【解決手段】軒樋支持具1の支持具本体2は、板面を横方向に向けた起立板12を横方向に複数並べてなる板状部10と、起立板12どうしを連結した連結部31と、軒樋5の耳5a、5bを固定する耳固定部40、50と、板状部10の後端部より延出した、建物の外面3に固定される取付部20とを備えている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、足部をある程度厚く形成したとしても、板面を上下方向に向けて設置するかぎり、足部の上下揺動等による損傷等を確実に防止することはできない。また、足部を厚くすることは、その体積が大きくなり製造コストの増大につながるため、得策とは言えない。
【0007】
また、特許文献2のように起立板を有した構造であれば、上下の揺れに対する強度の向上はある程度期待できるが、そもそも同文献技術は、簡易に製造でき、かつ部品点数を削減することを目的としたものであるため、支持具本体の全体としての強度向上を期待できるとはかぎらない。特に横方向の負荷(たとえば軒樋設置後に軒樋を、位置調整などを目的として軒樋を横にずらすことなどによるもの)により起立板の前端部が横方向に揺れて、根元部分等が破損してしまうおそれがある。
【0008】
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、頑丈かつ簡易な構造とすることができる軒樋支持具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の軒樋支持具は、建物の外面より前方に突出するように配される支持具本体を備えた軒樋支持具において、前記支持具本体は、板面を横方向に向けた起立板を横方向に複数並べてなる板状部と、前記起立板どうしを連結した連結部と、軒樋の耳を固定する耳固定部と、前記板状部の後端部より延出した、前記建物の外面に固定される取付部とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の軒樋支持具は、前記支持具本体は1枚の板材を加工形成してなる本体部材を含んで構成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の軒樋支持具は、前記支持具本体は前記耳固定部を構成するための別部材を付加してなることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の軒樋支持具は、前記板状部は後部から前部にかけて上下寸法が小さくなる形状とされることを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の軒樋支持具は、前記耳固定部は前耳吊り支持部と後耳吊り支持部とよりなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の軒樋支持具は上述した構成とされているため、頑丈かつ簡易な構造とすることができる。
【0015】
請求項2に記載の軒樋支持具は上述した構成とされているため、特に支持具本体の製造を簡易化できる。
【0016】
請求項3に記載の軒樋支持具は上述した構成とされているため、軒樋の形状に合わせた形状とすることができ、また軒樋の装着をしやすくすることもできる。
【0017】
請求項4に記載の軒樋支持具は上述した構成とされているため、支持具本体の後部(基部)を頑丈にできるとともに、前部に向けて尖った形状とすることで材料を節約することができる。
【0018】
請求項5に記載の軒樋支持具は上述した構成とされているため、軒樋支持具を簡易な構造でかつ頑丈な軒樋吊り具として使用することができる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面をもとに説明する。なお、特許請求の範囲および本明細書においては、軒樋支持具1が軒先の外面3に取り付けられた状態を基準として、前後、上下等の方向を規定した。
【0021】
以下の種々の実施形態に係る軒樋支持具1は、建物の外面3より前方に突出するように配される支持具本体2を備えた軒樋支持具である。支持具本体2は、板面を横方向に向けた起立板12を横方向に複数並べてなる板状部10と、起立板12どうしを連結した連結部31、32、33、34と、軒樋5の耳5a、5bを固定する耳固定部40、50(具体的には、前耳固定部40、後耳固定部50)と、板状部10の後端部より延出した、建物の外面3に固定される取付部20とを備えている。
【0022】
これらの軒樋支持具1は、
図2等に示すように、建物の外面3(鼻隠、垂木等)に取り付けられ、それらを複数用いて軒樋5を支持する構成とされる。以下に説明する各実施形態の軒樋支持具1は、いずれも軒樋5を吊り支持する構成であり、前耳固定部40は軒樋5の前耳5aを吊り支持する前耳吊り支持部として、また後耳固定部50は軒樋5の後耳5bを吊り支持する後耳吊り支持具50として作用する。
【0023】
以下、
図1〜
図3に示した軒樋支持具1、
図4に示した軒樋支持具1、
図5〜
図7に示した軒樋支持具1および
図8、
図9に示した3種の軒樋支持具1について、実施形態ごとに順次説明する。
【0024】
図1〜
図3に示した軒樋支持具1の支持具本体2は、本体部材2Aと2つの別部材(後耳載置用部材51およびばね部材60)とよりなる。
【0025】
本体部材2Aは、2枚の起立板12を板状部10として有し、それらは下部の連結部31で連結されている。板状部10(起立板12)は側面視で略三角形とされる。起立板12のそれぞれの後部に板状の取付部20が相互に離れるように折曲形成されている。この取付部20は図例のように、起立板12の上端側(板状部10の溝開口側)に形成されていることが起立板12の溝開口側の揺れを防止するうえで望ましい。
【0026】
この取付部20には建物の外面3に釘22またはビスで固定するための挿通孔21が開設されている。また、本体部材2Aの前端には軒樋5の前耳5aを引っ掛けるように固定する、起立板12の前端より突出した係止突起よりなる前耳固定部40が形成されている。
【0027】
連結部31は2枚の起立板12で構成される溝体の底板部を構成している。この底板部31の一部は、一方の起立板12と他方の起立板12とともに切り欠かれて、開口13が形成されている。この開口13より後述する後耳載置片部55を下方に突出させるように、後耳載置用部材51が溝内に装着、固定されている。
【0028】
後耳載置用部材51は、本体部材2Aの溝内に装着される部材であり、本体部材2Aの溝内に装着される装着部52と、本体部材2Aの開口13より下方に突出した後耳載置片部55とを備えている。装着部52は溝開口を下方に向けてなる凹溝体とされ、両溝壁片53の一部が切り欠かれているとともに、溝壁片53より下方に延びるようにL字状の後耳載置片部55が形成されている。後耳載置片部55の横片55aは先端を前方に向けるように、本体部材2Aの底板部31よりも下側に配されている(以上、
図2参照)。
【0029】
本体部材の底板部31(連結部)の下方外面にはさらに、開口13の前部分を下方より塞ぐように板状のばね部材60がリベット63で固着されている。このばね部材60により、後耳収容空間56が、収容された軒樋5の後耳5bが抜け落ちない程度に塞がれる。
【0030】
後耳載置用部材51は本体部材2Aに対し、切り欠き開口54と本体部材2Aの開口13とが重なるように装着されており、両開口によりできた開口窓57の前部側の縁部と、後耳載置片部55と、ばね部材60とにより、それらにより囲まれてなる、横方向に開口した後耳収容空間56が形成されている。この後耳収容空間56、開口窓57、後耳載置片部55(後耳載置用部材51)およびばね部材60を含んで後耳固定部50が構成されている。
【0031】
図2に示すように、本軒樋支持具1は、後耳固定部50に軒樋5の後耳5bが固定され、前耳固定部40に軒樋5の前耳5aが固定されて軒樋5が吊り支持される構成とされる。また、後耳5bの載置部(後耳載置片部55の横片55aの上面)が底板部31よりも下側に配されているため、図例のように後耳5bが前耳5aよりも低い位置に形成された軒樋5を、軒樋5の底部5cを前後に傾斜させることなく略水平状態に設置することができる。また、後耳載置片部55の突出程度を種々異ならせた後耳載置用部材51を本体部材2Aに組み合わせることで、前耳5aと後耳5bの相対高さ位置関係の異なる種々の軒樋5に対応させて位置調整を図ることができる。
【0032】
軒樋5は、たとえば、前耳5aを前耳固定部40に引っ掛けてから、後耳5bでばね部材60を上方に押圧し、
図2の白抜き矢印方向に弾性変形させて後耳5bを後耳収容空間56に入れ、後耳載置片部55の横片55a上に載せ置くようにして取り付けられる。軒樋5を取り付けた後は、後耳5bに対しばね部材60の後端が接触または近接した状態にあるため、後耳5bが後耳収容空間56より抜け出るおそれはほとんどない。
【0033】
本体部材2Aおよび後耳載置用部材51はいずれも、
図3(a)(b)の展開図に示すように、それぞれ線対称形状の1枚の板材を加工形成してなる。
図3(a)(b)における破線は折曲部であり、これらを折り曲げることで各部材を成形することができる。両部材の連結は、たとえば、展開状態の本体部材2Aの底板部31側の入隅部の図中Aで囲んだ部分に、折り曲げ成形した後耳載置用部材51の溝壁片53の下端53aを溶着してから、本体部材2Aを折り曲げ成形するようにしてもよいし、両部材の重なる部分を軸固定具で固定するようにしてもよい。
【0034】
以上に示した軒樋支持具1によれば、支持具本体2は2枚の板材を起立状態に配してなるため、軒樋支持具1を上下方向の負荷に対し頑丈な形状とすることができる。特に、本実施形態のものは、板状部10が後部から前部にかけて上下寸法が小さくなる形状とされているため、もっとも負荷がかかるとされる後部(建物の外面3の前側の突出基部11)を強固にでき、かつ省材料で支持具本体2を形成することができる。さらに、2枚の起立板12を連結部31で連結させた構造であるため、横方向の負荷に対しても強い。
【0035】
また、簡易な部材により簡単に支持具本体2を構成できるため、材料コスト、製造コストを節約することができる。特に、本体部材2Aが1枚の板材の折曲加工により形成されているため、簡易に支持具本体2を成形でき、また板状部10と連結部31とが一体に成形されているため、頑丈な構造とすることができる。
【0036】
本実施形態の軒樋支持具1は、上述したように別部材として後耳載置用部材51を有しているが、これを有しない構造であってもよい。つまり、別部材としての後耳載置用部材51を用いることなく後耳固定部50を構成した軒樋支持具1であってもよい。
【0037】
ついで、後耳載置用部材51を有しない軒樋支持具1について、
図4を参照して説明する。この軒樋支持具1の支持具本体2は、本体部材2Aと1つの別部材(ばね部材60)とを備えてなる。
【0038】
本体部材2Aは、
図1のものとおおむね同形状とされる。つまり、本体部材2Aは2枚の起立板12を板状部10として有し、それらは下部の連結部31で連結されている。板状部10(起立板12)は側面視で略三角形とされる。起立板12のそれぞれの後部に取付部20が相互に離れるように折曲形成されている。この取付部20は、
図1のものと同様、起立板12の上端側(板状部10の溝開口側)に形成されていることが起立板12の溝開口側の揺れを防止するうえで望ましい。
【0039】
取付部20には建物の外面3に釘22またはビスで固定するための挿通孔21が開設されている。また、本体部材2Aの前端には軒樋5の前耳5aを引っ掛けるように固定する、起立板12の前端より上方に突出した係止突起よりなる前耳固定部40が形成されている。
【0040】
連結部31は2枚の起立板12で構成される溝体の底板部を構成している。この底板部31の一部は、一方の起立板12と他方の起立板12とともに切り欠かれて、開口13が形成されている。この開口13は前後方向の寸法が
図1のものよりもやや小さく、後部側の底板部31(連結部)が開口13側に延びて後耳載置片部31aを構成している。
【0041】
また
図1のものと同様に、本体部材2Aの底板部31(連結部)の下方外面に、開口13の前部分を下方より塞ぐように板状のばね部材60がリベット63で固着されている。このばね部材60は、後耳収容空間56の下部を後耳5bが抜け落ちない程度に塞ぐものである。
【0042】
このように、この軒樋支持具1は、開口13の縁部と、後耳載置片部31aと、ばね部材60とにより、それらにより囲まれてなる、横方向に貫通した後耳収容空間56が形成されている。この後耳収容空間56、開口13、後耳載置片部31aおよびばね部材60を含んで後耳固定部50が構成されている。
【0043】
この軒樋支持具1に対する軒樋5の取り付け方法は、
図1のものとおおむね同様である。なお、
図4で示した軒樋支持具1は、
図1に示した軒樋5と同一形状のものが取り付けられるようになっており、そのため前耳固定部40(係止突起)は、
図1のものと形状がやや異なる。
【0044】
また、本体部材2Aの展開図は省略するが、本体部材2Aは1枚の板材を折曲形成されてなる。
【0045】
本軒樋支持具1の支持具本体2は、上記のようにおおむね
図1のものと同形状であるため、頑丈かつ簡易な構造とすることができる。また、別部材である後耳載置用部材51(
図1参照)を用いない構成であるため、材料コストを抑えることができる。なお、後耳載置用部材51で前後の耳高さの相互位置関係を調整することはできないが、前耳固定部40を種々の位置に形成することにより調整が可能である。さらに、本体部材2Aが1枚の板材の加工により形成されているため、前耳固定部40の設計変更は比較的簡易に行える。
【0046】
つぎに、
図5〜
図7に示した軒樋支持具1について説明する。この軒樋支持具1の支持具本体2は、本体部材2Aと1つの別部材(ばね部材60)とを備えてなる。
【0047】
本体部材2Aは、
図5に示すように、凹溝体を溝開口を下に向けるように配せられる。つまり連結部32は天板部とされる。ようするに、本体部材2Aは2枚の起立板12を板状部10として有し、それらは上部の連結部32で連結されている。板状部10(起立板12)は側面視で略三角形とされる。起立板12のそれぞれの後部に取付部20が相互に離れるように折曲形成されている。この取付部20は、起立板12の下端側(板状部10の溝開口側)に形成されていることが起立板12の溝開口側の揺れを防止するうえで望ましい。
【0048】
この取付部20には建物の外面3に釘22またはビスで固定するための挿通孔21が開設されている。また、本体部材2Aの前端には軒樋5の前耳5aを引っ掛けるように固定する、天板部32の前端より延びた係止フックよりなる前耳固定部40が形成されている。
【0049】
連結部32は2枚の起立板12で構成される溝体の溝底(天板部)を構成している。両起立板12の下側の一部は切り欠かれて開口13が形成されている。後部側の開口縁には、開口側に突出した後耳載置片部14が形成されている。
【0050】
また、起立板12の開口13の前部側にはばね部材60がリベット63で固着されている。このばね部材60は、
図6(b)の拡大図に示すように、前部61の板面が起立板12に固着され得るように横方向を向く一方、後部62の板面が上下方向を向くようにひねり形成されている。このばね部材60は、後耳収容空間56の下部を後耳5bが抜け落ちない程度に塞ぐものである。なお
図6(b)における符号61aは、リベット63の挿通用孔である。
【0051】
このように、この軒樋支持具1は、開口13の縁部と、後耳載置片部14と、ばね部材60とにより、それらにより囲まれてなる、横方向に貫通した後耳収容空間56が形成されている。この後耳収容空間56、開口13、後耳載置片部14およびばね部材60を含んで後耳固定部50が構成されている。
【0052】
この軒樋支持具1に対する軒樋5の取り付け方法は、
図1のものとおおむね同様である。なお、
図5で示した軒樋支持具1は、
図1に示した軒樋5と同一形状のものが取り付けられるようになっており、そのため前耳固定部40(係止フック)は、天板部32の高さ位置よりも低い位置に垂れ下がるように形成してあるが、軒樋5の形状、特に前耳5aと後耳5bの相対高さ位置に対応させて係止フックの位置で調整すればよい。
【0053】
本体部材2Aは、
図7に示すように、1枚の板材を折曲加工して形成されている。
図7における破線は折曲部であり、これらを折り曲げることで本体部材2Aを成形することができる。
【0054】
本軒樋支持具1は、上記のよう構成、形状とされているため、頑丈かつ簡易な構造とすることができる。また、別部材である後耳載置用部材51(
図1参照)を用いない構成であるため、材料コストを抑えることができる。なお、後耳載置用部材51で前後の耳位置を調整することはできないが、前耳固定部40の形状により調整が可能である。本体部材2Aが1枚の板材の加工により形成されているため、前耳固定部40の設計変更は比較的簡易に行える。
【0055】
ついで、さらなる構造、形状の3種の軒樋支持具1について、
図8および
図9(a)(b)をもとに説明する。
【0056】
図8の軒樋支持具1は、支持具本体2(本体部材2A)の連結部33が起立板12の前端をつなぐように前板部として配されている。また、前耳固定部40は、前板部33の上端より前方に延びてなる。後耳固定部50は板状部10の開口13に設けられ、後耳載置片部14、後耳収容空間56を有した構成とされている。また、取付部20は起立板12の後端より折曲延設されている。
【0057】
なお、
図8にはばね部材60の図示を省略したが、ばね部材60(別部材)を備えてもよいし、備えなくてもよく、備えない場合、支持具本体2は1枚の板材(本体部材2A)を加工するだけで形成することができる。なお、
図1、
図4、
図5の軒樋支持具1についても、ばね部材60はなくてもよい。
【0058】
また、
図9(a)の平面図に示した軒樋支持具1は、2つのL字部材2Bを組み合わせて構成されている。L字部材2Bは起立板12と取付部20とを有してなる。なお、起立板12の側面形状については特に限定されない。
【0059】
この軒樋支持具1は、起立板12どうしを対向させて板状部10を形成できるように構成されている。それぞれの起立板12の後部より取付部20が延出され、それらの取付部20が建物の外面3に対し起立板12の外側に固定されている。
【0060】
また、支持具本体2の前部で起立版12どうしがボルト34a、ナット34bおよびボルト挿通体34cで連結されている。つまり、ボルト34a、ナット34bおよびボルト挿通体34cで連結部34を構成している。ボルト挿通体34cは、起立板12の前端部において所定間隔を離間させるためのスペーサとして作用する。なお、前耳固定部40および後耳固定部50については図示を省略する。
【0061】
図9(b)の平面図に示した軒樋支持具1は、3枚の起立板12を略等間隔に並べてなる板状部10と、起立板12の後端を固定した取付部20と、連結部34とを備えている。連結部34はボルト34a、ナット34bおよび2つのボルト挿通体34cよりなる。なお、3枚の起立板12は取付部20用の共通板でつながっているため、この共通板も連結部となり得る。
【0062】
このように、起立板12が3枚以上のものであってもよい。なお、起立板12の側面形状については特に限定されない。
図9(a)(b)の例では、前耳固定部40および後耳固定部50について図示を省略した。
【0063】
以上に示した
図8および
図9(a)(b)の3例についても、
図1等に示した軒樋支持具1とおおむね同様の効果が奏され得ることは言うまでもない。
【0064】
上記の説明では軒樋支持具1として軒樋吊り具を例示説明したが、これには限られず、上記した板状部10、連結部31、32、33、34、耳固定部40、50および取付部20を有した支持具本体2の構成は軒樋受具にも適用され得る。