特開2018-8077(P2018-8077A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-8077(P2018-8077A)
(43)【公開日】2018年1月18日
(54)【発明の名称】空気供給管
(51)【国際特許分類】
   A61M 16/08 20060101AFI20171215BHJP
【FI】
   A61M16/08 300Z
【審査請求】有
【請求項の数】25
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-159153(P2017-159153)
(22)【出願日】2017年8月22日
(62)【分割の表示】特願2013-558270(P2013-558270)の分割
【原出願日】2012年3月15日
(31)【優先権主張番号】2011900911
(32)【優先日】2011年3月15日
(33)【優先権主張国】AU
(71)【出願人】
【識別番号】500046450
【氏名又は名称】レスメド・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ResMed Limited
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジェラルド・マイケル・ラメリー
(72)【発明者】
【氏名】ジェームス・モリソン
(72)【発明者】
【氏名】ロバート・ジョン・キング
(72)【発明者】
【氏名】ジャスティン・ジョン・フォーミカ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】気道陽圧(PAP)システムにおいて使用される空気供給管を提供する。
【解決手段】空気供給管200を形成する方法であって、ポリマーが布シートを横切って不連続に延在するように布シートに対してポリマーを積層させるステップと、布シートをチューブ形状となるように成形し、これによって加圧空気を供給するための管を形成するステップとを具備し、積層されたポリマーは、管に形状を付与するためのサポート構造体240を形成する方法。
【選択図】図2−3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気供給管を形成する方法であって、
ポリマーが布シートを横切って不連続に延在するように前記布シートに対して前記ポリマーを積層させるステップと、
前記布シートをチューブ形状となるように成形し、これによって加圧空気を供給するための管を形成するステップと、を具備し、
前記積層されたポリマーは、前記管に形状を付与するためのサポート構造体を形成することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記サポート構造体は、前記管がチューブ形状を維持するのを促進すると共に、前記管の閉塞を防止するのを助けることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記積層されたポリマーは、前記布シートを横切って割り当てられた一つ以上のラインを形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ラインは、前記布シートがチューブ形状へと成形されたときに螺旋を形成することを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記サポート構造体は、前記管をその自重の下で開ポジションにて維持するために十分な硬さを有する材料から形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記布シートをチューブ形状へと成形するステップは、前記布シートの端部を一つに超音波融着することを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記超音波融着が継ぎ目を形成することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記サポート構造体は前記継ぎ目に沿って設けられることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記布シートが実質的に空気流に対する不透過性を有するように前記布シートの表面上にラミネートを形成するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記管が実質的に空気流に対する不透過性を有するように前記管を形成するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記積層されたポリマーは、前記布シートの外面に対して取り付けられることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記積層されたポリマーはスケルトン形態を有することを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記布シートは経糸および緯糸を含み、かつ、前記経糸および緯糸の特性は、その長手方向軸線に沿って増大した伸縮性を、そして前記長手方向軸線を中心とする捻じれに対する増大した抵抗力を前記管に付与するように選択されることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記管は抵抗を低減するために容易に変形することを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記経糸は前記緯糸よりも高い弾力性を有することを特徴とする請求項13または請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記緯糸は前記経糸よりも高い弾力性を有することを特徴とする請求項13または請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記布シートは、織布、編布および三次元プリント布の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記積層された布シートは、加圧空気を供給するための前記管を形成するために、別な布シートと協働することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記布シートは経糸および緯糸を有し、かつ、前記緯糸は、前記管の長手方向軸線に沿って配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記布シートは、前記緯糸の方向における剛性とは異なる前記経糸の方向における剛性を有することを特徴とする請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記布シートは複合材料を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
前記複合材料は、外側布層および接着性内側層を備えることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記布シートは内側ラミネート層および外側布層を含み、かつ
前記布シートをチューブ形状へと成形するステップは、長手方向融着継ぎ目を有するチューブ状管を形成するために前記布シートの対向する端部を融着するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記融着するステップは熱可塑性フィラー素材を用いて実施されることを特徴とする請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記長手方向融着継ぎ目は融着領域を形成し、かつ、前記融着領域はフレキシブルであるように形成されることを特徴とする請求項23に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2011年3月15日付けで出願されたオーストラリア仮出願番号第2011900911号(これはその全体がこの引用によって本明細書中に組み込まれる)の利益を主張する。
【0002】
本発明は、持続性気道陽圧(CPAP)または非侵襲的陽圧換気(NIPPV)によって、例えば、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)などの睡眠障害呼吸(SDB)の治療のための気道陽圧(PAP)システムにおいて使用される空気供給管に関する。
【背景技術】
【0003】
患者に呼吸可能なガスを供給するためのPAPシステムは、通常、PAPデバイス、空気またはガス供給管、そして患者インターフェースを含む。使用時、空気供給管は、患者の顔面と接触状態の患者インターフェースに対してPAPデバイスから加圧空気またはガスを供給する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、公知の空気供給管を改良する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、増大した快適性および視覚的魅力を有する空気供給管に関する。
【0006】
本発明の別な態様は、テキスタイルを備える空気供給管に関する。
【0007】
本発明の別な態様は、静かで、邪魔にならず、かつ/または消費者をひきつけ、そしてテキスタイルを含む空気供給管に関する。
【0008】
本発明の別な態様は、顔面マスクのシールの捻じれや破損を伴わずに伸縮するよう構成されかつ配置される顔面マスクと共に使用するための空気供給管である。
【0009】
本発明の別な態様は、第1の方向に第1の弾力性を、そして第2の方向に第2の弾力性を有するテキスタイルを含む空気供給管に関する。
【0010】
本発明の別な態様は、気密にされたテキスタイルを含む空気供給管に関する。
【0011】
本発明の別な態様は、テキスタイルを備える空気供給管に関し、この空気供給管は滑らかな内面を有する。
【0012】
本発明の別な態様は、テキスタイルを備えた空気供給管に関し、この空気供給管は、例えばあるレベルの耐クラッシュ性を提供するために補強構造体を有し、この補強構造体は、連続部材の形態(例えば螺旋)あるいは不連続部材(例えば管路に沿って設けられた直線状、曲線状またはジグザグ補強材)の形態をとることができる。
【0013】
本発明の別な態様は、気密構造および補強構造体を有するテキスタイルを備える空気供給管に関する。
【0014】
本発明の別な態様は、テキスタイルを備える空気供給管に関し、テキスタイルは経糸および緯糸を有し、経糸および緯糸は、第1の方向に空気供給管の伸びを最大化するように配置されている。
【0015】
本発明の別な態様は、テキスタイルを備える空気供給管に関し、テキスタイルは経糸および緯糸を有し、経糸および緯糸は、第2の方向に空気供給管のトルクを最小化するように配置されている。
【0016】
本発明の別な態様は、テキスタイルを有する空気供給管に関し、空気供給管は渦巻きあるいは螺旋を有し、空気供給管はマスクに対して取り付け可能な第1の端部を有する。
【0017】
本発明の別な態様は、渦巻きあるいは螺旋を有する空気供給管に関し、この空気供給管は、マスクに対して取り付け可能な第1の端部およびフロージェネレータに対して取り付け可能な第2の端部を有する。
【0018】
本発明の別な態様は、テキスタイルを備えた空気供給管に関し、この空気供給管は渦巻きあるいは螺旋を有し、空気供給管は、第1の端部であって第1の内径を有すると共にマスクに対して取り付け可能である第1の端部と、第2の内径を有すると共にフロージェネレータに対して取り付け可能な第2の端部とを有する。
【0019】
本発明の別な態様は、布の使用によって、邪魔な度合を低減しかつ消費者により強くアピールし、これによって順守率を増大させる空気供給管に関する。
【0020】
本発明の別な態様は、布は一般的なプラスチックよりも軽量であるためにより軽量である空気供給管に関し、これはインターフェースでの空気供給管抵抗の影響を低減する。
【0021】
本発明の別な態様は、剪断可能であり、これによって空気供給管のトルクを低減し、したがって、空気供給管抗力を低減するテキスタイルを有する空気供給管に関する。これは、今度は、より安定したマスクシールおよびより効果的な処置を実現する。
【0022】
本発明の別な態様は、テキスタイルの経糸および緯糸が空気供給管の柔軟性と伸長性を向上させるように形成されているために、よりしなやかである空気供給管に関する。このしなやかさは、空気供給管抗力を低減しそしてさらに空気供給管の使いやすさを向上させる。
【0023】
本発明の別な態様は、マスクシールが漏れを生じ得る、かなりのトルクをマスクに加えることがある従来型の管に比べて、マスクへの管抵抗を低減する空気供給管に関するものである。
【0024】
本発明の別な態様は、さもなければ空気供給管とマスクとの間に、または空気供給管とフロージェネレータとの間に、直列に配置することが要求される付加的なスイベルコンポーネントの必要性を低減し得る空気供給管に関する。
【0025】
本発明の別な態様は、加圧空気を供給するよう構成されたチューブ状部材を形成する(例えば螺旋状に巻かれた)テキスタイルを備えた空気供給管に関し、このテキスタイルは経糸および緯糸(または加工方向および横断方向)を含み、経糸および緯糸の特性は、その長手方向軸線を中心とするチューブ状部材の捻じれに少なくとも部分的に対抗するための選択された剛性をチューブ状部材に付与するように選択される。
【0026】
本発明の別な態様は、加圧空気を供給するよう構成されたチューブ状部材を形成する(例えば螺旋状に巻かれた)テキスタイルを備えた空気供給管に関し、このテキスタイルは経糸および緯糸(または加工方向および横断方向)を含み、経糸および緯糸の特性は、(例えばチューブ状部材の長手方向軸線に沿った)伸びに関する所望の特性をチューブ状部材に付与するように、かつ/または長手方向軸線を中心とする捻じれに少なくとも部分的に対抗するかあるいはそれを保証するように選択される。
【0027】
本発明の別な態様は、開示された技術の一例に基づく空気供給管と、管と連通状態の患者インターフェースとを備えた、睡眠障害呼吸を治療するためのマスクアセンブリに関する。
【0028】
本発明の別な態様は、空気供給管を製造する方法に関する。当該方法は、加圧された空気を供給するためのチューブ状部材を形成するために少なくとも部分的に溶融状態の材料を提供することと、この材料を硬化状態へと硬化させることとを含み、硬化ステップの間、布は、材料および布を一体化するように材料の外面に取り付けられる。
【0029】
本発明の別な態様は空気供給管を製造する方法に関する。当該方法は、内側ラミネート層および外側布層を含む積層布シートを形成することと、長手方向融着継ぎ目を有するチューブ状管を形成するために積層布シートの対向端部を融着することとを含む。
【0030】
本発明の別な態様は空気供給管を製造する方法に関する。当該方法は、加圧空気を供給するためのチューブ状部材を提供することと、チューブ状部材に対してカフをモールドすることとを備え、ここで布は、モールドステップの間、カフと一体化される。
【0031】
本発明の別な態様は、空気供給管を製造するための方法に関する。本方法は、布シートに対してポリマーを積層するか、被覆するか、あるいはその他の方法で付加することと、布シートをチューブ形状へと成形し、これによって加圧空気を供給するための管を形成することとを備え、ここで積層されたポリマーは管に対して形状を付与する。
【0032】
本発明の他の態様、特徴および利点は、図面(これは本開示の一部でありかつ本発明の原理を実例として示している)ならびに以下の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【0033】
添付図面は本発明のさまざまな実施形態の理解を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】本発明の一実施例に基づくマスクシステムを示す図である。
図2-1】本発明の一実施例に基づく空気供給管の側面図である。
図2-2】図2‐1の空気供給管の一部斜視図である。
図2-3】図2‐2の線2‐3−2‐3に沿った断面図である。
図2-4】図2‐2の線2‐3−2‐3と類似の線に沿った本発明の別な実施例に基づく空気供給管の断面図である。
図2-5】図2‐2の線2‐3−2‐3と類似の線に沿った本発明の別な実施例に基づく空気供給管の断面図である。
図3】本発明の一実施例に基づく空気供給管の断面図である。
図4】本発明の一実施例に基づく空気供給管の前側端面図である。
図5】本発明の一実施例に基づく空気供給管およびカフの側面図である。
図6】本発明の別な実施例に基づく空気供給管を製造するプロセスを示す図である。
図7】本発明の別な実施例に基づく空気供給管の一部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下の説明は、共通の特性および特徴を共有することができる、いくつか実施例(そのほとんどが示されているが、そのいくつかは示されていない)に関するものである。任意の一実施例の一つ以上の特徴は他の実施例の一つ以上の特徴と組合せることが可能であることは明らかである。さらに、実施例のいずれかの任意の単一の特徴あるいは特徴の組み合わせは、さらなる実施例を構成し得る。
【0036】
本明細書において、「備える」という語は、その「開放的」な意味で、すなわち「含む」で理解すべきであり、したがって、その「閉鎖的」な意味に、すなわち「のみからなる」の意味に限定されない。対応する意味は、それらが現れる箇所での、対応する語句「備える」、「〜なる」および「含む」に帰すべきである。
【0037】
「空気」との用語は、呼吸可能なガス、たとえば追加酸素を含む空気を含むものとして解釈される。本明細書に開示された呼吸療法デバイスまたはブロワは、空気以外の流体を送り出すように設計されてもよい。
【0038】
一つ以上の実施例は代表的な寸法を伴うことができる。特定の寸法および範囲を設けることができるが、これらの寸法および範囲は単なる例示であり、他の寸法および範囲が用途に応じて可能であることを理解されたい。たとえば、与えられたものから、+/−10%までのあるいはそれを上回って変化する範囲が特定の用途に関して好適であろう。
【0039】
1.PAPシステム
PAPシステム(例えばCPAPシステム)は、通常、PAPデバイス(陽圧の空気を発生させるためのブロアを含む)、空気供給管(チューブあるいは管材とも呼ばれる)、そして患者の顔面とシールを形成するよう構成された患者インターフェース(例えばマスク)を含む。使用時、PAPデバイスは、空気供給管を介して患者インターフェースに供給される加圧空気(2〜40cmHOの範囲内、OSA治療のためには約8〜12cmHO)の供給を発生させる。患者インターフェースまたはマスクは、たとえばフルフェイスマスク、鼻マスク、オロ鼻マスク、口マスク、鼻プロング、ノズル、クレードルなどの、従来公知であるような好適な形態を有していてもよい。さらに、ヘッドギアが、患者の顔面上の所望の位置で患者インターフェースを快適に支持するために使用されてもよい。
【0040】
2.マスクシステム
ある実施例では、マスクシステムは、フレーム、クッションおよびヘッドギアを含むことができる。フレームは適所にクッションを固定し、そしてヘッドギアの装着を可能にすることができる。フレームは、剛体または半剛体のコンポーネントであってもよい。クッションは、患者に治療を施すために、患者の顔に密着できる。クッションはフレキシブルな要素であってもよい。ヘッドギアは、使用時、患者の顔面上の適所でフレームおよびクッションを安定させかつ支持することができる。ヘッドギアは、フレキシブルなあるいは半剛体要素、またはそれらの組み合わせであってもよく、例えば布から構成されてもよい。
【0041】
図1は、マスクシステム100を示す。マスクシステム100は、フレーム120、クッション140およびヘッドギア160を含む。フレーム120は適所にクッション140を固定する。フレーム120は、たとえばポリカーボネートからなる剛体または半剛体コンポーネントであってもよい。クッション140は、患者に快適なフィット感を提供するために、例えばシリコーンから構成されたフレキシブルな要素であってもよい。
【0042】
マスクシステム100は、前額部サポート150およびエルボー170を含むことができる。前額部サポート150は、ビーム152および少なくとも一つの前額部パッド154を含むことができる。ビーム152は、フレーム120と前額部パッド154との間で延在できる。前額部パッドは、患者の前額部上に載ることが、そしてヘッドギア160を受けることができる。
【0043】
エルボー170は、フレーム120の開口部とつながる第1の端部と、空気供給管200につながるように構成された第2の端部とを含む。チューブ200は、患者に加圧された呼吸可能なガスを提供するフロージェネレータと接続あるいは気密係合することができる。
【0044】
ヘッドギア160はマスクシステム100を患者の顔画に対して固定するように構成される。ヘッドギア160は、取り付けデバイス、例えばクリップ、ループまたは他のそのようなデバイスを介して、フレーム120および/または前額部パッド154に接合することができる。さらに、空気供給管200は、マスクに加圧空気を供給するためのエルボーに接続されてもよい。
【0045】
3.空気供給管
図2‐1ないし図2‐3は、本発明の一実施例に基づく空気供給管200を示している。空気供給管200は、外側テキスタイルあるいは布層220、内側ラミネート層230、そしてテキスタイル220の外面に対して取り付けられたサポート構造体240を含むことができる。
【0046】
空気供給管200は概ね円筒形となるであろうが、例えば楕円形、正方形等の代替形状も可能である。テキスタイル220は、例えば、織布、不織布、スペーサ織布、編布、網布または三次元印刷されたものであってもよい。テキスタイル220は、チューブ状またはその他の形状を形成するために長手方向軸線に沿って巻かれ接合される材料の平面片から形成することができる。テキスタイル層220は、チューブ状形態を形成するために螺旋配置で中心軸線の周りにテキスタイルシートを巻き付けることによって形成されてもよい。空気供給管200は、空気供給源および/またはマスクに対する取り付けのためのカフ202を含むことができる。
【0047】
さらに、テキスタイル220は、例えば、織り込み、編み込みあるいは編組によって一体状に形成することができる。また、テキスタイル自体および空気供給管の他のコンポーネントが、ラミネーション、融着、接着、縫合、編み込み等によって組み付けられるか、あるいは接合されてもよい。
【0048】
テキスタイルは、ある方向に増大あるいは減少する弾力性、伸縮性あるいは剛性を有するように配置することができる。例えば、テキスタイルの糸または繊維は、さまざまな弾力性あるいは剛性を有することができ、かつ、弾力性(または剛性のレベル)は、ある方向に増大あるいは減少するテキスタイルの弾力性、伸縮性または剛性を提供するように選択することができる。これらの方向としては、例えば、織り込まれたテキスタイルの経糸および緯糸の方向、編み込まれたテキスタイルの経糸方向および緯糸方向、そして他のテキスタイル(例えば不織布)の加工方向および横断方向が挙げられる。
【0049】
織り込まれたテキスタイルの例では、テキスタイル220は、経糸および緯糸を含むことができる。経糸は、材料の長さに沿って延びる繊維あるいは糸に対応する。緯糸は、材料の幅に沿って延びる繊維あるいは糸に対応する。したがって、テキスタイル220の経糸は、空気供給管200の中心軸線に平行であってもよい。テキスタイル管220の緯糸は、空気供給管200の周線に対応してもよい。
【0050】
だが、テキスタイル220が螺旋状に巻かれる場合、図2‐2に示すように、テキスタイル220の経糸は螺旋をたどるように配置されてもよく、かつ、緯糸は管の長手方向軸線に沿って配置されてもよい。図2‐2において、矢印Aはテキスタイルの螺旋に対応しかつ経糸を示し、そして矢印Bは管の長手方向軸の方向でありかつ緯糸を示す。
【0051】
経糸および緯糸は異なる繊維または糸を含んでいてもよい。例えば、緯糸は、経糸よりも伸縮性を有するか、あるいはより弾力性のある素材で形成することができる。この形態では、テキスタイル220は、緯糸の弾力性または伸縮性のために、長手方向に、すなわちその中心軸線に沿って、より容易に伸ばすことができるであろう。テキスタイル220はまた、緯糸の増大した伸縮性に起因して、管が曲げられたときに、より容易に伸長することができる。これによって、空気供給管200は、よりしなやかになり、あるいはより容易に変形するようになり、この結果、管抗力を減少させることができる。
【0052】
さらに、この構造のテキスタイル220は、経糸の弾性に乏しい素材によって、空気供給管200が引っ張られるか、あるいは長手方向の力が空気供給管に加えられた際に、トルクあるいは捻じれに対する増大した抵抗力を示すことができる。むしろ、テキスタイル220は剪断力を吸収するために剪断変形し得る。この挙動は、それらが長手方向に引き伸ばされるか引っ張られるときに捻じれる従来型の伸長可能な空気供給管(例えば、いくつかのプラスチック製空気供給管)とは異なるものである。従来型の伸長可能な空気供給管は、チューブを形成するために、中心軸の周りに巻かれたウェブおよびサポート構造体(または螺旋)を備えることがある。ウェブおよび螺旋は、睡眠時無呼吸療法のための通常の負荷条件下で拡張可能であるように意図されていない材料から形成されることがある。したがって、管がその軸に沿って引っ張られるとき、螺旋は真っ直ぐになろうとするが、螺旋は巻回されているので、それは捻じれる。ウェブは実質的に伸長できないので、ウェブは螺旋によって捻じれ、これによってチューブ全体が捻じれる。したがって、本発明の一実施例では、経糸および緯糸は、そうした捻じれに抗するように配置される。
【0053】
伸長性あるいは弾力性をほとんどないし全く持たない経糸のさらなる利点は、管がより均一な形態を有するように形成可能である、ということである。すなわち、管を形成する際、テキスタイルは、中心軸の周りに巻回され、そして経糸がほとんど弾力性をもたないので、材料は巻回される際に、ほとんど変形しようとせず、したがって、より均一な空気供給管が形成される。
【0054】
別の実施例では、経糸は、緯糸よりも伸長性を有するかまたはより弾力性のある材料から形成されてもよい。この形態では、テキスタイル220は、緯糸の弾力性の欠如によって、長手方向またはその中心軸線に沿って伸長する能力に限られていてもよい。緯糸の限られた伸縮性や弾力性はまた、テキスタイル220が、したがって管200が撓むか曲がる能力を制限し得る。これは、患者の頭部やナイトガウンに固定される空気供給管の場合のように、空気供給管の位置が安定維持される場合に望ましいであろう。さらに、経糸がより高い弾力性を有する場合、空気供給管は、トルクあるいは捻じれに対する低減された抵抗性を示し得るか、または、たとえば引っ張られるか長手方向の力が加えられたときに、容易に回転するか捻じれるであろう。
【0055】
図2‐3ないし図2‐5に示すように、内側ラミネート層230はテキスタイル220の内面に形成されてもよい。内側のラミネート230は、テキスタイル220の繊維を経て空気が漏れるのを阻止できる。内側ラミネート230は、テキスタイル220に接着するか、溶融させるか、スプレーするか、それ以外の方法で形成することができる。内側ラミネートはまた、テキスタイルの一部として具現化されてもよく、そしてテキスタイル220の上にシーリング層を形成するために、例えば熱に反応できる。例えば、内側ラミネートは、いったん活性化されるとシーリング層を形成できるテキスタイル220の熱活性化接着剤裏地を形成できる。内側ラミネートはチューブ形状を形成するようにテキスタイルが巻かれたときに活性化させることができ、あるいは、テキスタイル全体がチューブ形状に配置されたときに活性させることができる。さらに、ラミネート230は、ポリウレタン、シリコーン、ナイロンまたはその他のフレキシブルな、実質的に不透過性材料から形成することができる。
【0056】
テキスタイル220は、空気供給管を気密にするためにラミネートを必要としないことに留意されたい。例えば、テキスタイル220は、空気流に対して十分に不透過性、さもなければ気密であってもよく、例えばテキスタイルはキャンバスを含むことができる。
【0057】
図2‐3ないし図2‐5に示すように、サポート構造体240は螺旋を形成してもよく、さらにスプリングを形成するように構成されてもよい。しかしながら、サポート構造体は、その他の形態、例えばテキスタイルの長さに沿った一連のリングを含むことができる。概して、サポート構造体は、管に形状を付与する。すなわち、管は、サポート構造体の形状を採用する。サポート構造体は、管の柔軟性を維持しつつ、管に耐クラッシュ性を付与する。サポート構造体240は、空気供給管200が圧縮力にさらされた場合に、空気供給管200を開ポジションで維持するのに十分な硬度を有する弾性材料で形成することができる。例えば、患者が空気供給管上に横になった場合、空気供給管は塞がっていないか少なくとも部分的に開放されたままである。サポート構造体240は、ナイロン、ポリプロピレン、高デュロメータシリコーン(例えば80ショアA)、金属または他の適切な材料から形成することができる。サポート構造体240は、空気供給管に構造的完全性を提供することができ、さらに長手方向および回転方向の柔軟性をもたらすことができる。
【0058】
好ましくは、空気供給管200は滑らか内面を有する。この滑らかな内面は、内側ラミネート230によって形成することができる。この滑らかな内面は、波形あるいは段を有する空気供給管に対して有利である。というのは、空気流は管壁の起伏、段または波形によって妨害されないために空気供給管200を通って移動する空気は、より低いインピーダンスを有するからである。さらに、空気供給管200は、ノイズの発生がより少なく、これは、空気が管側壁の段、波形あるいは起伏と衝突しないので、空気はほとんど乱れることなく空気供給管に沿って移動できるからである。
【0059】
ある実施例では、空気供給管200は、約200〜700mm、好ましくは約200〜400mm、さらに好ましくは約300mmの範囲の長さを有することができる。さらに、空気供給管の長さは200mm超となるであろう。
【0060】
別な実施例では、空気供給管200は、少なくとも1000mm、好ましくは2000mmの長さを有するであろう。さらに空気供給管200は、2000mm超の長さを有することができる。
【0061】
本発明の別な実施例では、空気供給管200‐1は、テキスタイル層220‐1、内側ラミネート層230‐1、外側ラミネート層234‐1および支持構造体240‐1を含むことができる。
【0062】
空気供給管200‐1は、外側ラミネート層234‐1を含むことを除いて、上記管200と同じものである。
【0063】
外側ラミネート234‐1はテキスタイル220‐1の外面に形成されてもよく、サポート構造体240‐1を覆っていてもよい。外側ラミネート234‐1は、テキスタイル220‐1の繊維を通して空気が漏れるのを防ぐことができ、そしてまた、サポート構造体240‐1を保護することもできる。外側ラミネート234‐1はまた、空気供給管の閉塞を阻止するのを助けるために、空気供給管200‐1に構造的完全性または剛性を付与することができる。外側ラミネート234‐1は、接着され、融着され、スプレーされ、あるいはその他の方法でテキスタイル220−1上に形成されてもよい。外側ラミネート234‐1は、患者快適性および視覚的な魅力を高めるために、布あるいはその他のソフトな適合材料を含んでもよい。外側ラミネート234‐1は、ポリウレタン、シリコーン、ナイロンまたは他のフレキシブルな、実質的に不透過性材料であってもよい。
【0064】
これに代えて、図2〜5に示すように、空気供給管200‐2は、サポート構造体240‐1が空気供給管200‐2の最外部分であるように、テキスタイル220‐2とサポート構造体240‐2との間に配置された外側ラミネート234‐2を含むことができる。内側ラミネート230に関して上述したように、外側ラミネート234‐2はまた、テキスタイル220‐2の一部として具現化されてもよいことに留意されたい。内側ラミネート230‐2は、テキスタイル220‐2の内面に形成されてもよい。
【0065】
本発明の別の実施例では、テキスタイルは、異なる方向に、例えば軸方向および半径方向に異なる弾力性を有するポリマーまたは複合構造体で置き換えられてもよい。好ましくは、空気供給管は弾力性を有し、そしてそれがその長さに沿って伸長あるいは収縮するとき、ほとんどトルクを伴わずに、その長さに沿って伸長する。ある形態では、異なる軸方向および半径方向弾力性を付与するために、後処理工程、例えば温度アニーリングが使用されてもよい。
【0066】
3.1 融着されたチューブおよび布
図3に示す本発明の一実施例では、テキスタイル310は、空気供給管300を形成するために、チューブ状部材302に融着されてもよい。例えば、チューブ状部材は、押出成形プロセスによって形成されたプラスチック材を含んでもよい。チューブ状部材302が押出成形された後であって、チューブ状部材が少なくとも部分的に溶融状態にある間、テキスタイル310がチューブ状部材の周りに巻回される。チューブ状部材が硬化するとき、テキスタイル310はチューブ状部材302に融合させられ、これによって、よりソフトな、より視覚的に魅力的な外面が空気供給管300に提供されるが、これは患者に対する快適性を高めかつ/または患者順応性を高めることができる。
【0067】
テキスタイルは、布、リボンまたはその他の柔らかい素材であってもよい。テキスタイル310はさらに、複合材料、例えば、布製外側層およびチューブ状部材302に付着するための接着性内側層を備えることができる。
【0068】
テキスタイルはチューブ状部材の周りに巻かれてもよく、しかも本発明の他の実施例において説明された、いかなるテキスタイル形態を含んでいてもよい。例えば、チューブ状部材302、したがって空気供給管の剛性は、選択された方向に延びかつチューブ状部材302の素材よりも高い剛性を有するテキスタイル糸あるいは素材によって選択された方向に増大させることができる。
【0069】
3.2 融着領域を備えた布
積層された布シートは、図4に示すように、チューブ形状へと成形され、そして融着領域442を有する空気供給管400を形成するために長手方向軸線に沿って融着されてもよい。積層された布シートは、テキスタイル層420および内側ラミネート430を含むことができる。
【0070】
積層された布シートは、熱可塑性材料あるいは接着剤などのフィラー物質を使用して融着することができる。フィラー物質はラミネート430と同じ物質であってもよい。フィラー物質は、フィラー物質およびラミネートが同じ物質からなるか、あるいは少なくとも化学的に相溶性がある場合、テキスタイル420およびラミネート430に対して、より容易に融着し得る。
【0071】
融着領域は、空気供給管400が、睡眠中に曲がり患者の動きに適合することを可能とするためにフレキシブルであるように構成されてもよい。積層された布シートの素材および/または融着領域のフィラー素材は、TPE、ナイロン、ポリプロピレン、シリコーンといったフレキシブルな素材であってもよく、したがってこの領域における管の柔軟性を維持するか高めることができる。代替的に、剛性の高い素材を用いることができるが、これは柔軟性を許容するかあるいは高めるジオメトリー、例えば厚みの小さな領域を有することができる。融着領域はまた、空気供給管400の伸縮に対応するために、その長さに沿って伸縮可能であってもよい。テキスタイル420は、本発明の他の実施例において説明する、いかなるテキスタイル構造を備えていてもよい。
【0072】
3.3 モールドされたカフおよびテキスタイルカバー
図5に示す本発明の実施例では、テキスタイル510は、空気供給管500を形成するために、チューブ状部材502を覆うことができる。例えば、チューブ状部材は、押出成形プロセスによって形成されたプラスチック材を含んでもよい。チューブ状部材302が押し出された後、チューブ状部材およびテキスタイル510は、カフ516をモールド(成形)するためのツール内に配置することができる。こうして、カフ516は、チューブ状部材502に直接モールドすることができ、そしてテキスタイル510は、このテキスタイル510とチューブ状部材502との間に空間を形成するように、カフ内にモールドすることができる。テキスタイルカバーは、よりソフトで、より視覚的に魅力的な外面を空気供給管500に提供するが、これは、患者快適性を高めかつ/または患者順応性を増大させることができる。
【0073】
テキスタイル510の長手方向端部は長手方向継ぎ目を形成するために融着することができ、これによって、テキスタイルカバー内に異物や細菌が集まるのを阻止するためにテキスタイルがシールされる。
【0074】
カフ516は、空気供給管の両端に形成されてもよく、そしてまた、マスクまたは空気供給源に空気供給管を接続するよう機能できる。カフは、シリコーン、熱可塑性樹脂、ナイロンまたはその他の適切な材料などのポリマーから形成することができる。
【0075】
この例では、チューブがその長さに沿って伸長することを可能とするために、経糸(すなわちチューブの長さに沿った糸)は、緯糸よりも弾力性あるいは伸縮性を有していてもよい。
【0076】
3.4 強化されたテキスタイル管
シート状のテキスタイル620は積層されたポリマーを備えることができ、これは、図6に示すように、シートがチューブ形状へと形成され、これによって空気供給管600を形成するときに、サポート構造体640として機能する。サポート構造体は、管に対して形状を付与し(例えば管はサポート構造体の形状を採用する)、そして管がチューブ形状を維持することを促進し、これによって閉塞を阻止するために、ライン、十字あるいはその他の形状として積層させることができる。図示の例では、ポリマーは、テキスタイルシートを横切る対角線として積層されている。シートをチューブ状に形成される場合、対角線線は螺旋を形成する。
【0077】
サポート構造体640は、それ自身の重量の影響下で、開ポジションで管を維持するのに十分な硬度を有する材料で形成することができる。好ましくは、材料の硬度は、管が例えば患者の頭からの圧縮力にさらされた場合に、管を開状態で維持できる。サポート構造体640は、ある領域での曲げを促進するか制限する形状あるいは形態を含むことができる。
【0078】
テキスタイルシートの端部はチューブ形状を形成するために融着(例えば超音波融着)することができる。テキスタイル620は、空気シールを形成するために内側ラミネート層を有していてもよい。
【0079】
図7に示す例では、空気供給管700は、その上に形成されたサポート構造体740を有するテキスタイル720を含む。サポート構造体740はスケルトン形態を有するが、上述したように、他の形態も好適であろう。サポート構造体740は、形状を付与しかつ管がチューブ形状を維持するのを促進するために、管の長さに沿って設けることができる。サポート構造体は、上述したような融着領域などの、布の継ぎ目に沿って設けることができる。
【0080】
本発明を、いくつかの実施例に関連付けて説明したが、本発明は開示された実施例に限定されるものではく、反対に、本発明の趣旨および範囲に包含されるさまざまな変更および等価構成をカバーすることを意図されていることに留意されたい。さらに、上述したさまざまな実施例は、他の実施例と組み合わせて実施することができ、例えばある実施例の一つ以上の態様を、さらに別な実施例を実現するために、別な実施例の一つ以上の態様と組み合わせることができる。さらに、任意の所与のアセンブリの各独立した特徴またはコンポーネントは、さらなる実施例を構成することができる。さらに、本発明は、OSAに苦しむ患者への特定の用途を有しているが、他の病気(例えば、鬱血性心不全、糖尿病、病的肥満、脳卒中、肥満手術等)に苦しむ患者が本発明から利益を得ることが可能であることを理解されたい。加えて、本発明は、非医療用途でも同様に患者および非患者との適用性を有する。
【符号の説明】
【0081】
100 マスクシステム
120 フレーム
140 クッション
150 前額部サポート
152 ビーム
154 前額部パッド
160 ヘッドギア
170 エルボー
200 空気供給管
202 カフ
220 テキスタイル層
230 内側ラミネート層
234 外側ラミネート層
240 サポート構造体
300 空気供給管
302 チューブ状部材
310 テキスタイル
400 空気供給管
420 テキスタイル層
430 内側ラミネート
442 融着領域
500 空気供給管
502 チューブ状部材
510 テキスタイル
516 カフ
600 空気供給管
620 テキスタイル
640 サポート構造体
700 空気供給管
720 テキスタイル
740 サポート構造体
図1
図2-1】
図2-2】
図2-3】
図2-4】
図2-5】
図3
図4
図5
図6
図7
【外国語明細書】
2018008077000001.pdf