【解決手段】物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と正の屈折力を有する第2レンズ群G2からなり、第1レンズ群は、物体側より1枚以上の正レンズと1枚の負の屈折力を有するレンズ成分からなり全体で正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、負の屈折力を有する接合レンズ成分からなる第1bレンズ群G1bと、正の屈折力を有する第1cレンズ群G1cとからなり、第2レンズ群は、1枚以上の正レンズと負の屈折力を有する接合レンズ成分とからなる第2aレンズ群G2aと、開口絞りSと、第2bレンズ群G2bとから構成され、無限遠から近距離物体へのフォーカシングに際し、第1レンズ群を像面に対し固定とし、第2レンズ群を光軸に沿って像面側から物体側へ移動し、特定の条件式を満足する。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下本発明の実施形態に係る大口径レンズについて説明する。なお、g線(波長435.84nm),F線(486.13nm),d線(587.56nm),C線(656.27nm)に対する材料の屈折率をそれぞれNg,NF,Nd,NCとする。そしてアッベ数νd、部分分散比PgF、異常部分分散性ΔPgFを、
νd = (Nd−1)/(NF−NC)
PgF = (Ng−NF)/(NF−NC)
ΔPgF = PgF−0.64833+0.00180×νd
として表す。
【0021】
各実施例の光学系は物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と正の屈折力を有する第2レンズ群G2からなり、前記第1レンズ群G1は、物体側より1枚以上の凸レンズと1枚の凹レンズもしくは1つの接合凹レンズ成分からなり全体で正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、負の屈折力を有する接合レンズ成分からなる第1bレンズ群G1bと、正の屈折力を有する第1cレンズ群G1cとからなり、前記第2レンズ群G2は、1枚以上の凸レンズと負の屈折力を有する接合凹レンズ成分とからなる第2aレンズ群G2aと、開口絞りSと、第2bレンズ群G2bとから構成され、無限遠から近距離物体へのフォーカシングに際し、前記第1レンズ群G1を像面に対し固定とし、前記第2レンズ群G2を光軸に沿って像面側から物体側へ移動し、以下に対する条件式を満足することを特徴とする。
(1) −3.8<ΦG1b/ΦG1<−0.5
(2) 0.18<ΦG1/Φ<0.50
(3) 3.0<ΦG2/ΦG1<7.5
(4) 0.8<νdL1bp1×ΔPgFL1bp1
ΦG1:第1レンズ群G1の屈折力
ΦG1b:第1bレンズ群G1bの屈折力
ΦG2:第2レンズ群G2の屈折力
Φ:無限遠合焦時の全系の屈折力
νdL1bp1:第1bレンズ群G1bを構成する凸レンズのうち屈折率が最も高いレンズのアッベ数
ΔPgFL1bp1:第1bレンズ群G1bを構成する凸レンズのうち屈折率が最も高いレンズの異常分散性
【0022】
前記レンズ構成において、近距離へのフォーカシングに際して、比較的レンズ径と重量の大きい前記第1レンズ群G1は像面に対し固定で、比較的レンズ径と重量の小さな前記第2レンズ群G2を光軸に沿って動かすため、フォーカシングの高速化と、機構の単純化を容易に行うことが可能となる。
【0023】
望遠系のレンズにおいて色収差を補正するためには蛍石などの低屈折率低分散で正の異常分散性の大きい光学材料を凸レンズに使用するのが一般的であるが、そのような光学材料を凸レンズに多用した光学系ではペッツバール和の悪化につながり、像面湾曲が増大し光学性能が低下する。そこで本発明では、負の屈折力を有する部分群を配置してその部分群内の凸レンズに低屈折率低分散で正の異常分散性の大きい光学材料を配置することで色収差の補正とペッツバール和の補正を両立させた。その部分群の屈折力について規定したのが条件式(1)である。条件式(1)を満たすことで、前記部分群内の凸レンズに低屈折率低分散の光学材料を使用してもペッツバール和の補正が可能となり、色収差の補正とペッツバール和の補正が両立し光学性能の向上に寄与する。
【0024】
条件式(1)の下限値を超えて第1bレンズ群G1bの負の屈折力が強くなると、それを補正するためには第1cレンズ群の正の屈折力を強くする必要が生じ、球面収差、非点収差など諸収差が悪化する。
【0025】
条件式(1)の上限値を超えて第1bレンズ群G1bの負の屈折力が弱くなると、全系のペッツバール和の悪化につながり、それを補正するためには第1bレンズ群を構成している凹レンズの光学材料はより低屈折率側を、凸レンズの光学材料はより高屈折率側を選択する必要が生じ、特に凸レンズに正の異常分散性の大きい低屈折率低分散の光学材料が使用出来なくなるため、色収差の悪化につながる。
【0026】
尚、条件式(1)について、上記の効果をより確実にするため、上限値を−0.6に、また、下限値を−3.1に規定することで、前述の効果をより確実にすることができる。
【0027】
条件式(2)は、小型化と高性能化を両立させるために、無限遠合焦時の全系の屈折力と第1レンズ群G1の屈折力の比を規定したものである。条件式(2)を満たすことで光学系の小型化と高性能化を両立させることに寄与する。
【0028】
条件式(2)の下限値を超えて、無限遠合焦時の全系の屈折力に対し第1レンズ群G1の正の屈折力が弱くなると光学系の全長が伸び、それに伴って第1レンズ群G1の光学系が肥大化するため、小型化、軽量化が困難になる。
【0029】
条件式(2)の上限値を超えて、無限遠合焦時の全系の屈折力に対し第1レンズ群G1の正の屈折力が強くなると、第1レンズ群自身のF値が小さくなるため、第1レンズ群の収差補正が困難になる。さらに全系の屈折力を維持するには、第2レンズ群の結像倍率を大きくせねばならず、第1レンズ群の残存収差をさらに増大させることになる。そのため、全系での球面収差、非点収差、コマ収差などの諸収差の補正が困難になる。
【0030】
尚、条件式(2)について、上記の効果をより確実にするため、上限値を0.35に、また、下限値を0.20に規定することで、前述の効果をより確実にすることができる。
【0031】
条件式(3)は、小型化と高性能化を両立させるために、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の屈折力の比を規定したものである。条件式(3)を満たすことで光学系の小型化と高性能化を両立させることに寄与する。
【0032】
条件式(3)の下限値を超えて、第2レンズ群G2の正の屈折力が弱くなると、バックフォーカスの確保が困難になり、特に一眼レフカメラ用に本光学系を適用する際、クイックリターンミラーとの干渉を防ぐことが出来なくなる。
【0033】
条件式(3)の上限値を超えて、第1レンズ群G1の正の屈折力が弱くなると光学系の全長が伸び、それに伴って第1レンズ群G1の光学系が肥大化するため、小型化、軽量化が困難になる。
【0034】
なお、条件式(3)について、上記の効果をより確実にするため、上限値を6.8に、また、下限値を3.3に規定することで、前述の効果をより確実にすることができる。
【0035】
条件式(4)は、色収差を効果的に補正するために、第1bレンズ群を構成する凸レンズのうち最も屈折率が高いレンズのアッベ数と異常分散性の関係を規定したものである。この数値が大きいほど低分散で正の異常分散性が大きい光学材料であることを示すので、接合レンズの凸レンズに使用した場合、色収差、特に2次スペクトルの補正に有効である。条件式(4)を満たすことで、光学系の高性能化に寄与する。
【0036】
条件式(4)の下限値を超えて第1bレンズ群を構成する凸レンズのうち最も屈折率が高いレンズのアッベ数が小さくなり、異常分散性が小さくなると、色収差の補正効果が乏しくなり、特に負の異常分散性を持つ光学材料を使用した場合には2次スペクトルの補正が困難になり光学性能が低下する。
【0037】
尚、条件式(4)の値が1.2以上であればその効果はより確実なものとなる。
【0038】
また、本発明の大口径レンズは、以下の条件式を満足することを特徴とする。
(5) 0.015<ΔPgFG1Pave
(6) ΔPgFG1Nave<−0.0020
ΔPgFG1Pave:第1レンズ群G1の凸レンズの異常分散性の平均値
ΔPgFG1Nave:第1レンズ群G1の凹レンズの異常分散性の平均値
【0039】
標準域から望遠側のF値の小さい明るい光学系では軸上色収差に起因する光学性能の低下が特に問題となる。また1次色収差の補正だけでは不十分で2次スペクトルの補正が十分でないとボケ像の縁に色付きが発生したり、高輝度の被写体の縁にパープルフリンジが発生したりする原因となる。2次スペクトルの補正には1次色収差を十分補正した上で、各々の異常分散性を考慮して適切に光学材料を選択して配置することが重要である。
【0040】
条件式(5)は第1レンズ群G1を構成する凸レンズの異常分散性の平均値について規定したものである。凸レンズは正の異常分散性が大きい光学材料を使用することにより効果的に2次スペクトルの補正が可能となる。条件式(5)を満たすことで、光学性能の高性能化に寄与する。
【0041】
条件式(5)の下限値を超えて第1レンズ群G1の凸レンズの異常分散性の平均値が小さくなると、2次スペクトルの補正が困難になり光学性能が低下する。
【0042】
尚、条件式(5)の値が0.02以上であればその効果はより確実なものとなる。
【0043】
条件式(5)で示したように凸レンズに正の異常分散性が大きい光学材料を使用すると2次スペクトルの補正が可能となるが、本発明で示すような特にF値が小さく明るい望遠系の光学系ではそれだけでは2次スペクトルの補正が不十分である。正の異常分散性の大きい光学材料を用いた凸レンズに頼った2次スペクトルの補正を行うと、凸レンズの枚数を増やさざるを得なくなり、光学系が大型化するだけでなく、全系のペッツバール和の悪化にもつながり、像面湾曲の補正が困難となり光学性能の悪化につながる。
【0044】
そこで、第1レンズ群G1を構成する凹レンズに対して、負の異常分散性が大きい光学材料を使うことで全系のペッツバール和の悪化を最小限に抑えつつ、効果的な2次スペクトルの補正が可能となる。
【0045】
条件式(6)は第1レンズ群G1の凹レンズの異常分散性の平均値について規定したものである。凹レンズは負の異常分散性が大きい光学材料を使用することにより効果的に2次スペクトルの補正が可能となる。条件式(6)を満たすことで、光学性能の高性能化に寄与する。
【0046】
条件式(6)の上限値を超えて、第1レンズ群G1の凹レンズの異常分散性の平均値が大きくなると、2次スペクトルの補正が困難になり光学性能が低下する。
【0047】
尚、条件式(6)の値が−0.0030以下であればその効果はより確実なものとなる。
【0048】
また、本発明の大口径レンズは、以下の条件式を満足することを特徴とする。
(7)0.010<ΔPgFG2aPave
ΔPgFG2aPave:第2aレンズ群G2aの凸レンズの異常分散性の平均値
【0049】
前記の通り第1レンズ群G1の各々のレンズについて異常分散性を考慮した光学材料を選択することで軸上色収差、特に2次スペクトルの補正が可能となる。しかし、本発明で示すような特にF値が小さく明るい望遠系の光学系では、2次スペクトルの補正が不十分である。無限遠から近距離への合焦時に可動する第2aレンズ群G2aの各々のレンズについても異常分散性を考慮した光学材料を選択する必要がある。それについて条件式(7)で規定する。
【0050】
条件式(7)は第2aレンズ群G2aの凸レンズの異常分散性の平均値について規定したものである。第2aレンズ群G2aの凸レンズに正の異常分散性が大きい光学材料を使用することにより効果的に2次スペクトルが補正出来る。条件式(7)を満たすことで、軸上色収差の補正に寄与する。
【0051】
条件式(7)の下限値を超え、第2aレンズ群G2aの凸レンズの異常分散性が小さくなると、2次スペクトルの十分な補正が困難となる。
【0052】
尚、条件式(7)の値が0.014以上であればその効果はより確実なものとなる。
【0053】
また、本発明の大口径レンズは、以下の条件式を満足することを特徴とする。
(8)1.85<NdL2ap1
NdL2ap1:第2レンズ群G2を構成するレンズのうち最も物体側に位置する凸レンズの屈折率
【0054】
条件式(8)は第2レンズ群G2を構成するレンズのうち最も物体側に位置する凸レンズの屈折率を規定したものである。第2レンズ群G2は無限遠から近距離物体へ合焦時に移動するフォーカス群であり、実用的なレンズ鏡筒のサイズでオートフォーカスや自動絞りを実現させるためにはフォーカス群の小型化が必須である。特に絞りより像側のレンズについてはカメラマウントによって径が制限されるので一層の小型化が必要になる。第2レンズ群G2を構成するレンズのうち最も物体側に位置する凸レンズに高屈折率材料を使用することによって非点収差、像面湾曲の補正とフォーカス群の小型化の両立が可能となる。条件式(8)を満たすことで、収差を良好に補正しつつ、製品の小型化に寄与する。
【0055】
条件式(8)の下限値を超えて、第2レンズ群G2を構成するレンズのうち最も物体側に位置する凸レンズの屈折率が低くなると、ペッツバール和が悪化し、非点収差、像面湾曲の補正が困難になる。
【0056】
尚、条件式(8)の値が1.90以上であればその効果はより確実なものとなる。
【0057】
また、本発明の大口径レンズは、以下の条件式を満足することを特徴とする。
(9)0.020<ΔPgFL2ap1
ΔPgFL2ap1:第2レンズ群G2を構成するレンズのうち最も物体側に位置する凸レンズの異常分散性
【0058】
条件式(9)は第2レンズ群G2を構成するレンズのうち最も物体側に位置する凸レンズの異常分散性について規定したものである。条件式(8)で第2レンズ群G2を構成するレンズのうち最も物体側に位置する凸レンズについて、非点収差、像面湾曲の補正を容易にするため高屈折率の光学材料が有効であることを示したが、一方で第2レンズ群G2を構成するレンズのうち最も物体側に位置する凸レンズが1.90程度以上の屈折率を持つ光学材料でも正の異常分散性が比較的小さいものが存在し、そのような光学材料を使用した場合、2次スペクトルの補正が不十分になる。2次スペクトルが、十分に補正されるには正の異常分散性が大きい光学材料が適している。条件式(9)は、これを規定したものである。条件式(9)を満たすことで、軸上色収差の補正に寄与する。
【0059】
条件式(9)の下限値を超え、第2レンズ群G2を構成するレンズのうち最も物体側に位置する凸レンズの異常分散性が小さくなると、2次スペクトルの十分な補正が困難となる。
【0060】
尚、条件式(9)の値が0.025以上であればその効果はより確実なものとなる。
【0061】
本発明の大口径レンズにおいてその光学性能の向上を図るために、第2レンズ群G2に少なくとも1枚以上の非球面レンズを採用することが望ましい。
【0062】
この非球面レンズは球面収差の補正を目的として配置することが望ましい。非球面レンズを採用することにより、正の屈折力で発生する球面収差を負の屈折力で補正する際、収差補正の負担を減少させることができる。
【0063】
その結果、正の屈折力で発生する球面収差を補正するための負の屈折力を弱くすることができ、前記第2bレンズ群G2bの最も物体側の凹面の曲率を緩くすることができるため、サジタルコマフレアの発生を抑えることが可能となる。
【0064】
尚、この非球面レンズは絞りより像側に配置するとなお良い。絞りより物体側では軸上光線高が高いために大口径な非球面レンズが必要になり、加工コストの増大を招き好ましくない。この非球面レンズを絞りより像側に配置すればレンズの径を小さく出来るので、加工性の点から有利である。
【0065】
また、この非球面は正の屈折力で発生する球面収差の補正を行なうため、光軸から離れるにしたがって正の屈折力を弱める非球面か、光軸から離れるにしたがって負の屈折力を強める非球面とすることが好ましい。
【0066】
次に、本発明の結像光学系に係る実施例のレンズ構成について説明する。
なお、以下の説明ではレンズ構成を物体側から像側の順番で記載する。
【0067】
[面データ]において、面番号は物体側から数えたレンズ面または開口絞りの番号、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズ面の間隔、ndはd線(波長587.56nm)に対する屈折率、vdはd線に対するアッベ数、PgFは部分分散比を示している。
【0068】
面番号に付した*(アスタリスク)は、そのレンズ面形状が非球面であることを示している。また、BFはバックフォーカスを表している。
【0069】
面番号に付した(絞り)は、その位置に開口絞りが位置していることを示している。平面または開口絞りに対する曲率半径には∞(無限大)を記入している。
【0070】
[非球面データ]には、[面データ]において*を付したレンズ面の非球面形状を与える各係数の値を示している。非球面の形状は、下記の式で表される。以下の式において、光軸に直交する方向への光軸からの変位をy、非球面と光軸の交点から光軸方向への変位(サグ量)をz、基準球面の曲率半径をr、コーニック係数をKで表している。また、4、6、8次の非球面係数をそれぞれA4、A6、A8で表している。
【0072】
[各種データ]には、無限遠合焦時における焦点距離等の値を示している。
【0073】
[可変間隔データ]には、各撮影距離状態における可変間隔及びBFの値を示している。
【0074】
[レンズ群データ]には、各レンズ群を構成する最も物体側のレンズ面番号及びレンズ群全体の合成焦点距離を示している。
【0075】
尚、以下の全ての諸元の値において、記載している焦点距離f、曲率半径r、レンズ面間隔d、その他の長さの単位は特記のない限りミリメートル(mm)を使用するが、光学系では比例拡大と比例縮小とにおいても同様の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。
【実施例1】
【0076】
図1は、実施例1に係る大口径レンズの無限遠合焦時のレンズ構成図である。
【0077】
図1の大口径レンズは、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、像面に対し固定の正の屈折力を有する第1レンズ群G1とフォーカシングの際に像面側から物体側へ移動する正の屈折力を有する第2レンズ群G2から構成される。
【0078】
第1レンズ群G1は、物体側から正の屈折力を有する第1aレンズ群G1a、負の屈折力を有する第1bレンズ群G1b、正の屈折力を有する第1cレンズ群G1cから構成される。
【0079】
第1aレンズ群G1aは、物体側から、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3枚と物体側に凸面を向けた凹レンズから構成される。
【0080】
第1bレンズ群G1bは物体側に凹面を向け、負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0081】
第1cレンズ群G1cは、物体側に凸面を向け、正の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0082】
第2レンズ群G2は、物体側から正の屈折力を有する第2aレンズ群G2a、開口絞りS、正の屈折力を有する第2bレンズ群G2bから構成される。
【0083】
第2aレンズ群G2aは物体側から、物体面に凸面を向けた正メニスカスレンズ2枚と、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0084】
第2bレンズ群G2bは物体側から、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有する接合レンズ2枚と、両レンズ面が非球面形状である両凸レンズから構成される。
【0085】
続いて、以下に実施例1に係る大口径レンズの諸元値を示す。
数値実施例1
単位:mm
[面データ]
面番号 r d nd vd PgF
物面 ∞ (d0)
1 115.7436 5.4407 1.65844 50.85 0.5575
2 180.1804 0.3000
3 74.5000 6.0183 1.43700 95.10 0.5334
4 100.3863 0.3000
5 63.4310 12.3856 1.43700 95.10 0.5334
6 249.4535 2.9002
7 216.1665 2.2000 1.61310 44.36 0.5604
8 49.5173 15.8891
9 -248.4001 4.6130 1.43700 95.10 0.5334
10 -95.8446 1.8000 1.61340 44.27 0.5633
11 -500.0000 1.0000
12 67.9843 10.4346 1.83481 42.72 0.5648
13 -211.9683 1.8000 1.61340 44.27 0.5633
14 67.2983 (d14)
15 53.7906 4.5962 1.92286 20.88 0.6388
16 94.6373 0.3000
17 46.5373 4.1734 1.61997 63.88 0.5425
18 66.7867 0.3000
19 40.7185 6.9541 1.59282 68.63 0.5441
20 275.0000 1.3000 1.85478 24.80 0.6122
21 28.4253 7.5444
(絞り) ∞ 5.4041
23 -50.8188 0.9000 1.65412 39.68 0.5737
24 29.5160 7.5115 1.87071 40.73 0.5682
25 -196.5287 2.2670
26 -76.2095 3.5767 1.91082 35.25 0.5821
27 -35.1809 0.9000 1.64769 33.84 0.5923
28 124.7179 0.3000
29* 68.8532 4.9326 1.84915 40.00 0.5694
30* -92.2688 (d30)
31 ∞ 1.4500 1.52301 58.59 0.5449
32 ∞ BF
[非球面データ]
29面 30面
K 0 0
A4 -1.27386E-06 1.98113E-06
A6 -1.15209E-10 1.20129E-10
A8 0 1.65076E-12
[各種データ]
INF
焦点距離 101.85
Fナンバ 1.46
全画角2ω 23.85
像高Y 21.63
レンズ全長 171.92
[可変間隔データ]
撮影距離 INF 999
d0 ∞ 826.8724
d14 15.8705 3.0000
d30 37.5626 50.4932
BF 1.0000 1.0000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 334.47
G2 15 90.25
G1a 1 1015.80
G1b 9 -421.69
G1c 12 203.76
G2a 15 355.09
G2b 23 83.54
【実施例2】
【0086】
図6は、実施例2に係る大口径レンズの無限遠合焦時のレンズ構成図である。
【0087】
図6の大口径レンズは、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、像面に対し固定の正の屈折力を有する第1レンズ群G1とフォーカシングの際に像面側から物体側へ移動する正の屈折力を有する第2レンズ群G2から構成される。
【0088】
第1レンズ群G1は、物体側から正の屈折力を有する第1aレンズ群G1a、負の屈折力を有する第1bレンズ群G1b、正の屈折力を有する第1cレンズ群G1cから構成される。
【0089】
第1aレンズ群G1aは、物体側から、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ2枚と物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0090】
第1bレンズ群G1bは物体側に凹面を向け、負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0091】
第1cレンズ群G1cは、物体側に凸面を向け、正の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0092】
第2レンズ群G2は、物体側から正の屈折力を有する第2aレンズ群G2a、開口絞りS、正の屈折力を有する第2bレンズ群G2bから構成される。
【0093】
第2aレンズ群G2aは物体側から、物体面に凸面を向けた正メニスカスレンズ2枚と、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0094】
第2bレンズ群G2bは物体側から、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有する接合レンズ2枚と、両レンズ面が非球面形状である両凸レンズから構成される。
【0095】
続いて、以下に実施例2に係る大口径レンズの諸言値を示す。
数値実施例2
単位:mm
[面データ]
面番号 r d nd vd PgF
物面 ∞ (d0)
1 148.8937 6.3628 1.65844 50.85 0.5575
2 400.8029 0.3000
3 88.8052 7.7121 1.43700 95.10 0.5334
4 186.3141 0.3000
5 63.4922 10.2180 1.43700 95.10 0.5334
6 179.5482 3.1552 1.61340 44.27 0.5633
7 53.6846 13.1608
8 -2496.1579 4.3228 1.43700 95.10 0.5334
9 -155.5309 1.8000 1.61340 44.27 0.5633
10 96.9720 1.0000
11 67.3521 9.7521 1.83481 42.72 0.5648
12 -262.9426 1.8000 1.61340 44.27 0.5633
13 87.8711 (d13)
14 55.9775 4.3603 1.92286 20.88 0.6388
15 94.4046 0.3000
16 51.4948 4.2937 1.55032 75.50 0.5400
17 81.4925 0.3000
18 40.6596 7.9142 1.59282 68.63 0.5441
19 -3711.1109 1.3000 1.74077 27.76 0.6076
20 27.5023 7.7790
(絞り) ∞ 4.3136
22 -57.0428 0.9000 1.65412 39.68 0.5737
23 27.2148 7.7486 1.87071 40.73 0.5682
24 -358.4172 2.5557
25 -76.1439 2.9982 1.91082 35.25 0.5821
26 -41.1144 0.9000 1.64769 33.84 0.5923
27 114.8214 0.3000
28* 64.8502 5.9302 1.84915 40.00 0.5694
29* -84.3052 (d29)
30 ∞ 1.4500 1.52301 58.59 0.5449
31 ∞ BF
[非球面データ]
28面 29面
K 0 0
A4 -1.83614E-0 1.84629E-06
A6 -1.50424E-1 4.19931E-11
A8 0 1.92462E-12
[各種データ]
INF
焦点距離 102.38
Fナンバー 1.46
全画角2ω 23.63
像高Y 21.63
レンズ全長 167.66
[可変間隔データ]
撮影距離 INF 995
d0 ∞ 826.8724
d13 15.8705 3.0000
d29 37.5626 50.5468
BF 1.0000 1.0000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 402.35
G2 14 86.34
G1a 1 307.15
G1b 8 -130.75
G1c 11 147.86
G2a 14 271.98
G2b 22 84.30
【実施例3】
【0096】
図11は、実施例3に係る大口径レンズの無限遠合焦時のレンズ構成図である。
【0097】
図11の大口径レンズは、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、像面に対し固定の正の屈折力を有する第1レンズ群G1とフォーカシングの際に像面側から物体側へ移動する正の屈折力を有する第2レンズ群G2から構成される。
【0098】
第1レンズ群G1は、物体側から正の屈折力を有する第1aレンズ群G1a、負の屈折力を有する第1bレンズ群G1b、正の屈折力を有する第1cレンズ群G1cから構成される。
【0099】
第1aレンズ群G1aは、物体側から、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3枚と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズから構成される。
【0100】
第1bレンズ群G1bは物体側に凸面を向け、負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0101】
第1cレンズ群G1cは、物体側に凸面を向け、正の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0102】
第2レンズ群G2は、物体側から正の屈折力を有する第2aレンズ群G2a、開口絞りS、正の屈折力を有する第2bレンズ群G2bから構成される。
【0103】
第2aレンズ群G2aは物体側から、物体面に凸面を向けた正メニスカスレンズ2枚と、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0104】
第2bレンズ群G2bは物体側から、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有する接合レンズ2枚と、両レンズ面が非球面形状である両凸レンズから構成される。
【0105】
続いて、以下に実施例3に係る大口径レンズの諸元値を示す。
数値実施例3
単位:mm
[面データ]
面番号 r d nd vd PgF
物面 ∞ (d0)
1 140.0817 6.2300 1.65844 50.85 0.5574
2 323.3865 0.3000
3 96.3564 7.1418 1.43700 95.10 0.5335
4 195.4487 0.3000
5 70.7786 9.1061 1.43700 95.10 0.5335
6 177.0092 4.7886
7 292.1758 2.2000 1.61340 44.27 0.5633
8 59.1273 9.0589
9 162.9902 5.9737 1.43700 95.10 0.5335
10 -301.6999 1.8000 1.72047 34.71 0.5834
11 98.6498 1.0000
12 65.5095 9.9061 1.91082 35.25 0.5821
13 -308.8045 1.8000 1.65412 39.68 0.5737
14 73.0064 (d14)
15 54.7872 4.3652 1.92286 20.88 0.6388
16 90.6572 0.3000
17 51.3497 4.2449 1.55032 75.50 0.5400
18 80.0374 0.3000
19 42.4911 8.0775 1.59282 68.63 0.5441
20 -424.2628 1.3000 1.72825 28.32 0.6058
21 27.7117 7.7161
(絞り) ∞ 4.7515
23 -54.7992 0.9000 1.65412 39.68 0.5736
24 27.4844 7.9729 1.87071 40.73 0.5681
25 -237.1687 2.2922
26 -80.2746 3.1419 1.91082 35.25 0.5821
27 -40.3204 0.9000 1.64769 33.84 0.5923
28 136.8587 0.3000
29* 71.5761 4.9376 1.84915 40.00 0.5695
30* -93.0490 (d30)
31 ∞ 1.4500 1.52301 58.59 0.5449
32 ∞ BF
[非球面データ]
29面 30面
K 0 0
A4 -1.49036E-06 1.82324E-06
A6 4.11465E-10 8.11154E-10
A8 0 2.20680E-12
[各種データ]
INF
焦点距離 103.31
Fナンバ 1.46
全画角2ω 23.43
像高Y 21.63
レンズ全長 167.37
[可変間隔データ]
撮影距離 INF 994
d0 ∞ 826.8724
d14 16.2501 3.0000
d30 37.5630 50.8731
BF 1.0000 1.0000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 379.36
G2 15 87.79
G1a 1 511.83
G1b 9 -183.27
G1c 12 153.75
G2a 15 308.63
G2b 23 83.62
【実施例4】
【0106】
図16は、実施例4に係る大口径レンズの無限遠合焦時のレンズ構成図である。
【0107】
図16の大口径レンズは、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、像面に対し固定の正の屈折力を有する第1レンズ群G1とフォーカシングの際に像面側から物体側へ移動する正の屈折力を有する第2レンズ群G2から構成される。
【0108】
第1レンズ群G1は、物体側から正の屈折力を有する第1aレンズ群G1a、負の屈折力を有する第1bレンズ群G1b、正の屈折力を有する第1cレンズ群G1cから構成される。
【0109】
第1aレンズ群G1aは、物体側から、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ2枚と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズから構成される。
【0110】
第1bレンズ群G1bは物体側に凹面を向け、負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0111】
第1cレンズ群G1cは、物体側に凸面を向け、正の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0112】
第2レンズ群G2は、物体側から正の屈折力を有する第2aレンズ群G2a、開口絞りS、正の屈折力を有する第2bレンズ群G2bから構成される。
【0113】
第2aレンズ群G2aは物体側から、物体面に凸面を向けた正メニスカスレンズ2枚と、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0114】
第2bレンズ群G2bは物体側から、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有する接合レンズ2枚と、両レンズ面が非球面形状である両凸レンズから構成される。
【0115】
続いて、以下に実施例4に係る大口径レンズの諸元値を示す。
数値実施例4
単位:mm
[面データ]
面番号 r d nd vd PgF
物面 ∞ (d0)
1 85.6120 12.3160 1.59282 68.63 0.5441
2 458.7719 0.3000
3 64.4906 7.5979 1.43700 95.10 0.5335
4 102.3846 6.2369
5 167.7157 2.2000 1.61340 44.27 0.5633
6 53.1815 15.5839
7 -182.2473 4.5069 1.43700 95.10 0.5335
8 -85.4275 1.8000 1.61340 44.27 0.5633
9 -9376.1589 1.0000
10 73.7526 10.2373 1.81600 46.62 0.5567
11 -154.9000 1.8000 1.61340 44.27 0.5633
12 76.2067 (d12)
13 75.5345 3.7216 1.92286 20.88 0.6388
14 130.7918 0.3000
15 49.6854 4.5433 1.72916 54.67 0.5452
16 80.6570 0.3000
17 37.9275 8.1019 1.59282 68.63 0.5441
18 579.3915 1.3000 1.69895 30.05 0.6028
19 27.4914 7.8083
20 ∞ 6.0049
21 -41.7222 3.2790 1.59282 68.63 0.5441
22 -30.2996 0.9000 1.65412 39.68 0.5736
(絞り) -161.8290 1.4463
24 -134.8107 4.7768 1.95375 32.32 0.5900
25 -31.5815 0.9000 1.68893 31.16 0.5989
26 92.3257 0.3000
27* 58.7797 7.0365 1.84915 40.00 0.5695
28* -76.4136 (d28)
29 ∞ 1.4500 1.52301 58.59 0.5449
30 ∞ BF
[非球面データ]
27面 28面
K 0 0
A4 -1.34538E-06 7.95788E-07
A6 7.16339E-10 6.26328E-10
A8 0 -1.26638E-13
[各種データ]
INF
焦点距離 101.85
Fナンバ 1.45
全画角2ω 23.87
像高Y 21.63
レンズ全長 170.09
[可変間隔データ]
撮影距離 INF 997
d0 ∞ 826.8724
d12 15.7659 3.0000
d28 37.5800 50.2088
BF 1.0000 1.0000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 435.00
G2 16 84.82
G1a 1 501.13
G1b 9 -226.65
G1c 13 206.03
G2a 16 160.12
G2b 24 99.95
【実施例5】
【0116】
図21は、実施例5に係る大口径レンズの無限遠合焦時のレンズ構成図である。
【0117】
図21の大口径レンズは、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、像面に対し固定の正の屈折力を有する第1レンズ群G1とフォーカシングの際に像面側から物体側へ移動する正の屈折力を有する第2レンズ群G2から構成される。
【0118】
第1レンズ群G1は、物体側から正の屈折力を有する第1aレンズ群G1a、負の屈折力を有する第1bレンズ群G1b、正の屈折力を有する第1cレンズ群G1cから構成される。
【0119】
第1aレンズ群G1aは、物体側から、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3枚と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズから構成される。
【0120】
第1bレンズ群G1bは物体側に凸面を向け、負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0121】
第1cレンズ群G1cは、物体側に凸面を向け、正の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0122】
第2レンズ群G2は、物体側から正の屈折力を有する第2aレンズ群G2a、開口絞りS、正の屈折力を有する第2bレンズ群G2bから構成される。
【0123】
第2aレンズ群G2aは物体側から、物体面に凸面を向けた正メニスカスレンズ2枚と、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0124】
第2bレンズ群G2bは物体側から、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有する接合レンズ2枚と、両レンズ面が非球面形状である両凸レンズから構成される。
【0125】
続いて、以下に実施例5に係る大口径レンズの諸元値を示す。
数値実施例5
単位:mm
[面データ]
面番号 r d nd vd PgF
物面 ∞ (d0)
1 128.0780 7.5613 1.65844 50.85 0.5574
2 403.3458 0.3000
3 88.1573 5.9855 1.43700 95.10 0.5335
4 134.9147 0.3000
5 67.9896 7.6133 1.43700 95.10 0.5335
6 119.9000 5.8068
7 209.5511 2.2000 1.61340 44.27 0.5633
8 58.6284 10.9201
9 415.7584 5.2502 1.59282 68.63 0.5441
10 -183.1569 1.8000 1.61340 44.27 0.5633
11 92.9849 1.0000
12 60.5606 9.1444 1.83481 42.72 0.5648
13 4282.4046 1.8000 1.63775 42.41 0.5605
14 73.3355 (d14)
15 68.7996 3.8932 1.92286 20.88 0.6388
16 118.4362 0.3000
17 51.0869 4.6608 1.55032 75.50 0.5400
18 89.6048 0.3000
19 45.0701 8.0241 1.59282 68.63 0.5441
20 739.4855 3.9890 1.85478 24.80 0.6122
21 31.9388 6.7882
(絞り) ∞ 4.1526
23 -61.9917 0.9000 1.60342 38.01 0.5827
24 30.9854 6.5784 1.95375 32.32 0.5900
25 1717.1833 2.8655
26 -82.2138 3.3632 1.91082 35.25 0.5821
27 -38.8028 0.9000 1.68893 31.16 0.5989
28 138.4029 0.3000
29* 70.0089 5.6683 1.84915 40.00 0.5695
30* -91.0116 (d30)
31 ∞ 1.4500 1.52301 58.59 0.5449
32 ∞ BF
[非球面データ]
29面 30面
K 0 0
A4 -2.55803E-06 1.23327E-06
A6 2.30151E-10 9.20080E-10
A8 0 4.57577E-13
[各種データ]
INF
焦点距離 103.75
Fナンバ 1.46
全画角2ω 23.33
像高Y 21.63
レンズ全長 168.75
[可変間隔データ]
撮影距離 INF 995
d0 ∞ 826.8724
d14 16.3846 3.0000
d30 37.5495 50.9341
BF 1.0000 1.0000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 423.53
G2 15 87.44
G1a 1 486.54
G1b 9 -190.77
G1c 12 173.18
G2a 15 357.58
G2b 23 79.61
【実施例6】
【0126】
図26は、実施例6に係る大口径レンズの無限遠合焦時のレンズ構成図である。
【0127】
図26の大口径レンズは、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、像面に対し固定の正の屈折力を有する第1レンズ群G1とフォーカシングの際に像面側から物体側へ移動する正の屈折力を有する第2レンズ群G2から構成される。
【0128】
第1レンズ群G1は、物体側から正の屈折力を有する第1aレンズ群G1a、負の屈折力を有する第1bレンズ群G1b、正の屈折力を有する第1cレンズ群G1cから構成される。
【0129】
第1aレンズ群G1aは、物体側から、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3枚と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズから構成される。
【0130】
第1bレンズ群G1bは物体側に凹面を向け、物体側から凸レンズ,凹レンズ,凸レンズの3枚のレンズを接合した全体で負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0131】
第1cレンズ群G1cは、物体側に凸面を向け、正の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0132】
第2レンズ群G2は、物体側から正の屈折力を有する第2aレンズ群G2a、開口絞りS、正の屈折力を有する第2bレンズ群G2bから構成される。
【0133】
第2aレンズ群G2aは物体側から、物体面に凸面を向けた正メニスカスレンズ2枚と、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0134】
第2bレンズ群G2bは物体側から、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有する接合レンズ2枚と、両レンズ面が非球面形状である両凸レンズから構成される。
【0135】
続いて、以下に実施例6に係る大口径レンズの諸元値を示す。
数値実施例6
単位:mm
[面データ]
面番号 r d nd vd PgF
物面 ∞ (d0)
1 118.9921 9.1465 1.65844 50.85 0.5574
2 656.7877 0.3000
3 83.3810 5.3723 1.43700 95.10 0.5335
4 115.1062 0.3000
5 78.9460 5.8885 1.43700 95.10 0.5335
6 121.6933 5.5440
7 197.8334 2.2000 1.61310 44.36 0.5604
8 58.7612 12.5360
9 -792.9935 3.7355 1.43700 95.10 0.5335
10 -168.2895 1.0000 1.61310 44.36 0.5604
11 76.1452 5.1013 1.59282 68.63 0.5441
12 200.5086 1.0000
13 65.1634 9.4130 1.80420 46.50 0.5571
14 -455.9270 1.8000 1.63775 42.41 0.5605
15 81.5353 (d15)
16 57.9913 3.8042 1.94595 17.98 0.6544
17 85.7121 0.3000
18 51.9245 4.4942 1.59282 68.63 0.5441
19 88.4075 0.3000
20 41.6033 8.5657 1.59282 68.63 0.5441
21 5998.9072 1.3000 1.74077 27.76 0.6076
22 27.3712 7.7711
(絞り) ∞ 4.2715
24 -59.8055 0.9000 1.56732 42.84 0.5742
25 28.9313 7.0145 1.87071 40.73 0.5681
26 10064.4349 2.8390
27 -81.6714 2.6665 1.91082 35.25 0.5821
28 -44.4966 0.9000 1.69895 30.05 0.6028
29 161.7882 0.3000
30* 75.8764 9.2642 1.88202 37.22 0.5768
31* -8.55E+01 (d31)
32 ∞ 1.4500 1.52301 58.59 0.5449
33 ∞ BF
[非球面データ]
30面 31面
K 0 0
A4 -2.53189E-06 9.94955E-07
A6 0 2.18739E-10
A8 0 1.07296E-12
[各種データ]
INF
焦点距離 102.18
Fナンバ 1.46
全画角2ω 23.71
像高Y 21.63
レンズ全長 173.83
[可変間隔データ]
撮影距離 INF 1001
d0 ∞ 826.8724
d15 15.7872 3.0000
d31 37.5630 50.4102
BF 1.0000 1.0000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 399.50
G2 16 87.42
G1a 1 484.04
G1b 9 -206.30
G1c 13 182.69
G2a 16 373.38
G2b 24 79.93
【実施例7】
【0136】
図31は、実施例7に係る大口径レンズの無限遠合焦時のレンズ構成図である。
【0137】
図31の大口径レンズは、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、像面に対し固定の正の屈折力を有する第1レンズ群G1とフォーカシングの際に像面側から物体側へ移動する正の屈折力を有する第2レンズ群G2から構成される。
【0138】
第1レンズ群G1は、物体側から正の屈折力を有する第1aレンズ群G1a、負の屈折力を有する第1bレンズ群G1b、正の屈折力を有する第1cレンズ群G1cから構成される。
【0139】
第1aレンズ群G1aは、物体側から、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3枚と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズから構成される。
【0140】
第1bレンズ群G1bは物体側に凹面を向け、負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0141】
第1cレンズ群G1cは、物体側に凸面を向け、正の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0142】
第2レンズ群G2は、物体側から正の屈折力を有する第2aレンズ群G2a、開口絞りS、正の屈折力を有する第2bレンズ群G2bから構成される。
【0143】
第2aレンズ群G2aは物体側から、物体面に凸面を向けた正メニスカスレンズ2枚と、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0144】
第2bレンズ群G2bは物体側から、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有する接合レンズ2枚と、両レンズ面が非球面形状である両凸レンズから構成される。
【0145】
続いて、以下に実施例7に係る大口径レンズの諸元値を示す。
数値実施例7
単位:mm
[面データ]
面番号 r d nd vd PgF
物面 ∞ (d0)
1 102.4036 5.5582 1.65844 50.85 0.5574
2 149.2820 0.3000
3 74.5000 9.4445 1.43700 95.10 0.5335
4 158.9528 0.3000
5 79.5482 9.0637 1.43700 95.10 0.5335
6 241.3612 4.3160
7 387.4299 2.2000 1.61340 44.27 0.5633
8 53.8748 14.6956
9 -265.8666 4.3917 1.43700 95.10 0.5335
10 -103.1399 1.8000 1.61340 44.27 0.5633
11 -500.0000 1.0000
12 73.5443 10.6775 1.83481 42.72 0.5648
13 -149.8448 1.8000 1.61340 44.27 0.5633
14 73.8135 (d14)
15 69.4099 3.7022 1.92286 20.88 0.6388
16 114.7865 0.3000
17 47.6366 4.6001 1.55032 75.50 0.5400
18 79.7832 0.3000
19 43.6382 7.2273 1.59282 68.63 0.5441
20 3165.0277 1.5512 1.71736 29.50 0.6034
21 29.3287 7.3681
(絞り) ∞ 4.6152
23 -50.6131 0.9000 1.65412 39.68 0.5737
24 28.8753 7.8896 1.87071 40.73 0.5681
25 -471.6988 2.4139
26 -88.4472 3.8604 1.91082 35.25 0.5821
27 -34.6117 0.9000 1.67270 32.17 0.5962
28 121.0744 0.3000
29* 68.0671 5.0259 1.84915 40.00 0.5695
30* -88.4873 (d30)
31 ∞ 1.4500 1.52301 58.59 0.5449
32 ∞ BF
[非球面データ]
29面 30面
K 0 0
A4 -1.16039E-06 2.13317E-06
A6 7.86933E-11 4.73264E-10
A8 0 1.59334E-12
[各種データ]
INF
焦点距離 101.85
Fナンバ 1.46
全画角2ω 23.85
像高Y 21.63
レンズ全長 172.51
[可変間隔データ]
撮影距離 INF 999
d0 ∞ 826.8724
d15 15.9931 3.0000
d30 37.5630 50.6161
BF 1.0000 1.0000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 305.79
G2 15 91.08
G1a 1 1067.88
G1b 9 -470.59
G1c 12 196.54
G2a 15 294.36
G2b 23 91.54
【実施例8】
【0146】
図36は、実施例8に係る大口径レンズの無限遠合焦時のレンズ構成図である。
【0147】
図36の大口径レンズは、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、像面に対し固定の正の屈折力を有する第1レンズ群G1とフォーカシングの際に像面側から物体側へ移動する正の屈折力を有する第2レンズ群G2から構成される。
【0148】
第1レンズ群G1は、物体側から正の屈折力を有する第1aレンズ群G1a、負の屈折力を有する第1bレンズ群G1b、正の屈折力を有する第1cレンズ群G1cから構成される。
【0149】
第1aレンズ群G1aは、物体側から、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3枚と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズから構成される。
【0150】
第1bレンズ群G1bは物体側に凹面を向け、負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0151】
第1cレンズ群G1cは、物体側に凸面を向け、正の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0152】
第2レンズ群G2は、物体側から正の屈折力を有する第2aレンズ群G2a、開口絞りS、正の屈折力を有する第2bレンズ群G2bから構成される。
【0153】
第2aレンズ群G2aは物体側から、物体面に凸面を向けた正メニスカスレンズ2枚と、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する接合レンズから構成される。
【0154】
第2bレンズ群G2bは物体側から、物体側に凹面を向けた負の屈折力を有する接合レンズ2枚と、両レンズ面が非球面形状である両凸レンズから構成される。
【0155】
続いて、以下に実施例8に係る大口径レンズの諸元値を示す。
数値実施例8
単位:mm
[面データ]
面番号 r d nd vd PgF
物面 ∞ (d0)
1 90.2454 7.8712 1.65844 50.85 0.5574
2 167.6210 0.3000
3 76.2920 5.6698 1.43700 95.10 0.5335
4 100.7741 0.3000
5 72.9762 10.0895 1.43700 95.10 0.5335
6 231.4844 2.0000
7 157.4610 2.2000 1.63775 42.41 0.5605
8 46.8356 17.1883
9 -182.8104 3.7870 1.43700 95.10 0.5335
10 -98.0729 1.8000 1.63775 42.41 0.5605
11 -500.0000 1.0000
12 59.9826 10.5828 1.80420 46.50 0.5571
13 -343.9519 1.8000 1.63775 42.41 0.5605
14 66.2039 (d14)
15 62.9670 4.3362 1.92286 20.88 0.6388
16 118.1340 0.3000
17 54.1666 3.9883 1.59282 68.63 0.5441
18 81.0490 0.3000
19 43.7504 8.4873 1.59282 68.63 0.5441
20 -207.2733 1.3000 1.69895 30.05 0.6028
21 28.3650 7.5794
(絞り) ∞ 4.9939
23 -49.6245 0.9000 1.65412 39.68 0.5737
24 30.7397 8.5593 1.87071 40.73 0.5681
25 -229.5974 2.1096
26 -90.0548 3.7067 1.91082 35.25 0.5821
27 -36.1967 0.9000 1.67270 32.17 0.5962
28 127.5561 0.3000
29* 70.3380 4.9106 1.84915 40.00 0.5695
30* -91.4394 (d30)
31 ∞ 1.4500 1.52301 58.59 0.5449
32 ∞ BF
[非球面データ]
29面 30面
K 0 0
A4 -1.05290E-06 1.94516E-06
A6 2.36212E-10 6.27849E-10
A8 0 7.62259E-13
[各種データ]
INF
焦点距離 101.85
Fナンバ 1.46
全画角2ω 23.76
像高Y 21.63
レンズ全長 173.00
[可変間隔データ]
撮影距離 INF 1000
d0 ∞ 826.8724
d15 15.7304 3.0000
d30 37.5626 50.3245
BF 1.0000 1.0000
[レンズ群データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 371.80
G2 15 87.20
G1a 1 849.37
G1b 9 -316.40
G1c 12 195.15
G2a 15 259.88
G2b 23 86.77
【0156】
以下に上記の各実施例に対応する条件式対応値を示す。
ex1 ex2 ex3 ex4
(1)-3.8<ΦG1b/ΦG1<-0.5 -0.793 -3.077 -2.070 -1.919
(2)0.18<ΦG1/Φ<0.50 0.305 0.254 0.272 0.234
(3)3.0<ΦG2/ΦG1<7.5 3.706 4.660 4.321 5.129
(4)0.8<νdL1bp1*ΔPgFL1bp 5.35 5.35 5.35 5.35
(5)0.015<ΔPgFG1Pave 0.0326 0.0326 0.0333 0.0310
(6)ΔPgFG1Nave<-0.0020 -0.0063 -0.0053 -0.0037 -0.0053
(7)0.010<ΔPgFG2aPave 0.0188 0.0250 0.0250 0.0142
(8)1.85<NdL2ap1 1.92286 1.92286 1.92286 1.92286
(9)0.02<ΔPgFL2ap1 0.0281 0.0281 0.0281 0.0281
ex5 ex6 ex7 ex8
(1)-3.8<ΦG1b/ΦG1<-0.5 -2.220 -1.937 -0.650 -1.175
(2)0.18<ΦG1/Φ<0.50 0.245 0.256 0.333 0.274
(3)3.0<ΦG2/ΦG1<7.5 4.844 4.570 3.358 4.263
(4)0.8<νdL1bp1*ΔPgFL1bp 1.32 1.32 5.35 5.35
(5)0.015<ΔPgFG1Pave 0.0252 0.0302 0.0326 0.0324
(6)ΔPgFG1Nave<-0.0020 -0.0074 -0.0092 -0.0053 -0.0115
(7)0.010<ΔPgFG2aPave 0.0250 0.0257 0.0250 0.0222
(8)1.85<NdL2ap1 1.92286 1.94595 1.92286 1.92286
(9)0.02<ΔPgFL2ap1 0.0281 0.0384 0.0281 0.0281