特開2018-206481(P2018-206481A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-206481(P2018-206481A)
(43)【公開日】2018年12月27日
(54)【発明の名称】ライトユニット及び車両
(51)【国際特許分類】
   F21S 41/00 20180101AFI20181130BHJP
   F21S 43/00 20180101ALI20181130BHJP
   F21S 45/00 20180101ALI20181130BHJP
   F21V 31/03 20060101ALI20181130BHJP
   F21W 103/00 20180101ALN20181130BHJP
   F21W 104/00 20180101ALN20181130BHJP
   F21W 105/00 20180101ALN20181130BHJP
   F21W 102/00 20180101ALN20181130BHJP
   F21Y 101/00 20160101ALN20181130BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20181130BHJP
【FI】
   F21S8/10 542
   F21V31/03 200
   F21W101:10
   F21Y101:00 100
   F21Y101:00 300
   F21Y115:10
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-106806(P2017-106806)
(22)【出願日】2017年5月30日
(71)【出願人】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳
(74)【代理人】
【識別番号】100115071
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康弘
(74)【代理人】
【識別番号】100112508
【弁理士】
【氏名又は名称】高柳 司郎
(74)【代理人】
【識別番号】100116894
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 秀二
(74)【代理人】
【識別番号】100134175
【弁理士】
【氏名又は名称】永川 行光
(74)【代理人】
【識別番号】100166648
【弁理士】
【氏名又は名称】鎗田 伸宜
(72)【発明者】
【氏名】井上 直人
(72)【発明者】
【氏名】川路 龍也
(72)【発明者】
【氏名】清水 豪
(72)【発明者】
【氏名】中野 俊一
【テーマコード(参考)】
3K014
3K243
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K014NA09
3K243AA08
3K243AC06
3K243BA10
3K243CC05
(57)【要約】
【課題】アウターレンズとハウジングとの間の空間の換気を効率的に行うこと。
【解決手段】車両に取り付けられるライトユニットであって、前記車両の外表面の一部を形成するアウターレンズと、前記アウターレンズに接続し、前記車両の外方を照明する光源が設けられるハウジングと、前記ハウジングに設けられ、前記アウターレンズと前記ハウジングとの間の空間と前記空間の外部とを連通する連通孔と、前記空間を換気するための換気機構と、を有し、前記換気機構は、前記連通孔に接続して前記空間と連通する第1開口を一端に含む第1通路と、前記車両の前方に対して開口する第2開口を一端に含む第2通路と、前記車両の後方に対して開口する第3開口を一端に含む第3通路と、前記第1通路の他端と、前記第2通路の他端と、前記第3通路の他端とが接続される接続通路と、を含むことを特徴とするライトユニットを提供する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に取り付けられるライトユニットであって、
前記車両の外表面の一部を形成するアウターレンズと、
前記アウターレンズに接続し、前記車両の外方を照明する光源が設けられるハウジングと、
前記ハウジングに設けられ、前記アウターレンズと前記ハウジングとの間の空間と前記空間の外部とを連通する連通孔と、
前記空間を換気するための換気機構と、を有し、
前記換気機構は、
前記連通孔に接続して前記空間と連通する第1開口を一端に含む第1通路と、
前記車両の前方に対して開口する第2開口を一端に含む第2通路と、
前記車両の後方に対して開口する第3開口を一端に含む第3通路と、
前記第1通路の他端と、前記第2通路の他端と、前記第3通路の他端とが接続される接続通路と、
を含むことを特徴とするライトユニット。
【請求項2】
前記接続通路の内径は、前記接続通路と接続する前記第1通路の前記他端の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のライトユニット。
【請求項3】
前記接続通路の内径は、前記接続通路と接続する前記第1通路の前記他端の内径と前記接続通路と接続する前記第2通路の前記他端の内径との和よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のライトユニット。
【請求項4】
前記第3通路の内径は、前記車両の前方から後方に向かって拡大していることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のライトユニット。
【請求項5】
前記接続通路の前記第2通路の前記他端に接続する部分の内壁は、前記接続通路の内側に向かって湾曲していることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載のライトユニット。
【請求項6】
前記第2通路の前記第2開口は、前記アウターレンズと隣接して設けられるフロントグリルに対して開口することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載のライトユニット。
【請求項7】
車両に取り付けられるライトユニットを有する車両であって、
前記ライトユニットは、請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載のライトユニットを含むことを特徴とする車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ライトユニット及び車両に関する。
【背景技術】
【0002】
四輪車に代表される車両には、一般的に、車両の前方を照明するヘッドライト又はヘッドランプ(前照灯)が車両の左右前面に備えられている。ヘッドライトは、密封構造ではないため、その内部には、空気中の水分が存在する。そのため、ヘッドライトの内部に、結露(曇り)が発生してしまうことがある。そこで、ヘッドライトとラジエータファンとの間にダクトを設けて、ラジエータファンによってヘッドライトの内部の換気を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−68016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、ダクトをヘットライトからラジエータファンまで延伸させる必要があるため、ヘッドライトの内部を換気するための構造が大型化する傾向にある。また、特許文献1に開示された技術では、ラジエータファンが回転していない状態では、ヘッドライトの内部の換気を行うことができない。
【0005】
本発明の目的は、アウターレンズとハウジングとの間の空間の換気を効率的に行うことにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、車両に取り付けられるライトユニットであって、前記車両の外表面の一部を形成するアウターレンズと、前記アウターレンズに接続し、前記車両の外方を照明する光源が設けられるハウジングと、前記ハウジングに設けられ、前記アウターレンズと前記ハウジングとの間の空間と前記空間の外部とを連通する連通孔と、前記空間を換気するための換気機構と、を有し、前記換気機構は、前記連通孔に接続して前記空間と連通する第1開口を一端に含む第1通路と、前記車両の前方に対して開口する第2開口を一端に含む第2通路と、前記車両の後方に対して開口する第3開口を一端に含む第3通路と、前記第1通路の他端と、前記第2通路の他端と、前記第3通路の他端とが接続される接続通路と、を含むことを特徴とするライトユニットが提供される。
【0007】
また、本発明によれば、車両に取り付けられるライトユニットを有する車両であって、前記ライトユニットは、上述のライトユニットを含むことを特徴とする車両が提供される。
【0008】
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、アウターレンズとハウジングとの間の空間の換気を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一側面としての車両の構成を示す概略図である。
図2図1に示す車両のヘッドライトユニットを車両の後方側から示す斜視図である。
図3図1に示す車両のヘッドライトユニットを車両の前方側から示す斜視図である。
図4図3に示すヘッドライトユニットからアウターレンズを取り外した状態を示す図である。
図5図1に示す車両のアウターレンズ、ハウジング及び換気機構のXZ面に沿った断面図である。
図6図5に示す換気機構を拡大して示す断面図である。
図7】フロントグリルを取り外した状態における車両の前面を示す図である。
図8】フロントグリルを取り付けた状態における車両の前面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
【0012】
図1は、本発明の一側面としての車両1の構成を示す概略図である。図1は、車両1の正面(前面1a)を示している。車両1は、例えば、4ドアのセダンタイプの四輪自動車である。但し、本発明は、セダンタイプ以外の四輪自動車や他の種類の車両にも適用可能である。なお、図1を含む各図において、座標軸Xは、車両の前後方向を示し、座標軸Yは、車両1の車幅方向を示し、座標軸Zは、車両1の上下方向を示している。
【0013】
車両1は、前部、中部及び後部に大別される。車両1の前部には、例えば、エンジンやトランスミッションなどの駆動ユニットが収容される。車両1の前部は、内部の収容空間を覆う外装(外表面)としてフロントフード2を有している。フロントフード2とフロントウィンドウ3との間のカウルには、ワイパーの基部やベンチレーターの吸気口が設けられている。車両1の前面1aにおいて、フロントフード2の下方には、衝突の衝撃を和らげて吸収するための緩衝部としてフロントバンパー4が設けられている。また、車両1の前面1aには、車両1の前方を照明するヘッドライト5を含むヘッドライトユニット10が取り付けられている。車両1の中部は、例えば、客室を構成する。車両1の後部は、例えば、トランクを構成する。
【0014】
ヘッドライトユニット10は、車両1の前面1aの左右の2箇所に取り付けられている。例えば、ヘッドライトユニット10は、フロントフード2及びフェンダー6よりも下方、且つ、フロントバンパー4よりも上方(即ち、フロントフード2及びフェンダー6とフロントバンパー4との間)で、フロントグリル7に隣接して配置されている。
【0015】
ヘッドライトユニット10は、図2及び図3に示すように、アウターレンズ102と、ハウジング104と、換気機構110とを有する。図2は、ヘッドライトユニット10を車両1の後方側から示す斜視図であり、図3は、ヘッドライトユニット10を車両1の前方側から示す斜視図である。
【0016】
アウターレンズ102は、車両1の前方(外方)を照明する光源などを覆うカバー部材であって、車両1の外表面の一部を形成する。アウターレンズ102は、外部からの衝撃や風雨に対して優れた耐久性を有する透光性材料で構成されている。また、アウターレンズ102(の外縁)には、本実施形態では、アウターレンズ102とハウジング104とを接続するための爪部102aが形成されている。
【0017】
ハウジング104には、アウターレンズ102の爪部102aに対応して孔部104aが形成されている。本実施形態では、アウターレンズ102の爪部102aとハウジング104の孔部104aとを嵌合させることで、アウターレンズ102とハウジング104とを接続させている。但し、アウターレンズ102とハウジング104とは、クリップやネジなどの締結部材を用いて接続させてもよいし、接着剤を用いて接続させてもよい。
【0018】
ハウジング104は、図4に示すように、その内面(アウターレンズ側の面)に、車両1の前方を照明する光源や車幅灯(ポジショニングランプ)を構成する光源などを取り付ける取付部104bを有する。車両1の前方を照明する光源は、例えば、ハロゲンバルブ、キセノンバルブ、LED(Light Emitting Diode)ランプなどを含む。また、ハウジング104には、取付部104bが設けられた領域とは異なる領域に、アウターレンズ102とハウジング104との間に規定される空間SP(図5)と空間SPの外部とを連通する連通孔106が設けられている。連通孔106は、ハウジング104を貫通する貫通孔で構成されている。ここで、図4は、図3に示すヘッドライトユニット10からアウターレンズ102を取り外した状態を示す図である。
【0019】
換気機構110は、連通孔106を介して、アウターレンズ102とハウジング104との間の空間SPを換気するための機構である。アウターレンズ102とハウジング104とが接続している状態であっても、空間SPは、完全に密封された空間(密封構造)ではないため、空間SPには、空気中の水分が存在する。そこで、本実施形態では、ハウジング104の外面(アウターレンズ102とは反対側の面)に、連通孔106と連通する換気機構110を設けて、アウターレンズ102とハウジング104との間の空間SPを換気することによって、空間SP、例えば、アウターレンズ102の内側における結露(曇り)の発生を抑制することを可能にする。
【0020】
図5及び図6を参照して、換気機構110の構成について説明する。図5は、アウターレンズ102、ハウジング104及び換気機構110のXZ面に沿った断面図であり、図6は、図5に示す換気機構110を拡大して示す断面図である。換気機構110は、第1通路111と、第2通路112と、第3通路113と、接続通路114とを含む。
【0021】
第1通路111、第2通路112、第3通路114及び接続通路は、それぞれ、流体(気体)が通る中空部を有する管状部材である。第1通路111は、連通孔106に接続してアウターレンズ102とハウジング104との間の空間SPと連通する第1開口111aを一端に含み、接続通路114に接続するための開口111bを他端に含む。第2通路112は、車両1の前方に対して開口する第2開口112aを一端に含み、接続通路114に接続するための開口112bを他端に含む。第3通路113は、車両1の後方に対して開口する第3開口113aを一端に含み、接続通路114に接続するための開口113bを他端に含む。接続通路114は、第1通路111の他端(開口111b)と、第2通路112の他端(開口112b)と、第3通路113の他端(開口113b)とが接続される通路である。第1通路111、第2通路112、第3通路113及び接続通路114は、一体的に構成されてもよいし、第1通路111、第2通路112、第3通路113及び接続通路114のそれぞれを別体で構成し、それらを接続してもよい。
【0022】
このように構成された第1通路111、第2通路112、第3通路113及び接続通路114を含む換気機構110の機能について説明する。車両1が走行を開始すると、車両1の前方に対して開口する第2開口112aを介して第2通路112に走行風DWが流入する。第2通路112に流入した走行風DWは、接続通路114を通って第3通路113に抜けるため、第2通路112(第2開口112a)から接続通路114を介して第3通路113(第3開口113a)に向かう気流AF1が形成される。この際、気流AF1の周囲には負圧が発生するため、アウターレンズ102とハウジング104との間の空間SPの気体が連通孔106及び第1通路111を介して接続通路114に取り込まれる。接続通路114に取り込まれた空間SPの気体は、第3通路113に抜けるため、空間SPから連通孔106、第1通路111を介して第3通路113に向かう気流AF2が形成される。従って、アウターレンズ102とハウジング104との間の空間SPを換気することができる。
【0023】
このように、換気機構110は、走行風DWを利用して、アウターレンズ102とハウジング104との間の空間SPの気体を後方の第3通路側に積極的に排出することで、空間SPの換気を行う。これにより、アウターレンズ102とハウジング104との間の空間SPの気体に含まれる水分が除去される(空間SPの外部に排出される)ため、空間SPにおける結露(曇り)の発生、例えば、アウターレンズ102の内側における結露の発生を抑制することができる。また、空間SPに結露が発生した場合であっても、車両1が走行することで、かかる結露の除去を積極的に行うことができる。
【0024】
また、図6に示すように、接続通路114の内径bは、接続通路114と接続する第1通路111の他端の内径(開口111bの開口径)aよりも大きいことが好ましい。これにより、アウターレンズ102とハウジング104との間の空間SPから連通孔106、第1通路111を介して第3通路113に向かう気流AF2が接続通路114で阻害されることを低減し、空間SPをスムーズに換気することができる。
【0025】
また、図6に示すように、接続通路114の内径bは、接続通路114と接続する第1通路111の他端の内径(開口111bの開口径)aと、接続通路114と接続する第2通路112の他端の内径(開口112bの開口径)cとの和よりも小さいことが好ましい。これにより、第2通路112に流入する走行風DW(気流AF1)によって、アウターレンズ102とハウジング104との間の空間SPの換気をより確実に行うことができる。
【0026】
また、第3通路113の内径は、車両1の前方から後方に向かって拡大していることが好ましい。これにより、接続通路114で合流する気流AF1及びAF2が第3通路側で阻害されることを低減し、アウターレンズ102とハウジング104との間の空間SPをスムーズに換気することができる。
【0027】
また、図6に示すように、接続通路114の第2通路112の他端に接続する部分の内壁114aは、接続通路114の内側に向かって湾曲している(滑らかに凸となる形状を有する)ことが好ましい。これにより、第2通路112から接続通路114に流入する走行風DW(気体)は、コアンダ効果によって、接続通路114の内壁114aに沿って流れるため、気流AF1と気流AF2とが過度に干渉することを防止することができる。
【0028】
また、第2通路112の第2開口112aは、上述したように、車両1の前方に対して開口しているが、具体的には、図7に示すように、アウターレンズ102に隣接する領域に対して開口していることが好ましい。アウターレンズ102に隣接する領域には、図8に示すように、第2開口112aに対応する位置に空気孔7aが形成されたフロントグリル7が設けられる。このように、第2通路112の第2開口112aがフロントグリル7に対して開口することで、フロントグリル7から取り込んだ走行風DWを第2通路112の第2開口112aで取り込むことができる。また、第2通路112の第2開口112aをフロントグリル7で覆うことができるため、意匠性を高めることができる。ここで、図7は、フロントグリル7を取り外した状態における車両1の前面1aを示す図であり、図8は、フロントグリル7を取り付けた状態における車両1の前面1aを示す図である。なお、図7及び図8では、アウターレンズ102の近傍のみを示している。
【0029】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本実施形態では、本発明をヘッドライトに適用した場合を例に説明したが、本発明は、ターンライトやフォグライトにも適用することが可能であり、走行風の導入孔を工夫することで車両の後部のライト(リアコンビライト)にも適用することができる。
【0030】
<実施形態のまとめ>
1. 上述の実施形態のライトユニットは、車両(例えば、1)に取り付けられるライトユニット(例えば、10)であって、
前記車両の外表面の一部を形成するアウターレンズ(例えば、102)と、
前記アウターレンズに接続し、前記車両の外方を照明する光源が設けられるハウジング(例えば、104)と、
前記ハウジングに設けられ、前記アウターレンズと前記ハウジングとの間の空間(例えば、SP)と前記空間の外部とを連通する連通孔(例えば、106)と、
前記空間を換気するための換気機構(例えば、110)と、を有し、
前記換気機構は、
前記連通孔に接続して前記空間と連通する第1開口(例えば、111a)を一端に含む第1通路(例えば、111)と、
前記車両の前方に対して開口する第2開口(例えば、112a)を一端に含む第2通路(例えば、112)と、
前記車両の後方に対して開口する第3開口(例えば、113a)を一端に含む第3通路(例えば、113)と、
前記第1通路の他端と、前記第2通路の他端と、前記第3通路の他端とが接続される接続通路(例えば、114)と、
を含むことを特徴とする。
【0031】
この実施形態によれば、第2開口を介して第2通路に走行風が流入し、第2通路から接続通路を介して第3通路に向かう気流が形成されるとともに、アウターレンズとハウジングとの間の空間から連通孔、第1通路を介して第3通路に向かう気流が形成されるため、かかる空間を換気することができる。
【0032】
2. 上述の実施形態のライトユニット(例えば、10)では、
前記接続通路(例えば、114)の内径(例えば、b)は、前記接続通路と接続する前記第1通路(例えば、111)の前記他端の内径(例えば、a)よりも大きいことを特徴とする。
【0033】
この実施形態によれば、アウターレンズとハウジングとの間の空間から連通孔、第1通路を介して第3通路に向かう気流が接続通路で阻害されることを低減し、空間をスムーズに換気することができる。
【0034】
3. 上述の実施形態のライトユニット(例えば、10)では、
前記接続通路(例えば、114)の内径(例えば、b)は、前記接続通路と接続する前記第1通路(例えば、111)の前記他端の内径(例えば、a)と前記接続通路と接続する前記第2通路(例えば、112)の前記他端の内径(例えば、c)との和よりも小さいことを特徴とする。
【0035】
この実施形態によれば、第2通路に流入する走行風によって、アウターレンズとハウジングとの間の空間の換気をより確実に行うことができる。
【0036】
4. 上述の実施形態のライトユニット(例えば、10)では、
前記第3通路(例えば、113)の内径は、前記車両(例えば、1)の前方から後方に向かって拡大していることを特徴とする。
【0037】
この実施形態によれば、接続通路で合流する気流が第3通路側で阻害されることを低減し、アウターレンズとハウジングとの間の空間をスムーズに換気することができる。
【0038】
5. 上述の実施形態のライトユニット(例えば、10)では、
前記接続通路(例えば、114)の前記第2通路(例えば、112)の前記他端に接続する部分の内壁(例えば、114a)は、前記接続通路の内側に向かって湾曲していることを特徴とする。
【0039】
この実施形態によれば、第2通路から接続通路に流入する走行風は、コアンダ効果によって、接続通路の内壁に沿って流れるため、第1流路からの気流と第2流路からの気流とが過度に干渉することを防止することができる。
【0040】
6. 上述の実施形態のライトユニット(例えば、10)では、
前記第2通路(例えば、112)の前記第2開口(例えば、112a)は、前記アウターレンズ(例えば、102)と隣接して設けられるフロントグリル(例えば、7)に対して開口することを特徴とする。
【0041】
この実施形態によれば、フロントグリルから取り込んだ走行風を第2通路の第2開口で取り込むことができるとともに、意匠性を高めることができる。
【0042】
7. 上述の実施形態の車両は、車両の前面に取り付けられるライトユニット(例えば、10)を有する車両(例えば、1)であって、
前記ライトユニットは、上述のライトユニットを含むことを特徴とする。
【0043】
この実施形態によれば、上述したライトユニットによって、アウターレンズとハウジングとの間の空間を効率的に換気して、かかる空間における結露(曇り)の発生を抑制することができる。
【符号の説明】
【0044】
1:車両 10:ヘッドライトユニット 102:アウターレンズ 104:ハウジング 106:連通孔 110:換気機構 111:第1通路 111a:第1開口 112:第2通路 112a:第2開口 113:第3通路 113a:第3開口 114:接続通路
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8