(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-9392(P2018-9392A)
(43)【公開日】2018年1月18日
(54)【発明の名称】ロードコーン及びロードコーンを用いた噴霧システム
(51)【国際特許分類】
E01F 13/02 20060101AFI20171215BHJP
B05B 15/60 20180101ALI20171215BHJP
B05B 15/00 20180101ALI20171215BHJP
【FI】
E01F13/02 A
B05B15/06
B05B15/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-139750(P2016-139750)
(22)【出願日】2016年7月14日
(71)【出願人】
【識別番号】000182937
【氏名又は名称】日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】514143208
【氏名又は名称】的場 やすし
(71)【出願人】
【識別番号】506353585
【氏名又は名称】学校法人ものつくり大学
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100175802
【弁理士】
【氏名又は名称】寺本 光生
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100188592
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 洋
(72)【発明者】
【氏名】上村 晋平
(72)【発明者】
【氏名】柳本 速雄
(72)【発明者】
【氏名】青柳 成彰
(72)【発明者】
【氏名】的場 やすし
(72)【発明者】
【氏名】菅谷 諭
【テーマコード(参考)】
2D101
4D073
【Fターム(参考)】
2D101CA11
2D101CB00
2D101EA05
2D101FA12
4D073AA05
4D073BB03
4D073CA04
4D073CA07
4D073CA20
4D073CB03
4D073CB07
4D073CB16
4D073CB20
(57)【要約】
【課題】作業環境の改善に役立てることができるロードコーン及びロードコーンを用いた噴霧システムを提供する。
【解決手段】中空錐状のコーン本体部2と、コーン本体部2に配設され、供給された水を周囲に噴霧するミスト発生器3と、を備え、ロードコーン1の周囲に水を噴霧することができ、噴霧したミストの気化熱により周囲の温度を下げることができるとともに、ミストにより空気中の埃や粉塵が捕捉されて滴下することにより、空気中から埃や粉塵を除去することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空錐状のコーン本体部と、
前記コーン本体部に配設され、供給された水を周囲に噴霧するミスト発生器と、を備えることを特徴とするロードコーン。
【請求項2】
前記コーン本体部には、前記ミスト発生器に給水する給水管が挿通される開口部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のロードコーン。
【請求項3】
前記給水管は、前記コーン本体部の内部に配設されるとともに、弾性変形可能に形成されたホースを備えることを特徴とする請求項2に記載のロードコーン。
【請求項4】
前記開口部は、前記コーン本体部の頂部に形成され、
前記給水管は、前記開口部から上方に向けて突出する支持筒を備え、
この支持筒の上端部に、前記ミスト発生器が配設されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のロードコーン。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載のロードコーンと、前記ミスト発生器に水を供給する水源と、を備えることを特徴とするロードコーンを用いた噴霧システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロードコーン及びロードコーンを用いた噴霧システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば下記特許文献1に示されるように、工事現場等に載置されて用いられ、作業領域と非作業領域とを区分け等する保安器具として、中空錐状のロードコーンが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−105561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら前記従来のロードコーンでは、例えば高温環境あるいは埃や粉塵の多い環境において、作業環境の改善に役立てることについての要望があった。
【0005】
本発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって、作業環境の改善に役立てることができるロードコーン及びロードコーンを用いた噴霧システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明に係るロードコーンは、中空錐状のコーン本体部と、前記コーン本体部の外面に配設され、供給された水を周囲に噴霧するミスト発生器と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るロードコーンを用いた噴霧システムは、前記ロードコーンと、前記ミスト発生器に水を供給する水源と、を備えることを特徴とする。
【0008】
これらの発明によれば、ロードコーンが載置された状態で、コーン本体部に配設されたミスト発生器に水を供給すると、ロードコーンの周囲に水を噴霧することができるので、噴霧したミストの気化熱により周囲の温度を下げることができるとともに、ミストにより空気中の埃や粉塵が捕捉されて滴下等することにより、空気中から埃や粉塵を除去することができる。これらにより、作業環境の改善に役立てることができる。
また、ミスト発生器がロードコーンに配設されているため、ロードコーンを設置又は撤去するのと同時に、ミスト発生器も設置又は撤去することができ、設置又は撤去する際の作業の手間や設置スペースを省くことができる。
【0009】
ここで、前記コーン本体部には、前記ミスト発生器に給水する給水管が挿通される開口部が形成されていてもよい。
この場合には、給水管をコーン本体部の内部に配置することが可能になり、ロードコーンの見映えを向上することができる。
【0010】
また、前記給水管は、前記コーン本体部の内部に配設されるとともに、弾性変形可能に形成されたホースを備えていてもよい。
この場合には、コーン本体部の内部に弾性変形可能に形成されたホースが配設されているので、一方のロードコーンの内側に他方のロードコーンを差し込んで積み重ねた際に、ホースがコーン本体部同士の間に挟まれることで緩衝材として作用する。このため、例えば他方のロードコーンのミスト発生器に、一方のロードコーンのコーン本体部の内面から及ぼされる外力を抑えること等ができ、ミスト発生器の損傷を防止することができる。
【0011】
また、前記開口部は、前記コーン本体部の頂部に形成され、前記給水管は、前記開口部から上方に向けて突出する支持筒を備え、この支持筒の上端部に、前記ミスト発生器が配設されていてもよい。
この場合には、開口部から上方に向けて突出する支持筒の上端部にミスト発生器が配設されているので、供給された水を広範囲にわたって噴霧することができる。
【発明の効果】
【0012】
本願の請求項1、5に係る発明によれば、作業環境の改善に役立てることができる。
【0013】
本願の請求項2に係る発明によれば、ロードコーンの見映えを向上することができる。
【0014】
本願の請求項3に係る発明によれば、ミスト発生器の損傷を防止することができる。
【0015】
本願の請求項4に係る発明によれば、供給された水を広範囲にわたって噴霧することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の第1実施形態に係るロードコーン及びロードコーンを用いた噴霧システムの外観図である。
【
図2】本発明の第2実施形態に係るロードコーン及びロードコーンを用いた噴霧システムの外観図である。
【
図4】
図2に示すロードコーンの保持具の正面図である。
【
図5】
図1に示すロードコーンの変形例を示す斜視図である。
【
図6】
図1に示すロードコーンの他の変形例を示す斜視図である。
【
図7】
図2に示すロードコーンの変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、
図1を参照し、本発明の第1実施形態に係るロードコーン1について説明する。
図1に示すように、ロードコーン1は、中空錐状のコーン本体部2と、コーン本体部2に配設され、供給された水を周囲に噴霧するミスト発生器3と、を備えた噴霧器である。ここで、コーン本体部2の中心軸線を中心軸線Oという。また、中心軸線Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向から見た平面視において、中心軸線Oに直交する方向を径方向という。
【0018】
コーン本体部2は、上方に向かう従い漸次、縮径する中空の円錐形状に形成されている。コーン本体部2の内部は、コーン本体部2の下端開口を通して外部へと連通している。コーン本体部2の下端部には、径方向の外側に向けて突出し、全周にわたって延びる載置部10が形成されている。載置部10は、上下方向から見た平面視で矩形状を呈する。載置部10は中心軸線Oと同軸に配設されている。なお、コーン本体部2は、角錐形状に形成されていてもよい。
コーン本体部2及び載置部10は一体に形成され、これらの色は例えば赤色等の視認性の良い色となっている。なお、コーン本体部2及び載置部10は、別体に形成されていてもよいし、載置部10が形成されていなくてもよい。図示の例では、作業環境内に複数のロードコーン1が配置されている。
【0019】
ミスト発生器3は、コーン本体部2の外側に配設され、コーン本体部2の内側を通して供給された水を周囲に噴霧する。ミスト発生器3は、供給された水を内部の微細なフィルターを通して外部に放出することで、微細なミスト状にして噴霧することができるノズルである。ミスト発生器3はコーン本体部2の外周面2aに配設されている。ミスト発生器3による噴霧方向は、例えばコーン本体部2の外周面2aの傾斜角度を利用して決めることができる。複数のロードコーン1に配設された各ミスト発生器3は、互いに異なる方向を向いてもよい。また、各ミスト発生器3は、互いに異なる高さに配設されてもよい。
【0020】
このように、ミスト発生器3が複数のロードコーン1に、それぞれ異なる方向を向いて、異なる高さに配設されていることで、供給された水を広範囲にわたって噴霧することが可能となっている。また、ロードコーン1の数量を調整することで、周囲に噴霧する水の量を調整することができる。また、複数のロードコーン1それぞれにおけるミスト発生器3の向きを調整することで、供給された水を噴霧する領域を調整することができる。
【0021】
図示の例では、ミスト発生器3はコーン本体部2の上下方向の中央部よりも上方に、1つのロードコーン1に対して1つ配設されている。なお、ミスト発生器3はコーン本体部2の上下方向の中央部よりも下方に配設してもよいし、1つのロードコーン1に対して複数配設してもよい。ミスト発生器3が配設されていないロードコーンと、ロードコーン1とを交互に並べて配置してもよい。
【0022】
また、コーン本体部2には、ミスト発生器3に給水する給水管4が挿通される開口部2bが形成されている。給水管4は、ロードコーン1の一部を構成する。本実施形態では、給水管4は、コーン本体部2の内部に配設されるとともに、弾性変形可能に形成されたホース4aを備えている。
ホース4aは、一端部4bsが水源である蛇口9に水道栓接続キャップ5を介して接続され、かつ他端部4btが複数のロードコーン1のうちの1つのコーン本体部2内に配設された主管4bと、主管4bに接続されるとともに、各別に複数のロードコーン1のコーン本体部2内に配設された複数の分岐管4cと、を備えている。ホース4aは、例えばゴム材や合成樹脂材等により形成されている。なお主管4bの一端部4bsは、蛇口9に限られず、ポンプを介して貯水タンク(水源)に接続されてもよい。
【0023】
複数の分岐管4cは、主管4bから複数のロードコーン1の各ミスト発生器3に向かって延びている。分岐管4cは、コネクタ6を介して主管4bに接続されている。主管4bの他端部4bt及び複数の分岐管4cは、コーン本体部2の下端開口を通してロードコーン1の内部に配設されている。コーン本体部2内に配設された主管4bの他端部4bt及び複数の分岐管4cは、開口部2bを通して、外周面2aに配設されたミスト発生器3と接続されている。
【0024】
なお、コネクタ6には、主管4b内と分岐管4c内との連通、及びその遮断を切り替える中間コックを設けてもよい。このように中間コックを設けることにより、作業環境における気温の高さ、あるいは埃や粉塵の量により、複数のロードコーン1のうち、ミスト発生器3から噴霧を行うロードコーン1と、噴霧を行わないロードコーン1と、の切り替え等を行うことができる。
そして、ロードコーン1と蛇口9とは、噴霧システム100を構成している。なお、噴霧システム100において配置されるロードコーン1の数量は任意に変更可能である。
【0025】
以上説明したように、本実施形態におけるロードコーン1によれば、ロードコーン1が載置された状態で、コーン本体部2に配設されたミスト発生器3に水を供給すると、ロードコーン1の周囲に水を噴霧することができるので、噴霧したミストの気化熱により周囲の温度を下げることができる。また、ミストにより空気中の埃や粉塵が捕捉されて滴下等することにより、空気中から埃や粉塵を除去することができる。これらにより、作業環境の改善に役立てることができる。
【0026】
また、ミスト発生器3がロードコーン1に配設されているため、ロードコーン1を設置又は撤去するのと同時に、ミスト発生器3も設置又は撤去することができ、設置又は撤去する際の作業の手間や設置スペースを省くことができる。
また、コーン本体部2には、ミスト発生器3に給水するホース4aが挿通される開口部2bが形成されているため、ホース4aをコーン本体部2の内部に配置することが可能になり、ロードコーン1の見映えを向上することができる。
【0027】
また、給水管4は、コーン本体部2の内部に配設されるとともに、弾性変形可能に形成されたホース4aを備えているため、一方のロードコーン1の内側に他方のロードコーン1を差し込んで積み重ねた際に、ホース4aがコーン本体部2同士の間に挟まれることで緩衝材として作用する。このため、他方のロードコーン1のミスト発生器3に、一方のロードコーン1のコーン本体部2の内面から及ぼされる外力を抑えることができ、ミスト発生器3の損傷を防止することができる。
【0028】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0029】
図2及び
図3に示すように、本実施形態におけるロードコーン11では、コーン本体部12の開口部12bが、コーン本体部12の頂部12aに形成され、給水管4は、開口部12bから上方に向けて突出する支持筒4dを備え、この支持筒4dの上端部に、ミスト発生器3が配設されている。ミスト発生器3はコーン本体部12に着脱自在となっており、図示の例ではミスト発生器3が、支持筒4dを介してコーン本体部12に着脱自在となっている。
【0030】
図3に示すように、開口部12bは、コーン本体部12の頂部12aを上下方向に貫くように、中心軸線Oと同軸に形成されている。支持筒4dは、全長にわたって同径に形成された筒状体であり、コーン本体部12の開口部12b内に挿入されている。
図3及び
図4に示すように、支持筒4dは、コーン本体部12の頂部12aに装着された保持具7に保持されることで固定されている。支持筒4dの下端部は、コーン本体部12の内部において、ホース4aと接続されている。ホース4aはコーン本体部12の下端部に形成された接続孔12cを通して、コーン本体部12の外部に突出している。
【0031】
保持具7は、弾性を備えた筒状体であり、例えばゴム材や合成樹脂材等により形成されている。保持具7の内側は、支持筒4dの外径よりも僅かに小径をなしている。また、保持具7の下端開口縁には、上方に向かうに従い漸次、径方向の内側に向けて延びる環状溝7aが形成されている。環状溝7aは保持具7の下端開口縁の全周にわたって形成されている。環状溝7aを画成する内面のうち、径方向の外側に位置し、径方向の内側を向く内面は、コーン本体部12の頂部12aの外周面よりも僅かに小径となっている。
【0032】
支持筒4dをコーン本体部12に固定する際には、まず、保持具7の内径を拡大させながら、保持具7内に支持筒4dを圧入し、支持筒4dを保持具7に固定する。次に、保持具7の環状溝7a内に、コーン本体部12の頂部12aが挿入されるように、コーン本体部12の開口部12b内に保持具7を圧入し、保持具7を固定する。これにより、支持筒4dがコーン本体部12の開口部12b内に差し込まれる。
【0033】
これらの作業により、保持具7を介して、コーン本体部12の開口部12bに、支持筒4dが固定される。なお、先にコーン本体部12の開口部12b内に保持具7を圧入し、保持具7を固定した後に、保持具7の挿入孔6a内に支持筒4dを圧入し、支持筒4dを固定してもよい。
そして、ロードコーン11と蛇口9とは、噴霧システム200を構成している。
【0034】
以上説明したように、本実施形態におけるロードコーン11によれば、開口部12bから上方に向けて突出する支持筒4dの上端部にミスト発生器3が配設されているので、供給された水を広範囲にわたって噴霧することができる。
また、支持筒4dを着脱自在な構成とすることにより、ロードコーン1の収納時において、支持筒4dを取り外すことでコーン本体部12が中空状となり、複数のロードコーン1を互いに積み重ねることで、コンパクトに収納することができる。
【0035】
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
【0036】
例えば、上記第1実施形態においては、ミスト発生器3がコーン本体部2の外周面2aに配設された構成について示したが、このような態様に限られない。ミスト発生器3は、コーン本体部2の外側のうち、載置部10に配設されていてもよい。また、
図5に示すロードコーン21のように、ミスト発生器3を、コーン本体部2の頂部に配設してもよい。このような構成とすることで、供給された水をミスト発生器3から広範囲にわたって噴霧することができる。
【0037】
また、
図6に示すロードコーン31のように、ミスト発生器3が取付けキャップ33を介してコーン本体部2に配設されてもよい。ロードコーン31では、取付けキャップ33がコーン本体部2の外側に装着されている。取付けキャップ33の頂部には、ミスト発生器3が固定されている。ミスト発生器3には、分岐管4cが取付けキャップ33とコーン本体部2との間に挿入された状態で、接続されている。
このような構成とすることで、ミスト発生器3をコーン本体部2に対して着脱自在とすることができる。
【0038】
また、上記第1実施形態及び第2実施形態においては、コーン本体部2、12には、ミスト発生器3に給水する給水管4が挿通される開口部2b、12bが形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。コーン本体部に開口部が形成されておらず、給水管がコーン本体部の外部からミスト発生器に接続されていてもよい。また、ミスト発生器の一部が、給水管と接続された状態で、開口部に挿通されていてもよい。
【0039】
また、上記第1実施形態及び第2実施形態においては、給水管4が、コーン本体部2、12の内部に配設されるとともに、弾性変形可能に形成されたホース4aを備えている構成を示したが、この様な態様に限られない。給水管がホースを備えておらず、弾性変形できない硬質な配管のみにより構成されていてもよい。
【0040】
また、上記第2実施形態においては、給水管4が、開口部12bから上方に向けて突出する支持筒4dを備えている構成を示したが、このような態様に限られない。給水管は開口部から上方に向けて突出する支持筒を備えていなくてもよい。
【0041】
また、上記第2実施形態においては、支持筒4dが保持具7を介して開口部12b内に固定されている構成を示したが、このような態様に限られない。
図7に示すロードコーン41のように、保持具を用いることなく、支持筒4dが開口部12b内に挿入されていてもよい。
【0042】
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0043】
1、11、21、31、41 ロードコーン
2、12 コーン本体部
2a 外周面
2b、12b 開口部
3 ミスト発生器
4 給水管
4a ホース
4d 支持筒