特開2019-166925(P2019-166925A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-166925(P2019-166925A)
(43)【公開日】2019年10月3日
(54)【発明の名称】車両用前照灯のスイッチ装置
(51)【国際特許分類】
   B60R 16/02 20060101AFI20190906BHJP
   B60Q 1/04 20060101ALI20190906BHJP
   B60Q 1/14 20060101ALI20190906BHJP
   H01H 25/04 20060101ALI20190906BHJP
   H01H 89/00 20060101ALI20190906BHJP
【FI】
   B60R16/02 630K
   B60Q1/04 E
   B60Q1/14 Z
   H01H25/04 U
   B60R16/02 630B
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2018-55099(P2018-55099)
(22)【出願日】2018年3月22日
(71)【出願人】
【識別番号】000003137
【氏名又は名称】マツダ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100197561
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 三喜男
(72)【発明者】
【氏名】末石 勝也
(72)【発明者】
【氏名】山岡 学
(72)【発明者】
【氏名】大坪 智範
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 圭一
(72)【発明者】
【氏名】山本 圭一郎
【テーマコード(参考)】
3K339
5G031
【Fターム(参考)】
3K339AA02
3K339AA32
3K339AA33
3K339BA01
3K339BA02
3K339BA26
3K339CA01
3K339CA22
3K339CA24
3K339GB01
3K339HA21
3K339KA01
3K339KA02
3K339KA06
3K339LA06
3K339LA31
3K339MA01
3K339MA05
3K339MC17
3K339MC77
5G031AS31H
5G031AS52H
5G031GS22
5G031HU02
5G031HU53
5G031HU92
(57)【要約】
【課題】ALHモードを有する車両においてユーザの利便性を向上可能な車両用前照灯のスイッチ装置を提供する。
【解決手段】コントローラ100は、レバースイッチ41がLo位置にあり、かつ照射モードがロービームモードに設定されているときに、ALHスイッチ43に対する押し込み操作があった場合、照射モードをALHモードに変更し、レバースイッチ41がLo位置にあり、かつ照射モードがALHモードに設定されているときに、ALHスイッチ43に対する押し込み操作があった場合、照射モードをロービームモードに変更し、レバースイッチ41がHi位置にあるときは、ハイビームモードを設定し、レバースイッチ41がHi位置にあり、かつ照射モードがハイビームモードに設定されているときに、ALHスイッチ43に対する押し込み操作があった場合、照射モードをALHモードに変更するとともに、レバースイッチ41をLo位置に移動させる。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前照灯の照射モードとして、車両の近距離領域を照射するロービームモードと、車両の遠距離領域を照射するハイビームモードと、所定検出手段の検出結果に基づいて設定された領域を照射するALHモードとを有する車両用前照灯のスイッチ装置であって、
初期位置と所定移動位置とに移動可能に保持されたレバースイッチと、
ALHモードの設定の切替操作を受け付けるALHスイッチと、
前記レバースイッチ及び前記ALHスイッチに対する操作に応じて前照灯の照射モードを変更するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記レバースイッチが前記初期位置にあり、かつ照射モードが前記ロービームモードに設定されているときに、前記ALHスイッチに対する切替操作があった場合、照射モードを前記ALHモードに変更し、
前記レバースイッチが前記初期位置にあり、かつ照射モードが前記ALHモードに設定されているときに、前記ALHスイッチに対する切替操作があった場合、照射モードを前記ロービームモードに変更し、
前記レバースイッチが前記所定移動位置にあるときは、前記ハイビームモードを設定し、
前記レバースイッチが前記所定移動位置にあり、かつ照射モードが前記ハイビームモードに設定されているときに、前記ALHスイッチに対する切替操作があった場合、照射モードを前記ALHモードに変更するとともに、前記レバースイッチを前記初期位置に移動させる、
車両用前照灯のスイッチ装置。
【請求項2】
前記コントローラは、前記レバースイッチが前記初期位置にあり、かつ照射モードが前記ALHモードに設定されているときに、前記レバースイッチに対して前記所定移動位置への移動操作がなされた場合、照射モードを前記ハイビームモードに変更する、
請求項1に記載の車両用前照灯のスイッチ装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記レバースイッチが前記所定移動位置にあり、かつ照射モードが前記ハイビームモードに設定されているときに、前記レバースイッチに対して前記初期位置への移動操作がなされた場合、照射モードを前記ロービームモードに変更する、
請求項1または2に記載の車両用前照灯のスイッチ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に設けられる前照灯のスイッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
非特許文献1は、前照灯の照射領域をフォワードセンシングカメラの検出結果に基づいて制御するALHモードを有する車両を開示している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】MaZDaROADSTER 取扱説明書 1版(2017年11月 マツダ株式会社発行 第202頁)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のものでは、ロービームモードからALHモードに切り替えるには、ランプスイッチをAUTOの位置に切り替え、さらにレバースイッチをロービームの位置からハイビームの位置に移動させる必要があった。
【0005】
本発明は、ALHモードを有する車両においてユーザの利便性を向上可能な車両用前照灯のスイッチ装置を提供することを課題とする。
を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の請求項1に記載の発明は、
前照灯の照射モードとして、車両の近距離領域を照射するロービームモードと、車両の遠距離領域を照射するハイビームモードと、所定検出手段の検出結果に基づいて設定された領域を照射するALHモードとを有する車両用前照灯のスイッチ装置であって、
初期位置と所定移動位置とに移動可能に保持されたレバースイッチと、
ALHモードの設定の切替操作を受け付けるALHスイッチと、
前記レバースイッチ及び前記ALHスイッチに対する操作に応じて前照灯の照射モードを変更するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記レバースイッチが前記初期位置にあり、かつ照射モードが前記ロービームモードに設定されているときに、前記ALHスイッチに対する切替操作があった場合、照射モードを前記ALHモードに変更し、
前記レバースイッチが前記初期位置にあり、かつ照射モードが前記ALHモードに設定されているときに、前記ALHスイッチに対する切替操作があった場合、照射モードを前記ロービームモードに変更し、
前記レバースイッチが前記所定移動位置にあるときは、前記ハイビームモードを設定し、
前記レバースイッチが前記所定移動位置にあり、かつ照射モードが前記ハイビームモードに設定されているときに、前記ALHスイッチに対する切替操作があった場合、照射モードを前記ALHモードに変更するとともに、前記レバースイッチを前記初期位置に移動させる。
【0007】
本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記コントローラは、前記レバースイッチが前記初期位置にあり、かつ照射モードが前記ALHモードに設定されているときに、前記レバースイッチに対して前記所定移動位置への移動操作がなされた場合、照射モードを前記ハイビームモードに変更する。
【0008】
本願の請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記コントローラは、前記レバースイッチが前記所定移動位置にあり、かつ照射モードが前記ハイビームモードに設定されているときに、前記レバースイッチに対して前記初期位置への移動操作がなされた場合、照射モードを前記ロービームモードに変更する。
【発明の効果】
【0009】
本願の請求項1に記載の発明によれば、現在の照射モードがロービームとハイビームモードとのいずれにある場合でも、ALHスイッチに対する切替操作を1回行うだけで、ALHモードに切り替えることができる。そのため、ALHモードを有する車両においてユーザの利便性を向上させることができる。特に、ALHモードが設定されているときに、レバースイッチが必ず初期位置に位置するので、ALHモードに設定されていることをユーザが認識しやすくなる。
【0010】
本願の請求項2に記載の発明によれば、ALHモードからハイビームモードへの変更を、直感的操作で行うことができる。
【0011】
本願の請求項3に記載の発明によれば、ハイビームモードからロービームモードへの変更を、直感的操作で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の第1の実施の形態に係る車両用前照灯のスイッチ装置を有する車両の外観図である。
図2】ステアリングホイール部分の外観を模式的に示した図である。
図3】レバースイッチの外観図である。
図4】レバースイッチの移動を説明した図である。
図5】制御システムを示した図である。
図6】コントローラによる前照灯の照射制御を説明した図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態に係る車両用前照灯のスイッチ装置について説明する。
【0014】
1.構成
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両用前照灯のスイッチ装置を有する車両の外観図である。
【0015】
車両1は、エンジン及びトランスミッションにより駆動される4輪を有する車両であり、車両1の前部の左右には、前照灯11及び車幅灯12が設けられている。
【0016】
前照灯11は、複数のブロックに分けられたLEDを含んでおり、ブロック毎にLEDを点灯・消灯可能である。
【0017】
車両1は、前照灯11の照射モードとして、車両1の近距離領域をロービームにより照射するロービームモードと、車両1の遠距離領域をハイビームにより照射するハイビームモードと、フォワードセンシングカメラ20の検出結果に基づいて設定された領域に応じたビームを生成して照射するALH(Adaptive LED Headlight)モードとを有する。前照灯11の照射モードの切替は、後述する各種スイッチなどに対するユーザ操作に応じてコントローラ100により制御される。
【0018】
フォワードセンシングカメラ20は、所定検出手段の一例であり、フロントガラスの上部室内側に設けられている。フォワードセンシングカメラ20は、動画像を撮像し、コントローラ100に出力する。
【0019】
ALHモードでは、前照灯11の照射領域が、フォワードセンシングカメラ20の検出結果に基づいて自動的に変更される。例えば、フォワードセンシングカメラ20の検出結果に基づいてロービームモード同様に車両1の近距離領域を照射したり、ハイビームモード同様に車両1の遠距離領域を照射したり、ハイビームの際の遠距離領域の一部を減光したり、ロービームの際の照射領域を車両幅方向に拡大したりする。前照灯11の照射領域の制御は、例えば、前照灯11のLEDの点灯・消灯をブロック毎に制御することで行うことができる。
【0020】
図2は、ステアリングホイール部分の外観を模式的に示した図である。
【0021】
車室内に配置されるステアリングホイール30の前方にはレバースイッチ41が配置されている。
【0022】
図3は、レバースイッチ41の外観図である。
【0023】
レバースイッチ41はレバー形状を有し、一端において、ステアリング装置の基部31に設けられた支持部41aにより支持されている。
【0024】
図4は、レバースイッチ41の移動を説明した図である。
【0025】
レバースイッチ41は、支持部41aにより、前記一端側を中心として車両前後方向に移動可能(揺動可能)に支持されている。具体的に、支持部41aは、レバースイッチ41を、Lo位置を挟んでHi位置とPass位置との間で移動可能に支持する。Lo位置は、初期位置の一例であり、Hi位置は所定移動位置の一例である。支持部41aは、レバースイッチ41がユーザ操作によりLo位置に移動された場合、レバースイッチ41をLo位置に保持する。また、支持部41aは、レバースイッチ41がユーザ操作によりHi位置に移動された場合、レバースイッチ41をHi位置に保持する。また、支持部41aは、レバースイッチ41がユーザ操作によりPass位置に移動された場合、レバースイッチ41をPass位置では保持せず、Lo位置に移動させる。つまり、Hi位置とLo位置との間のレバースイッチ41の移動はステーショナリであり、Lo位置からPass位置への移動はモーメンタリである。支持部41aは、機械部品のみにより上記の保持を行ってもよいし、機械部品とモータなどの電気部品により上記の保持を行ってもよい。
【0026】
支持部41aは、上記支持機能のみならず、レバースイッチ41がHi位置、Lo位置、Pass位置にあるとき、それぞれに応じた回路を形成する。これにより、コントローラ100において、レバースイッチ41の現在の位置を検出することができる。
【0027】
図3に戻り、レバースイッチ41の先端側には、ランプスイッチ42が設けられている。ランプスイッチ42は、レバーの長軸方向を中心として回動可能であり、△形状の選択マークM1が設けられている。ランプスイッチ42を回動させて、選択マークM1を、OFFマークM2、AUTOマークM3、車幅灯マークM4、ヘッドランプマークM5に合わせると、それぞれに応じた回路が形成される。これにより、コントローラ100において、ランプスイッチ42の現在の位置を検出することができる。なお、以下では、ランプスイッチ42の選択マークM1が、OFFマークM2、AUTOマークM3、車幅灯マークM4、またはヘッドランプマークM5に合っていることを、ランプスイッチ42がOFF位置、AUTO位置、車幅灯位置、またはヘッドランプ位置にあるという。
【0028】
レバースイッチ41の先端面には、ALHスイッチ43が設けられている。ALHスイッチ43は、押しボタン形式のスイッチであり、レバーの長軸方向に沿って押し込むことができる。ALHスイッチ43は、レバーの長軸方向において、先端面から突出する方向に付勢されている。これにより、ALHスイッチ43は、図3に示す基準位置にあるときに指で押し込まれた後、指が離されると、基準位置に戻る。ALHスイッチ43は、押し込まれている間、ON回路が形成される。これにより、コントローラ100において、ALHスイッチ43に対して押し込み操作がなされたことを検出することができる。
【0029】
図5は、制御システムを示した図である。
【0030】
車両1は、前照灯11の照射状態を制御するコントローラ100を有する。コントローラ100には、前述したレバースイッチ41、ランプスイッチ42、ALHスイッチ43、フォワードセンシングカメラ20、前照灯11、及び車幅灯12が電気的に接続されている。コントローラ100は、レバースイッチ41、ランプスイッチ42、及びALHスイッチ43の位置を検出するとともに、フォワードセンシングカメラ20で撮像された動画像を入力する。そして、コントローラ100は、検出した各スイッチの位置、及びフォワードセンシングカメラ20で撮像された動画像に基づいて、前照灯11の照射を制御する。なお、前照灯11及び車幅灯12の照射状態は、車両1の電源スイッチがON位置、OFF位置、またはACC位置のいずれにあるかによって異なるものとなるが、以下では、電源スイッチがON位置にあるものとして説明する。
【0031】
具体的に、コントローラ100は、ランプスイッチ42がOFF位置にあるとき、前照灯11と車幅灯12のいずれも点灯させない。
【0032】
ランプスイッチ42がAUTO位置にあるとき、コントローラ100は、前照灯11及び車幅灯12を、照度センサ(図示せず)で検出された照度に応じて、自動で点灯/消灯させる。また、AUTO位置にあるとき、レバースイッチ41の位置及びALHスイッチ43の位置に応じて、ALH機能のON/OFFを制御する。
【0033】
コントローラ100は、ランプスイッチ42が車幅灯位置にあるとき、車幅灯12を点灯させる。
【0034】
コントローラ100は、ランプスイッチ42が前照灯位置にあるとき、前照灯11及び車幅灯12を点灯させる。
【0035】
図6は、コントローラ100による前照灯11の照射制御を説明した図である。
【0036】
ランプスイッチ42がAUTO位置にあるとき、コントローラ100は、レバースイッチ41の位置及びALHスイッチ43の位置に応じて、前照灯11の照射を図6に示すように制御する。
【0037】
すなわち、コントローラ100は、レバースイッチ41がLo位置にあり、かつ照射モードがロービームモードに設定されているときに、レバースイッチ41に対してHi位置に押す操作(がなされた場合、照射モードをハイビームモードに変更する。
【0038】
コントローラ100は、レバースイッチ41がHi位置にあり、かつ照射モードがハイビームモードに設定されているときに、レバースイッチ41に対してLo位置へ引く操作がなされた場合、照射モードをロービームモードに変更する。
【0039】
コントローラ100は、レバースイッチ41がLo位置にあり、かつ照射モードがロービームモードに設定されているときに、ALHスイッチ43に対する押し込み操作がなされた場合、照射モードをALHモードに変更する。
【0040】
コントローラ100は、レバースイッチ41がLo位置にあり、かつ照射モードがALHモードに設定されているときに、ALHスイッチ43に対する押し込み操作があった場合、照射モードをロービームモードに変更する。
【0041】
コントローラ100は、レバースイッチ41がHi位置にあり、かつ照射モードがハイビームモードに設定されているときに、ALHスイッチ43に対する押し込み操作があった場合、照射モードをALHモードに変更するとともに、レバースイッチ41をLo位置に移動させる、
【0042】
コントローラ100は、レバースイッチ41がLo位置にあり、かつ照射モードがALHモードに設定されているときに、レバースイッチ41に対してHi位置へ押す操作がなされた場合、照射モードをハイビームモードに変更する。
【0043】
コントローラ100は、レバースイッチ41がLo位置にあり、かつ照射モードがロービームモードまたはALHモードに設定されているときに、レバースイッチ41に対してPass位置へ引く操作がなされた場合、パッシング照射を行う。レバースイッチ41は、Lo位置側に付勢されていることで、利用者の手が離されると、Lo位置に自動的に戻る。
【0044】
2.作用
【0045】
本実施の形態によると、現在の照射モードがロービームやハイビームモードにあるときに、ALHスイッチ43に対する押し込み操作を1回行うと、ALHモードに切り替えられる。これにより、現在の照射モードがロービームとハイビームモードとのいずれにある場合でも、ALHスイッチ43に対する押し込み操作を1回行うだけで、ALHモードに切り替えることができる。そのため、ALHモードを有する車両1においてユーザの利便性を向上させることができる。特に、ALHモードが設定されているときに、レバースイッチ41が必ずLo位置に位置するので、ALHモードに設定されていることをユーザが認識しやすくなる。そのため、この点においても、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0046】
また、本実施の形態によると、照射モードがALHモードに設定されているときに、レバースイッチ41に対してHi位置に押す操作がなされた場合、照射モードがハイビームモードに変更される。そのため、ALHモードからハイビームモードへの変更を直感的に1回の操作で行うことができる。
【0047】
また、ハイビームモードからロービームモードへの変更を従来同様にレバースイッチ41に対する1回の操作で行うことができる。
【0048】
また、上述のような構成を採用したことで、図6から明らかなように、ALHモードからロービームモードやハイビームモードにそれぞれ1回の操作で変更することができるため、ALHモードのLo位置を基準位置として利用するようなことが可能となる。
【0049】
(実施の形態1の変形例)
実施の形態1では、ランプスイッチ42がAUTO位置にあるときに、図6で説明した照射モードの切替制御が行われる。しかし、ランプスイッチ42が前照灯位置にあるときにおいても、図6で説明したのと同様の照射モードの切替制御を可能としてもよい。
【0050】
(実施の形態のまとめ)
以上説明した本実施形態の車両用前照灯のスイッチ装置は、以下の構成及び特徴を有する。
【0051】
すなわち、本実施形態の車両用前照灯のスイッチ装置は、
前照灯11の照射モードとして、車両1の近距離領域を照射するロービームモードと、車両1の遠距離領域を照射するハイビームモードと、所定検出手段の検出結果に基づいて設定された領域を照射するALHモードとを有する車両用前照灯のスイッチ装置であって、
Lo位置(初期位置)とHi位置(所定移動位置)とに移動可能に保持されたレバースイッチ41と、
ALHモードの設定の押し込み操作(切替操作)を受け付けるALHスイッチ43と、
レバースイッチ41及びALHスイッチ43に対する操作に応じて前照灯11の照射モードを変更するコントローラ100と、を備える。
コントローラ100は、
レバースイッチ41がLo位置(初期位置)にあり、かつ照射モードがロービームモードに設定されているときに、ALHスイッチ43に対する押し込み操作(切替操作)があった場合、照射モードをALHモードに変更し、
レバースイッチ41がLo位置(初期位置)にあり、かつ照射モードがALHモードに設定されているときに、ALHスイッチ43に対する押し込み操作(切替操作)があった場合、照射モードをロービームモードに変更し、
レバースイッチ41がHi位置(所定移動位置)にあるときは、ハイビームモードを設定し、
レバースイッチ41がHi位置(所定移動位置)にあり、かつ照射モードがハイビームモードに設定されているときに、ALHスイッチ43に対する押し込み操作(切替操作)があった場合、照射モードをALHモードに変更するとともに、レバースイッチ41をLo位置(初期位置)に移動させる。
【0052】
これによれば、ALHモードを有する車両1においてユーザの利便性を向上させることができる。
【0053】
また、本実施形態の車両用前照灯のスイッチ装置において、
コントローラ100は、レバースイッチ41がLo位置(初期位置)にあり、かつ照射モードがALHモードに設定されているときに、レバースイッチ41に対してHi位置に押す操作(所定移動位置への移動操作)がなされた場合、照射モードをハイビームモードに変更する。
【0054】
これによれば、ALHモードからハイビームモードへの変更を、直感的操作で行うことができる。
【0055】
また、本実施形態の車両用前照灯のスイッチ装置において、
コントローラ100は、レバースイッチ41がHi位置(所定移動位置)にあり、かつ照射モードがハイビームモードに設定されているときに、レバースイッチ41に対してLo位置に引く操作(初期位置への移動操作)がなされた場合、照射モードをロービームモードに変更する。
【0056】
これによれば、ハイビームモードからロービームモードへの変更を、直感的操作で行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明の車両用前照灯のスイッチ装置は、車両用前照灯を有する車両において広く利用できる。
【符号の説明】
【0058】
1 車両
11 前照灯
12 車幅灯
20 フォワードセンシングカメラ
30 ステアリングホイール
31 基部
41 レバースイッチ
42 ランプスイッチ
43 ALHスイッチ
100 コントローラ
図1
図2
図3
図4
図5
図6