特開2019-114212(P2019-114212A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-114212(P2019-114212A)
(43)【公開日】2019年7月11日
(54)【発明の名称】電子ペン
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/03 20060101AFI20190621BHJP
   H01R 24/60 20110101ALI20190621BHJP
   H01R 12/71 20110101ALI20190621BHJP
【FI】
   G06F3/03 400E
   H01R24/60
   H01R12/71
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2017-249612(P2017-249612)
(22)【出願日】2017年12月26日
(71)【出願人】
【識別番号】000139403
【氏名又は名称】株式会社ワコム
(74)【代理人】
【識別番号】100091546
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 正美
(74)【代理人】
【識別番号】100206379
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 正
(72)【発明者】
【氏名】小野田 直人
(72)【発明者】
【氏名】青木 信也
(72)【発明者】
【氏名】西原 康達
【テーマコード(参考)】
5E123
5E223
【Fターム(参考)】
5E123AB01
5E123AB05
5E123AB62
5E123BA01
5E123BA07
5E123BB01
5E123BB12
5E123CB22
5E123CB24
5E123CB26
5E123CD01
5E123CD04
5E123CD25
5E123DA33
5E123DB09
5E123DB11
5E123DB22
5E123DB36
5E123EA33
5E123EB04
5E123EB14
5E123EB32
5E223AB01
5E223AB05
5E223AB62
5E223BA01
5E223BA07
5E223BB01
5E223BB12
5E223CB22
5E223CB24
5E223CB26
5E223CD01
5E223CD04
5E223CD25
5E223DA33
5E223DB09
5E223DB11
5E223DB22
5E223DB36
5E223EA33
5E223EB04
5E223EB14
5E223EB32
(57)【要約】
【課題】細型の筐体にコネクタを収納することができる電子ペンを提供する。
【解決手段】筒状の筐体の円柱形状の中空部に配される回路基板と、筐体の軸心方向の一方の開口から外部に露出可能とされたコネクタとを有する。コネクタは、平面に複数個のコンタクト導体が形成されているコンタクト部と基台部とを有するハウジングと、基台部を少なくとも覆うシェルとを備える。コンタクト部の。シェルの、コンタクト部の平面に平行な方向の第1のサイズは、コンタクト部の平面に直交する方向の第2のサイズよりも大きく、筐体の中空部の径よりも小さい。回路基板の幅は、シェルの第1のサイズよりも小さい。シェルの第1のサイズの方向と、回路基板の平板の板面方向とが平行な状態で、且つ、シェルの第1のサイズ内に回路基板の軸心方向に直交する方向の幅が納まるようにされた状態でシェルの一部と回路基板とが結合されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状の筐体の円柱形状の中空部に配される回路基板とコネクタとを有し、前記コネクタは、前記筐体の軸心方向の一方の開口から外部に露出可能とされて、前記筐体の軸心方向に沿う方向から差し込まれる相手コネクタと結合できるようにされる電子ペンであって、
前記回路基板は、平板の板状体であって、前記平板の板面方向が、前記筐体の前記中空部の軸心方向に沿う方向に平行な状態で前記筐体の前記中空部内に配され、
前記コネクタは、前記筐体の軸心方向に連結されたコンタクト部と基台部とを有するハウジングと、前記ハウジングの前記基台部を少なくとも覆うシェルとを備え、
前記コンタクト部は前記筐体の軸心方向に沿う方向の平面を有し、前記平面に前記相手コネクタと電気的に接続する複数個のコンタクト導体が形成されており、
前記シェルは、前記コンタクト部の前記平面に平行な方向であって、かつ、前記筐体の軸心方向に直交する方向の第1のサイズが、前記コンタクト部の前記平面に直交する方向の第2のサイズよりも大きくされていると共に、
前記シェルの前記第1のサイズは前記筐体の前記中空部の径よりも小さくされると共に、前記シェルの前記回路基板の前記軸心方向に直交する方向の幅は、前記第1のサイズよりも小さく選定されており、
前記シェルの前記第1のサイズの方向と、前記回路基板の前記平板の板面方向とが平行な状態で前記シェルの面と前記回路基板の前記平板の板面とが対向し、且つ、前記シェルの前記第1のサイズ内に前記回路基板の前記軸心方向に直交する方向の幅が納まるようにされた状態で、前記シェルの一部と前記回路基板とが結合されている
ことを特徴とする電子ペン。
【請求項2】
前記基台部の前記コンタクト部との結合側とは反対側には、前記コンタクト部の前記複数個のコンタクト導体のそれぞれと電気的に接続されている複数個の端子が設けられており、前記複数個の端子は前記回路基板に電気的に接続されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
【請求項3】
前記筐体の中空部内には蓄電素子が設けられると共に、前記回路基板には、充電回路が設けられており、前記コネクタは、前記充電回路に接続されており、前記相手コネクタを通じて、前記充電回路により前記蓄電素子に充電がなされる
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
【請求項4】
前記シェルは導電体で構成されており、前記シェルの一部と前記回路基板とが結合されることで、前記シェルは前記回路基板の基準電位に電気的に接続される
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
【請求項5】
前記シェルは、前記回路基板と対向する面から前記回路基板側に突出する突起を有し、
前記突起が前記回路基板に設けられる嵌合孔に差し込まれて、前記コネクタと前記回路基板とが結合される
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
【請求項6】
前記シェルは、前記コンタクト部の前記平面と所定の距離だけ離間する状態で、前記基台部から前記コンタクト部側に張り出す張り出し壁部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
【請求項7】
前記突起は、前記シェルの前記張り出し壁部に設けられている
ことを特徴とする請求項6に記載の電子ペン。
【請求項8】
前記筐体の軸心方向の前記一方の開口側は、芯体が設けられる軸心方向の他方の開口側とは反対側とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
【請求項9】
前記筐体の前記一方の開口側は、着脱可能なキャップで覆われている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
【請求項10】
前記回路基板には、位置検出装置とインタラクションする信号を発信する信号発信回路が設けられており、前記蓄電素子の蓄電電圧に基づく電源電圧が前記信号発信回路に供給される
ことを特徴とする請求項3に記載の電子ペン。
【請求項11】
前記コネクタの前記シェルの前記第1のサイズの方向が、前記筐体の前記中空部の直径方向と一致するような状態で、前記コネクタが前記筐体の前記中空部に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、位置検出装置と共に使用される電子ペンに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、位置検出装置のセンサ部に対して信号を強く送信するため、電池駆動の電子ペンが利用されている。この場合の電池として充電式電池(二次電池)が用いられる場合において、当該二次電池を充電する方法としては、専用の充電器を用いて、接点接触式や無接触式で充電する方法が一般的に用いられている。しかし、専用の充電器を用意するのは面倒であり、コストもかかる。
【0003】
一方、近年、USB(Universal Serial Bus)コネクタを用いて充電する方法が広く利用されている。このUSBコネクタを用いた充電方法は、充電器が汎用のもので良いこともあって、多種多様の携帯端末で利用されている。そこで、このUSBコネクタを用いた充電方法を、電子ペンにも適用できれば非常に便利である。
【0004】
ところで、USBコネクタの形状及び大きさは、通信速度や、安定性、強度、利便性の点より変遷しており、現在は、小型のマイクロタイプB(Micro TypeB)のUSBコネクタよりも若干大きなタイプC(TypeC)のUSBコネクタ(例えば特許文献1(特開2017−208237号公報)参照)が利用されるようになっている。
【0005】
図7及び図8は、このタイプCのUSBコネクタの従来の構成例を説明するための図である。図7は、この例のUSBコネクタ100の斜視図である。また、図8は、この例のUSBコネクタ100を、回路基板110に取り付けた状態を示す図である。これらの図7及び図8に示すように、この例のUSBコネクタ100は、基台部101とコンタクト部102とからなるハウジング103が、シェル104で覆われて構成されている。
【0006】
ハウジング103の基台部101及びコンタクト部102は、例えば樹脂で構成されている。そして、コンタクト部102は、平板の板状体により構成されており、その板状体の表面(平面)及び裏面(平面)に、図7に示すように、線状の複数個のコンタクト導体105が、互いに平行に並ぶようにして整列する状態で配置されている。
【0007】
基台部101は、コンタクト部102の板厚よりも一回り大きな厚さを有すると共に、コンタクト部102の複数のコンタクト導体105の整列方向の長さより一回り大きな長さを有する扁平形状を備えている。コンタクト部102は、基台部101の端面101aの中央部から、当該端面101aに直交する方向に植立されたように構成されている。
【0008】
基台部101は、コンタクト部102との結合側とは反対側に、コンタクト部102の複数個のコンタクト導体105のそれぞれと電気的に接続されている端子部(図示は省略)を備える。
【0009】
シェル104は、ハウジング103の基台部101よりも若干大きな中空部104aを有する筒状形状を備える。シェル104の、コンタクト部102の複数のコンタクト導体105の整列方向の長さL(図8参照)は、基台部101のコンタクト部102の複数のコンタクト導体105の整列方向の長さに、シェル104の厚さを加えた長さとされている。そして、シェル104の中空部104aの軸心方向の長さは、この例では、ハウジング103の基台部101の、端面101aとは反対側の端面から、コンタクト部102の先端までの長さにほぼ等しく選定されている。
【0010】
シェル104は、図7に示すように、基台部101の端面101a側を露出させるような状態で、ハウジング103を取り囲むことで、ハウジング103をその内部に固定するように構成されている。このとき、ハウジング103のコンタクト部102は、図7及び図8に示すように、シェル104とは接触せずに所定の間隔を空けた状態で、中空部104aの一方の開口側から、コンタクト導体105が形成されている板状体の先端面側が露出する状態となる。
【0011】
シェル104は、導電性の金属で構成されており、ハウジング103に設けられている基準電位導体としてのグラウンド導体と電気的に接続される。シェル104には、図7及び図8に示すように、回路基板110との接続のための突起部104b,104c,104d,104e(図7には突起部104eは図示せず)が設けられている。この例では、図7及び図8に示すように、これらの突起部104b,104c,104d,104eは、シェル104の、コンタクト部102の複数個のコンタクト導体105の配列方向の両端部に形成されている。
【0012】
そして、シェル104の突起部104b,104c,104d,104eが、回路基板110のグラウンド導体(図示せず)に設けられている嵌合孔110b,110c,110d,110eに嵌合して、半田付けされることで、コネクタ100が回路基板110に取り付けられる。
【0013】
このUSBコネクタ100に対する相手コネクタは、シェル104の中空部104a内に、コンタクト部102の線状のコンタクト導体105の形成方向に沿って挿入されることで、当該USBコネクタ100と結合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】特開2017‐208237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
上述したUSBコネクタ100を電子ペンに搭載する場合には、電子ペンの筒状の筐体のペン先側とは反対側の開口部に、相手コネクタが、電子ペンの筒状の筐体の軸心方向に沿った方向から差し込まれるように設けられる。このため、電子ペンの筒状の筐体のペン先側とは反対側の開口側から見たときに、USBコネクタ100は、図8に示す状態で露出する状態となるように、電子ペンの筐体内に設けられる。
【0016】
ところで、近年、電子ペンは、これが利用される携帯端末の小型化及び薄型化が進んでいることも相まって、より細い筐体とすることが望まれている。
【0017】
電子ペンの筐体の中空部の一方の開口側に、USBコネクタ100を配設する場合には、当該USBコネクタ100のコンタクト部102の複数個のコンタクト導体105の配列方向の長さと回路基板110の同一方向の長さ(幅)が問題となり、両者は、電子ペンの筒状の筐体の中空部が円柱形状である場合には、当該中空部の内径より小さくなければならない。
【0018】
しかしながら、上述した従来の構成のUSBコネクタ100の場合、シェル104の突起部104b,104c,104d,104eが、シェル104の、コンタクト部102の複数個のコンタクト導体105の配列方向の両端部に形成されていて、これらが、回路基板110のグラウンド導体(図示せず)に設けられている嵌合孔110b,110c,110d,110eに嵌合して、半田付けされることで、コネクタ100が回路基板110に取り付けられている。このため、回路基板110の幅、すなわち、USBコネクタ100のコンタクト部102の複数個のコンタクト導体105の配列方向の回路基板110の長さは、シェル104の同方向の長さLよりも大きくなってしまう。
【0019】
したがって、従来のUSBコネクタ100の構成では、USBコネクタ100のシェル104のコンタクト部102の複数個のコンタクト導体105の配列方向の長さLを、目的とする電子ペンの筐体の円柱状中空部の径よりも小さくしたとしても、当該USBコネクタ100が取り付けられる回路基板110の同方向の長さが大きいので、電子ペンの筐体の円柱状中空部の径を、より大きくしなければならず、電子ペンの筐体の細型化の支障となってしまうという問題があった。
【0020】
この発明は、以上の問題点を解決することができるようにした電子ペンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0021】
上記の課題を解決するために、
筒状の筐体の円柱形状の中空部に配される回路基板とコネクタとを有し、前記コネクタは、前記筐体の軸心方向の一方の開口から外部に露出可能とされて、前記筐体の軸心方向に沿う方向から差し込まれる相手コネクタと結合できるようにされる電子ペンであって、
前記回路基板は、平板の板状体であって、前記平板の板面方向が、前記筐体の前記中空部の軸心方向に沿う方向に平行な状態で前記筐体の前記中空部内に配され、
前記コネクタは、前記筐体の軸心方向に連結されたコンタクト部と基台部とを有するハウジングと、前記ハウジングの前記基台部を少なくとも覆うシェルとを備え、
前記コンタクト部は前記筐体の軸心方向に沿う方向の平面を有し、前記平面に前記相手コネクタと電気的に接続する複数個のコンタクト導体が形成されており、
前記シェルは、前記コンタクト部の前記平面に平行な方向であって、かつ、前記筐体の軸心方向に直交する方向の第1のサイズが、前記コンタクト部の前記平面に直交する方向の第2のサイズよりも大きくされていると共に、
前記シェルの前記第1のサイズは前記筐体の前記中空部の径よりも小さくされると共に、前記シェルの前記回路基板の前記軸心方向に直交する方向の幅は、前記第1のサイズよりも小さく選定されており、
前記シェルの前記第1のサイズの方向と、前記回路基板の前記平板の板面方向とが平行な状態で前記シェルの面と前記回路基板の前記平板の板面とが対向し、且つ、前記シェルの前記第1のサイズ内に前記回路基板の前記軸心方向に直交する方向の幅が納まるようにされた状態で、前記シェルの一部と前記回路基板とが結合されている
ことを特徴とする電子ペンを提供する。
【0022】
上述の構成の電子ペンによれば、シェルは、コンタクト部の平面に平行な方向であって、かつ、電子ペンの筐体の軸心方向に直交する方向の第1のサイズが、コンタクト部の平面に直交する方向の第2のサイズよりも大きくされている。また、回路基板の筐体の軸心方向に直交する方向の幅は、シェルの第1のサイズよりも小さく選定されている。
【0023】
そして、シェルの第1のサイズの方向と、回路基板の平板の板面方向とが平行な状態でシェルの面と回路基板の平板の板面とが対向し、且つ、シェルの第1のサイズ内に回路基板の軸心方向に直交する方向の幅が納まるようにされた状態で、シェルと回路基板とが結合されている。したがって、筐体の中空部に収納する際に問題となる最大の寸法は、回路基板の軸心方向に直交する方向の幅ではなく、シェルの第1のサイズとなる。
【0024】
したがって、コネクタのシェルの第1のサイズを電子ペンの筐体の中空部の径よりも小さくするだけで、回路基板の幅を考慮せずに、コネクタを筐体の中空部内に収納することができる。よって、細型の筐体の電子ペンにコネクタを収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】この発明による電子ペンの実施形態を説明するための図である。
図2】この発明による電子ペンの実施形態に用いるコネクタの構成例を説明するための図である。
図3】この発明による電子ペンの実施形態の電子回路の回路例を示す図である。
図4】この発明による電子ペンの実施形態に用いるコネクタの他の構成例を説明するための図である。
図5図4の例のコネクタを用いた電子ペンの実施形態の要部の構成例を説明するための図である。
図6】この発明による電子ペンの実施形態に用いるコネクタの、さらに他の構成例を説明するための図である。
図7】従来のコネクタの例を説明するための図である。
図8】従来のコネクタを回路基板に取り付けた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、この発明による電子ペンの実施形態を、アクティブ静電方式の電子ペンの場合を例にとって、図を参照しながら説明する。
【0027】
図1は、この実施形態の電子ペン1の構成例を説明するための図である。この実施形態の電子ペン1は、外観が円筒形状の筐体2の円柱形状の中空部2a内に、電子ペンの構成用部品群が収納された構成とされている。
【0028】
図1(A)は、この実施形態の電子ペン1の筐体2の円柱形状の中空部2aの内部の電子ペンの構成用部品群を説明するために、筐体2を、円柱形状の中空部2aの軸心方向に沿って破断した状態で示す図である。また、図1(B)は、この実施形態の電子ペン1を、後述するキャップ3を外して、筐体2のペン先側とは反対側(以下後端側という)の開口2bから、軸心方向に見た図である。さらに、図1(C)は、図1(A)の筐体2の後端側の拡大図である。
【0029】
図1(A)に示すように、筐体2は、ペン先側が先細となるような形状とされていると共に、その先端部に、芯体11が挿通可能に構成される開口2cが形成されている。また、筐体2のペン先側とは反対側は、中空部2aと同一径の開口2bとされており、キャップ3がその開口2bを閉塞するように筐体2に対して嵌合されるようにされている。この場合に、キャップ3は、着脱可能とされている。
【0030】
芯体11は、この実施形態の電子ペン1では、導電性の金属あるいは導電性材料が混入された樹脂で構成されている。この芯体11の先端部とは反対側の端部は、図1(A)に示すように、圧力伝達部材12に嵌合されている。圧力伝達部材12は、芯体11が嵌合される側とは反対側が、筆圧検出部材13に対して嵌合されて、芯体11に印加される圧力(筆圧)を筆圧検出部材13に伝達するように構成されている。
【0031】
圧力伝達部材12は、この例では、導電性の弾性体、例えば導電ゴムなどで構成されており、後述する信号発信回路16からの信号は、この圧力伝達部材12を通じて芯体11に供給される。
【0032】
筆圧検出部材13は、例えば容量可変キャパシタの静電容量を、印加される圧力(筆圧)に応じて変化させる機構を用いるもの(例えば特許文献(特開2011−186803号公報)参照)で構成される。なお、筆圧検出部材は、容量可変キャパシタをMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子からなる半導体チップで構成したもの(例えば特許文献(特開2013−161307号公報)参照)を用いてもよい。なお、筆圧検出部材13の構成は、この例のものに限られるものではない。
【0033】
筆圧検出部材13は、ホルダー14の、筆圧検出部材ホルダー部14aにより保持されている。ホルダー14は、回路基板載置ホルダー部14bをも備えている。そして、このホルダー14の回路基板載置ホルダー部14bには、回路基板15が載置され、保持されている。図1(A)に示すように、回路基板15は、平板の板状体であり、この例では、筐体2の中空部2aの軸心方向に細長である矩形形状とされている。
【0034】
平板の板状体である回路基板15の平板面(以下、基板面という)15aには、この例では、芯体11を通じて位置検出装置に送出する信号を発生する信号発信回路16が設けられていると共に、電源回路17が設けられている。そして、この例では、回路基板15の基板面15aの筐体2の開口2b側の端部には、USBコネクタ20が取り付けられている。電源回路17は、後述するように、充電可能な蓄電素子172と充電回路171とを備えるものである(図3参照)。
【0035】
USBコネクタ20は、図1(A),(B),(C)に示すように、コンタクト部21と基台部22とを有するハウジング23と、この例ではハウジング23の基台部22を覆うシェル24とを備える。図2は、USBコネクタ20の構成例を説明するための図で、図2(A)はハウジング23を示し、図2(B)はシェル24を示している。図2(A)に示すハウジング23と、図2(B)に示すシェル24とを結合することで、図2(C)に示すようなUSBコネクタ20が形成される。
【0036】
ハウジング23は、例えば樹脂で構成されており、前述した従来のUSBコネクタ100のハウジング103と同様の構成を有する。すなわち、図2(A)に示すように、ハウジング23のコンタクト部21と基台部22とは、このUSBコネクタ20を電子ペン1の筐体2の中空部2a内に収納したときに、当該中空部2aの軸心方向となる方向に連結されている。
【0037】
コンタクト部21は、平板の板状体により構成されており、その板状体の表面(平面)21a及び裏面(平面)21bに、図2(A)に示すように、線状の複数個のコンタクト導体25が、中空部2aの軸心方向に延伸する状態で、かつ、互いに平行に並ぶようにして整列する状態で配置されている。コンタクト部21のコンタクト導体25の整列方向は、筐体2の中空部2aの軸心方向に直交する方向となっている。
【0038】
基台部22は、コンタクト部21の板厚よりも一回り大きな厚さを有すると共に、コンタクト部102の複数のコンタクト導体105の整列方向の長さより一回り大きな長さを有する扁平形状を備えている。ハウジング23は、基台部22の、コンタクト部21との結合部の端面22aの中央部から、当該端面22aに直交する方向に、コンタクト部21を植立させたような形状を備える。
【0039】
基台部22は、図2(A)及び(B)に示すように、コンタクト部21との結合側とは反対側に、コンタクト部21の複数個のコンタクト導体25のそれぞれと電気的に接続されている複数個の端子導体26が形成されている端子部22bを備える。複数個のコンタクト導体25と複数個の端子導体26とは、基台部22において電気的に接続されている。
【0040】
シェル24は、図2(B)に示すように、扁平形状の基台部22よりも若干大きな中空部24aを有する筒状形状を備える。シェル24の、コンタクト部21の複数のコンタクト導体25の整列方向の長さL1(図1(B)及び図2(B),(C)参照)は、基台部22のコンタクト部21の複数のコンタクト導体25の整列方向の長さに、シェル24の厚さ分を加えた長さとなる。また、シェル24の、コンタクト部21の厚さ方向の長さL2(図1(B)及び図2(B)参照)は、基台部22のコンタクト部21の厚さ方向の長さにシェル24の厚さ分を加えた長さとなっており、前記長さL1よりは短い(L1>L2)。この場合に、シェル24の長さL1は、この例では、図1(B)に示すように、筐体2の中空部2aの直径よりも小さく選定されている。
【0041】
また、この例の場合の、筒状形状のシェル24の軸心方向の長さは、ハウジング23の基台部22のコンタクト部21との連結方向の長さにほぼ等しく選定されている。すなわち、シェル24は、この例では、ハウジング23の基台部22の部分のみを覆うような大きさとされている。
【0042】
シェル24は、図2(C)に示すように、基台部22の端面22a側を露出させるような状態で、基台部22を取り囲むことで、ハウジング23をその内部に固定するように構成されている。したがって、USBコネクタ20は、ハウジング23のコンタクト部21が、図2(C)に示すように、シェル24により覆われていない状態で、基台部22の端面22aから突出して露出する状態となる。
【0043】
この例の場合には、シェル24の、図2(B)に示すように、ハウジング23の基台部22の端子部22bに対応する位置には、切欠き部24eが設けられている。これにより、USBコネクタ20においては、基台部22の端子部22bが、シェル24の回路基板15基板面15aとの対向する平面部24d側から露出するように構成されている。
【0044】
そして、この例の場合に、シェル24は、導電性の金属で構成されており、ハウジング23の基台部22に設けられている基準電位導体としてのグラウンド導体(図示は省略)と電気的に接続されている。
【0045】
そして、シェル24には、図2(B)及び(C)に示すように、回路基板15との接続のための複数個、この例では2個の突起部24b,24cが、シェル24の長さL1の方向に所定の間隔を空けて設けられている。この例では、図2(B)及び(C)に示すように、これらの突起部24b,24cは、USBコネクタ20を回路基板15に取り付ける際に、シェル24の、回路基板15の上面と対向する平面部24dから、回路基板15側に突出するように形成されている。この例の場合、突起部24b,24cは、平面部24dの対応する部分にU字型に切り込みが入れられ、その切り込みにより生成されるU字型部分が平面部24dから突出するように折り曲げられて形成される。
【0046】
この場合に、2個の突起部24b,24cは、図1(B)及び図2(B)、(C)に示すように、シェル24の平面部24dの、コンタクト部21の複数のコンタクト導体25の整列方向の長さL1の範囲内の位置に形成されている。したがって、2個の突起部24b,24cの間隔は、シェル24の長さL1よりも小さいものとなる。
【0047】
回路基板15の幅方向(筐体2の軸心方向に直交する方向)の長さ(以下回路基板15の幅という)L3は、図1(B)に示すように、2個の突起部24b,24cの間隔よりも大きければよく、シェル24の長さL1よりも小さくすることができる。
【0048】
そして、シェル24の長さL1の方向と、回路基板15の基板面15aとが平行な状態で、シェル24の平面部24dと回路基板15の基板面15aとを対向させ、且つ、図1(B)に示すように、シェル24の長さL1内に回路基板15の基板面15aの幅L3が納まるようにされた状態で、シェル24が回路基板15の基板面15a上に載置されて結合される。回路基板15には、シェル24の突起部24b,24Cと嵌合する位置に、嵌合孔15b,15cが形成されている。嵌合孔15b,15cは、この例では、回路基板15においてグラウンド導体が形成されているエリア内に設けられている。
【0049】
そして、USBコネクタ20は、図1(A),(B),(C)に示すように、シェル24の突起部24b,24cが、回路基板15の嵌合孔15b,15cに嵌合されて、半田付けされることでグラウンド導体と接続されて、回路基板15に取り付けられる。
【0050】
以上説明したようにして、上述の実施形態のUSBコネクタ20を用いた場合には、当該USBコネクタ20の、コンタクト部21の複数のコンタクト導体25の整列方向の長さL1よりも回路基板15の幅L3を小さくすることができる。このため、この実施形態の電子ペン1によれば、図1(B)に示したように、USBコネクタ20のシェル24の、コンタクト部21の複数のコンタクト導体25の整列方向の長さL1よりも、筐体2の円柱形状の中空部2aの径を大きくするだけで回路基板15に取り付けたUSBコネクタ20を、筐体2の中空部2a内に収納することができる。
【0051】
この場合に、図1(B)に示すように、USBコネクタ20の長さL1の方向の最大長さ位置が、電子ペン1の筐体2の円柱形状の中空部2aの直径位置に等しくなるようにした場合に、電子ペン1の筐体2の円柱形状の中空部2aの直径を最小とすることができ、電子ペン1を最も細型化することができる。
【0052】
図3に、この実施形態の電子ペン1において、回路基板15上に配設される信号発信回路16や電源回路17などを含む電子回路の構成例を示す。
【0053】
図3に示すように、この実施形態の電子ペン1の電源回路17は、充電回路171と蓄電素子172と電源電圧生成回路173とを備えている。蓄電素子172は、例えばリチウムイオン電池で構成されている。蓄電素子172は、二次電池ではなく、例えば電気二重層キャパシタなどで構成してもよい。
【0054】
USBコネクタ20のハウジング23の基台部22に設けられている端子部22bの端子導体26の一部は、電源回路17の充電回路171に接続されている。
【0055】
この実施形態の電子ペン1に対して充電を行う場合には、キャップ3を筐体2から外して、筐体2の開口2b側から、図1(B)に示すように、USBコネクタ20のコンタクト部21を露出させる状態とする。そして、この状態で、相手コネクタを、USBコネクタ20のコンタクト部21と結合するように、当該コンタクト部21の線状のコンタクト導体25の形成方向に沿って、すなわち、筐体2の軸心方向に挿入する。すると、相手コネクタを通じて送られてくる充電電流が、USBコネクタ20を通じて電源回路17の充電回路171に供給される。
【0056】
充電回路171は、USBコネクタ20を通じて送られてくる充電電流により蓄電素子172を充電して蓄電する。そして、電源電圧生成回路173は、蓄電素子172の蓄電電圧が所定値以上になると、電源電圧を生成し、生成した電源電圧を信号発信回路16に、その動作電圧として供給する。
【0057】
信号発信回路16は、この例では、発振回路を備え、その発振信号を芯体11を通じて位置検出装置に送出するようにする。そして、この例では、信号発信回路16の発振回路に対しては、筆圧検出部材13で構成される容量可変キャパシタ13Cが接続されており、発振回路の発振周波数は、容量可変キャパシタ13Cの筆圧に応じて可変される静電容量に応じて変化する。したがって、位置検出装置では、電子ペン1からの信号の周波数を検出することで、芯体11に印加されている筆圧を検出することができるように構成されている。
【0058】
[上述の実施形態の変形例]
図4は、この発明の実施形態の電子ペンに用いられるUSBコネクタの他の例を示すものである。この図4の例のUSBコネクタ20Aは、シェル24Bの構成が、上述の実施形態の電子ペン1に用いられたUSBコネクタ20とは異なる。以下に説明するこの例のUSBコネクタ20Aにおいて、上述の実施形態の電子ペン1に用いられたUSBコネクタ20と同一部分には、同一参照符号を用いて、その説明は省略する。
【0059】
この例の電子ペン1Aに用いられるUSBコネクタ20Aのハウジング23は、図4(A)に示すように、上述したUSBコネクタ20のハウジング23と全く同様に構成されている。
【0060】
そして、この例のUSBコネクタ20Aのシェル24Aは、図4(B)及び(C)に示すように、ハウジング23の基台部22を覆うだけでなく、コンタクト部21のコンタクト導体25が形成されている平面21a及び21bに対して平行であって、所定の間隔隔てた張り出し壁部24Af及び24Agを備えるように構成されている。
【0061】
すなわち、この例においては、張り出し壁部24Agは、図4(B)及び図4(C)に示すように、シェル24Aの、回路基板15の基板面15aと対向する平面部24Adから、コンタクト部21のコンタクト導体25が形成されている平面21aと所定の間隔を隔てた状態で張り出すように形成されている。また、張り出し壁部24Afは、図4(B)及び図4(C)に示すように、シェル24Aの平面部24Adと中空部24Aaを介して対向する平面部24Ahから、コンタクト部21の平面21aとは反対側の平面21bと所定の間隔を隔てた状態で張り出すように形成されている。
【0062】
この場合に、張り出し壁部24Af及び24Agの、コンタクト部21の複数のコンタクト導体25の整列方向の長さは、シェル24Aの同方向の長さL1よりも短いものとされている(図4(B)参照)。また、張り出し壁部24Af及び24Agの張り出し方向の高さは、コンタクト部21の基台部22からの高さよりも低くされている。
【0063】
そして、この例においては、図4(B)及び(C)に示すように、シェル24Aの平面部24Adから張り出している張り出し壁部24Agに、コンタクト部21の複数のコンタクト導体25の整列方向に、所定の間隔を空けて、シェル24Aから回路基板15側に突出する2個の突起部24Ab及び24Acが設けられている。突起部24Ab及び24Acの形成方法は、上述と同様とされている。
【0064】
張り出し壁部24Af及び24Agの、コンタクト部21の複数のコンタクト導体25の整列方向の長さは、シェル24Aの、同方向の長さL1よりも短いので、2個の突起部24Ab及び24Acの間隔は、長さL1よりも小さいことは言うまでもない。
【0065】
したがって、この例においても、シェル24Aの平面部24Adと対向するようにして、USBコネクタ20Aが取り付けられる回路基板15の幅L3A(後述の図5(D)参照)は、上述の実施形態と同様に、シェル24の、コンタクト部21の複数のコンタクト導体25の整列方向の長さL1よりも小さくすることができる。このため、この例のUSBコネクタ20Aを用いる場合にも、上述の実施形態と同様の作用効果を得られるものである。
【0066】
この例のUSBコネクタ20Aが回路基板15に取り付けられた状態のときの電子ペン1Aの後端側の構成図を図5に示す。なお、この図5は、図1(C)の電子ペン1の後端側の拡大図に対応する図である。
【0067】
図5(A)は、電子ペン1Aを、回路基板15の基板面15aに平行な方向から見た図である。また、図5(B)は、電子ペン1Aを、回路基板15の基板面15aに直交する方向であって、当該回路基板15の基板面15aの上側から見た図であり、また、図5(C)は、回路基板15の基板面15aの反対側から見た図である。さらに、図5(D)は、電子ペン1Aの筐体2の後端からキャップ3を外して、軸心方向に見た図である。
【0068】
図5(A)及び図5(C)に示すように、USBコネクタ20Aのシェル24Aの張り出し壁部24Agに形成された突起部24Ab,24Acが、回路基板15に形成されている嵌合孔15b,15cに嵌合され、回路基板15の基板面15aとは反対側の面15dにおいて、当該面15dに形成されているグラウンド導体に対して半田付けされて電気的に接続される。これにより、USBコネクタ20Aは、回路基板15に対して固定される。
【0069】
この例によれば、USBコネクタ20Aのコンタクト部21の複数個のコンタクト導体25と接続されるように相手コネクタが当該USBコネクタ20Aに挿入されたときに、その相手コネクタの先端部は、コンタクト部21の平面21a及びその裏側の平面21bと、シェル24Aの張り出し壁部24Af、24Agとの間に挟持されるようになる。したがって、USBコネクタ20Aに挿入結合された相手コネクタの、コンタクト部21の平面21a,21bに直交する方向の動きが規制されて、ガタツクことが防止され、両者の電気的な接続が良好になされる。
【0070】
なお、USBコネクタ20Aの張り出し壁部24Agに設けた突起部24Ab及び24Acは、前述の実施形態のUSBコネクタ20の突起部24b及び24cと同様に、シェル24Aの張り出し壁部24Agの対応する部分にU字型に切り込みを入れることで生成されるU字型部分を折り曲げることで形成するようにしたが、突起部24Ab及び24Acの形成方法は、これに限られるものではない。
【0071】
例えば、図6に示すように、張り出し壁部24Agの、シェル24Aの長さL1の方向の両端に突起部を形成し、それを折り曲げるようにすることで、突起部24Ab´、24Ac´の構成としてもよい。
【0072】
また、図4及び図6の例のUSBコネクタ20Aにおいては、突起部24Ab、24Ac及び突起部24Ab´、24Ac´を、張り出し部24Agにのみ設けるようにしたが、これらの突起部24Ab、24Ac及び突起部24Ab´、24Ac´に加えて、面24Adにも、図2(B)に示したような2個の突起部を設けてもよい。そのようにした場合には、4個の突起部によりUSBコネクタ20Aが回路基板15に結合されるので、USBコネクタ20Aは回路基板15に、より強固に結合される。
【0073】
[その他の実施形態または変形例]
上述の実施形態は、この発明をアクティブ静電方式の電子ペンに適用した場合としたが、電磁誘導方式の電子ペンやその他の方式の電子ペンであっても、駆動電圧を必要とする回路素子を備える電子ペンであれば、この発明は適用可能である。
【0074】
なお、上述の実施形態の電子ペンの筐体は、円柱形状の中空部を備える円筒形状とした。しかし、電子ペンの筐体の外観は、円柱形状の中空部を有するものであれば、円筒形状である必要はなく、4角筒形状や、6角筒形状などの多角筒形状であってもよい。
【0075】
また、筐体の円柱形状の中空部の断面は、真円ではなく、楕円であってもよい。その場合に、USBコネクタは、そのシェルのコンタクト導体の整列方向の長さL1が、楕円の長径の方向となるように配設される。
【符号の説明】
【0076】
1,1A…電子ペン、2…筐体、2a…筐体2の中空部、3…キャップ、11…芯体、15…回路基板、17…電源回路、20,20A…USBコネクタ、21…コンタクト部、22…基台部、23…ハウジング、24,24A…シェル、24b,24c…突起部、24Af,24Ag…張り出し壁部、25…コンタクト導体、171…充電回路、172…蓄電素子
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8