特開2018-206296(P2018-206296A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2018-206296省エネ提案支援システム及び省エネ提案支援方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-206296(P2018-206296A)
(43)【公開日】2018年12月27日
(54)【発明の名称】省エネ提案支援システム及び省エネ提案支援方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/16 20120101AFI20181130BHJP
【FI】
   G06Q50/16 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2017-114238(P2017-114238)
(22)【出願日】2017年6月9日
(71)【出願人】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123434
【弁理士】
【氏名又は名称】田澤 英昭
(74)【代理人】
【識別番号】100101133
【弁理士】
【氏名又は名称】濱田 初音
(74)【代理人】
【識別番号】100199749
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 成
(74)【代理人】
【識別番号】100188880
【弁理士】
【氏名又は名称】坂元 辰哉
(74)【代理人】
【識別番号】100197767
【弁理士】
【氏名又は名称】辻岡 将昭
(74)【代理人】
【識別番号】100201743
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 和真
(72)【発明者】
【氏名】中原 茂幸
(72)【発明者】
【氏名】小柳 隆
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC29
(57)【要約】
【課題】省エネ制御の仕様書を自動作成し且つビル管理システム上でのエンジニアリング作業を排除する。
【解決手段】エンジニアリングツール1は、機器に対する省エネ制御を選択するための選択画面を生成する選択画面生成部103と、選択画面生成部103により生成された選択画面に対する選択を受付ける選択受付部104と、選択受付部104による受付け結果に基づいて、選択された省エネ制御に対する省エネ効果検証に必要な計測点に関する情報を入力するための入力画面を生成する入力画面生成部105と、入力画面生成部105により生成された入力画面に対する入力を受付ける入力受付部106と、選択受付部104による受付け結果及び入力受付部106による受付け結果を示す情報をビル管理システム2に出力する出力部107とを有し、ビル管理システム2は、出力部107により出力された情報を入力する入力部201を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジニアリングツール及びビル管理システムを備え、
前記エンジニアリングツールは、
機器に対する省エネ制御を選択するための選択画面を生成する選択画面生成部と、
前記選択画面生成部により生成された選択画面に対する選択を受付ける選択受付部と、
前記選択受付部による受付け結果に基づいて、選択された省エネ制御に対する省エネ効果検証に必要な計測点に関する情報を入力するための入力画面を生成する入力画面生成部と、
前記入力画面生成部により生成された入力画面に対する入力を受付ける入力受付部と、
前記選択受付部による受付け結果及び前記入力受付部による受付け結果を示す情報を前記ビル管理システムに出力する出力部とを有し、
前記ビル管理システムは、
前記出力部により出力された情報を入力する入力部を有する
ことを特徴とする省エネ提案支援システム。
【請求項2】
前記ビル管理システムは、
前記入力部により入力された情報に基づいて、該当する計測点から実測値を収集する収集部と、
前記入力部により入力された情報に基づいて、前記収集部により収集された実測値、又は当該実測値と該当する計算式を用いて、省エネ効果検証のためのグラフを生成するグラフ生成部とを備えた
ことを特徴とする請求項1記載の省エネ提案支援システム。
【請求項3】
前記選択画面は、省エネ制御に対する省エネ効果検証の精度を選択する項目を有し、
前記省エネ効果検証の精度は、当該省エネ効果検証のためのグラフの生成で用いられる実測値、又は当該実測値と計算式に対応する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の省エネ提案支援システム。
【請求項4】
前記選択画面は、省エネ制御に対する省エネ効果検証を行うためのグラフを選択する項目を有する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちの何れか1項記載の省エネ提案支援システム。
【請求項5】
前記入力画面は、前記計測点に関する情報として、当該計測点のアドレスを入力する項目及び当該計測点の設定値を入力する項目を有する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちの何れか1項記載の省エネ提案支援システム。
【請求項6】
エンジニアリングツール及びビル管理システムを備えた省エネ提案支援システムによる省エネ提案支援方法であって、
前記エンジニアリングツールは、
選択画面生成部が、機器に対する省エネ制御を選択するための選択画面を生成し、
選択受付部が、前記選択画面生成部により生成された選択画面に対する選択を受付け、
入力画面生成部が、前記選択受付部による受付け結果に基づいて、選択された省エネ制御に対する省エネ効果検証に必要な計測点に関する情報を入力するための入力画面を生成し、
入力受付部が、前記入力画面生成部により生成された入力画面に対する入力を受付け、
出力部が、前記選択受付部による受付け結果及び前記入力受付部による受付け結果を示す情報を前記ビル管理システムに出力し、
前記ビル管理システムは、
入力部が、前記出力部により出力された情報を入力する
ことを特徴とする省エネ提案支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、機器に対する省エネ制御を提案するための省エネ提案支援システム及び省エネ提案支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ビル等の施設に設置された機器に対する省エネ制御の提案(以下、省エネ提案と称す)では、エネルギー消費の現状及び省エネ効果検証のためのデータの可視化(グラフ化)が必須である。
【0003】
省エネ提案の業務の流れは、現地調査、省エネ試算、リスク検討及び見積もり、施工、調整、実運転、データの可視化、効果検証、及び、改善提案となっている。ここで、時系列のデータを可視化するため、データを長期間保存できるビル管理システム(BMS)を導入することが前提となる。
【0004】
また、省エネ提案を行うためには、様々な現場で提案及び検証を繰り返して得られたノウハウを生かす必要がある。効果的な省エネ提案を実現するためには、省エネ試算の段階から、省エネ提案を導き出すために必要な仕様(計測点(管理ポイント)及び計算式)を検討し、その仕様書に基づいて、設計、施工及び監視システムの選定を行う必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−99669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、仕様書は、省エネ提案者側のノウハウに基づいて、現場毎にゼロから作成される。よって、情報漏れや仕様書の作り直し、仕様の変更要求による予定外の工数の発生等が生じるという課題があった。
また、仕様書の作成とビル管理システム上でのエンジニアリング作業とは人の労力として重複しているという課題があった。
【0007】
一方、ユーザにより入力された消費エネルギー量から、製造設備の生産量に基づいてエネルギー原単位を算出し、生産量に対するエネルギー原単位の変化を示すグラフを作成してユーザに提供する省エネ提案方法が存在する(例えば特許文献1参照)。この省エネ提案方法では、対象となる製造設備に対し、過去の省エネ対策の事例データをデータベースに登録することで、当該事例データを参照できる。しかしながら、この方法では上記課題を解決することはできない。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、省エネ制御の仕様書を自動作成でき且つビル管理システム上でのエンジニアリング作業を排除できる省エネ提案支援システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明に係る省エネ提案支援システムは、エンジニアリングツール及びビル管理システムを備え、エンジニアリングツールは、機器に対する省エネ制御を選択するための選択画面を生成する選択画面生成部と、選択画面生成部により生成された選択画面に対する選択を受付ける選択受付部と、選択受付部による受付け結果に基づいて、選択された省エネ制御に対する省エネ効果検証に必要な計測点に関する情報を入力するための入力画面を生成する入力画面生成部と、入力画面生成部により生成された入力画面に対する入力を受付ける入力受付部と、選択受付部による受付け結果及び入力受付部による受付け結果を示す情報をビル管理システムに出力する出力部とを有し、ビル管理システムは、出力部により出力された情報を入力する入力部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、上記のように構成したので、省エネ制御の仕様書を自動作成でき且つビル管理システム上でのエンジニアリング作業を排除できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】この発明の実施の形態1に係る省エネ提案支援システムの構成例を示す図である。
図2】この発明の実施の形態1におけるエンジニアリングツールの構成例を示す図である。
図3】この発明の実施の形態1におけるビル管理システムの構成例を示す図である。
図4】この発明の実施の形態1におけるエンジニアリングツールの動作例を示すフローチャートである。
図5】この発明の実施の形態1における選択画面生成部により生成された選択画面の一例を示す図である。
図6】この発明の実施の形態1における入力画面生成部により生成された入力画面(アドレス入力)の一例を示す図である。
図7】この発明の実施の形態1における入力画面生成部により生成された入力画面(アドレス入力)の一例を示す図である。
図8】この発明の実施の形態1における入力画面生成部により生成された入力画面(設定値入力)の一例を示す図である。
図9】この発明の実施の形態1におけるビル管理システムの動作例を示すフローチャートである。
図10】この発明の実施の形態1におけるグラフ生成部により生成されたグラフの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る省エネ提案支援システムの構成例を示す図である。
省エネ提案支援システムは、ビル等の施設内に設置された機器に対する省エネ提案を支援するためのシステムである。省エネ提案支援システムでは、上述した省エネ提案の業務の流れのうち、見積もり、調整及び効果検証を自動化する。この省エネ提案支援システムは、図1に示すように、エンジニアリングツール1及びビル管理システム2を備えている。
【0013】
エンジニアリングツール1は、ビル等の施設内に設置された機器に対する省エネ提案のための仕様書を自動作成するES−HUBと呼ばれるツールである。このエンジニアリングツール1は、図2に示すように、記憶部101、表示部102、選択画面生成部103、選択受付部104、入力画面生成部105、入力受付部106及び出力部107を有している。なお、エンジニアリングツール1は、システムLSI等の処理回路や、メモリ等に記憶されたプログラムを実行するCPU等により実現される。
【0014】
記憶部101は、機器に関する情報、省エネ制御に関する情報、及び、省エネ効果検証に関する情報を記憶している。省エネ制御に関する情報及び省エネ効果検証に関する情報は、省エネ提案者のノウハウに基づいて予め設定される。
【0015】
ここで、機器に関する情報には、ビル等の施設内に設置された機器を示す情報、及び、当該機器に対して設定された計測点(管理ポイント)を示す情報が含まれる。
また、省エネ制御に関する情報には、例えば、機器毎に、適用可能な省エネ制御を示す情報が含まれる。
また、省エネ効果検証に関する情報には、例えば、省エネ制御毎に、省エネ効果検証のために必要なグラフの種別や色を示す情報、グラフの生成に必要な実測値を収集する計測点を示す情報、及び、グラフの生成に必要な計算式(効果検証式又は論理式とも称す)を示す情報が含まれる。なお、グラフの種別が複数存在する場合には、当該種別毎に、上記計測点を示す情報及び計算式を示す情報が設定される。また、省エネ効果検証の精度が複数存在する場合には、当該精度毎に、上記計測点を示す情報及び上記計算式を示す情報が設定される。
【0016】
図2では、記憶部101がエンジニアリングツール1内に設けられた場合を示したが、これに限らず、記憶部101がエンジニアリングツール1外に設けられてもよい。
【0017】
表示部102は、選択画面生成部103により生成された選択画面、及び、入力画面生成部105により生成された入力画面を表示する。図2では、表示部102がエンジニアリングツール1内に設けられた場合を示したが、これに限らず、表示部102がエンジニアリングツール1外に設けられてもよい。
【0018】
選択画面生成部103は、記憶部101に記憶された情報に基づいて、機器に対する省エネ制御を選択するための選択画面を生成する。なお、上記省エネ制御に対し、省エネ効果検証の精度が複数存在する場合には、選択画面生成部103は、選択画面に、当該精度を選択する項目を追加する。また、上記省エネ制御に対し、省エネ効果検証に必要なグラフが複数存在する場合には、選択画面生成部103は、選択画面に、当該グラフを選択する項目を追加する。
選択受付部104は、選択画面生成部103により生成された選択画面に対する選択を受付ける。
【0019】
入力画面生成部105は、記憶部101に記憶された情報及び選択受付部104による受付け結果に基づいて、選択された省エネ制御に対する省エネ効果検証(グラフの生成)に必要な計測点に関する情報を入力するための入力画面を生成する。入力画面は、上記計測点に関する情報として、当該計測点のアドレスを入力する項目及び当該計測点の設定値を入力する項目を有する。
入力受付部106は、入力画面生成部105により生成された入力画面に対する入力を受付ける。
【0020】
出力部107は、選択受付部104による受付け結果及び入力受付部106による受付け結果を示す情報(仕様書)をビル管理システム2に出力する。
【0021】
ビル管理システム2は、ビル等の施設内に設置された機器に対してエンジニアリング作業を行い、当該機器の管理を行う。以下では、ビル管理システム2が有する機能のうち、機器に対する省エネ提案を支援するための機能についてのみ説明を行う。なお、ビル管理システム2としては、EDS(Energy Data Server)と呼ばれるエネルギー管理システム又はFMS(Facility Management System)と呼ばれるエネルギー管理システムを用いることができる。このビル管理システム2は、図3に示すように、入力部201、収集部202、グラフ生成部203及び表示部204を有している。なお、ビル管理システム2は、システムLSI等の処理回路や、メモリ等に記憶されたプログラムを実行するCPU等により実現される。
【0022】
入力部201は、エンジニアリングツール1の出力部107により出力された情報(仕様書)を入力する。
収集部202は、入力部201により入力された情報に基づいて、該当する計測点から実測値を収集する。
【0023】
グラフ生成部203は、入力部201により入力された情報に基づいて、収集部202により収集された実測値、又は当該実測値と該当する計算式を用いて、省エネ効果検証のためのグラフを生成する。
【0024】
表示部204は、グラフ生成部203により生成されたグラフを示す画面を表示する。図3では、表示部204がビル管理システム2内に設けられた場合を示したが、これに限らず、表示部204がビル管理システム2外に設けられてもよい。
【0025】
次に、実施の形態1に係る省エネ提案支援システムの動作例について説明する。
まず、エンジニアリングツール1の動作例について、図4を参照しながら説明する。なお、エンジニアリングツール1の記憶部101は、事前に、機器に関する情報、省エネ制御に関する情報、及び、省エネ効果検証に関する情報を記憶している。
エンジニアリングツール1の動作例では、図4に示すように、まず、選択画面生成部103は、記憶部101に記憶された情報に基づいて、機器に対する省エネ制御を選択するための選択画面を生成する(ステップST401)。
【0026】
次いで、表示部102は、選択画面生成部103により生成された選択画面を表示する(ステップST402)。その後、ユーザは、表示された選択画面に対して選択を行う。
次いで、選択受付部104は、選択画面生成部103により生成された選択画面に対する選択を受付ける(ステップST403)。
【0027】
図5は、選択画面生成部103により生成された選択画面の一例を示す図である。
図5に示す選択画面では、機器に対する省エネ制御を選択する項目(Energy Savings Menu)、省エネ制御に対する省エネ効果検証の精度を選択する項目(GRADE)、及び、省エネ制御に対する省エネ効果検証に必要なグラフを選択する項目(GRAPH)が示されている。
【0028】
図5に示す省エネ制御を選択する項目では、機器に対して適用可能な省エネ制御として複数の制御が示されており、ここでは「冷却水ポンプインバータ制御の導入(Condensing Pump VWV Control)」が選択されている。この項目は、省エネ提案者のノウハウに基づく、省エネを実現するための制御対象機器及び制御方式を示している。
【0029】
また、図5に示す省エネ効果検証の精度を選択する項目では、省エネ効果検証の精度として「A」,「B」,「C」の3種類の精度が示されており、ここでは「A」が選択されている。「A」は、例えば省エネ効果検証の際に実測値のみを用い、精度が高いことを示している。また、「B」は、例えば省エネ効果検証の際に実測値及び計算式を用い、精度が「A」よりも低いことを示している。また、「C」は、例えば省エネ効果検証の際に実測値及び計算値を用い、精度が「B」よりも低いことを示している。この項目は、省エネ提案者のノウハウに基づく、省エネ効果検証の可視化がどの程度正確であるかを示す精度保証度合いを示している。
【0030】
また、図5に示す省エネ効果検証に必要なグラフを選択する項目では、4種類のグラフが示されており、ここでは全てのグラフが選択されている。この項目は、省エネ提案者のノウハウに基づく、省エネ制御の状態を把握するために必要なグラフを示している。
【0031】
次いで、入力画面生成部105は、記憶部101に記憶された情報及び選択受付部104による受付け結果に基づいて、選択された省エネ制御に対する省エネ効果検証に必要な計測点に関する情報を入力するための入力画面を生成する(ステップST404)。
【0032】
次いで、表示部102は、入力画面生成部105により生成された入力画面を表示する(ステップST405)。その後、ユーザは、表示された選択画面に対して入力を行う。
次いで、入力受付部106は、入力画面生成部105により生成された入力画面に対する入力を受付ける(ステップST406)。
【0033】
図6〜8は、入力画面生成部105により生成された入力画面の一例を示す図である。
図6〜8に示す入力画面では、ビル等の施設内に設置された機器に対して設定された計測点が一覧表示されている。そして、計測点の一覧表のうち、省エネ効果検証に必要な計測点のアドレス(ポイントアドレス)を入力する項目及び当該計測点の設定値を入力する項目が色付けされて強調表示されている。図6〜8では、「冷却水ポンプインバータ制御の導入」の省エネ効果検証に必要な計測点の各項目が強調表示されている。そして、ユーザは、施工作業を経て、この強調表示された項目に対してアドレス及び設定値を入力する。
この強調表示された項目は、省エネ提案者のノウハウに基づく、省エネ効果検証のためのグラフに記憶されるべき計測点に関する情報を示している。
【0034】
エンジニアリングツール1における上記ステップST401〜406における処理により、上述した省エネ提案の業務の流れにおける見積もり(目的(省エネ制御及び省エネ効果検証)に沿った収集ポイント(計測点及び計算式)の精査)を実施でき、仕様書(ファイル情報)を自動作成できる。
【0035】
次いで、出力部107は、選択受付部104による受付け結果及び入力受付部106による受付け結果を示す情報(仕様書)をビル管理システム2に出力する(ステップST407)。
【0036】
次に、ビル管理システム2の動作例について、図9を参照しながら説明する。
ビル管理システム2の動作例では、図9に示すように、まず、入力部201は、エンジニアリングツール1の出力部107により出力された情報(仕様書)を入力する(ステップST901)。
【0037】
ビル管理システム2における上記ステップST901における処理により、上述した省エネ提案の業務の流れにおける調整(収集ポイントの設定、及び、省エネ効果検証に必要なグラフの登録)を実施できる。すなわち、ビル管理システム2では、エンジニアリングツール1により自動作成された仕様書を入力して登録を行うことで、ビル管理システム2で省エネ制御に必要なエンジニアリング作業を行うことなく、当該エンジニアリング作業が完了した状態(実測値を用いて省エネ効果検証を行うことができる状態)とすることができる。これにより、作業効率を高めることができる。
【0038】
次いで、収集部202は、入力部201により入力された情報に基づいて、該当する計測点から実測値を収集する(ステップST902)。
【0039】
次いで、グラフ生成部203は、入力部201により入力された情報に基づいて、収集部202により収集された実測値、又は当該実測値と該当する計算式を用いて、省エネ効果検証を行うためのグラフを生成する(ステップST903)。
【0040】
次いで、表示部204は、グラフ生成部203により生成されたグラフを示す画面を表示する(ステップST904)。図10にグラフ生成部203により生成されたグラフの一例を示す。なお図10では、省エネ提案者のノウハウに基づいて、グラフの色が、一目見て省エネ効果を意識させやすい配色に構成されている。
【0041】
ビル管理システム2における上記ステップST903,904における処理により、上述した省エネ提案の業務の流れにおける効果検証(テンプレート(計算式)の作成、及び、収集した実測値を用いた省エネ効果検証)を実施できる。
なお、省エネ効果検証作業そのものはユーザがグラフ(実測値)を確認しながら行う。ビル管理システム2では、この省エネ効果検証作業に必要な情報を必要な形(時系列にデータの変化を把握できる様々なグラフ)で提供する。
【0042】
このように、実施の形態1に係る省エネ提案支援システムでは、省エネ提案者のノウハウに基づいて、計測点及び計算式の選定及びシステムへの要求仕様を穴埋め式に変更し、更に決定した仕様書からそのままシステム登録できる。これにより、情報漏れを無くし、省エネ提案の段階からシステム化まで共通のノウハウが埋め込まれた容易に変更可能な仕様書を誰でも利用可能となる。
【0043】
また、エンジニアリングツール1に仕様書の自動作成機能を設け、作成した仕様書をビル管理システム2に出力するように構成したので、ビル管理システム2に定義情報をインポートでき、省エネ提案結果がビル管理システム2のエンジニアリング作業に直結する。これにより、エンジニアリングコストを削減でき、ユーザによる誤入力を防ぐことができる。
【0044】
以上のように、この実施の形態1によれば、エンジニアリングツール1は、機器に対する省エネ制御を選択するための選択画面を生成する選択画面生成部103と、選択画面生成部103により生成された選択画面に対する選択を受付ける選択受付部104と、選択受付部104による受付け結果に基づいて、選択された省エネ制御に対する省エネ効果検証に必要な計測点に関する情報を入力するための入力画面を生成する入力画面生成部105と、入力画面生成部105により生成された入力画面に対する入力を受付ける入力受付部106と、選択受付部104による受付け結果及び入力受付部106による受付け結果を示す情報をビル管理システム2に出力する出力部107とを有し、ビル管理システム2は、出力部107により出力された情報を入力する入力部201を有するので、省エネ制御の仕様書を自動作成でき且つビル管理システム2上でのエンジニアリング作業を排除できる。
【0045】
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【符号の説明】
【0046】
1 エンジニアリングツール
2 ビル管理システム
101 記憶部
102 表示部
103 選択画面生成部
104 選択受付部
105 入力画面生成部
106 入力受付部
107 出力部
201 入力部
202 収集部
203 グラフ生成部
204 表示部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10