特開2019-141566(P2019-141566A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2019-141566ポールねじ式メタルコア除去装置の使用方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-141566(P2019-141566A)
(43)【公開日】2019年8月29日
(54)【発明の名称】ポールねじ式メタルコア除去装置の使用方法
(51)【国際特許分類】
   A61C 5/30 20170101AFI20190802BHJP
   A61C 13/30 20060101ALI20190802BHJP
【FI】
   A61C5/30
   A61C13/30
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2018-174242(P2018-174242)
(22)【出願日】2018年8月30日
(31)【優先権主張番号】特願2017-215959(P2017-215959)
(32)【優先日】2017年10月19日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2018-44741(P2018-44741)
(32)【優先日】2018年2月22日
(33)【優先権主張国】JP
(71)【出願人】
【識別番号】500041916
【氏名又は名称】玉川 徳男
(71)【出願人】
【識別番号】312016229
【氏名又は名称】エスコ東北株式会社
(72)【発明者】
【氏名】玉川 徳男
【テーマコード(参考)】
4C159
【Fターム(参考)】
4C159RR06
(57)【要約】
【課題】 メタルコアの除去を短時間で簡便に行うための方法と、それに用いられる装置を提する。
【解決手段】メタルコアに穴を開けタッピング切刃をその穴に合わせ、自歯体台座を自分の歯の上に設け、袋ナットの頭を自歯体台座の方向に回転させるとメタルコアにを挿入される工程と締め付けナツトを自歯体台座方向に回転しながら進め、更に台座で回転させると、メタルコアとポールねじが持ち上がりメタルコアが除去され、自歯体を押えての作業なので歯根に無理な力を加える事無く、安全、速やかに作業が終了、患者や医師の負担が軽減されるポールねじ式メタルコア除去装置・
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポールねじ仕組は、タッピング切刃、普通ネジ、で加工された物で、前記と袋ナット、締め付けナット滑りワッシャ、自歯体台座、で構成されたポール式メタルコア除去装置。
【請求項2】
メタルコアに穴を開けタッピング切刃をその穴に合わせ、自歯体台座を自分の歯の上に設け、袋ナットの頭を自歯体台座の方向に回転させるとメタルコアが挿入される工程と締め付けナツトを自歯体台座方向に回転しながら進め、更に台座で回転させると、メタルコアとポールねじが持ち上がりメタルコアが除去され、自歯体を押えての作業なので歯根に無理なく力を加える事無く、安全、速やかに作業が終了される、ポールねじ式メタルコア除去装置の使用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術の分野】
【0001】
本発明は、歯科治療に用いる装置に関するもので、特にメタルコアの引き抜きに用いる装置に関するものである。
【背景の技術】
【0002】
むし歯などで、大きく損傷した歯の治療においては、歯髄なで除去しなけらばならない場合がある。このような治療を施す際には、歯の内側が空洞となることから、修復のためにクラウンと称される金属部材を被せるために、コアと称される土台となる部材を所要箇所に取り付けることに成る。メタルコアは、コア自体に強度があり、保健適用のため安価であり、多用されている。
【0003】
しかし、このような治療を施した歯でも、経年変化で、歯根の下部に根尖症歯周炎などの障害が起きることがあり、治療のためのコアを除去する必要が生じる。このような場合、従来は、タービン、リトルジャイアント、マイナスドライバーなどの器具を用いて機械的に除去している。
【0004】
また、特許文献1には、両端を有する棒部と、前記棒部の一方端に繋がり、前記棒部の中心線の全部を含む一つの仮想平面の両端に、互いに対向する一対の主面を有する平胆部と、紀棒部の他方の端に繋がる把持部と、を備えた歯科用ツールが開示され、これを用いてメタルコアを歯から外すことが可能であるとしていえる。しかし、前記の器具やツールは、使用方法の簡略化の観点で改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−205625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、前記の問題点に鑑み、メタルコアの除去を短時間で簡便仁行うための方法と、それに用いられる装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前記課題を解決するために、従来の装置や器具に見られない、新規構造を備えた、メタルコア除去装置を鋭意検討した結果、なされたものである。
【0008】
本発明は、ポールねじ組立て工程、ポールねじに、滑りワッシャ、締付けナット、袋ナット、から組合せされ、普通ねじに袋ナットを被せ、ポールねじをメタルコアの凹部に移動し袋ナツトの頭を回転しメタルコアの凹部に挿入して行く工程と、締め付けナツトを自歯体台座に移動し自歯体を押さえメタルコア除去をする、ポールねじ式メタルコアを除去装置である。
【0009】
本発明はメタルコアに設けられた穴に、ポールねじタッピング切刃を前記組立ポールねじの袋ナットの頭を回転させ切刃を挿入し、締め付けナットを自歯体台座、方向に回転させメタルコアを除去装置の使用方法である、
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、クラウンを除いた後に、メタルコアに下穴を開けた穴に、前記ポールねじ組立工程の、ポールねじをメタルコア凹部に、入れ、先端タッピング切刃の反対側、袋ナット回転し、メタルコアとポールねじを接合させ、自分の歯の上に自歯体台座を設置し締め付けナットを自歯体台座方向に回転させ台座の所らで更に回転させるとポールねじとメタルコア持ち上がり歯や、歯根に無理な力を加えることなく、メタルコアの除去を速やか、かつ円滑に行える、ポールねじ式メタルコア除去装置使用方法
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】 本発明に係るポールねじ式メタルコア除去装置の一例を示す図 図(a)は平面図 図1(b)は正面図、図1(c)は側平面図、
図2】 雌ねじをメタルコアに設けた状態を模式的に示した図、図2(a)は雌ねじをを設ける前の状態、図2(b)は雌ねじを設けた状態。
【発明を実施するための状態】
【0012】
次に本発明の実施の形態について、具体的な図に基ずいて説明する。
【0013】
図1は、本発明に係るポールねじ式メルルコア除去装置の1例を示す図で、図1(a)は、平面図、図1(b)は、正面図、図1(c)は側平図である。図1に示した例において、ポールねじ1は、両端に2タッピング切刃と3普通ねじ、に4袋ナットを組合わせ更に自歯体台座と滑りワッシャが組込みされた、状態で示され手居る。
【0014】
図2は、雌ねじを、メタルコアに設けた状態を模式的に示した図で、図2(a)は雌ねじを設ける前の状態、図2(b)は雌ねじを設けた状態である。ここに示したように、本発明のポールねじ式メタルコア除去装置を用いたメタルコアを除するには、クラン8を外しドリルを用いてメタルコアの図に示した位置に、雌ねじ11を設ける。
【0015】
次に雌ねじ11に、ポールねじ1のタッピング切刃2結合させ反対側普通ネジ3に袋ナット4を接合させ、メタルコア凹部に回転挿入する、
【0016】
前記ポールねじ組立においてメタルコア凹部に、ポールねじを重ね袋ナットを回転挿入し結合させる、ポールねじに自歯体台座を自分の歯の上に設置し締め付けナットを自歯体台座方向回転を行い、自歯体台座で更に回転を加え、自歯体に損傷無く作業の安全性を向上することも出来る。
【0017】
以上に説明したように、本発明によれば、歯科治療におけるメタルコアの除去作業を容易化する装置としの使用方法を提供できる。尚、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の分野における通常の知恵を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正を含む、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは勿論である。
【符号の説明】
1・・・・・ポールねじ 2・・・・・タッピング切刃
3・・・・・普通ねじ 4・・・・・袋ナット
5・・・・・締め付けナット 6・・・・・自歯体台座
7・・・・・滑りワッシャ 8・・・・クラン
9・・・・・メタルコア 10・・・・自歯体
11・・・・・タッピング切刃
図1
図2