【解決手段】リユース商品流通管理システムは、時計(リユース商品)が盗難品である場合、時計Wの独自のシリアル番号を不正商品識別子として記憶する不正商品識別子記憶手段と、時計の流通時に、不正商品識別子記憶手段によって記憶した不正商品識別子を参照しつつ流通対象の時計が盗難品に該当するかを判断する不正商品判断手段と、不正商品判断手段によって流通対象の時計が盗難品に該当すると判断した場合、不正商品メッセージを出力する不正商品メッセージ出力手段とを有する。
前記リユース商品流通管理システムが、前記リユース商品の流通時に、前記流通対象のリユース商品の商品識別子を入力する識別子入力手段を含み、前記不正商品判断手段が、前記識別子入力手段によって入力された商品識別子と前記不正商品識別子記憶手段によって記憶した前記不正商品識別子とを比較し、前記商品識別子と前記不正商品識別子とが一致した場合に前記流通対象のリユース商品が不正商品に該当すると判断する請求項1に記載のリユース商品流通管理システム。
前記リユース商品流通管理システムが、前記リユース商品の商品識別子を示すユニーク識別子を生成するユニーク識別子生成手段と、前記リユース商品の商品識別子を前記ユニーク識別子生成手段によって生成したユニーク識別子に関連付けた状態で記憶する商品識別子記憶手段とを含み、前記リユース商品流通管理システムでは、前記ユニーク識別子を表すバーコードと該ユニーク識別子を記憶したICチップとのうちの少なくとも一方を備えたタグを該リユース商品に附属させ、前記タグに表示されたバーコードを読み取ることで前記ユニーク識別子に関連付けられた前記リユース商品の商品識別子が特定され、または、前記ICチップに記憶された前記ユニーク識別子を読み取ることで該ユニーク識別子に関連付けられた前記リユース商品の商品識別子が特定される請求項1または請求項2に記載のリユース商品流通管理システム。
前記不正商品が、不法に盗取された盗難品であり、前記不正商品判断手段が、前記不正商品識別子を参照しつつ流通対象のリユース商品が盗難品に該当するかを判断し、前記不正商品メッセージ出力手段が、盗難品メッセージを出力する請求項1ないし請求項3いずれかに記載のリユース商品流通管理システム。
前記リユース商品流通管理システムが、前記盗難品の商品識別子を所定の提供者から逐次受信する商品識別子受信手段を含み、前記不正商品識別子記憶手段が、前記商品識別子受信手段によって逐次受信した盗難品の商品識別子を不正商品識別子として記憶更新する請求項4に記載のリユース商品流通管理システム。
前記リユース商品流通管理システムが、前記リユース商品の流通に必要な該リユース商品の商品データを前記商品識別子または前記ユニーク識別子に関連付けた状態で記憶する商品データ記憶手段と、前記リユース商品の流通時に、前記商品識別子または前記ユニーク識別子に対応する前記商品データを出力する商品データ出力手段とを含む請求項3ないし請求項5いずれかに記載のリユース商品流通管理システム。
前記商品データ出力手段が、前記バーコードに表されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データを出力し、または、前記ICチップに記憶されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データを出力する請求項6に記載のリユース商品流通管理システム。
前記リユース商品流通管理システムが、前記リユース商品の流通に必要な該リユース商品の流通履歴データを前記商品識別子または前記ユニーク識別子に関連付けた状態で記憶する流通履歴データ記憶手段と、前記リユース商品の流通時に、前記商品識別子または前記ユニーク識別子に対応する流通履歴データを出力する流通履歴データ出力手段とを含む請求項3ないし請求項7いずれかに記載のリユース商品流通管理システム。
前記流通履歴データ出力手段が、前記バーコードに表されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する流通履歴データを出力し、または、前記ICチップに記憶されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する流通履歴データを出力する請求項8に記載のリユース商品流通管理システム。
前記リユース商品の流通時が、企業対企業における前記リユース商品の売買時、企業対個人ユーザーにおける前記リユース商品の売買時、個人ユーザー対個人ユーザーにおける前記リユース商品の売買時である請求項1ないし請求項9いずれかに記載のリユース商品流通管理システム。
前記企業対企業における前記リユース商品の売買が、該企業対企業における前記リユース商品のオークションであり、前記企業対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買と前記個人ユーザー対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買とが、所定のウェブサイトを利用した該企業対個人ユーザーおよび該個人ユーザー対個人ユーザーにおける前記リユース商品の売買である請求項10に記載のリユース商品流通管理システム。
前記リユース商品流通管理システムでは、前記タグに表示されたバーコードと該タグに取り付けられたICチップとのうちの少なくとも一方から前記ユニーク識別子を所定の通信端末に登録し、前記通信端末に登録されたユニーク識別子に対応する前記リユース商品が盗取された場合、所定の盗難信号とともに前記盗取されたリユース商品のユニーク識別子を前記通信端末から前記リユース商品流通管理システムに送信し、前記リユース商品流通管理システムが、前記通信端末から送信された盗難品のユニーク識別子を逐次受信するユニーク識別子受信手段を含み、前記不正商品識別子記憶手段が、前記ユニーク識別子受信手段によって逐次受信した盗難品のユニーク識別子が示す商品識別子を不正商品識別子として記憶更新する請求項3ないし請求項11いずれかに記載のリユース商品流通管理システム。
前記通信端末が、前記リユース商品を市場に流通させる企業の通信端末、前記リユース商品を売買する個人ユーザーの携帯通信端末であり、前記リユース商品流通管理システムでは、前記企業の通信端末または前記個人ユーザーの携帯通信端末から前記リユース商品流通管理システムの通信端末に前記盗難信号および前記盗取されたリユース商品のユニーク識別子を送信する請求項12に記載のリユース商品流通管理システム。
前記リユース商品流通管理方法が、前記リユース商品の流通時に、前記流通対象のリユース商品の商品識別子を入力する商品識別子入力工程を含み、前記不正商品判断工程が、前記商品識別子入力工程によって入力された商品識別子と前記不正商品識別子記憶工程によって記憶した前記不正商品識別子とを比較し、前記商品識別子と前記不正商品識別子とが一致した場合に前記流通対象のリユース商品が不正商品に該当すると判断する請求項1に記載のリユース商品流通管理方法。
前記リユース商品流通管理方法が、前記リユース商品の商品識別子を示すユニーク識別子を生成するユニーク識別子生成工程と、前記リユース商品の商品識別子を前記ユニーク識別子生成工程によって生成したユニーク識別子に関連付けた状態で記憶する商品識別子記憶工程と、前記ユニーク識別子を表すバーコードと該ユニーク識別子を記憶したICチップとのうちの少なくとも一方を備えたタグを前記リユース商品に附属させるタグ附属工程とを含み、前記リユース商品流通管理方法では、前記タグに表示されたバーコードを読み取ることで前記ユニーク識別子に関連付けられた前記リユース商品の商品識別子が特定され、または、前記ICチップに記憶された前記ユニーク識別子を読み取ることで該ユニーク識別子に関連付けられた前記リユース商品の商品識別子が特定される請求項14または請求項15に記載のリユース商品流通管理方法。
前記不正商品が、不法に盗取された盗難品であり、前記不正商品判断工程が、前記不正商品識別子を参照しつつ流通対象のリユース商品が盗難品に該当するかを判断し、前記不正商品メッセージ出力工程が、盗難品メッセージを出力する請求項14ないし請求項16いずれかに記載のリユース商品流通管理方法。
前記リユース商品流通管理方法が、前記盗難品の商品識別子を所定の提供者から逐次受信する商品識別子受信工程を含み、前記不正商品識別子記憶工程が、前記商品識別子受信工程によって逐次受信した盗難品の商品識別子を不正商品識別子として記憶更新する請求項17に記載のリユース商品流通管理方法。
前記リユース商品流通管理方法が、前記リユース商品の流通に必要な該リユース商品の商品データを前記商品識別子または前記ユニーク識別子に関連付けた状態で記憶する商品データ記憶工程と、前記リユース商品の流通時に、前記商品識別子または前記ユニーク識別子に対応する前記商品データを出力する商品データ出力工程とを含む請求項16ないし請求項18いずれかに記載のリユース商品流通管理方法。
前記商品データ出力工程が、前記バーコードに表されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データを出力し、または、前記ICチップに記憶されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データを出力する請求項19に記載のリユース商品流通管理方法。
前記リユース商品流通管理方法が、前記リユース商品の流通に必要な該リユース商品の流通履歴データを前記商品識別子または前記ユニーク識別子に関連付けた状態で記憶する流通履歴データ記憶工程と、前記リユース商品の流通時に、前記商品識別子または前記ユニーク識別子に対応する流通履歴データを出力する流通履歴データ出力工程とを含む請求項16ないし請求項20いずれかに記載のリユース商品流通管理方法。
前記流通履歴データ出力工程が、前記バーコードに表されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する流通履歴データを出力し、または、前記ICチップに記憶されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する流通履歴データを出力する請求項21に記載のリユース商品流通管理方法。
前記リユース商品の流通時が、企業対企業における前記リユース商品の売買時、企業対個人ユーザーにおける前記リユース商品の売買時、個人ユーザー対個人ユーザーにおける前記リユース商品の売買時である請求項14ないし請求項22いずれかに記載のリユース商品流通管理方法。
前記企業対企業における前記リユース商品の売買が、該企業対企業における前記リユース商品のオークションであり、前記企業対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買と前記個人ユーザー対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買とが、所定のウェブサイトを利用した該企業対個人ユーザーおよび該個人ユーザー対個人ユーザーにおける前記リユース商品の売買である請求項23に記載のリユース商品流通管理方法。
前記リユース商品流通管理方法が、前記タグに表示されたバーコードと該タグに取り付けられたICチップとのうちの少なくとも一方から前記ユニーク識別子を所定の通信端末に登録するユニーク識別子登録工程と、前記ユニーク識別子登録工程によって通信端末に登録されたユニーク識別子に対応する前記リユース商品が盗取された場合、所定の盗難信号とともに前記盗取されたリユース商品のユニーク識別子を前記通信端末から前記リユース商品流通管理システムに送信するユニーク識別子送信工程と、前記通信端末から送信された盗難品のユニーク識別子を逐次受信するユニーク識別子受信工程を含み、前記不正商品識別子記憶工程が、前記ユニーク識別子受信工程によって逐次受信した盗難品のユニーク識別子が示す商品識別子を不正商品識別子として記憶更新する請求項14ないし請求項24いずれかに記載のリユース商品流通管理方法。
前記通信端末が、前記リユース商品を市場に流通させる企業の通信端末、前記リユース商品を売買する個人ユーザーの携帯通信端末であり、前記商品識別子送信工程が、前記企業の通信端末または前記個人ユーザーの携帯通信端末から前記リユース商品流通管理システムの通信端末に前記盗難信号および前記盗取されたリユース商品のユニーク識別子を送信する請求項25に記載のリユース商品流通管理方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に開示のリユース品売買仲介システムは、リユース品が盗難品や偽物、レプリカ、コピー品、禁輸品、欠陥品、知的財産権侵害品等の不正商品である場合、それら不正商品を見破ることができず、不正商品がリユース市場へ流通してそれら不正商品が売買されてしまう場合があり、リユース品の信用度が低下し、リユース品を安心して売買することができない。不正商品が一旦リユース市場に出回ると、リユース市場における不正商品の流通を止めることが難しく、リユース品の取引の安全を図ることができず、安全かつ安心なリユース市場を構築することができない。
【0005】
また、特許文献1に開示のリユース品売買仲介システムは、リユース品の売買時に、売り手が入力した商品データを知ることはできるが、各リユース品の売買に必要な商品データを一元的に管理することができず、各リユース品の売買に必要な商品データをその都度出力することができないとともに、各リユース品の売買に必要な商品データを知ることができない。さらに、各リユース品の売買に必要な流通履歴データを一元的に管理することができず、各リユース品の売買に必要なリユース品の流通履歴データをその都度出力することができず、各リユース品の売買に必要なリユース品の流通履歴データを知ることができない。
【0006】
本発明の目的は、リユース商品の流通において不正商品を見破ることができ、不正商品のリユース市場への流通を防ぐことができるとともに、それら不正商品の売買を防ぐことができるリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法を提供することにある。本発明の他の目的は、リユース商品の取引の安全を図ることができ、安全かつ安心なリユース市場を構築することができるリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法を提供することにある。本発明の他の目的は、各リユース商品の売買に必要な商品データを一元的に管理することができ、各リユース商品の流通や売買に必要なリユース商品の商品データを流通の度毎に出力することができるとともに、各リユース商品の流通や売買に必要なリユース商品の商品データを流通の度毎に知ることができるリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法を提供することにある。本発明の他の目的は、各リユース商品の売買に必要な流通履歴データを一元的に管理することができ、各リユース商品の売買に必要なリユース商品の流通履歴データを流通の度毎に出力することができるとともに、各リユース商品の売買に必要なリユース商品の流通履歴データを流通の度毎に知ることができるリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための本発明の第1の前提は、独自の商品識別子を有する各種複数のリユース商品の流通を管理するリユース商品流通管理システムである。
【0008】
前記第1の前提における本発明のリユース商品流通管理システムの特徴は、リユース商品流通管理システムが、リユース商品が不正商品である場合、不正商品の独自の商品識別子を不正商品識別子として記憶する不正商品識別子記憶手段と、リユース商品の流通時に、不正商品識別子記憶手段によって記憶した不正商品識別子を参照しつつ流通対象のリユース商品が不正商品に該当するかを判断する不正商品判断手段と、不正商品判断手段によって流通対象のリユース商品が不正商品に該当すると判断した場合、不正商品メッセージを出力する不正商品メッセージ出力手段とを有することにある。
【0009】
本発明のリユース商品流通管理システムの一例としては、リユース商品流通管理システムが、リユース商品の流通時に、流通対象のリユース商品の商品識別子を入力する識別子入力手段を含み、不正商品判断手段が、識別子入力手段によって入力された商品識別子と不正商品識別子記憶手段によって記憶した不正商品識別子とを比較し、商品識別子と不正商品識別子とが一致した場合に流通対象のリユース商品が不正商品に該当すると判断する。
【0010】
本発明のリユース商品流通管理システムの他の一例としては、リユース商品流通管理システムが、リユース商品の商品識別子を示すユニーク識別子を生成するユニーク識別子生成手段と、リユース商品の商品識別子をユニーク識別子生成手段によって生成したユニーク識別子に関連付けた状態で記憶する商品識別子記憶手段とを含み、リユース商品流通管理システムでは、ユニーク識別子を表すバーコードとユニーク識別子を記憶したICチップとのうちの少なくとも一方を備えたタグをリユース商品に附属させ、タグに表示されたバーコードを読み取ることでユニーク識別子に関連付けられたリユース商品の商品識別子が特定され、または、ICチップに記憶されたユニーク識別子を読み取ることでユニーク識別子に関連付けられたリユース商品の商品識別子が特定される。
【0011】
本発明のリユース商品流通管理システムの他の一例としては、不正商品が不法に盗取された盗難品であり、不正商品判断手段が不正商品識別子を参照しつつ流通対象のリユース商品が盗難品に該当するかを判断し、不正商品メッセージ出力手段が盗難品メッセージを出力する。
【0012】
本発明のリユース商品流通管理システムの他の一例としては、リユース商品流通管理システムが盗難品の商品識別子を所定の提供者から逐次受信する商品識別子受信手段を含み、不正商品識別子記憶手段が商品識別子受信手段によって逐次受信した盗難品の商品識別子を不正商品識別子として記憶更新する。
【0013】
本発明のリユース商品流通管理システムの他の一例としては、リユース商品流通管理システムが、リユース商品の流通に必要なリユース商品の商品データを商品識別子またはユニーク識別子に関連付けた状態で記憶する商品データ記憶手段と、リユース商品の流通時に、商品識別子またはユニーク識別子に対応する商品データを出力する商品データ出力手段とを含む。
【0014】
本発明のリユース商品流通管理システムの他の一例としては、商品データ出力手段が、バーコードに表されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データを出力し、または、ICチップに記憶されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データを出力する。
【0015】
本発明のリユース商品流通管理システムの他の一例としては、リユース商品流通管理システムが、リユース商品の流通に必要なリユース商品の流通履歴データを商品識別子またはユニーク識別子に関連付けた状態で記憶する流通履歴データ記憶手段と、リユース商品の流通時に、商品識別子またはユニーク識別子に対応する流通履歴データを出力する流通履歴データ出力手段とを含む。
【0016】
本発明のリユース商品流通管理システムの他の一例としては、流通履歴データ出力手段が、バーコードに表されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する流通履歴データを出力し、または、ICチップに記憶されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する流通履歴データを出力する。
【0017】
本発明のリユース商品流通管理システムの他の一例としては、リユース商品の流通時が、企業対企業におけるリユース商品の売買時、企業対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買時、個人ユーザー対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買時である。
【0018】
本発明のリユース商品流通管理システムの他の一例としては、企業対企業におけるリユース商品の売買が企業対企業におけるリユース商品のオークションであり、企業対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買と個人ユーザー対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買とが所定のウェブサイトを利用した企業対個人ユーザーおよび個人ユーザー対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買である。
【0019】
本発明のリユース商品流通管理システムの他の一例として、リユース商品流通管理システムでは、タグに表示されたバーコードとタグに取り付けられたICチップとのうちの少なくとも一方からユニーク識別子を所定の通信端末に登録し、通信端末に登録されたユニーク識別子に対応するリユース商品が盗取された場合、所定の盗難信号とともに盗取されたリユース商品のユニーク識別子を通信端末からリユース商品流通管理システムに送信し、リユース商品流通管理システムが通信端末から送信された盗難品のユニーク識別子を逐次受信するユニーク識別子受信手段を含み、不正商品識別子記憶手段がユニーク識別子受信手段によって逐次受信した盗難品のユニーク識別子が示す商品識別子を不正商品識別子として記憶更新する。
【0020】
本発明のリユース商品流通管理システムの他の一例としては、通信端末が、リユース商品を市場に流通させる企業の通信端末、リユース商品を売買する個人ユーザーの携帯通信端末であり、リユース商品流通管理システムでは、企業の通信端末または個人ユーザーの携帯通信端末からリユース商品流通管理システムの通信端末に盗難信号および盗取されたリユース商品のユニーク識別子を送信する。
【0021】
前記課題を解決するための本発明の第2の前提は、独自の商品識別子を有する各種複数のリユース商品の流通を管理するリユース商品流通管理方法である。
【0022】
前記第2の前提における本発明のリユース商品流通管理方法の特徴は、リユース商品流通管理方法が、リユース商品が不正商品である場合、不正商品の独自の商品識別子を不正商品識別子として記憶する不正商品識別子記憶工程と、リユース商品の流通時に、不正商品識別子記憶工程によって記憶した不正商品識別子を参照しつつ流通対象のリユース商品が不正商品に該当するかを判断する不正商品判断工程と、不正商品判断工程によって流通対象のリユース商品が不正商品に該当すると判断した場合、不正商品メッセージを出力する不正商品メッセージ出力工程とを有することにある。
【0023】
本発明のリユース商品流通管理方法の一例としては、リユース商品流通管理方法が、リユース商品の流通時に、流通対象のリユース商品の商品識別子を入力する商品識別子入力工程を含み、不正商品判断工程が商品識別子入力工程によって入力された商品識別子と不正商品識別子記憶工程によって記憶した不正商品識別子とを比較し、商品識別子と不正商品識別子とが一致した場合に流通対象のリユース商品が不正商品に該当すると判断する。
【0024】
本発明のリユース商品流通管理方法の他の一例としては、リユース商品流通管理方法が、リユース商品の商品識別子を示すユニーク識別子を生成するユニーク識別子生成工程と、リユース商品の商品識別子をユニーク識別子生成工程によって生成したユニーク識別子に関連付けた状態で記憶する商品識別子記憶工程と、ユニーク識別子を表すバーコードとユニーク識別子を記憶したICチップとのうちの少なくとも一方を備えたタグをリユース商品に附属させるタグ附属工程とを含み、リユース商品流通管理方法では、タグに表示されたバーコードを読み取ることでユニーク識別子に関連付けられたリユース商品の商品識別子が特定され、または、ICチップに記憶されたユニーク識別子を読み取ることでユニーク識別子に関連付けられたリユース商品の商品識別子が特定される。
【0025】
本発明のリユース商品流通管理方法の他の一例としては、不正商品が不法に盗取された盗難品であり、不正商品判断工程が不正商品識別子を参照しつつ流通対象のリユース商品が盗難品に該当するかを判断し、不正商品メッセージ出力工程が盗難品メッセージを出力する。
【0026】
本発明のリユース商品流通管理方法の他の一例としては、リユース商品流通管理方法が盗難品の商品識別子を所定の提供者から逐次受信する商品識別子受信工程を含み、不正商品識別子記憶工程が商品識別子受信工程によって逐次受信した盗難品の商品識別子を不正商品識別子として記憶更新する。
【0027】
本発明のリユース商品流通管理方法の他の一例としては、リユース商品流通管理方法が、リユース商品の流通に必要なリユース商品の商品データを商品識別子またはユニーク識別子に関連付けた状態で記憶する商品データ記憶工程と、リユース商品の流通時に、商品識別子またはユニーク識別子に対応する商品データを出力する商品データ出力工程とを含む。
【0028】
本発明のリユース商品流通管理方法の他の一例としては、商品データ出力工程が、バーコードに表されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データを出力し、または、ICチップに記憶されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データを出力する。
【0029】
本発明のリユース商品流通管理方法の他の一例としては、リユース商品流通管理方法が、リユース商品の流通に必要なリユース商品の流通履歴データを商品識別子またはユニーク識別子に関連付けた状態で記憶する流通履歴データ記憶工程と、リユース商品の流通時に、商品識別子またはユニーク識別子に対応する流通履歴データを出力する流通履歴データ出力工程とを含む。
【0030】
本発明のリユース商品流通管理方法の他の一例としては、流通履歴データ出力工程が、バーコードに表されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する流通履歴データを出力し、または、ICチップに記憶されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する流通履歴データを出力する。
【0031】
本発明のリユース商品流通管理方法の他の一例としては、リユース商品の流通時が、企業対企業におけるリユース商品の売買時、企業対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買時、個人ユーザー対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買時である。
【0032】
本発明のリユース商品流通管理方法の他の一例としては、企業対企業におけるリユース商品の売買が、企業対企業におけるリユース商品のオークションであり、企業対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買と個人ユーザー対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買とが、所定のウェブサイトを利用した企業対個人ユーザーおよび個人ユーザー対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買である。
【0033】
本発明のリユース商品流通管理方法の他の一例としては、リユース商品流通管理方法が、タグに表示されたバーコードとタグに取り付けられたICチップとのうちの少なくとも一方からユニーク識別子を所定の通信端末に登録するユニーク識別子登録工程と、ユニーク識別子登録工程によって通信端末に登録されたユニーク識別子に対応するリユース商品が盗取された場合、所定の盗難信号とともに盗取されたリユース商品のユニーク識別子を通信端末からリユース商品流通管理システムに送信するユニーク識別子送信工程と、通信端末から送信された盗難品のユニーク識別子を逐次受信するユニーク識別子受信工程を含み、不正商品識別子記憶工程が、ユニーク識別子受信工程によって逐次受信した盗難品のユニーク識別子が示す商品識別子を不正商品識別子として記憶更新する。
【0034】
本発明のリユース商品流通管理方法の他の一例としては、通信端末が、リユース商品を市場に流通させる企業の通信端末、リユース商品を売買する個人ユーザーの携帯通信端末であり、商品識別子送信工程が、企業の通信端末または個人ユーザーの携帯通信端末からリユース商品流通管理システムの通信端末に盗難信号および盗取されたリユース商品のユニーク識別子を送信する。
【発明の効果】
【0035】
本発明に係るリユース商品流通管理システムおよびユース商品流通管理方法によれば、リユース商品が不正商品である場合に不正商品の独自の商品識別子を不正商品識別子として記憶し、リユース商品の流通時に、不正商品識別子を参照しつつ流通対象のリユース商品が不正商品に該当するかを判断するとともに、流通対象のリユース商品が不正商品に該当すると判断した場合、不正商品メッセージを出力するから、不正商品メッセージによってリユース商品が不正商品であることを知らせることができ、不正商品メッセージを見ることでリユース商品が不正商品であることが分かり、リユース市場におけるリユース商品の流通において不正商品を見破ることができるとともに、不正商品のリユース市場への流通を防ぐことができる。リユース商品流通管理システムおよびユース商品流通管理方法は、それら不正商品の売買を防ぐことができ、真正なリユース商品のみをリユース市場に流通させることができるとともに、リユース市場において真正なリユース商品を売買させることができる。リユース商品流通管理システムおよびユース商品流通管理方法は、リユース市場における不正商品の流通や不正商品の売買を防ぐことができるから、リユース商品の取引の安全を図ることができ、真正なリユース商品が取引される安全かつ安心なリユース市場を構築することができる。
【0036】
リユース商品の流通時に、流通対象のリユース商品の商品識別子を入力し、入力された商品識別子と記憶した不正商品識別子とを比較し、商品識別子と不正商品識別子とが一致した場合に流通対象のリユース商品が不正商品に該当すると判断するリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、リユース商品の流通時に商品識別子を入力し、入力した商品識別子が不正商品識別子に一致した場合、流通対象のリユース商品を不正商品と判断するから、リユース市場におけるリユース商品の流通において不正商品が見落とされることはなく、リユース市場におけるリユース商品の流通において不正商品を確実に見破ることができ、不正商品のリユース市場への流通を防ぐことができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、リユース商品の流通時にリユース商品が不正商品であるか否かを判断するから、リユース商品がリユース市場において流通する度毎に不正商品であるかの判断を行うことができ、不正商品のリユース市場における流通を確実に防ぐことができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、それら不正商品の売買を防ぐことができ、真正なリユース商品のみをリユース市場に流通させることができるとともに、リユース市場において真正なリユース商品を売買させることができる。
【0037】
リユース商品の商品識別子を示すユニーク識別子を生成し、生成したユニーク識別子にリユース商品の商品識別子を関連付けた状態で記憶し、ユニーク識別子を表すバーコードとユニーク識別子を記憶したICチップとのうちの少なくとも一方を備えたタグをリユース商品に附属させ、タグに表示されたバーコードを読み取ることでユニーク識別子に関連付けられたリユース商品の商品識別子が特定され、または、ICチップに記憶されたユニーク識別子を読み取ることでユニーク識別子に関連付けられたリユース商品の商品識別子が特定されるリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、タグに表示されたバーコードやタグに取り付けられたICチップを読み取ることで、ユニーク識別子に関連付けられたリユース商品の商品識別子が特定されるから、リユース商品の流通時に商品識別子を直ちに特定することができ、リユース商品の流通時にリユース商品が不正商品であるか否かを直ちに判断することができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、タグに表示されたバーコードやタグに取り付けられたICチップを利用してリユース商品が不正商品であるか否かを直ちに判断するから、リユース市場におけるリユース商品の流通において不正商品を確実に見破ることができ、不正商品のリユース市場への流通を防ぐことができるとともに、それら不正商品の売買を確実に防ぐことができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、リユース商品に附属するタグを利用してリユース商品の流通時にリユース商品が不正商品であるか否かを判断するから、リユース商品がリユース市場において流通する度毎に不正商品であるかの判断を直ちに行うことができ、不正商品のリユース市場における流通を確実に防ぐことができるとともに、リユース市場において真正なリユース商品を売買させることができる。
【0038】
不正商品が不法に盗取された盗難品であり、不正商品識別子を参照しつつ流通対象のリユース商品が盗難品に該当するかを判断し、流通対象のリユース商品が盗難品に該当すると判断した場合、盗難品メッセージを出力するリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、盗難メッセージを見ることでリユース商品が盗難品であることが分かり、リユース市場におけるリユース商品の流通において盗難品を見破ることができ、盗難品のリユース市場への流通を防ぐことができるとともに、それら盗難品の売買を防ぐことができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、リユース市場における盗難品の流通や盗難品の売買を防ぐことができるから、リユース商品の取引の安全を図ることができ、真正なリユース商品が取引される安全かつ安心なリユース市場を構築することができる。
【0039】
盗難品の商品識別子を所定の提供者から逐次受信し、逐次受信した盗難品の商品識別子を不正商品識別子として記憶更新するリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、所定の提供者(たとえば、捜査機関や官公庁、会員事業者、協賛企業等)から提供された盗難品の商品識別子を不正商品識別子として記憶更新するから、信頼性が極めて高い盗難品の不正商品識別子を逐次取得することができ、最新の盗難情報に基づいてリユース商品が盗難品であるか否かを判断することができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、所定の提供者から提供された信頼性が極めて高い盗難品の不正商品識別子に基づいてリユース商品が盗難品であるか否かを判断するから、リユース市場におけるリユース商品の流通において盗難品を確実に見破ることができ、盗難品のリユース市場への流通を防ぐことができるとともに、それら盗難品の売買を確実に防ぐことができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、リユース市場における盗難品の流通や盗難品の売買を防ぐことができるから、リユース商品の取引の安全を図ることができ、真正なリユース商品が取引される安全かつ安心なリユース市場を構築することができる。
【0040】
リユース商品の流通に必要なリユース商品の商品データを商品識別子またはユニーク識別子に関連付けた状態で記憶し、リユース商品の流通時に、商品識別子またはユニーク識別子に対応する商品データを出力するリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、リユース商品の独自の商品識別子やユニーク識別子を利用し、各リユース商品の流通や売買に必要な商品データを一元的に管理することができ、リユース商品の流通時にリユース商品の各種商品データを入力する手間を省くことができ、リユース市場において各リユース商品をスムースに流通させることができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、各リユース商品の流通や売買に必要なリユース商品の商品データをその流通の度毎に出力することができ、各リユース商品の流通や売買に必要なリユース商品の商品データを流通の度毎に知ることができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、各リユース商品の流通や売買に必要なリユース商品の商品データを流通の度毎に知ることができるから、リユース市場において各リユース商品を安心して取引することができる。
【0041】
バーコードに表されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データを出力し、または、ICチップに記憶されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データを出力するリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、ユニーク識別子を表すバーコードやユニーク識別子を記憶したICチップを利用し、バーコードを読み取ることで、バーコードに表されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データを直ちに出力することができ、ICチップを読み取ることで、ICチップに記憶されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データを直ちに出力することができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、バーコードに表されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データやICチップに記憶されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する商品データを直ちに出力することができるから、各リユース商品の流通や売買に必要なリユース商品の商品データを流通の度毎に直ちに知ることができ、リユース市場において各リユース商品をスムースかつ安心して取引することができる。
【0042】
リユース商品の流通に必要なリユース商品の流通履歴データを商品識別子またはユニーク識別子に関連付けた状態で記憶し、リユース商品の流通時に、商品識別子またはユニーク識別子に対応する流通履歴データを出力するリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、リユース商品の独自の商品識別子やユニーク識別子を利用し、各リユース商品の流通や売買に必要な流通履歴データを一元的に管理することができ、リユース商品の流通時にリユース商品の各種流通履歴データを入力する手間を省くことができ、リユース市場において各リユース商品をスムースに流通させることができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、各リユース商品の流通や売買に必要なリユース商品の流通履歴データをその流通の度毎に出力することができ、各リユース商品の流通や売買に必要なリユース商品の流通履歴データを流通の度毎に知ることができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、各リユース商品の流通や売買に必要なリユース商品の流通履歴データを流通の度毎に知ることができるから、リユース市場において各リユース商品をスムースかつ安心して取引することができる。
【0043】
バーコードに表されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する流通履歴データを出力し、または、ICチップに記憶されたユニーク識別子が示す商品識別子に対応する流通履歴データを出力するリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、ユニーク識別子を表すバーコードやユニーク識別子を記憶したICチップを利用し、バーコードを読み取ることで、バーコードが表すユニーク識別子に対応する流通履歴データを直ちに出力することができ、ICチップを読み取ることで、ICチップに記憶されたユニーク識別子に対応する流通履歴データを直ちに出力することができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、バーコードが表すユニーク識別子に対応する流通履歴データやICチップに記憶されたユニーク識別子に対応する流通履歴データを直ちに出力することができるから、各リユース商品の流通や売買に必要なリユース商品の流通履歴データを流通の度毎に知ることができ、リユース市場において各リユース商品をスムースかつ安心して取引することができる。
【0044】
リユース商品の流通時が企業対企業におけるリユース商品の売買時、企業対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買時、個人ユーザー対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買時であるリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、企業対企業におけるリユース商品の売買時や企業対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買時、個人ユーザー対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買時に不正商品を見破ることができ、企業対企業におけるリユース商品の売買時や企業対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買時、個人ユーザー対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買時における不正商品の売買を防ぐことができ、企業対企業や企業対個人ユーザー、個人ユーザー対個人ユーザーにおいてリユース商品を安全に売買することができる。
【0045】
企業対企業におけるリユース商品の売買が企業対企業におけるリユース商品のオークションであり、企業対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買と個人ユーザー対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買とが所定のウェブサイトを利用した企業対個人ユーザーおよび個人ユーザー対個人ユーザーにおけるリユース商品の売買であるリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、企業対企業におけるリユース商品のオークション時や企業対個人ユーザーおよび個人ユーザー対個人ユーザーにおける所定のウェブサイトを利用したリユース商品の売買時に不正商品を見破ることができ、企業対企業におけるリユース商品のオークション時や企業対個人ユーザーおよび個人ユーザー対個人ユーザーにおける所定のウェブサイトを利用したリユース商品の売買時に不正商品の売買を防ぐことができ、企業対企業や企業対個人ユーザー、個人ユーザー対個人ユーザーにおいてリユース商品を安全に売買することができる。
【0046】
タグに表示されたバーコードとタグに取り付けられたICチップとのうちの少なくとも一方からユニーク識別子を所定の通信端末に登録し、通信端末に登録されたユニーク識別子に対応するリユース商品が盗取された場合、所定の盗難信号とともに盗取されたリユース商品のユニーク識別子を通信端末からリユース商品流通管理システムに送信し、通信端末から送信された盗難品のユニーク識別子を逐次受信するとともに、逐次受信した盗難品のユニーク識別子が示す商品識別子を不正商品識別子として記憶更新するリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、タグに表示されたバーコードやタグに取り付けられたICチップからユニーク識別子を所定の通信端末に登録することで、タグを紛失したとしても、ユニーク識別子を確保することができ、通信端末に登録されたユニーク識別子に対応するリユース商品が盗取された場合、所定の盗難信号とともに盗取されたリユース商品のユニーク識別子を通信端末からリユース商品流通管理システムに送信することで、その盗難品のユニーク識別子に対応する商品識別子を不正商品識別子として直ちに記憶することができ、盗難品のリユース市場への流通や盗難品の売買を迅速に防ぐことができる。
【0047】
通信端末がリユース商品を市場に流通させる企業の通信端末、リユース商品を売買する個人ユーザーの携帯通信端末であり、企業の通信端末または個人ユーザーの携帯通信端末からリユース商品流通管理システムの通信端末に盗難信号および盗取されたリユース商品のユニーク識別子を送信するリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、タグが附属するリユース商品を所持する企業や個人ユーザーがそのリユース商品を盗取された場合、所定の盗難信号とともに盗取されたリユース商品のユニーク識別子を通信端末や携帯通信端末からリユース商品流通管理システムの通信端末に送信することで、その盗難品のユニーク識別子に対応する商品識別子を不正商品識別子として直ちに記憶することができ、盗難品のリユース市場への流通や盗難品の売買を迅速に防ぐことができる。
【発明を実施するための形態】
【0049】
リユース商品流通管理システムの利用形態の一例を示す図である
図1等の添付の図面を参照し、本発明に係るリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法の詳細を説明すると、以下のとおりである。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、独自の商品識別子を有する各種複数のリユース商品の流通を管理することで、リユース市場における不正商品の流通を監視し、不正商品が流通過程において売買されることを防止する。
【0050】
リユース商品としてシリアル番号(商品識別子)を有する時計Wを例とし、不正商品として盗取された時計W(盗難品)を例とするとともに、盗取された時計Wの盗難品(不正商品)のシリアル番号の提供者として捜査機関Bを例としてリユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法を説明する。なお、リユース商品には、時計Wの他に、シリアル番号や個体識別番号等の独自の商品識別子を有するあらゆるリユース商品が含まれる。不正商品には、盗難品の他に、偽物やレプリカ、コピー品、禁輸品、欠陥品、知的財産権侵害品等が含まれる。時計Wの盗難品のシリアル番号の提供者には、捜査機関Bの他に、官公庁や会員事業者、協賛企業等の善意の提供者が含まれる。
【0051】
リユース商品流通管理システムは、システムを提供(管理運営)するシステム提供者A(事業法人)が契約するデータセンター10(クラウドを含む)に構築されている。なお、リユース商品流通管理システムがそれを管理運営するシステム提供者Aの事業所に設置されたシステム提供者サーバ11に構築されていてもよい。データセンター10またはシステム提供者サーバ11には、QRコード(登録商標)(バーコード)作成アプリケーションがインストールされている。
【0052】
なお、リユース商品流通管理システム(リユース商品流通管理方法)では、QRコードを利用しているが、QRコードの他のSPコードやベリコード、マキシコード、CPコード、DataMatrix、Code1、AztecCode、Super Code、Ultra Code等の既存の二次元バーコードまたは今後開発されるあらたな二次元バーコードを使用することもできる。また、二次元バーコードではなく一次元バーコードを利用することもできる。
【0053】
リユース商品流通管理システム(リユース商品流通管理方法)は、それを実行するためのシステム実行アプリケーションがリユース商品(時計W)の買取業者Dの事業所に設置された買取業者サーバ12、リユース商品(時計W)のオークションを管理運営するオークション事業者Eのオークション会場に設置されたオークション事業者サーバ13、リユース商品(時計W)の販売業者Fの事業所に設置された販売業者サーバ14、ウェブサイト(ECサイト)を管理運営するウェブサイト事業者Gのウェブサイト事業者サーバ15、各国の捜査機関Bに設置された捜査機関サーバ16、リユース商品を買い取る買い手H(企業または個人ユーザー)が所持するスマートフォン17にインストールされている。
【0054】
買取業者Dやオークション事業者E、販売業者F、ウェブサイト事業者G、買い手H(企業または個人ユーザー)は、システム提供者Aとシステム利用契約を締結し、システムの会員事業者や個人会員になることでリユース商品流通管理システムを実行するアプリケーションが提供され、リユース商品流通管理システムが提供するサービスを受けることができる。なお、買い手H(企業または個人ユーザー)とはシステム利用契約を締結しない場合があり、この場合、買い手H(企業または個人ユーザー)は、リユース商品の買取時におけるリユース商品流通管理システムが提供するサービスを受けることができない。
【0055】
図1では、1台の買取業者サーバ12や1台のオークション事業者サーバ13、1台の販売業者サーバ14、1台のウェブサイト事業者サーバ15、1台の捜査機関サーバ16、1台のスマートフォン17を図示しているが、実際のリユース商品流通管理システム(リユース商品流通管理方法)では、複数台の買取業者サーバ12やオークション事業者サーバ13、販売業者サーバ14、ウェブサイト事業者サーバ15、捜査機関サーバ16、スマートフォン17が存在する。なお、買い手H(企業または個人ユーザー)は、スマートフォン17の他に、自己が所有するパソコンやタブレットによってリユース商品を買い取ることができる。
【0056】
買取業者サーバ12やオークション事業者サーバ13、販売業者サーバ14、ウェブサイト事業者サーバ15、捜査機関サーバ16は、買取業者Dやオークション事業者E、販売業者F、ウェブサイト事業者Gの事業所や各捜査機関Bに設置される場合、または、それら業者D〜Gや各捜査機関Bが契約するデータセンター(クラウドを含む)に設置される場合がある。システム提供者サーバ11や買取業者サーバ12、オークション事業者サーバ13、販売業者サーバ14、ウェブサイト事業者サーバ15、捜査機関サーバ16は、中央処理部(CPUまたはMPU)とメモリ(メインメモリおよびキャッシュメモリ)とを有して独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作するコンピュータ(仮想マシンを含む)であり、大容量記憶領域(大容量ハードディスク等)を実装している。システム提供者サーバ11の大容量記憶領域には、盗難情報データベース、商品情報データベース、顧客情報データベースが作成されている。
【0057】
システム提供者サーバ11や買取業者サーバ12、オークション事業者サーバ13、販売業者サーバ14、ウェブサイト事業者サーバ15、捜査機関サーバ16は、DNSサーバ機能、データベースサーバ機能、Webサーバ機能、メールサーバ機能、ドキュメントサーバ機能の各種サーバ機能を有し、インターネット18に接続された各種複数のDNSサーバ等を経由しつつ、インターネット18を利用してアクセス制限がない不特定多数のサーバや携帯通信端末(スマートフォンやタブレット等)にアクセスかつログインすることができるとともに、インターネット18において各種検索エンジンを利用することができる。スマートフォン17は、メモリに格納されたウェブブラウザを利用してインターネット18に接続可能であり、インターネット18を利用してアクセス制限がない不特定多数の他のサーバや携帯通信端末にアクセスかつログインすることができるとともに、インターネット18において各種検索エンジンを利用することができる。
【0058】
システム提供者サーバ11の記憶領域に作られた顧客情報データベースには、買取業者サーバ12やオークション事業者サーバ13、販売業者サーバ14、ウェブサイト事業者サーバ15、捜査機関サーバ16のサーバ特定情報(サーバ識別子)およびURL、スマートフォン17の通信端末特定情報(通信端末識別子)およびURL、売り手C(所有者や占有者等の企業または個人ユーザー)や買取業者D、オークション事業者E、販売業者F、ウェブサイト事業者Gのメールアドレスおよび個別情報が格納(記憶)されている。
【0059】
システム提供者サーバ11の記憶領域に作られた商品情報データベースには、各種複数の時計W(リユース商品)の買い取り価格や各種複数の時計W(リユース商品)の商品データが時計Wのシリアル番号(商品識別子)に関連付けられた状態で格納(記憶)されている。時計W(リユース商品)の買い取り価格は、時計Wの機種(型式)や製造年月日によって異なり、随時最新のものに更新される。時計Wの機種(型式)や製造年月日は、時計Wのシリアル番号(商品識別子)によって特定される。時計Wの商品データには、時計Wの製造メーカー、時計Wの製造年月日、時計Wのシリーズ名、時計Wの新品時の値段等が含まれる。
【0060】
サーバ特定情報や通信端末特定情報には、それらのIPアドレスやMACアドレス、URL、メールアドレス、Cookie情報、固体識別番号等を利用することができる他、それらを識別するユニークな識別子を利用することができる。売り手C(所有者や占有者等の企業または個人ユーザー)や買取業者D、オークション事業者E、販売業者F、ウェブサイト事業者Gの個別情報には、事業者コード(買取業者コード、オークション事業者コード、販売業者コード、ウェブサイト事業者コード)や個人ユーザーコード、事業者や個人ユーザーのID番号やパスワード、事業者や個人ユーザーの法人名や氏名、名称、事業者や個人ユーザーの住所または居所、事業者や個人ユーザーの電話番号(固定電話番号や携帯電話番号)、事業者や個人ユーザーのFAX番号、個人ユーザーの年齢や性別等がある。
【0061】
図2は、時計W(盗難品)のシリアル番号(商品識別子)受信の一例を説明する図である。盗取された時計W(盗難品)のシリアル番号(商品識別子)は、各国の捜査機関からシステム提供者に伝えられる。
図2では、A国〜C国を図示しているが、国に制限はなく、時計W(盗難品)の商品識別子を提供するあらゆる国が含まれる。各国の捜査機関は、個人や各事業者から時計Wの盗難届が提出された場合、または、時計Wが盗難品であることを知った場合、捜査機関サーバ16a〜16cを利用して時計W(盗難品)のシリアル番号(商品識別子)をシステム提供者Aに提供する。
【0062】
各捜査機関の担当者は、各捜査機関サーバ16a〜16cにおいてシステム実行アプリケーションを起動した後、インターネット18に接続する。次に、システム提供者サーバ11のURLを利用してシステム提供者サーバ11にアクセスかつログインする。システム提供者サーバ11にログインした後、時計W(盗難品)のシリアル番号(商品識別子)、時計W(盗難品)の各種盗難品データをシステム提供者サーバ11に送信する(商品識別子第1送信手段(商品識別子第1送信工程))。なお、時計W(盗難品)のシリアル番号(商品識別子)や時計W(盗難品)の各種盗難品データは、各捜査機関サーバ16a〜16cに記憶されている。
【0063】
時計W(盗難品)の盗難品データには、盗取された時計Wの製造メーカー、盗取された時計Wの名称(シリーズ名)、盗取された時計Wの新品時の値段、盗取された時計Wの製造年月日、盗難日時、盗難場所、盗取された時計Wの所有者または占有者データ、データ提供国名等が含まれる。なお、時計W(盗難品)のシリアル番号提供者に官公庁や会員事業者、協賛企業等が含まれる場合は、時計W(盗難品)のシリアル番号(商品識別子)や時計W(盗難品)の各種盗難品データが官公庁や会員事業者、協賛企業等のサーバからシステム提供者サーバ11に送信される。
【0064】
システム提供者サーバ11は、それら捜査機関サーバ16a〜16cから送信された時計W(盗難品)のシリアル番号(商品識別子)、時計W(盗難品)の各種商品データを受信する(商品識別子受信手段(商品識別子受信工程))。システム提供者サーバ11は、受信した時計W(盗難品)のシリアル番号(商品識別子)を不正商品識別子として盗難情報データベースに格納(記憶)するとともに(不正商品識別子記憶手段(不正商品識別子記憶工程))、時計W(盗難品)の各種盗難品データをシリアル番号(商品識別子)に関連付けた状態で盗難情報データベースに格納(記憶)する。なお、時計W(盗難品)のシリアル番号の受信時にシステム提供者サーバ11がユニーク識別子(GUID等)を生成し、時計W(盗難品)の不正商品識別子(シリアル番号)と時計W(盗難品)の各種盗難品データとをユニーク識別子に関連付けた状態で盗難情報データベースに格納(記憶)する場合もある。
【0065】
時計W(盗難品)のシリアル番号(商品識別子)および時計W(盗難品)の各種盗難品データは、それら捜査機関サーバ16a〜16cからシステム提供者サーバ11に逐次送信される。システム提供者サーバ11は、時計W(盗難品)のシリアル番号(商品識別子)および時計W(盗難品)の各種盗難品データをそれら捜査機関サーバ16a〜16cから逐次受信し、逐次受信した時計W(盗難品)のシリアル番号(商品識別子)を受信する度毎に不正商品識別子として記憶更新するとともに、逐次受信した時計W(盗難品)の各種盗難品データを受信する度毎に記憶更新する。システム提供者サーバ11の盗難情報データベースには、それら捜査機関サーバ16a〜16cから逐次送信された時計W(盗難品)の不正商品識別子(シリアル番号)および時計W(盗難品)の各種盗難品データが蓄積される。
【0066】
図3は、時計W(新品またはリユース商品)の買取およびオークションの利用形態の一例を示す図であり、
図4は、時計W(新品またはリユース商品)の買取の一例を説明するフロー図である。
図5は、時計W(リユース商品)に附属させるタグ19の一例を示す図であり、
図6は、買取業者Dにおけるシリアル番号(商品識別子)登録手順の一例を示すフロー図である。
図7は、買取業者Dにおける商品データ登録手順の一例を示すフロー図である。以下の説明では、システム提供者サーバ11、買取業者サーバ12、オークション事業者サーバ13、販売業者サーバ14、ウェブサイト事業者サーバ15、スマートフォン17においてシステム実行アプリケーションが起動しているものとする。
【0067】
時計W(新品またはリユース商品(中古品))は、
図3に示すように、売り手C(所有者や占有者等の企業または個人ユーザー)から買取業者Dに買い取られた後、オークション事業者Eによってオークションにかけられる。時計W(新品またはリユース商品)は、所定の販売業者Fがオークションによって落札することによって販売業者Fに引き取られる。買取業者Dは、時計W(新品またはリユース商品)の買取を専門とする業者であり、販売業者Fは、時計W(リユース商品)の販売を専門とする業者である。
【0068】
時計W(新品またはリユース商品)の売り手C(所有者や占有者等の企業または個人ユーザー)が時計Wを売る場合、
図4に示すように、売り手Cが買取業者Dの店舗に来店し、時計Wの買い取りを買取業者Dに依頼し、売り渡し対象の時計Wを買取業者Dに提示する。なお、買取業者Dの買取業者サーバ12は、システム実行アプリケーションが起動し、インターネット18を介してシステム提供者サーバ11にログインしている。
【0069】
買取業者Dは、売り手Cの売り渡し意思を確認した後、買い取りカード(図示せず)を売り手Cに渡し、買い取りカードへの必要事項の記入を依頼する。買い取りカードの記入必要事項には、買い取り依頼年月日、売り手Cの法人名や氏名、住所または居所、メールアドレス、連絡先電話番号(固定電話番号、携帯電話番号)、FAX番号、年齢や性別、時計Wのシリーズ名、時計Wのシリアル番号(商品識別子)等があるが、記入必要事項は任意に設定することができる。なお、時計Wが販売業者Fから購入したリユース商品(中古品)である場合、買い取りカードには、時計W(リユース商品)の販売業者名、時計W(リユース商品)の購入価格、時計W(リユース商品)の購入年月日を記入する。
【0070】
売り手Cは、必要事項を記入した買い取りカードを買取業者Dに渡す。買取業者Dは、時計W(新品またはリユース商品)の買取時(リユース商品の流通時)に、時計W現物のシリアル番号(商品識別子)および買い取りカードに記入された時計Wのシリアル番号(商品識別子)を確認し、時計Wのシリアル番号(商品識別子)(買取依頼年月日を含む)を買取業者サーバ12に入力する。入力された時計Wのシリアル番号(商品識別子)(買取業者名、買取業者コード、買取依頼年月日を含む)は、買取業者サーバ12からシステム提供者サーバ11に送信される。
【0071】
買取業者サーバ12から送信された時計Wのシリアル番号(商品識別子)は、システム提供者サーバ11に入力される(商品識別子入力手段(商品識別子入力工程))。システム提供者サーバ11は、時計W(新品またはリユース商品)の買取時(リユース商品の流通時)に、識別子入力手段(商品識別子入力工程)によって入力された時計Wのシリアル番号(商品識別子)(買取業者サーバ12から送信された時計Wのシリアル番号)と不正商品識別子記憶手段(不正商品識別子記憶工程)によって盗難情報データベースに記憶した不正商品識別子とを比較し、時計Wのシリアル番号(商品識別子)と不正商品識別子とが一致した場合、買取対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が盗難品(不正商品)に該当すると判断する(不正商品判断手段(不正商品判断工程)。
【0072】
なお、後記するタグ19が時計W(ユース商品)に附属している場合、買取業者サーバ12に接続されたバーコードリーダやICタグリーダ/ライタによってタグ19に表示されたQRコード20やタグ19に設置されたICチップ21を読み込み、ICチップ21やQRコード20から取得したユニーク識別子を買取業者サーバ12からシステム提供者サーバ11に送信する。システム提供者サーバ11は、オークション事業者サーバ13から送信されたユニーク識別子が示す時計Wのシリアル番号(商品識別子)を特定しつつ(商品識別子入力手段(商品識別子入力工程))、ユニーク識別子に対応する時計Wのシリアル番号(商品識別子)と不正商品識別子記憶手段(不正商品識別子記憶工程)によって記憶した不正商品識別子とを比較し、買取対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が盗難品(不正商品)に該当するか否かと判断する(不正商品判断手段(不正商品判断工程)。
【0073】
システム提供者サーバ11は、買取対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が盗難品(不正商品)に該当すると判断した場合、買取業者サーバ12に接続されたディスプレイに盗難品メッセージ(不正商品メッセージ)を出力(表示)する(不正商品メッセージ出力手段(不正商品メッセージ出力工程))。不正商品メッセージは、盗品を示す文字や画像の他、音声で伝えることもできる。盗難品メッセージ(不正商品メッセージ)を見た買取業者Dは、時計W(新品またはリユース商品)の買い取りができないことを売り手Cに伝えるとともに、時計W(盗難品)の発見を捜査機関に伝える。
【0074】
リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、時計W(新品またはリユース商品)の買取時(流通時)に時計Wのシリアル番号(商品識別子)を入力し、入力したシリアル番号(商品識別子)が不正商品識別子に一致した場合、買取対象(流通対象)の時計Wを盗難品(不正商品)と判断するから、時計W(新品またはリユース商品)の買取(流通)において盗難品(不正商品)が見落とされることはなく、時計W(新品またはリユース商品)の買取(流通)において盗難品(不正商品)を確実に見破ることができ、盗難品(不正商品)の買取(流通)を未然に防ぐことができるとともに、買取業者Dにおいて真正な時計Wの買取を行うことができる。
【0075】
システム提供者サーバ11は、入力された時計Wのシリアル番号(商品識別子)と記憶した不正商品識別子とを比較した結果、時計Wのシリアル番号(商品識別子)と不正商品識別子とが不一致の場合、買取対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が不正商品に該当しないと判断する(不正商品判断手段(不正商品判断工程)。システム提供者サーバ11は、買取対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が不正商品に該当しないと判断した場合、買取業者サーバ12に接続されたディスプレイに買取OKメッセージを出力(表示)する(買取OKメッセージ出力手段(買取OKメッセージ出力工程))。買取OKメッセージは、それを示す文字や画像の他、音声で伝えることもできる。
【0076】
買取OKメッセージを見た買取業者Dは、買取対象の時計W(新品またはリユース商品)の買い取り価格を売り手Cに提示する。買取対象の時計Wの買い取り価格は、システム提供者サーバ11の商品情報データベースに記憶されている。システム提供者サーバ11は、入力された買取対象の時計Wのシリアル番号(商品識別子)に対応する時計Wの買い取り価格を商品情報データベースから抽出し、その買い取り価格を買取業者サーバ12に接続されたディスプレイに出力(表示)する。売り手Cが提示された買い取り価格で買い取りを承諾した場合、売買契約が成立する。買取業者Dは、契約書兼任の買い取りカードの控えを売り手Cに渡すとともに、買い取り金額(現金)を売り手Cに渡す。
【0077】
次に、買取業者Dは、QRコード(バーコード)生成のためのセルサイズやセル数、画像形式等を指定しつつ、ユニーク識別子の生成と生成したユニーク識別子を表すQRコード(バーコード)の生成とを買取業者サーバ12を介してシステム提供者サーバ11に要求する。システム提供者サーバ11は、買取業者サーバ12の要求に従ってユニーク識別子を生成するとともに(ユニーク識別子生成手段(ユニーク識別子生成工程))、生成したユニーク識別子を表すQRコード(バーコード)を生成し、生成したユニーク識別子とQRコードとを買取業者サーバ12に送信する。システム提供者サーバ11は、生成したユニーク識別子をキャッシュメモリに一時的に格納する。
【0078】
買取業者Dは、買取業者サーバ12に接続されたプリンターを利用し、受信したQRコード20を表示(印刷)したタグ19を作成する。タグ19には、
図5に示すように、その表面にユニーク識別子を表すQRコード20が表示(印刷)されているとともに、ICチップ21が設置固定されている。買取業者Dは、買取業者サーバ12に接続されたICタグリーダ/ライタ(図示せず)を利用し、タグ19に設置されたICチップ21にユニーク識別子を書き込む。なお、タグ19には、QRコード20のみが表示されていてもよく、ICチップ21のみが設置固定されていてもよい。
【0079】
次に、買取業者Dは、買取業者サーバ12に接続されたバーコードリーダ(図示せず)を利用し、タグ19に表示されたQRコード20をバーコードリーダで読み込んでQRコード20が表すユニーク識別子をシステム提供者サーバ11に送信する。または、買取業者サーバ12に接続されたICタグリーダ/ライタを利用し、タグ19に設置されたICチップ21に記憶されたユニーク識別子をICタグリーダ/ライタで読み込んでそのユニーク識別子をシステム提供者サーバ11に送信する。システム提供者サーバ11は、買取業者サーバ12からユニーク識別子を受信すると、
図6に示すように、買取業者サーバ12に接続されたディスプレイに買い取った時計Wのシリアル番号(商品識別子)のシリアル番号入力画面を表示する。
【0080】
買取業者Dは、シリアル番号入力画面のシリアル番号入力エリアに買い取った時計Wのシリアル番号(商品識別子)を入力した後、登録ボタンをクリック(タップ)する。登録ボタンをクリック(タップ)すると、システム提供者サーバ11は、入力されたシリアル番号(商品識別子)をユニーク識別子に関連付けた状態で商品情報データベースに格納(記憶)する(商品識別子記憶手段(商品識別子記憶工程))。
【0081】
システム提供者サーバ11は、シリアル番号(商品識別子)を商品情報データベースに格納した後、
図7に示すように、買い取った時計Wの商品データや顧客データの商品・顧客データ入力画面を買取業者サーバ12に接続されたディスプレイに表示する。商品・顧客データ入力画面には、商品データ入力エリアおよび顧客データ入力エリアが表示される。買取業者Dは、商品・顧客データ入力画面の商品データ入力エリアに時計W(リユース商品)の各種の商品データを入力するとともに、顧客データ入力エリアに売り手Cの各種の顧客データを入力する。
【0082】
買取業者Dは、商品データ入力エリアや顧客データ入力エリアに商品データや顧客データを入力した後、登録ボタンをクリック(タップ)する。登録ボタンをクリック(タップ)すると、システム提供者サーバ11は、入力された商品データや顧客データ(買取業者コード、買取日時を含む)をシリアル番号(商品識別子)とユニーク識別子とのうちの少なくとも一方に関連付けた状態で商品情報データベースや顧客情報データベースに格納(記憶)する(商品データ記憶手段(商品データ記憶工程))。
【0083】
商品データ入力エリアに入力される商品データには、時計Wの製造メーカー、時計Wの製造年月日、時計Wのシリーズ名、時計Wの新品時の値段、時計Wの買い取り価格がある。顧客データ入力エリアに入力される顧客データには、売り手Cの氏名や名称、住所または居所、電話番号(固定電話番号や携帯電話番号)、FAX番号、メールアドレス、年齢や性別等がある。
【0084】
なお、時計Wがリユース商品であり、時計W(リユース商品)の買取業者Dによる買い取りが2回目以降の場合、買取業者サーバ12に接続されたディスプレイには、商品データ入力エリア、顧客データ入力エリア、流通履歴データ入力エリアが表示される。流通履歴データ入力エリアには、1次〜n次買取業者、1次〜n次買取価格、1次〜n次買取日時等の流通履歴データが入力される。顧客データ入力エリアには、1次〜n次売り手Cの各種の顧客履歴データが入力される。システム提供者サーバ11は、入力された流通履歴データや顧客履歴データをシリアル番号(商品識別子)とユニーク識別子とのうちの少なくとも一方に関連付けた状態で商品情報データベースや顧客情報データベースに格納(記憶)する(流通履歴データ記憶手段(流通履歴データ記憶工程))。時計W(リユース商品)の買い取り手続きが終了した後、買取業者Dは、買い取った時計Wにタグ19を付けてその時計Wをオークション事業者Eに送る。
【0085】
図8は、時計W(ユース商品)のオークションの一例を説明するフロー図であり、
図9は、商品データ出力手順の一例を示すフロー図である。
図10は、商品情報表示画面の一例を示す図であり、
図11は、オークション事業者Eにおける商品データ登録手順の一例を示すフロー図である。タグ19が附属した時計W(ユース商品)は、リユース商品のオークションを管理運営するオークション事業者Eのオークション会場においてオークションにかけられ、オークションによって所定の販売業者14に落札される。
【0086】
買い取られた時計W(ユース商品)が買取業者Dからオークション事業者Eに送られた後、オークション事業者Eは、オークション事業者サーバ13に接続されたICタグリーダ/ライタによって時計Wに付けられたタグ19のICチップ21を読み込み、または、オークション事業者サーバ13に接続されたバーコードリーダによってタグ19に表示されたQRコード20を読み込む。
【0087】
オークション事業者サーバ13は、ICチップ21に格納されたユニーク識別子を取得し、そのユニーク識別子をキャッシュメモリに一時的に格納し、または、QRコード20が示すユニーク識別子を取得し、そのユニーク識別子をキャッシュメモリに一時的に格納する。次に、オークション事業者サーバ13は、
図8に示すように、ICチップ21やQRコード20から取得したユニーク識別子をシステム提供者サーバ11に送信する。オークション事業者サーバ13から送信されたユニーク識別子は、システム提供者サーバ11に入力される。
【0088】
システム提供者サーバ11は、オークション事業者サーバ13から送信されたユニーク識別子が示す時計Wのシリアル番号(商品識別子)を特定しつつ(商品識別子入力手段(商品識別子入力工程))、ユニーク識別子に対応する時計Wのシリアル番号(商品識別子)と不正商品識別子記憶手段(不正商品識別子記憶工程)によって記憶した不正商品識別子とを比較し、オークション対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が盗難品(不正商品)に該当するか否かと判断する(不正商品判断手段(不正商品判断工程)。
【0089】
システム提供者サーバ11は、シリアル番号(商品識別子)と不正商品識別子とが一致し、オークション対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が盗難品(不正商品)に該当すると判断した場合、買取業者サーバ12やオークション事業者サーバ13に接続されたディスプレイに盗難品メッセージ(不正商品メッセージ)を出力(表示)するとともに(不正商品メッセージ出力手段(不正商品メッセージ出力工程))、商品情報出力ボタンを出力(表示)する。
【0090】
買取業者サーバ12やオークション事業者サーバ13のディスプレイに出力された商品情報出力ボタンをクリックすると、システム提供者サーバ11は、ユニーク識別子やユニーク識別子が示すシリアル番号(商品識別子)に対応すると商品データや顧客データ、流通履歴データ、盗難データを商品情報データベースや顧客情報データベース、盗難情報データベースから抽出し、抽出した商品データや顧客データ、流通履歴データ、盗難データを買取業者サーバ12やオークション事業者サーバ13に送信する(商品データ送信手段(商品データ送信工程))、(流通履歴データ送信手段(流通履歴データ送信工程))。
【0091】
買取業者サーバ12やオークション事業者サーバ13のディスプレイには、システム提供者サーバ11から送信された商品データや顧客データ、流通履歴データ、盗難データを表示した商品情報表示画面22が出力(表示)される(商品データ出力手段(商品データ出力工程))、(流通履歴データ出力手段(流通履歴データ出力工程))。オークション事業者サーバ13は、システム提供者サーバ11から受信した商品データや顧客データ、流通履歴データ、盗難データを販売業者サーバ14に送信する。販売業者サーバ14のディスプレイには、オークション事業者サーバ13から送信された商品データや顧客データ、流通履歴データ、盗難データを表示した商品情報表示画面22が出力(表示)される(商品データ出力手段(商品データ出力工程))、(流通履歴データ出力手段(流通履歴データ出力工程))。なお、商品データや顧客データ、流通履歴データ、盗難データがシステム提供者サーバ11から販売業者サーバ14に直接送信されてもよい。
【0092】
商品情報表示画面22には、
図10に示すように、時計W(リユース商品)の製造メーカー、製造年月日、シリーズ名、新品時の値段、買い取り価格を表示した商品情報表示エリア、時計W(リユース商品)の売り手Cの氏名や名称、住所または居所、電話番号(固定電話番号や携帯電話番号)、FAX番号、メールアドレスを表示した顧客情報表示エリア、時計Wの画像を表示した画像表示エリア、時計Wの状態を表示した状態表示エリア、盗難年月日、管轄警察署を表示した盗難情報表示エリアが表示される。
【0093】
なお、商品情報表示画面22に表示される情報は
図10のそれらに限定されず、その他の情報が表示される場合があるとともに、
図10のそれら情報のうちの特定の情報(たとえば、個人情報)が表示されない場合もある。盗難品メッセージ(不正商品メッセージ)や商品情報表示画面22を見たオークション事業者Eは、時計W(リユース商品)のオークションができないことを買取業者Dや販売業者Fに伝えるとともに、時計W(盗難品)の発見を捜査機関に伝える。
【0094】
リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、時計W(新品またはリユース商品)のオークション時(流通時)にシリアル番号(商品識別子)が不正商品識別子に一致した場合、オークション対象(流通対象)の時計Wを盗難品(不正商品)と判断するから、時計W(リユース商品)のオークション(流通)において盗難品(不正商品)が見落とされることはなく、時計W(リユース商品)のオークション(流通)において盗難品(不正商品)を確実に見破ることができ、盗難品(不正商品)のオークション(流通)を未然に防ぐことができるとともに、オークション事業者Eにおいて真正な時計Wのオークションを行うことができる。
【0095】
システム提供者サーバ11は、ユニーク識別子に対応する時計Wのシリアル番号(商品識別子)と記憶した不正商品識別子とを比較した結果、時計Wのシリアル番号(商品識別子)と不正商品識別子とが不一致の場合、オークション対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が不正商品に該当しないと判断する(不正商品判断手段(不正商品判断工程)。システム提供者サーバ11は、オークション対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が不正商品に該当しないと判断した場合、買取業者サーバ12やオークション事業者サーバ13に接続されたディスプレイにオークションOKメッセージを出力(表示)するとともに(オークションOKメッセージ出力手段(オークションOKメッセージ出力工程))、商品情報出力ボタンを出力(表示)する。オークションOKメッセージは、それを示す文字や画像の他、音声で伝えることもできる。
【0096】
買取業者サーバ12やオークション事業者サーバ13のディスプレイに出力された商品情報出力ボタンをクリックすると、システム提供者サーバ11は、ユニーク識別子やユニーク識別子が示すシリアル番号(商品識別子)に対応すると商品データや顧客データ、流通履歴データを商品情報データベースや顧客情報データベースから抽出し、抽出した商品データや顧客データ、流通履歴データを買取業者サーバ12やオークション事業者サーバ13に送信する(商品データ送信手段(商品データ送信工程))、(流通履歴データ送信手段(流通履歴データ送信工程))。買取業者サーバ12やオークション事業者サーバ13のディスプレイには、システム提供者サーバ11から送信された商品データや顧客データ、流通履歴データを表示した商品情報表示画面が出力(表示)される(商品データ出力手段(商品データ出力工程))、(流通履歴データ出力手段(流通履歴データ出力工程))。
【0097】
オークション事業者サーバ13は、システム提供者サーバ11から受信した商品データや顧客データ、流通履歴データを販売業者サーバ14に送信する。販売業者サーバ14のディスプレイには、オークション事業者サーバ13から送信された商品データや顧客データ、流通履歴データを表示した商品情報表示画面が出力(表示)される(商品データ出力手段(商品データ出力工程))、(流通履歴データ出力手段(流通履歴データ出力工程))。なお、商品データや顧客データ、流通履歴データがシステム提供者サーバ11から販売業者サーバ14に直接送信されてもよい。商品情報表示画面には、
図10の商品情報表示画面22から盗難情報表示エリアを除いた商品情報表示エリア、顧客情報表示エリア、画像表示エリア、状態表示エリアが表示される。
【0098】
オークション事業者Eは、オークションOKメッセージを確認した後、オークション対象(流通対象)の時計W(リユース商品)をオークションにかける。オークションでは、所定の販売業者Fが時計W(リユース商品)を落札することで、その時計W(リユース商品)を買取業者Dから買い取る。オークションが成立した後、オークション事業者Eは、オークション成立データをオークション事業者サーバ13からシステム提供者サーバ11に送信する。時計W(リユース商品)のオークション手続きが終了した後、オークション事業者Eは、落札された時計W(タグ19を含む)を販売業者Fに送る。
【0099】
システム提供者サーバ11は、オークション成立データを受信すると、
図11に示すように、オークションが成立した時計Wの商品データや顧客データ、流通履歴データの商品・顧客・履歴データ入力画面をオークション事業者サーバ13に接続されたディスプレイに表示する。商品・顧客・履歴データ入力画面には、商品データ入力エリア、顧客データ入力エリア、流通履歴データ入力エリアが表示される。オークション事業者Eは、商品・顧客・履歴データ入力画面の商品データ入力エリアに時計W(リユース商品)の各種の商品データを入力し、顧客データ入力エリアに時計W(リユース商品)の各種の顧客データを入力するとともに、流通履歴データ入力エリアに時計W(リユース商品)の各種の流通履歴データを入力する。商品データや顧客データ、流通履歴データのうちの時計Wの買取時のそれらと同一のデータは、その入力を省略することができる。
【0100】
オークション事業者Eは、商品データ入力エリアや顧客データ入力エリア、流通履歴データ入力エリアに商品データや顧客データ、履歴データを入力した後、登録ボタンをクリック(タップ)する。登録ボタンをクリック(タップ)すると、システム提供者サーバ11は、入力された商品データや顧客データ、流通履歴データ(オークション事業者コード、オークション日時を含む)をシリアル番号(商品識別子)とユニーク識別子とのうちの少なくとも一方に関連付けた状態で商品情報データベースや顧客情報データベースに格納(記憶)する(商品データ記憶手段(商品データ記憶工程))、(流通履歴データ記憶手段(流通履歴データ記憶工程))。
【0101】
商品データ入力エリアに入力される商品データには、時計Wの買取時のそれらの他に、オークション落札価格、オークション落札日時が含まれる。顧客データ入力エリアに入力される顧客データは、時計Wの買取時のそれらと同一である。流通履歴データ入力エリアに入力される流通履歴データには、時計Wの買取時のそれらの他に、1次〜n次オークション落札価格、1次〜n次オークション落札日時が含まれる。
【0102】
図12は、時計W(リユース商品)の販売の利用形態の一例を示す図であり、
図13は、時計W(リユース商品)の販売の一例を説明するフロー図である。
図14は、商品情報表示画面の他の一例を示す図であり、
図15は、販売業者Fにおける商品データ登録手順の一例を示すフロー図である。オークションによって落札された時計W(ユース商品)は、落札した販売業者Fに送られ、販売業者Fから買い手H(企業または個人ユーザー)に販売される。販売業者Fは、落札した時計W(ユース商品)をインターネット18上の存在する独自運営のウェブサイト(ECサイト)を利用して販売する。
【0103】
落札された時計W(ユース商品)がオークション事業者Eから販売業者Fに送られた後、販売業者Fは、ウェブサイト(ECサイト)を管理運営するウェブサイト事業者Gに時計W(ユース商品)のウェブサイト(ECサイト)への掲載を依頼する。ウェブサイト事業者Gは、販売業者Fの依頼に基づいて時計W(ユース商品)をウェブサイト(ECサイト)へ掲載する。買い手H(企業または個人ユーザー)は、所持するスマートフォン17を利用してウェブサイト(ECサイト)にアクセスかつログインし、ウェブサイト(ECサイト)に掲載された各種複数のリユース商品を閲覧しつつ、購入希望のリユース商品を購入することができる。
【0104】
ウェブサイト(ECサイト)に掲載された時計W(リユース商品)の購入を希望する買い手H(企業または個人ユーザー)は、所持するスマートフォン17を利用してウェブサイト(ECサイト)にアクセスかつログインし、時計Wを指定しつつ、ウェブサイト(ECサイト)の購入手続きに進む。購入手続きでは、たとえば、買い手H(企業または個人ユーザー)が購入希望の時計Wを指定した後、スマートフォン17のタッチ画面に表示された購入希望アイコンをタップする。
【0105】
買い手Hが購入希望アイコンをタップすると、時計W(リユース商品)の購入希望情報がスマートフォン17からウェブサイト事業者Gのウェブサイト事業者サーバ15に送信されるとともに、購入希望情報がウェブサイト事業者サーバ15から販売業者Fの販売業者サーバ14に送信される。購入希望情報が販売業者サーバ14に送信されると、販売業者サーバ14に接続されたディスプレイには、時計W(リユース商品)に附属したタグのデータ読み取りメッセージとタグのデータ送信メッセージとが表示される。
【0106】
販売業者Fは、データ読み取りメッセージおよびデータ送信メッセージにしたがって、販売業者サーバ14に接続されたICタグリーダ/ライタによって時計Wに付けられたタグ19のICチップ21を読み込み、または、販売業者サーバ14に接続されたバーコードリーダによってタグ19に表示されたQRコード20を読み込む。
【0107】
販売業者サーバ14は、ICチップ21に格納されたユニーク識別子を取得し、そのユニーク識別子をキャッシュメモリに一時的に格納し、または、QRコード20が示すユニーク識別子を取得し、そのユニーク識別子をキャッシュメモリに一時的に格納する。次に、販売業者サーバ14は、
図13に示すように、ICチップ21やQRコード20から取得したユニーク識別子をシステム提供者サーバ11に送信する。販売業者サーバ14から送信されたユニーク識別子は、システム提供者サーバ11に入力される。
【0108】
システム提供者サーバ11は、販売業者サーバ14から送信されたユニーク識別子が示す時計Wのシリアル番号(商品識別子)を特定しつつ(商品識別子入力手段(商品識別子入力工程))、ユニーク識別子に対応する時計Wのシリアル番号(商品識別子)と不正商品識別子記憶手段(不正商品識別子記憶工程)によって記憶した不正商品識別子とを比較し、販売対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が盗難品(不正商品)に該当するか否かと判断する(不正商品判断手段(不正商品判断工程)。
【0109】
システム提供者サーバ11は、シリアル番号(商品識別子)と不正商品識別子とが一致し、オークション対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が盗難品(不正商品)に該当すると判断した場合、販売業者サーバ14やウェブサイト事業者サーバ15に接続されたディスプレイに盗難品メッセージ(不正商品メッセージ)を出力(表示)するとともに(不正商品メッセージ出力手段(不正商品メッセージ出力工程))、商品情報出力ボタンを出力(表示)する。
【0110】
販売業者サーバ14やウェブサイト事業者サーバ15のディスプレイに出力された商品情報出力ボタンをクリックすると、システム提供者サーバ11は、ユニーク識別子やユニーク識別子が示すシリアル番号(商品識別子)に対応すると商品データや顧客データ、流通履歴データ、盗難データを商品情報データベースや顧客情報データベース、盗難情報データベースから抽出し、抽出した商品データや顧客データ、流通履歴データ、盗難データを販売業者サーバ14やウェブサイト事業者サーバ15に送信する(商品データ送信手段(商品データ送信工程))、(流通履歴データ送信手段(流通履歴データ送信工程))。
【0111】
販売業者サーバ14やウェブサイト事業者サーバ15のディスプレイには、システム提供者サーバ11から送信された商品データや顧客データ、流通履歴データ、盗難データを表示した商品情報表示画面23が出力(表示)される(商品データ出力手段(商品データ出力工程))、(流通履歴データ出力手段(流通履歴データ出力工程))。ウェブサイト事業者サーバ15は、システム提供者サーバ11から受信した商品データや顧客データ、流通履歴データ、盗難データを買い手Hが所持するスマートフォン17に送信する。スマートフォン17のタッチ画面には、ウェブサイト事業者サーバ15から送信された商品データや顧客データ、流通履歴データ、盗難データを表示した商品情報表示画面23が出力(表示)される(商品データ出力手段(商品データ出力工程))、(流通履歴データ出力手段(流通履歴データ出力工程))。なお、商品データや顧客データ、流通履歴データ、盗難データがシステム提供者サーバ11から買い手Hのスマートフォン17に直接送信されてもよい。
【0112】
商品情報表示画面23には、
図14に示すように、時計W(リユース商品)の落札年月日、時計W(リユース商品)の落札価格を表示した落札情報表示エリア、時計W(リユース商品)の製造メーカー、製造年月日、シリーズ名、新品時の値段、買い取り価格、販売価格、販売年月日を表示した商品情報表示エリア、時計W(リユース商品)の売り手Cの氏名や名称、住所または居所、電話番号(固定電話番号や携帯電話番号)、FAX番号、メールアドレスを表示した顧客情報表示エリア、時計Wの画像を表示した画像表示エリア、時計Wの状態を表示した状態表示エリア、盗難年月日、管轄警察署を表示した盗難情報表示エリアが表示される。
【0113】
なお、商品情報表示画面23に表示される情報は
図14のそれらに限定されず、その他の情報が表示される場合もあるとともに、
図14のそれら情報のうちの特定の情報(たとえば、個人情報)が表示されない場合もある。盗難品メッセージ(不正商品メッセージ)や商品情報表示画面23を見たウェブサイト事業者Gは、時計W(リユース商品)の販売ができないことを販売業者Fや買い手H(企業または個人ユーザー)に伝えるとともに、時計W(盗難品)の発見を捜査機関に伝える。
【0114】
リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、時計W(リユース商品)の販売時(流通時)にシリアル番号(商品識別子)が不正商品識別子に一致した場合、販売対象(流通対象)の時計Wを盗難品(不正商品)と判断するから、時計W(リユース商品)の販売(流通)において盗難品(不正商品)が見落とされることはなく、時計W(リユース商品)の販売(流通)において盗難品(不正商品)を確実に見破ることができ、盗難品(不正商品)の販売(流通)を未然に防ぐことができるとともに、販売業者Fにおいて真正な時計Wの販売を行うことができる。
【0115】
システム提供者サーバ11は、ユニーク識別子に対応する時計Wのシリアル番号(商品識別子)と記憶した不正商品識別子とを比較した結果、時計Wのシリアル番号(商品識別子)と不正商品識別子とが不一致の場合、販売対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が不正商品に該当しないと判断する(不正商品判断手段(不正商品判断工程)。システム提供者サーバ11は、販売対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が不正商品に該当しないと判断した場合、販売業者サーバ14やウェブサイト事業者サーバ15に接続されたディスプレイに販売OKメッセージを出力(表示)するとともに(販売OKメッセージ出力手段(販売OKメッセージ出力工程))、商品情報出力ボタンを出力(表示)する。販売OKメッセージは、それを示す文字や画像の他、音声で伝えることもできる。
【0116】
販売業者サーバ14やウェブサイト事業者サーバ15のディスプレイに出力された商品情報出力ボタンをクリックすると、システム提供者サーバ11は、ユニーク識別子やユニーク識別子が示すシリアル番号(商品識別子)に対応すると商品データや顧客データ、流通履歴データを商品情報データベースや顧客情報データベースから抽出し、抽出した商品データや顧客データ、流通履歴データを販売業者サーバ14やウェブサイト事業者サーバ15に送信する(商品データ送信手段(商品データ送信工程))、(流通履歴データ送信手段(流通履歴データ送信工程))。販売業者サーバ14やウェブサイト事業者サーバ15のディスプレイには、システム提供者サーバ11から送信された商品データや顧客データ、流通履歴データを表示した商品情報表示画面が出力(表示)される(商品データ出力手段(商品データ出力工程))、(流通履歴データ出力手段(流通履歴データ出力工程))。
【0117】
ウェブサイト事業者サーバ15は、システム提供者サーバ11から受信した商品データや顧客データ、流通履歴データを買い手Hのスマートフォン17に送信する。スマートフォン17のタッチ画面には、ウェブサイト事業者サーバ15から送信された商品データや顧客データ、流通履歴データを表示した商品情報表示画面が出力(表示)される(商品データ出力手段(商品データ出力工程))、(流通履歴データ出力手段(流通履歴データ出力工程))。なお、商品データや顧客データ、流通履歴データがシステム提供者サーバ11から買い手Hのスマートフォン17に直接送信されてもよい。商品情報表示画面には、
図14の商品情報表示画面22から盗難情報表示エリアを除いた落札情報表示エリア、商品情報表示エリア、顧客情報表示エリア、画像表示エリア、状態表示エリアが表示される。
【0118】
ウェブサイト事業者Gは、販売OKメッセージを確認した後、販売対象(流通対象)の時計W(リユース商品)が買い手Hに販売されたことを販売業者Fに伝える。ウェブサイト事業者サーバ15は、販売対象(流通対象)の時計W(リユース商品)の販売成立データをシステム提供者サーバ11、販売業者サーバ14、買い手Hのスマートフォン17に送信する。時計W(リユース商品)の販売手続きが終了した後、販売業者Fは、代金支払方法とともに時計W(タグ19を含む)を買い手Hに送る。
【0119】
システム提供者サーバ11は、販売成立データを受信すると、
図15に示すように、販売が成立した時計Wの商品データや顧客データ、流通履歴データの商品・顧客・履歴データ入力画面を販売業者サーバ14に接続されたディスプレイに表示する。商品・顧客・履歴データ入力画面には、商品データ入力エリア、顧客データ入力エリア、流通履歴データ入力エリアが表示される。販売業者Fは、商品・顧客・履歴データ入力画面の商品データ入力エリアに時計W(リユース商品)の各種の商品データを入力し、顧客データ入力エリアに時計W(リユース商品)の各種の顧客データを入力するとともに、流通履歴データ入力エリアに時計W(リユース商品)の各種の流通履歴データを入力する。商品データや顧客データ、流通履歴データのうちの時計Wのオークション時のそれらと同一のデータは、その入力を省略することができる。
【0120】
販売業者Fは、商品データ入力エリアや顧客データ入力エリア、流通履歴データ入力エリアに商品データや顧客データ、履歴データを入力した後、登録ボタンをクリック(タップ)する。登録ボタンをクリック(タップ)すると、システム提供者サーバ11は、入力された商品データや顧客データ、流通履歴データ(販売事業者コード、販売日時を含む)をシリアル番号(商品識別子)とユニーク識別子とのうちの少なくとも一方に関連付けた状態で商品情報データベースや顧客情報データベースに格納(記憶)する(商品データ記憶手段(商品データ記憶工程))、(流通履歴データ記憶手段(流通履歴データ記憶工程))。
【0121】
商品データ入力エリアに入力される商品データには、時計Wのオークション時のそれらの他に、販売価格、販売日時が含まれる。顧客データ入力エリアに入力される顧客データは、時計Wのオークション時のそれらと同一である。流通履歴データ入力エリアに入力される流通履歴データには、時計Wのオークション時のそれらの他に、1次〜n次販売価格、1次〜n次販売日時が含まれる。
【0122】
リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、時計W(リユース商品)の独自のシリアル番号(商品識別子)やユニーク識別子を利用し、各時計W(各リユース商品)の流通(買取、オークション、販売)に必要な各時計W(各リユース商品)の商品データや顧客データを一元的に管理することができ、各時計W(各リユース商品)の流通時(買取時、オークション時、販売時)に時計Wの各種商品データや顧客データを買取業者Dやオークション事業者E、販売業者F、ウェブサイト事業者Gがその都度独自に入力する手間を省くことができ、リユース市場において各時計W(各リユース商品)をスムースに流通させることができる。
【0123】
リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、各時計W(各リユース商品)の流通(買取、オークション、販売)に必要な各時計W(各リユース商品)の商品データや顧客データをその流通の度毎(買取の度毎、オークションの度毎、販売の度毎)に直ちに出力することができ、各時計W(各リユース商品)の流通(買取、オークション、販売)に必要な各時計W(各リユース商品)の商品データや顧客データを流通の度毎(買取時、オークション時、販売時)に知ることができる。リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、各時計W(各リユース商品)の流通(買取、オークション、販売)に必要な各時計W(各リユース商品)の商品データや顧客データを流通の度毎に知ることができるから、リユース市場において各時計W(各リユース商品)を安心して取引(買取、オークション、販売)することができる。
【0124】
リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、ユニーク識別子を表すQRコード(バーコード)やユニーク識別子を記憶したICチップを利用し、QRコード(バーコード)を読み取ることで、QRコード(バーコード)に表されたユニーク識別子が示す時計Wのシリアル番号(商品識別子)に対応する時計W(リユース商品)の商品データや顧客データを直ちに出力することができ、ICチップを読み取ることで、ICチップに記憶されたユニーク識別子が示す時計Wのシリアル番号(商品識別子)に対応する商品データや顧客データを直ちに出力することができる。
【0125】
リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、QRコード(バーコード)に表されたユニーク識別子が示す時計Wのシリアル番号(商品識別子)に対応する時計W(リユース商品)の商品データや顧客データ、ICチップに記憶されたユニーク識別子が示す時計Wのシリアル番号(商品識別子)に対応する時計W(リユース商品)の商品データや顧客データを直ちに出力することができるから、QRコード(バーコード)やICチップを利用することで、各時計W(各リユース商品)の流通(買取、オークション、販売)に必要な各時計W(各リユース商品)の商品データや顧客データを流通の度毎に知ることができる。
【0126】
図16は、ユニーク識別子の事前登録の一例を説明するフロー図である。販売業者Fから時計W(リユース商品)を購入した買い手H(購入者)は、販売業者Fから送られた時計W(リユース商品)に附属したタグ19に表示されたQRコード20(バーコード)をスマートフォン17(携帯通信端末)や所有するタブレット(携帯通信端末)で撮影し、スマートフォン17やタブレットのQRコードリーダを利用してQRコード20に表されたユニーク識別子をスマートフォン17やタブレットの記憶領域に格納(記憶)する。または、タグ19に設置されたICチップ21をICタグリーダ/ライタによって読み込み、ICチップ21に格納されたユニーク識別子をスマートフォン17やタブレット、所有するパソコン(通信端末)の記憶領域に格納(記憶)する。購入した時計W(リユース商品)のユニーク識別子は、スマートフォン17やタブレット、パソコンに登録される(ユニーク識別子登録手段(ユニーク識別子登録工程))。スマートフォン17やタブレット、パソコンにユニーク識別子を格納(登録)すると、スマートフォン17やタブレットのタッチ画面、パソコンのディスプレイにリユース商品流通管理システムを表すシステムアイコンが表示される。
【0127】
買い手Hは、購入した時計W(リユース商品)が盗取された場合、スマートフォン17やタブレット、パソコンに表示されたシステムアイコンをタップ(クリック)する。システムアイコンをタップ(クリック)すると、スマートフォン17やタブレットのタッチ画面、パソコンのディスプレイには、緊急送信画面(図示せず)が表示される。緊急送信画面には、盗難データ送信ボタン、キャンセルボタンが表示される。キャンセルボタンをタップ(クリック)すると、システムアイコンに戻る。
【0128】
購入した時計W(リユース商品)を盗取された買い手Hがスマートフォン17の盗難データ送信ボタンをタップ(クリック)すると、所定の盗難信号とともに盗取された時計W(リユース商品)のユニーク識別子がスマートフォン17やタブレット、パソコンからシステム提供者サーバ11(リユース商品流通管理システム)に送信される(ユニーク識別子送信手段(ユニーク識別子送信工程))。
【0129】
システム提供者サーバ11は、スマートフォン17やタブレット、パソコンから送信された時計W(盗難品)の盗難信号およびユニーク識別子を受信する(ユニーク識別子受信手段(ユニーク識別子受信工程))。システム提供者サーバ11は、盗難信号およびユニーク識別子を受信すると、受信したユニーク識別子からそのユニーク識別子に対応する時計W(盗難品)のシリアル番号(商品識別子)を特定し、特定したシリアル番号(商品識別子)を不正商品識別子(送信(盗難)日時を含む)として盗難情報データベースに格納(記憶)する(不正商品識別子記憶手段(不正商品識別子記憶工程)。システム提供者サーバ11は、盗難登録済みメッセージをスマートフォン17やタブレット、パソコンに送信する。
【0130】
時計W(盗難品)の盗難信号およびユニーク識別子は、買い手Hのスマートフォン17やタブレット、パソコンからシステム提供者サーバ11に逐次送信される。システム提供者サーバ11は、盗難信号およびユニーク識別子を買い手Hのスマートフォン17やタブレット、パソコンから逐次受信し、逐次受信した時計W(盗難品)のユニーク識別子に対応するシリアル番号(商品識別子)を不正商品識別子として記憶更新する。システム提供者サーバ11の盗難情報データベースには、買い手Hのスマートフォン17やタブレット、パソコンから逐次送信されたユニーク識別子に対応する時計W(盗難品)の不正商品識別子(シリアル番号)が蓄積される。
【0131】
リユース商品流通管理システムおよびリユース商品流通管理方法は、時計W(リユース商品)に附属するタグ19に表示されたQRコード20バーコードやタグ19に取り付けられたICチップ21からユニーク識別子をスマートフォン17(通信端末)やタブレット(通信端末)、パソコン(通信端末)に登録することで、タグ19を紛失したとしても、ユニーク識別子をスマートフォン17やタブレット、パソコンに確保(保存)することができ、スマートフォン17やタブレット、パソコンに登録されたユニーク識別子に対応する時計W(リユース商品)が盗取された場合、所定の盗難信号とともに盗取された時計W(盗難品)のユニーク識別子をスマートフォン17やタブレット、パソコンからシステム提供者サーバ11(リユース商品流通管理システム)に送信することで、その時計W(盗難品)のユニーク識別子に対応するシリアル番号(商品識別子)を不正商品識別子として直ちに記憶することができ、時計W(盗難品)のリユース市場への流通や盗難品の売買、オークションを迅速かつ事前に防ぐことができる。