュールを決定できない場合、配車可能な車両200の中から複数の車両200を乗り継いで乗車条件を満たす運行スケジュールを決定する。運行管理部330は、例えば、複数の車両200の経路の情報を取得し、利用者Uが乗車希望地点から目的地まで到達するのに利用することができる複数の車両200を抽出する。利用することができる複数の車両200とは、例えば、利用者が乗車希望地点から乗り継ぎポイントまで乗車する車両200と、乗り継ぎポイントから目的地まで乗車する車両200である。また、利用することができる複数の車両200には、上記の車両200に加え、乗り継ぎポイントから次に乗り継ぎポイントまで乗車する車両200が含まれてもよい。
【0046】
図5は、車両200を乗り継ぐ場面の一例を示す図である。運行管理部330は、例えば、抽出された複数の車両200に含まれる2つの車両200について、第1の車両200Aの経路と第2の車両200Bの経路とに基づいて車両200を乗り継ぐ運行スケジュールを決定する。
【0047】
運行管理部330は、乗り継ぐ2つの車両について、第1の車両200Aの第1経路RAと第2の車両200Bの第2経路RBとの間の距離が最短または所定距離以下となる地点を、乗り継ぎポイントPとして設定する。乗り継ぎポイントPは、利用者Uが車両200の乗り継ぎを行う地点である。地点とは、一点を示す座標であってもよいし、ある程度の広さを持つ領域であってもよい。また、第1の車両200Aが乗車ポイントPに到着する予定の時刻と、第2の車両200Bが乗車ポイントPに到着する予定の時刻との間の時間は、例えば所定時間以内である。上記の時間が所定時間以上であると、第2の車両200Bに乗車する利用者Uの待ち時間が長くなったりするためである。
【0048】
運行管理部330は、例えば、第1の車両200と第2の車両200の経路が交差している場合、交差している地点を乗り継ぎポイントPとして設定する。また、運行管理部330は、例えば、第1の車両200と第2の車両200の経路が交差していない場合、第1の車両200の第1経路と第2の車両200の第2経路との間の距離が最短または所定距離以下の地点を乗り継ぎポイントPとして設定する。この場合、乗り継ぎポイントPは、利用者が降車した場所と利用者が乗り継ぐ車両200に乗車する場所とを含む領域である。
【0049】
運行管理部330は、上記と同様の処理を繰り返し、乗り継ぐ2つの車両200の運行スケジュールを順次生成し、複数の車両200を乗り継いで利用者Uの乗車条件を満たす運行スケジュールを決定する。
【0050】
図6は、運行スケジュール情報386の内容の一例を示す図である。図示するように、運行スケジュール情報386は、ライドシェア管理装置300が管理する車両200の識別情報である車両IDに対し、出発地、経由地、および到達地のそれぞれの座標と、車両200の想定到着時刻、並びに各経由地において乗車する利用者Uの利用者IDおよび降車する利用者Uの利用者IDが対応付けられた情報である。出発地や到達地は、通常、車庫などである。
【0051】
図6の例では、車両200(ID:M−1)と車両200(ID:M−2)の経路が交差し、車両200(ID:M−2)と車両200(ID:M−3)との経路が交差していない運行スケジュールを示している。図示するように、例えば利用者U(ID:0001)が乗車希望地点(図中の経由地(2))から目的地(図中の経由地(6))まで移動する場合、複数の車両200を乗り継ぐ運行スケジュールが決定される。利用者Uは、例えば、先ず車両200(ID:M−1)で乗車希望地点(図中の経由地(2))から乗り継ぎポイントP(図中の経由地(3))まで移動する。乗り継ぐ車両200(ID:M−1)と車両200(ID:M−2)の経路は交差しているため、利用者Uは、降車地点である乗り継ぎポイントP(図中の経由地(3))で乗り継ぐ車両200(ID:M−2)を待機する。
【0052】
次に利用者Uは、例えば、車両200(ID:M−2)に搭乗し乗り継ぎポイントP(図中の経由地(3))から乗り継ぎポイントP(図中の経由地(4))まで移動する。図7は、利用者が降車地点から乗車地点まで徒歩で移動する場面の乗り継ぎポイントPの一例を示す図である。図示するように、乗り継ぐ車両200(ID:M−2)と車両200(ID:M−3)との経路が交差していないため、利用者Uは、降車地点である図中の経由地(4)から車両200(ID:M−3)の乗車地点(図中の経由地(5))まで徒歩で移動する。この場合、乗り継ぎポイントPは、経由地(4)から経由地(5)を含む領域である。また、「乗車地点」や「降車地点」は点(座標)の情報でなくてもよく、例えば、中心点に対し所定の半径を有するエリアやメッシュ状に区画された地図の1つのエリアであってもよい。
【0053】
次に利用者Uは、車両200(ID:M−3)に乗車して乗り継ぎポイントP(図中の経由地(5))から目的地(図中の経由地(6))まで移動する。この場合、降車地点である図中の経由地(4)に車両200(ID:M−2)が到着する時刻と、乗車地点である図中の経由地(5)に車両200(ID:M−3)が到着する時刻との間の時間は、例えば、所定時間である。この例における乗り継ぎポイントPでは、乗り継ぐ対象となる車両200(ID:M−3)は、利用者Uが降車する車両200(ID:M−2)より後に到着するように運行スケジュールが決定されている。
【0054】
[処理フロー・場面例]
次に、ライドシェア管理装置300により実行される処理について説明する。図8は、ライドシェア管理装置300により実行される処理の一例を示すフローチャートである。取得部320は、利用者Uの端末装置100から乗車条件が定義された乗車リクエストが発せられた場合(ステップS100)、乗車リクエストを取得する(ステップS110)。
【0055】
運行管理部330は、乗車条件に基づいて、1台の車両200で利用者Uの乗車条件を満たす運行が可能か否かを判定する(ステップS120)。運行管理部330は、例えば、1台の車両200について、経路に利用者Uの乗車希望地点と目的地が含まれており、且つ利用者Uの乗車希望時刻や希望所要時間が車両200の運行タイミングと合致する場合、利用者Uの乗車条件を満たす運行が可能と判断し、1台の車両200で運行スケジュールを決定する(ステップS130)。
【0056】
運行管理部330は、例えば、1台の車両200について、経路に利用者Uの乗車希望地点と目的地が含まれていなかったり、利用者Uの乗車希望時刻や希望所要時間が車両200の運行タイミングと合致しなかったりする場合、1台の車両200で利用者Uの乗車条件を満たす運行ができないと判断し、利用者が複数の車を乗り継いで目的地に到着することができるように運行スケジュールを決定する(ステップS140)。
【0057】
以上説明した第1実施形態のライドシェア管理装置300によると、車両の相乗りを行う場合に、利用者Uの希望する乗車条件を満たす1台の車両が無い場合でも、利用者Uの乗車条件が定義された乗車リクエストを満たすように複数の車両を乗り継いで乗車条件を満たす運行スケジュールを決定することができる。
【0058】
[第2実施形態]
第1実施形態では、ライドシェア管理装置300は、車両200の経路を変更せずに、利用者Uの希望する乗車条件を満たす運行スケジュールを決定するものとしたが、第2実施形態では、利用者Uの希望する乗車条件を満たすように車両200の経路を変更する。
【0059】
図9は、車両200の乗り継ぎのために、車両200の経路を変更する場面の一例を示す図である。経路RAを走行する予定の第1の車両200Aに利用者Uが搭乗した場合、目的地に到着するためには、目的地Gを経路に含む第3の車両200Cに乗り継ぎが必要となる。
【0060】
第1の車両200Aの第1経路RAと第3の車両200Cの第3経路RCとに交点が無く、かつ、互いの経路の間の最短距離が所定距離より大きい距離で離間している場合、運行管理部330は、乗り継ぎポイントPが設定できない。
【0061】
それに対して、第2の車両200Bの第2経路RBは、第3の車両200Cの第3経路RCと目的地Gの近くの地点(乗り継ぎポイントP3)で交差している。利用者Uが第2の車両200Bに乗ることができれば、利用者Uは乗り継ぎポイントP3で第3の車両200Cに乗り継いで目的地Gまで到着することができる。
【0062】
しかし、第1の車両200Aの第1経路RAと第2の車両200Bの第2経路RBとには交点が無く、互いの経路の間の最短距離が所定距離より大きい距離で離間している場合、運行管理部330は、乗り継ぎポイントPが設定できない。
【0063】
そこで、運行管理部330は、複数の車両200を乗り継いで利用者Uの乗車条件を満たす運行スケジュールを決定できない場合、経路決定の過程で検索された車両200に対して乗り継ぎポイントPが設定できる経路を通過する経路に変更可能か否か問い合わせを行う。
【0064】
問い合わせを行う場合、複数の車両を乗り継いで目的地に向かう利用者Uの端末装置100のライドシェアアプリは、利用者Uの端末装置100の表示部に車両200の経路を変更することについて利用者Uの許可を尋ねる画像IM1を表示させてもよい。図10は、端末装置100に表示される画像IM1の一例を示す図である。このとき、画像IM1には、後述のように割増料金が発生する旨を表示させてもよい。
【0065】
運行管理部330は、例えば、複数の乗り継ぎポイントP1,P2を抽出し、目的地Gに近い乗り継ぎポイントP1で乗り継ぐ場合の優先度を乗り継ぎポイントP2で乗り継ぐ場合よりも高く設定する。運行管理部330は、第1の車両200Aに乗り継ぎポイントP1を通過する経路に変更可能か否か問い合わせを行う。
【0066】
問い合わせが行われた場合、第1の車両200Aにおいて、HMI220に、車両200の乗員に対して経路の変更の諾否(承諾ないし許可するか、拒否するか)を受け付ける画像IMを表示させてもよい。図11は、車両200において、乗員に経路の変更の諾否を受け付ける画像IM2の一例を示す図である。運行管理部330は、第1の車両200Aの乗員の代表者または全員からの同意(許可)が得られた場合、第1の車両200Aに経路を変更するための処理を行う。
【0067】
運行管理部330は、例えば、第1の車両200Aが自動運転車両の場合、変更するための処理において、自動運転車両の経路を変更するように自動運転車両に指示する。この場合、自動運転車両は、運行管理部330の指示に基づいて、走行経路および行動計画を変更する。また、運行管理部330は、例えば、第1の車両200Aが手動運転車両の場合、変更するための処理において、手動運転車両のナビゲーション装置が案内する経路を自動的に変更するようにナビゲーション装置に指示する。この場合、ナビゲーション装置は、利用者に対して経路が変更された旨を表示すると共に、案内する経路を変更し、変更した経路に従って利用者に経路を案内する。この他、運行管理部330は、変更するための処理において、手動運転車両の利用者(乗員)の端末装置に経路が変更された旨を表示させてもよい。
【0068】
第1の車両200Aは、新たな経路に従って、変更された第1経路RA1を走行し、利用者Uは乗り継ぎポイントP1で第1の車両200Bに乗り継ぎをする。
【0069】
運行管理部330は、第1の車両200Aの乗員からの同意が得られなかった場合、優先度が次に高い乗り継ぎポイントP2で乗り継ぎができるように第2の車両200Bに経路を変更するよう指示を行う。
【0070】
第2の車両200Bにおいて、推奨車線決定装置240は、運行管理部330に指示された情報に基づいて、新たな経路を生成する。第2の車両200Bは、新たな経路に従って変更された第2経路RB1を走行し、利用者Uは乗り継ぎポイントP2で第1の車両200Bに乗り継ぎをする。運行管理部330は、経路を変更することについて乗員の同意が得られ、第2の車両200Bの経路が変更された場合、第2の車両200Bに乗り継ぐ利用者Uの課金を割増する。また、運行管理部330は、経路を変更することについて同意した乗員に対して課金を割引してもよい。
【0071】
[処理フロー・場面例]
次に、ライドシェア管理装置300により実行される処理について説明する。図12は、第2実施形態のライドシェア管理装置300により実行される処理の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、第1実施形態の処理フローにおける、ステップS140に続いて行われる。
【0072】
運行管理部330は、複数の車両200で運行スケジュールを決定する際、乗り継ぎポイントPが設定できるか否かを判定する(ステップS200)。運行管理部330は、乗り継ぎポイントPが設定できない場合、候補となる乗り継ぎポイントPを設定する(ステップS210)。運行管理部330は、候補となった乗り継ぎポイントPを通過するように選択された車両200に経路の変更が可能か否かを問い合わせる(ステップS220)。
【0073】
車両200の選択は、候補となる乗り継ぎポイントPを通過するために迂回する距離が短くなるよう合理的に行われる。運行管理部330は、車両200に経路の変更が可能か否かを問い合わせた結果、経路の変更が可能な場合(ステップS230)、車両200に経路の変更を伴って経路を変更するよう指示する(ステップS240)。
【0074】
ステップS230で否定的な場合、運行管理部330は、次の候補となる他の乗り継ぎポイントPを設定する(ステップS210)。例えば、運行管理部330は、乗り継ぎポイントPの候補を所定回数設定したが、乗り継ぎポイントを設定することができなかった場合、利用者Uにその旨を通知したり、目的地に向かう代替の手段を示す情報を通知したりする。代替の手段とは、例えば、所要時間が所定時間以上掛かる車両200の配車や、乗車希望地点に到着するまでの待ち時間が所定時間以上掛かる車両200の配車等である。
【0075】
以上説明した第2実施形態のライドシェア管理装置300によると、乗り継ぎポイントPが設定できない場合でも車両200の経路を変更することで、利用者Uは、複数の車両200を乗り継いで、目的地まで到着できる。
【0076】
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
【0077】
例えば、ライドシェア管理装置300は、車両200に搭載されてもよい。
【0078】
また、車両200が手動運転車両である場合、通信部310は、ネットワークNWを介して車両200の運転者の端末装置と通信してよい。
【符号の説明】
【0079】
1 ライドシェアシステム
100 端末装置
200 車両
300 ライドシェア管理装置
310 通信部
320 取得部
330 運行管理部
380 記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12