(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-93314(P2018-93314A)
(43)【公開日】2018年6月14日
(54)【発明の名称】スイッチのネットワークを設定する方法、これを用いたスイッチとコンピュータ読み取り可能な記録媒体
(51)【国際特許分類】
H04L 12/28 20060101AFI20180518BHJP
【FI】
H04L12/28 200M
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2016-233508(P2016-233508)
(22)【出願日】2016年11月30日
(71)【出願人】
【識別番号】516359942
【氏名又は名称】株式会社パイオリンク
【氏名又は名称原語表記】Piolink,Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 修平
(72)【発明者】
【氏名】チォェ ジュンヨン
(72)【発明者】
【氏名】ハン ゲロク
【テーマコード(参考)】
5K033
【Fターム(参考)】
5K033CC01
5K033DA19
5K033DB12
5K033DB18
5K033EC01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】スイッチのネットワーク設定の手間を省く方法を提供する。
【解決手段】スイッチ100〜が、端末300とテザリング接続を設定するステップおよびスイッチが、設定されたテザリング接続により端末から管理サーバー200のIPアドレスを受信し、受信した管理サーバーのIPアドレスを用いて管理サーバーからスイッチの設定情報を受信し、端末によって管理サーバーから受信したスイッチ設定情報を設定されたテザリング接続により端末から受信し、端末によってブロードキャストされたスイッチのIPアドレスを受信した管理サーバーから設定されたテザリング接続によりスイッチの設定情報を受信するステップおよびスイッチが、受信したスイッチの設定情報に応じてスイッチのネットワークを設定するステップを含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチのネットワークを設定する方法において、
(a)スイッチが、端末とテザリング接続を設定するステップ、
(b)前記スイッチが、(i)前記設定されたテザリング接続により前記端末から管理サーバーのIPアドレスを受信し、前記受信した管理サーバーのIPアドレスを用いて前記管理サーバーからスイッチの設定情報を受信したり、(ii)前記端末によって前記管理サーバーから受信されたスイッチの設定情報を前記設定されたテザリング接続により前記端末から受信したり、(iii)前記端末によってブロードキャストされた前記スイッチのIPアドレスを受信した前記管理サーバーから前記設定されたテザリング接続によりスイッチの設定情報を受信するステップ、および、
(c)前記スイッチが、前記受信されたスイッチの設定情報に応じてネットワークを設定するステップを含むスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項2】
前記(b)ステップにおいて、
前記スイッチの識別情報が前記管理サーバーに登録されていない場合、前記スイッチが前記のスイッチの設定情報を前記管理サーバーから直接受信したり、前記端末により受信することを特徴とする、請求項1に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項3】
前記(b)ステップの(i)において、
前記端末によって前記管理サーバーのIPアドレスが取得され、前記スイッチにIPアドレスが割り当てられると、
前記スイッチは、前記設定されたテザリング接続により前記端末から前記割り当てられたスイッチのIPアドレスおよび前記取得された管理サーバーのIPアドレスを受信し、前記割り当てられたスイッチのIPアドレスおよび前記管理サーバーのIPアドレスを用いて前記管理サーバーに接続して前記管理サーバーから前記スイッチの設定情報を受信することを特徴とする、請求項1にスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項4】
前記(b)ステップの(ii)において、
前記端末によって、前記管理サーバーのIPアドレスが取得され、端末が前記取得された管理サーバーのIPアドレスを用いて前記管理サーバーに接続して前記管理サーバーから前記スイッチの設定情報を受信すると、
前記スイッチは、前記設定されたテザリング接続により前記端末から前記スイッチの設定情報を受信することを特徴とする、請求項1に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項5】
DHCPサーバーから前記管理サーバーのIPアドレスが取得されることを特徴とする、請求項3又は請求項4に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項6】
前記(b)ステップの(iii)において、
前記端末によって前記スイッチにIPアドレスが割り当てられ、前記割り当てられたスイッチのIPアドレスがローカル・エリア・ネットワーク(LAN)に含まれている各デバイスにブロードキャストされると、
前記スイッチは、前記スイッチのIPアドレスを受信した前記管理サーバーから前記設定されたテザリング接続により前記スイッチの設定情報を受信することを特徴とする、請求項1に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項7】
前記(b)ステップにおいて、
前記端末によってDHCPサーバーのIPアドレスが取得されたり、前記DHCPサーバーにより前記端末がブロードキャストした前記スイッチのIPアドレスを受信すると、
前記スイッチは、前記設定されたテザリング接続により前記DHCPサーバーから直接前記スイッチの設定情報を受信したり、前記端末によって前記DHCPサーバーから受信されたスイッチの設定情報を前記端末から受信することを特徴とする、請求項1に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項8】
前記スイッチの設定情報は、前記管理サーバーによって管理されているネットワークのゲートウェイ情報、DHCPサーバーの情報、DNSサーバーの情報、ポート情報の少なくとも一部を含むことを特徴とする、請求項1に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項9】
前記テザリング接続が切断されると、前記スイッチは、前記スイッチのネットワーク設定に応じて前記管理サーバーと通信することを特徴とする、請求項1に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項10】
前記(a)ステップにおいて、
前記スイッチは、前記端末とイーサネットインターフェースを設定し、前記端末から前記端末と接続している無線ネットワークのゲートウェイ情報を受信することを特徴とする、請求項1に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項11】
前記管理サーバーは、クラウドサーバーであることを特徴とする、請求項1に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項12】
ネットワークを設定するためのスイッチにおいて、
端末とテザリング接続を設定して、(i)前記設定されたテザリング接続により前記端末から管理サーバーのIPアドレスを受信し、前記受信した管理サーバーのIPアドレスを用いて前記管理サーバーからスイッチの設定情報を受信したり、(ii)前記端末によって前記管理サーバーから受信したスイッチの設定情報を前記設定されたテザリング接続により前記端末から受信したり、(iii)前記端末によってブロードキャストされた前記スイッチのIPアドレスを受信した前記管理サーバーから前記設定されたテザリング接続によりスイッチの設定情報を受信する通信部、および
前記受信されたスイッチの設定情報に応じて、前記スイッチにネットワークを設定するネットワーク設定部を含むネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項13】
前記通信部は、
前記スイッチの識別情報が前記管理サーバーに登録されていない場合、前記のスイッチの設定情報を前記管理サーバーから直接受信したり、前記端末により受信することを特徴とする、請求項12に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項14】
前記(i)で、
前記通信部は、
前記端末によって、前記管理サーバーのIPアドレスが取得され、前記スイッチにIPアドレスが割り当てられると、
前記設定されたテザリング接続により前記端末から前記割り当てられたスイッチのIPアドレスおよび前記取得された管理サーバーのIPアドレスを受信し、前記割り当てられたスイッチのIPアドレスおよび前記管理サーバーのIPアドレスを用いて前記管理サーバーに接続して、前記管理サーバーから前記スイッチの設定情報を受信することを特徴とする、請求項12に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項15】
前記(ii)で、
前記通信部は、
前記端末によって前記管理サーバーのIPアドレスが取得され、端末が前記取得された管理サーバーのIPアドレスを用いて前記管理サーバーに接続して前記管理サーバーから前記スイッチの設定情報を受信すると、
前記設定されたテザリング接続により前記端末から前記スイッチの設定情報を受信することを特徴とする、請求項12に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項16】
DHCPサーバーから前記管理サーバーのIPアドレスが取得されることを特徴とする、請求項14又は請求項15に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項17】
前記(iii)で、
前記通信部は、
前記端末によって前記スイッチにIPアドレスが割り当てられ、前記割り当てられたスイッチのIPアドレスがローカル・エリア・ネットワーク(LAN)に含まれている各デバイスにブロードキャストされると、
前記スイッチのIPアドレスを受信した前記管理サーバーから前記設定されたテザリング接続により前記スイッチの設定情報を受信することを特徴とする、請求項12に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項18】
前記通信部は、
前記端末によってDHCPサーバーのIPアドレスが取得されたり、前記DHCPサーバーにより前記端末がブロードキャストした前記スイッチのIPアドレスが受信されると、
前記設定されたテザリング接続により前記DHCPサーバーから直接前記スイッチの設定情報を受信したり、前記端末によって前記DHCPサーバーから受信したスイッチの設定情報を前記端末から受信することを特徴とする、請求項12に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項19】
前記スイッチの設定情報は、前記管理サーバーによって管理されるネットワークのゲートウェイ情報、DHCPサーバーの情報、DNSサーバーの情報、ポート情報の少なくとも一部を含むことを特徴とする、請求項12に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項20】
前記テザリング接続が切断されると、前記通信部は、前記スイッチのネットワーク設定に応じて前記管理サーバーと通信することを特徴とする、請求項12に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項21】
前記通信部は、前記端末とイーサネットインターフェースを設定して、前記端末から前記端末と接続している無線ネットワークのゲートウェイ情報を受信することを特徴とする、請求項12に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項22】
前記管理サーバーは、クラウドサーバーであることを特徴とする、請求項12に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項23】
請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の方法を実行するためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチのネットワークを設定する方法、これを用いたスイッチとコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するもので、より詳細には、スイッチと端末とのテザリング(tethering)接続を設定して、スイッチが、(i)前記設定されたテザリング接続により前記端末から管理サーバーのIPアドレスを受信し、前記受信した管理サーバーのIPアドレスを用いて前記管理サーバーからスイッチの設定情報を受信したり、(ii)前記端末によって前記管理サーバーから受信したスイッチ設定情報を前記設定されたテザリング接続により前記端末から受信したり、(iii)前記端末によってブロードキャストされた前記スイッチのIPアドレスを受信した前記管理サーバーから前記設定されたテザリング接続によりスイッチの設定情報を受信した後、スイッチが、前記受信されたスイッチの設定情報に応じてネットワークを設定するステップを含む方法、これを用いたスイッチとコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
スイッチは、ネットワーク単位を接続する通信機器として、データの意図した対象を識別することができ、データを同時に送受信することができるので、ハブに比べて迅速にデータを送ることができる。スイッチは、ネットワーク層に応じて分類され、MACアドレス、IPアドレス、TCP/UDPポート情報などを参照して、パケットをスイッチングする。
【0003】
ネットワーク(例えば、VLAN)に新しいスイッチが接続される場合、まず、ネットワーク上での実装しようとするスイッチの機能に合わせてネットワークの設定が行わなければならない。ネットワーク設定が行われたスイッチは、ネットワーク上のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバーからIPアドレスを割り当てられる。
【0004】
最近では、スイッチのネットワーク設定を手軽にするためZTI(Zero Touch Installation)技術が登場している。ZTI技術は、スイッチがネットワーク上に接続されている場合、DHCPサーバーから管理サーバーのIPアドレスを取得し、取得された管理サーバーのIPアドレスを利用して管理サーバーに接続し、管理サーバーからネットワーク設定情報を受信して、ネットワークの設定を実行する技術である。ZTI技術は、スイッチの設定情報を人がいちいち入力する手間を省くことができる。
【0005】
図1は、ZTI技術を利用して、スイッチのネットワーク設定を行う方法を示した概念図である。
【0006】
図1を参照すると、新しいスイッチ20がネットワークに接続されると、優先的にDHCPサーバー30に接続される。すなわち、スイッチ20がDHCPサーバー30を見つけると(DHCP discover)、DHCPサーバー30からIPアドレスが割り当てられるとともに、管理サーバー10のIPアドレスも受信することができる(
図1のa)。新しいスイッチ20は、管理サーバーのIPアドレスを利用して、管理サーバー10にアクセスして(
図1のb)管理サーバー10からスイッチの設定情報を受信することもできる(
図1のc)。
【0007】
しかし、このようなZTI方法でも、ネットワーク構成が複雑になる場合は、スイッチを設定することが難しいという限界がある。例えば、2〜3個以上のVLAN(Virtual LAN)が存在し、冗長性パス(Redundancy−path)が存在するネットワークを構成する場合は、新しく接続されたスイッチは、製品出荷時にすべてのポートがデフォルトVLANに設定されてあるので、他のVLAN上のDHCPサーバーを見つけることができないことがある。
【0008】
したがって、DHCP環境が構築されていない場合でも、簡単にスイッチのネットワーク設定を行うことができる技術が要求される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上述の問題点をすべて解決することをその目的とする。
【0010】
また、本発明は、DHCP環境が構築されていない場合でも、簡単にスイッチのネットワーク設定を行うことができることを別の目的とする。
【0011】
また、本発明は、スイッチが、テザリング接続(通信端末を内蔵したモバイルコンピュータ(携帯電話回線に接続されたスマートフォンなど)を外付けモデムのように用いて、他のコンピュータ等をインターネットに接続する、以下「テザリング」または「テザリング接続」という)により端末から取得した管理サーバーのIPアドレスを利用して、管理サーバーにアクセスしてスイッチの設定情報を受信することで、DHCPサーバーが見つからない場合もより迅速かつ簡単にスイッチのネットワーク設定を行うことができることを、別の目的とする。
【0012】
また、本発明は、スイッチが、端末によって管理サーバーから受信したスイッチの設定情報をテザリング接続により端末から受信することで、DHCPサーバーが見つからない場合もより迅速かつ簡単にスイッチのネットワーク設定を行うことができることを他の目的とする。
【0013】
また、本発明は、端末がスイッチのIPアドレスをブロードキャストすることで、管理サーバーのIPアドレスを個別に取得していなくても、ローカル・エリア・ネットワークにある管理サーバーを見つけて、スイッチの設定情報を受信できるようにして、より迅速かつ簡単にスイッチのネットワーク設定を行うことができることを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記目的を達成するための本発明の主要構成は以下の通りである。
【0015】
本発明の一態様によると、スイッチのネットワークを設定する方法において、(a)スイッチが、端末とのテザリング接続を設定するステップ、(b)前記スイッチが、(i)前記設定されたテザリング接続により前記端末から管理サーバーのIPアドレスを受信し、前記受信した管理サーバーのIPアドレスを用いて前記管理サーバーからスイッチの設定情報を受信したり、(ii)前記端末によって前記管理サーバーから受信したスイッチの設定情報を前記設定されたテザリング接続により前記端末から受信したり、(iii)前記端末によってブロードキャストされた前記スイッチのIPアドレスを受信した前記管理サーバーから前記設定されたテザリング接続により、スイッチの設定情報を受信するステップ、及び(c)前記スイッチが、前記受信されたスイッチの設定情報に応じてネットワークを設定するステップを含む方法が提供される。
【0016】
本発明の他の態様によれば、ネットワークを設定するためのスイッチにおいて、端末とテザリング接続を設定して、(i)前記設定されたテザリング接続により、前記端末から管理サーバーのIPアドレスを受信し、前記受信した管理サーバーのIPアドレスを用いて前記管理サーバーからスイッチの設定情報を受信したり、(ii)前記端末によって前記管理サーバーから受信したスイッチの設定情報を前記設定されたテザリング接続により前記端末から受信したり、(iii)前記端末によってブロードキャストされた前記スイッチのIPアドレスを受信した前記管理サーバーから前記設定されたテザリング接続によりスイッチの設定情報を受信する通信部、及び前記受信されたスイッチの設定情報に応じて、前記スイッチにネットワークを設定するネットワーク設定部を含むスイッチが提供される。
【0017】
この他にも、本発明を実装するための他の方法、その他の電子機器及び前記方法を実行するためのコンピュータプログラムを記録するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体がさらに提供される。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、次のような効果がある。
【0019】
本発明は、DHCP環境が構築されていない場合でも、簡単にスイッチのネットワーク設定を行うことができる効果がある。
【0020】
また、本発明は、スイッチが、テザリング接続により端末から取得した管理サーバーのIPアドレスを利用し管理サーバーにアクセスして、スイッチの設定情報を受信することにより、DHCPサーバーが見つからない場合もより迅速かつ簡単にスイッチのネットワーク設定を行うことができる効果がある。
【0021】
また、本発明は、スイッチが、端末によって管理サーバーから受信されたスイッチの設定情報をテザリング接続により端末から受信することにより、DHCPサーバーが見つからない場合もより迅速かつ簡単にスイッチのネットワーク設定を行うことができる効果がある。
【0022】
また、本発明は、端末がスイッチのIPアドレスをブロードキャストすることで、スイッチが管理サーバーのIPアドレスを別途に取得していなくても、ローカル・エリア・ネットワークにある管理サーバーを見つけてスイッチの設定情報を受信できるようになる。すなわち、、より迅速かつ簡単にスイッチのネットワーク設定を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】
図1は、従来技術においてZTI技術を利用して、スイッチのネットワーク設定を行う方法を示した概念図である。
【
図2】
図2は、本発明の一実施形態に係るスイッチの構成を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、スイッチが管理サーバーのIPアドレスを取得して、管理サーバーからスイッチの設定情報を受信する一実施例を示す図である。
【
図4】
図4は、端末がスイッチの設定情報を受信して、スイッチに転送する他の実施例を示す図である。
【
図5】
図5は、端末がスイッチのIPアドレスをブロードキャストして、管理サーバーからスイッチの設定情報を受信する別の実施例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
後述する本発明の詳細な説明は、本発明が実施できる特定の実施例を例示として示す添付図面を参照する。これらの実施例は、当業者が本発明を実施することができる様、十分に詳細に説明される。本発明の様々な実施例は互いに異なるが、相互に排他的である必要はないことは理解されるべきである。例えば、ここに記載されている特定の形状、構造、および特性は、一実施形態に関連して、本発明の思想と範囲を逸脱することなく、他の実施例で実現することができる。また、それぞれの開示された実施例内の個別の構成要素の位置または配置は、本発明の思想と範囲を逸脱することなく変更され得ることは理解されるべきである。したがって、後述する詳細な説明は、限定的な意味として取るものではなく、本発明の範囲は、適切に説明される場合、その特許請求項が主張するように均等なすべての範囲と供に添付された特許請求項によってのみ限定される。図面における同様の参照符号は、いくつかの側面に亘って同一または類似の機能を指す。
【0025】
図2は、本発明の一実施形態に係るスイッチの構成を示すブロック図である。
【0026】
図2を参照すると、本発明の一実施例に係るスイッチ100は、通信部110、ネットワーク設定部120と制御部130を含む。
【0027】
通信部110は、テザリング接続により端末300または管理サーバー200と通信して、テザリングが失われた場合、設定されてあるネットワークにより管理サーバー200を含む複数のデバイスと通信する構成である。まず、通信部110は、スイッチ100が有線インターフェース(例えば、USB)または無線インターフェースにより端末300と接続されると、テザリング接続を設定することができる。有線インターフェースにより接続されている場合、通信部110は、端末300とイーサネット(登録商標)インターフェースを設定することができる。これとは異なり、通信部110は、ブルートゥース(登録商標)テザリング機能を介したワイヤレスインターフェースを提供することもできる。テザリング接続が設定されると、通信部110は、端末300から、端末300と接続された無線ネットワークのゲートウェイ情報を受信することができる。スイッチ100は、受信されたゲートウェイ情報を設定して、テザリング接続によりインターネットに接続することができるようになる。
【0028】
通信部110は、以下で説明するさまざまな方法でスイッチの設定情報を取得することができる。まず、管理サーバー200のIPアドレスを取得して、管理サーバー200からスイッチの設定情報を受信する実施例を説明する。
【0029】
図3は、スイッチが管理サーバーのIPアドレスを取得して、管理サーバーからスイッチの設定情報を受信する一実施例を示す図である。
【0030】
通信部110は、テザリング接続により端末300から管理サーバー200のIPアドレスを受信し、前記受信した管理サーバー200のIPアドレスを利用して、管理サーバー200からスイッチの設定情報を受信することができる。
【0031】
図3を参照して、より具体的に説明すると、端末300は、スイッチ100とテザリング接続が行われると、DHCPサーバーの役割を果たして、スイッチ100にIPアドレスを割り当てることができる。また、端末300は、管理サーバー200のIPアドレスを取得することができる。このとき、端末300は、ユーザーの入力によって管理サーバー200のIPアドレスを取得することもできる。端末300がDHCPサーバー(未図示)のIPアドレスを知っている場合、DHCPサーバーに要求して、管理サーバー200のIPアドレスを取得することもできる。このように、管理サーバー200のIPアドレスが取得されると、端末300は、獲得された管理サーバー200のIPアドレスをスイッチ100に送信することができる(
図3のa)。
【0032】
この場合、スイッチ100の通信部110は、前記設定されたテザリング接続により、端末300から前記割り当てられたスイッチ100のIPアドレス及び前記取得された管理サーバー200のIPアドレスを受信することができる(
図3のa)。そして、通信部110は、前記割り当てられたスイッチ100のIPアドレスと管理サーバー200のIPアドレスとを利用して、管理サーバー200に接続することができ(
図3のb)、管理サーバー200からスイッチの設定情報を受信することができる(
図3のc)。ここで、スイッチの設定情報とは、あらかじめ定義されたネットワークトポロジー(Network topology)に応じて、ネットワーク上でスイッチ100が正常に動作するために必要なパラメータの値を意味する。たとえば、スイッチの設定情報は、管理サーバー200によって管理されているネットワークのゲートウェイ情報、DHCPサーバーの情報、DNSサーバーの情報、ポート情報の少なくとも一部を含むことができる。
【0033】
一方、管理サーバー200は、スイッチ100が接続した場合、スイッチ100の識別情報によりスイッチ100が管理サーバー200に登録されているか確認することができる。スイッチ100の識別情報が前記管理サーバー200に登録されていない場合、管理サーバー200は、スイッチ100の識別情報を管理サーバー200に登録して、スイッチの設定情報をスイッチ100に与えることができる。
【0034】
一方、前記とは異なり、端末300がDHCPサーバーのIPアドレスを取得する場合、通信部110は、前記設定されたテザリング接続によりDHCPサーバーから直接スイッチの設定情報を受信することもできる。
【0035】
通信部110が、スイッチの設定情報を受信すると、後述するように、ネットワーク設定部120が、受信されたスイッチの設定情報に応じて、スイッチ100のネットワークを設定することができる。スイッチ100は、テザリング接続が切断されると、設定されたネットワークに応じて管理サーバー200と、他のデバイス(例えば、DHCPサーバー)との通信をすることができる(
図3のd)。
【0036】
このように、本発明は、端末300がテザリング接続により管理サーバー200のIPアドレスをスイッチ100に伝達する。その後、スイッチ100が管理サーバー200のIPアドレスを以て管理サーバー200にアクセスして、スイッチの設定情報を受信する。そのため、DHCPサーバーが見つからない場合も、より迅速かつ簡単にスイッチ100のネットワーク設定が可能となる。
【0037】
前記の実施例とは異なり、スイッチ100のネットワーク設定のために端末300がスイッチの設定情報を受信し、テザリング接続によりスイッチ100に伝達することもできる。以下では、これらの実施例を説明する。
【0038】
図4は、端末がスイッチの設定情報を受信して、スイッチに伝達する他の実施例を示す図である。
【0039】
通信部110は、端末300によって管理サーバー200から受信されたスイッチの設定情報を、前記設定されたテザリング接続により端末300から受信することができる。
図4を参照してより具体的に説明すると、端末300は、DHCPサーバーの役割を果たして、スイッチ100にIPアドレスを割り当てることができる。また、端末300は、管理サーバー200のIPアドレスを取得することができる。端末300が別途設けられたDHCPサーバー(未図示)のIPアドレスを知っている場合は、DHCPサーバーに要求して、管理サーバー200のIPアドレスを取得することもできる。このように、管理サーバー200のIPアドレスが取得され、スイッチ100にIPアドレスが割り当てられると、端末300は、獲得された管理サーバー200のIPアドレスを利用して、管理サーバー200に接続することができる。そして、前記割り当てられたスイッチのIPアドレスを管理サーバー200に送信することができる(
図4のa)。さらに、端末300は、管理サーバー200からスイッチの設定情報を直接受信することができる(
図4のb)。
【0040】
管理サーバー200は、端末300が接続された場合、スイッチ100の識別情報によりスイッチ100が管理サーバー200に登録されているか確認することができる。スイッチ100の識別情報は、端末300とスイッチ100との間にテザリング接続が行われた場合、スイッチ100から取得するか、ユーザーの入力によって獲得することができる。スイッチ100の識別情報が管理サーバー200に登録されていない場合、管理サーバー200は、スイッチ100の識別情報を管理サーバー200に登録して、スイッチの設定情報を端末300に与えることができる。
【0041】
端末300は、受信されたスイッチの設定情報を、テザリング接続によりスイッチ100に伝達することができる。言い換えれば、スイッチ100の通信部110は、前記設定されたテザリング接続により端末300からスイッチの設定情報を受信することができる。
【0042】
一方、端末300がDHCPサーバーのIPアドレスを取得する場合、端末300は、DHCPサーバーからスイッチの設定情報を受信することもでき、この場合、スイッチ100の通信部110は、端末300によってDHCPサーバーから受信したスイッチの設定情報を、前記設定されたテザリング接続により端末300から受信することができる。
【0043】
通信部110が、スイッチの設定情報を受信すると、後述するように、ネットワーク設定部120が受信されたスイッチの設定情報に応じて、スイッチ100のネットワークを設定することができる。スイッチ100は、テザリング接続が切断されると、設定されたネットワークに応じて管理サーバー200と、他のデバイス(例えば、DHCPサーバー)との通信を行うことができる(
図4のd)。
【0044】
前述した実施形態において管理サーバー200は、クラウドサーバーであり得る。クラウドサーバーは、スイッチ100と遠距離に離隔されて位置し、所定のIPアドレスを持つことができ、スイッチ100は、前述した方法で、これらのクラウドサーバーのIPアドレスを取得することができる。ただし、前記で説明した実施例の場合は、管理サーバー200のIPアドレスを取得する必要があるという短所があるので、以下では、管理サーバー200のIPアドレスを取得する過程が不要の実施例を説明する。つまり、以下では、端末300がスイッチ100のIPアドレスをブロードキャストして、管理サーバー200からスイッチの設定情報を受信する実施例を説明する。
【0045】
図5は、端末がスイッチのIPアドレスをブロードキャストして、管理サーバーからスイッチの設定情報を受信する別の実施例を示す図である。
【0046】
図5を参照すると、通信部110は、端末300によってブロードキャストされたスイッチ100のIPアドレスを受信した管理サーバー200から前記設定されたテザリング接続によりスイッチの設定情報を受信することができる。より具体的に説明すると、端末300は、スイッチ100とテザリング接続が行われると、DHCPサーバーの役割を実行して、スイッチ100にIPアドレスを割り当てることができる。また、端末100は、割り当てられたスイッチ100のIPアドレスをローカル・エリア・ネットワーク(LAN)に含まれている各デバイス(200、200’、200’’)にブロードキャストすることができる(
図5のa)。管理サーバー200は、ブロードキャストされたスイッチ100のIPアドレスを受信し、前記スイッチ100のIPアドレスを用いて前記設定されたテザリング接続によりスイッチの設定情報をスイッチ100に直接転送することができある(
図5のb)。この場合、スイッチ100の通信部110は、前記設定されたテザリング接続により管理サーバー200からスイッチの設定情報を受信することができる(
図5のb)。
【0047】
一方、DHCPサーバーが端末300によってブロードキャストされたスイッチ100のIPアドレスを受信している場合、DHCPサーバーは、スイッチ100のIPアドレスを用いて前記設定されたテザリング接続により、スイッチの設定情報を直接スイッチ100に転送することもできる。これとは異なり、DHCPサーバーは、スイッチの設定情報を端末300に提供して端末300を前記設定されたテザリング接続によりスイッチの設定情報をスイッチ100に送信するようにすることもできる。
【0048】
一方、端末300は、スイッチ100のIPアドレスとスイッチ100の識別情報をブロードキャストすることができ、管理サーバー200は、受信された識別情報により、スイッチ100が管理サーバー200に登録されているかを確認することができる。スイッチ100の識別情報は、端末300とスイッチ100との間にテザリング接続が行われた場合、スイッチ100から取得するか、ユーザーの入力によって獲得することができる。スイッチ100の識別情報が管理サーバー200に登録されていない場合、管理サーバー200は、スイッチ100の識別情報を管理サーバー200に登録して、スイッチの設定情報をスイッチ100に与えることができる。
【0049】
通信部110が、スイッチの設定情報を受信すると、後述するように、ネットワーク設定部120が受信されたスイッチの設定情報に応じて、スイッチ100のネットワークを設定することができる。スイッチ100は、テザリング接続が切断されると、設定されたネットワークに応じて管理サーバー200と、他のデバイス(例えば、DHCPサーバー)との通信を行うことができる。
【0050】
このように、本発明は、端末300がスイッチ100のIPアドレスをブロードキャストすることで、管理サーバー200のIPアドレスを別途取得していなくても、ローカル・エリア・ネットワークにある管理サーバー200を見つけて、スイッチの設定情報を受信することができるようになり、より迅速かつ簡単にスイッチ100のネットワーク設定を行うことができるようになる。
【0051】
さらに、通信部110は、スイッチ100が、他のデバイスまたはモジュールと通信できるようにする機能を実行する。例えば、通信部110は、無線ネットワークまたは有線ネットワークを介して他のデバイスとの通信を行うことができる。
【0052】
ネットワーク設定部120は、前記受信されたスイッチの設定情報に応じて前記スイッチのネットワークを設定する構成である。具体的には、ネットワーク設定部120は、受信されたスイッチの設定情報である管理サーバー200によって管理されているネットワークのゲートウェイ情報、DHCPサーバーの情報、DNSサーバーの情報、ポート情報を設定することができる。また、スイッチ100は、テザリング接続が切断された後、DHCPサーバーに接続することができるが、DHCPサーバーから追加の情報を受信して、ネットワークの設定を行うこともできる。
【0053】
制御部130は、通信部110とネットワーク設定部120との間のデータの流れを制御する機能を実行する。つまり、制御部130は、スイッチ100の各構成要素間のデータの流れを制御することにより、通信部110とネットワーク設定部120から、それぞれ固有の機能を実行するように制御する。
【0054】
以上説明した本発明の実施例は、様々なコンピュータの構成要素により実行することができるプログラム命令の形で実現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することができる。前記コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独で、または組み合わせて含むことができる。前記コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されているプログラムの命令は、本発明のために特別に設計され構成されたものか、あるいは、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知されて使用可能なものであり得る。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピーディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDなどの光記録媒体、フロプティカルディスク(floptikaldisk)のような光磁気媒体(magneto-optikal media)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を収納して実行するように特別に構成されたハードウェアデバイスが含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって作られるようなアセンブリコードだけでなく、インタプリタなどを使用して、コンピュータによって実行できる高水準言語コードも含まれる。前記ハードウェアデバイスは、本発明に係る処理を実行するための1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成することができ、その逆も同様である。
【0055】
以上、本発明を、具体的な構成要素などの特定事項と限定された実施例と図面によって説明したが、これは本発明のより全般的な理解を助けるために提供されたものであり、本発明が前記実施例に限定されるものではなく、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正と変形を図ることができる。
【0056】
したがって、本発明の思想は、前記説明した実施例に限定されて決められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等にまたは等価的に変形されたすべてのものは、本発明の思想の範疇に属するものとする。
【符号の説明】
【0057】
10: 管理サーバー
20、20’、20’’、20’’’:スイッチ
30: DHCPサーバー
100、100’、100’’: スイッチ
200: 管理サーバー
200’、200’’: 他の装置
300: 端末
110: 通信部
120: ネットワーク設定部
130: 制御部
【手続補正書】
【提出日】2018年1月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0046】
図5を参照すると、通信部110は、端末300によってブロードキャストされたスイッチ100のIPアドレスを受信した管理サーバー200から前記設定されたテザリング接続によりスイッチの設定情報を受信することができる。より具体的に説明すると、端末300は、スイッチ100とテザリング接続が行われると、DHCPサーバーの役割を実行して、スイッチ100にIPアドレスを割り当てることができる。また、端末
300は、割り当てられたスイッチ100のIPアドレスをローカル・エリア・ネットワーク(LAN)に含まれている各デバイス(200、200’、200’’)にブロードキャストすることができる(
図5のa)。管理サーバー200は、ブロードキャストされたスイッチ100のIPアドレスを受信し、前記スイッチ100のIPアドレスを用いて前記設定されたテザリング接続によりスイッチの設定情報をスイッチ100に直接転送することができある(
図5のb)。この場合、スイッチ100の通信部110は、前記設定されたテザリング接続により管理サーバー200からスイッチの設定情報を受信することができる
(
図5のb)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチのネットワークを設定する方法において、
(a)スイッチが、端末とテザリング接続を設定するステップ、
(b)前記スイッチが、(iii)前記端末によってブロードキャストされた前記スイッチのIPアドレスを受信した前記管理サーバーから直接的または間接的にスイッチの設定情報を受信し、
前記テザリング接続を介して前記端末により前記スイッチにIPアドレスが割り当てられ、前記割り当てられたスイッチのIPアドレスが、前記端末によって、ローカルエリアネットワーク(LAN)に含まれている前記管理サーバまたはDHCPサーバーにブロードキャストされると、前記スイッチは、(iii−1)前記スイッチのIPアドレスを受信した前記管理サーバから直接前記スイッチの設定情報を受信する、(iii−2)前記スイッチのIPアドレスを利用して取得された前記スイッチ設定情報が前記管理サーバから前記DHCPサーバーに転送された後、前記DHCPサーバーから直接受信する、または(iii−3)前記スイッチのIPアドレスを利用して取得された前記スイッチ設定情報が前記管理サーバから前記DHCPサーバーに転送されてから、前記DHCPサーバから前記端末に転送された後、前記端末から前記スイッチ設定情報を受信する、の何れかを行うステップ、および、
(c)前記スイッチが、前記受信されたスイッチの設定情報に応じてネットワークを設定するステップを含むスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項2】
前記(b)ステップにおいて、
前記スイッチの識別情報が前記管理サーバーに登録されていない場合、前記スイッチが前記のスイッチの設定情報を前記管理サーバーから直接受信する、または、前記端末により受信することを特徴とする、請求項1に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項3】
前記スイッチの設定情報は、前記管理サーバーによって管理されているネットワークのゲートウェイ情報、DHCPサーバーの情報、DNSサーバーの情報、ポート情報の少なくとも一部を含むことを特徴とする、請求項1に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項4】
前記テザリング接続が切断されると、前記スイッチは、前記スイッチのネットワーク設定に応じて前記管理サーバーと通信することを特徴とする、請求項1に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項5】
前記(a)ステップにおいて、
前記スイッチは、前記端末とイーサネットインターフェースを設定し、前記端末から前記端末と接続している無線ネットワークのゲートウェイ情報を受信することを特徴とする、請求項1に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項6】
前記管理サーバーは、クラウドサーバーであることを特徴とする、請求項1に記載のスイッチのネットワークを設定する方法。
【請求項7】
ネットワークを設定するためのスイッチにおいて、
端末とテザリング接続を設定して、(iii)前記端末によってブロードキャストされた前記スイッチのIPアドレスを受信した前記管理サーバーから直接的または間接的にスイッチの設定情報を受信し、
前記テザリング接続を介して前記端末により前記スイッチにIPアドレスが割り当てられ、前記割り当てられたスイッチのIPアドレスが、前記端末によって、ローカルエリアネットワーク(LAN)に含まれている前記管理サーバまたはDHCPサーバーにブロードキャストされると、(iii−1)前記スイッチのIPアドレスを受信した前記管理サーバから直接前記スイッチの設定情報を受信する、(iii−2)前記スイッチのIPアドレスを利用して取得された前記スイッチ設定情報が前記管理サーバから前記DHCPサーバーに転送された後、前記DHCPサーバーから直接受信する、または(iii−3)前記スイッチのIPアドレスを利用して取得された前記スイッチ設定情報が前記管理サーバから前記DHCPサーバーに転送されてから、前記DHCPサーバから前記端末に転送された後、前記端末から前記スイッチ設定情報を受信する、の何れかを行う通信部、および
前記受信されたスイッチの設定情報に応じて、前記スイッチにネットワークを設定するネットワーク設定部を含むネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項8】
前記通信部は、
前記スイッチの識別情報が前記管理サーバーに登録されていない場合、前記のスイッチの設定情報を前記管理サーバーから直接受信する、または、前記端末により受信することを特徴とする、請求項7に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項9】
前記スイッチの設定情報は、前記管理サーバーによって管理されるネットワークのゲートウェイ情報、DHCPサーバーの情報、DNSサーバーの情報、ポート情報の少なくとも一部を含むことを特徴とする、請求項7に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項10】
前記テザリング接続が切断されると、前記通信部は、前記スイッチのネットワーク設定に応じて前記管理サーバーと通信することを特徴とする、請求項7に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項11】
前記通信部は、前記端末とイーサネットインターフェースを設定して、前記端末から前記端末と接続している無線ネットワークのゲートウェイ情報を受信することを特徴とする、請求項7に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項12】
前記管理サーバーは、クラウドサーバーであることを特徴とする、請求項7に記載のネットワークを設定するためのスイッチ。
【請求項13】
請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の方法を実行するためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。