特開2018-25675(P2018-25675A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2018-25675情報印字ラベル、配送用伝票及び情報印字ラベルの製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-25675(P2018-25675A)
(43)【公開日】2018年2月15日
(54)【発明の名称】情報印字ラベル、配送用伝票及び情報印字ラベルの製造方法
(51)【国際特許分類】
   G09F 3/02 20060101AFI20180119BHJP
   G09F 3/00 20060101ALI20180119BHJP
   B42D 11/00 20060101ALI20180119BHJP
【FI】
   G09F3/02 A
   G09F3/00 E
   G09F3/02 N
   B42D11/00 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-157479(P2016-157479)
(22)【出願日】2016年8月10日
(71)【出願人】
【識別番号】390027203
【氏名又は名称】株式会社中川製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110000707
【氏名又は名称】特許業務法人竹内・市澤国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】一色 譲
(57)【要約】
【課題】上紙が剥離可能に基材に疑似接着された情報印字ラベルにおいて、ラベルを物に貼付けた状態でラベル表面の上紙の端部を容易且つ確実に摘んで、基材から剥離可能に構成する。
【解決手段】基材2の表面に情報が印字される上紙5が疑似接着され、基材2の裏面側に粘着剤層4が設けられ、この粘着剤層が剥離紙6で覆って情報印字ラベルRを構成するとともに、その周辺部の一側辺に基材2及び粘着剤層4を切除した切欠部7を設ける。ラベルRを物に貼付けたときに切欠部7が捲り部となり、上紙5を容易に摘むことが可能となる。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基材の表面に情報が印字される上紙が疑似接着され、基材の裏面側に粘着剤層が設けられ、この粘着剤層が剥離紙で覆われた構成を有する情報印字ラベルにおいて、
その周辺部の少なくとも一側辺に基材及び粘着剤層を切除した切欠部が設けられた構成を有することを特徴とする情報印字ラベル。
【請求項2】
平面視方形状の情報印字ラベルの一側辺に沿って基材及び粘着剤層を切除した切欠部が設けられた構成を有することを特徴とする情報印字ラベル。
【請求項3】
基材は、表面側に疑似接着部、裏面側に粘着剤層が設けられたプラスチックフィルムである請求項1又は2に記載の情報印字ラベル。
【請求項4】
請求項1から3の何れかに記載の情報印字ラベルの上紙に、荷物を配送処理するための情報を印字して構成された配送用伝票。
【請求項5】
基材の表面に情報が印字される上紙が疑似接着され、基材の裏面に粘着剤層が設けられ、この粘着剤層が剥離紙で覆われた構成を有する情報印字ラベルの原反シートを上紙、基材及び粘着剤層からなる上部層と剥離紙のみの下部層の二つに分離する工程と、
前記上部層の一側の端部よりも内方寄りの部分で粘着剤層の下面から上紙下面に至る切込みを入れて当該部分から端部までの基材及び粘着剤層を切除する工程と、
前記端部側の基材及び粘着剤層が切除された上部層の粘着剤層に前記下部層の剥離紙を一体に貼り合わせる工程と、
前記貼り合わされた上下層のシートを情報印字ラベルの形態に加工する工程と、
の処理工程を経て情報印字ラベルを製造することを特徴とする情報印字ラベルの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、裏面側に物の表面に貼付けるための粘着剤層を有し、表面側にインクジェトプリンタやレーザープリンタなどのノンインパクトプリンタを用いて情報を印字し或いは印刷することで配送用伝票などの各種の帳票を構成する情報印字ラベルの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
荷物の配送に用いられる配送用伝票として、例えば図8(A)に示されるように、荷物が梱包された箱や袋に貼付けられる貼付票DS1、受取主に荷物を配達した際に配送業者が持ち帰る配達票DS2及び受取主の控えとして利用される領収証DS3などの帳票を、一枚のラベル上にレイアウトされた形態のものが知られている。
【0003】
このような配送用伝票は、同図(B)に示されるように、基材101と、基材101の表面側に疑似接着部102に剥離可能に接着していてスリット103により前記各帳票が区画形成された上紙104と、基材101の裏面側に設けられた粘着剤層105と、これを被覆保護する剥離紙106とが重合一体化した三層構造の情報印字ラベル100により形成され、これをインクジェットプリンタやレーザープリンタなどにセットし、前記上紙104にレイアウトされた各帳票の表面に、荷物配送に必要な情報を印字・印刷することにより作製される。
図示した配送用伝票DSは、その一端に設けられたスリット103aに沿って帯状のマージン部100Aと方形状の帳票部100Bとに区画形成されており、使用に際し、帳票部100Bの下側に重合した剥離紙106とともにマージン部100Aを前記スリット103aに沿って帳票部100Bから分離し、粘着剤105を露出させた帳票部100Bを荷物が梱包された段ボール製の箱の上面に貼付けて荷物を配送に供する。
そして、前記貼付票DS1に印字された届け先や伝票番号、バーコードなどの情報に基づいて荷物を配送し、配送業者が荷物を受取主に引き渡すときには、配達票DS2に受取主の受領印や署名を貰った上で配送業者が配達票DS2を基材101から剥がして持ち帰り、また、受取主宅において基材101から領収証DS3を剥がして保管することができるようになっている(例えば特許文献1、2参照)。
【0004】
また、台紙の裏面全面に粘着剤を塗布して粘着剤層が形成され、この粘着剤層に剥離紙を貼り合わせてなる二層構造のラベルにおいて、原反から引き出されたラベルの剥離紙を分離した状態で、粘着剤層の一部にワニスや印刷インキ、或いはその他の薬品を印刷するなどして非粘着層(糊殺し部)を形成し、非粘着層を乾燥して定着させた後、前記分離した剥離紙をしたラベルに貼り合わせ、その後、型抜きを行なって粘着剤層中に非粘着層を有する感圧性ラベルを製造する方法が知られている(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−63171号公報
【特許文献2】特開2007−203476号公報
【特許文献3】特開2000−144065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記図示した配送用伝票は、配達票DS2と領収証DS3の側辺縁部に、糊殺しがなされて接着されていない剥がし口107が三角形状に縁取られて設けてあり、この剥がし口107を指先で摘んで引っ張ることで両票を基材101から剥がすことが可能であるが、剥がし口107が配送用伝票DSの側辺縁部に埋まっているため、剥がし口107を狙って指先を添え難く、また、配送用伝票DSは極めて薄く、これを箱の上面に貼付けると当該箱上面と略面一になることと相俟って、剥がし口107を指先で引き起こしてこれを摘む操作に手間取ることがあった。
受取主宅での配達票DS2の剥離操作に手間取らないようにするため、配送業者は携帯するボールペンなどのペン先を前記剥がし口107の下側に押し入れて剥がし口107を捲り上げ、捲り上がった部分を摘んで配達票DS2を基材101から剥がす操作が必要であった。
【0007】
剥がし口107の面積が大きい程、指先で摘む操作が容易となり、前記二層構造の感圧性ラベルの製造方法のように、非粘着層である糊殺し部を薬品の印刷部分を広くして形成することも可能であるが、薬品を塗布して非粘着層を形成したのでは、製造工程中に薬品を塗布する手段や乾燥させる手段が必要となるため、製造装置の装置構成が大型化し、ラベルの製造コストも高くならざるを得ない。また、前記感圧性ラベルの製造方法では、粘着剤層に糊殺しの部である非粘着層を形成することができるものの、粘着剤層が設けられた基材そのものを部分的に切除することはできない。
【0008】
基材の表面に上紙が疑似接着し、基材の裏面側に粘着剤層が設けられ且つこれを剥離紙で被覆した三層構造の配送用伝票においては、前記剥がし口107のような糊殺し部を形成する場合に粘着剤層中に非粘着層を形成する加工設備が必要となるため製造コストが高くならざるを得ない。
現状、配送コストを抑えるために、糊殺し部のない構成の伝票が最も広く利用されているが、かかる構成のものでは、上紙にレイアウトされた配達票を引き剥がすのに、基材の上紙が疑似接着している表面側端部を指で擦ったり前記の通りペン先を押し入れたりするなど操作が必要となって上紙端部を摘むのに著しい手間を要し、とりわけ基材がプラスチックフィルムからなるフィルム基材の場合は基材そのものが薄肉であることと相俟って疑似接着している上紙の端部を摘む操作が難しいという問題がある。
【0009】
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み、プリンタで情報が印字・印刷される表面の上紙が剥離可能に基材に疑似接着された構成を有する情報印字ラベルにおいて、ラベルを物に貼付けた状態でラベル表面の上紙の端部を容易且つ確実に摘んで、基材から簡単に剥離することができるようにすること、及びこのようなラベルを、製造装置を大型化せずに低コストで作製できるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するため本発明は、基材の表面に情報が印字される上紙が疑似接着され、基材の裏面側に粘着剤層が設けられ、この粘着剤層が剥離紙で覆われた構成を有する情報印字ラベルにおいて、その周辺部の少なくとも一側辺に基材及び粘着剤層を切除した切欠部が設けられた構成を有することを特徴とする。
前記構成の情報印字ラベルにおいて、平面視方形状の情報印字ラベルの一側辺に沿って基材及び粘着剤層を切除した切欠部が設けられた構成を有することを特徴とする。
また、前記構成の情報印字ラベルの基材は、表面側に疑似接着部、裏面側に粘着剤層が設けられた熱融着フィルムなどの各種プラスチックフィルムや、紙製又は合成樹脂製のシート材により形成することができる。
なお、基材の表面側に設けられる疑似接着部は、基材の表面に重ねた上紙を剥離可能に保持する部分であり、例えば基材がプラスチックフィルムの場合は基材表面に重ねた上紙を熱融着するなどして疑似接着部が形成され、また、基材が紙製のシート材である場合にはシート材表面に接着剤を塗布した上で上紙を疑似接着することで疑似接着部が形成される。基材の表面に上紙が剥離可能に疑似接着されるのであれば疑似接着部の態様は問わない。
【0011】
これによれば、剥離紙を引き剥がして露出させた粘着剤層を物に貼付けることで情報印字ラベルを物の表面に定着させることができる。この状態で、ラベル周辺の一側は、基材及び粘着剤層が切除された切欠部となっており、物の表面とラベルの最上部である上紙との間に基材及び粘着剤層の厚み分の段差ができるので、この段差の部分に指先を入れて上紙の端部を容易に摘むことができ、そのまま上紙を上方へ引っ張ることで、疑似接着していた基材上面から上紙を簡単且つ確実に引き剥がすことができる。
基材及び粘着剤層を切除した切欠部は情報印字ラベルの側辺に沿って当該側辺全体に設けられているので、上紙が凹部に埋まって摘み難くなるようなことはなく、指先で確実に上紙を摘み上げることが可能である。
【0012】
本発明の情報印字ラベルは、上紙に荷物を配送処理するための情報を印字して配送用伝票を構成するなど、物に貼付けて使用される用途の各種帳票を構成することができ、上紙にはプリンタなどを使用して、構成する帳票に応じた情報が印字或いは印刷される。
【0013】
また、本発明の情報印字ラベルの製造方法は、
基材の表面に情報が印字される上紙が疑似接着され、基材の裏面に粘着剤層が設けられ、この粘着剤層が剥離紙で覆われた構成を有する情報印字ラベルの原反シートを上紙、基材及び粘着剤層からなる上部層と剥離紙のみの下部層の二つに分離する原反分離処理工程と、
前記上部層の一側の端部よりも内方寄りの部分で粘着剤層の下面から上紙の下面に至る切込みを入れて当該部分から端部までの基材及び粘着剤層を切除する切欠部形成処理工程と、
前記端部側の基材及び粘着剤層が切除された上部層の粘着剤層に前記下部層の剥離紙を一体に貼り合わせる再貼り合わせ処理工程と、
前記貼り合わされた上下層のシートを情報印字ラベルの形態に加工するラベル作製処理工程と、の処理工程を経て前記構成のラベルが作製されることを特徴とする。
【0014】
これによれば、情報印字ラベルの原反シートを上紙、基材及び粘着剤層と剥離紙とに分離した後、上紙、基材及び粘着剤層の側に粘着剤層の下面から刃入れをして基材及び粘着剤層を部分的にして切除し、その後、剥離紙を貼り合わせることで、ラベルの側端部に基材及び粘着剤層が切除した切欠部が形成される。非粘着層を粘着剤層に形成するための薬品を塗布する手段や乾燥手段は不要であり、製造装置の装置構成を大型にすることなく、上紙の剥離が容易な情報印字ラベルを作製することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の情報印字ラベルの原反シートの端部拡大断面図である。
図2図1に示した原反シートを上部層と下部層に分離した状態のラベル端部拡大断面図である。
図3図2の上部層に切断刃を入れる状態のラベル端部拡大断面図である。
図4】上部層の基材及び粘着剤層を部分的に切除した状態のラベル端部拡大断面図である。
図5図4の上部層に下部層の剥離紙を再度貼り合わせた状態のラベル端部拡大断面図である。
図6図5の上下層が貼り合わされたラベルにスリットを入れるなどをして一枚毎のラベルの形態に加工した状態のラベル端部拡大断面図である。
図7図6のラベルを箱の表面に貼付けた状態の要部断面図である。
図8】従来の配送用伝票の一例を示す(A)は外観図、(B)は要部縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の好適な実施形態を、図面を参照して説明する。
前述の通り、本発明の情報印字ラベルは、基材と基材の表面に疑似接着された上紙と基材裏面に粘着剤層を被覆する剥離紙の三層構造のラベルであり、その周辺部の一側辺に基材及び粘着剤層を切除した切欠部が設けられた構成を備えたものであり、剥離紙を剥がして物の表面に貼付けたときに、切欠部が形成されていることにより、物の表面とラベルの最上部である上紙との間に基材及び粘着剤層の厚み分の段差ができ、この段差の部分に指先を入れて上紙の端部を容易に摘めるようにして、上紙を基材から引き剥がす操作を簡単且つ確実に行えるようにしたものである。
【0017】
このような構成の情報印字ラベルRは、ラベル原反を加工してラベルを製造する処理、具体的には原反分離処理工程、切欠部形成処理工程、再貼り合わせ処理工程及びラベル作製処理工程の各処理工程を経て製造することができる。
【0018】
図1は情報印字ラベルRの素材であるラベル原反1の断面を示しており、ラベル原反1は、表面側に疑似接着部3、裏面側に粘着剤層4が設けられた基材2と、基材2の表面の疑似接着部3に剥離可能に接着した上紙5と、基材2の裏面の粘着剤層4を被覆保護する剥離紙6とが一体に重なったシートからなっている。
【0019】
先ず、原反分離処理工程において、図2に示されるように、ラベル原反1の剥離紙6を剥がし取り、上紙5、基材2及び粘着剤層4からなる上部層1Aと、剥離紙6のみの下部層1Bの二つに分離する。
【0020】
次いで、切欠部形成処理工程において、図3に示されるように、上部層1Aの一側の端部よりも内方より、例えば端部から5mm程度内方へ寄った部分に、粘着剤層4の下面から切断刃8を差し込み、粘着剤層4の下面から上紙5の下面に至る深さで刃入れをして、図4に示されるように、当該端部部分の基材2及び粘着剤層4を部分的に切除する。
【0021】
上部層1Aの基材2及び粘着剤層4を部分的に切除したならば、再貼り合わせ処理工程において、図5に示されるように、下部層1Bである剥離紙6を上部層1Aの粘着剤層4の下面に再び一体に貼り合わせる。
剥離紙6を再貼り合わせすることで、ラベル原反シート1には、その側端部に基材2及び粘着剤層4が切除された切欠部7が形成される。
前記原反分離処理工程、切欠部形成処理工程及び再貼り合わせ処理工程の加工は、ラベル原反シート1のロールからシートを引き出し搬送しながら連続的に行なわれ、切欠部形成処理工程で基材2及び粘着剤層4の側端部の切除された部分は切除と同時にロールに巻き取られる。
【0022】
そして、ラベル作製処理工程において、切欠部7が形成されたラベル原反シート1を、前記図8に示された一枚一枚の情報印字ラベルRの形態に加工するため、図6に示されるように、シートにスリット9を入れる加工やカス抜き加工をしたりミシン目を入れたりする加工を施してシートを情報印字ラベルRの形態に加工し、加工されたシートを巻き取り或いは複数の情報印字ラベルR毎に折加工することで情報印字ラベルRが製造される。
ラベル作製処理工程は、前記再貼り合わせ処理工程に引き続いて連続的に行なってもよく、再貼り合わせ処理工程で切欠部7が形成されたシートをロールに一旦巻き取り、その後、巻き取ったシートをラベル作製処理工程で帳票の形態に応じた情報印字ラベルRの形態に加工してもよい。なお、前記ラベル原反シート1の加工処理の工程中で上紙5の表面に帳票の形態に応じた印刷が適宜行なわれる。
【0023】
このように形成された情報印字ラベルRは、例えば前記図8に示された配送用伝票の形態に作製されて使用される場合、これをインクジェットプリンタやレーザープリンタなどにセットして上紙5に荷物配送に必要な情報を印字・印刷し、剥離紙6を剥がして配送する荷物の箱の上面に貼付けて荷物を配送に供することができる。
荷物を受取主に届けた際に、配送業者は上紙5内にレイアウトされたが配達票を剥がして持ち帰るが、図7に示されるように、荷物の箱10に貼付けられた情報印字ラベルRは、その側端部に基材2及び粘着剤層4が切除された切欠部7が設けられているので、上紙5の縁部の下方に切除された基材2及び粘着剤層4の厚み分の段差が箱10の表面との間に生じる。そして、この段差の部分に指先を入れれば、配達票がレイアウトされた上紙5の端部を容易に摘むことが可能であり、そのまま上紙5を上方へ引っ張ることで、疑似接着していた基材2から簡単且つ確実に引き剥がすことができる。ボールペンなどの上紙5を引き剥がすための道具は不要である。
【0024】
なお、本発明の情報印字ラベルは、図8に示された配送用伝票の他に、物に貼付けて使用される各種帳票に使用することが可能である。図示した情報印字ラベルである配送用伝票は平面視方形状に形成されているが、三角形や五角形などの方形以外の多角形状に形成されていてもよく、その場合、その周辺の一部に上紙を摘む際の捲り起因部となる基材及び粘着剤層を切除した切欠部が設けてあればよい。
図示した情報印字ラベルと配送用伝票の形態は本発明の実施態様の一例を示すものであり、本発明はこれに限定されず、利用する帳票やラベルの形態などに応じて適宜な形態で構成することが可能である。
【符号の説明】
【0025】
R 情報印字ラベル、1 ラベル原反シート、2 基材、3 疑似接着部、4 粘着剤層、5 上紙、6 剥離紙、7 切欠部、8 切断刃、9 スリット、10 荷物の箱
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8