特開2018-205996(P2018-205996A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-205996(P2018-205996A)
(43)【公開日】2018年12月27日
(54)【発明の名称】人員在否確認システム
(51)【国際特許分類】
   G08B 25/04 20060101AFI20181130BHJP
   G08B 25/10 20060101ALI20181130BHJP
   G08B 23/00 20060101ALI20181130BHJP
   G07C 9/00 20060101ALI20181130BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20181130BHJP
【FI】
   G08B25/04 K
   G08B25/10 D
   G08B25/04 F
   G08B23/00 530C
   G07C9/00 Z
   H04M11/00 301
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2017-109621(P2017-109621)
(22)【出願日】2017年6月2日
(71)【出願人】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100081972
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 豊
(74)【代理人】
【識別番号】100154380
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 隆一
(72)【発明者】
【氏名】小柳 勇児
(72)【発明者】
【氏名】宇川 佳克
(72)【発明者】
【氏名】吉岡 陽子
【テーマコード(参考)】
3E138
5C087
5K201
【Fターム(参考)】
3E138AA01
3E138BA01
3E138GA02
3E138JA02
3E138JB12
3E138JC05
3E138JC19
3E138JC25
3E138JD04
5C087AA03
5C087AA09
5C087AA10
5C087AA25
5C087BB20
5C087BB73
5C087BB74
5C087CC48
5C087DD03
5C087EE14
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF04
5C087FF05
5C087FF13
5C087FF14
5C087FF23
5C087GG10
5C087GG57
5C087GG83
5K201AA07
5K201BA02
5K201CC04
5K201CC10
(57)【要約】
【課題】災害などによる系統電源の停止時であっても複数の集合場所において人員の在否を迅速かつ確実に確認するようにした人員在否確認システムを提供する。
【解決手段】 所定の施設に出入する複数の人員の入退場情報を格納するデータベース14と、入退場情報に基づいて残留すると想定される残留者の情報を更新するコンピュータ16と、施設内の予め指定される複数の集合場所に設置される代替電源20と、複数の人員が携帯可能で撮像機能とデータの送受信機能を備えた携帯端末22と、データベースとコンピュータを通信可能に接続する通信装置24を備えると共に、携帯端末は、集合場所で携帯端末が操作されてコンピュータと接続されるとき、残留者の集合場所ごとの点呼情報を携帯端末からコンピュータピュータに送信させて在否確認情報を生成させると共に、それをコンピュータから携帯端末に送信させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の施設に出入する複数の人員の在否を確認する人員在否確認システムにおいて、
前記複数の人員の入退場時の自身の操作あるいは介在する係員の操作に応じて前記所定の施設への入場あるいは前記施設からの退場についての入退場情報を順次格納するデータベースと、
前記データベースに格納される入退場情報に基づいて前記所定の施設内に残留すると想定される前記複数の人員のうちの残留者についての残留者情報を順次更新する残留者情報コンピュータと、
前記所定の施設内の予め指定される複数の集合場所にそれぞれ設置されると共に、系統電源の停止時に代替して動作電源を供給可能な代替電源と、
前記複数の人員が携帯可能であると共に、撮像機能とデータの送受信機能とを備えた携帯端末と、
前記データべースと前記残留者情報コンピュータとを通信可能に接続する通信装置と、
を備えると共に、前記携帯端末は、前記複数の集合場所で操作されて前記残留者情報コンピュータと接続されるとき、前記複数の集合場所でそれぞれ前記残留者を点呼して得られた集合場所ごとの点呼情報を前記携帯端末から前記残留者情報コンピュータに送信させ、前記残留者情報コンピュータで受信された集合場所ごとの点呼情報を集計させて在否確認情報を生成させると共に、前記生成された在否確認情報を前記残留者情報コンピュータから前記携帯端末に送信させる在否確認部を有することを特徴とする人員在否確認システム。
【請求項2】
前記在否確認部は、前記集合場所ごとの点呼情報を第1所定時間ごとに前記携帯端末から前記残留者情報コンピュータに送信させると共に、前記生成された在否確認情報を第2所定時間ごとに前記残留者情報コンピュータから前記携帯端末に送信させることを特徴とする請求項1記載の人員存否確認システム。
【請求項3】
前記携帯端末は、前記撮像機能とデータの送受信機能とに加え、通話機能も有することを特徴とする請求項1または2記載の人員存否確認システム。
【請求項4】
前記携帯端末は、前記複数の人員を細分してなるグループごとに少なくとも1個携帯可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の人員存否確認システム。
【請求項5】
前記通信装置は、前記系統電源の停止時には前記代替電源から動作電源の供給を受けて動作することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の人員存否確認システム。
【請求項6】
前記所定の施設が少なくとも地理的に連続する1つの敷地と、そこに設置された少なくとも1棟の建造物とからなることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の人員存否確認システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は人員在否システムに関し、詳しくは所定の施設に出入する複数の人員の在否を確認する人員在否確認システムに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の人員在否確認システムとしては、特許文献1記載の技術が知られている。特許文献1記載の人員在否確認システムは、施設の入場者と退出者の入退出情報を取得する入退出管理システムと、入退出情報に基づいて残留者の安否確認情報を生成し、残留者の保有する媒体から安否確認を示す情報を取得すると共に、取得された安否確認を示す情報から安否確認情報を更新して出力する安否確認端末とを備えるように構成している。
【0003】
また、安否確認端末は、集合(避難)場所に容易に持ち出せるように携帯性に優れたノートPCや携帯型端末により構成されると共に、系統(商用)電源の停止時でも動作できるようにバッテリを内蔵するように構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2015−49632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1記載の技術は上に述べたように、災害などによる系統(商用)電源の停止時であっても集合(避難)場所において施設内の残留者(人員)の安否(在否)を確認する安否確認端末を提供するように構成しているが、施設内に集合場所が複数ある場合の残留者の安否の確認については何ら提案するものではなかった。
【0006】
また安否確認端末はノートPCや携帯型端末などの携帯性に優れた機器から構成されるものの、撮像機能は有していないことから、必要に応じて状況を撮影して得た撮像を送ることができず、安否を確実に確認するのが困難なおそれがあった。
【0007】
従って、この発明は上記した不都合を解消し、災害などによる系統電源の停止時であっても複数の集合場所において人員の在否を迅速かつ確実に確認するようにした人員在否確認システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するため、この発明は、所定の施設に出入する複数の人員の在否を確認する人員在否確認システムにおいて、前記複数の人員の入退場時の自身の操作あるいは介在する係員の操作に応じて前記所定の施設への入場あるいは前記施設からの退場についての入退場情報を順次格納するデータベースと、前記データベースに格納される入退場情報に基づいて前記所定の施設内に残留すると想定される前記複数の人員のうちの残留者についての残留者情報を順次更新する残留者情報コンピュータと、前記所定の施設内の予め指定される複数の集合場所にそれぞれ設置されると共に、系統電源の停止時に代替して動作電源を供給可能な代替電源と、前記複数の人員が携帯可能であると共に、撮像機能とデータの送受信機能とを備えた携帯端末と、前記データベースと前記残留者情報コンピュータとを通信可能に接続する通信装置とを備えると共に、前記携帯端末は、前記複数の集合場所で操作されて前記残留者情報コンピュータと接続されるとき、前記複数の集合場所でそれぞれ前記残留者を点呼して得られた集合場所ごとの点呼情報を前記携帯端末から前記残留者情報コンピュータに送信させ、前記残留者情報コンピュータで受信された集合場所ごとの点呼情報を集計させて在否確認情報を生成させると共に、前記生成された在否確認情報を前記残留者情報コンピュータから前記携帯端末に送信させる在否確認部を有するように構成した。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】この発明の第1実施形態に係る人員在否確認システムを全体的に示す概念図である。
図2図1の人員在否確認システムのデータベースと残留者情報コンピュータとHT(ハンディターミナル)の構成を機能的に示す説明図である。
図3図2のHTの説明図である。
図4図3のHTのCPUの動作を機能別に示すブロック図である。
図5図3のHTの動作を示すフロー・チャートである。
図6図2の残留者情報コンピュータの動作を示すフロー・チャートである。
図7図2の残留者情報コンピュータの画面を示す説明図である。
図8図2のHTの画面を示す説明図である。
図9】この発明の第2実施形態に係る人員在否確認システムのHTの構成を示す、図3と同様の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態に係る人員在否確認システムを全体的に示す概念図、図2図1の人員在否確認システムのデータベースと残留者情報コンピュータとHTの構成を機能的に示す説明図である。
【0011】
以下説明すると、符号10は、この実施形態に係る、所定の施設12に出入する複数の人員の在否を確認する人員在否確認システム(以下「システム」という)を示す。
【0012】
通例、「施設」はある目的のために利用される建造物、構築物、あるいはそれらの設備を意味するが、この明細書において、所定の施設12は、図1に示す如く、少なくとも地理的に連続する1つの敷地12aとそこに設置された少なくとも1棟の建造物12b(具体的には2棟の建造物12b1,12b2)とからなるものを意味する。
【0013】
より具体的には、この明細書において、所定の施設12は本願の出願人のような企業の事業所を意味し、システム10はその施設12に出入する社員と来訪者からなる複数の人員の在否、例えば災害発生時の安否を確認するように構成される。以下、所定の施設を単に「施設」という。
【0014】
システム10は、図1に示す如く、データベース14と、残留者情報コンピュータ(点呼集計用PC)16と、代替電源20と、HT(Handy Terminal。携帯端末)22と、通信装置24とを備える。
【0015】
データベース14はホストコンピュータとして機能する、メインフレームなどと呼ばれる大型のコンピュータからなり、図1の施設12の建造物12bの内部の適宜な場所に設置される。
【0016】
残留者情報コンピュータ16はパーソナルコンピュータからなり、建造物12bの守衛所(入口)に設置され、CPU16aとメモリ16bと入力I/O16cなどを備えると共に、メモリ16bには点呼集計プログラム16dが格納される。
【0017】
データベース14は、図2に示す如く、来訪者管理システム14aと社員管理システム14bとを備え、社員と来訪者からなる複数の人員の入退場時の社員自身あるいは来訪者自身の操作あるいは介在する係員(守衛)Gの操作に応じて施設12への入場あるいは施設12からの退場についての入退場(在籍者)情報を来訪者管理システム14aと社員管理システム14bとに順次格納する。
【0018】
具体的には、来訪者管理システム14aは、守衛所において来訪者の名刺などの身分証を介在する係員Gが受け取って残留者情報コンピュータ16に接続される光学式の読み取り機能を備えたリーダ16eに呈示して残留者情報コンピュータ16に入力する操作、あるいは同様に残留者情報コンピュータ16に接続される来訪者の面会者用タブレット16fへの入力操作に応じて取得された来訪者の情報を残留者情報コンピュータ16から入力し、入力された来訪者の情報を未退所者(残留者)情報テーブル14a1に格納する。
【0019】
来訪者管理システム14aはまた、来訪者が他社の来訪者か同一会社の他の事業者からの来訪者かを識別し、来訪者未退所者データおよび他事業所未退所者データとして来訪者未退所者データベース14a2にCSV(Comma Separated Value)形式で格納する未退所者CSV作成機能を有する。
【0020】
社員管理システム14bは、建造物12bの社員用入出口での社員の出勤時と退勤時のIDカード(社員証)をリーダ16eに呈示する操作に応じて取得された社員の情報を勤怠システムデータベース14b1に格納すると共に、その社員を社員未退所者データベースあるいは所属する組織の組織マスタデータとして社員未退所者データベース14b2あるいは組織マスタデータベース14b3にCSV形式で格納する未退所者CSV作成機能を有する。
【0021】
残留者情報コンピュータ16のCPU16aは、メモリ16bに格納された点呼集計プログラム16dに従い、データベース14に格納される来訪者と社員からなる複数の人員の情報(入退場情報)に基づいて施設12内に残留すると想定される複数の人員のうちの未退所者(残留者)についての未退所者(残留者)情報を順次更新する処理を実行する。
【0022】
より具体的には、残留者情報コンピュータ16は、データベース14にアクセスし、そこに格納された来訪者未退所者データと他事業所未退所者データと社員未退所者データと組織マスタデータとを、メモリ16bに設けられた来訪者未退所者データベース16b1と他事業所未退所者データベース16b2と社員未退所者データベース16b3と組織マスタデータベース16b4とにCSV形式で格納する未退所者情報取得機能を有する。この処理は所定時間(例えば15分)ごとに規定時間(例えば60秒)かけて実行される。
【0023】
また、残留者情報コンピュータ16は来訪者未退所者データベース16b1と他事業所未退所者データベース16b2と社員未退所者データベース16b3とに格納されたデータから点呼用ファイルを作成し、メモリ16bに設けられた点呼用データベース16b5にCSV形式で作成する点呼用ファイル作成機能を有する。この処理は所定時間(例えば15分)ごとに規定時間(例えば120秒)かけて実行される。
【0024】
さらに、残留者情報コンピュータ16は、後述する点呼時、集合場所に集合した者(残留者)の点呼に対する応答(社員証などの呈示操作)に応じてその者の情報をリーダ16eで読み取って得た点呼結果を、メモリ16bに設けられた点呼結果データベース16b6にCSV形式で作成する点呼機能を有する。この処理は点呼時に規定時間(例えば1秒/人)かけて実行される。
【0025】
図1の説明に戻ると、残留者情報コンピュータは簡易プリンタ16gに接続可能に構成され、取得されたデータを簡易プリンタ16gでプリントアウト可能に構成される。
【0026】
施設12内には、災害発生などの緊急時に社員と来訪者からなる複数の人員Pのうちの未退所者(残留者)が集合すべき集合場所(避難場所)12cが複数、具体的には2つの集合場所12c1、12c2が建造物12bの端部とそれに連続する敷地部分に適宜位置に予め指定される。
【0027】
その場合、複数の人員Pのうち、未退所者(残留者)の一部P1は集合場所12c1に、未退所者の残部P2は集合場所12c2に集合するように予め指定される(ただし、現実には図1に示す如く、P1とP2が指定された集合場所12c1,12c2に指定された通りに集合しないことが当然予想される)。
【0028】
集合場所12c1,12c2にはそれぞれ代替電源20と通信装置24とが設置される。代替電源20は可搬型の発電機、例えばボンベに充填されたガス燃料あるいは石油燃料を供給されて動作する火花点火式の内燃エンジンを備える小型発電機からなる。
【0029】
即ち、代替電源20は、系統電源(商用電源)の停止(消失)時に、そのリコイルスタータ(図示せず)を操作されることで始動させられ、系統電源に代替して通信装置24に動作電源を供給するように構成される。尚、代替電源20は、通信装置24に加え、HT22あるいは残留者情報コンピュータ16あるいは簡易プリンタ16gにも動作電源を供給するようにしても良い。
【0030】
通信装置24は具体的には無線LANルータからなり、系統電源の停止時に、代替電源20から動作電源を供給されて動作し、データベース14と残留者情報コンピュータ16とを通信可能に接続するように構成される。
【0031】
この実施形態に係るに人員在否確認システム10においてはデータベース14と残留者情報コンピュータ16などに加え、複数の人員が携帯可能であると共に、撮像機能とデータの送受信機能と在否確認機能(部)を備えたHT22を備えることが特徴的であるので、以下、HT22について詳細に説明する。
【0032】
HT22は携帯電話機に類似する形状を呈する。複数の人員Pのうちの社員を細分してなるグループ(図2の組織マスタデータベース14b3に記載される組織)ごとにその任意の一人P11,P21が少なくとも1個を携帯可能であるように構成される。さらに、HT22は、集合場所12c1,12c2に予備が複数個用意され、残留者が任意に使用可能とされる。
【0033】
図3はHT22の説明図であり、うち左側がHT22の正面図、右側が背面図である。図4はHT22の構成を機能的に示すブロック図である。
【0034】
図示の如く、HT22は、ディスプレイ22aと、入力キーなどの種々のキーからなるキー群22bと、送信アンテナと受信アンテナとからなる内蔵アンテナ22cと、カメラ22dと、電源端子22fと、呈示操作に応じてICチップやQRコード(登録商標)、バーコードなどの情報を読み取り(入力)可能なリーダ22gと、CPU22hと、メモリ22iなどからなる。
【0035】
HT22は、CPU22hがメモリ22iに格納されるHTプログラム22jに従って在否確認動作を行う在否確認部を有する(在否確認機能を有する)ように構成される。即ち、HT22のCPU22hは、図4に示す如く、在否確認部22h1と撮像部22h2と出力部22h3とを備えるように構成される。
【0036】
また、HT22のCPU22hの在否確認部22h1は、上記したリーダ22gを介して集合場所12c1,12c2に集合した人員(残留者)Pの点呼に対する応答(呈示操作)に応じて人員Pの情報を読み取って点呼し、取得された点呼結果をメモリ22iに設けられる点呼結果データベース22k1にCSV形式で格納すると共に、残留者情報コンピュータ16に送信して点呼結果データベース16b7に格納させる。
【0037】
また、HT22のCPU22hの在否確認部22h1は、上記したリーダ22gを介して集合場所12c1,12c2に集合した人員(取得された点呼結果)をメモリ22iに設けられる組織マスタデータベース22k2にCSV形式で格納すると共に、残留者情報コンピュータ16に送信して点呼結果データベース16b7に格納させる。
【0038】
残留者情報コンピュータ16は、HT22のCPU22hの在否確認部22h1の指示に応じ、点呼用データベース16b5と点呼結果データベース16b6,16b7に格納されたデータから人員Pの所内在否者(残留者)情報を集計し、集計結果を在否集計結果データベース16b8にCSV形式で格納すると共に、格納された所内在否者情報をHT22に送信する。
【0039】
また、HT22のCPU22hの撮像部22h2は、必要に応じてカメラ22dを介して取得するとき、取得した撮像画像を他のHT22あるいは残留者情報コンピュータ16に送信する。これにより、集合場所12c1,12c2における緊急時の施設12の被災状況などを残留者も含む関係者に正確に視認させることができ、在否を確実に確認できると共に、必要の対策を取らせることが可能となる。
【0040】
また、HT22のCPU22hの出力部22h3は、簡易プリンタ22kに接続されたとき、取得された情報をプリントアウトする。
【0041】
図5は、HT22のメモリ22iに格納されたHTプログラム22jに従ってCPU22hが実行する上記した点呼処理の送受信間隔を説明するフロー・チャートである。尚、図示のプログラムが所定時間ごとに実行される。
【0042】
以下説明すると、S10で上記した点呼作業を実施し、S12に進み、第1所定時間(例えば5秒から10秒)が経過したか否か判断する。
【0043】
S12で否定されるときは以降の処理をスキップする一方、肯定されるときはS14に進み、点呼結果(点呼情報)を残留者情報コンピュータ16に送信する。
【0044】
図6は、HT22のCPU22hの在否確認部22h1の指示に応じ、残留者情報コンピュータ16のCPU16aがメモリ16bに格納された点呼集計プログラム16dに従って実行する上記した点呼処理の送受信間隔を説明するフロー・チャートである。図示のプログラムも所定時間ごとに実行される。
【0045】
以下説明すると、S100で上記したように点呼結果(点呼情報)を集計して所内在否者情報を生成し、S102に進み、第2所定時間(例えば5秒から10秒)が経過したか否か判断する。
【0046】
S102で否定されるときは以降の処理をスキップする一方、肯定されるときはS104に進み、所内在否情報をHT22に送信する。
【0047】
図7は上記した処理によって受信されたデータを含む情報が表示される残留者情報コンピュータ16のディスプレイの画面を、図8は同様に上記した処理によって受信されたデータを含む情報が表示されるHT22のディスプレイ22aの画面を示す説明図である。
【0048】
このように、HT22のCPU22hは、複数の集合場所12c1,12c2でHT(携帯端末)22が操作されて残留者情報コンピュータ16と接続されるとき、複数の集合場所12c1,12c2でそれぞれ残留者P1(P11),P2(P21)を点呼して得られた集合場所ごとの点呼情報をHT22から残留者情報コンピュータ16に送信させ(S10からS14)、残留者情報コンピュータ16のCPU16aを介して残留者情報コンピュータ16で受信された集合場所12c1,12c2ごとの点呼情報を集計させて在否確認情報を生成させると共に、生成された在否確認情報を残留者情報コンピュータからHT22に送信させる(S100からS104)在否確認部(手段)22h1を有する(在否確認機能を有する)ように構成される。
【0049】
第1実施形態は上記のように構成したので、災害などによる系統電源の停止時であっても複数の集合場所12c1,12c2において入退場情報から施設12に残留すると想定される複数の人員Pの残留者の在否(安否)を迅速かつ確実に確認することができる。
【0050】
(第2実施形態)
図9はこの発明の第2実施形態に係る人員在否確認システムのHTの構成を示す、図3と同様の説明図である。
【0051】
第1実施形態と相違する点に焦点をおいて説明すると、第2実施形態において、HT22は、第1実施形態で述べたキー群22bや内蔵アンテナ22cなどの構成に加え、レシーバ22mと、マイク22nと、スピーカ22oとからなる通話機能を有するように構成した。
【0052】
従って、人員Pは、通常時(緊急時にない状態)にはキー群22bを操作して内蔵アンテナ22cから社内通信網に接続して人員P同士で通話可能であると共に、公衆通信網(例えばインターネット)に接続して他の携帯電話機あるいは固定電話機の使用者と通話可能に構成される。
【0053】
また、HT22は、緊急時で系統電源の停止時には人員Pの操作に応じて内蔵アンテナ22cから通信装置24を介して公衆通信網に接続し、HT22の使用者同士、あるいは他の携帯電話機あるいは固定電話機の使用者と通話可能に構成される。
【0054】
第2実施形態は上記のように構成したので、複数の集合場所12c1,12c2において残留者同士で口頭による通話を介して在否をより直接的に確認することも可能となり、よって残留者の在否を一層迅速かつ確実に確認することができる。残余の構成と効果は第1実施形態と異ならない。
【0055】
以上述べた如く、第1、第2実施形態は、所定の施設12に出入する複数の人員Pの在否を確認する人員在否確認システム10において、前記複数の人員(来訪者、社員)Pの入退場時(来訪時、出勤時、退所時)の自身の操作あるいは介在する係員の操作に応じて前記所定の施設への入場あるいは前記施設からの退場についての入退場情報を順次格納するデータベース14と、前記データベースに格納される入退場情報に基づいて前記所定の施設内に残留すると想定される前記複数の人員Pのうちの残留者(未退所者)P1(P11),P2(P21)についての残留者情報を順次更新する残留者情報コンピュータ(点呼集計用PC)16と、前記所定の施設内の予め指定される複数の集合場所12c1,12c2にそれぞれ設置されると共に、系統電源の停止時に代替して動作電源を供給可能な代替電源(発電機)20と、前記複数の人員が携帯可能であると共に、撮像機能とデータの送受信機能とを備えた携帯端末(HT)22と、前記データベース14と前記残留者情報コンピュータ16とを通信可能に接続する通信装置24とを備えると共に、前記携帯端末22は、前記複数の集合場所で操作されて前記残留者情報コンピュータ16と接続されるとき、前記複数の集合場所でそれぞれ前記残留者を点呼して得られた集合場所ごとの点呼情報を前記携帯端末から前記残留者情報コンピュータ16に送信させ、前記残留者情報コンピュータ16で受信された集合場所ごとの点呼情報を集計させて在否確認情報を生成させると共に、前記生成された在否確認情報を前記残留者情報コンピュータ16から前記携帯端末22に送信させる在否確認部(手段)(22h1(PU22h),CPU16a,S10からS14,S100からS104)とを備える如く構成したので、災害などによる系統電源の停止時であっても複数の集合場所12c1,12c2において入退場情報から施設12に残留すると想定される複数の人員Pの残留者の在否(安否)を迅速かつ確実に確認することができる。
【0056】
即ち、HT22のCPU22hの在否確認部22h1によって複数の集合場所12c1,12c2でそれぞれ残留者を点呼して得られた集合場所ごとの点呼情報を携帯端末(HT)22から残留者情報コンピュータ16に送信させ、それを集計させて在否確認情報を生成させると共に、残留者情報コンピュータ16から携帯端末22に送信させるように構成したので、複数の集合場所12c1,12c2のそれぞれにおいて残留者P1(P11),P2(P21)が予定された集合場所12c1,12c2に予定された通りに集合しない場合であっても、残留者の在否を迅速かつ確実に確認することができる。
【0057】
また、前記携帯端末22は、データの送受信機能とに加え、撮像機能(撮像部22h2)も有する如く構成したので、上記した効果に加え、集合場所12c1,12c2における緊急時の施設12の被災状況などを残留者も含む関係者に正確に視認させることができ、よって残留者の在否を迅速かつ確実に確認することができる。
【0058】
また、第1、第2実施形態において前記在否確認部22h1は、前記集合場所12c1,12c2ごとの点呼情報を第1所定時間ごとに前記携帯端末22から前記残留者情報コンピュータ16に送信させると共に、前記生成された在否確認情報を第2所定時間ごとに前記残留者情報コンピュータ16から前記携帯端末22に送信させる(S10からS14,S100からS104)如く構成したので、上記した効果に加え、送受信を徒過することがないので、複数の集合場所12c1,12c2のそれぞれにおいて残留者の在否を一層迅速かつ確実に確認することができる。
【0059】
また、第2実施形態においてHT22は撮像機能とデータ通信機能とに加え、通話機能も有するように構成されることから、残留者情報コンピュータ16を介さずに、例えば複数の集合場所12c1,12c2において残留者同士で口頭による通話を介して在否をより直接的に確認することも可能となり、よって複数の集合場所12c1,12c2のそれぞれにおいて残留者の在否を一層迅速かつ確実に確認することができる。
【0060】
また、第1、第2実施形態において前記携帯端末22は、前記複数の人員Pを細分してなるグループごとに少なくとも1個携帯可能である如く構成したので、上記した効果に加え、構成を簡易にすることができる。
【0061】
また、第1、第2実施形態において前記通信装置24は、前記系統電源の停止時には前記代替電源20から動作電源の供給を受けて動作する如く構成したので、上記した効果に加え、災害などによる系統電源の停止時であっても複数の集合場所12c1,12c2において入退場情報から施設12に残留すると想定される複数の人員Pの残留者の在否を一層迅速かつ確実に確認できると共に、簡便に用意することが可能となることから構成を一層簡易にすることができる。
【0062】
また、第1、第2実施形態において前記所定の施設が少なくとも地理的に連続する1つの敷地12aと、そこに設置された少なくとも1棟の建造物12bとからなる如く構成したので、上記した効果に加え、複数の集合場所12c1,12c2のそれぞれにおいて残留者の在否を迅速かつ確実に確認することができる。
【0063】
尚、上記において、施設12として営利法人である企業の事業所を例にとったが、施設はそれに限られるものではなく、非営利法人あるいは公営の施設、例えばテーマパークなどであっても良い。
【0064】
また、施設12は、敷地12aに加え、それから地理的に相互に離間した第2の敷地と、そこに設置された少なくとも1棟の建造物とからなるように構成しても良い。
【0065】
また、人員の在否、特に災害発生時などの緊急時の安否を確認するようにしたが、在否はそれに限られるのでなく、非緊急時の出欠をとるような場合であっても良い。
【0066】
また、通信装置24が無線LANルータからなるように構成したが、通信装置24は有線LANルータ、あるいはUSBを経由した公衆回線などであっても良い。
【0067】
また、代替電源20が発電機からなるように構成したが、代替電源20はバッテリなどであっても良い。
【符号の説明】
【0068】
10 人員在否確認システム、12 所定の施設、12a 敷地、12b 建造物、12c,12c1,12c2 集合場所(避難場所)、14 データベース、14a 来訪者管理システム、14b 社員管理システム、16 残留者情報コンピュータ、16a CPU、16b メモリ、16d 点呼集計プログラム、16e リーダ、16f 面会者用タブレット、16g 簡易プリンタ、20 代替電源(発電機)、22 HT(携帯端末)、22a ディスプレイ、22b キー群、22c 内蔵アンテナ、22d カメラ、22f 電源端子、22g リーダ、22h CPU、22i メモリ、22j HTプログラム、22k 簡易プリンタ、22m レシーバ、22n マイク、22o スピーカ、24 通信装置、P,P1,P11,P2,P21 人員(残留者)
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