特開2019-175082(P2019-175082A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-175082(P2019-175082A)
(43)【公開日】2019年10月10日
(54)【発明の名称】制御装置
(51)【国際特許分類】
   G05B 19/05 20060101AFI20190913BHJP
【FI】
   G05B19/05 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2018-61835(P2018-61835)
(22)【出願日】2018年3月28日
(71)【出願人】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(74)【代理人】
【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
(72)【発明者】
【氏名】大澤 義孝
【テーマコード(参考)】
5H220
【Fターム(参考)】
5H220AA09
5H220BB07
5H220CC07
5H220CX05
5H220JJ07
5H220JJ12
5H220JJ14
5H220JJ16
(57)【要約】
【課題】「専用OI有り」の構成と「専用OI無し」の構成とを使用形態に応じて自由に選択できるようにする。
【解決手段】コントローラ1にイーサネット(登録商標)インタフェース11を設け、専用OI・2にイーサネットインタフェース21を設ける。イーサネットインタフェース11とイーサネットインタフェース21との間をTCP/IPプロトコルによる通信を可能とするケーブル(TCP/IPケーブル)によって着脱可能に接続する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
単一の筐体内に入力装置とコントローラとが収められた制御装置において、
前記コントローラは、
第1のイーサネット(登録商標)インタフェースを備え、
前記入力装置は、
第2のイーサネットインタフェースを備え、
前記第1のイーサネットインタフェースと前記第2のイーサネットインタフェースとの間は、
TCP/IPプロトコルによる通信を可能とするケーブルによって着脱可能に接続されている
ことを特徴とする制御装置。
【請求項2】
請求項1に記載された制御装置において、
前記コントローラは、
第3のイーサネットインタフェースを備える
ことを特徴とする制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載された制御装置において、
前記入力装置は、
第4のイーサネットインタフェースを備える
ことを特徴とする制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、単一の筐体内に入力装置とコントローラとが収められた制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、建物の設備監視など多種の目的のために、機器の状態の監視や制御を行うコントローラが用いられている。また、このコントローラに対して、オペレータによる設定情報の入力や動作指示を行うための入力装置として、オペレータインタフェース(OI)を併せて備える構成が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図6に、従来の制御装置100(100X)の概略を示す。この制御装置100Xは、コントローラ1と専用オペレータインタフェース(以下、「専用OI」という。)とを備え、コントローラ1と専用OI2とは単一の筐体(制御盤)3内に収められている。この制御装置100Xにおいて、コントローラ1と専用OI2との間は、専用の通信ケーブル4で接続されている。専用OI2は、コントローラ1に対する設定情報の入力や動作指示を可能とするコントローラ1専用の端末であり、コントローラ1に付属する入力装置として設けられている。
【0004】
近年では、携帯可能なコンピュータ、タブレット端末等の普及に伴い、コントローラに対する設定情報の入力や動作指示などを専用OIではなく、ネットワークを介してコントローラに接続した外部コンピュータ等から行う手法が広く用いられるようになってきた。
【0005】
図7に、コントローラ1に、外部コンピュータとして遠隔監視装置300をネットワーク200を介して接続した例を示す。この例では、コントローラ1にイーサネット(登録商標)インタフェース11を設け、このイーサネットインタフェース11にネットワーク200を介して遠隔監視装置300を接続している。これにより、コントローラ1と遠隔監視装置300との間は、TCP/IPプロトコルによる通信が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9−60952号公報
【特許文献2】特開2009−115344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した従来の制御装置100Xでは、コントローラ1と専用OI2との間が専用の通信ケーブル4で固定的に接続されているので、コントローラ1から専用OI2を切り離すことができない。
【0008】
すなわち、図6に示した制御装置100Xにおいて、コントローラ1と専用OI2とは一体不可分である。このため、図7に示したような例において、専用OI2を用いない使用形態とされるような場合、専用OI2が不要であるにも拘わらず、この不要な専用OI2が筐体3内に残され、コストを引き下げる際の障害となってしまう。
【0009】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、「専用OI有り」の構成と「専用OI無し」の構成とを使用形態に応じて自由に選択することが可能な制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
このような目的を達成するために本発明は、単一の筐体(3)内に入力装置(2)とコントローラ(1)とが収められた制御装置(100A)において、コントローラ(1)は、第1のイーサネットインタフェース(11)を備え、入力装置(2)は、第2のイーサネットインタフェース(21)を備え、第1のイーサネットインタフェースと第2のイーサネットインタフェースとの間は、TCP/IPプロトコルによる通信を可能とするケーブル(5)によって着脱可能に接続されていることを特徴とする。
【0011】
この発明において、コントローラと入力装置(専用OI)との間は、TCP/IPプロトコルによる通信を可能とするケーブル(以下、TCP/IPケーブルと呼ぶ。)によって着脱可能に接続されている。
【0012】
本発明において、専用OIが必要である場合には、コントローラと専用OIとの間をTCP/IPケーブルによって接続する。これにより、本発明の制御装置を、「専用OI有り」の構成とすることができる。
【0013】
本発明において、専用OIが不要である場合には、コントローラと専用OIとの間をTCP/IPケーブルを取り外すことによって、コントローラと専用OIとの間の接続を切り離す。これにより、本発明の制御装置を、「専用OI無し」の構成とすることができる。この場合、コントローラに残されたイーサネットインタフェースは、外部コンピュータとの接続に利用することが可能である。
【0014】
なお、上記説明では、一例として、発明の構成要素に対応する図面上の構成要素を、括弧を付した参照符号によって示している。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明によれば、コントローラ(第1のイーサネットインタフェース)と専用OI(第2のイーサネットインタフェース)との間をTCP/IPケーブルによって着脱可能に接続することによって、「専用OI有り」の構成と「専用OI無し」の構成とを使用形態に応じて自由に選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本発明の実施の形態1に係る制御装置の要部を示す図である。
図2図2は、実施の形態1の制御装置において専用OI無しの構成とし、ネットワークを介して遠隔監視装置をコントローラに接続するようにした例を示す図である。
図3図3は、本発明の実施の形態2に係る制御装置の要部を示す図である。
図4図4は、本発明の実施の形態3に係る制御装置の要部を示す図である。
図5図5は、実施の形態3の制御装置において専用OI無しの構成とし、ネットワークを介して遠隔監視装置およびクラウドコンピュータをコントローラに接続するようにした例を示す図である。
図6図6は、従来の制御装置の概略を示す図である。
図7図7は、従来の制御装置において、ネットワークを介して遠隔監視装置をコントローラに接続するようにした例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
〔実施の形態1〕
図1は本発明の実施の形態1に係る制御装置100(100A)の要部を示す図である。同図において、図7と同一符号は図7を参照して説明した構成要素と同一或いは同等の構成要素を示し、その説明は省略する。
【0019】
この制御装置100Aにおいて、コントローラ1は、イーサネットインタフェース11を備え、専用OI2はイーサネットインタフェース21を備えている。また、コントローラ1のイーサネットインタフェース11と専用OI2のイーサネットインタフェース21との間は、TCP/IPプロトコルによる通信を可能とするケーブル(TCP/IPケーブル)5によって着脱可能に接続されている。
【0020】
この制御装置100Aにおいて、専用OI2が必要である場合には、コントローラ1と専用OI2との間をTCP/IPケーブル5によって接続する。これにより、制御装置100Aを「専用OI有り」の構成、すなわち専用OI2を筐体3内に収容した構成とすることができる。
【0021】
また、この制御装置100Aにおいて、専用OI2が不要である場合には、TCP/IPケーブル5を取り外すことによって、コントローラ1と専用OI2との間の接続を切り離す。これにより、制御装置100Aを「専用OI無し」の構成、すなわち専用OI2を筐体3内に収容しない構成とすることができる。
【0022】
制御装置100Aを「専用OI無し」の構成とする場合、コントローラ1に残されるイーサネットインタフェース11は、外部コンピュータとの接続に利用することができる(図2参照)。図2では、イーサネットインタフェース11にネットワーク200を介して遠隔監視装置300を接続している。
【0023】
このように、本実施の形態の制御装置100Aでは、「専用OI有り」の構成と「専用OI無し」の構成とを使用形態に応じて自由に選択することが可能となる。また、コントローラ1と専用OI2とが別構成となるため、専用OI無し(外部コンピュータによる監視のみ)の組み合わせでの販売も可能となる。
【0024】
なお、この制御装置100Aにおいて、イーサネットインタフェース11は、専用OI2のためにわざわざ設けたものではなく、図2に示した事例からも分かるように、外部コンピュータとの間の通信に用いるためのインタフェースを流用している。すなわち、コントローラ1に外部コンピュータを接続しない使用形態では、イーサネットインタフェース11を専用OI2との間の通信に用いるためのインタフェースとして流用する。
【0025】
〔実施の形態2〕
図3に本発明の実施の形態2に係る制御装置100(100B)の要部を示す。この制御装置100Bでは、コントローラ1にイーサネットインタフェース11と12を設け、コントローラ1のイーサネットインタフェース11と専用OI2のイーサネットインタフェース21との間を、TCP/IPケーブル5によって着脱可能に接続し、コントローラ1のイーサネットインタフェース12にネットワーク200を介して遠隔監視装置300を接続している。
【0026】
この制御装置100Bでは、専用OI2からも、遠隔監視装置300からも、コントローラ1にする設定情報の入力や動作指示などを行うことが可能である。また、この制御装置100Bにおいて、専用OI2が必要である場合には、コントローラ1と専用OI2との間をTCP/IPケーブル5によって接続する。これによって、制御装置100Bを「専用OI有り」の構成とすることができる。専用OI2が不要である場合には、TCP/IPケーブル5を取り外すことによって、コントローラ1と専用OI2との間の接続を切り離す。これによって、制御装置100Bを「専用OI無し」の構成とすることができる。また、コントローラ1に残されたイーサネットインタフェース11を、遠隔監視装置300とは別の外部コンピュータとの接続に利用することもできる。
【0027】
〔実施の形態3〕
図4に本発明の実施の形態3に係る制御装置100(100C)の要部を示す。この制御装置100Cでは、コントローラ1にイーサネットインタフェース11と12を設け、専用OI2にイーサネットインタフェース21と22を設け、コントローラ1のイーサネットインタフェース11と専用OI2のイーサネットインタフェース21との間を、TCP/IPケーブル5によって着脱可能に接続している。
【0028】
また、この制御装置100Cでは、コントローラ1のイーサネットインタフェース12にネットワーク200を介して遠隔監視装置300を接続し、専用OI2のイーサネットインタフェース22にWAN(Wide Area Network)400を介してクラウドコンピュータ500を接続している。
【0029】
また、この制御装置100Cにおいて、コントローラ1のイーサネットインタフェース11と12との間は、イーサネットインタフェース13を介して渡り配線(例えば、特許文献2参照)によって接続されている。また、専用OI2のイーサネットインタフェース21と22との間も、イーサネットインタフェース23を介して渡り配線によって接続されている。これにより、クラウドコンピュータ500側(WAN400側)、遠隔監視装置300側(ネットワーク200側)のどちらでも、専用OI2およびコントローラ1の両方と通信することができる。
【0030】
この制御装置100Cにおいて、専用OI2が必要である場合には、コントローラ1と専用OI2との間をTCP/IPケーブル5によって接続する。これによって、制御装置100Cを「専用OI有り」の構成とすることができる。専用OI2が不要である場合には、TCP/IPケーブル5を取り外すことによって、コントローラ1と専用OI2との間の接続を切り離す。これによって、制御装置100Cを「専用OI無し」の構成とすることができる。
【0031】
なお、図4に示した例において、専用OI2無しの構成とする場合、図5に示すように、コントローラ1に残されるイーサネットインタフェース11を、クラウドコンピュータ500との接続用のインタフェースとして用いることができる。
【0032】
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【符号の説明】
【0033】
1…コントローラ、2…専用OI、3筐体(制御盤)、5…TCP/IPケーブル、11,12,13,21,22,23…イーサネットインタフェース、100(100A〜100C)…制御装置、200…ネットワーク、300…遠隔監視装置、400…WAN、500…クラウドコンピュータ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7