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特開2018-60428ウェブページ提供装置、ウェブページ提供方法、及びウェブページデータ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-60428(P2018-60428A)
(43)【公開日】2018年4月12日
(54)【発明の名称】ウェブページ提供装置、ウェブページ提供方法、及びウェブページデータ
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20180316BHJP
   G06Q 30/06 20120101ALI20180316BHJP
【FI】
   G06F13/00 540F
   G06Q30/06 340
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-198555(P2016-198555)
(22)【出願日】2016年10月7日
(71)【出願人】
【識別番号】596127370
【氏名又は名称】有限会社インフォメーション・ネット
(71)【出願人】
【識別番号】513059124
【氏名又は名称】高松産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100124039
【弁理士】
【氏名又は名称】立花 顕治
(74)【代理人】
【識別番号】100156845
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 威一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100179213
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 未知子
(74)【代理人】
【識別番号】100170542
【弁理士】
【氏名又は名称】桝田 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100195305
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 恵
(72)【発明者】
【氏名】橋本 彰
【テーマコード(参考)】
5B084
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA02
5B084AA12
5B084AB06
5B084AB30
5B084AB35
5B084BA02
5B084BB02
5B084BB15
5B084CB08
5B084CB22
5B084CF02
5B084CF12
5B084DB02
5B084DC02
5B084DC03
5L049BB66
(57)【要約】
【課題】ウェブページに表示される二次元コードの利用性を高める技術を提供する。
【解決手段】本発明の一側面に係るウェブページ提供装置は、ユーザ端末からの要求に応じて、印刷可能なウェブページを提供するウェブページ提供手段と、第1のリンク情報をコード化した二次元コード画像を、ウェブページ内の指定された箇所に表示するように提供する二次元コード画像提供手段と、を備える。ウェブページは、ユーザ端末において、二次元コード画像に対する選択操作が行われたことに応じて、所定のリンク先への遷移処理を実行させるために、二次元コード画像に紐付けられた第2のリンク情報を含み、当該第2のリンク情報は、二次元コード画像にコード化された前記第1のリンク情報と同一のリンクを示すように設定される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末からの要求に応じて、印刷可能なウェブページを提供するウェブページ提供手段と、
第1のリンク情報をコード化した二次元コード画像を、前記ウェブページ内の指定された箇所に表示するように提供する二次元コード画像提供手段と、
を備え、
前記ウェブページは、前記ユーザ端末において、前記二次元コード画像に対する選択操作が行われたことに応じて、所定のリンク先への遷移処理を実行させるために、前記二次元コード画像に紐付けられた第2のリンク情報を含み、
前記二次元コード画像にコード化された前記第1のリンク情報の示すリンクと前記ウェブページにおいて前記二次元コード画像に紐付けられた前記第2のリンク情報の示すリンクとは同一である、
ウェブページ提供装置。
【請求項2】
前記第1のリンク情報及び前記第2のリンク情報の示すリンクは、リンク先に引き渡すパラメタを含む、
請求項1に記載のウェブページ提供装置。
【請求項3】
前記ウェブページは、商品の購入を受け付けるための電子カタログであり、
前記第1のリンク情報及び前記第2のリンク情報の示すリンクは、前記商品を追加するカートの位置と前記商品を当該カートに追加する処理に利用するパラメタとを含む、
請求項1又は2に記載のウェブページ提供装置。
【請求項4】
コンピュータが、
ユーザ端末からの要求に応じて、印刷可能なウェブページを提供するステップと、
第1のリンク情報をコード化した二次元コード画像を、前記ウェブページ内の指定された箇所に表示するように提供するステップと、
を実行し、
前記ウェブページは、前記ユーザ端末において、前記二次元コード画像に対する選択操作が行われたことに応じて、所定のリンク先への遷移処理を実行させるために、前記二次元コード画像に紐付けられた第2のリンク情報を含み、
前記二次元コード画像にコード化された前記第1のリンク情報の示すリンクと前記ウェブページにおいて前記二次元コード画像に紐付けられた前記第2のリンク情報の示すリンクとは同一である、
ウェブページ提供方法。
【請求項5】
ユーザ端末からの要求に応じて、印刷可能なウェブページとして提供されるウェブページデータであって、
第1のリンク情報をコード化した二次元コード画像を前記ウェブページ内の指定された箇所に表示するための画像情報と、
前記ユーザ端末において、前記二次元コード画像に対する選択操作が行われたことに応じて、所定のリンク先への遷移処理を実行させるために、前記二次元コード画像に紐付けられた第2のリンク情報と、
を含み、
前記二次元コード画像にコード化された前記第1のリンク情報の示すリンクと前記ウェブページにおいて前記二次元コード画像に紐付けられた前記第2のリンク情報の示すリンクとは同一である、
ウェブページデータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブページ提供装置、ウェブページ提供方法、及びウェブページデータの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
URL(Uniform Resource Locator:統一資源位置指定子)等のリンク情報を提供するために、QRコード(登録商標)等の二次元コードが広く利用されている。この二次元コードは、多くの場合は、印刷物に印刷されて利用されているが、ウェブページに表示して利用される場合もある。例えば、特許文献1では、ある端末でアクセスしたウェブページにそのウェブページのURLをコード化したQRコード(登録商標)を表示することで、そのQRコード(登録商標)を読み取った他の端末でも同じウェブページにアクセスできるようにした情報提供システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−279864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような二次元コードの従来の利用方法について、本件発明者は、次のような問題点を見出した。すなわち、上記のような二次元コードは、一般的に、デコーダをインストールしたカメラ付き携帯電話、専用スキャナ等のリーダを用いて復号化される。そのため、ウェブページに表示される二次元コードを復号化する際には、ウェブページを印刷する、ディスプレイにウェブページを表示する等、復号対象の二次元コードを一旦出力していた。または、二次元コードが表示される領域を画像解析することで、当該二次元コードを復号化していた。したがって、復号化する過程で上記のような手間がかかるため、ウェブページに表示される二次元コードは利用性が低いという問題点があることを本件発明者は見出した。
【0005】
本発明は、一側面では、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、ウェブページに表示される二次元コードの利用性を高める技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
【0007】
すなわち、本発明の一側面に係るウェブページ提供装置は、ユーザ端末からの要求に応じて、印刷可能なウェブページを提供するウェブページ提供手段と、第1のリンク情報をコード化した二次元コード画像を、前記ウェブページ内の指定された箇所に表示するように提供する二次元コード画像提供手段と、を備え、前記ウェブページは、前記ユーザ端末において、前記二次元コード画像に対する選択操作が行われたことに応じて、所定のリンク先への遷移処理を実行させるために、前記二次元コード画像に紐付けられた第2のリンク情報を含み、前記二次元コード画像にコード化された前記第1のリンク情報の示すリンクと前記ウェブページにおいて前記二次元コード画像に紐付けられた前記第2のリンク情報の示すリンクとは同一である。
【0008】
上記構成では、二次元コード画像でコード化された第1のリンク情報と二次元コード画像に紐付けられた第2のリンク情報とが同一のリンクを示す。そのため、ウェブページ上で二次元コード画像を選択操作した場面と、リーダを用いて二次元コード画像を復号化した場面とで、同じリンクに遷移する処理が実行させるようにすることができる。つまり、ウェブページ上では、二次元コードを復号化することなく、二次元コードを復号化したときと同じ処理を実行することができる。よって、ウェブページ上で二次元コード画像を利用する場合に、復号化の手間を省くことができる。また、このウェブページを印刷すれば、オフラインで、二次元コードを従来と同様に利用することができる。
【0009】
したがって、上記構成によれば、オンラインでもオフラインでも二次元コードを同じように利用することができ、かつオンラインでは復号化の手間を省くことができるため、ウェブページに表示される二次元コードの利用性を高めることができる。ここで、「オンラインでの利用」とは、ウェブ上において、復号化するのではなく、二次元コード画像に対して選択操作を行って利用することである。一方、「オフラインでの利用」とは、従来のとおり、印刷物、ディスプレイ等に出力した二次元コードをリーダで復号化して利用することである。上記構成によれば、ウェブページに掲載される二次元コードを、このような2つの形態で同じように利用することができるようになる。そのため、利用形態の選択肢が増え、ユーザの好みに応じて、二次元コードの使い方を選択することができるようになる。この点でも、ウェブページに表示される二次元コードの利用性が高くなっている。
【0010】
なお、リンク情報の一例は、URLである。リンク情報は、ウェブページ上でリンクとして指定可能な、特に、ウェブブラウザ上の選択操作に対して指定可能なあらゆる情報を含んでよい。選択操作は、入力装置を用いて対象(この場合は、二次元コード画像)を選択する操作を行うことである。例えば、入力装置がマウスである場合、カーソルを対象の上に配置した状態で、マウスのボタンをクリックする操作が選択操作に該当する。
【0011】
また、二次元コード画像により示される二次元コードの種類は、実施の形態に応じて適宜選択可能である。二次元コードは、スタック型であってもよいし、マトリックス型であってもよい。スタック型の二次元コードの一例として、PDF417を挙げることができる。また、マトリックス型の二次元コードの一例として、QRコード(登録商標)を挙げることができる。
【0012】
また、上記一側面に係るウェブページ提供装置の別の形態として、前記第1のリンク情報及び前記第2のリンク情報の示すリンクは、リンク先に引き渡すパラメタを含んでもよい。当該構成によれば、リンク先に遷移する際に、パラメタにより所定の処理が実行されるようにすることができる。そのため、単にリンク先(位置)に遷移させる場面だけでなく、例えば、電子商取引の購入選択処理をリンク先で実行させるような場面にも、ウェブページに表示される二次元コードを利用することができるようになる。したがって、当該構成によれば、上記オンライン及びオフラインにおける二次元コードの利用形態を様々な場面に適用できるようになる。
【0013】
また、上記一側面に係るウェブページ提供装置の別の形態として、前記ウェブページは、商品の購入を受け付けるための電子カタログであってもよく、前記第1のリンク情報及び前記第2のリンク情報の示すリンクは、前記商品を追加するカートの位置と前記商品を当該カートに追加する処理に利用するパラメタとを含んでもよい。当該構成によれば、電子カタログをウェブ上で利用するのと同じように、電子カタログの印刷物を利用して、商品の発注が行えるようになる。そのため、顧客の利便性の高い電子カタログシステムを提供することができる。
【0014】
なお、上記各形態に係るウェブページ提供装置の別の形態として、以上の各構成を実現する情報処理方法であってもよいし、プログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータその他装置、機械等が読み取り可能な記憶媒体であってもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的、又は化学的作用によって蓄積する媒体である。
【0015】
例えば、本発明の一側面に係るウェブページ提供方法は、コンピュータが、ユーザ端末からの要求に応じて、印刷可能なウェブページを提供するステップと、第1のリンク情報をコード化した二次元コード画像を、前記ウェブページ内の指定された箇所に表示するように提供するステップと、を実行し、前記ウェブページは、前記ユーザ端末において、前記二次元コード画像に対する選択操作が行われたことに応じて、所定のリンク先への遷移処理を実行させるために、前記二次元コード画像に紐付けられた第2のリンク情報を含み、前記二次元コード画像にコード化された前記第1のリンク情報の示すリンクと前記ウェブページにおいて前記二次元コード画像に紐付けられた前記第2のリンク情報の示すリンクとは同一である。
【0016】
また、例えば、本発明の一側面に係るウェブページデータは、ユーザ端末からの要求に応じて、印刷可能なウェブページとして提供されるウェブページデータであって、第1のリンク情報をコード化した二次元コード画像を前記ウェブページ内の指定された箇所に表示するための画像情報と、前記ユーザ端末において、前記二次元コード画像に対する選択操作が行われたことに応じて、所定のリンク先への遷移処理を実行させるために、前記二次元コード画像に紐付けられた第2のリンク情報と、を含み、前記二次元コード画像にコード化された前記第1のリンク情報の示すリンクと前記ウェブページにおいて前記二次元コード画像に紐付けられた前記第2のリンク情報の示すリンクとは同一である。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、ウェブページに表示される二次元コードの利用性を高める技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は、本発明が適用される場面を模式的に例示する。
図2図2は、実施の形態に係るウェブページ提供装置のハードウェア構成を例示する。
図3図3は、実施の形態に係るユーザ端末のハードウェア構成を例示する。
図4図4は、実施の形態に係るウェブページ提供装置の機能構成を例示する。
図5図5は、実施の形態に係るウェブページ提供装置の処理手順を例示する。
図6図6は、ユーザ端末の画面表示を例示する。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、本実施形態において登場するデータを自然言語により説明しているが、より具体的には、コンピュータが認識可能な疑似言語、コマンド、パラメタ、マシン語等で指定される。
【0020】
§1 適用場面
まず、図1を用いて、本発明が適用される場面について説明する。図1は、本実施形態に係るウェブページ提供装置1が用いられる場面の一例を模式的に例示する。本実施形態に係るウェブページ提供装置1は、ウェブページを提供するウェブサーバである。
【0021】
図1に例示されるように、ウェブページ提供装置1は、ユーザ端末2からの要求に応じて、印刷可能なウェブページ120を提供する。また、ウェブページ提供装置1は、第1のリンク情報をコード化した二次元コード画像121を、ウェブページ120内の指定された箇所に表示するように提供する。第1のリンク情報は、例えば、URLである。なお、第1のリンク情報をコード化して二次元コード画像121を作成する方法は、公知の方法より適宜選択されてよい。
【0022】
ユーザ端末2は、例えば、PC(personal computer)、スマートフォンを含む携帯電話、タブレット端末等であり、ネットワークを介してウェブページ提供装置1から取得したウェブページ120及び二次元コード画像121を画面に表示する。
【0023】
このとき、ユーザは、従来通り、この二次元コード画像121をオフラインで利用することができる。すなわち、ユーザは、リーダ3を用いて、ユーザ端末2の画面に表示された二次元コード画像121を復号化することで、第1のリンク情報を取得することができる。また、ユーザは、プリンタ(不図示)を利用し、このウェブページ120を印刷することができる。そして、ユーザは、リーダ3を用いて、その印刷物30に掲載された二次元コード画像31を復号化することで、第1のリンク情報を取得することができる。なお、リーダ3は、例えば、デコーダをインストールしたカメラ付き携帯電話、専用スキャナ等であり、公知のリーダであってよい。
【0024】
一方、ユーザは、ユーザ端末2の画面表示を見ながら、タッチパネル、マウス等の入力装置を用いて、オンライン上で、ウェブページ120及び二次元コード画像121に対して様々な操作を行うことができる。そこで、本実施形態に係るウェブページ120は、ユーザ端末2において、二次元コード画像121に対する選択操作が行われたことに応じて、所定のリンク先への遷移処理を実行させるために、二次元コード画像121に紐付けられた第2のリンク情報を含んでいる。
【0025】
そして、このウェブページ120において二次元コード画像121に紐付けられた第2のリンク情報は、二次元コード画像121にコード化された第1のリンク情報の示すリンクと同一のリンクを示すように設定されている。すなわち、ウェブページ120上で二次元コード画像121を選択操作したときに取得される第2のリンク情報は、従来のようにリーダ3を用いて二次元コード画像121(31)を復号化したときに取得される第1のリンク情報と同一になっている。
【0026】
これにより、本実施形態では、ウェブページ120上で二次元コード画像121を選択操作した場面と、従来のようにリーダ3を用いて二次元コード画像121(31)を復号化した場面とで、同じリンクに遷移する処理が実行可能である。つまり、ウェブページ120に掲載される二次元コード画像121をオンラインでもオフラインでも同じように利用することができる。
【0027】
したがって、本実施形態によれば、ユーザは、オンライン及びオフラインの2つの形態から二次元コード画像121の使い方を好みに応じて選択することができる。また、オンラインで利用することを選択した際には、選択操作を行うだけで第2のリンク情報を取得することができるため、二次元コード(二次元コード画像121)を復号化する手間を省略することができる。よって、本実施形態によれば、ウェブページ120に表示される二次元コード画像121の利用性を高めることができる。
【0028】
なお、図1では、二次元コードの一例として、QRコード(登録商標)が例示されている。しかしながら、本実施形態で利用可能な二次元コードの種類は、QRコード(登録商標)に限定される訳ではなく、実施の形態に応じて適宜選択可能である。また、QRコード(登録商標)は、マトリックス型の二次元コードの一例であるが、本実施形態で利用可能な二次元コードの種類は、マトリックス型に限定される訳ではなく、スタック型であってもよい。スタック型の二次元コードの一例として、PDF417を挙げることができる。更に、二次元コード画像121にコード化された第1のリンク情報及び二次元コード画像121に紐付けられた第2のリンク情報の示すリンク先は、このウェブページ120を提供するウェブページ提供装置1内であってもよいし、ウェブページ提供装置1以外のサーバであってもよい。第1のリンク情報及び第2のリンク情報は、実施の形態に応じて適宜設定可能である。
【0029】
§2 構成例
[ハードウェア構成例]
<ウェブページ提供装置>
次に、図2を用いて、ウェブページ提供装置1のハードウェア構成の一例を説明する。図2は、本実施形態に係るウェブページ提供装置1のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。図2に例示されるように、ウェブページ提供装置1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含む制御部11、制御部11で実行されるプログラム8等を記憶する記憶部12、ネットワーク7を介した通信を行うための通信インタフェース13、及び記憶媒体9に記憶されたプログラムを読み込むためのドライブ14が電気的に接続されたコンピュータである。ただし、図2では、通信インタフェースは、「通信I/F」と記載されている。
【0030】
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置である。本実施形態では、記憶部12は、電子化されたウェブページ120のデータであるウェブページデータ1200と、電子化された二次元コード画像121のデータである二次元コード画像データ1210を記憶している。ただし、ウェブページデータ1200及び二次元コード画像データ1210の記憶場所は、ウェブページ提供装置1の記憶部12に限られなくてもよい。例えば、ウェブページデータ1200及び二次元コード画像データ1210は、ネットワークを介してウェブページ提供装置1に接続される他の情報処理装置に記憶されていてもよい。なお、ウェブページデータ1200は、本発明の「ウェブページデータ」に相当する。
【0031】
また、記憶部12は、プログラム8を記憶している。このプログラム8は、ウェブページ提供装置1に後述するウェブページ120の提供処理を実行させるためのプログラムである。このプログラム8は、記憶媒体9に記録されてもよい。記憶媒体9は、コンピュータその他装置、機械等が記録されたプログラム等の情報を読み取り可能なように、当該プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的又は化学的作用によって蓄積する媒体である。記憶媒体9は、本発明の「記憶媒体」に相当する。なお、図2では、記憶媒体9の一例として、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)等のディスク型の記憶媒体が例示されている。しかしながら、記憶媒体9の種類は、ディスク型に限定される訳ではなく、ディスク型以外であってもよい。ディスク型以外の記憶媒体として、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリを挙げることができる。
【0032】
なお、ウェブページを提供可能である限り、ウェブページ提供装置1のハードウェア構成は、上記のような例に限定されなくてもよい。ウェブページ提供装置1の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換及び追加が可能である。例えば、制御部11は、複数のプロセッサを含んでもよい。また、ウェブページ提供装置1には、提供されるサービス専用に設計された情報処理装置の他、汎用のサーバ装置等が用いられてよい。更に、ウェブページ提供装置1は、1又は複数のコンピュータにより構成することができる。
【0033】
<ユーザ端末>
次に、図3を用いて、ユーザ端末2のハードウェア構成の一例を説明する。図3は、ユーザ端末2のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。ユーザ端末2は、CPU、RAM、ROM等を含む制御部21、制御部21で実行するプログラム等を記憶する記憶部22、ネットワークを介して通信を行うための通信インタフェース23、マウス、キーボード等の入力を行うための入力装置24、及びディスプレイ等の表示を行うための表示装置25が電気的に接続されたコンピュータである。
【0034】
なお、ユーザ端末2の具体的なハードウェア構成に関して、実施形態に応じて適宜構成要素の省略、置換、及び、追加が可能である。例えば、入力装置24及び表示装置25は、タッチパネルディスプレイに置き換えられてもよい。また、ユーザ端末2には、提供されるサービス専用に設計されたコンピュータ端末の他、スマートフォンを含む携帯電話、タブレット端末、PC等の汎用のコンピュータ端末が用いられてもよい。ユーザ端末2は、ウェブページ120を取得し、ウェブページ120を表示可能なコンピュータ端末であれば、特に限定されなくてもよい。
【0035】
また、図1に例示されるように、本実施形態では、ウェブページ提供装置1とユーザ端末2との間における情報の伝達は、ネットワークを介したデータ通信によって行われる。当該データ通信に利用されるネットワークの種類は、ユーザ端末2の利用可能な通信キャリア(回線)により適宜選択可能である。例えば、当該データ通信には、インターネット、無線通信網、移動通信網、専用網等が用いられてよい。
【0036】
[機能構成例]
次に、図4を用いて、ウェブページ提供装置1の機能構成の一例を説明する。図4は、本実施形態に係るウェブページ提供装置1の機能構成の一例を模式的に例示する。ウェブページ提供装置1の制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラム8をRAMに展開する。そして、制御部11は、RAMに展開されたプログラム8をCPUにより解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これによって、図4に例示されるように、本実施形態に係るウェブページ提供装置1は、ウェブページ提供手段111、及び二次元コード画像提供手段112を備えるコンピュータとして機能する。
【0037】
ウェブページ提供手段111は、ユーザ端末2からの要求に応じて、印刷可能なウェブページ120(ウェブページデータ1200)を提供する。また、二次元コード画像提供手段112は、第1のリンク情報をコード化した二次元コード画像121(二次元コード画像データ1210)を、ウェブページ内の指定された箇所に表示するように提供する。各機能に関しては後述する動作例で詳細に説明する。
【0038】
なお、本実施形態では、これらの機能がいずれも汎用のCPUによって実現される例について説明している。しかしながら、これらの機能の一部又は全部が、1又は複数の専用のプロセッサにより実現されてもよい。また、ウェブページ提供装置1の機能構成に関して、実施形態に応じて、適宜、機能の省略、置換及び追加が行われてもよい。
【0039】
§3 動作例
次に、図5を用いて、ウェブページ提供装置1の動作例について説明する。図5は、ウェブページ提供装置1がユーザ端末2からの要求に応じてウェブページ120を提供する際の処理手順の一例を例示する。なお、以下で説明するウェブページ提供装置1の処理手順は、本発明の「ウェブページ提供方法」に相当する。ただし、以下で説明する処理手順は一例にすぎず、処理手順に含まれるステップは可能な限り変更されてもよい。以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0040】
(ステップS101)
まず、ステップS101では、ユーザ端末2の制御部21が、ネットワークを介して、ウェブページ提供装置1に対してウェブページ120の提供の要求を行う。例えば、ウェブページ提供装置1とユーザ端末2との間のデータ通信がHTTP(Hypertext Transfer Protocol)通信である場合、ウェブページ120の閲覧を所望するユーザは、ユーザ端末2を操作して、ウェブブラウザを起動する。そして、ユーザが、起動したウェブブラウザ上で、ウェブページ提供装置1のURLを指定する操作を行う。これにより、ユーザ端末2の制御部21は、ウェブページ提供装置1に対して、指定されたURLで特定されるウェブページ120の提供の要求を行う。
【0041】
(ステップS102及びS103)
次のステップS102では、ウェブページ提供装置1の制御部11が、ウェブページ提供手段111として機能し、ステップS101によるユーザ端末2からの要求に応じて、指定されたURLで特定されるウェブページデータ1200をユーザ端末2に送信する。また、次のステップS103では、制御部11は、二次元コード画像提供手段112として機能し、ウェブページ120内の指定された箇所に表示する二次元コード画像121の二次元コード画像データ1210をユーザ端末2に送信する。
【0042】
ここで、ウェブページデータ1200は、ユーザ端末2からの要求に応じて、印刷可能なウェブページ120として提供されるデータである。このウェブページデータ1200の形式は、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、ウェブページデータ1200の形式の一例として、HTML(HyperText Markup Language)形式、PDF(Portable Document Format)形式等を挙げることができる。
【0043】
本実施形態では、ウェブページデータ1200は、第1のリンク情報をコード化した二次元コード画像121をウェブページ120内の指定された箇所に表示するための画像情報を含む。画像情報は、ウェブページ120内の指定された箇所に表示する画像(二次元コード画像121)を特定するための情報であり、ウェブページデータ1200のデータ形式に応じて適宜指定される。
【0044】
ウェブページデータ1200が、二次元コード画像データ1210とは切り離されて保存されるデータ形式(例えば、HTML形式)のデータである場合、画像情報は、二次元コード画像121の二次元コード画像データ1210の所在を指定する情報に相当する。二次元コード画像データ1210の所在を指定する情報とは、例えば、後述する図6で例示されるIMGタグの情報である。
【0045】
この場合、制御部11は、上記ステップS102の処理として、ウェブページデータ1200をユーザ端末2に送信する。ユーザ端末2の制御部21は、受信したウェブページデータ1200を解釈し、画像情報に基づいて、二次元コード画像データ1210の提供の要求をウェブページ提供装置1に行う。これに応じて、ウェブページ提供装置1の制御部11は、上記ステップS103の処理として、二次元コード画像データ1210をユーザ端末2に送信する。これにより、制御部11は、ウェブページ120及び二次元コード画像121をユーザ端末2に提供する。
【0046】
一方、ウェブページデータ1200が、二次元コード画像データ1210を含んで保存されるデータ形式(例えば、PDF形式)のデータである場合、画像情報は、二次元コード画像データ1210そのものに相当する。この場合、制御部11は、上記ステップS102及びS103の処理として、二次元コード画像データ1210を含むウェブページデータ1200をユーザ端末2に送信する。これにより、制御部11は、ウェブページ120及び二次元コード画像121をユーザ端末2に提供する。
【0047】
(ステップS104)
次のステップS104では、ユーザ端末2の制御部21は、受信したウェブページデータ1200及び二次元コード画像データ1210に基づいて、二次元コード画像121を含むウェブページ120を表示装置25に表示する。これにより、ウェブページ120の提供に係る処理手順は終了する。
【0048】
ここで、図6を用いて、ユーザ端末2に表示されるウェブページ120について説明する。図6は、ユーザ端末2に表示されるウェブページ120の一例を模式的に例示する。図6に例示されるウェブページ120は、商品の購入を受け付けるための電子カタログの一部である。ただし、ウェブページ120の種類は、このような電子カタログに限定される訳ではなく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。なお、図6では、説明の便宜上、ウェブページ120をHTML形式で構成した例を示している。
【0049】
具体的に、ウェブページ120は、商品Aの購入を受け付けるために、商品Aをカートに追加する処理を受け付ける商品ページ部分1201を含んでいる。この商品ページ部分1201には、二次元コード画像データ1210により、第1のリンク情報をコード化した二次元コード画像121が表示されている。図6の例では、この第1のリンク情報は、「http://aaa.jp/cart?maker=xxx&productname=yyy&model=zzz」である。このうち、「?」より手前の「http://aaa.jp/cart」は、商品を追加するカートの位置を指定している。一方、「?」より後の「maker=xxx&productname=yyy&model=zzz」は、カートに追加する処理に利用するパラメタに相当する(詳細には、3つのパラメタが指定されている)。このように、第1のリンク情報の示すリンクは、商品を追加するカートの位置と商品をカートに追加する処理に利用するパラメタとを含んでもよい。
【0050】
また、ウェブページデータ1200は、ユーザ端末2において、二次元コード画像121に対する選択操作が行われたことに応じて、所定のリンク先への遷移処理を実行させるために、二次元コード画像121に紐付けられた第2のリンク情報を含んでいる。この第2のリンク情報は、第1のリンク情報の示すリンクと同一のリンクを示すように設定される。すなわち、図6の例では、第2のリンク情報は、アンカータグを用いて、そのリンク先が、「http://aaa.jp/cart?maker=xxx&productname=yyy&model=zzz」を示すように設定されている。
【0051】
これにより、本実施形態では、ユーザは、ウェブページ120に表示される二次元コード画像121を次の2つの形態で利用可能である。
【0052】
1つ目の形態として、ユーザは、従来のとおり、オフライン上で二次元コード121を利用することができる。すなわち、図1に例示されるように、ユーザは、リーダ3を用いて、二次元コード画像121を復号化することで、第1のリンク情報を取得し、商品Aをカートに追加する処理を実行するようにすることができる。
【0053】
この形態では、上記のとおり、ユーザは、リーダ3を用いて、表示装置25に表示される二次元コード画像121を復号化することで、第1のリンク情報を取得することができる。また、ユーザは、ウェブページ120を印刷物30に印刷し、リーダ3を用いて、その印刷物30に掲載された二次元コード画像31を復号化することで、第1のリンク情報を取得することができる。
【0054】
第1のリンク情報を取得すると、例えば、リーダ3を接続したユーザ端末により、この第1のリンク情報の示すリンク先に遷移する処理を実行することができる。リーダ3の接続するユーザ端末は、ユーザ端末2であってもよいし、ユーザ端末2以外のユーザ端末であってもよい。これにより、第1のリンク情報の示すカートの位置により指定されるサーバに対して、パラメタを引き渡して、商品Aをカートに追加する処理を実行させることができる。
【0055】
なお、商品Aをカートに追加する処理は、カートの位置で指定されるサーバ上で実行される。上記図6の例の場合、当該処理は、リンク先である「http://aaa.jp/cart」で実行される。このリンク先は、ウェブページ提供装置1であってもよいし、ウェブページ提供装置1以外のサーバであってもよい。このリンク先が、ウェブページ提供装置1のURLである場合には、ウェブページ提供装置1の制御部11は、ユーザ端末からの第1のリンク情報に基づく要求に応じて、商品Aをカートに追加する処理を実行する。
【0056】
一方、2つ目の形態として、ユーザは、オンライン上で二次元コード画像121を利用することができる。すなわち、ユーザは、ウェブページ120上で二次元コード画像121に対する選択操作を行うことで、商品Aをカートに追加する処理を実行するようにすることができる。
【0057】
選択操作は、入力装置24を用いて二次元コード画像121を選択する操作を行うことである。例えば、入力装置24がマウスである場合、ユーザは、図6に例示されるように、カーソル241を二次元コード画像121上に配置した状態で、マウスのボタンをクリックすることで、二次元コード画像121に対する選択操作を行うことができる。また、例えば、入力装置24がタッチパネルである場合、ユーザは、二次元コード画像121上を指でタッチすることで、二次元コード画像121に対する選択操作を行うことができる。
【0058】
このような選択操作を行うと、ユーザ端末2の制御部21は、ウェブページデータ1200から、二次元コード画像121に紐付けられている第2のリンク情報を取得する。そして、制御部21は、第2のリンク情報の示すリンク先に遷移する処理を実行する。このとき、第2のリンク情報は、第1のリンク情報と同一のリンクを示すように設定されている。そのため、ユーザ端末2は、上記二次元コード画像121を復号化したときと同じく、上記サーバに対して、商品Aをカートに追加する処理を実行させることができる。
【0059】
このように、本実施形態では、ウェブページ120に掲載される二次元コード画像121をオンラインでもオフラインでも同じように利用することができる。特に、電子カタログをウェブ上で利用するのと同じように、電子カタログの印刷物を利用して、商品の発注が行えるようになる。また、ウェブ上で利用する際に、選択操作を行うだけで第2のリンク情報を取得することができるため、二次元コード画像121を復号化する手間を省略することができる。よって、本実施形態によれば、ウェブページ120に表示される二次元コード画像121の利用性を高め、顧客の利便性の高い電子カタログシステムを提供することができる。
【0060】
§4 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
【0061】
例えば、上記動作例では、ウェブページ提供装置1とユーザ端末2との間のデータ通信の形式としてHTTP通信を採用している。しかしながら、ウェブページ提供装置1とユーザ端末2との間のデータ通信の形式は、HTTP通信に限られなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
【0062】
また、上記図6の例では、第2のリンク情報は、HTMLのアンカータグを用いて設定されている。しかしながら、二次元コード画像121に対する選択操作が行われたことに応じて、第2のリンク情報により特定されるリンク先に遷移する処理をユーザ端末2に実行させることが可能であるならば、第2のリンク情報は、アンカータグ以外で設定されてもよい。例えば、ウェブページデータ1200がHTML形式である場合には、第2のリンク情報は、フォームタグを用いて設定されてもよい。また、ウェブページデータ1200がPDF形式である場合には、第2のリンク情報は、ハイパーリンクにより設定されてもよい。
【0063】
また、上記図6の例では、第1のリンク情報及び第2のリンク情報の示すリンクは、商品を追加するカートの位置と当該商品をカートに追加する処理に利用するパラメタとを含んでいる。しかしながら、第1のリンク情報及び第2のリンク情報の示すリンクは、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。また、第1のリンク情報及び第2のリンク情報が含むパラメタの種類は、商品をカートに追加する処理に利用するパラメタに限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。第1のリンク情報及び第2のリンク情報により示されるリンクは、ウェブページにアクセスする際にリンク先に指定可能なあらゆる種類のパラメタを含むことができる。
【0064】
また、上記図6の例では、第1のリンク情報及び第2のリンク情報は、GETメソッドに従ってリンクを指定している。すなわち、第1のリンク情報及び第2のリンク情報において、パラメタは、HTTPリクエスト行でURLの末尾側に付与されている。しかしながら、第1のリンク情報及び第2のリンク情報でリンクを指定するのに採用可能なメソッドは、GETメソッドに限定される訳ではなく、POSTメソッドであってもよい。POSTメソッドの場合、第1のリンク情報及び第2のリンク情報のパラメタは、HTTPリクエストのボディ部に格納される。
【0065】
また、第1のリンク情報及び第2のリンク情報は、リンク先に引き渡すパラメタを含んでいなくてもよい。すなわち、第1のリンク情報及び第2のリンク情報は、ホスト名、ドメイン等の位置を示す情報のみで構成されてもよい。第1のリンク情報及び第2のリンク情報は、典型的には、URLである。第1のリンク情報及び第2のリンク情報は、ウェブページ120上でリンクとして指定可能な、特に、ウェブブラウザ上の選択操作に対して指定可能なあらゆる情報を含んでよい。
【符号の説明】
【0066】
1…ウェブページ提供装置、
11…制御部、12…記憶部、13…通信インタフェース、14…ドライブ、
111…ウェブページ提供手段、112…二次元コード画像提供手段、
120…ウェブページ、1200…ウェブページデータ、
121…二次元コード画像、1210…二次元コード画像データ、
8…プログラム、9…記憶媒体、
2…ユーザ端末、
21…制御部、22…記憶部、23…通信インタフェース、
24…入力装置、241…カーソル、25…表示装置、
3…リーダ、30…印刷物、31…二次元コード画像
図1
図2
図3
図4
図5
図6