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  • 特開2019131246-テープ剥離装置 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-131246(P2019-131246A)
(43)【公開日】2019年8月8日
(54)【発明の名称】テープ剥離装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 15/04 20060101AFI20190712BHJP
   H05K 13/02 20060101ALI20190712BHJP
   B65H 23/185 20060101ALI20190712BHJP
   B65H 23/198 20060101ALI20190712BHJP
   B65H 26/04 20060101ALI20190712BHJP
【FI】
   B65B15/04 M
   H05K13/02 B
   B65H23/185
   B65H23/198
   B65H26/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-15026(P2018-15026)
(22)【出願日】2018年1月31日
(71)【出願人】
【識別番号】000206093
【氏名又は名称】大森機械工業株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000206956
【氏名又は名称】大塚製薬株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】一色国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】田口 全男
(72)【発明者】
【氏名】池田 幸夫
【テーマコード(参考)】
3F105
5E353
【Fターム(参考)】
3F105AA19
3F105AB00
3F105BA01
3F105BA39
3F105CA02
3F105CA06
3F105CA15
3F105CB01
3F105CB05
3F105DA04
3F105DB02
3F105DC03
5E353BB01
5E353HH12
5E353HH26
5E353HH29
5E353HH30
5E353HH32
5E353HH33
5E353HH34
5E353QQ12
(57)【要約】
【課題】テープの送り穴とスプロケットの歯との噛み合いにバックラッシュが存在しても、テープに対するスプロケットの空転の発生を抑える。
【解決手段】テープ剥離装置(10)は、ラミネートテープ(1)を繰り出す繰出モーター(21)と、ベーステープ(2)からカバーテープ(3)を剥離する剥離部(62)と、ベーステープ(2)が掛けられたスプロケット(52)と、スプロケット(52)を回転駆動するドライブモーター(51)と、ベーステープ(2)を巻き取る第一の巻取モーター(31)と、カバーテープ(3)を巻き取る第二の巻取モーター(41)と、ラミネートテープ(1)に張力を付与する第一の張力付与部(29)と、ベーステープ(2)に張力を付与する第二の張力付与部(39)と、カバーテープ(3)に張力を付与する第三の張力付与部(49)と、を備える。ラミネートテープ(1)の張力(T1)は、ベーステープ(2)の張力(T2)と、カバーテープ(3)の張力(T3)との和よりも大きい。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベーステープにカバーテープが貼着されてなるとともに巻回されたラミネートテープを繰り出す繰出モーターと、
前記繰出モーターによって繰り出される前記ラミネートテープの前記ベーステープから前記カバーテープを剥離する剥離部と、
前記剥離部によって剥離された前記ベーステープを巻き取る第一巻取モーターと、
前記剥離部によって剥離された前記カバーテープを巻き取る第二の巻取モーターと、を備え、
前記繰出モーターから前記剥離部までの前記ラミネートテープの経路における前記ラミネートテープの張力が、前記第一巻取モーターにて巻き取られる前記ベーステープの張力と、前記第二の巻取モーターにて巻き取られる前記カバーテープの張力の和よりも大きく設定されている
テープ剥離装置。
【請求項2】
複数の送り穴が一定間隔で設けられたベーステープにカバーテープが貼着されてなるとともに巻回されたラミネートテープを繰り出す繰出モーターと、
前記繰出モーターによって繰り出される前記ラミネートテープの前記ベーステープから前記カバーテープを剥離する剥離部と、
前記剥離部によって剥離された前記ベーステープが掛けられ、前記送り穴に噛み合う複数の歯を有したスプロケットと、
前記スプロケットを回転駆動することによって前記ラミネートテープを引き抜く方向に前記ベーステープを送るドライブモーターと、
前記ドライブモーターによって送られる前記ベーステープを巻き取る第一巻取モーターと、
前記剥離部によって剥離された前記カバーテープを巻き取る第二の巻取モーターと、
前記繰出モーターから前記剥離部までの前記ラミネートテープの経路において前記ラミネートテープに張力を付与する第一の張力付与部と、
前記スプロケットから前記第一巻取モーターまでの前記ベーステープの経路において前記ベーステープに張力を付与する第二の張力付与部と、
前記剥離部から前記第二の巻取モーターまでの前記カバーテープの経路において前記カバーテープに張力を付与する第三の張力付与部と、を備え、
前記第一の張力付与部が前記ラミネートテープに付与する張力は、前記第二の張力付与部が前記ベーステープに付与する張力と、前記第三の張力付与部が前記カバーテープに付与する張力との和よりも大きい
テープ剥離装置。
【請求項3】
前記第一の張力付与部が前記ラミネートテープに一定張力を付与し、前記第二の張力付与部が前記ベーステープに一定張力を付与し、前記第三の張力付与部が前記カバーテープに一定張力を付与する
請求項2に記載のテープ剥離装置。
【請求項4】
前記ドライブモーターが一定速度で前記スプロケットを回転駆動する
請求項2又は3に記載のテープ剥離装置。
【請求項5】
前記第一の張力付与部は、前記ラミネートテープが掛けられるとともに移動可能に設けられた第一のダンサープーリーと、前記ラミネートテープの張力に抗して前記第一のダンサープーリーを付勢する第一付勢部と、を有し、
前記第二の張力付与部は、前記ベーステープが掛けられるとともに移動可能に設けられた第二のダンサープーリーと、前記ベーステープの張力に抗して前記第二のダンサープーリーを付勢する第二付勢部と、を有し、
前記第三の張力付与部は、前記カバーテープが掛けられるとともに移動可能に設けられた第三のダンサープーリーと、前記カバーテープの張力に抗して前記第三のダンサープーリーを付勢する第三付勢部と、を有する
請求項2から4の何れか一項に記載のテープ剥離装置。
【請求項6】
前記第一のダンサープーリーの位置を検出する第一の位置検出部と、
前記第二のダンサープーリーの位置を検出する第二の位置検出部と、
前記第三のダンサープーリーの位置を検出する第三の位置検出部と、
前記繰出モーター、前記第一巻取モーター及び前記第二の巻取モーターを制御する制御部と、を更に備え、
前記第一の位置検出部によって検出された位置が第一基準位置よりも前記ラミネートテープの経路が短くなる側である場合に、前記制御部が前記繰出モーターを増速し、前記第一の位置検出部によって検出された位置が前記第一基準位置よりも前記ラミネートテープの経路が長くなる側である場合に、前記制御部が前記繰出モーターを減速し、
前記第二の位置検出部によって検出された位置が第二基準位置よりも前記ベーステープの経路が短くなる側である場合に、前記制御部が前記第一巻取モーターを減速し、前記第二の位置検出部によって検出された位置が前記第二基準位置よりも前記ベーステープの経路が長くなる側である場合に、前記制御部が前記第一巻取モーターを増速し、
前記第三の位置検出部によって検出された位置が第三基準位置よりも前記カバーテープの経路が短くなる側である場合に、前記制御部が前記第二の巻取モーターを減速し、前記第三の位置検出部によって検出された位置が前記第三基準位置よりも前記カバーテープの経路が長くなる側である場合に、前記制御部が前記第二の巻取モーターを増速する
請求項5に記載のテープ剥離装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベーステープとカバーテープが貼着されてなるラミネートテープの前記ベーステープから前記カバーテープを剥離するテープ剥離装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子部品の保管及び在庫管理等のために、電子部品がラミネートされたキャリアテープとカバーテープの間に包装されている。キャリアテープには複数のポケットが長さ方向に配列されており、各ポケットに電子部品が収容され、カバーテープがポケットを覆うようにしてキャリアテープに貼り付けられている。
【0003】
キャリアテープから電子部品を取り出すためには、カバーテープをキャリアテープから剥離する必要がある。そのため、カバーテープをキャリアテープから剥離する装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。以下、特許文献1に用いられた符号を括弧書きで表記し、特許文献1に記載の装置について説明する。
【0004】
キャリアテープ(CT)が供給リール(112)に巻回されている。そのキャリアテープ(CT)は、供給リール(112)から引き出されて、複数のローラー(102,103,104,107,109,110)を経由して回収リール(113)にまで案内されている。キャリアテープ(CT)は、搬送ローラー(104)と押えローラー(105)との間に挟まれているとともに、搬送ローラー(107)と押えローラー(108)との間に挟まれている。搬送ローラー(104)と搬送ローラー(107)との間には剥離ブレード(141)が設けられており、その剥離ブレード(141)によってカバーテープ(TT)がキャリアテープ(CT)から剥離される。カバーテープ(TT)は剥離ブレード(141)からローラー(142,143)を経由して、巻取リール(144)にまで案内されている。巻取リール(144)は駆動モーター(147)によって回転駆動される。
【0005】
キャリアテープ(CT)はローラー(102,103,104,105,107,109,110)によって供給リール(112)から回収リール(113)に向かって間欠的に搬送される。剥離されたカバーテープ(TT)は駆動モーター(147)によって巻取リール(144)に巻き取られる。なお、特許文献1には、キャリアテープ(CT)を供給リール(112)から巻取リール(113)まで搬送するために、ローラー(102,103,104,105,107,109,110)、供給リール(112)及び巻取リール(113)のうち何れかがモーターによって駆動されるかは開示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−1833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1の記載の技術では、キャリアテープ(CT)とローラー(102,103,104,105,107,109,110)との間で滑りが発生する虞がある。滑りの向きとしては、キャリアテープ(CT)の長さ方向であったり、キャリアテープ(CT)の幅方向であったりする。キャリアテープ(CT)とローラー(102,103,104,105,107,109,110)との間に滑りが発生すると、キャリアテープ(CT)の搬送距離や位置を正確に制御することができない。
【0008】
そこで、複数の送り穴(perforations)を有するキャリアテープを用いることがある。これら送り穴はキャリアテープの長さ方向に配列されており、キャリアテープがスプロケットに掛けられて、送り穴がスプロケットの歯に噛み合う。そして、スプロケットがモーターによって回転駆動されると、キャリアテープが搬送される。ところが、送り穴とスプロケットの歯との間にはバックラッシュが存在する。バックラッシュに起因してスプロケットがキャリアテープに対して僅かに空転する虞がある。特に、供給リールからキャリアテープの繰り出し、回収リールへのキャリアテープの巻き取り、巻取リールへのカバーテープの巻き取りがあり、これらに起因してスプロケットの空転が発生する虞がある。そのような空転がキャリアテープの送り中に発生すると、キャリアテープの搬送距離及び位置を正確に制御することができない。
【0009】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものである。本発明が解決しようとする課題は、テープの送り穴とスプロケットの歯との噛み合いにバックラッシュが存在しても、テープに対するスプロケットの空転の発生を抑えることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
以上の課題を解決するためのテープ剥離装置は、ベーステープにカバーテープが貼着されてなるとともに巻回されたラミネートテープを繰り出す繰出モーターと、前記繰出モーターによって繰り出される前記ラミネートテープの前記ベーステープから前記カバーテープを剥離する剥離部と、前記剥離部によって剥離された前記ベーステープを巻き取る第一巻取モーターと、前記剥離部によって剥離された前記カバーテープを巻き取る第二の巻取モーターと、を備え、前記繰出モーターから前記剥離部までの前記ラミネートテープの経路における前記ラミネートテープの張力が、前記第一巻取モーターにて巻き取られる前記ベーステープの張力と、前記第二の巻取モーターにて巻き取られる前記カバーテープの張力の和よりも大きく設定されている。
【0011】
以上によれば、ラミネートテープの張力がベーステープ及びカバーテープの張力の和よりも大きいので、バックラッシュに起因したスプロケットの空転の発生を抑制できる。このことは、ラミネートテープ、ベーステープ及びカバーテープの安定した搬送に貢献する。
【発明の効果】
【0012】
本発明の実施態様によれば、スプロケットの空転の発生を抑制でき、ラミネートテープ、ベーステープ及びカバーテープを安定して搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】テープ剥離装置の前面図である。
図2】テープ剥離装置の斜視図である。
図3】テープ剥離装置の取出口近傍の前面図である。
図4】テープ剥離装置のブロック図である。
図5】ラミネートテープ及びリールの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0015】
1. テープ及び供給源のリール
図5は、ラミネートテープ1及びリール20の斜視図である。図5に示すようにラミネートテープ1がリール20に巻回され、そのリール20が図1に示すテープ剥離装置10に装着される。
【0016】
図5に示すように、このラミネートテープ1は細長い帯状の包装体であり、内容物としての複数のICチップ6がラミネートテープ1の長さ方向に配列された状態でラミネートテープ1に包装されている。ラミネートテープ1はキャリアテープとも称し、ICチップ6を搬送するためのテープである。そのため、以下、ラミネートテープ1をキャリアテープ1と称する。
【0017】
キャリアテープ1はベーステープ2、カバーテープ3及び複数のICチップ6を有する。ベーステープ2及びカバーテープ3は、一定幅で細長く帯状に形成された樹脂製又は紙製のものである。ベーステープ2の側部には、複数の送り穴(perforations)5がベーステープ2の長さ方向に等間隔で配列されるように形成されている。ベーステープ2には、凹状の複数のポケット4がベーステープ2の長さ方向に等間隔で配列されるように形成されている。ポケット4はエンボス加工によって形成されるので、ベーステープ2はエンボステープとも称する。ポケット4には、ICチップ6が収容されている。カバーテープ3がこれらポケット4を覆うようにしてベーステープ2に貼り付けられることによって、これらICチップ6がキャリアテープ1に包装される。
【0018】
2. テープ剥離装置の概要
図1は、テープ剥離装置10の正面図である。図2は、テープ剥離装置10の斜視図である。図3は、図1に示す内容物取出装置100近傍の正面図である。図4は、テープ剥離装置10のブロック図である。なお、図2では、機枠11の図示を省略する。
【0019】
このテープ剥離装置10は、キャリアテープ1を搬送しながら、キャリアテープ1のベーステープ2からカバーテープ3を剥離する。このテープ剥離装置10は、機枠11、繰出モーター21、第一の位置検出部28、第一の張力付与部29、剥離部材62、ドライブモーター51、スプロケット52、第一の巻取モーター31、第二の位置検出部38、第二の張力付与部39、第二の巻取モーター41、第三の位置検出部48、第三の張力付与部49、制御部81及び入力部82等を備える。
【0020】
3. キャリアテープ、ベーステープ及びカバーテープの搬送
繰出モーター21がテープ剥離装置10の前面に向かって左側において機枠11に取り付けられている。繰出モーター21の出力軸にはリール20が装着されて、繰出モーター21によってリール20が回転駆動される。これにより、リール20からキャリアテープ1が繰り出される。
【0021】
繰出モーター21の上方において、ガイドプーリー22が機枠11に回転可能に取り付けられている。ガイドプーリー22の右下において、ダンサープーリー23がリニアガイド25を介して機枠11に取り付けられている。ダンサープーリー23はリニアガイド25によって上下方向に案内される。ダンサープーリー23の右上において、ガイドプーリー24が機枠11に回転可能に取り付けられている。
【0022】
ガイドプーリー24の右方において、ドライブモーター51が機枠11に取り付けられている。ドライブモーター51の出力軸にはスプロケット52が連結されて、ドライブモーター51によってスプロケット52が回転駆動される。
【0023】
スプロケット52の右下において、ダンサープーリー33がリニアガイド35を介して機枠11に取り付けられている。ダンサープーリー33はリニアガイド35によって上下方向に案内される。ダンサープーリー33の右上において、ガイドプーリー32が機枠11に回転可能に取り付けられている。
【0024】
ガイドプーリー32の下方において、第一の巻取モーター31が機枠11に取り付けられている。第一の巻取モーター31の出力軸にはリール30が装着されて、第一の巻取モーター31によってリール30が回転駆動される。
【0025】
ガイドプーリー24とスプロケット52との間において、ガイド61が機枠11に取り付けられている。ガイド61の上には剥離部材62及び押さえ部材65が設けられている。剥離部材62と押さえ部材65は左右に離間しており、これらの間に取出口64が形成されている。
【0026】
剥離部材62の左上において、ガイドプーリー66が機枠11に回転可能に取り付けられている。ガイドプーリー66の左方において、ガイドプーリー44が機枠11に回転可能に取り付けられている。
【0027】
ガイドプーリー44の右下において、ダンサープーリー43がリニアガイド45を介して機枠11に取り付けられている。ダンサープーリー43はリニアガイド45によって左右方向に案内される。ダンサープーリー43の左下において、ガイドプーリー42が機枠11に回転可能に取り付けられている。
【0028】
ガイドプーリー42の下方において、第二の巻取モーター41が機枠11に取り付けられている。第二の巻取モーター41の出力軸にはリール40が装着されて、第二の巻取モーター41によってリール40が回転駆動される。
【0029】
モーター21,31,41,51はサーボモーターである。これらモーター21,31,41,51の回転速度は制御部81によってサーボ制御される。制御部81はサーボアンプ及びプログラマブルロジックコントローラー等を有する。
【0030】
キャリアテープ1はリール20からガイドプーリー22へ繰り出されている。そして、キャリアテープ1はガイドプーリー22、ダンサープーリー23、ガイドプーリー24の順に案内されて、これらプーリー22〜24に掛けられている。キャリアテープ1はガイドプーリー24からガイド61と剥離部材62の間の隙間を通って取出口64の下にまで案内されている。カバーテープ3が取出口64の縁となる剥離部材62の端部63によって折り返されており、これによりカバーテープ3がベーステープ2から剥離される。
【0031】
剥離されたカバーテープ3はガイドプーリー66、ガイドプーリー44、ダンサープーリー43、ガイドプーリー42の順に案内されて、これらプーリー66,44〜42に掛けられている。カバーテープ3はガイドプーリー42からリール40へ案内されている。
【0032】
剥離されたベーステープ2は剥離部材62の端部63の下からガイド61と押さえ部材65の間の隙間を通ってスプロケット52にまで案内されている。ベーステープ2はスプロケット52、ダンサープーリー33、ガイドプーリー32の順に案内されて、これらスプロケット52及びプーリー33,32に掛けられている。ベーステープ2はガイドプーリー32からリール30へ案内される。
【0033】
ベーステープ2がスプロケット52に掛けられることによって、スプロケット52の歯53が送り穴5に挿入される。スプロケット52の歯53が送り穴5に引っ掛かって、ドライブモーター51がスプロケット52を回転駆動することによって、剥離されたベーステープ2が搬送される。従って、ポケット4及びそれらの内側のICチップ6が取出口64の下を順次通過する。
【0034】
取出口64の上には、内容物取出装置100が設けられている。内容物取出装置100は、ポケット4が取出口64の下を通過するのに同期して、ポケット4からICチップ6を取り出す。
【0035】
ベーステープ2の搬送に伴い、キャリアテープ1がガイドプーリー24からスプロケット52に向かう方向に搬送される。
また、リール20が繰出モーター21によって回転駆動されることによって、キャリアテープ1がリール20から繰り出される。リール30が第一の巻取モーター31によって回転駆動されることによって、ベーステープ2がリール30に巻き取られる。リール40が第二の巻取モーター41によって回転駆動されることによって、カバーテープ3がリール40に巻き取られる。
【0036】
ドライブモーター51の作動中、ドライブモーター51に設けられたエンコーダの出力信号が制御部81にフィードバックされる。制御部81はそのエンコーダの出力信号に基づきドライブモーター51を制御する。具体的には、制御部81はドライブモーター51の回転速度を一定に制御する。これにより、テープ1〜3が一定速度Vで送られる。つまり、テープ1〜3の搬送速度Vはドライブモーター51によって決められる。
【0037】
ところで、スプロケット52の歯53とベーステープ2の送り穴5の噛み合いにはバックラッシュが存在する。ドライブモーター51の動作中にバックラッシュに起因したベーステープ2に対するスプロケット52の僅かな空転が発生する虞がある。そのような僅かな空転を防止するべく、キャリアテープ1の張力T1はベーステープ2の張力T2よりも大きく、キャリアテープ1の張力T1はベーステープ2の張力T2とカバーテープ3の張力T3の和よりも僅かに大きい。
【0038】
4. キャリアテープ、ベーステープ及びカバーテープの張力制御
キャリアテープ1は、リール20と剥離部材62の間の経路において第一の張力付与部29によって一定の張力T1が付与される。剥離されたベーステープ2は、スプロケット52とリール30の間の経路において第二の張力付与部39によって一定の張力T2が付与される。剥離されたカバーテープ3は、剥離部材62とリール40の間の経路において第三の張力付与部49によって一定の張力T3が付与される。
【0039】
第一の張力付与部29はダンサープーリー23、リニアガイド25及びエアシリンダ26を備える。エアシリンダ26はリニアガイド25の近傍において機枠11に取り付けられている。エアシリンダ26のロッドがエアシリンダ26の本体から下方に延出して、ダンサープーリー23に連結されている。ダンサープーリー23がエアシリンダ26のロッドに対して回転可能に設けられている。
【0040】
エアシリンダ26の本体にはコンプレッサによって高圧ガスが供給される。コンプレッサからエアシリンダ26の本体までの配管の中途部には電空レギュレータ27が設けられている。電空レギュレータ27は制御部81により制御されることによって、エアシリンダ26への供給圧を一定に制御する。
【0041】
高圧ガスが電空レギュレータ27を介してエアシリンダ26に供給されることによって、エアシリンダ26がダンサープーリー23を下方へ付勢する。これにより、エアシリンダ26の付与荷重に抗する張力T1がキャリアテープ1に与えられる。エアシリンダ26への供給圧が電空レギュレータ27によって一定に制御されるので、エアシリンダ26がダンサープーリー23を下方へ押す荷重が一定に制御され、キャリアテープ1の張力T1も一定に制御される。
【0042】
第二の張力付与部39はダンサープーリー33、リニアガイド35及びエアシリンダ36を備える。エアシリンダ36はリニアガイド35の近傍において機枠11に取り付けられている。エアシリンダ36のロッドがエアシリンダ36の本体から下方に延出して、ダンサープーリー33に連結されている。ダンサープーリー33がエアシリンダ36のロッドに対して回転可能に設けられている。
【0043】
エアシリンダ36の本体にはコンプレッサによって高圧ガスが供給される。コンプレッサからエアシリンダ36の本体までの配管の中途部には電空レギュレータ37が設けられている。電空レギュレータ37は制御部81により制御されることによって、エアシリンダ36への供給圧を一定に制御する。
【0044】
高圧ガスが電空レギュレータ37を介してエアシリンダ36に供給されることによって、エアシリンダ36がダンサープーリー33を下方へ付勢する。これにより、エアシリンダ36の付与荷重に抗する張力T2がベーステープ2に与えられる。エアシリンダ36への供給圧が一定であるので、エアシリンダ36がダンサープーリー33を下方へ押す荷重が電空レギュレータ37によって一定に制御され、ベーステープ2の張力T2も一定に制御される。
【0045】
第三の張力付与部49はダンサープーリー43、リニアガイド45及びエアシリンダ46を備える。エアシリンダ46はリニアガイド45の近傍において機枠11に取り付けられている。エアシリンダ46のロッドがエアシリンダ26の本体から右方に延出して、ダンサープーリー43に連結されている。ダンサープーリー43がエアシリンダ46のロッドに対して回転可能に設けられている。
【0046】
エアシリンダ46の本体にはコンプレッサによって高圧ガスが供給される。コンプレッサからエアシリンダ46の本体までの配管の中途部には電空レギュレータ47が設けられている。電空レギュレータ47は制御部81により制御されることによって、エアシリンダ46への供給圧を一定に制御する。
【0047】
高圧ガスが電空レギュレータ47を介してエアシリンダ46に供給されることによって、エアシリンダ46がダンサープーリー43を右方へ付勢する。これにより、エアシリンダ46の付与荷重に抗する張力T3がカバーテープ3に与えられる。エアシリンダ46への供給圧が一定であるので、エアシリンダ46がダンサープーリー43を右方へ押す荷重が電空レギュレータ47によって一定に制御され、カバーテープ3の張力T3も一定に制御される。
【0048】
5. 繰出モーターの速度制御
ベーステープ2がドライブモーター51によって一定速度で搬送されることによって、キャリアテープ1も一定速度で搬送される。更に、キャリアテープ1は繰出モーター21によって繰り出されるので、リール20におけるキャリアテープ1の巻径が変化する。キャリアテープ1の搬送速度V及び張力T1を一定に維持しつつ、キャリアテープ1の巻径の変化に合わせてリール20の回転速度も変化するように、繰出モーター21の回転速度が制御部81によって制御される。繰出モーター21の回転速度は、第一の位置検出部28の検出結果に従って制御される。
【0049】
ここで、第一の位置検出部28はエンコーダ等を有する。第一の位置検出部28がダンサープーリー23の位置を検出し、制御部81が第一の位置検出部28による検出位置に基づいて繰出モーター21の回転速度を制御する。具体的には、以下の通りである。
【0050】
制御部81は、第一の位置検出部28による検出位置を第一基準位置と対比する。この第一基準位置は、ダンサープーリー23の可動範囲の最上点と最下点の間にある点であり、より具体的には最上点と最下点の間の中点である。検出位置が第一基準位置よりも上側であれば、キャリアテープ1の経路の長さが第一基準長よりも短い。一方、検出位置が第一基準位置よりも下側であれば、キャリアテープ1の経路の長さが第一基準長よりも長い。第一基準長とは、ダンサープーリー23が第一基準位置に位置する場合にガイドプーリー22からダンサープーリー23を経由してガイドプーリー24までのキャリアテープ1の経路の長さのことをいう。
【0051】
対比の結果、検出位置が第一基準位置よりも上側にある場合には、つまりキャリアテープ1の経路が第一基準長よりも短い場合には、制御部81が繰出モーター21を増速する。検出位置が第一基準位置よりも下側にある場合には、つまりキャリアテープ1の経路の長さが第一基準長よりも長い場合には、制御部81が繰出モーター21を減速する。検出位置が第一基準位置に等しい場合には、つまりキャリアテープ1の経路の長さが第一基準長に等しい場合には制御部81が繰出モーター21の速度を変化させない。
【0052】
以上のように制御部81が第一の位置検出部28による検出位置に基づいて繰出モーター21の回転速度をフィードバック制御することによって、ダンサープーリー23が微視的には第一基準位置を中心に振動する。しかし、巨視的には、ダンサープーリー23がほぼ一定の位置に、つまり第一基準位置に留まる。また、以上のようなフィードバック制御によって繰出モーター21の回転速度は微視的には高周波数で変動するが、巨視的には漸増する。
【0053】
6. 第一の巻取モーターの速度制御
ベーステープ2の搬送速度V及び張力T2を一定に維持しつつ、リール30におけるベーステープ2の巻径の変化に合わせてリール30の回転速度も変化するように、第一の巻取モーター31の回転速度が制御部81によって制御される。第一の巻取モーター31の回転速度は、第二の位置検出部38の検出結果に従って制御される。
【0054】
ここで、第二の位置検出部38はエンコーダ等を有する。第二の位置検出部38がダンサープーリー33の位置を検出して、制御部81が第二の位置検出部38による検出位置に基づいて第一の巻取モーター31の回転速度を制御する。具体的には、以下の通りである。
【0055】
制御部81は、第二の位置検出部38による検出位置を第二基準位置と対比する。この第二基準位置は、ダンサープーリー33の可動範囲の最上点と最下点の間にある点であり、より具体的には最上点と最下点の間の中点である。検出位置が第二基準位置よりも上側であれば、ベーステープ2の経路の長さが第二基準長よりも短い。一方、検出位置が第二基準位置よりも下側であれば、ベーステープ2の経路の長さが第二基準長よりも長い。第二基準長とは、ダンサープーリー33が第二基準位置に位置する場合にスプロケット52からダンサープーリー33を経由してガイドプーリー32までのベーステープ2の経路の長さのことをいう。
【0056】
対比の結果、検出位置が第二基準位置よりも上側であれば、つまりベーステープ2の経路の長さが第二基準長よりも短ければ、制御部81が第一の巻取モーター31を減速する。一方、検出位置が第二基準位置よりも下側であれば、つまりベーステープ2の経路の長さが第二基準長よりも長ければ、制御部81が第一の巻取モーター31を増速する。検出位置が第二基準位置に等しい場合には、つまりベーステープ2の経路の長さが第二基準長に等しい場合には、制御部81が第一の巻取モーター31の速度を変化させない。
以上のようなフィードバック制御によって、ダンサープーリー33がほぼ一定の位置に、つまり第二基準位置に留まる。
【0057】
7. 第二の巻取モーターの速度制御
カバーテープ3の搬送速度V及び張力T3を一定に維持しつつ、リール40におけるカバーテープ3の巻径の変化に合わせてリール40の回転速度も変化するように、第二の巻取モーター41の回転速度が制御部81によって制御される。第二の巻取モーター41の回転速度は、第三の位置検出部48の検出結果に従って制御される。
【0058】
ここで、第三の位置検出部48はエンコーダ等を有する。第三の位置検出部48がダンサープーリー33の位置を検出して、制御部81が第三の位置検出部48による検出位置に基づいて第二の巻取モーター41の回転速度を制御する。具体的には、以下の通りである。
【0059】
制御部81は検出位置を第三基準位置と対比する。この第三基準位置は、ダンサープーリー43の可動範囲の最右点と最左点の間にある点であり、より具体的には最右点と最左点の間の中点である。検出位置が第三基準位置よりも左側であれば、カバーテープ3の経路の長さが第三基準長よりも短い。一方、検出位置が第三基準位置よりも右側であれば、カバーテープ3の経路の長さが第三基準長よりも長い。第三基準長とは、ダンサープーリー43が第三基準位置に位置する場合にガイドプーリー44からダンサープーリー43を経由してガイドプーリー42までのカバーテープ3の経路の長さのことをいう。
【0060】
対比の結果、検出位置が第三基準位置よりも左側であれば、つまりカバーテープ3の経路の長さが第三基準長よりも短ければ、制御部81が第二の巻取モーター41を減速する。一方、検出位置が第三基準位置よりも右側であれば、つまりカバーテープ3の経路の長さが第三基準長よりも長ければ、制御部81が第二の巻取モーター41を増速する。検出位置が第三基準位置に等しい場合には、つまりカバーテープ3の経路が第三基準長に等しい場合には、制御部81が第二の巻取モーター41の速度を変化させない。
以上のようなフィードバック制御によって、ダンサープーリー43がほぼ一定の位置に、つまり第三基準位置に留まる。
【0061】
8. テープの搬送速度及び張力の設定
ドライブモーター51の作動中、ベーステープ2の搬送速度V及びテープ1〜3の張力T1〜T3は上述のように一定に制御される。ドライブモーター51の作動前に、ユーザーが入力部82によってベーステープ2の搬送速度V及びテープ1〜3の張力T1〜T3の設定値を入力して、ベーステープ2の搬送速度V及びテープ1〜3の張力T1〜T3を変更することができる。
【0062】
入力部82はキーボード、テンキー、タッチパネル、マウス、スイッチ、押しボタン、回転式ポテンションメータ、操作盤等である。ユーザーが入力部82を操作することによって操作内容に応じた信号が入力部82から制御部81に出力される。これにより、制御部81がベーステープ2の搬送速度V及びテープ1〜3の張力T1〜T3の設定値を取得する。
【0063】
設定値の入力後、制御部81がモーター21,31,41,51及び電空レギュレータ27,37,47を駆動する。その際、ベーステープ2の搬送速度Vが設定値になるように、上述のように制御部81がドライブモーター51の回転速度を一定に制御する。更に、テープ1〜3の張力T1〜T3が設定値になるように、制御部81が電空レギュレータ27,37,47の供給圧を一定に制御する。
【0064】
9. 有利な効果
(1) 上述のようにキャリアテープ1の張力T1はベーステープ2の張力T2よりも大きい。また、キャリアテープ1の張力T1はベーステープ2及びカバーテープ3の張力T2,T3の和よりも僅かに大きい。それゆえ、バックラッシュに起因したベーステープ2に対するスプロケット52の空転の発生を抑制できる。このことは、ベーステープ2の安定した搬送に貢献する上、取出口64の下におけるベーステープ2の搬送速度及び張力の安定性を向上させる。よって、ポケット4が取出口64の下を通過するタイミングと内容物取出装置100の取出タイミングが確実に同期し、ICチップ6が内容物取出装置100によって確実に取り出される。
【0065】
(2) エアシリンダ26,36,46がテープ1〜3に与える張力T1〜T3は一定である。よって、テープ1〜3が安定して搬送される。ドライブモーター51によるベーステープ2の等速搬送も安定して、ベーステープ2の搬送速度Vが乱れにくい。
【0066】
(3) テープ1〜3の張力T1〜T3が外乱等により乱れるような事象が生じようとしても、エアシリンダ26,36,46によってダンサープーリー23,33,43がリニアガイド25,35,45に沿って変位する。このことは、前記事象の発生を抑制する。
【0067】
(4) リール20,30,40におけるテープ1〜3の巻径が変化しても、そのような巻径の変化に合わせてモーター21,31,41の回転速度が制御部81によって制御される。また、ダンサープーリー23,33,43がほぼ一定の位置にほぼ留まって変位しない。これらのことは、テープ1〜3の張力T1〜T3の張力制御を高精度にする。
【0068】
(5) 上述(4)のようにキャリアテープ1の巻径の変化がテープ1〜3の張力T1〜T3の張力制御に影響を及ぼしにくいため、キャリアテープ1の初期の巻径を大きくすることができる。よって、リール20の交換頻度を減らすことができる。
【0069】
(6) ドライブモーター51によるベーステープ2の搬送と、繰出モーター21によるキャリアテープ1の繰り出しと、巻取モーター31,41によるテープ2,3の巻き取りとが並行して行われる。それゆえ、テープ1〜3の張力T1〜T3を低くすることができる。
【0070】
(7) キャリアテープ1の種類に合わせて、ベーステープ2の搬送速度V及びテープ1〜3の張力T1〜T3を設定できる。例えば、カバーテープ3とベーステープ2の接着強度が高ければ、テープ1〜3の張力T1〜T3の設定値を高くする。こうすれば、カバーテープ3をベーステープ2からカバーテープ3の剥離力を接着強度に合わせて高めることができる。一方、カバーテープ3とベーステープ2の接着強度が低ければ、テープ1〜3の張力T1〜T3の設定値を低くする。こうすれば、カバーテープ3をベーステープ2からカバーテープ3の剥離力を接着強度に合わせて低くすることができる。
【0071】
10. 変形例
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
【0072】
以上の実施の形態では、エアシリンダ26がダンサープーリー23に荷重を付与する。それに対して、ウエイト(重り)によってダンサープーリー23に荷重が付与されてもよい。ダンサープーリー33,43の荷重についても同様である。但し、ダンサープーリー43をウエイトによって荷重を付与する場合、ダンサープーリー43が上下方向に案内されるようにする。
【0073】
また、キャリアテープ1のポケット4に収容されたものはICチップ6に限るものではない。例えば、能動素子、受動素子その他の電子部品がポケット4に収容されてもよいし、電子部品以外の小片がポケット4に収容されてもよい。
【0074】
ローラーをプーリー22〜24,32,33,42〜44,66として用いてもよい。
【符号の説明】
【0075】
1…キャリアテープ(ラミネートテープ)
2…ベーステープ
3…カバーテープ
5…送り穴
10…テープ剥離装置
21…繰出モーター
23…ダンサープーリー(第一のダンサープーリー)
26…エアシリンダ(第一付勢部)
28…第一の位置検出部
29…第一の張力付与部
31…第一の巻取モーター
33…ダンサープーリー(第二のダンサープーリー)
36…エアシリンダ(第二付勢部)
38…第二の位置検出部
39…第二の張力付与部
41…第二の巻取モーター
43…ダンサープーリー(第三のダンサープーリー)
46…エアシリンダ(第三付勢部)
48…第三の位置検出部
49…第三の張力付与部
51…ドライブモーター
52…スプロケット
53…歯
62…剥離部材
81…制御部
82…入力部
図1
図2
図3
図4
図5