(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-163875(P2019-163875A)
(43)【公開日】2019年9月26日
(54)【発明の名称】警報システムおよびプログラム
(51)【国際特許分類】
F24F 11/52 20180101AFI20190830BHJP
F24F 11/33 20180101ALI20190830BHJP
F24F 11/526 20180101ALI20190830BHJP
F24F 11/65 20180101ALI20190830BHJP
H04Q 9/00 20060101ALI20190830BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20190830BHJP
G08B 21/02 20060101ALI20190830BHJP
G08B 21/00 20060101ALI20190830BHJP
G08B 13/06 20060101ALI20190830BHJP
【FI】
F24F11/52
F24F11/33
F24F11/526
F24F11/65
H04Q9/00 301D
H04M11/00 301
G08B21/02
G08B21/00 A
G08B13/06
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2018-50877(P2018-50877)
(22)【出願日】2018年3月19日
(71)【出願人】
【識別番号】000220262
【氏名又は名称】東京瓦斯株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000190301
【氏名又は名称】新コスモス電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083725
【弁理士】
【氏名又は名称】畝本 正一
(74)【代理人】
【識別番号】100140349
【弁理士】
【氏名又は名称】畝本 継立
(74)【代理人】
【識別番号】100153305
【弁理士】
【氏名又は名称】畝本 卓弥
(72)【発明者】
【氏名】石黒 大樹
(72)【発明者】
【氏名】弘田 朋仙
(72)【発明者】
【氏名】小林 豊
(72)【発明者】
【氏名】西上 佳典
【テーマコード(参考)】
3L260
5C084
5C086
5K048
5K201
【Fターム(参考)】
3L260AA01
3L260AB01
3L260AB11
3L260AB14
3L260BA02
3L260BA05
3L260BA06
3L260BA16
3L260BA64
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3L260CA01
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3L260FB01
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3L260FC33
3L260GA17
3L260HA01
3L260JA05
3L260JA16
3L260JA18
3L260JA19
3L260JA23
5C084AA02
5C084AA07
5C084CC01
5C084CC06
5C084EE01
5C084HH02
5C084HH03
5C084HH17
5C086AA06
5C086AA09
5C086AA27
5C086BA01
5C086CA28
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5C086CB21
5C086CB36
5C086DA14
5C086DA27
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5K048AA15
5K048BA08
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5K201AA07
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5K201EA07
5K201EB06
5K201ED05
5K201ED08
5K201ED09
(57)【要約】
【課題】各家屋や各部屋に設置される警報器の機能を拡張して居住空間の快適性、利便性および安全性を高める。
【解決手段】温度、湿度または侵入者の何れかまたは二以上を検出する検出部(4)と、温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、該検出情報、乾燥情報、熱中症予防情報、ヒートショック予防情報、カビ予防情報、警報、空調機(26)または加湿器(28)の制御情報の何れかまたは二以上を出力する制御部(6)と、検出情報、乾燥情報、熱中症予防情報、ヒートショック予防情報、カビ予防情報または警報の何れかを報知する報知部(10)と、検出情報を含む報知情報を情報端末または他のシステムに通知する通信部(8)とを備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
温度、湿度または侵入者の何れかまたは二以上を検出する検出部と、
温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、該検出情報、乾燥情報、熱中症予防情報、ヒートショック予防情報、カビ予防情報、警報、空調機または加湿器の制御情報の何れかまたは二以上を出力する制御部と、
前記検出情報、前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記ヒートショック予防情報、前記カビ予防情報または前記警報の何れかを報知する報知部と、
前記検出情報を含む報知情報を情報端末または他のシステムに通知する通信部と、
を備えることを特徴とする警報システム。
【請求項2】
前記制御部は、前記情報端末からの指示を受け、前記報知情報を、指示を発した前記情報端末または前記他のシステムに通知する請求項1に記載の警報システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記制御出力を発した後、前記検出情報が改善されない場合、前記情報端末に検出情報が改善されない旨を通報することを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記警報を他の報知に優先させることを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
【請求項5】
コンピュータにより実現するプログラムであって、
温度、湿度または侵入者の何れかまたは二以上を検出する機能と、
温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、該検出情報、乾燥情報、熱中症予防情報、ヒートショック予防情報、カビ予防情報、警報、空調機または加湿器の制御情報の何れかまたは二以上を出力する機能と、
前記検出情報、前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記ヒートショック予防情報、前記カビ予防情報または前記警報の何れかを報知する機能と、
前記検出情報を含む報知情報を情報端末または他のシステムに通知する機能と、
を前記コンピュータで実現するためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は温度、湿度または侵入者の検出情報を用いる報知情報や機器の制御情報の送出技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ガス漏れ警報器はガス漏れ異常を検出し、不測の事態の発生を抑止する。家屋内の安全確保は火災などに限定されない。
特許文献1には複数の機器と複数の報知装置との間にサーバーを備え、各機器からの情報をサーバーに取り込み、報知情報を報知装置から出力することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−278045号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、各機器の状況をサーバーにより確認し、報知情報を報知装置から報知させる技術(たとえば、特許文献1)では、サーバーの設置が必要であり、各家庭に設置するシステムとしては大掛かりとなる。
斯かる要求や課題について、特許文献1にはその開示や示唆はなく、それを解決する構成等についての開示や示唆はない。
家屋やその部屋には警報器が設置されているが、その機能はガス漏れ、火災などの限定された機能に留まっている。
そこで、本発明の目的は上記課題に鑑み、各家屋や各部屋に設置される警報器の機能を拡張して居住空間の快適性、利便性および安全性を高めることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の警報システムの一側面によれば、温度、湿度または侵入者の何れかまたは二以上を検出する検出部と、温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、該検出情報、乾燥情報、熱中症予防情報、ヒートショック予防情報、カビ予防情報、警報、空調機または加湿器の制御情報の何れかまたは二以上を出力する制御部と、前記検出情報、前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記ヒートショック予防情報、前記カビ予防情報または前記警報の何れかを報知する報知部と、前記検出情報を含む報知情報を情報端末または他のシステムに通知する通信部とを備える。
この警報システムにおいて、前記制御部は、前記情報端末からの指示を受け、前記報知情報を、指示を発した前記情報端末または前記他のシステムに通知してよい。
この警報システムにおいて、前記制御部は、前記制御出力を発した後、前記検出情報が改善されない場合、前記情報端末に検出情報が改善されない旨を通報してよい。
この警報システムにおいて、前記制御部は、前記警報を他の報知に優先させてよい。
【0006】
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータにより実現するプログラムであって、温度、湿度または侵入者の何れかまたは二以上を検出する機能と、温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、該検出情報、乾燥情報、熱中症予防情報、ヒートショック予防情報、カビ予防情報、警報、空調機または加湿器の制御情報の何れかまたは二以上を出力する機能と、前記検出情報、前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記ヒートショック予防情報、前記カビ予防情報または前記警報の何れかを報知する機能と、前記検出情報を含む報知情報を情報端末または他のシステムに通知する機能とを前記コンピュータで実現する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の警報システムまたはプログラムによれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) 温度、湿度または侵入者の何れかまたは二以上の検出情報により、熱中症予防報知、ヒートショック予防報知、カビ予防報知、威嚇警報、空調制御または加湿制御の何れかまたは二以上を行うことができ、ユーザー環境の快適化や防犯性を高め、安心安全性を拡大できる。
(2) たとえば、一つの警報器を以て複数の検出、報知、機器制御を行うことができ、警報器の多機能化とともに、システムのコンパクト化を実現できる。
(3) 居住域の状況を情報端末で監視でき、情報端末による家屋内機器の遠隔操作を実現できるので、利便性の高い警報システムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】一実施の形態に係る警報システムを示す図である。
【
図2】検出部、処理部および記憶部の機能を説明するための図である。
【
図3】警報システムの処理シーケンス1を示す図である。
【
図4】警報システムの処理シーケンス2を示す図である。
【
図5】実施例1に係る警報システムを示す図である。
【
図6】Aは警報システムおよび機器などのハードウェアを示す図、Bは情報端末を示す図である。
【
図7】実施例1に係る警報システムの処理シーケンスを示す図である。
【
図8】Aは動作パターン(1)を示す図、Bは動作パターン(1)を実現する処理手順を示すフローチャートである。
【
図9】Aは動作パターン(2)を示す図、Bは動作パターン(2)を実現する処理手順を示すフローチャートである。
【
図10】Aは動作パターン(3)を示す図、Bは動作パターン(3)を実現する処理手順を示すフローチャートである。
【
図11】Aは動作パターン(4)を示す図、Bは動作パターン(4)を実現する処理手順を示すフローチャートである。
【
図12】Aは動作パターン(5)を示す図、Bは動作パターン(5)を実現する処理手順を示すフローチャートである。
【
図13】Aは動作パターン(6)を示す図、Bは動作パターン(6)を実現する処理手順を示すフローチャートである。
【
図14】実施例2に係る警報システムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<警報システム>
図1は、一実施の形態に係る警報システムを示している。
図1に示す構成は一例であり、係る構成に本発明が限定されるものではない。
この警報システム2には検出部4、制御部6、通信部8および報知部10が備えられる。検出部4は、温度、湿度または侵入者を検出し、その検出情報を出力する。この検出情報は、温度、湿度または侵入者の何れかまたは二以上を含んでよい。温度は居住空間たとえば、居室の温度である。湿度はたとえば、居室の湿度である。侵入者はたとえば、居室や家屋に対する部外者の立入り者である。
【0010】
制御部6には処理部12、記憶部14、報知制御部16、機器制御部18が備えられる。処理部12は検出部4から検出情報の取り込み、記憶部14への検出情報の格納、検出情報の判断、報知制御部16や機器制御部18の制御、通信部8や報知部10の制御を行う。
通信部8は制御部6の制御により、情報端末20または他のシステム22との通信に用いられる。
報知制御部16は処理部12が出力する報知情報により、報知部10から報知させる。機器制御部18は処理部12が出力する制御情報により、機器24から選択されるたとえば、空調機26または加湿器28を制御する。空調機26にはエアコンディショナーや除湿器などの空調を行う機器が含まれる。空調機26または加湿器28の制御には発停制御、状態制御の双方が含まれる。
【0011】
<検出部4、処理部12および記憶部14の各機能>
検出部4には
図2に示すように、複数のセンサとしてたとえば、温度センサ4−1、湿度センサ4−2および侵入者センサ4−3が含まれる。この場合、検出部4の検出情報には、温度センサ4−1から温度情報、湿度センサ4−2から湿度情報、侵入者センサ4−3から侵入者情報が得られる。
【0012】
処理部12はたとえば、コンピュータで構成すればよく、処理部12では検出情報の取込み30、状況判断32、情報報知制御34、機器制御36、警報報知制御38、通信制御40が含まれる。
a)検出情報の取込み30
処理部12は検出部4から検出情報を取り込む。この検出情報には、温度情報、湿度情報、侵入者情報の何れかまたは二以上が含まれる。
【0013】
b)状況判断32
処理部12は検出情報のうち、温度情報、湿度情報、侵入者情報の何れかまたは二以上を用いて状況判断を行う。
この判断には次の判断が含まれる。
b−1)温度情報および湿度情報により、熱中症発症のおそれを判断
b−2)温度情報および湿度情報により、ヒートショック発症のおそれを判断
b−3)温度情報および湿度情報により、乾燥異常(低湿度)の判断
低湿度とはたとえば、乾燥が進み、インフルエンザなどのウィルス感染の危険性がある場合である。
b−4)湿度異常などの高湿度の判断
高湿度とは、湿度が上昇し、温度と相まってカビが発生し易い状況になっている場合である。
b−5)侵入者判断
侵入者判断は、施錠中の窓やドアを無断で開錠して立入った場合を侵入者として判断すればよい。家人が施錠中の窓やドアを開錠すると、侵入者と見なされることになるが、その場合には侵入者判断の解除などの操作を行えばよい。
【0014】
c)情報報知制御34
情報報知制御34には次の制御が含まれる。
c−1)熱中症予防報知
処理部12は熱中症発症のおそれ判断の結果により、熱中症予防報知を表す音声メッセージを出力する。
c−2)ヒートショック予防報知
処理部12はヒートショック発症のおそれ判断の結果により、ヒートショック予防報知を音声メッセージで行う。
c−3)低湿度報知
処理部12は乾燥異常などの低湿度の判断結果により、低湿度報知を音声メッセージで行う。
c−4)高湿度報知
処理部12は湿度異常などの高湿度の判断結果により、高湿度報知を音声メッセージで行う。
【0015】
d)機器制御36
この機器制御36には次の制御が含まれる。
d−1)空調制御
処理部12は、熱中症予防、ヒートショック予防、低湿度、もしくは高湿度の際、空調機26に対する制御出力を出力する。
処理部12は情報端末20からの指示を受け、同様の空調制御を行う。
d−2)加湿制御
処理部12は、低湿度の際、加湿器28による加湿制御を行う。
処理部12は、情報端末20からの指示を受け、同様の加湿制御を行う。
d−3)除湿制御
処理部12は、高湿度の際、空調機26による除湿制御を行う。
処理部12は、情報端末20からの指示を受け、同様の除湿制御を行う。
【0016】
e)警報報知制御38
この警報報知制御38には次の制御が含まれる。
e−1)警報
処理部12は侵入者情報により警報を出力する。
e−2)威嚇警報
処理部12は侵入者情報により侵入者に対する威嚇警報を出力する。
【0017】
f)通信制御40
この通信制御40には次の制御が含まれる。
f−1)情報端末20との通信
処理部12は、熱中症予防、ヒートショック予防、高湿度または低湿度の際、情報端末20との通信を確立し、情報端末20に検出情報などの状態情報を通知する。
処理部12は、通信を確立させた情報端末20から指示情報を受け、既述の空調制御、加湿制御、警報報知制御を行う。
f−2)他のシステム22への通知
処理部12は、他のシステム22との通信を確立させ、他のシステム22に対し、警報報知情報を提供する。
【0018】
記憶部14にはOS(Operating System)や警報システムなどのプログラム42、検出情報44、判断情報46、履歴情報48、通信情報50が格納される。検出情報44には温度、湿度または侵入者を表す情報が含まれる。判断情報46には検出情報からの状況判断などの情報が格納される。履歴情報48には報知結果、制御結果、通信結果などの履歴が時間情報とともに格納される。通信情報50には通信に必要な識別情報などが格納される。
【0019】
<処理シーケンス1>
図3は、この警報システム2の処理シーケン1の一例を示している。この処理シーケン1において、Sはステップ(工程)を表し、Sに付した番号はその順序を示している(以下同様)。
検出部4および制御部6は電源投入を契機に初期化を行い、駆動状態に移行する。検出部4は温度検出、湿度検出、侵入者検出を継続して実行し、検出情報を送出する(S101)。制御部6は検出部4から検出情報を取り込み(S102)、検出情報から状況を判断する(S103)。この状況判断には、
温度情報および湿度情報を用いて熱中症発症のおそれ判断(b−1)、
温度情報および湿度情報を用いてヒートショック発症のおそれ判断(b−2)、
温度情報および湿度情報を用いて乾燥異常の判断(b−3)、湿度情報を用いて湿度異常の判断(b−4)、侵入者情報を用いて侵入者判断(b−5)など
が含まれる。温度情報および湿度情報による乾燥異常の判断(b−3)にはインフルエンザなどのウィルス感染予防が含まれる。また、湿度異常の判断(b−4)にはカビ発生予防などが含まれる。
【0020】
この判断の結果、処理部12は、報知情報または警報を出力し(S104)、報知部10から報知し(S105)、警報または威嚇警報を出力する(S106)。報知には、熱中症予防報知(c−1)、ヒートショック予防報知(c−2)、低湿度報知(c−3)、高湿度報知(c−4)が含まれる。警報には警報(e−1)、威嚇警報(e−2)が含まれる。報知はたとえば、音声メッセージで行われ、警報はたとえば、音声メッセージの他、ブザー音でよく、威嚇警報は無駄に侵入者に対する威嚇としてブザー音の他、警告メッセージを出力すればよい。
処理部12は機器24に対する制御情報を出力し(S107)、この制御情報を受けた機器24が駆動する(S108)。つまり、熱中症発症のおそれの場合であれば空調機26を動作させて冷房し、低湿度であれば加湿器28を動作させて加湿する。また、カビ発生予防など、高湿度であれば、空調機26を動作させて除湿を行う。
【0021】
そして、処理部12は、通信部8と情報端末20または他の通信システム22との通信を確立させ(S109)、情報端末20に検出情報、報知情報、機器24の制御情報などを通知し、他のシステム22には侵入者情報や警報などを通知する(S110)。
【0022】
<処理シーケンス2>
図4は、この警報システム2の処理シーケンス2の一例を示している。この処理シーケンス2は、処理シーケンス1で通信部8から制御情報などを通知した情報端末20からの指示情報に基づく処理手順である。
【0023】
処理部12が情報端末20との通信を確立し(S201)、情報端末20から指示情報を受信する(S202)。処理部12は、情報端末20への通知情報の関連など、指示情報から指示内容を判断する(S203)。この判断結果として、処理部12は報知情報または警報情報を出力し(S204)、報知部10から報知し(S205)、警報および威嚇警報を出力する(S206)。
処理部12は判断結果として、機器24に対する制御情報を出力し(S207)、この制御情報を受けた機器24が駆動する(S208)。この場合、情報端末20からの指示情報により、空調機26を動作させて冷房し、加湿器28を動作させて加湿し、または空調機26を動作させて除湿を行う。
【0024】
<一実施の形態の効果>
この一実施の形態によれば、次の効果が得られる。
(1) 検出情報を取り込み、熱中症予防報知、ヒートショック予防報知、カビ予防報知、警報、空調制御または加湿制御の何れかまたは二以上を行うことができ、居住空間の環境状態を改善できるとともに、防犯性を向上させることができる。
(2) 居住空間に設置される警報器を用いて温度や湿度、侵入者の検出に基づき、居住者に対する報知や警告、侵入者に対する威嚇に加え、機器制御を行うことができ、警報器の多機能化とともに、多機能のシステムを構築できる。
(3) 居住域の利便性、安心・安全性を高めることができる。
【実施例1】
【0025】
<警報システム>
図5は、実施例1に係る警報システムを示している。この実施例1において、
図1と同一部分には同一符号を付してある。
この警報システム2はひとつの警報器52に組み込まれている。この警報器52はガスセンサや火災センサなどを備え、居宅や居室の天井などに設置されている。
この警報器52には他のシステム22の端末部54や機器24が接続されている。この機器24には一例として空調機26、加湿器28が含まれる。機器24と警報器52の接続は、ケーブルなどの有線でもよく、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などの無線でもよい。警報器52、機器24、端末部54が屋内56に設置されるのに対し、情報端末20は屋内56または屋外58で使用可能である。
【0026】
<警報器52、機器24および情報端末20>
図6は実施例1に係る警報器52、機器24および情報端末20を示している。
図6において、
図1と同一部分には同一符号を付してある。
警報器52の報知部10にはたとえば、スピーカ6−1が備えられ、ブザー6−2を備えてもよい。スピーカ6−1は報知制御部16の出力により、警報音、報知メッセージ、警報メッセージ、警告音などを出力する。ブザー6−2は報知制御部16の出力により、警報音を出力する。
【0027】
空調機26には入出力部60、空調制御部62、空調機能部64が備えられる。入出力部60には機器制御部18が接続され、機器制御部18から制御情報が提供される。空調制御部62は機器制御部18からの制御情報に基づき、空調機能部64の動作を制御する。空調機能部64は、冷房、暖房または除湿などの機能を備え、これらの機能を選択的に実現する。
加湿器28には入出力部66、加湿制御部68、加湿機能部70が備えられる。入出力部66には機器制御部18が接続され、機器制御部18から制御情報が提供される。加湿制御部68は機器制御部18からの制御情報に基づき、加湿機能部70の動作を制御する。加湿機能部70は加湿などの機能を備え、加湿動作を行う。
【0028】
情報端末20には周知のように、通信部72、処理部74、入出力操作部76などが備えられる。通信部72は処理部74の制御により、電話回線などの通信回線を媒介にして警報システム2の通信部8との通信接続が可能である。処理部74はプロセッサであり、図示しない記憶部にあるOSなど、各種のプログラムを実行する。このプログラムには警報システム2と連係し、警報システム2からの報知情報を受け、警報システム2に指示情報を通知する機能を実現するプログラムが含まれる。
入出力操作部76は情報端末20のたとえば、表示部およびタッチセンサで構成される。表示部に表示されたダイヤル画面表示に対し、ユーザーのタッチ入力をタッチセンサで受け付け、警報システム2へユーザーから指示情報を入力できる。
【0029】
<警報システム2の処理シーケンス>
図7は、警報システム2の処理シーケンスを示している。この処理シーケンスは警報システム2の既述の機能を実現する制御部6の処理手順の一例である。
この処理シーケンスにおいて、動作パターン(1) ないし動作パターン(7) は次の通りである。
動作パターン(1) :熱中症予防報知および空調制御(冷房)
動作パターン(2) :ヒートショック予防報知
動作パターン(3) :低湿度予防報知および加湿制御
動作パターン(4) :カビ予防報知
動作パターン(5) :情報端末20からの空調制御および加湿制御
動作パターン(6) :警報および他のシステム22への通報
動作パターン(7) :情報端末20への通報
【0030】
処理部12は、検出部4から検出情報を取り込み(S301)、検出情報により状況判断を行う(S302)。この状況判断の結果、処理部12は動作パターン(1) 〜動作パターン(7) の何れかを選択する(S303)。
動作パターン(1) は、室内の温度、湿度の検出情報から熱中症発症の危険性ありと判断した場合に選択される(S304のYES)。この場合、熱中症予防の報知および空調機26の冷房運転を行う(S305)。
【0031】
動作パターン(2) は、室内の温度、湿度の検出情報からヒートショック発症のおそれありと判断した場合に選択される(S306のYES)。この場合、ヒートショック発症予防の報知を行う(S307)。
【0032】
動作パターン(3) は、室内の湿度の検出情報から低湿度(乾燥)と判断した場合に選択される(S308のYES)。この場合、低湿度予防の報知および加湿器28の加湿動作を行う(S309)。
【0033】
動作パターン(4) は、室内の温度、湿度の検出情報から高湿度と判断した場合に選択される(S310のYES)。この場合、カビ予防の報知を行う(S311)。
【0034】
動作パターン(5) は、情報端末20からの通知を受けた際に選択される(S312のYES)。この場合、空調機26を駆動し、暖房または冷房運転を行う(S313)。
動作パターン(6) はたとえば、侵入者を検出した際、警報、情報端末20または他のシステム22への通報の際に選択される(S314のYES)。この場合、警報の報知、情報端末20または他のシステム22との通信を確立し、警報などを通報する(S315)。
動作パターン(7) は、情報端末20への通知を送る際に選択される(S316)。この場合、情報端末20に対し、警報器52から検出情報または報知情報の何れか一方または双方が通報される(S317)。
【0035】
<動作パターン(1) >
図8のAに示すように、この動作パターン(1) では熱中症予防の報知とともに空調機26を駆動する。この場合、報知ではたとえば、報知部10のスピーカ6−1からたとえば、「ポーン、ヘヤガタイヘンアツクナッテイマス。エアコンヲオンシマス。スイブンヤエンブンヲトルヨウニシマショウ」が発せられる。
この動作パターン(1) では、
図8のBに示すように、室内の温度、湿度の検出情報から熱中症発症のおそれありと判断した場合(S401)、熱中症予防の報知を行い(S402)、空調機26を駆動して冷房運転を行う(S403)。室内の検出温度をt〔℃〕、検出湿度をh〔%〕とすれば、熱中症発症の危険性を判断するたとえば、基準温度tmax および基準湿度hmax を超えた場合に熱中症発症のおそれと判断する。なお、湿度は空気中に含まれる水蒸気の量である。
【0036】
<動作パターン(2) >
図9のAに示すように、この動作パターン(2) では、ヒートショック発症予防の報知を行う。この報知ではたとえば、報知部10のスピーカ6−1からたとえば、「ポーン、ヒエコンデイマス、ニュウヨクジニハヒートショックニオキヲツケクダサイ、シツオンハタカク、ユオンハヒクク、ヲココロガケマショウ」が発せられる。
この動作パターン(2) では、
図9のBに示すように、室内の温度、湿度の検出情報からヒートショック発症の危険性ありと判断した場合(S501のYES)、ヒートショック発症予防の報知を行う(S502)。検出温度t〔℃〕、検出湿度h〔%〕が、ヒートショック発症の危険性を判断するたとえば、基準温度tmin および基準湿度hmin を下回った場合にヒートショック発症のおそれと判断する。
【0037】
<動作パターン(3) >
図10のAに示すように、この動作パターン(3) では、乾燥予防の報知および加湿を行う。この場合、報知ではたとえば、「ポーン ヘヤガカンソウシナイヨウニココロガケマショウ」が発せられる。
この動作パターン(3) では
図10のBに示すように、湿度の検出情報から低湿度(乾燥)と判断した場合、低湿度予防の報知を行い(S602)、加湿器28を駆動して加湿運転を行う(S603)。検出湿度h〔%〕が異常乾燥を表す基準湿度hfを下回った場合に低湿度予防を行う。
【0038】
<動作パターン(4) >
図11のAに示すように、動作パターン(4) は、室内の温度、湿度の検出情報から高湿度と判断した場合、カビ予防を通報する。この場合、カビ予防の報知ではたとえば、「ポーン、カビガハッセイシヤスクナッテイマス。マドヲアケテカゼトオシヲヨクシマショウ」が発せられる。
この動作パターン(4) では
図11のBに示すように、高温度および高湿度を検出した場合(S701)、カビ予防の報知を行う(S702)。たとえば、検出温度t〔℃〕、検出湿度h〔%〕が基準温度tmax および基準湿度hmax を超えた場合に高温、高湿度と判断すればよい。
【0039】
<動作パターン(5) >
図12のAに示すように、動作パターン(5) は情報端末20からの指示で屋外から空調機26を動作させる。加湿器28を動作させてもよい。
この動作パターン(5) では、
図12のBに示すように、たとえば、外出先から情報端末20の指示情報を処理部12で受け(S801)、空調機26を駆動し、暖房または冷房運転を行う(S802)。この場合、警報器52から情報端末20に高温度、高湿度を表す検出情報の報知を行い、この報知を受けた情報端末20から屋内の警報器52に指示情報を提供する。
【0040】
<動作パターン(6) >
図13のAに示すように、動作パターン(6) は、侵入者検知に基づく警報とともに、侵入者センサ4−3の侵入者情報を情報端末20または他のシステム22に通報する場合である。この場合、通報はたとえば、「!!シンニュウシャデス!!」が発せられる。
この動作パターン(6)では、
図13のBに示すように、侵入者検知に基づき、警報を発し(S901)、処理部12から情報端末20または他のシステム22へ警報発生を通知し(S902)、情報端末20に状況を通報する(S903)。この通報には状況表示とともに、その状況を表す報知としてたとえば、「シンニュウシャ(侵入者)センサガハンノウシマシタ」が発せられる。
【0041】
<動作パターン(7) >
この動作パターン(7) では、情報端末20からの要求により、制御部6からその情報端末20に検出情報、制御情報などの情報が通知される。
【0042】
<実施例1の効果>
この実施例1によれば、次の効果が得られる。
(1) 高温多湿時に、熱中症発症の危険性を察知し、その報知とともに空調機26を動作させることができる。
(2) 異常乾燥時、インフルエンザ発症などの予防を報知し、同時に加湿器を動作させることができる。
(3) 湿度上昇の検出に基づき、カビ発生予防を報知し、注意を喚起する。
(4) 情報端末20に検出情報を通報し、情報端末20から屋内の警報器52を媒介として空調機26および加湿器28を動作させることができる。
(5) 侵入者の検知により、警報を発して侵入者に威嚇を行うとともに情報端末20や他システム22に通報できる。
【実施例2】
【0043】
図14は、実施例2に係る警報システムを示している。この警報システム2では、既述の温度センサ4−1、湿度センサ4−2、侵入者センサ4−3を、ガスセンサや火災センサを備える警報器筐体78から外部に取り出し、居室の天井や壁に設置してよいし、温度センサ4−1、湿度センサ4−2を複数箇所に設置してよい。侵入者センサ4−3は、施錠される複数のドアや窓の開閉部に設置すればよく、たとえば、近接スイッチなどで構成してよい。
この実施例2によれば、温度、湿度または侵入者の検出範囲を拡大でき、居宅または居室の安全性や快適性を高めることができる。
【0044】
〔他の実施の形態〕
本発明には次のバリエーションが含まれる。
(1) 空調機26に除湿機能を備えていれば、高温多湿時、除湿機能を選択して動作させてもよい。
(2) 温度や湿度の検出情報に基づく制御出力を発した後、温度や湿度の検出情報が改善されない場合、情報端末20に再度検出情報や、検出情報が改善されない旨の通知を行えばよい。
(3) 警報および他の報知が競合した場合には、警報、情報端末20または他のシステム22への通報を優先させればよい。
(4) 制御部6が情報端末20からの指示により他のシステム22に通報をする動作パターンを備えてもよい。
(5) 警報器52にカメラ機能を備えて、侵入者検出時、侵入者の撮影およびその記録をしてもよい。
【0045】
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明によれば、警報器を多機能化し、ユーザーの安全性や快適性を高めることができる。
【符号の説明】
【0047】
2 警報システム
4 検出部
4−1 温度センサ
4−2 湿度センサ
4−3 侵入者センサ
6 制御部
8 通信部
10 報知部
12 処理部
14 記憶部
16 報知制御部
18 機器制御部
20 情報端末
22 他のシステム
24 機器
26 空調機
28 加湿器
30 取り込み
32 状況判断
34 情報報知制御
36 機器制御
38 警報報知制御
40 通信制御
42 プログラム
44 検出情報
46 判断情報
48 履歴情報
50 通信情報
52 警報器
54 端末部
56 屋内
58 屋外
78 警報器筐体
【手続補正書】
【提出日】2018年7月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
温度、湿度または侵入者の何れかまたは二以上を検出する検出部と、
前記検出部が検出した温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、該検出情報、乾燥情報、熱中症予防情報、ヒートショック予防情報、カビ予防情報、警報、空調機または加湿器の制御情報の何れかまたは二以上を出力する制御部と、
前記検出情報、前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記ヒートショック予防情報、前記カビ予防情報および前記警報からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、
前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する通信部と、
を備えることを特徴とする警報システム。
【請求項2】
前記制御部は、前記情報端末からの指示を受け、前記報知情報を、指示を発した前記情報端末または前記他のシステムに通知する請求項1に記載の警報システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記制御情報を出力した後、温度または湿度に関する前記検出情報が改善されない場合、前記情報端末に検出情報が改善されない旨を通報することを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記警報を他の前記報知情報の報知に優先させることを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
【請求項5】
コンピュータにより実現するプログラムであって、
温度、湿度または侵入者の何れかまたは二以上を検出する機能と、
温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、該検出情報、乾燥情報、熱中症予防情報、ヒートショック予防情報、カビ予防情報、警報、空調機または加湿器の制御情報の何れかまたは二以上を出力する機能と、
前記検出情報、前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記ヒートショック予防情報、前記カビ予防情報および前記警報からなる報知情報のうちの何れかを報知する機能と、
前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する機能と、
を前記コンピュータで実現するためのプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の警報システムの一側面によれば、温度、湿度または侵入者の何れかまたは二以上を検出する検出部と、
前記検出部が検出した温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、該検出情報、乾燥情報、熱中症予防情報、ヒートショック予防情報、カビ予防情報、警報、空調機または加湿器の制御情報の何れかまたは二以上を出力する制御部と、前記検出情報、前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記ヒートショック予防情報、前記カビ予防情報
および前記警報
からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、
前記報知情報
の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する通信部とを備える。
この警報システムにおいて、前記制御部は、前記情報端末からの指示を受け、前記報知情報を、指示を発した前記情報端末または前記他のシステムに通知してよい。
この警報システムにおいて、前記制御部は、前記制御
情報を出
力した後、
温度または湿度に関する前記検出情報が改善されない場合、前記情報端末に検出情報が改善されない旨を通報してよい。
この警報システムにおいて、前記制御部は、前記警報を他の
前記報知情報の報知に優先させてよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータにより実現するプログラムであって、温度、湿度または侵入者の何れかまたは二以上を検出する機能と、温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、該検出情報、乾燥情報、熱中症予防情報、ヒートショック予防情報、カビ予防情報、警報、空調機または加湿器の制御情報の何れかまたは二以上を出力する機能と、前記検出情報、前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記ヒートショック予防情報、前記カビ予防情報
および前記警報
からなる報知情報のうちの何れかを報知する機能と、
前記報知情報
の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する機能とを前記コンピュータで実現する。
【手続補正書】
【提出日】2018年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
温度および湿度を検出する検出部と、
予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、前記検出部が検出した温度および湿度の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力する制御部と、
前記制御部から出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、および前記カビ予防情報からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、
前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する通信部と、
を備えることを特徴とする警報システム。
【請求項2】
前記制御部は、前記情報端末からの指示を受け、前記報知情報を、指示を発した前記情報端末または前記他のシステムに通知する請求項1に記載の警報システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記制御情報を出力した後、温度または湿度に関する前記検出情報が改善されない場合、前記情報端末に検出情報が改善されない旨を通報することを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
【請求項4】
温度、湿度および侵入者を検出する検出部と、
予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、前記検出部が検出した温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力し、侵入者の検出情報を受けたときに警報を出力し、前記警報と前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記カビ予防情報とが競合した場合には前記警報を優先して出力する制御部と、
前記制御部から出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記カビ予防情報および前記警報からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、
前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する通信部と、
を備えることを特徴とする警報システム。
【請求項5】
コンピュータにより実現するプログラムであって、
温度および湿度を検出する機能と、
予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、温度および湿度の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力する機能と、
出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、および前記カビ予防情報からなる報知情報のうちの何れかを報知する機能と、
前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する機能と、
を前記コンピュータで実現するためのプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の警報システムの一側面によれば、温度
および湿
度を検出する検出部と、
予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、前記検出部が検出した温度
および湿
度の検出情報を受け、
温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報
と加湿器の制御情報、熱中症予防情報
と空調機の制御情報、カビ予防情報
と空調機の制御情報の何れかを出力する制御部と、
前記制御部から出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報
、および前記カビ予防情
報からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する通信部とを備える。
この警報システムにおいて、前記制御部は、前記情報端末からの指示を受け、前記報知情報を、指示を発した前記情報端末または前記他のシステムに通知してよい。
この警報システムにおいて、前記制御部は、前記制御
情報を出
力した後、
温度または湿度に関する前記検出情報が改善されない場合、前記情報端末に検出情報が改善されない旨を通報してよい。
上記目的を達成するため、本発明の警報システム
の一側面によれば、温度、湿度および侵入者を検出する検出部と、予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、前記検出部が検出した温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力し、侵入者の検出情報を受けたときに警報を出力し、前記警報と前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記カビ予防情報とが競合した場合には前記警報
を優先
して出力する制御部と、前記制御部から出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記カビ予防情報および前記警報からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する通信部とを備える。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータにより実現するプログラムであって、温度
および湿
度を検出する機能と、
予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、温度
および湿
度の検出情報を受け、
温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報
と加湿器の制御情報、熱中症予防情報
と空調機の制御情報、カビ予防情報
と空調機の制御情報の何れかを出力する機能と、
出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報
、および前記カビ予防情
報からなる報知情報のうちの何れかを報知する機能と、前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する機能とを前記コンピュータで実現する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
<処理シーケンス1>
図3は、この警報システム2の処理シーケン
ス1の一例を示している。この処理シーケン
ス1において、Sはステップ(工程)を表し、Sに付した番号はその順序を示している(以下同様)。
検出部4および制御部6は電源投入を契機に初期化を行い、駆動状態に移行する。検出部4は温度検出、湿度検出、侵入者検出を継続して実行し、検出情報を送出する(S101)。制御部6は検出部4から検出情報を取り込み(S102)、検出情報から状況を判断する(S103)。この状況判断には、
温度情報および湿度情報を用いて熱中症発症のおそれ判断(b−1)、
温度情報および湿度情報を用いてヒートショック発症のおそれ判断(b−2)、
温度情報および湿度情報を用いて乾燥異常の判断(b−3)、湿度情報を用いて湿度異常の判断(b−4)、侵入者情報を用いて侵入者判断(b−5)など
が含まれる。温度情報および湿度情報による乾燥異常の判断(b−3)にはインフルエンザなどのウィルス感染予防が含まれる。また、湿度異常の判断(b−4)にはカビ発生予防などが含まれる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
この判断の結果、処理部12は、報知情報または警報を出力し(S104)、報知部10から報知し(S105)、警報または威嚇警報を出力する(S106)。報知には、熱中症予防報知(c−1)、ヒートショック予防報知(c−2)、低湿度報知(c−3)、高湿度報知(c−4)が含まれる。警報には警報(e−1)、威嚇警報(e−2)が含まれる。報知はたとえば、音声メッセージで行われ、警報はたとえば、音声メッセージの他、ブザー音でよく、威嚇警報は
無断侵入者に対する威嚇としてブザー音の他、警告メッセージを出力すればよい。
処理部12は機器24に対する制御情報を出力し(S107)、この制御情報を受けた機器24が駆動する(S108)。つまり、熱中症発症のおそれの場合であれば空調機26を動作させて冷房し、低湿度であれば加湿器28を動作させて加湿する。また、カビ発生予防など、高湿度であれば、空調機26を動作させて除湿を行う。
【手続補正書】
【提出日】2019年5月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
温度および湿度を検出する検出部と、
予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、前記検出部が検出した温度および湿度の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力する制御部と、
前記制御部から出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、および前記カビ予防情報からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、
前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する通信部と、
を備え、
前記制御部は、前記通信部によって通知された前記情報端末から指示情報を受けると、該指示情報に基づいて前記加湿器または前記空調機を動作させる制御情報を出力することを特徴とする警報システム。
【請求項2】
前記制御部は、前記情報端末からの指示を受け、前記報知情報を、指示を発した前記情報端末または前記他のシステムに通知する請求項1に記載の警報システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記制御情報を出力した後、温度または湿度に関する前記検出情報が改善されない場合、前記情報端末に検出情報が改善されない旨を通報することを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
【請求項4】
温度、湿度および侵入者を検出する検出部と、
予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、前記検出部が検出した温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力し、侵入者の検出情報を受けたときに警報を出力し、前記警報と前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記カビ予防情報とが競合した場合には前記警報を優先して出力する制御部と、
前記制御部から出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記カビ予防情報および前記警報からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、
前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する通信部と、
を備え、
前記制御部は、前記通信部が前記情報端末に前記乾燥情報、前記熱中症予防情報および前記カビ予防情報の何れかまたは二以上を通知した場合、該通知を受けた前記情報端末から指示情報を受けると、該指示情報に基づいて前記加湿器または前記空調機を動作させる制御情報を出力することを特徴とする警報システム。
【請求項5】
コンピュータにより実現するプログラムであって、
温度および湿度を検出する機能と、
予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、温度および湿度の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力する機能と、
出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、および前記カビ予防情報からなる報知情報のうちの何れかを報知する機能と、
前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する機能と、
通知された前記情報端末から指示情報を受けると、該指示情報に基づいて前記加湿器または前記空調機を動作させる制御情報を出力する機能と、
を前記コンピュータで実現するためのプログラム。
【請求項6】
温度および湿度を検出する検出部と、
予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、前記検出部が検出した温度及び湿度の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力する制御部と、
前記制御部から出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、および前記カビ予防情報からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、
前記制御部から出力された前記報知情報を受信可能な情報端末と、
前記報知情報の何れかまたは二以上を前記情報端末または他のシステムに通知する第1の通信部と、
を備え、
前記情報端末は、前記第1の通信部と通信可能な第2の通信部と、前記第1の通信部によって通知された前記報知情報に基づき、前記加湿器または前記空調機を動作させる指示入力画面が表示され、ユーザーからの操作を受け付ける入出力操作部と、ユーザーからの操作に基づき入力された指示情報を前記制御部に通知する処理部とを備え、
前記制御部は、前記指示情報を受けると、該指示情報に基づいて前記加湿器または前記空調機を動作させる制御情報を出力することを特徴とする警報システム。
【請求項7】
温度、湿度および侵入者を検出する検出部と、
予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、前記検出部が検出した温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力し、侵入者の検出情報を受けたときに警報を出力し、前記警報と前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記カビ予防情報とが競合した場合には前記警報を優先して出力する制御部と、
前記制御部から出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記カビ予防情報および前記警報からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、
前記制御部から出力された前記報知情報を受信可能な情報端末と、
前記報知情報の何れかまたは二以上を前記情報端末または他のシステムに通知する第1の通信部と、
を備え、
前記情報端末は、前記第1の通信部と通信可能な第2の通信部と、前記第1の通信部によって通知された前記報知情報に基づき、前記加湿器または前記空調機を動作させる指示入力画面が表示され、ユーザーからの操作を受け付ける入出力操作部と、ユーザーからの操作に基づき入力された指示情報を前記制御部に通知する処理部とを備え、
前記制御部は、前記第1の通信部が前記情報端末に前記乾燥情報、前記熱中症予防情報および前記カビ予防情報の何れかまたは二以上を通知した場合、該通知を受けた前記情報端末から前記指示情報を受けると、該指示情報に基づいて前記加湿器または前記空調機を動作させる制御情報を出力することを特徴とする警報システム。
【請求項8】
コンピュータにより実現するプログラムであって、
温度および湿度を検出する機能と、
予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、温度および湿度の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力する機能と、
出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、および前記カビ予防情報からなる報知情報のうちの何れかを報知する機能と、
前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する機能と、
通知された前記報知情報に基づく前記加湿器または前記空調機を動作させる指示入力画面を前記通信端末の入出力操作部に表示させるとともに、ユーザーからの操作に基づき入力された指示情報を前記通信端末から通知させる機能と、
通知された前記情報端末から前記指示情報を受けると、該指示情報に基づいて前記加湿器または前記空調機を動作させる制御情報を出力する機能と、
を前記コンピュータで実現するためのプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の警報システムの一側面によれば、温度および湿度を検出する検出部と、予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、前記検出部が検出した温度および湿度の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力する制御部と、前記制御部から出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、および前記カビ予防情報からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する通信部とを備え
、前記制御部は、前記通信部によって通知された前記情報端末から指示情報を受けると、該指示情報に基づいて前記加湿器または前記空調機を動作させる制御情報を出力する。
この警報システムにおいて、前記制御部は、前記情報端末からの指示を受け、前記報知情報を、指示を発した前記情報端末または前記他のシステムに通知してよい。
この警報システムにおいて、前記制御部は、前記制御情報を出力した後、温度または湿度に関する前記検出情報が改善されない場合、前記情報端末に検出情報が改善されない旨を通報してよい。
上記目的を達成するため、本発明の警報システムの一側面によれば、温度、湿度および侵入者を検出する検出部と、予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、前記検出部が検出した温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力し、侵入者の検出情報を受けたときに警報を出力し、前記警報と前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記カビ予防情報とが競合した場合には前記警報を優先して出力する制御部と、前記制御部から出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記カビ予防情報および前記警報からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する通信部とを備え
、前記制御部は、前記通信部が前記情報端末に前記乾燥情報、前記熱中症予防情報および前記カビ予防情報の何れかまたは二以上を通知した場合、該通知を受けた前記情報端末から指示情報を受けると、該指示情報に基づいて前記加湿器または前記空調機を動作させる制御情報を出力する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータにより実現するプログラムであって、温度および湿度を検出する機能と、予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、温度および湿度の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力する機能と、出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、および前記カビ予防情報からなる報知情報のうちの何れかを報知する機能と、前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する機能と
、通知された前記情報端末から指示情報を受けると、該指示情報に基づいて前記加湿器または前記空調機を動作させる制御情報を出力する機能とを前記コンピュータで実現する。
上記目的を達成するため、本発明の警報システムの一側面によれば、温度および湿度を検出する検出部と、予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、前記検出部が検出した温度及び湿度の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力する制御部と、前記制御部から出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、および前記カビ予防情報からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、前記制御部から出力された前記報知情報を受信可能な情報端末と、前記報知情報の何れかまたは二以上を前記情報端末または他のシステムに通知する第1の通信部とを備え、前記情報端末は、前記第1の通信部と通信可能な第2の通信部と、前記第1の通信部によって通知された前記報知情報に基づき、前記加湿器または前記空調機を動作させる指示入力画面が表示され、ユーザーからの操作を受け付ける入出力操作部と、ユーザーからの操作に基づき入力された指示情報を前記制御部に通知する処理部とを備え、前記制御部は、前記指示情報を受けると、該指示情報に基づいて前記加湿器または前記空調機を動作させる制御情報を出力する。
上記目的を達成するため、本発明の警報システムの一側面によれば、温度、湿度および侵入者を検出する検出部と、予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、前記検出部が検出した温度、湿度または侵入者の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力し、侵入者の検出情報を受けたときに警報を出力し、前記警報と前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記カビ予防情報とが競合した場合には前記警報を優先して出力する制御部と、前記制御部から出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、前記カビ予防情報および前記警報からなる報知情報のうちの何れかを報知する報知部と、前記制御部から出力された前記報知情報を受信可能な情報端末と、前記報知情報の何れかまたは二以上を前記情報端末または他のシステムに通知する第1の通信部とを備え、前記情報端末は、前記第1の通信部と通信可能な第2の通信部と、前記第1の通信部によって通知された前記報知情報に基づき、前記加湿器または前記空調機を動作させる指示入力画面が表示され、ユーザーからの操作を受け付ける入出力操作部と、ユーザーからの操作に基づき入力された指示情報を前記制御部に通知する処理部とを備え、前記制御部は、前記第1の通信部が前記情報端末に前記乾燥情報、前記熱中症予防情報および前記カビ予防情報の何れかまたは二以上を通知した場合、該通知を受けた前記情報端末から前記指示情報を受けると、該指示情報に基づいて前記加湿器または前記空調機を動作させる制御情報を出力する。
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータにより実現するプログラムであって、温度および湿度を検出する機能と、予め温度および湿度からなる条件を複数設定しておき、温度および湿度の検出情報を受け、温度および湿度の検出情報が前記条件のいずれに該当するかに応じて乾燥情報と加湿器の制御情報、熱中症予防情報と空調機の制御情報、カビ予防情報と空調機の制御情報の何れかを出力する機能と、出力された前記乾燥情報、前記熱中症予防情報、および前記カビ予防情報からなる報知情報のうちの何れかを報知する機能と、前記報知情報の何れかまたは二以上を情報端末または他のシステムに通知する機能と、通知された前記報知情報に基づく前記加湿器または前記空調機を動作させる指示入力画面を前記通信端末の入出力操作部に表示させるとともに、ユーザーからの操作に基づき入力された指示情報を前記通信端末から通知させる機能と、通知された前記情報端末から前記指示情報を受けると、該指示情報に基づいて前記加湿器または前記空調機を動作させる制御情報を出力する機能とを前記コンピュータで実現する。