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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-154704(P2019-154704A)
(43)【公開日】2019年9月19日
(54)【発明の名称】遊技場用管理システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20190823BHJP
【FI】
   A63F7/02 328
   A63F7/02 352L
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2018-44083(P2018-44083)
(22)【出願日】2018年3月12日
(71)【出願人】
【識別番号】000108937
【氏名又は名称】ダイコク電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000567
【氏名又は名称】特許業務法人 サトー国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金井 崇矩
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088BB03
2C088BB05
2C088CA02
2C088FA01
(57)【要約】
【課題】携帯IDの認証により前日貯玉を読み出して再プレイを行う場合の操作性、利便性を向上させることが可能な遊技場用管理システムを提供する。
【解決手段】遊技場用管理システムは、遊技者検知手段が遊技者の存在を検知している第1状態においては、遊技者による払出操作に応じて遊技価値の払出しを実行し、遊技者検知手段が遊技者の存在を検知しなくなった第2状態では、遊技者による払出操作に加えて携帯端末の携帯IDの認証を条件に遊技価値の払出しを実行する。これにより、最初に携帯端末の携帯IDを読み取らせて遊技価値を読み出した後は、離席しない限り再度携帯IDを読み取らせることなく払出し操作を行うだけで繰り返し遊技媒体を払出すことができるため、遊技者側の操作性、利便性が向上する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技者が遊技機での遊技により獲得した遊技価値の大きさを遊技者毎に区別して記憶する集中管理装置と、各遊技機と対応する位置に設置され、前記集中管理装置が記憶する遊技価値の大きさを読み出して遊技に使用可能とする端末装置と、を備えた遊技場用管理システムにおいて、
前記端末装置は、
遊技者が所有する携帯端末が近接されたときに、当該携帯端末の携帯IDを読み取る携帯ID読取手段と、
前記携帯ID読取手段が読み取った携帯IDにより特定される遊技者が所有する遊技価値の大きさを、前記集中管理装置から読み出す遊技価値読出手段と、
前記遊技価値読出手段により読み出された遊技価値を遊技に使用可能な状態とするための遊技価値使用処理を実行する遊技価値処理手段と、
遊技者が遊技機と対応する位置に存在していることを検知する遊技者検知手段と、を備え、
前記遊技価値処理手段は、前記遊技価値読出手段が遊技価値の大きさを読み出してから前記遊技者検知手段が遊技者の存在を検知している第1状態においては、遊技者による所定の払出操作に応じて前記遊技価値使用処理を実行する一方、前記第1状態で前記遊技者検知手段が遊技者の存在を検知しなくなった第2状態においては、遊技者による前記払出操作に加えて前記携帯端末の携帯IDを前記携帯ID読取手段に読み取らせることを条件に前記遊技価値使用処理を実行することを特徴とする遊技場用管理システム。
【請求項2】
前記端末装置は、遊技者が遊技機での遊技により獲得した遊技価値の大きさを特定する遊技価値特定手段と、
前記遊技価値特定手段により特定された遊技価値の大きさを、前記集中管理装置が記憶する遊技価値の大きさに合算して記憶させる遊技価値加算手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技場用管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技場用管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載されているように、遊技者が所有する携帯端末のID(以下、携帯IDと称する)を読み取って認証を行い、貯玉の再プレイを可能としたシステムが実現されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−46080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
具体的には、会員カードID(以下、会員IDと称する)と携帯IDとを予め関連付けておき、計数貸出ユニットで携帯IDを読み取ったときにはその携帯IDと関連付けられた会員IDとを対応付けて記憶されている貯玉を読み出し、その貯玉を一般カードIDと対応付けた状態で再プレイを可能としている。すなわち、携帯IDの読取を契機として読み出された貯玉は最終的に一般カードへ移行して対応付けられた状態となるが、一般カードへ移行されることができるのは遊技者が当日において獲得した貯玉(以下、当日貯玉と称する)に限定されており、前日以前に獲得した貯玉(以下、前日貯玉と称する)については規則上許されていないという事情があった。従って、携帯IDによる認証により前日貯玉を読み出して再プレイを行う際には、払出を行うたびに携帯IDを読み取らせるという操作が必要となり、非常に面倒であるという問題が指摘されていた。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、携帯IDの認証により前日貯玉を読み出して再プレイを行う場合の操作性、利便性を向上させることが可能な遊技場用管理システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明によれば、最初に携帯端末の携帯IDを読み取らせて遊技価値を読み出した後は、離席しない限り再度携帯IDを読み取らせることなく払出操作を行うだけで繰り返し遊技媒体を払出すことができるため、遊技者側の操作性、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の一実施形態における遊技場用管理システムの全体構成を示す概略図
図2】遊技機とともに示す計数貸出ユニットの正面図
図3】計数貸出ユニットを中心に示す機能ブロック図
図4】液晶表示部の表示状態の推移を示す図(その1)
図5】液晶表示部の表示状態の推移を示す図(その2)
図6】液晶表示部の表示状態の推移を示す図(その3)
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用管理システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して計数貸出ユニット2(端末装置に相当)及び遊技情報表示装置3が設置されている。これら遊技機1、計数貸出ユニット2及び遊技情報表示装置3は、中継装置4及びLAN5を介して管理装置6(集中管理装置に相当)と接続されている。中継装置4は、遊技機1、遊技情報表示装置3、及び計数貸出ユニット2と、管理装置6との通信を中継している。
【0009】
管理装置6は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード6k、モニタ6m、図示しないプリンタ等が接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。管理装置6は、遊技場内に設置される遊技機1、計数貸出ユニット2からの遊技信号に基づいてこれらの稼動状況を管理する。また、管理装置6は、遊技者が遊技により獲得した遊技価値の大きさ(持玉数、貯玉数(会員の場合))を、遊技者毎に区別して記憶する。
【0010】
管理装置6は、遊技機側(遊技機1、計数貸出ユニット2等)から送信される遊技信号を受信することにより遊技機1毎の遊技データを管理する共に、会員登録された会員毎の個人データも管理する。尚、持玉とは当日中に計数した玉である。貯玉には当日貯玉と前日貯玉が含まれる。当日貯玉とは当日に計数され管理装置6に記憶させた持玉であり、前日貯玉とは前日までに計数され管理装置6に記憶させた持玉である。
【0011】
遊技場には、景品交換端末(POS)7、携帯登録端末8、精算機9も設置されており、LAN5を介して管理装置6と接続されている。景品交換端末7は、付属するカードリーダライタ7aにより読取った一般カード10或いは会員カード11(図3参照)、及び遊技者が所有する携帯端末12(図3参照)により特定される遊技価値(持玉数、貯玉数)、又は遊技者の貯玉口座から読出した貯玉数に基づいて景品交換処理を実行すると共に、後述するように一般カード10及び会員カード11の両方を受付けたときは両カード10、11により特定される遊技価値を合算して景品交換を行う。
【0012】
携帯登録端末8は、会員カード11を挿入した状態で携帯端末12に記憶されている携帯IDを読取ることにより、携帯IDと会員IDとを対応付けて管理装置6に記憶させ、対応付け完了後は、携帯端末12を使用して計数貸出ユニット2にて遊技価値を取扱うことが可能となる。
【0013】
一般カード10は、当日限り有効なカードであり、ICチップ10aが内蔵されている。ICチップ10aには、カードを特定可能な一般IDが記憶されているとともに、計数貸出ユニット2に入金された入金残高や持玉数が記憶される。この一般カード10の持玉数は当日のみ有効で、入金残高は翌日以降も利用可能とされている。
【0014】
会員カード11は、予め設定されている有効期限(例えば3年間)まで有効なカードであり、ICチップ11aが内蔵されている。ICチップ11aには、会員登録を行った遊技者を特定可能な会員IDが記憶されているとともに入金残高が記憶される。会員カード11に対応する持玉数や貯玉数は管理装置6の会員口座に記憶される。この会員カード11の持玉数、貯玉数、並びに入金残高は、翌日以降も利用可能とされている。
【0015】
携帯IDとは、携帯端末12に内蔵された例えばフェリカ(登録商標)ICチップに付与されているIDmであり、携帯端末12を識別するための携帯端末固有のIDである。実施形態において、携帯端末12はフェリカICが付与された携帯端末(フェリカ携帯)である。
【0016】
会員IDと携帯IDとは予め関連付けられており、計数貸出ユニット2で携帯IDを読み取ったときにはその携帯IDと関連付けられた会員IDとを対応付けて記憶されている貯玉を読み出すことができる。以下、携帯IDを読取り、携帯IDに対応する遊技者を特定し、関連付けられた会員カードとの対応関係を特定することを「携帯IDの認証」と称する。
【0017】
精算機9は、一般カード10又は会員カード11がカード挿入口9aに挿入されると、挿入されたカード10、11に記録されている入金残高をカードリーダ(図示せず)により読取り、その読取った入金残高に対応する現金を返却口9bから返却する。尚、景品交換端末7及び精算機9においてカード10、11に記録されている遊技価値を取扱うときは、管理装置6がカード10、11に対応して予め記憶している遊技価値と照合し、真であると判定したことを条件として遊技価値の取扱いを有効とする。
【0018】
図1で示す遊技機1はCR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面13に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル14、上部受皿15、下部受皿16を有すると共に、盤面13に、液晶表示部17、始動口18、大入賞口19を有する。
【0019】
遊技機1は以下に示す動作を行う。
(1)操作ハンドル14が操作されたことにより盤面13に発射された玉が始動口18に入賞(始動入賞)することに応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部17にて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
【0020】
(2)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300であり、大当たりのうち大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)である。大当たりが発生すると対応するラウンド数(R)に応じた分だけ大入賞口19を開放する。尚、1Rの上限入賞数(上限数)は8個、上限開放時間は30秒であり、上限数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
【0021】
(3)大当たりに対応するラウンド数は5Rと16Rとがあり、その振分割合は5Rが25%であり、16Rが75%である。
(4)確変中は大当たり確率が1/30に向上する。確変は次回大当たりまで継続するため、大当たり後に通常状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続し、通常大当たりが発生した場合は通常状態へと戻る。
【0022】
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打込みや始動口18への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
・アウト信号:使用玉を回収するアウトBOX(図示せず)から出力される使用遊技価値(使用媒体数、アウト)を特定可能な信号である。回収玉(使用玉、打込玉)10玉に対して1パルスが出力されるので、アウト信号数×10をアウトとして特定する。尚、遊技機1から直接出力される信号であってもよい。アウト信号により特定されるアウトは、遊技に使用された遊技価値の量に相当する。
【0023】
・セーフ信号:遊技機1から出力される払出遊技価値(払出媒体数、セーフ)を特定可能な信号である。払出玉10玉に対して1パルスが出力されるので、セーフ信号数×10をセーフとして特定する。尚、補給装置(図示せす)から出力される補給信号をセーフ信号としてもよい。セーフ信号により特定されるセーフは、入賞により付与された遊技価値の量に相当する。
【0024】
・始動入賞信号:遊技機1から出力される始動口18への入賞(始動入賞)を特定可能な信号である。始動口18への入賞1回につき1パルスが出力されるので、始動入賞信号の受信に応じて始動入賞を特定する。
【0025】
・図柄変動信号(スタート信号):遊技機1から出力される始動口18への始動入賞により変動(作動)を開始する図柄変動(役物作動)を特定可能な信号である。図柄変動の確定時(終了時)に出力されるので、図柄変動信号の受信に応じて図柄変動(スタート)を特定する。尚、図柄変動の開始時に出力される信号であってもよい。
【0026】
・大当たり信号:遊技機1から出力される大当たり状態である期間を特定可能な信号である。大当たり状態中にレベル出力されるので、大当たり信号受信中を大当たり状態中として特定する。
【0027】
・確率変動信号:遊技機1から出力される大当たりの当選確率が高い確変状態中である期間を特定可能な信号である。確変状態中にレベル出力されるので、確率変動信号受信中を確変状態中として特定する。
【0028】
図2は遊技機1とともに示す計数貸出ユニット2の正面図である。計数貸出ユニット2は、遊技機1の遊技状態を示す状態表示部20、紙幣が投入される紙幣投入口21、CMOSセンサやCCDセンサ等の撮像素子を備え、遊技者の離着席すなわち遊技者の遊技機1と対応する位置における存在/不存在を検知するカメラ22(人体センサ)、遊技者からの操作入力を受付けると共に、挿入された一般カード10や会員カード11が記憶している入金残高、持玉数、あるいは会員の貯玉数など遊技媒体の貸出に必要なデータや、計数部29により計算された玉の計数値を表示するタッチパネル式の液晶表示部23、1単位分(500円相当)の玉を払出すための払出ボタン24、払出された玉が通過する払出ノズル25、携帯端末12に記憶されている携帯IDを読取る非接触ICリーダ26(携帯ID読取手段に相当)、一般カード10或いは会員カード11が挿入されるカードリーダライタ27、遊技機1の下部受皿16の下方に位置する着脱可能な計数受皿28、この計数受皿28から流入する玉数(遊技者が遊技機1での遊技により獲得した遊技価値の大きさ)を計数し特定する計数部29等を備えている。計数貸出ユニット2(計数部29)は遊技価値特定手段として機能する。携帯IDの読取は、非接触ICリーダ26に携帯端末12が近接もしくはタッチされたことにより行う。
【0029】
遊技価値は玉(遊技媒体)として払出しされることで遊技に使用可能な状態となる。遊技価値の払出しは、遊技価値を遊技に使用可能な状態にする遊技価値使用処理に相当する。
【0030】
計数貸出ユニット2は、遊技機1毎に設置され、投入された貨幣金額の範囲内で遊技媒体の貸出処理を行う。また、計数貸出ユニット2は、遊技機1から払出される遊技媒体(遊技価値)を受け入れて計数する。また、計数貸出ユニット2は、現金の入金残高及び持玉の計数結果(持玉数)を一般カード10又は会員カード11に記録して発行する。
【0031】
一般カード10又は会員カード11を受け付けたときは、入金残高及び計数結果の範囲内で貸出・持玉返却処理を行う。また、携帯IDに対応する会員IDの持玉・貯玉を読み出して返却することもできる。一般カード10には入金残高と持玉数が記憶され、会員カード11には入金残高が記憶されるが、貯玉は記憶されない。携帯端末12自体に入金残高・持玉数・貯玉数を記憶することはできない。
【0032】
図3は、計数貸出ユニット2を中心に示す機能ブロック図である。計数貸出ユニット2は、CPU30a、ROM30b、RAM30c、I/O30dを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部30(携帯ID読取手段、遊技価値読出手段、遊技価値処理手段、遊技価値特定手段、遊技価値加算手段に相当)、当該制御部30と接続された周辺部を備えて構成されている。周辺部としては、管理装置6及び遊技機1との間で各種信号や各種情報を送受信するI/F部31、状態表示部20、紙幣投入口21に投入された紙幣の真贋を判定する紙幣処理部32、液晶表示部23、当該液晶表示部23上に設けられたタッチパネル33、カード10、11に記録されている各種情報を読取ったり、書込んだりするカードリーダライタ27、最大5枚の一般カード10をストック可能なカードストック部34、非接触ICリーダ26、払出ボタン24が所定の操作(払出操作)をされたときに1単位分(例えば500円分)の玉を払出ノズル25から払出す払出部35、計数部29を備えている。
【0033】
計数貸出ユニット2は、以下に示す機能を備えている。
(1)計数貸出ユニット2のカメラ22は、遊技者の離着席すなわち遊技者が遊技機1に対応する着座位置に存在するか否かを検知する。すなわち、遊技者が遊技機1に対応する着座位置に着席すると遊技者が存在していること検知する。また、遊技者が遊技機1に対応する着座位置から離席すると遊技者が存在しないことを検知する。カメラ22は遊技者が遊技機1に対応する位置に存在すること/存在しないことを検知する遊技者検知手段として機能する。なお、カメラ22による遊技者の存在の検知により、遊技機1の稼動の検知とみなすことができる。
【0034】
(2)紙幣投入口21に投入された紙幣の金額(1000円単位)を記憶すると共に、貸出可能な度数(1度数=125玉)を液晶表示部23に表示する。
(3)遊技機1に設けられた貸出ボタン36(図2図3参照)の操作に応じて入金残高の範囲内で1度数(500円)に相当する数の玉(125玉)を遊技機1内部の払出機構から払出す。このとき、遊技機1から計数貸出ユニット2に1度数分の玉を払出したことを示す信号が出力されるので、液晶表示部23に表示されている入金残高から1度数に相当する金額(500円)を減額すると共に売上信号を出力する。この売上信号は1度数の玉の払出し毎に1パルスが出力されるので、1パルスを500円分の売上額として特定する。
【0035】
(4)遊技機1の下部受皿16から落下して計数受皿28で受けられた玉が計数部29に流入することで玉数を計数して液晶表示部23に表示する。
(5)払出ボタン24の操作に応じて計数玉数(持玉数)又は貯玉数(会員の場合)の範囲内で1度数(125玉)ずつ払出す。尚、貯玉を払出すときは、その貯玉が後述の前日貯玉であるときは、125玉に対して25玉を手数料に相当する遊技価値として徴収してもよい。
【0036】
(6)遊技機1に設けられた返却ボタン37(図2図3参照)の操作に応じて入金残高及び計数玉(持玉)数をカードリーダライタ27に挿入されている一般カード10又は会員カード11に記憶して発行する。カード10、11を発行する場合は、発行情報を管理装置6へ送信し、管理装置6側にも記憶する。
【0037】
(7)一般カード10はカードストック部34に最大10枚までストックされており、返却ボタン37の操作に応じてカードストック部34からカードリーダライタ27に繰り出される。
【0038】
(8)一般カード10がカードリーダライタ27に挿入された場合は、一般カード10に記録されている入金残高及び持玉数を読出して液晶表示部23に表示する。会員カード11が挿入された場合は、会員カード11に記録されている入金残高を読出して液晶表示部23に表示すると共に暗証番号の入力を条件として、会員カード11の会員IDにより対応付けられて特定される貯玉数(遊技価値の大きさ)を管理装置6から受信して液晶表示部23に表示する。入金残高及び持玉数を会員IDと対応付けて管理装置6へ送信し、記憶する。
【0039】
(9)遊技者による払出ボタン24の操作に応じて持玉数又は貯玉数(会員の場合)を一定数(125玉)ずつ払出す。つまり、遊技者が会員の場合は、管理装置6が記憶する遊技価値の大きさ(貯玉数)を読み出して特定し、さらに、遊技価値を払出すことにより遊技に使用可能な状態とする遊技価値処理手段に相当する。
【0040】
(10)計数玉数(持玉数)がある状態で非接触ICリーダ26に携帯端末12がタッチされた場合は、携帯IDの読取及び認証を実施し、持玉数を携帯IDと対応付けて管理装置6へ送信する。管理装置6では、携帯IDと対応付けられている会員IDの当日貯玉数(遊技価値の大きさ)に受信した持玉数(遊技価値の大きさ)を合算して記憶する。
【0041】
(11)当日貯玉した携帯端末12が非接触ICリーダ26に再度タッチされた場合は、携帯IDの読取及び認証を実施し、その携帯IDと対応付けられている会員IDの貯玉数(当日貯玉数、前日貯玉数)を管理装置6から受信して記憶し、液晶表示部23に表示する。携帯端末12自体には携帯IDが記憶されているだけであり、入金残高・持玉数・貯玉数が記憶されることはないが、別途記憶手段を設けて会員カード11と同様に入金残高を記憶するようにしてもよい。
【0042】
(12)液晶表示部23に対する操作入力に応じて対応する遊技機1あるいは指定された他の遊技機1の遊技データを表示したり、遊技場からのメッセージを表示したり、遊技者が会員であることが特定された場合は遊技機1の遊技データを表示する。
【0043】
(13)一般カード10の挿入状態で会員カード11が挿入されたときは、計数部29で特定され一般カード10に記録されている持玉数(遊技価値の大きさ)を管理装置6に送信し、会員IDの貯玉として管理装置6が記憶する貯玉数(遊技価値の大きさ)に合算して記憶させる遊技価値加算手段として機能する。これらの処理は計数貸出ユニット2の制御部30によって制御されている。従って、制御部30も遊技価値加算手段に相当する。このように一般カード10の挿入状態で会員カード11が挿入されたときは、一般カード10の記録情報を初期化してからカードストック部34に回収する。
【0044】
(14)遊技者が払出ボタン24を操作し、携帯IDの読取及び認証を実施した後、計数貸出ユニット2が遊技価値の大きさを読み出してからカメラ22により遊技者の存在を検知している期間(以下、第1状態)においては、再度の携帯IDの読取及び認証を不要とし、払出ボタン24の操作のみで繰り返し払出(遊技価値使用処理)を可能とする。
【0045】
(15)第1状態において、カメラ22により遊技者の存在を検知しなくなった状態(以下、第2状態)では、再度遊技者が遊技機1に対応する着座位置に着座しカメラ22により遊技者が存在していることを検知した場合であって、遊技者が払出ボタン24を押下した場合は、携帯IDの読取及び認証を条件として、会員IDの持玉数及び貯玉数を管理装置6から受信して液晶表示部23への表示を実施し、次いで払出を実行する。携帯IDの読取及び認証に際しては、さらに暗証番号の入力を条件としてもよい。
【0046】
この場合、携帯IDの読取及び認証を実施しているので、その後、カメラ22が遊技者の存在を検知している期間は再度の第1状態となる。再度の第1状態でも、携帯IDの読取及び認証を実施することなく、払出ボタン24の操作のみで繰り返し払出を可能とする。
【0047】
要するに、計数貸出ユニット2は、第1状態では払出ボタン24の操作のみで繰り返し払出を可能としている。第2状態では再度の携帯IDの読取及び認証を実施し、その後は再度第1状態となり、遊技者の存在を検知している期間は、携帯IDの読取及び認証を不要とし、払出ボタン24の操作のみで繰り返し払出を可能とする。さらにその後、離席すれば、再度の第2状態となり、払出には、携帯IDの読取及び認証が必要となる。
【0048】
管理装置6は、記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、遊技機1の稼動状況を示す遊技データを表示する遊技情報表示サービス、並びに遊技者が遊技により獲得した遊技媒体を一旦貯蓄し、当日或いは後日遊技に再利用できるようにする貯玉サービスを実行可能となっている。これらのサービスを実行するために、遊技機1や計数貸出ユニット2等から入出力部に入力される遊技信号に基づいて、遊技機1の稼動状態を特定して遊技機1毎に遊技データを管理するようになっている。
【0049】
遊技機1毎に管理する遊技データは次の通りである。
・アウト
・セーフ
・差玉=セーフ−アウト
・出玉率=セーフ÷アウト
・大当たり確率=大当たり回数÷スタート回数
次に、上記構成の作用について説明する。遊技機1で獲得した玉を計数する場合は、遊技機1の下部受皿16から玉を落下させる。落下した玉は計数貸出ユニット2の計数受皿28で受けられて計数貸出ユニット2内に流入し、計数部29にて計数される。計数貸出ユニット2は、計数部29で玉を計数すると、計数玉数を持玉数として液晶表示部23に表示する。払出ボタン24により持玉の払出操作が行われると、持玉数の範囲内で1度数(125玉)の玉が払出ノズル25から遊技機1に払出されると共に、液晶表示部23に表示されている持玉数が更新される。尚、持玉数が1度数未満の場合には全ての持玉数が払出される。
【0050】
カード発行操作が行われると、その時点の入金残高・持玉数が記録された一般カード10が発行される(予め会員カード11がカードリーダライタ27に挿入されている場合は、その会員カード11に入金残高だけが記録されて発行される。持玉数は管理装置6の会員口座の当日貯玉に合算して記憶される)。そして、発行された一般カード10(会員カード11)を移動先の計数貸出ユニット2に挿入することにより当該一般カード10に記録(会員カード11の場合は当該会員カード11に対応して管理装置6に記憶)されている入金残高・持玉数(貯玉数)が表示されるので、その範囲内で玉の貸出、或いは払戻しを受けて遊技することができる。つまり、カード10、11は玉箱として機能する。
【0051】
さて、会員の遊技者は会員カード11か携帯端末12を携帯していることから、台移動或いは遊技終了する場合は、会員カード11を挿入して発行処理したり、携帯端末12を非接触ICリーダ26にかざしたりすることで、持玉数を管理装置6に当日貯玉数として記憶することができる。ここで、遊技者が携帯端末12を使用して当日貯玉した場合は、当日においては携帯端末12を使用して管理装置6から読み出した当日貯玉を一般カード10に移行した状態で払出を行うことができることから、利便性が極めて高い。
【0052】
しかしながら、前日貯玉について一般カードに移行することは規則上許されていないという事情があり、携帯IDによる認証により前日貯玉を読み出して再プレイを行う際には、払出を行うたびに携帯IDを読み取らせるという操作が必要となり、非常に面倒である。このような事情から、本実施形態では、携帯端末12を使用して前日貯玉を読み出して再プレイを行う際に、再度の携帯IDの認証を実施することなく払出処理を可能にした。
【0053】
(携帯端末の携帯IDによる貯玉)
この機能は、携帯端末12を使用して一般カード10に記録されている持玉を貯玉する機能である。図4は、携帯端末12を使用して一般カード10に記録されている500玉の持玉を貯玉することにより総貯玉数が2500玉となる場合を示している。
【0054】
計数貸出ユニット2は、持玉500玉の一般カード10が挿入されると、図4(a)に示すようにカード種別表示部23bに一般カード10が挿入されていることを表示すると共に、持玉数表示部23eに持玉が500玉であることを表示する。液晶表示部23にタッチされると、図4(b)に示すように複数のメニューボタン23f〜23iを表示し、「次」ボタン23jにタッチされると、図4(c)に示すように次のメニューボタン23k〜23mを表示する。「ケータイ貯玉」ボタン23kにタッチされると、図4(d)に示すようにケータイ貯玉画面に持玉を貯玉するかを確認するメッセージを表示する。「OK」ボタン23nにタッチされると、図4(e)に示すようにケータイ貯玉画面に携帯端末12をタッチすることを指示するメッセージを表示する。非接触ICリーダ26に携帯端末12がタッチされると、図4(f)に示すように貯玉完了画面を表示し、500玉が当日分として貯玉された結果、総貯玉数が2500玉で、その内の当日分が500玉であることを表示する。
【0055】
計数貸出ユニット2は、上述したように非接触ICリーダ26に携帯端末12がタッチされると、携帯端末12から読取った携帯IDを管理装置6に送信すると共に、一般カード10の記録情報を初期化してカードストック部34に回収する。つまり、一般カード10は、入金残高及び持玉数がゼロになった時点で回収される。管理装置6は、受信した携帯IDから会員を特定し、該当する会員口座の当日貯玉数に持玉数を合算して記憶する。
【0056】
次に、携帯端末12を利用した再遊技(持玉、貯玉)について説明する。
【0057】
(携帯IDで管理装置6から持玉を読み出した場合)
この機能は、携帯端末12を使用して当日貯玉した持玉を再プレイする機能である。
図5は液晶表示部23の表示状態の推移を示している。図5(a)に示す計数貸出ユニット2の待受状態で非接触ICリーダ26に当日貯玉した会員の携帯端末12をかざすと、図5(b)に示すように情報表示部23cに「貯玉本日分を持ち玉に移行しますよろしいですか?」というメッセージを表示すると共に、「OK」ボタン23nを表示する。「OK」ボタン23nをタッチすると、計数貸出ユニット2は、図5(c)に示すように液晶表示部23に通常画面を表示する。同時に、カードストック部34に収納している一般カード10をカードリーダライタ27に繰出し、当該一般カード10に管理装置6から入力した持玉を記録する。
【0058】
つまり、携帯端末12の携帯IDの読取及び認証により管理装置6から持玉(遊技価値の大きさ)を読み出した場合は、その持玉を読み出した時点で、計数貸出ユニット2に内蔵している一般カード10をカードリーダライタ27へ繰り出し、その一般カード10と対応付けた持玉として記憶する。
【0059】
ここで、管理装置6には携帯IDに対応した当日貯玉が記憶されているので、その当日貯玉を管理装置6から読出して一般カード10に記録することで、携帯IDとの対応関係を解消する。尚、情報表示部23cに表示するメッセージは管理装置6側で設定し、各計数貸出ユニット2へ送信する。
【0060】
以上のようにして当日貯玉を持玉とすることができるので、払出ボタン24の押下により単位数(125玉)の持玉が払出される。このとき、持玉が払出される毎に、更新された持玉数が一般カード10に記録されることになる。
【0061】
(携帯IDで管理装置6から貯玉を読み出した場合)
この機能は、携帯端末12を使用して前日貯玉を再プレイする機能である。
図6は、当日貯玉がなく、再プレイ可能玉数が2000玉の場合を示している。
【0062】
(払出が1回目の操作手順)
まず初めに、遊技者が遊技機1に対応する着座位置に着座すると、カメラ22が遊技者の存在を検知する。
【0063】
図6(a)に示すように計数貸出ユニット2の待受状態で払出ボタン24を押下げると、図6(b)に示すように再プレイ画面が表示される。この再プレイ画面では、情報表示部23cに「会員カードを入れるか、ケータイをタッチして下さい」というメッセージが表示されるので、非接触ICリーダ26に携帯端末12をかざすと、図6(c)に示すように暗証番号入力画面が表示される。遊技者が暗証番号を入力すると、携帯IDの読取及び認証を実施し、前日貯玉が1度数以上で且つ暗証番号が真であることを条件として、図6(d)に示すように「再プレイ払出中…」のメッセージを表示すると共に1度数分の玉を払出す。払出が終了すると、図6(e)に示すように「払出完了」を表示すると共に、払出数、貯玉残高玉数、再プレイ可能玉数を表示してから、図6(a)に示す待受画面に戻り、計数貸出ユニット2は第1状態となる。
【0064】
つまり、携帯端末12の携帯IDの読取及び認証により管理装置6から貯玉を読み出した場合、この貯玉は、携帯ID及び会員IDと対応付けられて記憶される。初回の操作手順では、まず払出ボタン24の押下により携帯IDの読取及び認証が行われ、暗証番号の入力を条件として管理装置6から貯玉数を受信し、単位数(125玉)の貯玉が払出される。
以後、第1状態に移行する。
【0065】
(払出が2回目以降の操作手順)
(a)第1状態の場合
図6中の第1状態が付記された矢印で示すように、図6(a)における払出ボタン24の押下から、図6(d)の払出に移行することで図6(b)及び(c)の処理はスキップされて実施されない。つまり、一旦、携帯IDの読取及び認証がされた後、カメラ22により遊技者の存在が検知されなくなるまで(第1状態)は、遊技者によって払出ボタン24が押下されると、携帯IDの読取及び認証が条件とされることなく、単位数の貯玉が払出される。このように、第1状態において、遊技者がさらに続けて払出を希望する場合は、払出ボタン24の押下により、携帯IDの読取及び認証を実施することなく、払出を可能とする。このため、遊技者の操作性、利便性が向上する。
【0066】
(b)第2状態の場合
その後、遊技者が離席した場合は第2状態に移行し、上述した1回目の操作手順と同様に上記図6(a)〜(e)に示す処理を実行する。すなわち、計数貸出ユニット2は、払出ボタン24の押下があった際に(図6(a))、非接触ICリーダ26に携帯端末12がタッチされた場合は(図6(b))、計数貸出ユニット2は携帯IDの読取及び認証を実施し(図6(c))、会員IDの持玉数及び貯玉数を管理装置6から受信して液晶表示部23に表示するとともに玉の払出を実施する(図6(d)、(e))。
つまり、カメラ22により遊技者の存在を検知できない場合(第2状態)には、遊技者の払出ボタン24の押下により、携帯IDの読取及び認証が実施され、単位数(125玉)の持玉が払出される。つまり、再度の貯玉の払出しについては、携帯IDの読取及び認証が条件とされる。これにより、離席した後他人に遊技価値を盗まれてしまうことを防止できるので安全性が向上する。
【0067】
(c)再度の第1状態の場合
第2状態において携帯IDの読取及び認証が実施された後であって、カメラ22により遊技者の存在が検知されなくなるまでの期間は再度第1状態となる。この期間(第1状態)では、再度の携帯IDの読取及び認証を不要とし、払出ボタン24の操作のみで繰り返し払出が可能となる。
【0068】
上記に説明した実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
計数貸出ユニット2は、携帯IDの認証の実施後、人体センサとして機能するカメラ22により遊技者の存在を検知しなくなるまで(第1状態)は、再度の携帯IDの認証を不要とし、払出ボタン24の操作のみで繰り返し払出を可能とする。これにより、遊技者側の操作性、利便性が向上する。
【0069】
また、カメラ22により遊技者の存在を検知しなくなった場合(第2状態)であって、遊技者が払出ボタン24を押下した場合は、携帯IDの認証を実施し、払出を実施する。これにより、遊技者が離席した後の遊技機1においては、払出操作に携帯IDの認証が必要となるため、離席した後他人に遊技価値を盗まれてしまうことを防止できる。また、真の遊技者による携帯IDの認証を追加するだけで払出が実行されることになり、遊技者による遊技の再開を円滑に行うことが可能となる。
【0070】
会員の遊技者が持玉を獲得している状態で遊技を終了する場合は、管理装置6において持玉を携帯ID(会員ID)に対応して記憶している当日貯玉に合算して記憶させるようにしたので、持玉を会員カードと同様に管理することができる。
【0071】
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
人体センサとしてカメラ22を例示したがこれに限定されるものではなく、遊技者の存在を検知できるものであれば赤外線センサ、重量センサ等どのようなセンサを採用してもよい。
【0072】
計数貸出ユニット2(端末装置)に計数部29を付設したが、計数部29はなくてもよい。
一般カード10及び会員カード11には持玉数を記憶するようにしたが、識別情報のみを記憶し、その識別情報に基づいて管理装置6が記憶している持玉数を特定するようにしてもよい。
【0073】
遊技機1は、遊技媒体を払出さず、電子データとして加算記憶する封入式遊技機であってもよい。また、パチンコ遊技機に限定されず、例えばスロットマシンであってもよい。
携帯IDで管理装置6から貯玉を読み出して再プレイする場合、第1状態から第2状態へ移行した後は再度第1回目と同様の操作手順で貯玉を払い出すようにしたが、暗証番号の入力を免除するようにしてもよい。すなわち、第2状態においては携帯IDを読み取らせるだけで貯玉の払出を受けることができる。
【符号の説明】
【0074】
図面中、1は遊技機、2は計数貸出ユニット(端末装置、携帯ID読取手段、遊技価値読出手段、遊技価値処理手段、遊技価値特定手段、遊技価値加算手段)、6は管理装置(集中管理装置)、7は景品交換端末、10は一般カード(一般記録媒体)、11は会員カード(会員記録媒体)、22はカメラ(遊技者検知手段)、26は非接触ICリーダ(携帯ID読取手段)、29は計数部(遊技価値特定手段)、30は制御部(携帯ID読取手段、遊技価値読出手段、遊技価値処理手段、遊技価値特定手段、遊技価値加算手段)である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6