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特開2018-652業務用クリーニング方法とそれに用いるメッシュ袋とベルトとハンガー
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-652(P2018-652A)
(43)【公開日】2018年1月11日
(54)【発明の名称】業務用クリーニング方法とそれに用いるメッシュ袋とベルトとハンガー
(51)【国際特許分類】
   D06F 93/00 20060101AFI20171208BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20171208BHJP
   D06F 35/00 20060101ALI20171208BHJP
   D06F 43/00 20060101ALI20171208BHJP
【FI】
   D06F93/00
   G06Q50/10
   D06F35/00 A
   D06F43/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2016-133003(P2016-133003)
(22)【出願日】2016年7月5日
(71)【出願人】
【識別番号】306009352
【氏名又は名称】株式会社TAKUMA SYSTEM
(71)【出願人】
【識別番号】593003570
【氏名又は名称】株式会社オリタニ
(74)【代理人】
【識別番号】100108497
【弁理士】
【氏名又は名称】小塚 敏紀
(72)【発明者】
【氏名】藤井 憲治
【テーマコード(参考)】
3B168
5L049
【Fターム(参考)】
3B168AC01
3B168AE01
3B168AE04
3B168BA47
3B168WA03
3B168WA12
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】 ダグを衣服に針状の締結器具でつけることなく、管理システムにより管理して衣服を業務としてクリーニングする業務用クリーニング方法とそれに用いる網袋とハンガーとバンドを提供しようとする。
【解決手段】
従来の衣服を業務としてクリーニングする業務用クリーニング方法に変わって、管理のためのコードである管理コードを表すことのできるタグである管理タグを準備する準備工程と、管理システムにより衣服に紐つけられた前記管理コードを表された前記管理タグを発行する発行工程と、衣服と前記管理タグとを一体として扱える様にするタグ付け工程と、衣服を洗浄する洗浄工程と、を備え、前記タグ付け工程は衣服のポケットに前記管理タグを入れ、前記洗浄工程は前記管理タグをポケットに入れられた衣服を前記管理タグごと洗浄する、ものとする。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理システムにより管理して衣服を業務としてクリーニングする業務用クリーニング方法であって、
管理のためのコードである管理コードを表すことのできるタグである管理タグを準備する準備工程と、
管理システムにより衣服に関連づけられた前記管理コードを表された前記管理タグを発行する発行工程と、
衣服と前記管理タグとを一体として扱える様にするタグ付け工程と、
衣服を洗浄する洗浄工程と、
を備え、
前記タグ付け工程は衣服のポケットに前記管理タグを入れ、
前記洗浄工程は前記管理タグをポケットに入れられた衣服を前記管理タグごと洗浄する、
ことを特徴とする業務用クリーニング方法。
【請求項2】
洗浄した衣服を乾燥させる乾燥工程と、
衣服を仕上げる仕上げ工程と、
衣服を包装するための前処理をする包装前工程と、
を備え、
前記準備工程は前記管理タグと前記管理タグを保持できるハンガーとを準備し、
前記乾燥工程または前記包装前工程は衣服を前記ハンガーに掛け、さらに衣服のポケットから取りだした前記管理タグを前記ハンガーに保持させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の業務用クリーニング方法。
【請求項3】
管理システムにより管理して衣服を業務としてクリーニングする業務用クリーニング方法であって、
管理のためのコードである管理コードを表すことのできるタグである管理タグと衣服を入れることのできるメッシュ状の袋であるメッシュ袋とを準備する準備工程と、
管理システムにより衣服に関連づけられた前記管理コードを表された前記管理タグを発行する発行工程と、
前記管理タグと衣服とを一体として扱える様にするタグ付け工程と、
衣服を洗浄する洗浄工程と、
を備え、
前記メッシュ袋は前記管理タグを保持できる部分である管理タグ保持部を設けられ、
前記タグ付け工程は衣服を前記メッシュ袋に入れて、さらに前記メッシュ袋に設けられる前記管理タグ保持部に前記管理タグを保持させ、
前記洗浄工程は前記管理タグを保持する前記管理タグ保持部が固定される前記メッシュ袋に入れられる衣服を前記メッシュ袋ごと洗浄する、
ことを特徴とする業務用クリーニング方法。
【請求項4】
洗浄した衣服を乾燥させる乾燥工程と、
衣服を仕上げる仕上げ工程と、
衣服を包装するための前処理をする包装前工程と、
を備え、
前記準備工程は前記管理タグと前記管理タグを保持できるハンガーとを準備し、
前記乾燥工程または前記包装前工程は衣服をハンガーに掛け、さらに衣服を入れたメッシュ袋の管理タグ保持部から取りだした前記管理タグをハンガーに付ける、
ことを特徴とする請求項3に記載の業務用クリーニング方法。
【請求項5】
管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服を業務としてクリーニングする業務用クリーニング方法であって、
管理のためのコードである群管理コードを表すことのできるタグである群管理タグと群管理タグを付けられるベルトとを準備する準備工程と、
管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられる前記群管理コードを表された前記群管理タグを発行する発行工程と、
前記群管理タグと一群として管理される単数または複数の衣服とを一体として扱える様にするタグ付け工程と、
一群として管理される単数または複数の衣服を洗浄する洗浄工程と、
を備え、
前記タグ付け工程が前記群管理タグを付けるベルトで一群として管理される単数または複数の衣服を束ねて縛り、
前記洗浄工程が前記群管理タグを付けるベルトごと一群として管理される単数または複数の衣服を洗浄する、
ことを特徴とする業務用クリーニング方法。
【請求項6】
一群として管理される単数または複数の衣服を各々に仕上げる仕上げ工程と、
一群として管理される単数または複数の衣服を包装するための前処理をする包装前工程と、
を備え、
前記準備工程は前記群管理タグと前記ベルトとハンガーと前記群管理コードに関連づけられる単数または複数の管理コードを各々に表される単数または複数の管理タグとを準備し、
前記包装前工程は一群として管理される単数または複数の衣服を単数または複数の前記ハンガーに各々に掛け、さらに前記群管理コードに関連づけられた単数または複数の管理コードを各々に表された単数または複数の管理タグを単数または複数の前記ハンガーに各々に付ける、
ことを特徴とする請求項5に記載の業務用クリーニング方法。
【請求項7】
管理システムにより管理して衣服を業務として行うクリーニングに用いるメッシュ袋であって、
衣服を入れることのできるメッシュ状の袋であるメッシュ袋本体と、
管理システムにより衣服に関連づけられた管理のためのコードである管理コードを表されたタグである管理タグを保持できる部分であり前記メッシュ袋本体に固定される管理タグ保持部と、
を備えることを特徴とするメッシュ袋。
【請求項8】
前記管理タグ保持部が前記管理タグを入れることのできるポケット状の部分である、
ことを特徴とする請求項7に記載のメッシュ袋。
【請求項9】
管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服を業務として行うクリーニングに用いるベルトであって、
一群として管理される単数または複数の衣服を束ねて縛ることをできるベルト本体と、
管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられた管理のためのコードである群管理コードを表される群管理タグを保持できる部分であり前記ベルト本体に固定される管理タグ保持部と、
を備えることを特徴とするベルト。
【請求項10】
前記管理タグ保持部が前記群管理タグを保持でき前記ベルト本体に固定できるプレート状の部分である、
ことを特徴とする請求項9に記載のベルト。
【請求項11】
管理システムにより管理して衣服を業務として行うクリーニングに用いるハンガーであって、
衣服を掛けることのできるハンガー本体と、
管理システムにより衣服に関連づけられた管理のためのコードである管理コードを表されるタグである管理タグを保持できる部分であり前記ハンガー本体に固定される管理タグ保持部と、
を備えることを特徴とするハンガー。
【請求項12】
前記管理タグ保持部は前記管理タグを挟むことのできるクリップ状の部分である、
ことを特徴とする請求項11に記載のハンガー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣服を業務としてクリーニングする業務用クリーニング方法とそれに用いるメッシュ袋とベルトとハンガーに関する。
【背景技術】
【0002】
クリーニング業は、衣服を業務としてクリーニングする業態である。
【0003】
クリーニングでは、衣服の種類に応じてクリーニング方法を選択する。
例えば、ワイシャツは水洗いを基本としてクリーニングする。
例えば、スーツ、婦人上衣、スカート、コート、等の一般衣服は、ドライクリーニングを基本としてクリーニングする。
【0004】
お客は、クリーング店にクリーニングを依頼する衣服、等を持ち込む。
クリーニング店は、顧客ごとに管理伝票と管理タグとを発行する。
管理伝票には、顧客に関連づけられる顧客コードが表される。
例えば、管理伝票は、店舗控とお預かり票と複数の加工票とで構成される。
店舗控は、店舗に控える伝票である。
お預かり票は、顧客にお渡しする預かり票である。
加工票は、クリーニング工場へ衣服とともに送られる伝票である。
例えば、複数の加工票は、検品され袋に入れられたたワイシャツに添付されてワイシャツのためのクリーニング工場へ送られる加工票と、検品され袋にいれた一般衣服に添付されて一般衣服のためのクリーニング工場へおくられる加工票とで構成される。
管理タグは、衣服に関連づけられる管理コードを印刷したタグである。
管理伝票には、それぞれ管理コードが表される。
ワイシャツと一般衣服は、検品された後で、管理タグを付けられる。その後、袋に入れられてクリーニング工場に送られる。
【0005】
ワイシャツのためのクリーニング工場では以下のクリーニング方法を実施する。
クリーニング工業でのクリーニング方法は、洗浄工程と仕上工程と包装工程とアッセンブリ工程とで構成される。
洗浄工程では、ワイシャツを水洗いし、脱水する。
仕上工程では、ワイシャツを加熱プレスし仕上げる。
包装工程では、ワイシャツをハンガーに掛けたり、ワイシャツを畳んで袋つめする。
アッセンブリ工程は、包装されたワイシャツを顧客毎にまとめる。
その後、アッセンブリされたワイシャツは店舗に出荷される。
【0006】
一般衣服のためのクリーニング工場では以下のクリーニング方法を実施する。
クリーニング工場でのクリーニング方法は、ドライクリーニング工程と乾燥工程と、仕上工程と包装工程とアッセンブリ工程とで構成される。
ドライクリーニング工程では、衣服をドライクリーニングし、脱液する。
乾燥工程では、衣服を乾燥させる。
仕上工程では、衣服を加熱プレスし仕上げる。
包装工程では、衣服をハンガーに掛けたり、衣服を畳んで袋つめする。
アッセンブリ工程は、包装された衣服を顧客毎にまとめる。
その後、アッセンブリされた衣服は店舗に出荷される。
【0007】
店舗では、クリーニング工場から返却されたワイシャツ、一般衣服を客にわたす。
【0008】
クリーニング工場では、ワイシャツ、一般衣服を管理コードで管理する。
管理タグは管理コードが表された耐水性素材のタグである。
従来の方法では、管理タグをワイシャツ、一般衣服に付けている。
例えば、管理ダグをワイシャツ、一般衣服に針状の締結器具(いわゆる、ホッチキス)でつけており、その作業に要する人力が負担になっていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、ダグを衣服に針状の締結器具でつけることなく、管理システムにより管理して衣服を業務としてクリーニングする業務用クリーニング方法とそれに用いるメッシュ袋とハンガーとバンドを提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明に係る管理システムにより管理して衣服を業務としてクリーニングする業務用クリーニング方法であって、管理のためのコードである管理コードを表すことのできるタグである管理タグを準備する準備工程と、管理システムにより衣服に関連づけられた前記管理コードを表された前記管理タグを発行する発行工程と、衣服と前記管理タグとを一体として扱える様にするタグ付け工程と、衣服を洗浄する洗浄工程と、を備え、前記タグ付け工程は衣服のポケットに前記管理タグを入れ、前記洗浄工程は前記管理タグをポケットに入れられた衣服を前記管理タグごと洗浄する、ものとする。
【0011】
上記本発明の構成により、準備工程は、管理のためのコードである管理コードを表すことのできるタグである管理タグを準備する。発行工程は、管理システムにより衣服に関連づけられた前記管理コードを表された前記管理タグを発行する。前記タグ付け工程は、衣服のポケットに前記管理タグを入れて、衣服と前記管理タグとを一体として扱える様にする。前記洗浄工程は、前記管理タグをポケットに入れられた衣服を前記管理タグごと洗浄して、衣服を洗浄する。
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
【0012】
以下に、本発明の実施形態に係る業務用クリーニング方法を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0013】
本発明の実施形態に係る業務用クリーニング方法は、洗浄した衣服を乾燥させる乾燥工程と、衣服を仕上げる仕上げ工程と、衣服を包装するための前処理をする包装前工程と、を備え、前記準備工程は前記管理タグと前記管理タグを保持できるハンガーとを準備し、前記乾燥工程または前記包装前工程は仕上げられた衣服を前記ハンガーに掛け、さらに衣服のポケットから取りだした前記管理タグを前記ハンガーに保持させる、ものとする。
上記の実施形態の構成により、ハンガーは、前記管理タグを保持できる。仕上げ工程は、衣服を仕上げる。前記乾燥工程または前記包装前工程は、仕上げられた衣服を前記ハンガーに掛け、さらに衣服のポケットから取りだした前記管理タグを前記ハンガーに保持させ、衣服を乾燥させる、または衣服を包装するための前処理をする。
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて客に返却する衣服の見栄えが向上する。
【0014】
上記目的を達成するため、本発明に係る管理システムにより管理して衣服を業務としてクリーニングする業務用クリーニング方法であって、管理のためのコードである管理コードを表すことのできるタグである管理タグと衣服を入れることのできるメッシュ状の袋であるメッシュ袋とを準備する準備工程と、管理システムにより衣服に関連づけられた前記管理コードを表された前記管理タグを発行する発行工程と、前記管理タグと衣服とを一体として扱える様にするタグ付け工程と、衣服を洗浄する洗浄工程と、を備え、前記メッシュ袋は前記管理タグを保持できる部分である管理タグ保持部を設けられ、前記タグ付け工程は衣服を前記メッシュ袋に入れて、さらに前記メッシュ袋に設けられる前記管理タグ保持部に前記管理タグを保持させ、前記洗浄工程は前記管理タグを保持する前記管理タグ保持部が固定される前記メッシュ袋に入れられる衣服を前記メッシュ袋ごと洗浄する、
ものとする。
【0015】
上記本発明の構成により、管理タグは、管理のためのコードである管理コードを表すことのできるタグである。前記メッシュ袋は、前記管理タグを保持できる部分である管理タグ保持部を設けられ、衣服を入れることのできるメッシュ状の袋である発行工程は、管理システムにより衣服に関連づけられた前記管理コードを表された前記管理タグを発行する。前記タグ付け工程は、衣服を前記メッシュ袋に入れて、さらに前記メッシュ袋に設けられる前記管理タグ保持部に前記管理タグを保持させて、前記管理タグと衣服とを一体として扱える様にする。前記洗浄工程は前記管理タグを保持する前記管理タグ保持部が固定される前記メッシュ袋に入れられる衣服を前記メッシュ袋ごと洗浄して、衣服を洗浄する。
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
【0016】
以下に、本発明の実施形態に係る業務用クリーニング方法を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0017】
本発明の実施形態に係る業務用クリーニング方法は、洗浄した衣服を乾燥させる乾燥工程と、衣服を仕上げる仕上げ工程と、衣服を包装するための前処理をする包装前工程と、を備え、前記準備工程は前記管理タグと前記管理タグを保持できるハンガーとを準備し、前記包装前工程は仕上げられた衣服をハンガーに掛け、さらに衣服を入れたメッシュ袋の管理タグ保持部から取りだした前記管理タグをハンガーに付ける、ものとする。
上記の実施形態の構成により、ハンガーは、前記管理タグを保持できる。仕上げ工程は、衣服を仕上げる。前記乾燥工程または前記包装前工程は、仕上げられた衣服をハンガーに掛け、さらに衣服を入れたメッシュ袋の管理タグ保持部から取りだした前記管理タグをハンガーに付けて、洗浄した衣服を乾燥させる、または衣服を包装するための前処理をする。
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて客に返却する衣服の見栄えが向上する。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明に係る管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服を業務としてクリーニングする業務用クリーニング方法であって、管理のためのコードである群管理コードを表すことのできるタグである群管理タグと群管理タグを付けられるベルトとを準備する準備工程と、管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられる前記群管理コードを表された前記群管理タグを発行する発行工程と、前記群管理タグと一群として管理される単数または複数の衣服とを一体として扱える様にするタグ付け工程と、一群として管理される単数または複数の衣服を洗浄する洗浄工程と、を備え、前記タグ付け工程が前記群管理タグを付けるベルトで一群として管理される単数または複数の衣服を束ねて縛り、前記洗浄工程が前記群管理タグを付けるベルトごと一群として管理される単数または複数の衣服を洗浄する、
ものとする。
【0019】
上記本発明の構成により、群管理タグは、管理のためのコードである群管理コードを表すことのできるタグである。ベルトは、群管理タグを付けられる。発行工程は、管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられる前記群管理コードを表された前記群管理タグを発行する。前記タグ付け工程は、前記群管理タグを付けるベルトで一群として管理される単数または複数の衣服を束ねて縛って、前記群管理タグと一群として管理される単数または複数の衣服とを一体として扱える様にする。前記洗浄工程は、前記群管理タグを付けるベルトごと一群として管理される単数または複数の衣服を洗浄して、一群として管理される単数または複数の衣服を洗浄する。
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略して、一群の単数または複数の衣服を群として管理でき、管理のための作業が簡便になる。
【0020】
以下に、本発明の実施形態に係る業務用クリーニング方法を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0021】
本発明の実施形態に係る業務用クリーニング方法は、一群として管理される単数または複数の衣服を各々に仕上げる仕上げ工程と、一群として管理される単数または複数の衣服を包装するための前処理をする包装前工程と、を備え、前記準備工程は前記群管理タグと前記ベルトとハンガーと前記群管理コードに関連づけられる単数または複数の管理コードを各々に表される単数または複数の管理タグとを準備し、
前記包装前工程は一群として管理される単数または複数の衣服を単数または複数の前記ハンガーに各々に掛け、さらに前記群管理コードに関連づけられた単数または複数の管理コードを各々に表された単数または複数の管理タグを単数または複数の前記ハンガーに各々に付ける、ものとする。
上記の実施形態の構成により、仕上げ工程は、一群として管理される単数または複数の衣服を各々に仕上げる。前記包装前工程は一群として管理される単数または複数の衣服を単数または複数の前記ハンガーに各々に掛け、さらに前記群管理コードに関連づけられた単数または複数の管理コードを各々に表された単数または複数の管理タグを単数または複数の前記ハンガーに各々に付けて、一群として管理される単数または複数の衣服を包装するための前処理をする。
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて、返却する衣服の見栄えが向上する。
【0022】
上記目的を達成するため、本発明に係る管理システムにより管理して衣服を業務として行うクリーニングに用いるメッシュ袋であって、衣服を入れることのできるメッシュ状の袋であるメッシュ袋本体と、管理システムにより衣服に関連づけられた管理のためのコードである管理コードを表されたタグである管理タグを保持できる部分であり前記メッシュ袋本体に固定される管理タグ保持部と、を備えるものとする。
【0023】
上記本発明の構成により、メッシュ袋本体は、衣服を入れることのできるメッシュ状の袋である。管理タグ保持部は、管理システムにより衣服に関連づけられた管理のためのコードである管理コードを表されたタグである管理タグを保持できる部分であり前記メッシュ袋本体に固定される。
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
【0024】
以下に、本発明の実施形態に係るメッシュ袋を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0025】
本発明の実施形態に係るメッシュ袋は、前記管理タグ保持部が前記管理タグを入れることのできるポケット状の部分である、ものとする。
上記の実施形態の構成により、前記管理タグ保持部は、前記管理タグを入れることのできるポケット状の部分である。
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
【0026】
上記目的を達成するため、本発明に係る管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服を業務として行うクリーニングに用いるベルトであって、一群として管理される単数または複数の衣服を束ねて縛ることをできるベルト本体と、管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられた管理のためのコードである群管理コードを表される群管理タグを保持できる部分であり前記ベルト本体に固定される管理タグ保持部と、を備えるものとする。
【0027】
上記本発明の構成により、ベルト本体は、一群として管理される単数または複数の衣服を束ねて縛ることをできる。管理タグ保持部は、管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられた管理のためのコードである群管理コードを表される群管理タグを保持できる部分であり前記ベルト本体に固定される。
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
【0028】
以下に、本発明の実施形態に係るベルトを説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0029】
本発明の実施形態に係るベルトは、前記管理タグ保持部が前記群管理タグを保持でき前記ベルト本体に固定できるプレート状の部分である、ものとする。
上記の実施形態の構成により、前記管理タグ保持部が前記群管理タグを保持でき前記ベルト本体に固定できるプレート状の部分である。
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
【0030】
上記目的を達成するため、本発明に係る管理システムにより管理して衣服を業務として行うクリーニングに用いるハンガーであって、衣服を掛けることのできるハンガー本体と、管理システムにより衣服に関連づけられた管理のためのコードである管理コードを表されるタグである管理タグを保持できる部分であり前記ハンガー本体に固定される管理タグ保持部と、を備えるものとする。
【0031】
上記本発明の構成により、ハンガー本体は、衣服を掛けることのできる。管理タグ保持部は、管理システムにより衣服に関連づけられた管理のためのコードである管理コードを表されるタグである管理タグを保持できる部分であり前記ハンガー本体に固定される。
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
【0032】
以下に、本発明の実施形態に係るハンガーを説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0033】
本発明の実施形態に係るハンガーは、前記管理タグ保持部は前記管理タグを挟むことのできるクリップ状の部分である、ものとする。
上記の実施形態の構成により、前記管理タグ保持部は前記管理タグを挟むことのできるクリップ状の部分である、
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
【0034】
上記目的を達成するため、本発明に係る管理システムにより管理して一群として管理される単数または複数の衣服を業務として行うクリーニングに用いるハンガーであって、衣服を掛けることのできるハンガー本体と、管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられた管理のためのコードである群管理コードを表されるタグである群管理タグを保持できる部分であり前記ハンガー本体に固定される管理タグ保持部と、を備えるものとする。
【0035】
上記本発明の構成により、ハンガー本体は、衣服を掛けることのできる。管理タグ保持部は、管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられた管理のためのコードである群管理コードを表されるタグである群管理タグを保持できる部分であり前記ハンガー本体に固定される。
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
【0036】
以下に、本発明の実施形態に係るハンガーを説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0037】
本発明の実施形態に係るハンガーは、前記管理タグ保持部は前記群管理タグを挟むことのできるクリップ状の部分である、ものとする。
上記の実施形態の構成により、前記管理タグ保持部は前記群管理タグを挟むことのできるクリップ状の部分である。
その結果、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
【発明の効果】
【0038】
以上説明したように、本発明に係る衣服を業務としてクリーニングする業務用クリーニング方法とそれに用いるメッシュ袋とベルトとハンガーとは、その構成により、以下の効果を有する。
衣服に関連づけられた前記管理コードを表された前記管理タグを発行し、衣服のポケットに前記管理タグを入れて衣服と前記管理タグとを一体として扱える様にし、前記管理タグをポケットに入れられた衣服を前記管理タグごと洗浄して衣服を洗浄する様にしたので、
従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
また、衣服を仕上げて、仕上げられた衣服を前記ハンガーに掛け、さらに衣服のポケットから取りだした前記管理タグを前記ハンガーに保持させて、衣服を乾燥させる、または衣服を包装するための前処理をする様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて客に返却する衣服の見栄えが向上する。
管理システムにより衣服に関連づけられた前記管理コードを表された前記管理タグを発行し、前記管理タグを保持する前記管理タグ保持部が固定される前記メッシュ袋に入れられる衣服を前記メッシュ袋ごと洗浄して衣服を洗浄する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
また、衣服を仕上げ、仕上げられた衣服をハンガーに掛け、さらに衣服を入れたメッシュ袋の管理タグ保持部から取りだした前記管理タグをハンガーに付けて、衣服を乾燥させる、または衣服を包装するための前処理をする様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて客に返却する衣服の見栄えが向上する。
管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられる前記群管理コードを表された前記群管理タグを発行し、前記群管理タグを付けるベルトで一群として管理される単数または複数の衣服を束ねて縛って、前記群管理タグと一群として管理される単数または複数の衣服とを一体として扱える様にし、前記群管理タグを付けるベルトごと一群として管理される単数または複数の衣服を洗浄して、一群として管理される単数または複数の衣服を洗浄する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略して、一群の単数または複数の衣服を群として管理でき、管理のための作業が簡便になる。
また、一群として管理される単数または複数の衣服を各々に仕上げ、一群として管理される単数または複数の衣服を複数の前記ハンガーに各々に掛け、さらに前記群管理タグに関連づけられる管理タグを複数の前記ハンガーに各々に付けて、一群として管理される単数または複数の衣服を包装するための前処理をする様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて、返却する衣服の見栄えが向上する。
衣服を入れることのできるメッシュ袋に管理システムにより衣服に関連づけられた管理のためのコードである管理コードを表されたタグである管理タグを保持できる部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
また、メッシュ袋に前記管理タグを入れることのできるポケット状の部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
一群として管理される単数または複数の衣服を束ねて縛ることをできるベルト本体に、管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられた管理のためのコードである群管理コードを表される群管理タグを保持できる部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
また、一群として管理される単数または複数の衣服を束ねて縛ることをできるベルト本体に前記群管理タグを保持でき前記ベルト本体に固定できるプレート状の部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
ハンガー本体に管理システムにより衣服に関連づけられた管理のためのコードである管理コードを表されるタグである管理タグを保持できる部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
また、ハンガー本体に前記管理タグを挟むことのできるクリップ状の部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
ハンガー本体に、管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられた管理のためのコードである群管理コードを表されるタグである群管理タグを保持できる部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
また、ハンガー本体に、前記管理タグ保持部は前記群管理タグを挟むことのできるクリップ状の部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
従って、ワイシャツ、一般衣服に針状の締結器具でつけることなく、管理システムにより管理して衣服を業務としてクリーニングする業務用クリーニング方法とそれに用いるメッシュ袋とハンガーとバンドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1】本発明の第一乃至二の実施形態に係る業務用クリーニング方法のフロー図である。
図2】本発明の第一の実施形態に係るタグ付け工程の概念図である。
図3】本発明の第一の実施形態に係る乾燥工程の概念図である。
図4】本発明の第一の実施形態に係る包装前工程の概念図である。
図5】本発明の第二の実施形態に係るタグ付け工程の概念図である。
図6】本発明の第二の実施形態に係る乾燥工程の概念図である。
図7】本発明の第二の実施形態に係る包装前工程の概念図である。
図8】本発明の第三の実施形態に係る業務用クリーニング方法のフロー図である。
図9】本発明の第三の実施形態に係るタグ付け工程の概念図である。
図10】本発明の第三の実施形態に係る包装前工程の概念図である。
図11】本発明の実施形態に係るメッシュ袋の概念図である。
図12】本発明の実施形態に係るベルトの概念図である。
図13】本発明の実施形態に係るハンガーの概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
【0041】
本発明の第一の実施形態にかかる業務用クリーニング方法を、図を基に、説明する。
図1は、本発明の第一乃至二の実施形態に係る業務用クリーニング方法のフロー図である。図2は、本発明の第一の実施形態に係るタグ付け工程の概念図である。図3は、本発明の第一の実施形態に係る乾燥工程の概念図である。図4は、本発明の第一の実施形態に係る包装前工程の概念図である。
衣服は ポケットを持つ衣服である。
説明の便宜上、衣服は背広であるとして説明する。
一般に、背広は、ドライクリーニングされる。
特に汚れがひどいときには、背広は水洗いされる。
【0042】
本発明の第一の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、管理システムにより管理して衣服を業務としてクリーニングする方法である。
本発明の第一の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、準備工程と発行工程S12とタグ付け工程S13と洗浄工程S21とで構成される。
本発明の第一の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、準備工程と発行工程S2とタグ付け工程S13と洗浄工程S21と乾燥工程S22と仕上げ工程S23と包装前工程S24とで構成されてもよい。
本発明の第一の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、準備工程と発行工程S2とタグ付け工程S13と洗浄工程S21と乾燥工程S22と仕上げ工程S23と包装前工程S24と包装工程S25とで構成されてもよい。
本発明の第一の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、準備工程と受付工程S11と発行工程S12とタグ付け工程S13と袋入れ工程S14と洗浄工程S21と乾燥工程S22と仕上げ工程S23と包装前工程S24と包装工程S25とアッセンブリ工程S26と返却工程S31とで構成されてもよい。
【0043】
準備工程と受付工程S11と発行工程S12とタグ付け工程S13と袋入れ工程S14とは店舗前工程S10であり、店舗で顧客ごとに実施される。
洗浄工程S21と乾燥工程S22と仕上げ工程S23と包装前工程S24と包装工程S25とアッセンブリ工程S26とは工場工程S20であり、工場で衣服毎に実施される。
返却工程S31は店舗後工程であり、店舗で顧客毎に実施される。
【0044】
準備工程は、管理タグ20を準備する工程である。
準備工程は、管理タグ20とハンガー300、400とを準備してもよい。。
管理タグ20は、管理のためのコードである管理コードを表すことのできるタグである。
管理タグ20は、衣服10毎に発行される。
【0045】
ハンガー300、400は、管理システムにより管理して衣服を業務として行うクリーニングに用いるものである。
ハンガー300は、ハンガー本体310と管理タグ保持部320とで構成される。
ハンガー本体310は、衣服を掛けることのできるものである。
管理タグ保持部320は、管理システムにより衣服に関連づけられた管理のためのコードである管理コードを表されるタグである管理タグ20を保持できる部分であり、ハンガー本体310に固定される。
管理タグ保持部320は、管理タグ20を挟むことのできるクリップ状の部分であってもよい。
ハンガーには、工場内ハンガー300とサービスハンガー400とがある。
工場内ハンガー300は、クリーニング工場の中で用いるハンガーである。
サービスハンガー400は、衣服を掛けてお客に提供するハンガーである。
【0046】
発行工程S12は、管理システムにより衣服に関連づけられた管理コードを表された管理タグ20を発行する。
管理コードは、管理システムにより衣服毎に衣服に関連づけられる。
店舗でクリーニングのための衣服を受け取ると、管理伝票と共に管理タグ20を発行する。
【0047】
タグ付け工程S13は、衣服10と管理タグ20とを一体として扱える様にする工程である。
タグ付け工程S13は、衣服10のポケットに管理タグ20を入れる。
タグ付け工程S13は、衣服10のポケットに管理タグ20を入れて、衣服10と管理タグ20とを一体として扱える様にする。
タグ付け工程S13は、衣服10がポケットを持っているときに、衣服10のポケットに管理タグ20を入れて、衣服10と管理タグ20とを一体として扱える様にする。
図2は、ポケットを持つ衣服11である背広のポケットに管理タグ20を入れて、衣服と管理タグ20とを一体として扱える様にする様子を示す。
【0048】
袋入れ工程S14は、衣服10を袋に入れて、工場へ入荷する。
【0049】
洗浄工程S21は、衣服を洗浄する工程である。
洗浄工程S21は、管理タグ20をポケットに入れられた衣服を管理タグ20ごと洗浄する。
洗浄工程S21は、管理タグ20をポケットに入れられた衣服10を管理タグ20ごと洗浄し、衣服を洗浄する。
洗浄工程S21は、衣服10を管理タグ20ごとドライクリーニングし、乾燥させてもよい。
洗浄工程S21は、衣服10を管理タグ20ごと水洗いし、乾燥させてもよい。
【0050】
乾燥工程S22は、衣服を乾燥させる工程である。
乾燥工程S22は、衣服をハンガーを用いて吊るして乾燥させてもよい。
乾燥工程S22は、ポケットに管理タグ20をいれたままの衣服をハンガーに掛けて、衣服を乾燥させてもよい。
図3(A)は、仕上げられた衣服である背広をハンガーである工場内ハンガー300に掛ける様子を示す。
乾燥工程S22は、ポケットに管理タグ20をいれたままの衣服を回転するドラムを用いて乾燥させてもよい。
図3(B)は、仕上げられた衣服である背広を回転ドラムで乾燥させる様子を示す。
【0051】
仕上げ工程S23は、洗浄を終了した衣服を仕上げする工程である。
仕上げ工程S23は、洗浄を終了した衣服を加熱プレスして、衣服を仕上げる。
【0052】
包装前工程S24は、衣服を包装するための前処理をする工程である。
包装前工程S24は、仕上げられた衣服をハンガーに掛け、さらに衣服のポケットから取りだした管理タグをハンガーに保持させて、衣服を包装するための前処理をする。
図4は、仕上げられた衣服である背広をハンガーであるサービスハンガー400に掛け、さらに衣服のポケットから取りだした管理タグをサービスハンガー400に保持させる様子を示す。
【0053】
包装工程S25は、衣服10を包装する工程である。
包装工程S25は、衣服をハンガーにかけたまま透明の袋にいれる。
包装工程S25は、衣服をハンガーから外して、折り畳んでもよい。
【0054】
アッセンブリ工程S26は、顧客単位に衣服をまとめる工程である。
アッセンブリ工程S26は、管理伝票を基に、顧客単位に衣服をまとめて、店舗へ出荷する。
【0055】
返却工程S31は、クリーニングを完了した衣服を顧客に返却する工程である。
【0056】
次に、本発明の第二の実施形態にかかる業務用クリーニング方法を、図を基に、説明する。
図1は、本発明の第一乃至二の実施形態に係る業務用クリーニング方法のフロー図である。図5は、本発明の第二の実施形態に係るタグ付け工程の概念図である。図6は、本発明の第二の実施形態に係る乾燥工程の概念図である。図7は、本発明の第二の実施形態に係る包装前工程の概念図である。
衣服は、ポケットを持たない衣服であってもよい。
以下では、説明の便宜上、衣服はスカートであるとして説明する。
一般に、スカートはドライクリーニングされる。
特に汚れがひどいときに、スカートは水洗いされる。
【0057】
本発明の第二の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、管理システムにより管理して衣服を業務としてクリーニングする方法である。
本発明の第一の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、準備工程と発行工程S12とタグ付け工程S13と洗浄工程S21とで構成される。
本発明の第一の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、準備工程と発行工程S12とタグ付け工程S13と洗浄工程S21と乾燥工程S22と仕上げ工程S23と包装前工程S24とで構成されてもよい。
本発明の第一の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、準備工程と発行工程S12とタグ付け工程S13と洗浄工程S21と乾燥工程S22と仕上げ工程S23と包装前工程S24と包装工程S25とで構成されてもよい。
本発明の第一の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、準備工程と受付工程S11と発行工程S12とタグ付け工程S13と袋入れ工程S14と洗浄工程S21と乾燥工程S22と仕上げ工程S23と包装前工程S24と包装工程S25とアッセンブリ工程S26と返却工程S31とで構成されてもよい。
【0058】
準備工程と受付工程S11と発行工程S12とタグ付け工程S13と袋入れ工程S14とは店舗前工程S10であり、店舗で顧客ごとに実施される。
洗浄工程S21と乾燥工程S22と仕上げ工程S23と包装前工程S24と包装工程S25とアッセンブリ工程S26とは工場工程S20であり、工場で衣服毎に実施される。
返却工程S31は店舗後工程であり、店舗で顧客毎に実施される。
【0059】
受付工程S11と発行工程S12と袋入れ工程S14とと仕上げ工程S22包装工程S25とアッセンブリ工程S26と返却工程S31の構成は、第一の実施形態にかかるものと同じなので、説明を省略する。
【0060】
準備工程は、管理タグ20とメッシュ袋100とを準備する工程である。
準備工程は、管理タグ20とメッシュ袋100とハンガー300、400とを準備してもよい。
管理タグ20は、管理のためのコードである管理コードを表すことのできるタグである。
管理タグ20は、衣服10毎に発行される。
管理コードは、衣服に関連づけされる。
メッシュ袋100は、衣服を入れることのできるメッシュ状の袋である。
【0061】
ハンガー300、400は、管理システムにより管理して衣服を業務として行うクリーニングに用いるものである。
ハンガー300は、ハンガー本体310と管理タグ保持部320とで構成される。
ハンガー本体310は、衣服を掛けることのできるものである。
管理タグ保持部320は、管理システムにより衣服に関連づけられた管理のためのコードである管理コードを表されるタグである管理タグ20を保持できる部分であり、ハンガー本体310に固定される。
管理タグ保持部320は、管理タグ20を挟むことのできるクリップ状の部分であってもよい。
ハンガーには、工場内ハンガー300とサービスハンガー400とがある。
工場内ハンガー300は、クリーニング工場の中で用いるハンガーである。
サービスハンガー400は、衣服を掛けてお客に提供するハンガーである。
【0062】
メッシュ袋100は、管理システムにより管理して衣服を業務として行うクリーニングに用いるものである。
メッシュ袋100は、管理タグを保持できる部分である管理タグ保持部を設けられる。
メッシュ袋100は、メッシュ袋本体110と管理タグ保持部120とで構成される。
メッシュ袋本体110は、衣服を入れることのできるメッシュ状の袋である。
管理タグ保持部120は、管理システムにより衣服に関連づけられた管理のためのコードである管理コードを表されたタグである管理タグ20を保持できる部分でありメッシュ袋本体110に固定される。
管理タグ保持部120が管理タグ20を入れることのできるポケット状の部分であってもよい。
図11は、メッシュ袋100の一例を示す。
図11は、メッシュ袋本体110に管理タグ保持部120が固定される様子を示す。
【0063】
タグ付け工程S13は、管理タグと衣服とを一体として扱える様にする工程である。
タグ付け工程S13は、衣服10をメッシュ袋100に入れて、さらにメッシュ袋100に設けられる管理タグ保持部120に管理タグ20を保持させる。
タグ付け工程S13は、衣服10をメッシュ袋100に入れて、さらにメッシュ袋100に設けられる管理タグ保持部120に管理タグ20を保持させて、管理タグ20と衣服10とを一体として扱える様にする。
タグ付け工程S13は、衣服10がポケットを持たない衣服12であるときに、衣服10をメッシュ袋100に入れて、さらにメッシュ袋100に設けられる管理タグ保持部120に管理タグ20を保持させて、管理タグ20と衣服12とを一体として扱える様にする。
タグ付け工程S13は、衣服10をメッシュ袋100に入れて、さらにメッシュ袋100に設けられるポケット状の管理タグ保持部120に管理タグ20を入れて保持させてもよい。
図5は、ポケットを持たない衣服10であるスカート12をメッシュ袋本体110に入れ、管理タグ20をポケット状の管理タグ保持部120に入れて、衣服と管理タグ20とを一体として扱える様にする様子を示す。
【0064】
洗浄工程S21は、衣服10を洗浄する工程である。
洗浄工程S21は、管理タグ20を保持する管理タグ保持部120が固定されるメッシュ袋100に入れられる衣服10をメッシュ袋100ごと洗浄する。
洗浄工程S21は、衣服12を管理タグごとドライクリーニングし、乾燥させてもよい。
【0065】
乾燥工程S22は、衣服を乾燥させる工程である。
乾燥工程S22は、衣服をハンガー300を用いて吊るして乾燥させてもよい。
乾燥工程S22は、仕上げられた衣服をハンガーに掛け、さらに衣服を入れたメッシュ袋の管理タグ保持部から取りだした管理タグをハンガーに付けて、衣服を乾燥させてもよい。
図6(A)は、仕上げられた衣服であるスカート12をハンガーである工場内ハンガー300に掛け、さらにメッシュ袋100の管理タグ保持部120から取りだした管理タグ20を工場内ハンガー300の管理タグ保持部320に保持させる様子を示す。
乾燥工程S22は、メッシュ袋に入れられた衣服をメッシュ袋ごと回転するドラムを用いて乾燥させてもよい。
図6(B)は、メッシュ袋に入れられた衣服をメッシュ袋ごと回転するドラムに入れて乾燥させる様子を示す。
【0066】
包装前工程S24は、衣服10を包装するための前処理をする工程である。
包装前工程S24は、仕上げられた衣服をハンガーに掛け、さらに衣服を入れたメッシュ袋の管理タグ保持部から取りだした管理タグをハンガーに付ける。
包装前工程S24は、仕上げられた衣服をハンガーに掛け、さらに衣服10を入れたメッシュ袋100の管理タグ保持部120から取りだした管理タグ20をハンガー300に付けて、衣服10を包装するための前処理をする
図7は、仕上げられた衣服であるスカート12をハンガーであるサービスハンガー400に掛け、さらにメッシュ袋100の管理タグ保持部120から取りだした管理タグ20をサービスハンガー400に保持させる様子を示す。
既に、乾燥工程S22で衣服がハンガーに掛けられているときは、包装前工程S24は、仕上げられた衣服を管理タグを保持されたハンガーに掛けて、衣服を包装するための前処理をする。
【0067】
次に、本発明の第三の実施形態にかかる業務用クリーニング方法を、図を基に、説明する。
図8は、本発明の第三の実施形態に係る業務用クリーニング方法のフロー図である。図9は、本発明の第三の実施形態に係るタグ付け工程の概念図である。図10は、本発明の第三の実施形態に係る包装前工程の概念図である。
以下では、説明の便宜上、衣服はワイシャツであるとして説明する。
一般に、ワイシャツは、水洗いされる。
【0068】
本発明の第三の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服を業務としてクリーニングする方法である。
本発明の第三の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、準備工程と発行工程S12と客単位ベルト止め工程S13Aと洗浄工程S21とで構成される。
本発明の第三の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、準備工程と発行工程S12と客単位ベルト止め工程S13Aと洗浄工程S21と脱水/乾燥工程S22Aと仕上げ工程S23と包装前工程S24とで構成されてもよい。
本発明の第三の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、準備工程と発行工程S12と客単位ベルト止め工程S13Aと洗浄工程S21と脱水/乾燥工程S22Aと仕上げ工程S23と包装前工程S24と包装工程S25とで構成されてもよい。
本発明の第三の実施形態にかかる業務用クリーニング方法は、準備工程と受付工程S11と発行工程S12と客単位ベルト止め工程S13Aと袋入れ工程S14と洗浄工程S21と脱水/乾燥工程S22Aと仕上げ工程S23と包装前工程S24と包装工程S25とアッセンブリ工程S26と返却工程S31とで構成されてもよい。
【0069】
準備工程と受付工程S11と発行工程S12と客単位ベルト止め工程S13Aと袋入れ工程S14とは店舗前工程S10であり、店舗で顧客ごとに実施される。
洗浄工程S21と脱水工程S22Aと仕上げ工程S23と包装前工程S24と包装工程S25とアッセンブリ工程S26とは工場工程S20であり、工場で衣服毎に実施される。
返却工程S31は店舗後工程であり、店舗で顧客毎に実施される。
客単位ベルト止め工程S13Aは、店舗で行うかわりに、工場行程で行っても良い。
【0070】
受付工程S11と袋入れ工程S14と仕上げ工程S23と包装工程S25とアッセンブリ工程S26と返却工程S31の構成は、第一の実施形態にかかるものと同じなので、説明を省略する。
【0071】
準備工程は、群管理タグ20gとベルト200とハンガー300、400とを準備する工程である。
群管理タグ20gは、管理のためのコードである群管理コードを表すことのできるタグである。
例えば、群管理コードは、顧客毎に関連づけられる。
群管理コードは、店舗または工場で、顧客に関連づけられる。
ベルト200は、群管理タグを付けられるものである。
【0072】
ベルト200は、管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服を業務として行うクリーニングに用いるものである。
ベルト200は、ベルト本体210と管理タグ保持部220とで構成される。
ベルト本体210は、一群として管理される単数または複数の衣服を束ねて縛ることをできるものである。
例えば、ベルト本体210は、結束バンド状のものである。
管理タグ保持部220は、管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられた管理のためのコードである群管理コードを表される群管理タグを保持できる部分でありベルト本体に固定される。
例えば、群管理コードが群管理タグの管理タグ保持部220に刻印、または印刷されていてもよい。
管理タグ保持部220が、群管理タグ20gを保持できベルト本体210に固定できるプレート状の部分であってもよい。
図12は、ベルト200の一例を示す。
図12に、結束バンド状のベルト本体210とベルト本体210に固定され群管理タグ20gを保持できるプレート状の部材とで構成される管理タグ保持部220が示される。
【0073】
ハンガー300は、管理システムにより管理して一群として管理される単数または複数の衣服を業務として行うクリーニングに用いるものである。
ハンガー300は、ハンガー本体310で構成される。
ハンガー本体310は、衣服10を掛けることのできるものである。
【0074】
発行工程S12は、管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられる群管理コードを表された群管理タグ20gを発行する工程である。
群管理コードは、管理システムにより顧客毎に顧客に関連づけられる。
店舗でクリーニングのための衣服10を受け取ると、管理伝票と共に群管理タグ20gを発行する。
店舗でクリーニングのための衣服10を受け取ると、管理伝票と共に群管理タグ20gと管理タグ20とを発行してもよい。
顧客毎に、管理タグ20に表された管理コードは群管理タグ20gに合わされた群管理コードに関連づけされる。
【0075】
客単位ベルト止め工程S13Aは、群管理タグ20gと一群として管理される単数または複数の衣服10とを一体として扱える様にする工程である。
客単位ベルト止め工程S13Aは、群管理タグを固定されるベルト200で一群として管理される単数または複数の衣服10を束ねて縛る。
客単位ベルト止め工程S13Aは、群管理タグを固定されるベルトで一群として管理される単数または複数の衣服10を束ねて縛り、群管理タグ20gと一群として管理される単数または複数の衣服10とを一体として扱える様にする。
図9は、ベルト200で複数のワイシャツ13を束ねて縛る様子をしめす。
【0076】
洗浄工程S21は、一群として管理される単数または複数の衣服10を洗浄する工程である。
洗浄工程S21は、群管理タグ20gを付けるベルト200ごと一群として管理される単数または複数の衣服10を洗浄する。
洗浄工程S21は、群管理タグ20gを付けるベルト200ごと一群として管理される単数または複数の衣服10を洗浄して一群として管理される単数または複数の衣服10を洗浄する。
洗浄工程S21は、一群として管理される単数または複数の衣服10を群管理タグ20gごと水洗いし、脱水させてもよい。
【0077】
脱水/乾燥工程S22Aは、衣服を脱水、または乾燥処理させる工程である。
脱水/乾燥工程S22Aは、群管理タグ20gを付けるベルト200ごと一群として管理される単数または複数の衣服10を洗浄して一群として管理される単数または複数の衣服10を脱水させる。
または、脱水/乾燥工程S22Aは、群管理タグ20gを付けるベルト200ごと一群として管理される単数または複数の衣服10を洗浄して一群として管理される単数または複数の衣服10を乾燥させる。
【0078】
仕上げ行程S23は、脱水された衣服、または乾燥処理された衣服を仕上げる行程である。
例えば、仕上げ行程S23は、脱水された衣服、または乾燥処理された衣服をプレスして仕上げる。
【0079】
包装前工程S24は、一群として管理される単数または複数の衣服10を包装するための前処理をする工程である。
包装前工程S24は、一群として管理される単数または複数の衣服を複数のハンガーに各々に掛け、さらに群管理コードに関連づけられる管理コードを表した管理タグ20を各々のハンガーに各々に付ける。
図10は、複数の衣服を複数のハンガーであるサービスハンガー400に各々に掛け、さらに群管理タグに表された群管理コードに関連づけられる3つの管理コードを表される3つの管理タグ20を3つのサービスハンガー400に各々に保持させる様子を示す。
例えば、管理ダグ20が、群管理タグ20gに表される群管理コードに関連づけされた顧客がクリーニングを依頼した衣服に関連づけされる管理コードを表されるタグである。
【0080】
本発明の実施形態にかかる業務用クリーニング方法とそれに用いるメッシュ袋、ベルト、ハンガーは、その構成により以下の効果を奏する。
衣服10に関連づけられた管理コードを表された管理タグ20を発行し、ポケットを持つ衣服11のポケットに管理タグ20を入れて衣服10と管理タグ20とを一体として扱える様にし、管理タグ20をポケットに入れられた衣服11を管理タグ20ごと洗浄して衣服を洗浄する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
また、衣服10を仕上げて、仕上げられたポケットをもつ衣服10をハンガー300に掛け、衣服を乾燥させ、さらに衣服10のポケットから取りだした管理タグ20をサービスハンガー400に保持させて、衣服を包装するための前処理をする様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて衣服に管理タグが残らず客に返却する衣服の見栄えが向上する。
管理システムによりポケットを持なたい衣服12に関連づけられた管理コードを表された管理タグ20を発行し、管理タグ20を保持する管理タグ保持部220が固定されるメッシュ袋100に入れられるポケットを持たない衣服12をメッシュ袋100ごと洗浄して衣服を洗浄する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
また、ポケット無し衣服12を仕上げ、仕上げられたポケットを持たない衣服12をハンガー300に掛け、またはポケットを持たない衣服12を入れたメッシュ袋の管理タグ保持部から取りだした管理タグをハンガー300に付けて、衣服を乾燥させ、またはサービスハンガー400に衣服を掛けて、衣服を包装するための前処理をする様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて衣服に管理タグが残らず客に返却する衣服の見栄えが向上する。
管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられる群管理コードを表された群管理タグ20gを発行し、群管理タグ20gを付けるベルト200で一群として管理される単数または複数のワイシャツ13を束ねて縛って、群管理タグ20gと一群として管理される単数または複数のワイシャツ13とを一体として扱える様にし、群管理タグ20gを付けるベルト200ごと一群として管理される単数または複数のワイシャツ13を洗浄して、一群として管理される単数または複数のワイシャツ13を洗浄する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略して、一群の単数または複数の衣服を群として管理でき、管理のための作業が簡便になる。
また、一群として管理される単数または複数のワイシャツ13を各々に仕上げ、一群として管理される単数または複数の衣服を複数のサービスハンガー400に各々に掛け、さらに群管理コードに関連づけられる管理コードを表した管理タグを複数のサービスハンガー400に付けて、一群として管理される単数または複数の衣服を包装するための前処理をする様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて、衣服に管理タグが残らず返却する衣服の見栄えが向上する。
衣服を入れることのできるメッシュ袋100に管理システムにより衣服に関連づけられた管理のためのコードである管理コードを表されたタグである管理タグ20を保持できる部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
また、メッシュ袋100に管理タグを入れることのできるポケット状の部分を固定する様にしたので、従来の管理タグ20を衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
一群として管理される単数または複数のワイシャツを束ねて縛ることをできるベルト本体21−に、管理システムにより一群として管理される単数または複数のワイシャツに関連づけられた管理のためのコードである群管理コードを表される群管理タグ20gを保持できる部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
また、一群として管理される単数または複数のワイシャツを束ねて縛ることをできるベルト本体210に群管理タグ20gを保持できベルト本体に固定できるプレート状の部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
ハンガー本体310に管理システムにより衣服に関連づけられた管理のためのコードである管理コードを表されるタグである管理タグ20を保持できる部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
また、ハンガー本体310に管理タグ20を挟むことのできるクリップ状の部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
ハンガー本体310に、管理システムにより一群として管理される単数または複数の衣服に関連づけられた管理のためのコードである群管理コードを表されるタグである群管理タグ20gを保持できる部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
また、ハンガー本体310に管理タグ保持部320を群管理タグを挟むことのできるクリップ状の部分を固定する様にしたので、従来の管理タグを衣服に固定する作業を省略できて管理のための作業が簡便になる。
【0081】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
ポケットを持つ衣服として背広であるとして説明したが、これに限定されない。
ポケットを持たない衣服としてスカートであるとして説明したが、これに限定されない。
群管理タグを用いる衣服としてワイシャツであるとして説明したが、これに限定されない。
【符号の説明】
【0082】
10 衣服
11 ポケットを持つ衣服
12 ポケットを持たない衣服
13 ワイシャツ
20 管理ダグ
20g 群管理タグ
100 メッシュ袋
110 メッシュ袋本体
120 管理タグ保持部
200 ベルト
210 ベルト本体
220 管理タグ保持部
300 ハンガー(工場内ハンガー)
310 ハンガー本体
320 管理タグ保持部
400 ハンガー(サービスハンガー)
410 ハンガー本体
S10 店舗前工程
S11 受付工程
S12 発行工程
S13 タグ付け工程
S13A 客単位ベルト止め行程
S14 袋入れ工程
S20 工場工程
S21 洗浄工程
S22 乾燥工程
S22A 脱水/乾燥工程
S23 仕上げ工程
S24 包装前工程
S25 包装工程
S26 アッセンブリ工程
S30 店舗後工程
S31 返却工程
【先行技術文献】
【特許文献】
【0083】
【特許文献1】特開平08−320653号
【特許文献2】特開平07−110656号
【特許文献3】特開2002−35499号
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