【課題】得意先への営業促進や販売機会創出に繋がる有益な情報をオペレータにとって把握し易い形で提供することができる商品情報検索装置、商品情報検索方法、及び商品情報検索プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】本実施形態では、売上ヘッダデータテーブル及び売上明細データテーブルを参照して、当該売上明細データテーブルから、得意先、商品、検索対象期間、及び売上数量に関する所定の検索条件を満たすレコードを検索し、検索されたレコードの数を商品コードごとに集計し、検索されたレコードに含まれるデータ及び集計で得られた数を商品コードごとに且つ当該数の降順に表示させる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0016】
[1.概要]
日配品を取り扱う食品卸業界では、各得意先(納入先)から注文を受ける商品や商品の発注単位はある程度決まっており、しかも、様々なメーカーから同じような規格(例えば重量など)の商品が出されている中で得意先が発注してくる商品のメーカーは大体決まっている。このような業界特有の事情を踏まえると、卸業者にとって、得意先への営業促進や販売機会創出を実現することが難しい状況にある。
【0017】
そこで、本実施形態では、上記事情を踏まえた上で、販売支援機能(換言すると上記営業促進や販売機会創出を支援する機能)としての役割を果たすことを目的とした機能として、販売機会を“見える化”する機能を実現した。
【0018】
また、上記食品卸業界においては、得意先との過去の取引実績を把握するためには、各種帳簿を確認しなければならず、膨大な数の明細から、情報を集及び集計する必要があった。そして、上記食品卸業界においては、取引の明細を1件ずつ入力する作業が必要であり、業務負担がとても大きかった。さらに、上記食品卸業界においては、受注から出荷までの業務を短時間で進める必要があるため、受注登録の際に、取引商品に関する情報を誤入力するケースが多くあった。
【0019】
そこで、本実施形態では、得意先との過去の取引実績や、食品卸売業者が有する商品情報を元に、得意先との取引の対象となる商品を簡易に選択する機能を実現した。また、本実施形態では、ある商品に関して、過去に何回取引があったかという、得意先への営業促進や販売機会創出に繋がる有益な情報をオペレータにとって把握し易い形で提供することができる機能を実現した。以下、具体的な構成及び動作について説明する。
【0020】
[2.構成]
本発明を含む本実施形態に係る販売情報管理装置100の構成の一例について、
図1等を参照して説明する。
図1は、販売情報管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0021】
販売情報管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、販売情報管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0022】
販売情報管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。販売情報管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0023】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、受注入力装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、販売情報管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
【0024】
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112又はマウス112として記載する場合がある。
【0025】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。
【0026】
記憶部106は、得意先商品パターンマスタ106aと、品番マスタ106bと、得意先を識別するための得意先識別データ、商品を識別するための商品識別データ、売上日データ、及び売上数量データを互いに関連付けて記憶している記憶領域としての売上ヘッダデータテーブル106c及び売上明細データテーブル106dと、を含む。
【0027】
これらのマスタ及びデータが記憶する具体的内容を、
図3、
図7及び
図9を用いて詳細に説明する。
図3は、受注票登録画面の一例を示す図である。
図7は、売上ヘッダデータテーブル、売上明細データテーブル、並びに検索条件及び検索結果の一例を示す図である。
図9は、食材発注書の一例を示す図である。得意先は事前に渡された、受注票に出荷数量、重量等を記入し、これを卸業者へと送ることにより発注業務を行う。なお、以下の説明において、各項目の後ろに示すかっこ内の表記は、各項目の具体例のことであり、例えば、商品識別データ(商品CD)と記載した場合には、商品識別データの具体例として、商品CD(商品コード)があげられることを意味する。
【0028】
得意先商品パターンマスタ106aは、
図3の受注票登録画面を通じて登録された受注票を記憶する。
【0029】
品番マスタ106bは、商品識別データ(商品CD、商品名等)を記憶する。
【0030】
売上ヘッダデータテーブル106cは、
図7のD売上ヘッダに示すように、得意先を識別するための得意先識別データ(得意先CD、得意先)及び売上日データ(売上日)を記憶する。売上ヘッダデータテーブル106cは、更に、
図7に示すように、売上番号を記憶していてもよい。
【0031】
売上明細データテーブル106dは、
図7のD売上明細に示すように、商品を識別するための商品識別データ(商品CD、商品名)及び売上数量データ(数量)を記憶する。売上明細データテーブル106dは、更に、
図7に示すように、売上番号、売上明細行、規格、原産国、メーカー、単価、売上金額を記憶していてもよい。なお、売上明細行は、同日に、例えば、2回の販売があった場合に、2回目の販売に対して振られる数字2のことである。メーカーは、卸売業者が商品を仕入れる先であるメーカーである。規格は、商品重量である。単価は、売上金額を売上数量データで除することにより算出可能な、商品1個あたりの売上単価である。
【0032】
売上ヘッダデータテーブル106c及び売上明細データテーブル106dが含む各項目は、互いに関連付けて記憶部106に記憶されている。
【0033】
ここで、本実施形態では、商品検索時に、
図4〜
図6に示すように、受注票タブ、過去実績タブ、見積タブ、商品タブを一画面内ですべて表示できるようにしてもよい。以下、各タブ選択時の画面の詳細について、
図4〜
図6を用いて詳細に説明する。
図4は、商品情報検索画面の一例を示す図である。
図5は、商品情報検索画面の一部領域の一例を示す図である。
図6は、商品情報検索画面の一部領域の一例を示す図である。
【0034】
受注票タブ選択時の画面例を、
図4に示す。受注票タブ選択時の画面には、受注票登録画面を通じて登録された受注票の内容がそのまま反映されて表示される。
【0035】
過去実績タブ選択時の画面例を、
図5の過去実績選択時の表に示す。この表において、売上月、品番名、品番カナ名、仕入先、商品大分類の項目を、検索条件として入力して、右下の「明細表示」を選択すると、前記入力した得意先と過去に取引した商品の明細中から、検索条件に合致する商品の明細を、
図6に示すように、表示させることができる。
【0036】
見積タブ選択時の画面例を、
図5の見積選択時の表に示す。この表において、見積月、品番名、品番カナ名、仕入先、商品大分類の項目を、検索条件として入力して、右下の「明細表示」を選択すると、前記入力した得意先に対して過去に見積した商品の明細中から、検索条件に合致する商品の明細を、
図6に示すように、表示させることができる。
【0037】
商品タブの選択時の画面例を、
図5の商品選択時の表に示す。この表において、商品大分類、品番名、品番カナ名、仕入先、原産国、メーカーの項目を、検索条件として入力して、右下の「明細表示」を選択すると、卸売業者があらゆるメーカーと過去に取引した商品の明細中から、検索条件に合致する商品の明細を、
図6に示すように、表示させることができる。このため、商品検索画面が、商品タブを含めば、卸売業者は、過去の取引実績があまり(又は全く)ない得意先からある商品の納入を希望された場合にも、商品タブを選択することにより、あらゆるメーカーと過去に取引した商品の明細を参照して、過去の取引実績があまり(又は全く)ない得意先に対しての要望にも確実かつ迅速に応えることができる。
【0038】
なお、説明の便宜上、
図4、
図5及び
図6を分けているが、
図5の過去実績選択時の表、見積選択時の表及び商品選択時の表は、
図4の画面内の下部等に表示させることが好ましく、また、検索条件に合致する商品の明細(
図6)も、
図4の画面内の下部等に表示させることが好ましい。このように、本実施形態に係る販売情報管理装置100が、同一画面内に4つのタブ選択時のすべての情報を表示させれば、オペレータは、過去に取引した商品に関する情報を正確かつ迅速に参照することが可能となり、その結果、得意先への営業促進や販売機会創出に繋がる有益な情報をオペレータ(卸売業者等)にとって把握し易い形で提供することができる。
【0039】
制御部102は、販売情報管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
【0040】
制御部102は、機能概念的に、(1)前記記憶領域から、得意先、商品、検索対象期間、及び売上数量に関する所定の検索条件を満たすデータセットを検索する検索手段としての検索部102aと、(2)前記検索手段で検索されたデータセットの数を、商品識別データごとに集計する集計手段としての集計部102bと、(3)前記検索手段で検索されたデータセットに含まれるデータ及び前記集計手段で得られた数を、商品識別データごとに且つ当該数の降順に表示させる表示実行手段としての表示実行部102cと、を有する。なお、各部が実行する処理の詳細については、以下の[3.処理の具体例]にて詳細に説明する。
【0041】
[3.処理の具体例]
販売情報管理装置100で実行される商品情報検索処理の一例について、
図2、
図7及び
図8を参照して説明する。
図2は、商品情報検索処理の一例を示す図である。
図7は、売上ヘッダデータテーブル、売上明細データテーブル、並びに検索条件及び検索結果の一例を示す図である。
図8は、検索結果の表示例を示す図である。
【0042】
処理の概要としては、オペレータが指定した得意先コード又は得意先名とオペレータが指定した商品コード又は商品名とに基づいて、
図2に示す売上ヘッダデータテーブル106c及び売上明細データテーブル106dを参照して、売上明細データテーブル106dに含まれている、所定の検索条件を満たすレコードを検索する(ステップS1)。以下、ステップS1で実行される処理の具体例を、
図7及び
図8を参照して説明する。
【0043】
(検索処理)
検索部102aは、得意先を識別するための得意先識別データ、商品を識別するための商品識別データ、売上日データ、及び売上数量データを互いに関連付けて記憶している記憶領域から、得意先、商品、検索対象期間、及び売上数量に関する所定の検索条件を満たすデータセットを検索する検索処理を行う。
【0044】
ここで、前記所定の条件は、売上数量データが負の数値ではないという条件、得意先識別データが所定のものと一致するという条件、商品識別データが所定のものと一致するという条件、及び、売上日データが現在日付以前又は前の過去の所定の期間に属するという条件を含むものであること、が好ましい。前記現在日付は、検索部102aが動作した時が属する日付であること、が好ましい。
【0045】
また、前記商品は、日配品(具体的には毎日店舗に配送される食品など)に該当するものであることが好ましい。
【0046】
具体的には、本実施形態においては、以下の検索条件で検索する。
【0047】
[検索条件]
検索前提:売上数量データが、負の数値ではない
テストケース(1)得意先:A社
テストケース(2)商品:チョコレート
テストケース(3)売上日データ:2015/7/30以前の3か月間
(すなわち、2015/5/1から2015/7/30まで)
【0048】
図7の右表に、上記検索条件による検索の結果を示す。
図7の右表における左4列に、前段落の各検索条件単体を満たすデータセットを黒丸で示し、右1列に、前段落の各検索条件全てを満たすデータセットを黒丸で示す。右1列に示す黒丸からわかるように、前段落の各検索条件全てを満たすデータセットは、
図7のD売上明細における、上から3個目のデータセット、上から5個目のデータセット、上から8個目のデータセット、上から12個目のデータセット、上から14個目のデータセット、上から17個目のデータセットの計6個のデータセットである。
【0049】
(集計処理)
集計部102bは、検索部102aで検索されたデータセットの数を、商品識別データごとに集計する集計処理を行う。
【0050】
図7を参照すると、商品識別データ(商品CD)が、S00013であるデータセットは、上から3個目のデータセット、上から5個目のデータセット、上から12個目のデータセット及び上から17個目のデータセットの計4個である。
【0051】
また、
図7を参照すると、商品識別データ(商品CD)が、S00001であるデータセットは、上から8個目のデータセット及び上から14個目のデータセットの計2個である。
【0052】
(表示実行処理)
表示実行部102cは、検索部102aで検索されたデータセットに含まれるデータ及び集計部102bで得られた数を、商品識別データごとに且つ当該数の降順に表示させる表示実行処理を行う。
【0053】
具体的には、表示実行部102cは、
図8の表の上列に、検索部102aで検索されたデータセットに含まれる商品CD(S00013)、商品名(チョコレート)、規格(100g)、原産国(日本)、メーカー(Z社)及び集計部102bで得られた数(4)を、表示させる。また、
図8の表の下列に、検索部102aで検索されたデータセットに含まれる商品CD(S00001)、商品名(チョコレート)、規格(100g)、原産国(日本)、メーカー(W社)及び集計部102bで得られた数(2)を、表示させる。
【0054】
このように、本実施形態に係る販売情報管理装置100によれば、得意先に対して過去に販売した商品を、販売機会(販売回数)の多い順に表示させることができる。このため、オペレータは、取引の明細を1から入力せずとも、前記表示された商品を選択することにより、得意先との取引の対象となる商品を簡易に選択することができる。
【0055】
また、本実施形態に係る販売情報管理装置100によれば、得意先に対して過去に販売した商品を、販売機会(販売回数)の多い順に表示させることができるため、オペレータは、ある商品に関して、過去に何回取引があったかという情報を瞬時に確認及び把握することができる。卸売業者等のオペレータはこの情報を参考にして、得意先への営業促進や販売機会創出を行うことができる。すなわち、本実施形態に係る販売情報管理装置100は、得意先への営業促進や販売機会創出に繋がる有益な情報をオペレータにとって把握し易い形で提供することができる装置であるといえる。
【0056】
そして、取引先の対象となる商品が、食品等の日配品である場合、受注から出荷までの業務を短時間で進める必要があるという食品卸業界特有のニーズがある。本実施形態に係る販売情報管理装置100によれば、オペレータは、得意先との取引の対象となる商品を簡易に選択することができるため、上記ニーズに応えることができる。
【0057】
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0058】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0059】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0060】
また、販売情報管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0061】
例えば、販売情報管理装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部又は任意の一部を、CPU及び当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて販売情報管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROM又はHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0062】
また、このコンピュータプログラムは、販売情報管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部又は一部をダウンロードすることも可能である。
【0063】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。したがって、本明細書で説明したような処理又は処理方法を実行するためのプログラムを格納した記録媒体もまた本発明を構成することとなる。
【0064】
また、「プログラム」とは、任意の言語又は記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコード又はバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成及び読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0065】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0066】
また、販売情報管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータ又はワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、販売情報管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラム又はデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0067】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部又は一部を、各種の付加等に応じて又は機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。