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特開2019-163918輻射パネルユニットおよび空気調和装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-163918(P2019-163918A)
(43)【公開日】2019年9月26日
(54)【発明の名称】輻射パネルユニットおよび空気調和装置
(51)【国際特許分類】
   F24F 1/0093 20190101AFI20190830BHJP
   F24F 1/0007 20190101ALI20190830BHJP
【FI】
   F24F1/00 346
   F24F1/00 331
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2018-53246(P2018-53246)
(22)【出願日】2018年3月20日
(71)【出願人】
【識別番号】000002853
【氏名又は名称】ダイキン工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】仲山 聡通
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 匡史
【テーマコード(参考)】
3L050
【Fターム(参考)】
3L050BE02
3L050BF04
(57)【要約】
【課題】輻射パネルユニットの設置自由度を高め、その使い勝手を向上させる。
【解決手段】輻射パネルユニット(40)に、輻射パネル(45)と、第1ドレンパン(50)と、第2ドレンパン(60)とを設ける。輻射パネル(45)は、正面から見て矩形状に形成される。第1ドレンパン(50)は、輻射パネル(45)の第1の辺(46)に沿って配置される。第2ドレンパン(60)は、輻射パネル(45)の第2の辺(47)に沿って配置される。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面から見て矩形状に形成された空気調和用の輻射パネル(45)と、
上記輻射パネル(45)の第1の辺(46)に沿って配置された第1ドレンパン(50)と、
上記輻射パネル(45)の上記第1の辺(46)と交わる第2の辺(47)に沿って配置された第2ドレンパン(60)とを備えている
ことを特徴とする輻射パネルユニット。
【請求項2】
請求項1において、
上記第1ドレンパン(50)及び上記第2ドレンパン(60)は、上記輻射パネル(45)から落下した凝縮水を受ける底壁部(51,61)を備え、
上記第1ドレンパン(50)及び上記第2ドレンパン(60)の上記底壁部(51,61)は、該底壁部(51,61)に形成された排水口(54,64)へ向かって傾斜している
ことを特徴とする輻射パネルユニット。
【請求項3】
正面から見て矩形状に形成された空気調和用の輻射パネル(45)と、
上記輻射パネル(45)の第1の辺(46)に沿う状態と、上記輻射パネル(45)の上記第1の辺(46)と交わる第2の辺(47)に沿う状態との両方で上記輻射パネル(45)に取り付け可能に構成されたドレンパン(70)とを備えている
ことを特徴とする輻射パネルユニット。
【請求項4】
請求項3において、
上記ドレンパン(70)は、上記輻射パネル(45)から落下した凝縮水を受ける底壁部(71)を備え、
上記ドレンパン(70)の上記底壁部(71)は、該底壁部(71)に形成された排水口(74)へ向かって傾斜している
ことを特徴とする輻射パネルユニット。
【請求項5】
請求項3又は4において、
上記輻射パネル(45)は、上記第1の辺(46)が上記第2の辺(47)よりも短く、
上記ドレンパン(70)は、上記輻射パネル(45)の上記第1の辺(46)に対応した長さに形成される一方、
上記輻射パネル(45)の上記第2の辺(47)に沿って配置され、上記第2の辺(47)に沿う状態で上記輻射パネル(45)に取り付けられた上記ドレンパン(70)へ凝縮水を導く導水部材(80)を更に備えている
ことを特徴とする輻射パネルユニット。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一つの輻射パネルユニット(40)と、
上記輻射パネルユニット(40)へ冷却用の熱媒体を供給する動作を少なくとも行う熱源ユニット(20)とを備えている
ことを特徴とする空気調和装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、輻射パネルユニットと、それを備えた空気調和装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、空気調和用の輻射パネルユニットが開示されている。この文献の輻射パネルユニットは、縦長の長方形状に形成され、起立した姿勢で設置される。輻射パネルユニットを用いて室内の冷房を行う場合は、輻射パネルユニットの表面温度が比較的低くなり、輻射パネルユニットの表面において結露が生じる。特許文献1の輻射パネルユニットでは、その下端側の短辺に沿ってドレンパンが設けられる。輻射パネルユニットの表面で生じた凝縮水は、輻射パネルユニットの表面を伝って流れ落ち、ドレンパンに集められて排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016−065646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された輻射パネルユニットを設置する場合は、必ず、ドレンパンが下方に位置する姿勢で輻射パネルユニットを設置しなければならない。このため、輻射パネルユニットの設置自由度が低く、その使い勝手が悪いという問題があった。
【0005】
本開示の目的は、輻射パネルユニットの設置自由度を高め、その使い勝手を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、輻射パネルユニット(40)を対象とし、正面から見て矩形状に形成された空気調和用の輻射パネル(45)と、上記輻射パネル(45)の第1の辺(46)に沿って配置された第1ドレンパン(50)と、上記輻射パネル(45)の上記第1の辺(46)と交わる第2の辺(47)に沿って配置された第2ドレンパン(60)とを備えるものである。
【0007】
第1の態様において、輻射パネルユニット(40)の輻射パネル(45)は、正面から見て矩形状に形成される。なお、この明細書において、「矩形」という文言は、「全ての内角が等しい四辺形(即ち、全ての内角が90°の四辺形)」を意味する。従って、この明細書の「矩形」には、隣り合う辺の長さが異なる“いわゆる長方形”と、隣り合う辺の長さが等しい“いわゆる正方形”の両方が包含される。
【0008】
第1の態様では、輻射パネルユニット(40)に二つのドレンパン(50,60)が設けられる。輻射パネル(45)の下端に第1の辺(46)が位置する場合は、第1の辺(46)に沿って配置された第1ドレンパン(50)が、輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水を受ける。一方、輻射パネル(45)の下端に第2の辺(47)が位置する場合は、第2の辺(47)に沿って配置された第2ドレンパン(60)が、輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水を受ける。
【0009】
第1の態様の輻射パネルユニット(40)は、輻射パネル(45)の下端に第1の辺(46)が位置する状態と、輻射パネル(45)の下端に第2の辺(47)が位置する状態のどちらでも、設置することができる。従って、この態様によれば、輻射パネルユニット(40)を設置する際の輻射パネル(45)の姿勢の自由度が高くなり、輻射パネルユニット(40)の使い勝手を向上させることが可能となる。
【0010】
本開示の第2の態様は、上記第1の態様において、上記第1ドレンパン(50)及び上記第2ドレンパン(60)は、上記輻射パネル(45)から落下した凝縮水を受ける底壁部(51,61)を備え、上記第1ドレンパン(50)及び上記第2ドレンパン(60)の上記底壁部(51,61)は、該底壁部(51,61)に形成された排水口(54,64)へ向かって傾斜しているものである。
【0011】
第2の態様では、ドレンパン(50,60)の底壁部(51,61)が、排水口(54,64)へ向かって傾斜する。従って、ドレンパン(50,60)へ流入した凝縮水を排水口(54,64)へ導いて排水口(54,64)から排出することができる。
【0012】
本開示の第3の態様は、輻射パネルユニット(40)を対象とし、正面から見て矩形状に形成された空気調和用の輻射パネル(45)と、上記輻射パネル(45)の第1の辺(46)に沿う状態と、上記輻射パネル(45)の上記第1の辺(46)と交わる第2の辺(47)に沿う状態との両方で上記輻射パネル(45)に取り付け可能に構成されたドレンパン(70)とを備えるものである。
【0013】
第3の態様では、輻射パネルユニット(40)に一つのドレンパン(70)が設けられる。輻射パネル(45)の下端に第1の辺(46)が位置する場合、輻射パネル(45)の第1の辺(46)に沿ってドレンパン(70)を配置すれば、このドレンパン(70)が輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水を受ける。輻射パネル(45)の下端に第2の辺(47)が位置する場合、輻射パネル(45)の第2の辺(47)に沿ってドレンパン(70)を配置すれば、このドレンパン(70)が輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水を受ける。
【0014】
第3の態様の輻射パネルユニット(40)は、輻射パネル(45)の下端に第1の辺(46)が位置する状態と、輻射パネル(45)の下端に第2の辺(47)が位置する状態のどちらでも、設置することができる。従って、この態様によれば、輻射パネルユニット(40)を設置する際の輻射パネル(45)の姿勢の自由度が高くなり、輻射パネルユニット(40)の使い勝手を向上させることが可能となる。
【0015】
本開示の第4の態様は、上記第3の態様において、上記ドレンパン(70)は、上記輻射パネル(45)から落下した凝縮水を受ける底壁部(71)を備え、上記ドレンパン(70)の上記底壁部(71)は、該底壁部(71)に形成された排水口(74)へ向かって傾斜しているものである。
【0016】
第4の態様では、ドレンパン(70)の底壁部(71)が、排水口(74)へ向かって傾斜する。従って、ドレンパン(70)へ流入した凝縮水を排水口(74)へ導いて排水口(74)から排出することができる。
【0017】
本開示の第5の態様は、上記第3又は第4の態様において、上記輻射パネル(45)は、上記第1の辺(46)が上記第2の辺(47)よりも短く、上記ドレンパン(70)は、上記輻射パネル(45)の上記第1の辺(46)に対応した長さに形成される一方、上記輻射パネル(45)の上記第2の辺(47)に沿って配置され、上記第2の辺(47)に沿う状態で上記輻射パネル(45)に取り付けられた上記ドレンパン(70)へ凝縮水を導く導水部材(80)を更に備えるものである。
【0018】
第5の態様において、ドレンパン(70)は、輻射パネル(45)の第1の辺(46)に対応した長さに形成される。従って、ドレンパン(70)の長さは、輻射パネル(45)の第2の辺(47)の長さよりも短い。輻射パネル(45)の下端に第1の辺(46)が位置する場合、輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水は、輻射パネル(45)の第1の辺(46)に沿って配置されたドレンパン(70)によって受けられる。一方、輻射パネル(45)の下端に第2の辺(47)が位置する場合、輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水は、輻射パネル(45)の第2の辺(47)に沿って配置されたドレンパン(70)と導水部材(80)とによって受けられる。導水部材(80)に受けられた凝縮水は、導水部材(80)によってドレンパン(70)へ導かれる。
【0019】
このように、第5の態様によれば、第1の辺(46)が第2の辺(47)よりも短い輻射パネル(45)を、その下端に第1の辺(46)が位置する姿勢と、その下端に第2の辺(47)が位置する姿勢のどちらで設置した場合であっても、一つのドレンパン(70)に、輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水の全てを集めることが可能となる。
【0020】
本開示の第6の態様は、空気調和装置(10)を対象とし、上記第1〜第5のいずれか一つの態様の輻射パネルユニット(40)と、上記輻射パネルユニット(40)へ冷却用の熱媒体を供給する動作を少なくとも行う熱源ユニット(20)とを備えるものである。
【0021】
第6の態様では、空気調和装置(10)に輻射パネルユニット(40)と熱源ユニット(20)とが設けられる。熱源ユニット(20)が輻射パネルユニット(40)へ冷却用の熱媒体を供給すると、輻射パネル(45)の表面が比較的低温となる。表面温度が比較的低い輻射パネル(45)は、室内の在室者等から輻射によって吸熱する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は、実施形態1の空気調和装置の概略構成を示す配管系統図である。
図2図2は、第1状態で設置された実施形態1の輻射パネルユニットの輻射パネル及びドレンパンを抜き出して示す概略斜視図である。
図3図3は、第1状態で設置された実施形態1の輻射パネルユニットの輻射パネル及びドレンパンを抜き出して示す一部断面図である。
図4図4は、第2状態で設置された実施形態1の輻射パネルユニットの輻射パネル及びドレンパンを抜き出して示す概略斜視図である。
図5図5は、第1状態で設置された実施形態2の輻射パネルユニットの輻射パネル及びドレンパンを抜き出して示す概略斜視図である。
図6図6は、第1状態で設置された実施形態2の輻射パネルユニットの輻射パネル及びドレンパンを抜き出して示す一部断面図である。
図7図7は、第2状態で設置された実施形態2の輻射パネルユニットの輻射パネル及びドレンパンを抜き出して示す一部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
《実施形態1》
実施形態1について説明する。本実施形態は、輻射パネルユニット(40)を備えた空気調和装置(10)である。
【0024】
−空気調和装置の全体構成−
空気調和装置(10)は、室内の空気調和を行う。図1に示すように、空気調和装置(10)は、室外ユニット(20)と、室内ユニット(30)と、輻射パネルユニット(40)とを備える。なお、図1に示した室外ユニット(20)、室内ユニット(30)、及び輻射パネルユニット(40)の台数は、いずれも単なる一例である。
【0025】
室外ユニット(20)は、室外に設置される。室外ユニット(20)は、熱源ユニットを構成する。室外ユニット(20)には、室外回路(12)と室外ファン(25)とが設けられる。
【0026】
室内ユニット(30)は、室内の天井付近に設けられる。室内ユニット(30)は、室内ファン(33)によって搬送される空気により、冷房又は暖房を行う対流型の室内機を構成する。室内ユニット(30)には、室内回路(13)と室内ファン(33)とが設けられる。
【0027】
輻射パネルユニットは、後述する輻射パネル(45)の前面と背面が概ね鉛直面となる姿勢で室内に設置される。輻射パネルユニット(40)は、輻射熱の移動により、冷房又は暖房を行うように構成される。輻射パネルユニット(40)には、輻射回路(15)が設けられる。
【0028】
−冷媒回路の構成−
本実施形態の空気調和装置(10)では、室外ユニット(20)の室外回路(12)と、室内ユニット(30)の室内回路(13)と、輻射パネルユニット(40)の輻射回路(15)とを連絡配管(16,17)で接続することによって、冷媒回路(11)が形成される。この冷媒回路(11)では、室内回路(13)及び輻射回路(15)が、ガス連絡配管(16)及び液連絡配管(17)を介して、室外回路(12)に接続される。冷媒回路(11)は、充填された冷媒を循環させることによって蒸気圧縮冷凍サイクルを行う。
【0029】
〈室外回路〉
室外回路(12)には、圧縮機(21)、室外熱交換器(22)、室外膨張弁(23)、及び四方切換弁(24)が設けられる。圧縮機(21)は、可変容量式に構成される。室外熱交換器(22)の近傍には、室外空気を搬送する室外ファン(25)が設けられる。室外熱交換器(22)では、その内部を流れる冷媒と、室外ファン(25)が搬送する室外空気とが熱交換する。室外膨張弁(23)は、開度が可変な流量調節弁であり、例えば電子膨張弁で構成される。
【0030】
四方切換弁(24)は、第1状態(図1の実線で示す状態)と第2状態(図1の破線で示す状態)とに切り換え可能に構成される。四方切換弁(24)は、冷房運転において第1状態に切り換わる。第1状態の四方切換弁(24)は、圧縮機(21)の吐出側と室外熱交換器(22)のガス端部とを連通させると同時に、圧縮機(21)の吸入側とガス連絡配管(16)とを連通させる。四方切換弁(24)は、暖房運転において第2状態に切り換わる。第2状態の四方切換弁(24)は、圧縮機(21)の吐出側とガス連絡配管(16)とを連通させると同時に、圧縮機(21)の吸入側と室外熱交換器(22)のガス端部とを連通させる。
【0031】
〈室内回路〉
室内回路(13)では、室内熱交換器(31)と室内膨張弁(32)とが直列に配置される。室内回路(13)は、室内熱交換器(31)側のガス端部がガス連絡配管(16)に接続され、室内膨張弁(32)側の液端部が液連絡配管(17)に接続される。
【0032】
室内膨張弁(32)は、開度が可変な流量調節弁であり、例えば電子膨張弁で構成される。室内熱交換器(31)の近傍には、室内空気を搬送する室内ファン(33)が設けられる。室内熱交換器(31)では、その内部を流れる冷媒と、室内ファン(33)が搬送する室内空気とが熱交換する。
【0033】
〈輻射回路〉
輻射回路(15)では、輻射パネル(45)と輻射膨張弁(41)とが直列に配置される。輻射回路(15)は、輻射パネル(45)側のガス端部がガス連絡配管(16)に接続され、輻射膨張弁(41)側の液端部が液連絡配管(17)に接続される。
【0034】
輻射膨張弁(41)は、開度が可変な流量調節弁であり、例えば電子膨張弁で構成される輻射パネル(45)は、内部を流れる冷媒によって冷却され又は加熱される輻射熱交換器である。この輻射パネル(45)は、輻射によって在室者から吸熱し、又は在室者へ放熱する。従って、輻射パネル(45)の近傍には、空気を搬送するファンは設けられない。
【0035】
−空気調和装置の運転動作−
空気調和装置(10)は、冷房運転と暖房運転とを切り換えて行う。
【0036】
〈冷房運転〉
冷房運転では、四方切換弁(24)が第1状態(図1に実線で示す状態)となり、室外膨張弁(23)が全開状態に保持され、室内膨張弁(32)及び輻射膨張弁(41)の開度が調節される。そして、冷媒回路(11)では、蒸気圧縮冷凍サイクルが行われ、室外熱交換器(22)が凝縮器として機能し、室内熱交換器(31)及び輻射パネル(45)が蒸発器として機能する。
【0037】
室内ユニット(30)は、室内熱交換器(31)において冷却された空気を室内へ吹き出す。輻射パネルユニット(40)では、輻射パネル(45)の表面温度が低くなり、輻射によって輻射パネル(45)が在室者や家具などから吸熱する。
【0038】
〈暖房運転〉
暖房運転では、四方切換弁(24)が第2状態(図1に破線で示す状態)となり、室外膨張弁(23)、室内膨張弁(32)、及び輻射膨張弁(41)の開度が調節される。そして、冷媒回路(11)では、蒸気圧縮冷凍サイクルが行われ、室内熱交換器(31)及び輻射パネル(45)が凝縮器として機能し、室外熱交換器(22)が蒸発器として機能する。
【0039】
室内ユニット(30)は、室内熱交換器(31)において加熱された空気を室内へ吹き出す。輻射パネルユニット(40)では、輻射パネル(45)の表面温度が高くなり、輻射によって輻射パネル(45)が在室者や家具などへ放熱する。
【0040】
−輻射パネルユニットにおけるドレンパンの配置−
上述したように、空気調和装置(10)の冷房運転中には、輻射パネル(45)の表面温度が低くなる。そして、輻射パネル(45)の表面温度が室内空気の露点を下回ると、輻射パネル(45)の表面において結露が生じる。つまり、輻射パネル(45)では、その表面において空気中の水分(水蒸気)が凝縮する。
【0041】
室内に設置された輻射パネルユニット(40)では、輻射パネル(45)の前面と背面が概ね鉛直面となる。そのため、輻射パネル(45)の表面において生成した凝縮水は、輻射パネル(45)の表面を伝って流れ落ちる。そこで、輻射パネルユニット(40)には、輻射パネル(45)から流れ落ちる凝縮水を受けるためのドレンパン(50,60)が設けられる。
【0042】
図2及び図3に示すように、輻射パネル(45)は、正面から見て矩形状に形成される。具体的に、輻射パネル(45)は、正面から見た形状が、隣り合う辺の長さが互いに異なる長方形状となっている。この輻射パネル(45)は、短辺(46)が第1の辺であり、長辺(47)が第2の辺である。
【0043】
本実施形態の輻射パネルユニット(40)は、二つのドレンパン(50,60)を備える。第1ドレンパン(50)は、輻射パネル(45)の一つの短辺(46)に沿って配置される。第2ドレンパン(60)は、輻射パネル(45)の一つの長辺(47)に沿って配置される。
【0044】
第1ドレンパン(50)は、細長いトレイ状の部材である。第1ドレンパン(50)は、長さが輻射パネル(45)の短辺(46)の長さと実質的に等しく、幅が輻射パネル(45)の厚さと実質的に等しい。この第1ドレンパン(50)は、輻射パネル(45)の短辺(46)に沿った側部の全体を覆うように配置される。
【0045】
第2ドレンパン(60)は、細長いトレイ状の部材である。第2ドレンパン(60)は、長さが輻射パネル(45)の長辺(47)の長さと実質的に等しく、幅が輻射パネル(45)の厚さと実質的に等しい。この第2ドレンパン(60)は、輻射パネル(45)の長辺(47)に沿った側部の全体を覆うように配置される。
【0046】
各ドレンパン(50,60)は、底壁部(51,61)と側壁部(53,63)とを備える。底壁部(51,61)は、輻射パネル(45)の側部と向かい合う板状の部分であって、ドレンパン(50,60)の底面を形成する。側壁部(53,63)は、底壁部(51,61)の周縁から輻射パネル(45)へ向かって延びる板状の部分である。
【0047】
各ドレンパン(50,60)の底壁部(51,61)は、その長手方向の中間の部分が中間底部(52,62)となる。中間底部(52,62)は、底壁部(51,61)のうち輻射パネル(45)の側部からの距離が最も離れた部分である。底壁部(51,61)は、その長手方向の両端から中間底部(52,62)へ向かって傾斜している。
【0048】
各ドレンパン(50,60)の中間底部(52,62)には、排水口(54,64)が形成される。排水口(54,64)は、底壁部(51,61)を貫通する孔である。各ドレンパン(50,60)の排水口(54,64)には、ホース接続部(55,65)が差し込まれている。ホース接続部(55,65)は、短い円管状に形成され、ドレンパン(50,60)の底面に開口する。ホース接続部(55,65)は、ドレンパン(50,60)の凝縮水を外部へ導くドレンホースを接続するための部材である。
【0049】
−輻射パネルユニットの設置状態−
上述したように、本実施形態の輻射パネルユニット(40)は、輻射パネル(45)の前面と背面が概ね鉛直面となる姿勢で室内に設置される。この輻射パネルユニット(40)は、輻射パネル(45)の短辺(46)が左右方向に延びて長辺(47)が上下方向に延びる第1状態(図2に示す状態)と、輻射パネル(45)の長辺(47)が左右方向に延びて短辺(46)が上下方向に延びる第2状態(図4に示す状態)とのどちらでも設置可能である。
【0050】
図2に示すように、輻射パネルユニット(40)を第1状態で設置した場合は、輻射パネル(45)の短辺(46)に沿った第1ドレンパン(50)が下方に位置する。図示しないが、この場合は、第1ドレンパン(50)のホース接続部(55)にドレンホースが接続される。第2ドレンパン(60)のホース接続部(65)に、ドレンホースは接続されない。そして、輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水は、第1ドレンパン(50)へと流れ落ち、ホース接続部(55)に接続されたドレンホースを通って、輻射パネルユニット(40)の外部へ排出される。
【0051】
図3に示すように、輻射パネルユニット(40)を第2状態で設置した場合は、輻射パネル(45)の長辺(47)に沿った第2ドレンパン(60)が下方に位置する。図示しないが、この場合は、第2ドレンパン(60)のホース接続部(65)にドレンホースが接続される。第1ドレンパン(50)のホース接続部(55)に、ドレンホースは接続されない。そして、輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水は、第2ドレンパン(60)へと流れ落ち、ホース接続部(65)に接続されたドレンホースを通って、輻射パネルユニット(40)の外部へ排出される。
【0052】
−実施形態1の効果−
本実施形態の輻射パネルユニット(40)は、正面から見て矩形状に形成された空気調和用の輻射パネル(45)と、輻射パネル(45)の短辺(46)に沿って配置された第1ドレンパン(50)と、輻射パネル(45)の長辺(47)に沿って配置された第2ドレンパン(60)とを備える。
【0053】
本実施形態の輻射パネルユニット(40)では、輻射パネルユニット(40)に二つのドレンパン(50,60)が設けられる。輻射パネル(45)の下端に短辺(46)が位置する場合は、短辺(46)に沿って配置された第1ドレンパン(50)が、輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水を受ける。一方、輻射パネル(45)の下端に長辺(47)が位置する場合は、長辺(47)に沿って配置された第2ドレンパン(60)が、輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水を受ける。
【0054】
本実施形態の輻射パネルユニット(40)は、輻射パネル(45)の下端に短辺(46)が位置する状態と、輻射パネル(45)の下端に長辺(47)が位置する状態のどちらでも、設置することができる。従って、本実施形態によれば、輻射パネルユニット(40)を設置する際の輻射パネル(45)の姿勢の自由度が高くなり、輻射パネルユニット(40)の使い勝手を向上させることが可能となる。
【0055】
また、本実施形態の輻射パネルユニット(40)において、第1ドレンパン(50)及び第2ドレンパン(60)は、輻射パネル(45)から落下した凝縮水を受ける底壁部(51,61)を備え、第1ドレンパン(50)及び第2ドレンパン(60)の底壁部(51,61)は、底壁部(51,61)に形成された排水口(54,64)へ向かって傾斜している。従って、本実施形態の輻射パネルユニット(40)では、ドレンパン(50,60)へ流入した凝縮水を排水口(54,64)へ導いて排水口(54,64)から排出することができる。
【0056】
また、本実施形態の空気調和装置(10)は、輻射パネルユニット(40)と、輻射パネルユニット(40)へ冷媒を供給して輻射パネル(45)を蒸発器として機能させる動作を行う室外ユニット(20)とを備える。蒸発器として機能する輻射パネル(45)は、その表面が比較的低温となる。表面温度が比較的低い輻射パネル(45)は、室内の在室者等から輻射によって吸熱する。
【0057】
《実施形態2》
実施形態2について説明する。本実施形態は、実施形態1の空気調和装置(10)において、輻射パネルユニット(40)の構成を変更したものである。ここでは、本実施形態の輻射パネルユニット(40)について、実施形態1の輻射パネルユニット(40)と異なる点を説明する。
【0058】
図5に示すように、本実施形態の輻射パネルユニット(40)は、ドレンパン(70)を一つだけ備える。ドレンパン(70)は、細長いトレイ状の部材である。ドレンパン(70)は、長さが輻射パネル(45)の短辺(46)の長さと実質的に等しく、幅が輻射パネル(45)の厚さと実質的に等しい。詳しくは後述するが、ドレンパン(70)は、輻射パネル(45)の短辺(46)側の側部と向かい合う姿勢と、輻射パネル(45)の長辺(47)側の側部と向かい合う姿勢のどちらでも、輻射パネル(45)に対して取り付け可能となっている。
【0059】
ドレンパン(70)は、底壁部(71)と側壁部(73)とを備える。底壁部(71)は、輻射パネル(45)の側部と向かい合う板状の部分であって、ドレンパン(70)の底面を形成する。側壁部(73)は、底壁部(71)の周縁から輻射パネル(45)へ向かって延びる板状の部分である。
【0060】
ドレンパン(70)の底壁部(71)は、その長手方向の中間の部分が中間底部(72)となる。中間底部(72)は、底壁部(71)のうち輻射パネル(45)の側部からの距離が最も離れた部分である。底壁部(71)は、その長手方向の両端から中間底部(72)へ向かって傾斜している。
【0061】
ドレンパン(70)の中間底部(72)には、排水口(74)が形成される。排水口(74)は、底壁部(71)を貫通する孔である。ドレンパン(70)の排水口(74)には、ホース接続部(75)が差し込まれている。ホース接続部(75)は、短い円管状に形成され、ドレンパン(70)の底面に開口する。ホース接続部(75)は、ドレンパン(70)の凝縮水を外部へ導くドレンホースを接続するための部材である。
【0062】
また、本実施形態の輻射パネルユニット(40)は、ドレンガイド(80)を備える。ドレンガイド(80)は、輻射パネル(45)の長辺(47)に沿って設けられる。このドレンガイド(80)は、輻射パネル(45)の長辺(47)側の側部を囲うように配置された四つの側壁部(81〜84)を備える。輻射パネル(45)の長辺(47)に沿った一対の側壁部(81,82)は、輻射パネル(45)の長辺(47)側の側部と実質的に直交する。輻射パネル(45)の長辺(47)の両端に位置する一対の側壁部(83,84)は、輻射パネル(45)の長辺(47)の中央側へ倒れるように傾斜する。
【0063】
ドレンガイド(80)は、四つの側壁部(81〜84)で囲まれた開口(85,86)のうち、長い方の開口(85)が輻射パネル(45)側を向く姿勢で、輻射パネル(45)に取り付けられる。また、ドレンガイド(80)は、ドレンパン(70)を取り付け可能に構成される。図3に示すように、ドレンガイド(80)には、四つの側壁部(81〜84)で囲まれた開口(85,86)のうち短い方の開口(86)を覆うように、ドレンパン(70)が取り付け可能である。ドレンガイド(80)は、輻射パネル(45)で生じた凝縮水をドレンパン(70)へ導く導水部材である。
【0064】
−輻射パネルユニットの設置状態−
実施形態1の輻射パネルユニット(40)と同様に、本実施形態の輻射パネルユニット(40)は、輻射パネル(45)の短辺(46)が左右方向に延びて長辺(47)が上下方向に延びる第1状態(図6に示す状態)と、輻射パネル(45)の長辺(47)が左右方向に延びて短辺(46)が上下方向に延びる第2状態(図7に示す状態)とのどちらでも設置可能である。
【0065】
図6に示すように、輻射パネルユニット(40)を第1状態で設置した場合は、輻射パネル(45)の下側の短辺(46)に沿ってドレンパン(70)が配置される。つまり、ドレンパン(70)は、輻射パネル(45)に直接に取り付けられ、輻射パネル(45)の短辺(46)側の側部を覆う。図示しないが、ドレンパン(70)のホース接続部(75)には、ドレンホースが接続される。輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水は、ドレンパン(70)へと流れ落ち、ホース接続部(75)に接続されたドレンホースを通って、輻射パネルユニット(40)の外部へ排出される。
【0066】
図7に示すように、輻射パネルユニット(40)を第2状態で設置した場合は、輻射パネル(45)の下側の長辺(47)に沿ってドレンパン(70)が配置される。つまり、ドレンパン(70)は、輻射パネル(45)に固定されたドレンガイド(80)に取り付けられ、ドレンガイド(80)の短い方の開口(86)を覆う。図示しないが、ドレンパン(70)のホース接続部(75)には、ドレンホースが接続される。輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水は、ドレンガイド(80)の側壁部(83,84)に案内されて全量がドレンパン(70)へと流れ落ち、ホース接続部(75)に接続されたドレンホースを通って、輻射パネルユニット(40)の外部へ排出される。
【0067】
−実施形態2の効果−
本実施形態の輻射パネルユニット(40)は、正面から見て矩形状に形成された空気調和用の輻射パネル(45)と、輻射パネル(45)の短辺(46)に沿う状態と、輻射パネル(45)の長辺(47)に沿う状態との両方で輻射パネル(45)に取り付け可能に構成されたドレンパン(70)とを備える。
【0068】
本実施形態の輻射パネルユニット(40)には、一つのドレンパン(70)が設けられる。輻射パネル(45)の下端に短辺(46)が位置する場合、輻射パネル(45)の短辺(46)に沿ってドレンパン(70)を配置すれば、このドレンパン(70)が輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水を受ける。輻射パネル(45)の下端に長辺(47)が位置する場合、輻射パネル(45)の長辺(47)に沿ってドレンパン(70)を配置すれば、このドレンパン(70)が輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水を受ける。
【0069】
本実施形態の輻射パネルユニット(40)は、輻射パネル(45)の下端に短辺(46)が位置する状態と、輻射パネル(45)の下端に長辺(47)が位置する状態のどちらでも、設置することができる。従って、本実施形態によれば、輻射パネルユニット(40)を設置する際の輻射パネル(45)の姿勢の自由度が高くなり、輻射パネルユニット(40)の使い勝手を向上させることが可能となる。
【0070】
また、本実施形態の輻射パネルユニット(40)において、ドレンパン(70)は、輻射パネル(45)から落下した凝縮水を受ける底壁部(71)を備え、ドレンパン(70)の底壁部(71)は、底壁部(71)に形成された排水口(74)へ向かって傾斜している。従って、本実施形態によれば、ドレンパン(70)へ流入した凝縮水を排水口(74)へ導いて排水口(74)から排出することができる。
【0071】
また、本実施形態の輻射パネルユニット(40)において、ドレンパン(70)は、輻射パネル(45)の短辺(46)に対応した長さに形成される一方、輻射パネル(45)の長辺(47)に沿って配置され、長辺(47)に沿う状態で輻射パネル(45)に取り付けられたドレンパン(70)へ凝縮水を導く導水部材(80)を更に備えている。
【0072】
本実施形態の輻射パネルユニット(40)において、ドレンパン(70)は、輻射パネル(45)の短辺(46)に対応した長さに形成される。従って、ドレンパン(70)の長さは、輻射パネル(45)の長辺(47)の長さよりも短い。輻射パネル(45)の下端に短辺(46)が位置する場合、輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水は、輻射パネル(45)の短辺(46)に沿って配置されたドレンパン(70)によって受けられる。一方、輻射パネル(45)の下端に長辺(47)が位置する場合、輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水は、輻射パネル(45)の長辺(47)に沿って配置されたドレンパン(70)と導水部材(80)とによって受けられる。導水部材(80)に受けられた凝縮水は、導水部材(80)によってドレンパン(70)へ導かれる。
【0073】
このように、本実施形態の輻射パネルユニット(40)によれば、短辺(46)が長辺(47)よりも短い輻射パネル(45)を、その下端に短辺(46)が位置する姿勢と、その下端に長辺(47)が位置する姿勢のどちらで設置した場合であっても、一つのドレンパン(70)に、輻射パネル(45)の表面で生じた凝縮水の全てを集めることが可能となる。
【0074】
《その他の実施形態》
上記実施形態1又は2の輻射パネルユニット(40)において、ドレンパン(50,60,70)には、複数の排水口(54,64,74)が形成されていてもよい。その場合、各ドレンパン(50,60,70)では、底壁部(51,61,71)の中間底部(52,62,72)に複数の排水口(54,64,74)を形成するのが望ましい。
【0075】
また、上記実施形態1又は2の輻射パネルユニット(40)において、輻射パネル(45)は、正面から見て正方形状に形成されていてもよい。この場合、輻射パネル(45)は、正面から見たときの四辺の長さが、実質的に同一となる。つまり、輻射パネル(45)は、隣り合う第1の辺(46)と第2の辺(47)の長さが等しくなる。例えば、輻射パネル(45)の表面に模様が形成されている場合は、輻射パネル(45)の形状が正方形状である場合であっても、輻射パネル(45)の姿勢を変えて設置可能とすることによって、輻射パネルユニット(40)をユーザーの好みに適した状態で設置することが可能となる。
【0076】
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0077】
以上説明したように、本開示は、輻射パネル(45)ユニットと、それを備えた空気調和装置について有用である。
【符号の説明】
【0078】
10 空気調和装置
20 室外ユニット(熱源ユニット)
40 輻射パネルユニット
45 輻射パネル
46 短辺(第1の辺)
47 長辺(第2の辺)
50 第1ドレンパン
51 底壁部
54 排水口
60 第2ドレンパン
61 底壁部
64 排水口
70 ドレンパン
71 底壁部
74 排水口
80 ドレンガイド(導水部材)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7