特開2018-51754(P2018-51754A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2018-51754スリッタ、シート裁断機、及びシート加工装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-51754(P2018-51754A)
(43)【公開日】2018年4月5日
(54)【発明の名称】スリッタ、シート裁断機、及びシート加工装置
(51)【国際特許分類】
   B26D 1/24 20060101AFI20180309BHJP
   B26D 7/18 20060101ALI20180309BHJP
【FI】
   B26D1/24 B
   B26D1/24 E
   B26D7/18 E
   B26D7/18 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】27
【出願形態】OL
【全頁数】33
(21)【出願番号】特願2017-161511(P2017-161511)
(22)【出願日】2017年8月24日
(31)【優先権主張番号】特願2016-184607(P2016-184607)
(32)【優先日】2016年9月21日
(33)【優先権主張国】JP
(71)【出願人】
【識別番号】390002129
【氏名又は名称】デュプロ精工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100118625
【弁理士】
【氏名又は名称】大畠 康
(74)【代理人】
【識別番号】100144200
【弁理士】
【氏名又は名称】奥西 祐之
(72)【発明者】
【氏名】大岩 英紀
(72)【発明者】
【氏名】松本 雅靖
(72)【発明者】
【氏名】山口 太一
【テーマコード(参考)】
3C021
3C027
【Fターム(参考)】
3C021FA01
3C021FC01
3C027VV04
3C027VV05
3C027WW05
3C027WW11
3C027WW14
(57)【要約】      (修正有)
【課題】裁断によって生成するシート片の幅寸法を小さくでき且つ自由に設定できるスリッタを提供すること。
【解決手段】上回転刃71と、下回転刃72と、上回転刃71を保持する上ハウジングと、下回転刃72を保持する下ハウジングと、を備えており、上回転刃71の裁断面711側の先端と下回転刃72の裁断面721側の先端とが擦り合うように両回転刃71、72が回転することによって、両回転刃71、72の間を通るシートを裁断するようになっている、スリッタ7Aにおいて、上回転刃71が裁断面711側において片持ち支持部78によって片持ち支持されており、下回転刃72が非裁断面722側において片持ち支持部79によって片持ち支持されている、ことを特徴としている。
【選択図】図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上回転刃と、下回転刃と、前記上回転刃を保持する上ハウジングと、前記下回転刃を保持する下ハウジングと、を備えており、前記上回転刃の裁断面側の先端と前記下回転刃の裁断面側の先端とが擦り合うように前記両回転刃が回転することによって、前記両回転刃の間を通るシートを裁断するようになっている、スリッタにおいて、
前記上回転刃及び前記下回転刃の、一方の回転刃が、第1片持ち支持部によって、前記一方の回転刃の前記裁断面側において片持ち支持されている、
ことを特徴とするスリッタ。
【請求項2】
前記上回転刃及び前記下回転刃の、他方の回転刃が、第2片持ち支持部によって、前記他方の回転刃の前記非裁断面側において片持ち支持されている、
請求項1記載のスリッタ。
【請求項3】
前記第1片持ち支持部は、前記一方の回転刃を支持する第1回転軸を、軸心に対して揺動不能に保持するようになっている、
請求項1記載のスリッタ。
【請求項4】
前記第2片持ち支持部は、前記他方の回転刃を支持する第2回転軸を、軸心に対して揺動不能に保持するようになっている、
請求項2記載のスリッタ。
【請求項5】
前記上回転刃及び前記下回転刃の、前記他方の回転刃が、両持ち支持部によって保持されており、
前記両持ち支持部は、前記他方の回転刃を支持する第2回転軸の軸芯の傾きを調整する傾き調整部を、備えている、
請求項1記載のスリッタ。
【請求項6】
前記傾き調整部は、前記第2回転軸の前記軸芯の前後方向における傾きを、調整するようになっている、
請求項5記載のスリッタ。
【請求項7】
前記傾き調整部は、前記第2回転軸の前記軸芯の上下方向における傾きを、調整するようになっている、
請求項5又は6に記載のスリッタ。
【請求項8】
前記一方の回転刃を保持する第1ハウジングの、前記一方の回転刃の非裁断面側の方向に向いている第1側面が、前記一方の回転刃の前記非裁断面よりも前記非裁断面側の方向に、突出していない、
請求項1〜7の何れか一つに記載のスリッタ。
【請求項9】
前記第1ハウジングの前記第1側面が、前記一方の回転刃の前記裁断面よりも前記非裁断面側に、位置している、
請求項8記載のスリッタ。
【請求項10】
裁断によって生成したシート片を裁ち屑として排除する裁ち屑排除部材を、前記他方の回転刃の前記裁断面側に、備えている、
請求項1〜9の何れか一つに記載のスリッタ。
【請求項11】
前記裁ち屑排除部材は、裁断によって生成した前記シート片に接触して前記シート片を案内するシートガイドを、有しており、
前記シートガイドは、前記シート片を排除方向へ案内する排除態様と、前記シート片を非排除方向に案内する退避態様とに、変位できるように、設けられている、
請求項10記載のスリッタ。
【請求項12】
前記排除態様が、前記一方の回転刃の前記裁断面と前記非裁断面との間で前記シート片に接触する第1排除態様と、前記一方の回転刃の前記非裁断面よりも前記非裁断面側で前記シート片に接触する第2排除態様と、を有しており、
前記シートガイドは、前記第1排除態様と、前記第2排除態様と、前記退避態様とに、変位できるように、設けられている、
請求項11記載のスリッタ。
【請求項13】
裁断によって生成したシート片を裁ち屑として排除する裁ち屑排除補助部材を、前記他方の回転刃の前記裁断面側に、着脱自在に備えている、
請求項1〜12の何れか一つに記載のスリッタ。
【請求項14】
裁断によって生成したシート片の搬送方向下流への搬送を補助するシート搬送補助部材を、前記他方の回転刃の前記裁断面側に、備えている、
請求項1〜9の何れか一つに記載のスリッタ。
【請求項15】
前記シート搬送補助部材は、裁断によって生成した前記シート片に接触して前記シート片の搬送を補助する搬送補助ガイドを、有しており、
前記搬送補助ガイドは、前記一方の回転刃の前記裁断面と前記非裁断面との間で前記シート片に接触する第1搬送補助位置と、前記一方の回転刃の前記非裁断面よりも前記非裁断面側で前記シート片に接触する第2搬送補助位置との間を、移動できるように、設けられている、請求項14記載のスリッタ。
【請求項16】
搬送されるシートに対して、一度に複数の裁断加工を施す、シート裁断機において、
請求項1〜15の何れか一つに記載のスリッタを、幅方向に、複数個、有しており、
全てのスリッタが、前記シートの搬送方向に沿って、シートを裁断するように、設けられている、
ことを特徴とするシート裁断機。
【請求項17】
前記スリッタとして、少なくとも、
前記裁断面側において片持ち支持された前記一方の回転刃の、前記非裁断面が、前記裁断面の右側に位置している、右型スリッタと、
前記裁断面側において片持ち支持された前記一方の回転刃の、前記非裁断面が、前記裁断面の左側に位置している、左型スリッタと、
を有している、
請求項16記載のシート裁断機。
【請求項18】
前記右型スリッタと前記左型スリッタとが、各々の前記一方の回転刃の前記非裁断面が対向するように、配置されている、
請求項17記載のシート裁断機。
【請求項19】
前記スリッタは、前記幅方向に移動自在に、設けられている、
請求項16〜18の何れか一つに記載のシート裁断機。
【請求項20】
前記スリッタの各々を電気駆動によって前記幅方向に移動させる電動移動機構を、備えている、
請求項19記載のシート裁断機。
【請求項21】
シートを搬送しながら前記シートに対して加工を施す、シート加工装置において、
請求項1〜15の何れか一つに記載のスリッタが、幅方向に、複数個並んで、設けられており、
全てのスリッタが、前記シートの搬送方向に沿って、シートを裁断するように、設けられている、
ことを特徴とするシート加工装置。
【請求項22】
前記スリッタとして、少なくとも、
前記裁断面側において片持ち支持された前記一方の回転刃の、前記非裁断面が、前記裁断面の右側に位置している、右型スリッタと、
前記裁断面側において片持ち支持された前記一方の回転刃の、前記非裁断面が、前記裁断面の左側に位置している、左型スリッタと、
を有している、
請求項21記載のシート加工装置。
【請求項23】
前記右型スリッタと前記左型スリッタとが、各々の前記一方の回転刃の前記非裁断面が対向するように、配置されている、
請求項22記載のシート加工装置。
【請求項24】
前記スリッタは、前記幅方向に移動自在に、設けられている、
請求項21〜23の何れか一つに記載のシート加工装置。
【請求項25】
前記スリッタの各々を電気駆動によって前記幅方向に移動させる電動移動機構を、備えている、
請求項24記載のシート加工装置。
【請求項26】
シートを搬送しながらシートに対して加工を施す、シート加工装置において、
請求項16〜20の何れか一つに記載のシート裁断機を、少なくとも有している、
ことを特徴とするシート加工装置。
【請求項27】
前記シート裁断機は、ユニットとして、加工装置本体に対して着脱自在に、設けられている、
請求項26記載のシート加工装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを裁断するスリッタ、及び、該スリッタを含むシート裁断機及びシート加工装置に、関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、上刃に対して2枚の下刃が幅方向両側から接した構造を有するスリッタが、示されている。これによれば、上刃の両側で裁断が行われる。
【0003】
特許文献2には、上ハウジングに保持された上回転刃と下ハウジングに保持された下回転刃とを擦り合わせて裁断を行うスリッタが、示されている。このスリッタでは、上ハウジングも下ハウジングも、それぞれ、回転刃の両側に所定寸法張り出した大きさを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−239308号公報
【特許文献2】特開2012−76163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のスリッタでは、裁断によって生成するシート片の幅寸法が上刃の幅寸法によって決まるために、シート片の幅を自由に設定することができなかった。また、特許文献2のスリッタでは、2個のスリッタの裁断位置を近づけるために、2個のスリッタを密着させようとしても、ハウジングの張り出し部が介在するために、所定距離以上は近づけることができず、したがって、裁断によって生成するシート片の幅寸法を小さくすることが困難であった。
【0006】
本発明は、裁断によって生成するシート片の幅寸法を小さくでき且つ自由に設定できるスリッタを提供すること、更には、そのスリッタを含むシート裁断機及びシート加工装置を提供すること、を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1態様のスリッタは、上回転刃と、下回転刃と、前記上回転刃を保持する上ハウジングと、前記下回転刃を保持する下ハウジングと、を備えており、前記上回転刃の裁断面側の先端と前記下回転刃の裁断面側の先端とが擦り合うように前記両回転刃が回転することによって、前記両回転刃の間を通るシートを裁断するようになっている、スリッタにおいて、前記上回転刃及び前記下回転刃の、一方の回転刃が、第1片持ち支持部によって、前記一方の回転刃の前記裁断面側において片持ち支持されている、ことを特徴としている。
【0008】
本発明の第2態様のシート裁断機は、搬送されるシートに対して、一度に複数の裁断加工を施す、シート裁断機において、前記第1態様のスリッタを、複数個、有しており、全てのスリッタが、前記シートの搬送方向に沿って、シートを裁断するように、設けられている、ことを特徴としている。
【0009】
本発明の第3態様のシート加工装置は、シートを搬送しながら前記シートに対して加工を施す、シート加工装置において、前記第1態様のスリッタを、幅方向に、複数個並んで、設けられており、全てのスリッタが、前記シートの搬送方向に沿って、シートを裁断するように、設けられている、ことを特徴としている。
【0010】
本発明の第4態様のシート加工装置は、シートを搬送しながらシートに対して加工を施す、シート加工装置において、前記第2態様のシート裁断機を、少なくとも有している、ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明の第1態様のスリッタによれば、裁断によって生成するシート片の幅寸法を非常に小さくでき且つ自由に設定できる。
【0012】
本発明の第2態様のシート裁断機によれば、幅寸法が非常に小さいシート片が生成するような裁断加工を行うことができる。
【0013】
本発明の第3及び第4態様のシート加工装置によれば、裁断加工を行う前及び/又は行った後、更にシートを加工できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】第1実施形態のスリッタを含むシート裁断機及びシート加工装置を示す縦断面略図である。
図2図1のシート裁断機を上流側から見た図である。
図3】第1実施形態の右型スリッタを上流側の少し上方から見た斜視図である。
図4図3の右型スリッタの右側面図である。
図5図3の右型スリッタを上流側から見た正面図である。
図6図3の右型スリッタの左側面図である。
図7図3の右型スリッタの背面図である。
図8図3の右型スリッタの上面図である。
図9図3の右型スリッタの底面図である。
図10図4のX−X断面矢視図である。
【0015】
図11図10の略図である。
図12】裁ち屑排除部材が退避態様である右型スリッタを上流側の少し上方から見た斜視図である。
図13図12の右型スリッタの右側面図である。
図14】裁ち屑排除部材が排除態様である右型スリッタを下方から見た斜視図である。
図15】裁ち屑排除部材が退避態様である右型スリッタを下方から見た斜視図である。
図16】裁ち屑排除部材が退避態様である右型スリッタの底面図である。
図17】右型スリッタと左型スリッタとを密着させた組み合わせの一例を示す略図である。
図18】右型スリッタ同士を密着させた組み合わせの一例を示す略図である。
図19】左型スリッタ同士を密着させた組み合わせの一例を示す略図である。
図20】右型スリッタと左型スリッタとを密着させた組み合わせの別例を示す略図である。
【0016】
図21】第2実施形態の右型スリッタを上流側の少し上方から見た斜視図である。
図22図21の右型スリッタの右側面視図である。
図23図21の右型スリッタを上流側から見た正面図である。
図24図21の右型スリッタの背面図である。
図25図21の右型スリッタの底面図である。
図26】裁ち屑排除部材が第2排除態様である右型スリッタを上流側の少し上方から見た斜視図である。
図27】裁ち屑排除部材が第2排除態様である右型スリッタの右側面図である。
図28】裁ち屑排除部材が退避態様である右型スリッタを上流側の少し上方から見た斜視図である。
図29】裁ち屑排除部材が退避態様である右型スリッタの右側面図である。
【0017】
図30】裁ち屑排除部材が第1排除態様である右型スリッタを下方から見た斜視図である。
図31】裁ち屑排除部材が第2排除態様である右型スリッタを下方から見た斜視図である。
図32】裁ち屑排除部材が退避態様である右型スリッタを下方から見た斜視図である。
図33】第3実施形態の右型スリッタを上流側の少し上方から見た斜視図である。
図34図33の右型スリッタの右側面図である。
図35図33の右型スリッタを下流側の少し上方から見た斜視図である。
図36】第4実施形態の右型スリッタの底面図である。
図37】別の実施形態の右型スリッタの断面図である。
図38図37の右型スリッタの斜視図である。
図39図37の右型スリッタの可動板の斜視図である。
【0018】
図40図37の右型スリッタの下ハウジングの平面略図である。
図41図37の右型スリッタの上流側から見た略図である。
図42図37の右型スリッタと同じ構成の左型スリッタとを密着させた組み合わせの一例を示す略図である。
図43】別の実施形態の右型スリッタの略図である。
図44】シート搬送補助部材を備えた右型スリッタの斜視図である。
図45図44の右型スリッタの右側面図である。
図46】ラップ量を説明する図である。
図47】連結板の一例を示す斜視図である。
図48】シート裁断機における右型スリッタの装着状態を上流側から見た斜視図である。
図49】右型スリッタ及び左型スリッタをシート裁断機に対して着脱する際の様子を上流側から見た図である。
【0019】
図50】シート裁断機による加工内容の一例を示す図である。
図51】第2実施形態のシート裁断機のスリッタ用の電気駆動機構の一例を示す図である。
図52】第3実施形態のシート裁断機のスリッタ用の電気駆動機構の別例を示す図である。
図53】別の実施形態のシート裁断機を上流側から見た図である。
図54】第1実施形態のシート加工装置の斜視部分図である。
図55】別の実施形態のシート加工装置の斜視部分図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
<スリッタ>
[第1実施形態]
図1は、本実施形態のスリッタを含むシート裁断機及びシート加工装置を示す縦断面略図である。シート加工装置1は、装置本体10の両端に、給紙トレイ111を有する給紙部11と、排紙トレイ121を有する排紙部12と、を備えている。給紙部11から排紙部12へは、多数個の対のローラ21からなる搬送部20によって搬送路22が構成されている。搬送部20は、シート100を、給紙部11から排紙部12へ向けて、矢印Y方向に、1枚ずつ搬送するようになっている。矢印Yが示す搬送方向において、給紙部11側を「上流側」と称し、排紙部12側を「下流側」と称する。そして、搬送路22には、給紙部11側から、搬送補正部、情報読取部、及びリジェクト部等(図示せず)を、経て、加工部3A、4A、5Aが設けられている。ここでは、加工部3Aが、シートを幅方向の任意の位置で搬送方向Yに沿って裁断する加工のみを行う、シート裁断部である。加工部4Aは、例えば、シートを幅方向の任意の位置で搬送方向Yに沿ってクリース加工するクリース加工部であり、加工部5Aは、例えば、シートの幅方向に沿ってシートを裁断する横シート裁断部である。なお、「幅方向」とは、搬送方向Yに対して直交した方向Xである。また、上流側から下流側を見たときに、幅方向の右方を「右側」(又は単に「右」)と称し、幅方向の左方を「左側」(又は単に「左」)と称する。なお、加工部4A、5Aは、他の任意の種類の加工を行う加工部であってもよい。また、シート裁断部を、加工部4A、5Aの少なくとも一方に設けてもよく、その場合、加工部3Aは、他の任意の種類の加工を行う加工部であってもよい。また、加工部は、2つ以上任意の数だけ備えることができる。
【0021】
また、シート加工装置1は、装置全体の作動を制御する制御部6を装置本体10内に備えている。制御部6は、CPU、ROM、RAM等により、実現されている。制御部6には、操作パネル60が接続されている。更に、シート加工装置1は、シートの加工によって発生する切り屑(裁ち屑も含む)を収容するためのゴミ箱110を装置本体10内の底部に有している。
【0022】
図2は、加工部3Aに設けられたシート裁断機3を搬送方向上流側から見た図である。このシート裁断機3は、幅方向に並んだ6個のスリッタを備えている。スリッタには、右型スリッタ7Aと左型スリッタ7Bの2種類がある。右型スリッタ7Aと左型スリッタ7Bとは、互いに左右対称の構造を有する点が異なるだけである。なお、シート裁断機3が備えるスリッタの数は、6個に限るものではなく、1個以上任意であり、本実施形態では最大10個である。
【0023】
(具体的構成)
図3は、右型スリッタ7Aを上流側の少し上方から見た斜視図である。図4図9は右型スリッタ7Aの六面図であり、図4は右側面図であり、図5は上流側から見た正面図であり、図6は左側面図であり、図7は背面図であり、図8は上面図であり、図9は底面図である。これらの図に示されるように、右型スリッタ7Aは、上回転刃71と、下回転刃72と、箱状の上ハウジング75と、箱状の下ハウジング76と、両ハウジング75、76を連結した連結板77と、裁ち屑排除部材73と、を有している。
【0024】
図10は、図4のX−X断面矢視図である。上回転刃71は、上ハウジング75の右端に位置しており、片持ち支持部78によって、上回転刃71の裁断面711側において片持ち支持されている。下回転刃72は、下ハウジング76の右端近傍に位置しており、片持ち支持部79によって、下回転刃72の非裁断面722側において片持ち支持されている。但し、下回転刃72は、上回転刃71より左側に位置している。図11は、図10の略図である。上回転刃71は、平刃である。右型スリッタ7Aは、上回転刃71の裁断面711側の先端と下回転刃72の裁断面721側の先端とが擦り合うように両回転刃71、72が回転することによって、両回転刃71、72の間を通るシートを裁断するようになっている。ちなみに、裁断によって生成した2枚のシート片101、102は、図7に示されるように、連結板77の折れ部771にて分けられて、下流へ通過していく。なお、上回転刃71は、下回転刃72と同様の形状を有する回転刃を用いてもよい。
【0025】
片持ち支持部78は、間隔を置いて配置された2個のベアリング781、782によって、上回転刃71を支持する回転軸741を軸心7411に対して揺動不能に支持している。これによって、上回転刃71の片持ち支持を実現している。また、片持ち支持部79は、間隔を置いて配置された2個のベアリング791、792によって、下回転刃72を支持する回転軸742を軸心7421に対して揺動不能に支持している。これによって、下回転刃72の片持ち支持を実現している。
【0026】
このような片持ち支持は、種々のパラメーターに基づく条件を満たすことによって実現されるが、例えば、一般的に望ましいとされる条件は、図11に示されている寸法A、B、Cについて、A/Cを大きくし、また、Bも大きくすることである。なお、「A」はベアリングが支持する幅寸法、「B」はベアリングの外径、「C」はベアリングの端縁から裁断面711までの幅寸法である。
【0027】
上ハウジング75は、平面視矩形を有しており、第1側面751(図8)が、上回転刃71の非裁断面712側の方向X1(幅方向右側方向)に、向いている。なお、方向X2は、上回転刃71の裁断面711側の方向であり、幅方向左側方向である。そして、第1側面751は、上回転刃71の非裁断面712と同一平面を構成している。すなわち、第1側面751は、非裁断面712よりも非裁断面712側の方向X1に突出しておらず、また、裁断面711よりも非裁断面712側に位置している。
【0028】
裁ち屑排除部材73は、裁断によって生成したシート片を排除するように、下回転刃72の裁断面721側に、設けられている。裁ち屑排除部材73は、シートガイド731と、操作板732と、を備えている。シートガイド731は、下向きに延在する湾曲面部7311と平坦な上面部7312とを有するガイド本体7310と、ガイド本体7310から下方に延びたレバー部7313と、を有している。湾曲面部7311は、搬送方向上流に向いている。操作板732は、下ハウジング76の下方に水平に固定されており、レバー部7313が貫通した孔部7320を有している。孔部7320は、図9に示されるように、レバー部7313を固定するための第1溝部7321と第2溝部7322とを有している。なお、レバー部7313は、スプリング(図示せず)によって、第1溝部7321及び第2溝部7322に向けて付勢されている。
【0029】
シートガイド731は、裁断によって生成したシート片を排除する排除態様と、裁断によって生成したシート片を排除することなく搬送方向下流へ通過させる退避態様とに、変位できるようになっている。図3及び図4は排除態様を示しており、図12及び図13は退避態様を示している。図14は、排除態様のシートガイド731を下方から見た斜視図である。シートガイド731は、レバー部7313が図9及び図14に示されるように第1溝部7321に固定されると、排除態様となり、レバー部7313が図15及び図16に示されるように第2溝部7322に固定されると、退避態様となる。
【0030】
排除態様では、図4に示されるように、湾曲面部7311の上端7301が裁断位置Hよりも少し上方に位置するので、裁断によって生成したシート片は、湾曲面部7311に沿って下方に案内され、すなわち、排除方向に案内され、ゴミ箱110へ排除される。退避態様では、図13に示されるように、湾曲面部7311の上端7301が裁断位置Hよりも少し下方に位置するので、裁断によって生成したシート片は、上面部7312に沿って搬送方向下流方向に(すなわち非排除方向に)案内される。裁断位置Hは、上回転刃71と下回転刃72とが擦り合って裁断を行う高さ位置である。なお、排除態様では、シートガイド731は、上回転刃71の幅方向範囲内(すなわち裁断面711と非裁断面712との間)に位置しているが、退避態様では、シートガイド731は、上回転刃71より少し幅方向右側に位置している。
【0031】
左型スリッタ7Bは、右型スリッタ7Aに対して左右対称の構成を有している。
【0032】
(効果)
前記構成の右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bによれば、次のような効果を発揮できる。
(1)片持ち支持によって、右型スリッタ7Aでは、上回転刃71が上ハウジング75の右端に、また、下回転刃72が下ハウジング76の右端近傍に、位置しており、左型スリッタ7Bでは、上回転刃71が上ハウジング75の左端に、また、下回転刃72が下ハウジング76の左端近傍に、位置しているので、図17に示されるように、上回転刃71の非裁断面712を対向させるように両スリッタ7A、7Bを密着させることができ、その場合に裁断できるシート片の幅寸法を非常に小さい寸法D1に設定できる。具体的にはD1は5mmである。
【0033】
また、図18に示されるように、右型スリッタ7A同士を密着させることができ、また、図19に示されるように、左型スリッタ7B同士を密着させることができ、それらの場合に裁断できるシート片の幅寸法を寸法D2に設定できる。具体的にはD2は25mmである。
【0034】
また、図20に示されるように、両スリッタ7A、7Bを図17とは逆向きに密着させることができ、その場合に裁断できるシート片の幅寸法を寸法D3に設定できる。具体的にはD3は48mmである。
【0035】
しかも、図17図20に示されるスリッタの組み合わせ及び配置によれば、両スリッタを引き離すことによって、幅寸法D1、D2、D3を拡大できる。
【0036】
したがって、上記構成の右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bによれば、裁断によって生成するシート片の幅寸法を非常に小さくでき且つ自由に設定できる。
【0037】
(2)上ハウジング75の第1側面751が、非裁断面712よりも非裁断面712側の方向X1に突出しておらず、また、裁断面711よりも非裁断面712側に位置しているので、上回転刃71が上ハウジング75から幅方向に露出しない。よって、右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bにおいては、操作者が上回転刃71によって傷付くのを、防止できる。
【0038】
(3)裁ち屑排除部材73のシートガイド731を排除態様と退避態様との間で切り替えできるので、右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bは、シート片の排除が必要な裁断加工位置だけでなく、シート片の排除が不要な裁断加工位置でも、使用できる。
【0039】
[第2実施形態]
本実施形態のスリッタは、裁ち屑排除部材が3つの態様に変位するようになっている点のみが、第1実施形態とは異なっている。
【0040】
図21は、本実施形態の右型スリッタ7Aを上流側の少し上方から見た斜視図である。ここでは、右型スリッタ7Aを示しているが、左型スリッタ7Bも、右型スリッタ7Aに対して左右対称である点を除くと全く同じである。図22図25は右型スリッタ7Aの四面図であり、図22は右側面視図であり、図23は上流側から見た正面図であり、図24は背面図であり、図25は底面図である。本実施形態の右型スリッタ7Aでは、シートガイド731が、図21及び図22に示される第1排除態様と、図26及び図27に示される第2排除態様と、図28及び図29に示される退避態様とに、変位できるようになっている。
【0041】
右型スリッタ7Aでは、操作板732の孔部7320が、図25に示されるように、レバー部7313を固定するための第1溝部7325と第2溝部7326と第3溝部7327とを有している。そして、シートガイド731は、レバー部7313が図30に示されるように第1溝部7325に固定されると、第1排除態様となり、レバー部7313が図31に示されるように第2溝部7326に固定されると、第2排除態様となり、レバー部7313が図32に示されるように第3溝部7327に固定されると、退避態様となるようになっている。なお、レバー部7313は、スプリング(図示せず)によって、第1溝部7325、第2溝部7326及び第3溝部7327に向けて付勢されている。
【0042】
第1排除態様では、図22に示されるように、湾曲面部7311の上端7301が裁断位置Hよりも少し上方に位置するので、裁断によって生成したシート片は、湾曲面部7311に沿って下方に案内され、すなわち、排除方向に案内され、ゴミ箱110へ排除される。第2排除態様でも、図27に示されるように、湾曲面部7311の上端7301が裁断位置Hよりも少し上方に位置するので、裁断によって生成したシート片は、湾曲面部7311に沿って下方に案内され、すなわち、排除方向に案内され、ゴミ箱110へ排除される。なお、第1排除態様では、シートガイド731は、上回転刃71の幅方向範囲内(すなわち裁断面711と非裁断面712との間)に位置しているが、第2排除態様では、シートガイド731は、上回転刃71より少し幅方向右側に位置している。したがって、第1排除態様によれば、幅寸法の小さいシート片を確実に排除でき、第2排除態様によれば、幅寸法の大きいシート片を円滑に排除できる。退避態様では、図29に示されるように、湾曲面部7311の上端7301が裁断位置Hよりも少し下方に位置するので、裁断によって生成したシート片は、上面部7312に沿って搬送方向下流に(すなわち非排除方向に)案内される。なお、退避態様では、シートガイド731は、第2排除態様の場合よりも更に幅方向右側に位置している。
【0043】
本実施形態の右型スリッタ7Aのその他の構成は、第1実施形態の右型スリッタ7Aと同じである。
【0044】
[第3実施形態]
本実施形態のスリッタは、裁ち屑排除補助部材を更に備えている点のみが、第1又は第2実施形態のスリッタとは異なっている。
【0045】
図33は、本実施形態の右型スリッタ7Aを上流側の少し上方から見た斜視図である。ここでは、右型スリッタ7Aを示しているが、左型スリッタ7Bも、右型スリッタ7Aに対して左右対称である点を除くと全く同じである。図34は、右型スリッタ7Aの右側面図である。図35は、右型スリッタ7Aを搬送方向下流側の少し上方から見た斜視図である。裁ち屑排除補助部材735は、湾曲板部7351と取付板部7352とを有している。湾曲板部7351は、裁ち屑排除部材73よりも幅方向右側に位置している。湾曲板部7351は、図34に示されるように、裁断位置Kよりも上流側で且つ裁断位置Hよりも上方の位置に、先端部7350を有しており、その先端部7350の位置から、裁断位置Hよりも高い位置を維持しながら裁断位置Kよりも搬送方向下流まで延びて、更に下方に向けて湾曲して延びている。裁ち屑排除補助部材735は、取付板部7352を右型スリッタ7Aの下ハウジング76の下流側の側面761にネジ7353で固定することによって、右型スリッタ7Aに取り付けられている。ネジ7353は、解除可能であるので、裁ち屑排除補助部材735は、右型スリッタ7Aに対して着脱自在である。
【0046】
前記構成の右型スリッタ7Aによれば、裁断によって幅方向右側に生成した大きなシート片を、裁ち屑として確実に下方に排除できる。
【0047】
[第4実施形態]
本実施形態のスリッタは、裁ち屑排除部材のシートガイドの変位が段階的ではなくリニアに行われるようになっている点のみが、第1〜第3実施形態のスリッタとは異なっている。
【0048】
図36は、本実施形態の右型スリッタ7Aの底面図である。ここでは、右型スリッタ7Aを示しているが、左型スリッタ7Bも、右型スリッタ7Aに対して左右対称である点を除くと全く同じである。本実施形態では、操作板732の孔部7320が第1溝部7328と第2溝部7329とを有している。シートガイド731は、レバー部7313が第1溝部7328に固定されると、排除態様となり、レバー部7313が第2溝部7329に固定されると、退避態様となる。なお、レバー部7313は、スプリング(図示せず)によって、第1溝部7328及び第2溝部7329に向けて付勢されている。
【0049】
そして、本実施形態では、第1溝部7328が幅広に形成されており、レバー部7313は、第1溝部7328内を幅方向にスライド可能であり、第1溝部7328内の幅方向の任意の位置に固定できるようになっている。したがって、シートガイド731は、レバー部7313を第1溝部7328内で幅方向に移動させることによって、リニアに変位した排除態様をとることができる。
【0050】
本実施形態の右型スリッタ7Aによれば、シートガイド731の排除態様を、上回転刃71の幅方向範囲内(すなわち裁断面711と非裁断面712との間)の位置から幅方向の右側の所定位置までの間の任意の位置に、設定できる。したがって、幅狭のシート片に限らず、少し幅広のシート片であっても、裁ち屑として円滑に排除できる。
【0051】
[別の実施形態]
次のような変形構成を採用してもよい。
(1)スリッタにおける回転刃の片持ち支持は、上回転刃71のみ又は下回転刃72のみでもよい。すなわち、上回転刃71を片持ち支持部によって片持ち支持し、下回転刃72を両持ち支持部によって両持ち支持してもよく、又は、下回転刃72を片持ち支持部によって片持ち支持し、上回転刃71を両持ち支持部によって両持ち支持してもよい。
【0052】
更に、その場合には、両持ち支持部は、回転刃を支持する回転軸の軸心の傾きを調整する傾き調整部を備えているのが好ましい。例えば、図37に示される右型スリッタ7Aでは、上回転刃71は、第1実施形態と同様に片持ち支持部78によって片持ち支持されており、下回転刃72は、下ハウジング76の右端近傍に位置しており、両持ち支持部80によって両持ち支持されている。上回転刃71は、回転駆動されるようになっており、下回転刃72は、上回転刃71の回転に従動するようになっている。そして、両持ち支持部80は、下回転刃72を支持する回転軸742の軸心7421の傾きを調整する傾き調整部を備えている。
【0053】
具体的には、下回転刃72は、間隔を置いて配置された2個のベアリング811、812を介して、回転軸742に支持されている。回転軸742は、右端7422が軸受801を介して固定板802に保持されており、左端7423が可動板803に保持されている。固定板802は、下ハウジング76の右側面と一体となっており、可動板803は、下ハウジング76の左側面に取り付けられている。これにより、下回転刃72は、下ハウジング76において、両持ち支持されている。そして、可動板803を移動させることにより、回転軸742の軸心7421の傾きを調整できるようになっている。すなわち、可動板803は、傾き調整部を構成している。
【0054】
図38は、図37の右型スリッタ7Aの斜視図である。図39は、可動板803の斜視図である。可動板803は、下ハウジング76の左側面に沿う本体804と下ハウジング76の前面に平行な突板805とからなっている。可動板803は、2本のネジ8031によって、下ハウジング76に固定されている。各ネジ8031は、本体804の取付孔8041を挿通している。なお、取付孔8041は、ネジ8031のロッド(軸部)よりも上下前後に大きな径を有している。回転軸742の左端7423は、本体804の取付孔8042に嵌合している。
【0055】
そして、可動板803を移動させることによる傾き調整は、次のように行われる。なお、図40は、右型スリッタ7Aの下ハウジング76を上方から見た略図であり、図41は、右型スリッタ7Aを前側から見た略図である。
【0056】
(i)ネジ8031を緩めて可動板803を前方向に移動させた後に、ネジ8031を締めて可動板803を固定すると、図40に示されるように、回転軸742の軸心7421は鎖線Aのように傾き、下回転刃72は鎖線Cのように傾く。又は、ネジ8031を緩めて可動板803を後方向に移動させた後に、ネジ8031を締めて可動板803を固定すると、図40に示されるように、回転軸742の軸心7421は鎖線Bのように傾き、下回転刃72は鎖線Dのように傾く。
【0057】
なお、可動板803を前後方向に移動させる際には、可動板803を、上端が水平である水平板810に沿わせることができるので、可動板803を安定して移動させることができる。更に、突板805の孔8051の後側には下ハウジング76に螺合しているネジが設けられているので、該ネジのヘッド8033を前後方向の所望の移動位置に設定しておき、突板805がヘッド8033と同一面となるように可動板803を移動させることにより、可動板803を正確に移動させることができる。
【0058】
(ii)ネジ8031を緩めて可動板803を上方向に移動させた後に、ネジ8031を締めて可動板803を固定すると、図41に示されるように、回転軸742の軸心7421は鎖線Eのように傾き、下回転刃72は鎖線Gのように傾く。又は、ネジ8031を緩めて可動板803を下方向に移動させた後に、ネジ8031を締めて可動板803を固定すると、図41に示されるように、回転軸742の軸心7421は鎖線Fのように傾き、下回転刃72は鎖線Hのように傾く。
【0059】
なお、以上においては、右型スリッタ7Aに基づいて説明しているが、左型スリッタ7Bも、右型スリッタ7Aに対して左右対称である点を除くと全く同じである。
【0060】
以上のように、可動板803を前後上下に移動させることにより、下回転刃72の傾きを種々変えることができ、それによって、次のような効果を発揮できる。
【0061】
(a)上回転刃71に対する下回転刃72の当たりを調整できるので、シートを良好に裁断できる回転刃の状態を、実現できる。
【0062】
(b)前記(i)のように下回転刃72の前後方向の傾きを調整することにより、両回転刃の耐久性を向上できる。特に、両回転刃が平行になるように調整することにより、両回転刃の耐久性をより向上できる。
【0063】
(c)前記(ii)のように下回転刃72の軸心7421を上方向に(鎖線Eのように)傾けると、裁ち屑の排出性を向上できるスリッタを、実現できる。すなわち、図42に示されるように、下回転刃72の軸心7421が鎖線Eのように傾いた、右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bを、上回転刃71の非裁断面712が対向するように密着して配置した場合において、両スリッタ7A、7Bの間に生成される裁ち屑は、両スリッタ7A、7Bの下回転刃72が下方に広がるように傾いているために、円滑に下方に排出される。
【0064】
(d)ハウジング75、76内において上回転刃71よりも幅方向内側に位置している下回転刃72の傾きを調整するようにしているので、図42に示されるように、右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bを、上回転刃71の非裁断面712が対向するように密着して配置する際に、傾いた下回転刃72が干渉し合うことはない。したがって、幅寸法がD1(図17)のように非常に小さいシート片を裁断によって生成することを、支障なく実行できる。なお、ハウジングにおいて、「幅方向内側」とはハウジングの中心に近い側のことであり、「幅方向外側」とはハウジングの側面に近い側のことである。
【0065】
なお、図37の例では、下回転刃72を両持ち支持しているが、上回転刃71を両持ち支持してもよい。但し、その場合には、上回転刃71はハウジング75、76内において下回転刃72よりも幅方向内側に配置される。そのような配置構成によれば、右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bを、下回転刃72の非裁断面722が対向するように密着して配置する際に、上記各実施形態と同様に、幅寸法が非常に小さいシート片を裁断によって生成することができる。
【0066】
また、上記のような回転刃の傾き調整は、工場出荷段階において所定の基準状態となるように行われており、通常であれば、その後の調整は不要である。しかしながら、シートの種類又は回転刃の摩耗具合に起因して、裁断性能が不良となる場合がある。そのような場合は、必要に応じて、サービスマン又は使用者が、良好な裁断性能を得ることができるように、回転刃の傾きを調整することができる。
【0067】
(2)スリッタは、必ずしも、裁ち屑排除部材を備えていなくてもよい。
【0068】
(3)回転軸741は、上回転刃71を回動自在に支持できるならば、中空部材に限らず、中実部材でもよく、又は、それらを適宜組み合わせてなる部材でもよい。回転軸742も同様である。
【0069】
(4)図43に示されるように、上回転刃71と下回転刃72との左右位置関係を入れ替えてもよい。すなわち、右型スリッタ7Aでは、上回転刃71は、上ハウジング75の右端近傍に位置しており、片持ち支持部78によって、上回転刃71の非裁断面712側において片持ち支持されている。また、下回転刃72は、下ハウジング76の右端に位置しており、片持ち支持部79によって、下回転刃72の裁断面721側において片持ち支持されている。下回転刃72は、上回転刃71より右側に位置している。また、裁ち屑排除部材(図示せず)又は裁ち屑排除補助部材(図示せず)を設ける場合は、上回転刃71の裁断面711側(すなわち、裁断面711の右側)に設ければよい。なお、左型スリッタ7Bは、右型スリッタ7Aと左右対称の構造を有する。
【0070】
(5)スリッタは、裁断によって生成したシート片の搬送方向下流への搬送を補助するシート搬送補助部材を備えてもよい。図44は、シート搬送補助部材8を備えた右型スリッタ7Aの斜視図である。図45図44の右型スリッタ7Aの右側面図である。ここでは、右型スリッタ7Aを示しているが、左型スリッタ7Bも、右型スリッタ7Aに対して左右対称である点を除くと基本的な構造は全く同じである。シート搬送補助部材8は、搬送補助ガイド81と、2本のスライドピン82と、スプリング84と、を有している。搬送補助ガイド81は、上縁に、シート片の裏面に接してシート片を案内するガイド面811を、有している。2本のスライドピン82は、下ハウジング76に対して幅方向にスライド可能に設けられている。搬送補助ガイド81は、スライドピン82の右端に支持されている。これにより、搬送補助ガイド81は、スライドピン82がスライドすることによって、上回転刃71の幅方向範囲内(すなわち裁断面711と非裁断面712との間)でシート片に接触する第1搬送補助位置と、上回転刃71の非裁断面712よりも非裁断面712側でシート片に接触する第2搬送補助位置との間を、移動できるようになっている。スプリング84は、搬送補助ガイド81を上回転刃71の非裁断面712側の方向X1に付勢するように、下ハウジング76に設けられている。
【0071】
前記構成の右型スリッタ7Aにおいて、右側に隣接するスリッタが近接して配置される場合には、当該スリッタに当接した搬送補助ガイド81は、下ハウジング76側に移動して位置し、当該スリッタが離れて配置される場合には、搬送補助ガイド81は、方向X1に移動して位置する。
【0072】
前記構成のシート搬送補助部材8によれば、右側に隣接するスリッタの位置に拘わらず、搬送補助ガイド81によってシート片を搬送方向下流へ案内できる。よって、前記構成の右型スリッタ7Aによれば、シートの裁断及びシート片の搬送を円滑に行うことができる。
【0073】
(6)連結板77を用いて、図46に示されるような上回転刃71と下回転刃72とのラップ量Qを、調整するようにしてもよい。ラップ量とは、上回転刃71の刃先と下回転刃72の刃先との重なり部分の上下寸法である。図47は、連結板77の斜視図である。連結板77は、例えば、図21図22、及び図24に示されるように、設けられている。すなわち、連結板77は、上部に2個の取付孔772を有し、下部に2個の取付孔773を有している。そして、連結板77は、取付孔772を挿通するネジ775によって上ハウジング75に固定され、取付孔773を挿通するネジ776によって下ハウジング76に固定されている。なお、取付孔773は、ネジ776のロッド(軸部)よりも上下に大きな径を有している。そして、ラップ量を調整するためには、ネジ776を緩め、下ハウジング76を所望のラップ量が得られるように連結板77に対して上又は下に移動させ、その後、ネジ776を締めればよい。このように連結板77によってラップ量を調整できるので、適宜、最適な裁断状態を実現できる。
【0074】
なお、連結板77は、上回転刃71が従動回転する場合には、上ハウジング75に取り付けるためのネジ775を緩めることによってラップ量を調整できるように構成され、下回転刃72が従動回転する場合には、下ハウジング76に取り付けるためのネジ776を緩めることによってラップ量を調整できるように構成される。
【0075】
また、上記のようなラップ量の調整は、工場出荷段階において所定の基準状態となるように行われており、通常であれば、その後の調整は不要である。しかしながら、シートの種類又は回転刃の摩耗具合に起因して、裁断性能が不良となる場合がある。そのような場合は、必要に応じて、サービスマン又は使用者が、良好な裁断性能を得ることができるように、ラップ量を調整することができる。
【0076】
<シート裁断機>
[第1実施形態]
図2は、シート裁断機3を上流側から見た図である。このシート裁断機3は、ユニットとして構成されている。すなわち、シート裁断機3は、両側板31、32と、2本のスライド軸33、34(図48)と、1本の駆動軸35と、複数個のスリッタとが、一体となっている。2本のスライド軸33、34と1本の駆動軸35とは、両側板31、32の間に、張り渡されており、各スリッタは、それらの軸に沿って装着されている。
【0077】
なお、本実施形態は、スリッタとして、右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bを、3個ずつ備えており、また、両端の右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bとしては第3実施形態のスリッタを用いており、残りの右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bとしては第1実施形態のスリッタを用いている。
【0078】
図48は、シート裁断機3における右型スリッタ7Aの装着状態を上流側から見た斜視図である。右型スリッタ7Aの上ハウジング75の上部には、幅方向に延びた2個の貫通孔755、756が同じ高さ位置に平行に形成されている。また、右型スリッタ7Aの下ハウジング76には、下回転刃72を通って幅方向に延びた貫通孔765が形成されている。そして、右型スリッタ7Aは、2個の貫通孔755、756に2本のスライド軸33、34をそれぞれ挿通させ、貫通孔765に1本の駆動軸35を挿通させることによって、装着されている。左型スリッタ7Bも、右型スリッタ7Aと同様の構成によって、装着されている。
【0079】
図49は、右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bをシート裁断機3に対して着脱する際の様子を上流側から見た図である。シート裁断機3においては、2本のスライド軸33、34及び1本の駆動軸35は、一方の側板(ここでは側板32)から外れて他方の側板(ここでは側板31)を貫通移動できるように、設けられている。それ故、図49に示されるように、2本のスライド軸33、34及び1本の駆動軸35を側板32から外して側板31側へ移動させると、それらの軸の側板32側の端部330、350から、右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bを装着したり引き抜いたりできる。すなわち、右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bは、シート裁断機3において、着脱自在に設けられている。
【0080】
図50は、シート裁断機3による加工内容の一例を示している。本例では、裁断加工のみが行われる。図50において、シート100の右端は基準位置Lである。A〜Fは、第1〜第6の裁断加工位置を示している。これらの裁断加工位置は、基準位置Lからの幅寸法によって設定できるが、隣の裁断加工位置からの幅寸法によって設定してもよい。そして、本例は、裁断によって生成したシート片P1〜P7の内のシート片P1、P3、P5、P7を裁ち屑として排除するものである。したがって、シート裁断機3においては、第1〜第6裁断加工位置A〜Fに、順に、スリッタ7A、7B、7A、7B、7A、7Bが配置されている。すなわち、シート裁断機3は、右型スリッタ7Aと左型スリッタ7Bとを有している。また、シート裁断機3は、図17に示される上回転刃71の非裁断面712が対向するように密着して配置された右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bの組み合わせを、2つ有している。それ故、幅寸法がD1(図17)のように非常に小さいシート片を裁断によって生成できる。また、全てのスリッタ7A、7Bの裁ち屑排除部材73が排除態様に設定されている。これにより、シート裁断機3によれば、第1〜第6裁断加工位置A〜Fで裁断加工を行うとともに、シート片P1、P3、P5、P7を裁ち屑として排除できる。
【0081】
特に、本実施形態のシート裁断機3においては、図2に示されるように、第3実施形態の右型スリッタ7Aが最も右側の裁断加工位置Aに配置されており、第3実施形態の左型スリッタ7Bが最も左側の裁断加工位置Fに配置されている。これにより、一般にマージンとして大きな幅寸法となるシート片P1、P7を、安定して且つ円滑に排除できる。
【0082】
シート裁断機3おいては、図49から明らかなように、右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bは、2本のスライド軸33、34及び1本の駆動軸35に沿って、幅方向に移動可能であり、所望の位置においてスライド軸33にネジ39によって固定されている。スライド軸33の上部には、ネジ39の先端391が圧接するV溝部333が形成されている。
【0083】
右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bの幅方向への移動作業及びネジ固定作業は、手動によって行うことができる。その場合は、スライド軸33、34と平行に設けられたスケールを利用して、スリッタ7A、7Bの幅方向位置を確定できる。
【0084】
前記構成のシート裁断機3によれば、幅寸法が非常に小さいシート片を生成するような裁断加工を行うことができ、その生成したシート片を裁ち屑として排除できる。
【0085】
[第2実施形態]
本実施形態のシート裁断機は、右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bの幅方向の移動作業を電気駆動によって行うようになっている点が、第1実施形態のシート裁断機とは異なっている。
【0086】
図51は、本実施形態のスリッタ用の電気駆動機構の一例を示す図である。この電気駆動機構701は、上ハウジング75の上部に形成された二股突部752と、二股突部752を幅方向に貫通したネジ軸753と、ネジ軸753に螺嵌した状態で二股突部752の間に回転自在に支持されている筒体754と、筒体754を環状ベルト7551を介して回転させるモータ756と、を備えており、第1実施形態のスライド軸33、34を備えてはいない。
【0087】
前記構成の電気駆動機構701においては、モータ756が作動すると、環状ベルト755を介して筒体754が回転し、その結果、筒体754がスリッタ全体を伴ってネジ軸753に沿って移動する。そして、モータ756の作動が停止すると、筒体754の回転が停止し、スリッタは、筒体754が停止したネジ軸753の位置に、停止する。
【0088】
よって、前記構成の電気駆動機構701によれば、スリッタ7A、7Bの幅方向の移動作業を自動で行うことができる。
【0089】
[第3実施形態]
本実施形態のシート裁断機は、第2実施形態とは異なる電気駆動機構を備えており、その他は第1及び第2実施形態のシート裁断機と同じである。
【0090】
図52は、本実施形態のスリッタ用の電気駆動機構702を示す図である。この電気駆動機構702は、上ハウジング75の上流側に幅方向に渡設されたラック757と、ラック757に噛合し且つ上ハウジング75に回転可能に固定されたピニオン7581と、ピニオン7581と同軸上に設けられ且つピニオン7581と一体的に設けられたプーリ7582と、上ハウジング75に固定されており且つプーリ7582を環状ベルト7552を介して回転させるモータ759と、を備えており、第1実施形態のスライド軸33、34を備えてはいない。
【0091】
前記構成の電気駆動機構702においては、モータ759が作動すると、環状ベルト7552を介してプーリ7582及びピニオン7581が、ラック757に沿って回転移動し、その際、スリッタ全体を伴ってラック757に沿って移動する。そして、モータ759の作動が停止すると、プーリ7582及びピニオン7581の回転が停止し、スリッタは、ピニオン7581が停止したラック757の位置で停止する。
【0092】
よって、前記構成の電気駆動機構702によれば、スリッタ7A、7Bの幅方向の移動作業を自動で行うことができる。
【0093】
[別の実施形態]
【0094】
シート裁断機3を構成するスリッタとしては、第1〜第3実施形態及び別の実施形態のスリッタ7A、7Bを任意に選択して用いてもよく、また、右型スリッタ7Aのみ又は左型スリッタ7Bのみを用いてもよい。
【0095】
<シート加工装置>
[第1実施形態]
図1に示されるように、シート加工装置1は、シート裁断機3を有しており、シート裁断機3は、右型スリッタ7A及び左型スリッタ7Bを有している。
【0096】
本実施形態のシート加工装置1は、第1〜第3実施形態及び別の実施形態の何れかのシート裁断機3を備えている。そのシート裁断機3は、ユニットとして構成されているので、図54に示されるように、装置本体10に構成された受容部109に装着されることによって、図1のシート加工装置1を構成している。具体的には、シート裁断機3は、受容部109に装着すると、駆動軸35の端部のギヤ(図示せず)が受容部109側に設けられている駆動ギヤ(図示せず)に噛合し、それによって、作動可能となる。
【0097】
前記構成のシート加工装置1によれば、シート裁断機3によって裁断加工を行い、生成したシート片を下流側に搬送し、次段の加工部4、5によって加工できる。また、裁ち屑排除部材73又は裁ち屑排除補助部材735が設けられている場合は、裁ち屑として生成されたシート片を排除し、残りのシート片を次段の加工部4、5に向けて下流側に搬送できる。
【0098】
[第2実施形態]
第1実施形態では、ユニットとして構成したシート裁断機3を装置本体10の受容部109に取り付けて、シート加工装置1を構成しているが、本実施形態では、図53に示されるように、ユニットとして構成されたシート裁断機3を用いずに、装置本体10にスリッタ7A、7Bを複数有する加工部3Aを設けるように構成している。図53では、スリッタ7A、7Bは、装置本体10の両側壁105、106に直接取り付けたスライド軸33、34及び駆動軸35に、装着されることによって、シート加工装置1を構成している。
【0099】
[別の実施形態]
(1)図54では、ユニットであるシート裁断機3は、受容部109に対して、装置本体10の上方から着脱自在であるように、設けられているが、図55に示されるように、シート裁断機3は、受容部109に対して、装置本体10の側壁101、102の一方の側壁102(又は側壁101)に形成された開口105から横方向に着脱自在であるように、設けられてもよい。例えば、図55では、開口105を通って延びる一対のレール部材106が設けられており、シート裁断機3は、レール部材106に沿ってスライドして、開口105から引き出されるようになっている。
【0100】
(2)図54では、シート裁断機3は、装置本体10から完全に取り外すことができるように、設けられているが、シート裁断機3は、装置本体10から完全には取り外すことができないように、設けられてもよい。例えば、図55の例においては、シート裁断機3の右側板401の上端に突起(掛止部材)41が設けられており、突起41は、シート裁断機3が開口105から引き出される際に、側壁102に干渉するようになっている。それ故、シート裁断機3は、開口105から完全には抜け出ないようになっており、引き出された状態でレール部材106上に保持されている。
【0101】
(3)図55の例においては、突起41は着脱自在に設けられてもよく、又は、突起41は側壁102に干渉する位置と干渉しない位置との間で変位自在に設けられてもよい。これによれば、必要に応じて、突起41を取り外したり、又は、突起41を干渉しない位置に変位させたりすることにより、シート裁断機3を開口105から完全に抜き出すことができる。
【0102】
(4)裁ち屑排除部材73及び/又は裁ち屑排除補助部材735と同様に機能して裁ち屑を排除する本体裁ち屑排除部(図示せず)を、装置本体10に直接に設けてもよい。図1において、シート裁断機3を加工部3A又は加工部4Aに設けることができる場合には、本体裁ち屑排除部は、加工部4Aより下流側に設けられるのが好ましく、特に加工部5Aより上流側に設けられるのが好ましい。これによれば、シート裁断機3のスリッタが、裁ち屑排除部材73及び/又は裁ち屑排除補助部材735を備えているか否かにかかわらず、シート裁断機3による裁断によって生じる裁ち屑を、排除することができる。
【産業上の利用可能性】
【0103】
本発明のスリッタは、裁断によって生成するシート片の幅寸法を小さくでき且つ自由に設定できるので、産業上の利用価値が大である。
【符号の説明】
【0104】
1 シート加工装置 100 シート 3 シート裁断機 3A、4A、5A 加工部
7A 右型スリッタ 7B 左型スリッタ 701、702 電動移動機構
71 上回転刃 711 裁断面 712 非裁断面 72 下回転刃
721 裁断面 722 非裁断面 73 裁ち屑排除部材 731 シートガイド
735 裁ち屑排除補助部材 741、742 回転軸 7411、7421 軸心
75 上ハウジング 751 第1側面 76 下ハウジング
78、79 片持ち支持部 8 シート搬送補助部材 81 搬送補助ガイド
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