(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-163571(P2019-163571A)
(43)【公開日】2019年9月26日
(54)【発明の名称】赤ちゃん頭部皮膚保護腕枕
(51)【国際特許分類】
A41B 13/00 20060101AFI20190830BHJP
A47G 9/10 20060101ALI20190830BHJP
【FI】
A41B13/00
A47G9/10 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2018-72731(P2018-72731)
(22)【出願日】2018年3月19日
(71)【出願人】
【識別番号】518116983
【氏名又は名称】尾崎 宰子
(74)【代理人】
【識別番号】516135575
【氏名又は名称】濱松 暢史
(72)【発明者】
【氏名】尾崎 宰子
【テーマコード(参考)】
3B102
3B128
【Fターム(参考)】
3B102AA00
3B102AC00
3B128MA00
(57)【要約】
【課題】従来の乳児用腕枕には東部に接する部分に厚みがなく、布団に寝かしつけたときに布団の冷たさから再び起きてしまうことが多発していた。
【解決手段】腕枕の、乳児の頭部にあたる部分に、乳児用の枕を縫い付けるなどして厚みを持たせることにより、布団に寝かしつけたときの温度差が発生しないようにしたものである。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
乳児が眠って布団に降ろした後でも腕を脱却しやすい構造の腕枕
【請求項2】
乳児を布団に降ろした後腕を外しても、乳児頭部の枕に接する部分の温度変化がほとんどない乳児用枕付きであること。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、赤ちゃんの頭部の皮膚を保護する仕組みに関する。
【背景技術】
【0002】
乳児の皮膚はデリケートであり、乳児を抱く大人の腕には、柔軟剤や冬服の繊維などの化学物質、人により皮膚疾患のための軟膏や季節によっては虫よけスプレーなどの様々な物質に接し、良い影響があるとは思えない。その乳児専用の腕枕であれば、常に同じ環境が頭部の皮膚には提供され、皮膚の健康を保つことができる。これはそのための育児用品である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−000141公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、頭部の清潔さは保たれるものの、夜泣きなどの時に寝かしつけた後、腕枕を外すことによって頭部の温度が変わって、せっかく眠った乳児を起こしてしまうこともある。そうなるとまた最初からやり直しで、親の負担は倍増してしまう。
そこで、この発明は頭部に接する部分にスポンジ状のクッションを縫い付け、布団に寝かしつけたときの環境を極力変化させないようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、第一発明は、市販のタオルを、たたんだ時に高さが約25センチ程度になるよう筒状に縫い合わせ、ある程度腕が曲がった状態でも脱着が容易になるようにする。このことによって、乳児が寝た後でも布団に寝かしつけたときに容易に腕から取り外すことができることを特徴とする腕枕である。
また第二発明は、乳児の頭部にあたる部分に、少し厚みのあるクッションを縫い付けることによって、布団に寝かしつけた際にそのまま枕として使用でき、大人が腕を外しても乳児の頭部にあたる分の温度変化が起きにくく、乳児はそのまま眠り続けることができる腕枕である。
【発明の効果】
【0006】
第一発明、および第二発明によれば、乳児の頭部の環境は清潔なまま保つことができ、乳児の頭部にあたる部分の温度変化が起きにくくすることで、夜泣きなどで寝かしつけたときの成功率が格段に上がる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】この発明の一実施形態を示す斜視図である。タオルの中心部分に乳児用の枕を縫い付ける。そのあと、たたんだ時の高さが25センチメートル程度になるように筒状にタオルの長手方向の端を縫い合わせる。腕の太さよりかなり余裕を持たせることにより、乳児が寝た後腕を曲げた状態でも、容易に腕からこの腕枕を外すことが可能となる。
【
図2】この発明を実際に使用する際は、タオルを広げて腕を通す。
【0008】
この実施形態によれば、乳児を布団に降ろした後でも腕枕に接する部分の温度変化はほとんどなく、乳児は起きにくくなる。
【符号の説明】
【0009】
1 市販のタオル
2 市販の乳児用枕(スポンジ入り もしくは少し厚めのもの)