【解決手段】配線が引き出されたソレノイドが装着されたアッパボディと、前記アッパボディの境界面に対して層状に重ねられたロアボディと、を有したコントロールバルブ装置であって、前記アッパボディは、本体と、本体に設けられた固定用穴と、配策用部材と、配策用部材を本体に固定する固定部材と、を有し、配策用部材は、固定部材が挿入される挿入部を有する板状部と、板状部に固定され、配線を保持する配線保持部と、を有し、板状部は、固定部材が挿入部を介して固定用穴に挿入されることにより、本体に固定される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るコントロールバルブ装置について説明する。また、以下の図面においては、各構成をわかり易くするために、実際の構造と各構造における縮尺及び数等を異ならせる場合がある。
【0011】
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Y軸方向は、
図3に示す中心軸Jと平行な方向とする。Z軸方向は、
図1に示すアッパボディ2の境界面1aと直交する方向とする。X軸方向は、Y軸方向及びZ軸方向と直交する方向とする。
【0012】
また、以下の説明においては、Y軸方向の正の側(+Y側)を「フロント側」と記し、Y軸方向の負の側(−Y側)を「リア側」と記す。なお、リア側及びフロント側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係や方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(Y軸方向)を単に「軸方向」と記し、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と記し、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周り(θ方向)を単に「周方向」と記す。
【0013】
なお、本明細書において、軸方向に延びる、とは、厳密に軸方向(Y軸方向)に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。また、本明細書において、径方向に延びる、とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向(Y軸方向)に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
【0014】
[第1実施形態]
<全体構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るコントロールバルブ装置の斜視図である。本実施形態のコントロールバルブ装置1は、電磁弁100が装着されたアッパボディ2と、アッパボディ2の境界面1aに対して層状に重ねられたロアボディ3と、を有する。電磁弁100は、ソレノイド105及びノズル部116(
図3参照)を有する。ソレノイド105は、配線106を介して通電されるコイル101(
図3参照)の励磁によりピン102(
図3参照)を軸方向に移動させる。
【0015】
アッパボディ2には、配策用部材20が配置される。アッパボディ2には、ハーネスコネクタ117が配置される。配策用部材20は、ターミナル107からの配線106を収容する。配策用部材20は、アッパボディ2に装着された複数のソレノイドからの複数の配線を収容する。配線106の一端は、ターミナル107に接続される。配線106の他端は、ハーネスコネクタ117に接続される。ハーネスコネクタ117には、車両側のハーネス118が接続される。本実施の形態において、配策とは、ソレノイド105とハーネスコネクタ117との間の配線106を、取りまとめて配置することをいう。
【0016】
アッパボディ2は、ノズル部116を収容するノズル収容部110を有する。アッパボディ2は例えばダイキャストである。アッパボディ2と、ノズル収容部110とは、単一の部材である。ノズル収容部110は、ノズル部116を覆う円筒形状である。ソレノイド105は、ノズル部116がノズル収容部110に収容されることで、アッパボディ2に装着される。
【0017】
アッパボディ2は、本体4を有する。本体4は、ボス30を有する。アッパボディ2と、本体4と、ボス30とは、単一の部材である。ボス30は、固定用穴5(
図4参照)を有する。固定用穴5は、Z軸方向でアッパボディ2を貫通する貫通孔である。ロアボディ3は、アッパボディ2の固定用穴5と対向した位置に、ロア側ネジ穴6を有する。固定部材21は、ボルトである。固定部材21は、配策用部材20の挿入部22(
図4参照)及びアッパボディ2の固定用穴5を貫通し、ロアボディ3のロア側ネジ穴6にねじ止めされる。これにより、固定部材21は、配策用部材20とアッパボディ2とロアボディ3とを固定する。コントロールバルブ装置1は、アッパボディ2とロアボディ3との間に配置されるセパレートプレート(不図示)を有する。
【0018】
<電磁弁100>
図2は、ノズル部116がノズル収容部110に収容された状態を示す側断面図である。
図3は、
図1に示した電磁弁100を、中心軸Jの位置においてX軸方向と直交する面で切断して示す側断面図である。ソレノイド105とノズル部116とは、軸方向に沿って配置される。ソレノイド105は、コイル101の励磁によりピン102を移動させる。ノズル部116は、スプールバルブ111を有する。スプールバルブ111は、ソレノイド105の軸方向一方側(フロント側)に位置し、ピン102の移動とともに移動可能である。
図3は、コイル101が非励磁状態である場合の図である。
【0019】
<ソレノイド105>
ソレノイド105は、ピン102と、コア109と、プランジャ108と、コイル101と、ターミナル107と、ケース105aと、を有する。ピン102は、金属製であり、軸方向に延びる中心軸Jを中心とする。本実施形態では、ピン102は、コア109を貫通する。ピン102のリア側端部はコア109のリア側から突出してプランジャ108のフロント側端部に接触する。一方、ピン102のフロント側端部はコア109のフロント側から突出して、スプールバルブ111のリア側端部に接触する。
【0020】
プランジャ108は、コア109に対して軸方向に移動する。本実施形態では、プランジャ108は、磁性材料製であって円柱状である。コア109は、ピン102の径方向外側に位置する。本実施形態では、コア109は、磁性材料製である。ケース105aは、円筒形状である。ケース105aは、ピン102と、コア109と、プランジャ108と、コイル101と、を収容する。ケース105aの外周には、ターミナル107が配置される。コイル101の両端部は、ターミナル107に設けられた端子(不図示)に電気的に接続される。配線106は、ターミナル107に設けられた端子(不図示)に電気的に接続される。
【0021】
<ノズル部116>
ノズル部116の軸方向他方側(リア側)の端部は、コア109の軸方向一方側(フロント側)に配置される。ノズル部116の軸方向他方側の端部は、ケース105aの軸方向一方側の端部でカシメられる。ノズル部116は、オイルの流路となる複数の油路を有する。また、ノズル部116内には、複数の油路に繋がるスプール孔112が設けられる。スプール孔112は、軸方向でノズル部116を貫通する。本実施形態では、スプール孔112には5つの油路115が繋がる。スプール孔112には、スプールバルブ111が挿入される。スプールバルブ111は、円柱状である。スプールバルブ111の材料には、例えば、オイルと透磁率の異なるアルミニウム等の金属が用いられる。スプール孔112の軸方向一方側(フロント側)の端部には、スプール孔112のフロント側の開口を塞ぐ閉塞部材114が挿入される。閉塞部材114とスプールバルブ111のフロント側端部との間には、圧縮ばね113が配置される。このため、スプールバルブ111は、圧縮ばね113によってリア側へ付勢される。
【0022】
<電磁弁100の動作>
コイル101は、配線106介して通電され、励磁される。コイル101が励磁されると、プランジャ108がコア109側に吸引される。このため、プランジャ108はピン102をフロント側へ付勢し、ピン102は、プランジャ108とともにフロント側に移動する。なお、ピン102は、フロント側に移動するとき、圧縮ばね113の付勢に抗して移動する。このとき、ピン102に当接するスプールバルブ111は、フロント側へ移動する。一方、ソレノイド105のコイル101が非励磁状態になると、プランジャ108に対するコア109による吸引力が無くなる。このため、スプールバルブ111は、圧縮ばね113のリア側へ向く付勢力によって、リア側へ移動する。また、スプールバルブ111の移動に伴ってソレノイド105のピン102及びプランジャ108もリア側へ移動する。
【0023】
<配策用部材20>
図4は、
図1に示した配策用部材20をボス30に固定する様子を示す斜視図である。
図5は、
図4に示した配策用部材20の蓋部を開けた状態を示す斜視図である。配策用部材20は、固定部材21が挿入される挿入部22を有する板状部23と、板状部23に固定され、配線106を保持する配線保持部24と、を有する。板状部23は、固定部材21が挿入部22を介して固定用穴5に挿入されることにより、本体4に固定される。板状部23は、板状で円環形状を有する部材である。
【0024】
本体4は、境界面1aと直交する方向であって境界面1aから離れる方向に突出するボス30を有する。固定用穴5は、ボス30の面のうち境界面1aから最も離れた面である面30aに位置する。本体4は、ボス30の面30aに、回転止め部31を有する。回転止め部31は、固定部材21が挿入部22に挿入される挿入方向と逆の方向に、本体4の面30aから突出する。本実施形態では、回転止め部31は、面30aから+Z方向に突出する凸部である。配策用部材20の板状部23は、溝部23aを有する。溝部23aは、板状部23の円環形状の外周に配置される。回転止め部31は、固定部材21で配策用部材20を本体4に固定した状態で、溝部23aに嵌る。これにより、回転止め部31は、固定部材21が挿入部22に挿入される挿入方向と直交する方向における、固定部材21を中心にした板状部23の回転を止める。なお、固定用穴5は、ボス30の面30aに位置する設けるものに限られない。例えば、本体4から+Z方向に突出しない面に固定用穴5が位置してもよい。また、固定部材21は、アッパボディ2を貫通してロアボディ3に達するものに限られない。例えば、固定部材21は、板状部23の挿入部22を貫通しアッパボディ2に固定するものでもよい。
【0025】
配線保持部24は、開口部25aを有し、保持する配線106を収容する収容部25と、開口部25aを開閉可能な蓋部26と、を有する。収容部25と蓋部26とは、蓋部26の開閉の際に変形する薄肉部27で接続されている。蓋部26は板状の構成である。薄肉部27は、蓋部26の板厚よりも薄い構成である。収容部25と薄肉部27と蓋部26とは単一の部材である。収容部25、薄肉部27及び蓋部26は、例えば樹脂製であり、射出成形によって製造される。収容部25及び蓋部26は、薄肉部27と反対側に、開口部25aを閉じた蓋部26を収容部25に固定する蓋固定部35を有する。開口部25aを閉じた蓋部26及び収容部25は、角筒形状である。配線保持部24は、蓋部26及び収容部25による角筒の筒穴に、配線106を収容し保持する。蓋固定部35は、蓋部26に設けた爪部28と、収容部25に設けた爪受け部29と、を有する。爪部28は、蓋部26を閉じたときに、爪受け部29に嵌る。これにより、蓋固定部35は、蓋部26を収容部25に固定する。
【0026】
本実施形態によれば、配線106を保持する配線保持部24を有する配策用部材20は、固定部材21によって本体4に固定される。このため、配線保持部24で配線を結束して配策することができ、良好な組付け作業性を確保することができる。また、簡単な構成であるのでコストを低減することができる。また、配策用部材20は、固定用穴5を有するものであればどのようなアッパボディ2にも適用することができるので、汎用性が高く、コストを低減することができる。本実施形態によれば、低コスト且つ組付作業性の良好な配策が可能なコントロールバルブ装置1を提供することができる。
【0027】
[第2実施形態]
<配策用部材120>
図6は、本発明の第2実施形態に係る配策用部材120の斜視図である。第2実施形態は、
図1に示した第1実施形態の配策用部材20に代えて、
図6の配策用部材120を有する。第2実施形態において、配策用部材120以外の構成は、第1実施形態と同じである。
図6において、
図5の配策用部材20と同じ構成については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
【0028】
配策用部材120は、板状部123と、配線保持部24と、を有する。板状部123は、固定部材21が挿入される挿入部122を有する。配線保持部24は、板状部123に固定され、配線106を保持する。板状部123は、固定部材21が挿入部122を介して固定用穴5に挿入されることにより、本体4に固定される。板状部123は、板状で円環形状を有する部材である。
【0029】
板状部123は、スリット部123aを有する。回転止め部31は、固定部材21で配策用部材120を本体4に固定した状態で、スリット部123aに嵌る。これにより、回転止め部31は、固定部材21が挿入部122に挿入される挿入方向と直交する方向における、固定部材21を中心にした板状部123の回転を止める。
【0030】
[第3実施形態]
<配策用部材220>
図7は、本発明の第3実施形態に係る配策用部材220の斜視図である。第3実施形態は、
図1に示した第1実施形態の配策用部材20に代えて、
図7の配策用部材220を有する。第3実施形態において、配策用部材220以外の構成は、第1実施形態と同じである。
図7において、
図5の配策用部材20と同じ構成については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
【0031】
配策用部材220は、板状部223と、配線保持部24と、を有する。板状部223は、固定部材21が挿入される挿入部22を有する。配線保持部24は、板状部223に固定され、配線106を保持する。板状部223は、固定部材21が挿入部22を介して固定用穴5に挿入されることにより、本体4に固定される。板状部223は、板状で円環形状を有する部材である。
【0032】
板状部223は、溝部223a、溝部223b及び溝部223cの複数の溝部を有する。
溝部223a、溝部223b及び溝部223cのそれぞれは、板状部223の円環形状の外周に配置される。回転止め部31は、溝部223a、溝部223b及び溝部223cのいずれか一つに嵌る。溝部223a、溝部223b及び溝部223cのうちのどれに回転止め部31が嵌るかを異ならせることで、固定部材21を中心とした配線保持部24の向きを異ならせることができる。
【0033】
[第4実施形態]
<配策用部材320>
図8は、本発明の第4実施形態に係る配策用部材320の斜視図である。第4実施形態は、
図1に示した第1実施形態の配策用部材20に代えて、
図7の配策用部材320を有する。第4実施形態において、配策用部材320以外の構成は、第1実施形態と同じである。
図8において、
図5の配策用部材20と同じ構成については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
【0034】
配策用部材320は、板状部23と、配線保持部324と、を有する。板状部23は、固定部材21が挿入される挿入部22を有する。配線保持部324は、板状部23に固定され、配線106を保持する。配線保持部324は、一端325aが板状部23に固定されたバンド状部325と、バンド状部325の他端325bを着脱可能な他端固定部326と、を有する。他端固定部326は、バンド状部325の一端325aに固定される。配線保持部324は、他端325bを他端固定部326に装着したときにバンド状部325で輪を形成する。配線保持部324は、バンド状部325で形成した輪に、配線106を収容して保持する。
【0035】
<コントロールバルブ装置1の作用・効果>
次に、コントロールバルブ装置1の作用・効果について説明する。
【0036】
(1)上述の実施形態に係る発明は、配線106を保持する配線保持部24を有する配策用部材20は、固定部材21によって本体4に固定される。このため、配線保持部24で配線106を結束して配策することができ、良好な組付け作業性を確保することができる。また、簡単な構成であるのでコストを低減することができる。また、配策用部材20は、固定用穴5を有するものであればどのようなアッパボディ2にも適用することができるので、汎用性が高く、コストを低減することができる。すなわち、低コスト且つ組付作業性の良好な配策が可能なコントロールバルブ装置を提供することができる。
【0037】
(2)また、境界面1aから離れる方向に突出するボス30の面のうち、境界面1aから最も離れた面である面30aに固定用穴5を配置した。このため、本体4に固定された配策用部材20の配線保持部24を、他の部材から離れた位置に配置することができ、例えばアッパボディ2のバリによって配線保持部24で保持した配線106を傷付けてショートさせる虞などを低減することができる。
【0038】
(3)また、固定部材21はボルトであり、ボルトにより配策用部材20とアッパボディ2とロアボディ3とを固定する。このため、アッパボディ2とロアボディ3とを固定するための固定用穴5及びボルトを、配策用部材20の固定に流用することができ、新たに固定用穴5を配置する場合と比べてコストを低減することができる。
【0039】
(4)また、配線保持部24は、配線106を収容する収容部25と、収容部25の開口部25aを開閉可能な蓋部26とを有する。このため、配線106を収容部25に収容して配策作業を行うことができるので、配線106を保持しやすく、作業効率を向上することができる。また、蓋部26を開けて開口部25aが開放された状態で、収容部25に配線106を収容しやすくすることができる。また、蓋部26で開口部25aを閉じた状態で、収容した配線106が配線保持部24から抜け出にくくすることができる。
【0040】
(5)また、収容部25と蓋部26とは、薄肉部27で接続されている。このため、収容部25から蓋部26が離れて蓋部26を紛失してしまうことを防ぐことができ、また、薄肉部27により蓋部26の開閉操作をしやすくし、作業効率を向上することができる。
【0041】
(6)また、収容部25及び蓋部26は、薄肉部27と反対側に、開口部25aを閉じた蓋部26を収容部25に固定する蓋固定部35を有する。このため、配線106を収容し開口部25aを閉じた状態で蓋固定部35により蓋部26を収容部25に固定することができ、配線106を保持しやすく、作業効率を向上することができる。また、蓋部26で開口部25aを閉じた状態を維持することができる。
【0042】
(7)また、開口部25aを閉じた蓋部26及び収容部25は、角筒形状である。このため、配線106を収容しやすく、作業効率を向上することができる。
【0043】
(8)また、配線保持部324は、一端325aが板状部23に固定されたバンド状部325であって、他端325bを着脱可能な他端固定部326を有する。このため、簡単な構成で配線106を保持することができ、コストを低減することができる。
【0044】
(9)また、本体4は、固定部材21が挿入部22に挿入される挿入方向と直交する方向での、板状部23の回転を止める回転止め部31を有する、このため、本体4に対する配線保持部24の位置を一定にすることができ、板状部23が固定部材21を軸中心に回ってしまう場合と比べて安定した配策を行うことができる。
【0045】
(10)また、回転止め部31は、固定部材21が挿入部22に挿入される挿入方向と逆の方向に、本体4から突出する凸部であり、板状部23は凸部が嵌る溝部23aを有する。このため、簡単な構成で、板状部23が回転しないようにすることができる。
【0046】
(11)また、回転止め部31は、固定部材21が挿入部22に挿入される挿入方向と逆の方向に、本体4から突出する凸部であり、板状部223は凸部が嵌る複数の溝部223a、223b及び223cを有するので、複数の溝部223a、223b及び223cのうちのどれに凸部が嵌るのかで、配線保持部24の、固定部材21を軸中心とした周方向位置を異ならせることができ、自由度の高い配策を行うことができる。
【0047】
上述した実施形態のコントロールバルブ装置の用途は、特に限定されない。上述した実施形態のコントロールバルブ装置は、例えば、車両に搭載される。また、上述した各実施形態の各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
【0048】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。