(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-162015(P2019-162015A)
(43)【公開日】2019年9月19日
(54)【発明の名称】車載電源、車両照明システム及びその給電方法
(51)【国際特許分類】
H02J 7/35 20060101AFI20190823BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20190823BHJP
B60R 16/033 20060101ALI20190823BHJP
B60R 16/04 20060101ALI20190823BHJP
B62J 6/02 20060101ALN20190823BHJP
【FI】
H02J7/35 G
H02J7/00 P
B60R16/033 C
B60R16/04 U
B62J6/02 A
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2018-206728(P2018-206728)
(22)【出願日】2018年11月1日
(31)【優先権主張番号】201810196641.7
(32)【優先日】2018年3月9日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201820331046.5
(32)【優先日】2018年3月9日
(33)【優先権主張国】CN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】518274629
【氏名又は名称】北京漢能太陽光投資有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】八田国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】王 惺
【テーマコード(参考)】
5G503
【Fターム(参考)】
5G503AA06
5G503BA01
5G503BB02
5G503CA01
5G503CB16
5G503EA05
5G503FA06
5G503GD06
(57)【要約】 (修正有)
【課題】充電や電池交換が不要であり、摩擦発電によるユーザー体験の低下を回避し、弱光下で発光効果が優れる車載電源、車両照明システム及びその給電方法を提供する。
【解決手段】車載電源は、給電モジュール及び給電モジュールに結合される制御モジュールを備える。給電モジュールは、順に結合されるソーラーモジュール、電池充電制御ユニット、電池及び定電流源を備える。制御モジュールにおいて、光強度検出ユニットは、車両の使用環境の光強度を検出し、振動検出ユニットは、車両の振動状況を検出する。さらに処理ユニットは、少なくとも光強度と第1閾値の関係及び振動状況と第2閾値の関係に基づいて、給電モジュールによる発光素子への給電を許可するか否かを決定する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
給電モジュール、及び前記給電モジュールに結合される制御モジュールを備える車載電源であって、
前記給電モジュールは、順に結合されるソーラーモジュール、電池充電制御ユニット、電池及び定電流源を備え、
前記制御モジュールは、
車両の使用環境の光強度を検出するように設定される光強度検出ユニットと、
車両の振動状況を検出するように設定される振動検出ユニットと、
少なくとも前記光強度検出ユニットにより検出された光強度と第1閾値の関係、及び前記振動検出ユニットにより検出された振動状況と第2閾値の関係に基づいて、前記給電モジュールによる発光素子への給電を許可するか否かを決定するように設定される処理ユニットと、を備える車載電源。
【請求項2】
前記制御モジュールは、前記電池の電量を検出するように設定される電池電量検出ユニットをさらに備え、
前記処理ユニットはさらに、少なくとも前記電池電量検出ユニットの検出結果と第3閾値の関係、前記光強度検出ユニットにより検出された光強度と前記第1閾値の関係、及び前記振動検出ユニットにより検出された振動状況と前記第2閾値の関係に基づいて、前記給電モジュールによる前記発光素子への給電を許可するか否かを決定するように設定される請求項1に記載の車載電源。
【請求項3】
前記処理ユニットはさらに、前記電池の電量と第4閾値の関係に基づいて前記発光素子の発光モードを決定するように設定される請求項2に記載の車載電源。
【請求項4】
前記制御モジュールは、前記光強度検出ユニットと前記処理ユニットの間に結合される比較ユニットをさらに備える請求項2に記載の車載電源。
【請求項5】
前記ソーラーモジュールは薄膜ソーラーモジュールを備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の車載電源。
【請求項6】
前記給電モジュールと前記制御モジュールにそれぞれ結合され、少なくともGPS測位モジュールを備える測位モジュールをさらに備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の車載電源。
【請求項7】
前記給電モジュールと前記制御モジュールにそれぞれ結合され、少なくともWiFiモジュール及び/又はブルートゥースモジュールを備える通信モジュールをさらに備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の車載電源。
【請求項8】
前記電池と前記処理ユニットに結合され、放電制御ユニット及び前記放電制御ユニットに結合されるI/Oインタフェースを備える放電モジュールをさらに備え、
前記放電制御ユニットは、前記処理ユニットの制御下で前記電池が前記I/Oインタフェースを介して負荷装置に給電するのを許可するように設定される請求項1〜4のいずれか1項に記載の車載電源
【請求項9】
前記放電制御ユニットはさらに、負荷装置のタイプに応じて、前記電池の出力する電流を対応的に調整するように設定される請求項8に記載の車載電源。
【請求項10】
発光素子と、
前記発光素子に結合される請求項1〜9のいずれか1項に記載の車載電源と、を備える車両照明システム。
【請求項11】
ソーラーモジュールを利用して太陽エネルギーを電力に転化して電池に蓄積するステップと、
車両の使用環境の光強度を検出するステップと、
車両の振動状況を検出するステップと、
少なくとも前記光強度と第1閾値の関係、及び前記振動状況と第2閾値の関係に基づいて、発光素子に給電するか否かを決定するステップと、を含む車両照明システムに給電する方法。
【請求項12】
前記電池の電量を検出するステップと、
少なくとも前記電池の電量と第3閾値の関係、前記光強度と前記第1閾値の関係、及び前記振動状況と前記第2閾値の関係に基づいて、前記発光素子に給電するか否かを決定するステップと、をさらに含む請求項11に記載の車両照明システムに給電する方法。
【請求項13】
前記電池の電量と第4閾値の関係に基づいて、前記発光素子の発光モードを決定するステップをさらに含む請求項11又は12に記載の車両照明システムに給電する方法。
【請求項14】
前記少なくとも前記光強度と第1閾値の関係、及び前記振動状況と第2閾値の関係に基づいて、発光素子に給電するか否かを決定することは、
前記光強度が前記第1閾値より大きいか否かを判断するステップと、
前記光強度が前記第1閾値より大きいと、発光素子に給電しないと決定するステップと、を含む請求項11に記載の車両照明システムに給電する方法。
【請求項15】
前記少なくとも前記光強度と第1閾値の関係、及び前記振動状況と第2閾値の関係に基づいて、発光素子に給電するか否かを決定することは、
前記光強度が前記第1閾値より大きいか否かを判断するステップと、
前記光強度が前記第1閾値以下であると、前記振動状況が前記第2閾値より大きいか否かを判断するステップと、
前記振動状況が前記第2閾値以下であると、給電しないと決定するステップと、
前記振動状況が前記第2閾値より大きいと、給電すると決定するステップと、を含む請求項11に記載の車両照明システムに給電する方法。
【請求項16】
前記電池の電量が前記第3閾値未満であると、給電を停止するステップと、
前記電池の電量が前記第3閾値以上であると、前記電池の電量が第4閾値未満か否かを判断するステップと、
前記電池の電量が前記第4閾値以上であると、連続的に給電し、前記発光素子の発光モードを連続発光モードに決定するステップと、
前記電池の電量が前記第4閾値未満であると、間欠的に給電し、前記発光素子の発光モードを点滅発光モードに決定するステップと、をさらに含む請求項12又は13に記載の車両照明システムに給電する方法。
【請求項17】
前記発光モードは連続発光モード及び点滅発光モードを含む請求項13に記載の車両照明システムに給電する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願はソーラー照明の分野に関し、特に車載電源、車両照明システム及びその給電方法に関する。
【0002】
本願は2018年3月9日に中国国家知識産権局に提出し、出願番号が201810196641.7で、発明名称が「車載電源、車両照明システム及びその給電方法」である中国特許出願の優先権、及び2018年3月9日に中国国家知識産権局に提出し、出願番号が201820331046.5で、実用新案名称が「車載電源及び車両照明システム」である中国特許出願の優先権を主張し、それらの全部内容が引用により本願に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
従来、車両、特に非動力車(例えば自転車)のランプの給電メカニズムは、電池による給電、及び摩擦による給電の2種類に大別されており、通常、摩擦モータが摩擦によって給電する又はドラムが車輪の回転によって運動エネルギーを電力に転化して給電する。電池による給電の場合、乾電池により給電されるランプは、頻繁に電池を交換する必要があり、使用コストが高く、充電電池により給電されるランプは、頻繁に充電する必要があり、非常に面倒である。摩擦による給電の場合は、上記問題を回避できる。
【0004】
しかしながら、摩擦により給電されるランプは非動力車の動力を消耗し、走行抵抗を増大させ、ユーザー体験が低下してしまう。また、摩擦により給電されるランプは動作する時、摩擦モータがタイヤと摩擦して動力を発生させる過程はタイヤ摩耗を招いてしまう。また、一般的に、摩擦により給電されるランプは摩擦モータ又はドラムにより直接給電されるため、安定した電源を提供できない。さらに、摩擦により給電されるランプは通常、手動でオン又はオフするしかなく、使用上のスマート性が足りない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施例は、走行抵抗を増大せずに、タイヤの摩耗を回避し、ランプの発光安定性を確保し、自動的に検知してランプをオンオフする便利なスマート機能を提供する車載電源、車両照明システム及びその給電方法を提供する。前記技術案は以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様によれば、車載電源を提供し、
順に結合されるソーラーモジュール、電池充電制御ユニット、電池及び定電流源を備える給電モジュールと、
前記給電モジュールに結合される制御モジュールと、を備え、
前記制御モジュールは、
車両の使用環境の光強度を検出するように設定される光強度検出ユニットと、
車両の振動状況を検出するように設定される振動検出ユニットと、
少なくとも前記光強度と第1閾値の関係及び前記振動状況と第2閾値の関係に基づいて、前記給電モジュールによる発光素子への給電を許可するか否かを決定するように設定される処理ユニットと、を備える。
【0007】
任意選択で、前記制御モジュールは、前記電池の電量を検出するように設定される電池電量検出ユニットをさらに備え、
前記処理ユニットはさらに、少なくとも前記電池の電量と第3閾値の関係、前記光強度と前記第1閾値の関係及び前記振動状況と前記第2閾値の関係に基づいて、前記給電モジュールによる前記発光素子への給電を許可するか否かを決定するように設定される。
【0008】
任意選択で、前記処理ユニットはさらに、前記電池の電量と第4閾値の関係に基づいて前記発光素子の発光モードを決定するように設定される。
【0009】
任意選択で、前記制御モジュールは、前記光強度検出ユニットと前記処理ユニットの間に結合される比較ユニットをさらに備える。
【0010】
任意選択で、前記ソーラーモジュールは薄膜ソーラーモジュールを備える。
【0011】
任意選択で、前記車載電源は、前記給電モジュールと前記制御モジュールにそれぞれ結合され、少なくともGPS測位モジュールを備える測位モジュールをさらに備える。
【0012】
任意選択で、前記車載電池は、前記給電モジュールと前記制御モジュールにそれぞれ結合され、少なくともWiFiモジュール及び/又はブルートゥースモジュールを備える通信モジュールをさらに備える。
【0013】
任意選択で、前記車載電池は、前記電池と前記処理ユニットに結合され、放電制御ユニット及びそれに結合されるI/Oインタフェースを備える放電モジュールをさらに備え、
前記放電制御ユニットは、前記処理ユニットの制御下で前記電池が前記I/Oインタフェースを介して負荷装置に給電するのを許可するように設定される。
【0014】
任意選択で、前記放電制御ユニットはさらに、負荷装置のタイプに応じて、前記電池の出力する電流を対応的に調整するように設定される。
【0015】
一態様によれば、車両照明システムをさらに提供し、前記車両照明システムは、
発光素子と、
前記発光素子に結合される前記いずれかの車載電源と、を備える。
【0016】
一態様によれば、前記車両照明システムに給電するための給電方法をさらに提供し、
ソーラーモジュールを利用して太陽エネルギーを電力に転化して電池に蓄積するステップと、
車両の使用環境の光強度を検出するステップと、
車両の振動状況を検出するステップと、
少なくとも前記光強度と第1閾値の関係、及び前記振動状況と第2閾値の関係に基づいて、発光素子に給電するか否かを決定するステップと、を含む。
【0017】
任意選択で、前記方法は、
前記電池の電量を検出するステップと、
少なくとも前記電池の電量と第3閾値の関係、前記光強度と前記第1閾値の関係及び前記振動状況と前記第2閾値の関係に基づいて、前記発光素子に給電するか否かを決定するステップと、をさらに含む。
【0018】
任意選択で、前記方法は、
前記電池の電量と第4閾値の関係に基づいて、前記発光素子の発光モードを決定するステップをさらに含む。
【0019】
任意選択で、前記少なくとも前記光強度と第1閾値の関係、及び前記振動状況と第2閾値の関係に基づいて、発光素子に給電するか否かを決定することは、
前記光強度が前記第1閾値より大きいか否かを判断するステップと、
前記光強度が前記第1閾値より大きいと、給電しないと決定するステップと、を含む。
【0020】
任意選択で、前記少なくとも前記光強度と第1閾値の関係、及び前記振動状況と第2閾値の関係に基づいて、発光素子に給電するか否かを決定することは、
前記光強度が前記第1閾値より大きいか否かを判断するステップと、
前記光強度が前記第1閾値以下であると、前記振動状況が前記第2閾値より大きいか否かを判断するステップと、を含む。
【0021】
任意選択で、前記方法は、
前記振動状況が前記第2閾値以下であると、給電しないと決定するステップと、
前記振動状況が前記第2閾値より大きいと、給電すると決定するステップと、をさらに含む。
【0022】
任意選択で、前記方法は、
前記電池の電量が前記第3閾値未満であると、給電を停止するステップと、
前記電池の電量が前記第3閾値以上であると、前記電池の電量が第4閾値未満か否かを判断するステップと、をさらに含む。
【0023】
任意選択で、前記方法は、
前記電池の電量が前記第4閾値以上であると、連続的に給電し、前記発光素子の発光モードを連続発光モードに決定するステップと、
前記電池の電量が前記第4閾値未満であると、間欠的に給電し、前記発光素子の発光モードを点滅発光モードに決定するステップと、をさらに含む。
【0024】
任意選択で、前記発光モードは連続発光モード及び点滅発光モードを含む。
【発明の効果】
【0025】
本願に係る車両照明システムは、電池を交換したり電池を充電したりする必要がなく、摩擦発電型車両のようにユーザー体験を低下させることがない。また、薄膜ソーラーモジュールを用いることで、弱光環境でも発光効果が良好である。従来の非動力車ではランプを手動でオンオフすることをもとに、自動的に検知してランプをオンオフする便利なスマート機能をユーザーに提供することで、明るい条件で照明することによる資源浪費を回避するだけでなく、暗光環境でユーザーがランプに電源を入れ忘れて危険をもたらす可能性を低減させる。振動検出ユニットによって車両の使用状況を判断することは、車両がアンロックされるか否かによって車両の使用状況を判断する場合よりも正確であり、ロックを設置していなかったり、ユーザーが施錠を忘れたり、ロックが損傷したりした非動力車にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本願の一実施例に係る車両照明システムの概略ブロック図である。
【
図2】本願の一実施例に係る照明システムを備える車両の部分模式図である。
【
図3】本願の一実施例に係る給電方法のフローチャートである。
【
図4】本願の一実施例に係る別の給電方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面を参照して本願の実施形態を更に詳細に説明する。
【0028】
本願の実施例の目的、技術案及び利点をさらに明確にするために、以下、本願の実施例の図面を参照して、本願の実施例の技術案を明確かつ完全に説明する。明らかなように、説明される実施例は本願の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な努力なしで得られるほかの実施例はすべて本願の保護範囲に属する。
【0029】
以下の詳細な説明では、本願の一部として本願の特定実施例を説明するための各明細書図面を参照できる。図面では、類似する符号は異なる図ではほぼ類似する要素を示す。当業者が本願の技術案を実施できるために、以下、本願の各特定実施例を詳細に説明する。なお、ほかの実施例を利用したり本願の実施例について構造、ロジック又は電気特性の変更を行ったりすることができると理解できる。
【0030】
図1は本願の一実施例に係る車両照明システムの概略ブロック図である。該照明システムは車載電源10及び発光素子12を備えられる。該車載電源10は給電モジュール102及び制御モジュール104を備えられる。なお、本発明の実施例では、ランプを発光素子12とすることを例として説明する。
【0031】
1つの可能な実施形態では、任意選択で、給電モジュール102は、ソーラーモジュール1021と、ソーラーモジュール1021の出力端子に結合される電池充電制御ユニット1022と、電池充電制御ユニット1022の出力端子に結合される電池1023と、電池1023に結合される定電流源1024と、を備える。
【0032】
なお、ソーラーモジュール1021は結晶シリコン、アモルファスシリコン、銅インジウムガリウムセレン、ガリウムヒ素等の複数種の材料を含んでもよい。ソーラーモジュール1021は例えばかご又は車体など太陽光を受光しやすい位置に装着される。ソーラーモジュール1021は、例えば薄膜ソーラーモジュールを例としてもよく、薄膜ソーラーモジュールを用いることは、柔軟性が優れ、様々なタイプの非動力車両に幅広く適用できる。また、薄膜ソーラーモジュールは弱光条件での発光特性がほかのソーラーモジュールより優れる。
【0033】
電池充電制御ユニット1022はリチウム電池専用集積回路及びその周辺回路を備え、ソーラーモジュール1021の出力する電力を電池1023に蓄積する。
【0034】
定電流源1024は電池1023の提供する電圧に基づいて、負荷であるランプ12にマッチングする定電流を出力し、ランプ12の輝度が温度の変化、経時変化等によって変化しないことを確保する。
【0035】
本発明の実施例では、制御モジュール104は給電モジュール102の動作状態を制御し、任意選択で、制御モジュール104は定電流源1024によるランプ12への給電を許可するか否かを決定する。
【0036】
制御モジュール104は、それぞれ処理ユニット1045に結合される光強度検出ユニット1041及び振動検出ユニット1043を備える。
【0037】
光強度検出ユニット1041は、車両の使用環境の光強度を検出して処理ユニット1045に検出された光強度を出力するように設定される。例えば、光強度検出ユニット1041はフォトダイオード及びその周辺回路を備える。
【0038】
処理ユニット1045は第1閾値と第2閾値が予め格納され、例えば、該閾値を15luxとしてもよい。処理ユニット1045は少なくとも光強度と第1閾値の関係及び振動状況と第2閾値の関係に基づいて、給電モジュールによる発光素子への給電を許可するか否かを決定するように設定される。例えば、光強度が第1閾値未満であると、車両が弱光条件にあり、給電を必要とすると判定する。
【0039】
1つの可能な実施例では、任意選択で、制御モジュール104は比較ユニット1042をさらに備えてもよい。任意選択で、光強度検出ユニット1041の出力する光強度信号はアナログ信号であり、比較ユニット1042でアナログ信号をデジタル電気信号に変換して、第1閾値と比較し、それにより車両が弱光条件にあるか否かを判断する。
【0040】
振動検出ユニット1043は車両の振動状況を検出して処理ユニット1045に出力するように設定される。処理ユニット1045により振動状況が第2閾値より大きいと決定されると、システムは車両が使用状態にあると判定する。なお、車両の振動状況が一般的に機械信号であるため、該振動検出ユニット1043は振動センサと周辺回路を組み合わせて、機械信号を電気信号に変換してもよい。
【0041】
非動力車がユーザーにより駆動されるため、車両が使用状態にあるか否かを判断する必要があるが、非動力車は動力車のようにエンジン始動の有無又は電源のオンオフによって状態を決定することができない。一般的に、車両がアンロックされるか否かによって判断するが、車両がロックされていないにもかかわらず非使用状態であることが多い。従って、車両のロック状態によって使用状態を判断するメカニズムの正確性が低い。本願では、使用状態の非動力車が走行中に必然的に揺れるため、振動検出ユニット1043によって非動力車の使用状態を判断することのほうは正確性がより高い。なお、振動検出ユニット1043によって使用状態を判断する方法は動力車にも適用できる。
【0042】
1つの可能な実施例では、処理ユニット1045は振動検出ユニット1043と光強度検出ユニット1041の検出結果を受信し、且つそれぞれが自体の予め設定した閾値との関係を取得し、これらの比較結果に基づいて、車両が使用状態にあり且つ環境光が弱いと判断する場合、給電モジュール102によるランプ12への給電を許可する。
【0043】
1つの可能な実施例では、制御モジュール104は、電池1023の電量を検出するように設定される電池電量検出ユニット1044をさらに備えてもよい。
【0044】
処理ユニット1045はさらに、少なくとも電池の電量と第3閾値の関係、光強度と第1閾値の関係及び振動状況と第2閾値の関係に基づいて、給電モジュール102による発光素子(ランプ)12への給電を許可するか否かを決定するように設定される。任意選択で、電池電量検出ユニット1044の出力がアナログ信号である場合、制御モジュール104は、該アナログ信号をデジタル電気信号に変換し、予め設定された閾値と比較するための比較ユニット1042をさらに備えてもよい。処理ユニット1045は光強度、車両の振動状況及び電池の電量とその閾値の関係に基づいて、電池電量が十分か否かを判断し、それによりランプ12をオン又はオフするように、更に給電するか否かを決定する。任意選択で、処理ユニット1045はさらに、電池の電量と第4閾値の関係に基づいて発光素子12の発光モードを決定するように設定される。また、電池1023はさらに制御モジュール104に結合され、制御モジュール104に給電する。
【0045】
なお、該発光モードは連続発光モード及び点滅発光モードを含む。
【0046】
1つの可能な実施例では、車載電源10は、電池1023に結合され、放電制御ユニットと放電制御ユニットに結合されるI/Oインタフェース(例えばUSBインタフェース)とを備える放電モジュール(図示せず)をさらに備えてもよい。放電制御ユニットはさらに処理ユニット1045に結合され、電池の電量が第3閾値より大きいと、処理ユニット1045は電池1023が放電制御ユニットとI/Oインタフェースを介して外部負荷装置に給電するのを許可し、例えば携帯電話又はタブレットPCを充電できる。また、放電制御ユニットは、外部負荷装置のニーズを満たすように、外部負荷装置のタイプに応じてその出力電流を調整してもよい。
【0047】
1つの可能な実施例では、車載電源10は、例えばGPSモジュールのような測位モジュール(図示せず)をさらに備えてもよく、測位モジュールは電池1023により給電され、処理ユニット1045と通信可能であってもよい。別の実施例では、車載電源10は、例えばWiFi又はブルートゥースモジュールなど、各種のネットワーク通信を行うための通信モジュール(図示せず)をさらに備えてもよい。
【0048】
図2は本願の一実施例に係る照明システムを備えた車両の部分模式図である。
図2に示される該車両の局部は自転車のかごであってもよく、照明システムを収容するハウジングを含み、該ハウジングはかごの上縁に固定されてもよく、ソーラーモジュール1021はハウジングの最上部に配置されてもよく、ハウジングのほかの部分に位置してもよい。様々なニーズに応じて、発光素子であるランプ12は様々なタイプの発光素子、例えば発光ダイオードLED等である。
【0049】
以上のように、車載電源、車両照明システムは給電モジュール及び制御モジュールを備え、給電モジュールは順に結合されるソーラーモジュール、電池充電制御ユニット、電池及び定電流源であり、給電モジュールに結合される制御モジュールは光強度検出ユニットによって車両の使用環境の光強度を検出し、振動検出ユニットによって車両の振動状況を検出し、処理ユニットによって給電モジュールによる発光素子への給電を許可するか否かを決定する。本願に係る車両照明システムは充電や電池交換が不要であり、摩擦発電によるユーザー体験の低下を回避し、弱光下で発光効果が良好である。
【0050】
また、薄膜ソーラーモジュールを用いることで、弱光環境でも発光効果が良好である。従来の非動力車ではランプを手動でオンオフすることをもとに、自動的に検知してランプをオンオフする便利なスマート機能をユーザーに提供することで、明るい条件で照明することによる資源浪費を回避するだけでなく、暗光環境でユーザーがランプに電源を入れ忘れて危険をもたらす可能性を低減させる。
【0051】
図3は本願の一実施例に係る給電方法のフローチャートであり、上記車両照明システムに用いられる。該方法は、ステップ201〜ステップ204を含む。
【0052】
ステップ201、ソーラーモジュールを利用して太陽エネルギーを電力に転化して電池に蓄積する。
【0053】
ステップ202、車両の使用環境の光強度を検出する。
【0054】
ステップ203、車両の振動状況を検出する。
【0055】
ステップ204、少なくとも光強度と第1閾値の関係、及び振動状況と第2閾値の関係に基づいて、発光素子に給電するか否かを決定する。
【0056】
以上のように、車両の使用環境の光強度及び車両の振動状況を検出し、少なくとも光強度と第1閾値の関係、及び振動状況と第2閾値の関係に基づいて発光素子に給電するか否かを決定することで、給電安定性を確保し、弱光下で発光効果が良好で、自動的に検知してランプをオンオフする便利なスマート機能を提供する。
【0057】
図4は本願の別の実施例に係る給電方法のフローチャートであり、上記車両照明システムに用いられる。該方法は、ステップ303〜ステップ309を含む。
【0058】
ステップ303では、光強度検出ユニットは車両の使用環境の光強度(光強度)を検出する。
【0059】
任意選択で、ステップ304では、検出したアナログ光強度信号をデジタル電気信号に変換し、該デジタル電気信号は電圧信号であってもよい。
【0060】
ステップ305では、処理ユニット又は比較ユニットは検出した光強度と第1閾値(閾値A)の関係を比較する。たとえば、該第1閾値を15lux又はほかの数値としてもよい。
【0061】
検出した光強度が第1閾値より大きいと、ステップ313に進み、処理ユニットは給電モジュールがランプに給電しなく照明しないように制御して、又はランプを非動作状態に維持する。任意選択で、ランプが動作状態から非動作状態に切り替える間に、所定の時間遅延を設定してもよい。
【0062】
検出した光強度が第1閾値以下であると、ステップ306に進み、振動検出ユニットは車両の振動状況を検出し、車両が使用状態にあるか否かを判断する。
【0063】
ステップ307では、処理ユニットは車両振動状況が第2閾値(閾値B)より大きいか否かを判断する。振動検出データが第2閾値以下であると、車両が使用状態ではないと判定し、ステップ313に進み、処理ユニットは給電モジュールがランプに給電しなく照明しないように制御して、又はランプを非動作状態に維持する。
【0064】
任意選択で、車両振動状況が第2閾値より大きいと、直接にステップ312(該ジャンプは図示せず)に進み、処理ユニットは給電モジュールがランプに給電するように許可して照明をオンにし、又はランプを動作状態に維持し、又は、任意選択で、ステップ308に進み、電池電量検出ユニットは電池電量を検出する。
【0065】
ステップ309では、処理ユニットは検出した電池電量が第3閾値(閾値C)未満か否かを判断する。該第3閾値は、例えば非常に低い電量レベルであり、例えば1%、延いては0に近い値であってもよい。
【0066】
電池の電量が第3閾値未満であると、ステップ313に進み、処理ユニットは給電モジュールがランプに給電しなく照明しないように制御して、又はランプを非動作状態に維持する。つまり、電池が切れる直前に発光素子への給電を停止する。また、電池電量が完全に切れる場合、制御モジュールもランプも動作不能であり、ここで詳細な説明をしない。
【0067】
電池の電量が第3閾値以上であると、ステップ310に進み、処理ユニットは電池電量が第4閾値(閾値D)未満か否かを判断し続ける。1つの可能な実施例では、第4閾値は比較的低い電池電量レベル、例えば10−30%であってもよい。
【0068】
電池の電量が第4閾値以上であると、ステップ312に進み、処理ユニットは給電モジュールがランプに給電するのを許可して照明をオンし、又はランプを動作状態に維持する。
【0069】
電池の電量が第4閾値未満であると、ステップ311では、処理ユニットは給電モジュールがランプに間欠的に給電するように制御して、点滅発光モードを開始する。
【0070】
なお、光強度検出関連のステップと振動検出関連のステップ及び電池電量検出関連のステップの順序は相互に交換でき、ランプをオンする条件は環境光強度が所定閾値未満で且つ車両の振動状況が所定閾値を超えることであり、すなわち車両が弱光条件及び使用状態にあり、又はランプをオンする条件は環境光強度が所定閾値未満で、車両の振動状況が所定閾値を超え且つ電池電量が所定レベルを超えることであるようにすればよい。
【0071】
任意選択で、上記各検出ステップを開始する前、該方法は、ステップ301〜ステップ302をさらに含む。
【0072】
ステップ301、タイマーは計時を開始する。
【0073】
ステップ302、計時時間が閾値を満たすか否かを判断し、満たさないと、ステップ301に戻って計時を継続し、満たすと、ステップ303に進む。任意選択で、計時時間の閾値を5秒としてもよい。任意選択で、連続で数回の光強度検出結果がともに所定の光強度レベルより大きい場合、車両の使用環境が昼間であることを示し、相応的に、計時時間の間隔をより大きい数値に調整してもよい。
【0074】
以上のように、車両の使用環境の光強度及び車両の振動状況を検出し、光強度が第1閾値より大きいか否かを判断し、光強度が第1閾値より大きいと、給電しないと決定する。光強度が第1閾値以下であると、振動状況が第2閾値より大きいか否かを判断し、振動状況が第2閾値以下であると、給電しないと決定する。振動状況が第2閾値より大きいと、給電すると決定する。給電すると決定した後、電池の電量を検出し、電池の電量が第3閾値未満であると、給電を停止する。電池の電量が第3閾値以上であると、電池の電量が第4閾値未満か否かを判断し、電池の電量が第4閾値以上であると、連続的に給電し発光モードを連続発光モードとする。電池の電量が第4閾値未満であると、間欠的に給電して点滅発光モードを開始する。本発明によれば、給電の安定性を確保し、複数種の発光モードを提供し、自動的に検知してランプをオンオフする便利なスマート機能を提供する。
【0075】
上記実施例は本願を説明するためのものであり、本願を限定するものではない。当業者は本願の範囲を逸脱せずに、種々の変更や変形を行うことができるため、すべての同等技術案も本願に開示される範囲に属する。