特開2019-151153(P2019-151153A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2019151153-車載物の保護構造 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-151153(P2019-151153A)
(43)【公開日】2019年9月12日
(54)【発明の名称】車載物の保護構造
(51)【国際特許分類】
   B62D 25/20 20060101AFI20190816BHJP
【FI】
   B62D25/20 N
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2018-36091(P2018-36091)
(22)【出願日】2018年3月1日
(71)【出願人】
【識別番号】000100791
【氏名又は名称】アイシン軽金属株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114074
【弁理士】
【氏名又は名称】大谷 嘉一
(72)【発明者】
【氏名】五之治 巧
(72)【発明者】
【氏名】木戸 耕介
(72)【発明者】
【氏名】川口 聡
【テーマコード(参考)】
3D203
【Fターム(参考)】
3D203AA02
3D203AA31
3D203AA33
3D203BB03
3D203CA04
3D203CA74
3D203CB09
3D203CB22
3D203CB39
(57)【要約】
【課題】車体の下面側に各種機器を装着する際の保護構造の提供を目的とする。
【解決手段】車体の下面側に装着する車載物の保護構造であって、車体側に連結した一対の第1プロテクターと第2プロテクターを備え、前記第1プロテクターと前記第2プロテクターとは連結パネルにて連結してあり、前記連結パネルの下面側に前記車載物を装着してあることを特徴とする。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体の下面側に装着する車載物の保護構造であって、
車体側に連結した一対の第1プロテクターと第2プロテクターを備え、
前記第1プロテクターと前記第2プロテクターとは連結パネルにて連結してあり、
前記連結パネルの下面側に前記車載物を装着してあることを特徴とする車載物の保護構造。
【請求項2】
前記車載物は前記第1プロテクター及び第2プロテクターに締結してあることを特徴とする請求項1記載の車載物の保護構造。
【請求項3】
前記第1プロテクター及び/又は第2プロテクターは前記車載物の側部に位置させた中空断面形状からなる衝撃吸収部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の車載物の保護構造。
【請求項4】
前記連結パネルは中空断面形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車載物の保護構造。
【請求項5】
前記第1プロテクター,第2プロテクター及び連結パネルはアルミ製であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車載物の保護構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車,ハイブリッド車等に非接触式充電装置等を装着する際の保護構造に関する。
【背景技術】
【0002】
電気自動車,ハイブリッド車等の分野においては、車両側に備える二次電池を非接触にて外部から充電する方式も検討されている。
例えば、特許文献1には、地面側に設けた一次コイルに対して、車体の下面側に二次コイルを装着することで一次コイルに高周波電流を流し、二次コイルに発生する誘導電流にて二次電池を充電する技術が開示されている。
また、一次コイル側と二次コイル側に共振回路を設けた磁界共鳴方式による非接触充電方法も検討されている。
本発明は、車体の下面側に外部からの電磁誘導により充電される被充電機器類を装置する場合に、それらを保護するための保護構造に係る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−247689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、車体の下面側に各種機器を装着する際の保護構造の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る車載物の保護構造は、車体の下面側に装着する車載物の保護構造であって、車体側に連結した一対の第1プロテクターと第2プロテクターを備え、前記第1プロテクターと前記第2プロテクターとは連結パネルにて連結してあり、前記連結パネルの下面側に前記車載物を装着してあることを特徴とする。
【0006】
ここで車載物とは、車体の下面側に装着する各種機器をいう。
例えば、地面側に設置した一次コイルや、それの共振回路等の充電機器により、非接触で充電される側の被充電機器等をいう。
被充電機器には、二次コイル,その共振回路,制御回路,充電機器との制御信号の送受信機器等、非接触にて車載された二次電池を充電するための各種機器が含まれる。
これらの各種機器は、第1プロテクターと第2プロテクターとの間であって、連結パネルの下面側に装着される。
【0007】
本発明において、車載物は前記第1プロテクター及び第2プロテクターに締結してあってもよい。
このようにすると、第1,第2プロテクターを介して、車体側の連結部と保護すべき車載物が連結されることになり、耐振動性が向上する。
【0008】
本発明において、第1プロテクター及び/又は第2プロテクターは前記車載物の側部に位置させた中空断面形状からなる衝撃吸収部を有するようにすることもできる。
このようにすると、中空断面形状の衝撃吸収部の変形により、エネルギー吸収され、車載物を保護できる。
【0009】
本発明において、連結パネルは中空断面形状であってもよい。
このようにすると、車載物に下面側から加えられた荷重は、連結パネルに伝達され、保護効果が向上する。
また、連結パネルの中空部に温調用の媒体を流すこともできる。
【0010】
本発明において、第1プロテクター,第2プロテクター及び連結パネルはアルミ製で製作してあるのが好ましい。
このようにアルミ製、例えばアルミニウム合金の押出材や板材を用いると、電界をシールドしたり、高周波電流に対しては磁界をシールドする作用が生じ、車載されている他の機器をノイズから保護できる。
また、アルミ材は伝熱性にも優れる。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る車載物の保護構造にあっては、一対の第1プロテクターと第2プロテクターの間に位置するように、この第1,第2プロテクター間に連結した連結パネルの下面側に車載物を装着したので、車両の走行中における保護効果が高く、耐振動性にも優れる。
特に、アルミ製にすると熱伝導性に優れることから、車載物の放熱に有効であるとともに、電界や磁界のシールド効果も高い。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】(a)は本発明に係る車載物の保護構造に用いる保護構造体10の例を示し、(b)は車載物20を車体の下面側に装着した例を示す。
図2】連結パネルの嵌合連結例を示す。
図3】保護構造体の第2の実施例を示す。
図4】車体の下面側に車載物を装着した模式図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明に係る車載物の保護構造例を以下、図に基づいて説明する。
図1に保護構造体10の例を示し、図4にこの保護構造体10を車体1の下面側に装着した例を示す。
装着位置は、車両の仕様により車体の下面側であれば特に制限はない。
【0014】
保護構造体10は、第1プロテクター11と第2プロテクター12とを一対として対向配置され、その間を連結パネル13,14にて連結してある。
保護構造体10を用いて保護すべき車載物20を車体の下面側に装着した例を図1(b)に示す。
第1プロテクター11の上面部11cを、車体を構成する一方の骨格材等の車体部材1aに図示を省略したボルト等にて連結し、第2プロテクター12の上面部12cを車体の他方の車体部材1aに連結してある。
なお、第1,第2プロテクターは、車体1の前後方向に対向配置してもよく、車体1の幅方向に対向配置してもよく、配置方向は車体の仕様に合せることができる。
【0015】
第1,第2プロテクター11,12は、車載物20の側部に位置し、中空断面形状からなる衝撃吸収部11a,12aと、中空断面形状からなる連結パネル13,14とのパネル連結部11b,12bとを有する。
連結パネルは一枚構造でもよいが、押出成形を考慮して複数のパネル材に分割してもよい。
本実施例は、2つの連結パネル13,14を連結した例になっている。
連結パネル13,14は、複数の中空部13c,13d,14c,14dからなる中空断面形状になっていて、その連結部を図2に示す。
一方の連結パネルの上下に一対の嵌合片13a,13aを設けて、その間に他方の連結パネルの嵌合凸部14aを嵌合連結し、下面が面一形状になるように連結した例になっている。
また、第1,第2プロテクター11,12のパネル連結部11b,12bとの連結部13b,14bとも下面が面一になるように連結されている。
これにより、第1,第2プロテクター11,12の中空断面形状からなるパネル連結部11b,12bとの間に、連結パネル13,14の各中空部が挟まるように連結されている。
本発明に係る保護構造は、このような連結方法に限定されないが、このような連結構造にすると、第1又は第2プロテクターに負荷された衝撃が各中空部に伝達さるとともに、車体部材1aとの連結部を介して車体側に伝達され、車載物の保護効果が高い。
【0016】
車載物20は、車体部材1a,1aに連結した第1,第2プロテクターに設けたパネル連結部11b,12bの下面部11d,12dにてボルト等にて連結してある。
また、車載物20の上面側が連結パネル13,14の下面側に位置するように締結されているので、車載物20の下面側から受けた荷重は、連結パネルの中空部の変位にて吸収されることで保護される。
【0017】
本実施例は、第1,第2プロテクター11,12及び各連結パネル13,14をアルミニウム合金の押出材で製作してあり、図1は押出方向がプロテクターと連結パネルとで同じの場合を示すが、第2の実施例を図3に示すように第1,第2プロテクターの押出方向(中空部の延在方向)が連結パネル15a〜15eの押出方向と直交する方向に配置及び連結してもよい。
この場合に、第1,第2プロテクター11,12の両側の端部側に中空断面形状からなる第3プロテクター16を配設してもよい。
【符号の説明】
【0018】
1a 車体部材
11 第1プロテクター
12 第2プロテクター
13 連結パネル
14 連結パネル
20 車載物
図1
図2
図3
図4