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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-179216(P2019-179216A)
(43)【公開日】2019年10月17日
(54)【発明の名称】画像形成装置及び画像形成システム
(51)【国際特許分類】
   G03G 21/00 20060101AFI20190920BHJP
   B41J 29/42 20060101ALI20190920BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20190920BHJP
   B41J 29/40 20060101ALI20190920BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20190920BHJP
【FI】
   G03G21/00 386
   B41J29/42 F
   B41J29/38 Z
   B41J29/40 Z
   H04N1/00 C
   G03G21/00 396
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2018-69876(P2018-69876)
(22)【出願日】2018年3月30日
(71)【出願人】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100129997
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 米藏
(72)【発明者】
【氏名】ジャッド アイザック
【テーマコード(参考)】
2C061
2H270
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP03
2C061AP07
2C061AQ06
2C061AR01
2C061AR03
2C061AS02
2C061CQ04
2C061CQ24
2C061CQ34
2C061HJ08
2C061HK11
2C061HN02
2C061HN08
2C061JJ02
2C061JJ11
2H270KA59
2H270LB01
2H270LC02
2H270MB25
2H270MB28
2H270MD17
2H270MF08
2H270PA15
2H270PA26
2H270QA13
2H270QA44
2H270QB01
2H270ZC03
2H270ZC04
5C062AA02
5C062AA05
5C062AA13
5C062AA29
5C062AB20
5C062AB22
5C062AB23
5C062AB38
5C062AB42
5C062AC02
5C062AC04
5C062AC05
5C062AC09
5C062AC22
5C062AC58
5C062AE03
5C062AE07
5C062AE15
5C062AF00
(57)【要約】
【課題】画像形成装置により画像が形成された記録紙をリサイクルの分類で容易に仕分けできるようにする。
【解決手段】画像形成装置10は、表示部11と、画像を記録紙に形成する画像形成部16と、画像に基づき記録紙に対する該画像の印字率を求めて、当該印字率に基づき該記録紙のリサイクルの分類を判定し、当該リサイクルの分類を表示部11に表示させるか又は画像形成部16により画像と共に該記録紙に画像形成させる制御部21と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
画像を記録紙に形成する画像形成部と、
前記記録紙に前記画像を形成した場合の印字率を求めて、当該印字率に基づき該記録紙のリサイクルの分類を判定し、当該リサイクルの分類を前記表示部に表示させるか又は前記画像形成部により前記画像と共に該記録紙に画像形成させる制御部と、を備える画像形成装置。
【請求項2】
前記記録紙の紙質を検出する検出部を備え、
前記制御部は、前記検出部により検出された前記記録紙の紙質に基づき該記録紙が非再生紙及び再生紙のいずれであるかを判定し、前記印字率と、前記記録紙が非再生紙又は再生紙のいずれであるかの判定結果とに基づき前記リサイクルの分類を判定する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記印字率を示す画像を、前記判定したリサイクルの分類を示す画像と共に、前記画像形成部により前記記録紙に画像形成させる請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
ユーザーにより操作される操作部を備え、
前記制御部は、前記操作部に受け付けられた指示の内容に従って、前記印字率及び前記リサイクルの分類を変更する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成部は、前記記録紙の表裏にそれぞれの画像を形成し、
前記制御部は、前記印字率を、前記記録紙の表裏の画像に基づいて算出する請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記画像を前記画像形成部により複数部数の記録紙に形成させる場合に、前記記録紙のリサイクルの分類を示す画像を第1部目の記録紙のみに画像形成させる請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
画像形成装置と、前記画像形成装置にネットワークを通じて接続される情報処理装置とを備える画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
前記情報処理装置から前記ネットワークを通じて送信されて来た画像を受信する第1通信部と、
前記画像を記録紙に形成する画像形成部と、
前記画像に基づき前記記録紙に対する該画像の印字率を求めて、当該印字率に基づき該記録紙のリサイクルの分類を判定し、当該リサイクルの分類を、前記第1通信部からネットワークを通じて前記情報処理装置に送信させる第1制御部と、を備え、
前記情報処理装置は、
記憶部と、
前記画像を前記画像形成装置に送信し、前記リサイクルの分類を受信する第2通信部と、
前記画像及び前記リサイクルの分類を対応付けて前記記憶部に記憶させる第2制御部と、を備える画像形成システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を記録紙に形成する画像形成装置及び画像形成システムに関し、特に画像が形成された記録紙のリサイクルの分類作業を支援するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置においては、リサイクルの推進が要求されているものの、画像形成装置におけるリサイクルの対象物の種類が多岐にわたるので、リサイクルの作業が容易ではない。このため、特許文献1では、画像形成装置本体の消耗品に関する一定の条件及びリサイクルの情報をメモリーに記憶しておき、消耗品の条件をメモリーに記憶されている一定の条件と照合して、消耗品の条件が一定の条件に適合する場合に、消耗品の適合を報知し、メモリーに記憶されているリサイクル情報を確認できるようにして、消耗品の取り扱いを容易にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−108148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、画像形成装置に関する消耗品としては記録紙があり、この記録紙もリサイクルの対象物である。そして、記録紙をリサイクルして用いる場合は、記録紙に対する画像の印字率に応じて該記録紙を分類する必要がある。これは、印字率が高い場合は、トナーの付着量が多いので、リサイクルの対象物としての記録紙の適性が低くなり、逆に印字率が低い場合は、トナーの付着量が少ないので、リサイクルの対象物としての記録紙の適性が高くなるからである。また、記録紙が非再生紙及び再生紙のいずれであるかによっても、記録紙のリサイクルの分類が変わる。
【0005】
しかしながら、記録紙に対する画像の印字率あるいは記録紙が非再生紙及び再生紙のいずれであるかを見分けるのは困難であり、ユーザーにとっては記録紙をリサイクルの分類で仕分けする作業が負担になる。また、記録紙の枚数が多くなると、その負担が非常に大きくなる。
【0006】
上記特許文献1では、リサイクルの対象物が画像形成装置本体の消耗品、例えば現像器、転写器、クリーナ、トナーカートリッジなどであって、記録紙がリサイクルの対象物として扱われておらず、よって記録紙を仕分けする作業が容易になることもない。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、画像形成装置により画像が形成された記録紙をリサイクルの分類で容易に仕分けできるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一局面に係る画像形成装置は、表示部と、画像を記録紙に形成する画像形成部と、前記記録紙に前記画像を形成した場合の印字率を求めて、当該印字率に基づき該記録紙のリサイクルの分類を判定し、当該リサイクルの分類を前記表示部に表示させるか又は前記画像形成部により前記画像と共に該記録紙に画像形成させる制御部と、を備えるものである。
【0009】
また、本発明の一局面に係る画像形成システムは、画像形成装置と、前記画像形成装置にネットワークを通じて接続される情報処理装置とを備える画像形成システムであって、前記画像形成装置は、前記情報処理装置から前記ネットワークを通じて送信されて来た画像を受信する第1通信部と、前記画像を記録紙に形成する画像形成部と、前記画像に基づき前記記録紙に対する該画像の印字率を求めて、当該印字率に基づき該記録紙のリサイクルの分類を判定し、当該リサイクルの分類を、前記第1通信部からネットワークを通じて前記情報処理装置に送信させる第1制御部と、を備え、前記情報処理装置は、記憶部と、前記画像を前記画像形成装置に送信し、前記リサイクルの分類を受信する第2通信部と、前記画像及び前記リサイクルの分類を対応付けて前記記憶部に記憶させる第2制御部と、を備えるものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画像形成装置により画像が形成された記録紙をリサイクルの分類で容易に仕分けできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。
図2】印字率、非再生紙、及び再生紙とリサイクルの分類との対応関係を登録したデータテーブルを概念的に示す図である。
図3】本実施形態の画像形成システムにおける画像形成装置による処理手順を示すフローチャートである。
図4】画像形成装置の表示部に表示された初期画面を示す図である。
図5】画像形成装置の表示部に表示されたリサイクルの分類の設定画面を示す図である。
図6】画像、印字率、及びリサイクルの分類が画像形成された記録紙を示す図である。
図7】端末装置の構成を示すブロック図である。
図8】画像、印字率、及びリサイクルの分類がプロジェクターにより表示されている状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態にかかる画像形成システムについて図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態にかかる画像形成システムの構成を示すブロック図である。本実施形態の画像形成システムSyは、画像形成装置10、サーバー30、及び端末装置50を、ネットワークNを通じて接続してなる。
【0014】
この画像形成システムSyにおいて、画像形成装置10は、表示部11と、操作部12と、通信部13と、タッチパネル14と、画像読取部15と、画像形成部16と、用紙センサー17と、記憶部18と、画像メモリー20と、制御ユニット19とを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信が可能とされている。
【0015】
表示部11は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイなどから構成される。操作部12は、テンキー、決定キー、スタートキーなどのハードキーを備えている。
【0016】
表示部11の画面には、タッチパネル14が配置されている。タッチパネル14は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式などのタッチパネルであって、タッチパネル14に対するユーザーの指などの接触(タッチ)をその接触位置とともに検知して、その接触位置の座標を示す検知信号を制御ユニット19の後述する制御部21などに出力する。
【0017】
通信部13は、不図示のLANチップなどの通信モジュールを備える通信インターフェイスである。この通信部13は、ネットワークNを通じてサーバー30や端末装置50に接続されて、サーバー30や端末装置50との間でデータを送受信する。
【0018】
画像読取部15は、コンタクトガラスに載置された原稿を光学的に読み取るスキャナーを有し、この原稿の画像を示す画像データを生成する。
【0019】
画像メモリー20は、画像読取部15により読取られた原稿の画像を示す画像データ、通信部13で受信された画像データを一時的に記憶する。
【0020】
画像形成部16は、感光体ドラム、感光体ドラムの表面を均一帯電させる帯電装置、感光体ドラムの表面を露光して、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する露光装置、感光体ドラムの表面の静電潜像をトナー像に現像する現像装置、及び感光体ドラムの表面のトナー像(画像)を記録紙に転写する転写装置等を備え、画像メモリー20内の画像データによって示される画像を記録紙に形成する。
【0021】
用紙センサー17は、画像形成部16に付設されており、画像が形成される記録紙の紙質を検出して、この記録紙の紙質を示す検出信号を出力する。例えば、用紙センサー17は、発光素子と受光素子を備え、発光素子から記録紙へと光を照射して、記録紙からの反射光又は透過光を受光素子で受光し、受光素子の検出出力を、光の反射率、透過率、波長を示す検出信号として出力する。この検出信号によって示される光の反射率、透過率、波長は、記録紙の紙質に応じて変化し、該記録紙の紙質に対応する。制御部21は、用紙センサー17の検出信号に基づき記録紙が非再生紙及び再生紙のいずれであるかを判定する。尚、用紙センサー17だけではなく、記録紙の厚みを検出する既知の厚みセンサーを設けて、用紙センサー17の検出信号及び厚みセンサーの検出信号に基づき記録紙が非再生紙及び再生紙のいずれであるかを判定してもよい。
【0022】
記憶部18は、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive) などの大容量の記憶装置であって、各種のアプリケーションプログラムや種々の情報等を記憶している。
【0023】
制御ユニット19は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、CPU、MPU、又はASIC等である。制御ユニット19は、上記のROM又は記憶部18に記憶された制御プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部21、表示制御部23、及び通信制御部24として機能する。
【0024】
制御部21は、画像形成装置10を統括的に制御する。制御部21は、表示部11、操作部12、通信部13、タッチパネル14、画像読取部15、画像形成部16、用紙センサー17、記憶部18、及び画像メモリー20などと接続されており、これらの構成要素の動作制御や、該各構成要素との間での信号またはデータの送受信を行う。
【0025】
制御部21は、画像形成装置10による画像形成に必要な各種の処理などを実行する処理部としての役割を果たす。また、表示制御部23は、表示部11の表示動作を制御する機能を有する。通信制御部24は、通信部13の通信動作を制御する機能を有する。
【0026】
次に、画像形成システムSyにおいて、サーバー(情報処理装置の一例)30は、例えばワークステーションであって、表示部31と、操作部32と、通信部33と、記憶部38と、制御ユニット39とを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信が可能とされている。
【0027】
表示部31は、液晶ディスプレイや有機ELなどから構成される。
【0028】
操作部32は、ユーザーにより操作されるキーボードやポインティングデバイスである。
【0029】
通信部33は、通信インターフェイスであり、ネットワークNを通じて画像形成装置10や端末装置50に接続されて、画像形成装置10や端末装置50との間でデータを送受信する。
【0030】
記憶部38は、SSD、HDDなどの大容量の記憶装置であって、各種のアプリケーションプログラムや種々の情報等を記憶している。
【0031】
制御ユニット39は、プロセッサー、RAM、及びROMなどから構成される。制御ユニット39は、上記のROM又は記憶部38に記憶された制御プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部41、表示制御部43、及び通信制御部44として機能する。なお、制御ユニット39の上記の各構成要素は、前述の制御プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
【0032】
制御部41は、サーバー30の全体的な動作制御を司る。制御部41は、表示部31、操作部32、通信部33、及び記憶部38などと接続されており、これらの構成要素の動作制御や、該各構成要素との間での信号またはデータの送受信を行う。
【0033】
制御部41は、操作部32の操作に応じた処理などを実行する処理部としての役割を果たす。表示制御部43は、表示部31の表示動作を制御する機能を有する。通信制御部44は、通信部33の通信動作を制御する機能を有する。
【0034】
次に、画像形成システムSyにおいて、端末装置50は、周知のパーソナルコンピューター(PC)であって、表示部、プロセッサー、入出力装置、ストレージ、キーボード、ポインティングデバイなどを備えている。この端末装置50は、ネットワークNを通じて画像形成装置10やサーバー30に接続されて、画像形成装置10やサーバー30との間でデータを送受信する。
【0035】
ここで、本実施形態の画像形成装置10では、画像が画像形成部16により記録紙に形成される際に、制御部21は、画像形成の対象となる画像に基づいて、記録紙に対する当該画像の印字率を算出すると共に、用紙センサー17の検出信号に基づき記録紙が非再生紙及び再生紙のいずれであるかを判定し、それらの印字率と判定結果とに基づいて当該記録紙のリサイクルの分類を判定し、このリサイクルの分類を表示部11に表示させ、又は画像形成部16により画像と共に該記録紙に画像形成させる。
【0036】
図2は、印字率、非再生紙、及び再生紙と、リサイクルの分類との対応関係を登録したデータテーブルDTを示している。このデータテーブルDTは、記憶部18に記憶されている。
【0037】
図2に示すように非再生紙については、25%未満の印字率、25%以上75%未満の印字率、及び75%以上の印字率がそれぞれのリサイクルの分類A、B、Cに対応付けられている。また、再生紙については、印字率にかかわらず、リサイクルの分類Dが対応付けられている。データテーブルDTは、紙種及び印字率に応じたリサイクルの分類が、非再生紙であってかつ25%未満の印字率の記録紙はリサイクルの分類A、また非再生紙であってかつ25%以上75%未満の印字率の記録紙はリサイクルの分類B、また非再生紙であってかつ75%以上の印字率の記録紙はリサイクルの分類C、また再生紙である記録紙はリサイクルの分類Dとなることを示す。
【0038】
制御部21は、上記のように印字率を算出すると共に、記録紙が非再生紙又は再生紙のいずれであるかを判定し、記憶部18内のデータテーブルDTを参照して、算出した印字率と紙種の判定結果に該当する該記録紙のリサイクルの分類を判定し、このリサイクルの分類を表示部11に表示させ、又は記録紙に画像形成させる。
【0039】
このため、ユーザーは、表示部11に表示されるか、又は記録紙に画像形成されたリサイクルの分類を見て、記録紙を容易に仕分けることができる。
【0040】
尚、図2のデータテーブルDTでは、印字率、紙種、及びリサイクル分類の対応関係を例示しているが、印字率、紙種の他に、画像がカラー又はモノクロのいずれで印刷されているかの別に応じて、リサイクルの分類を設定しても構わない。
【0041】
また、制御部21は、記憶部18内のデータテーブルDTを読出して、このデータテーブルDTを表示制御部23により表示部11に表示させ、ユーザーが当該データテーブルDTを視認可能な状態とし、ユーザーによる操作部12又はタッチパネル14の操作に応じてデータテーブルDTの内容を変更し、この内容が変更されたデータテーブルDTを記憶部18に記憶させて、データテーブルDTを更新してもよい。
【0042】
次に、そのような印字率、非再生紙、及び再生紙に基づき該記録紙のリサイクルの分類を判定して、リサイクルの分類を表示部11に表示させ、又は記録紙に画像形成させる処理を、図3のフローチャートなどを参照して説明する。
【0043】
まず、表示制御部23が、画像形成装置10の表示部11に、図4に示すようなそれぞれの機能に対応付けられた複数のキー71a〜71h等を配列してなる初期画面を表示させているものとする。このとき、ユーザーが、リサイクルの分類に対応するキー71hをタッチ操作すると、制御部21は、タッチパネル14を通じて、キー71hに対するタッチ操作を検出し、表示制御部23により図5に示すようなリサイクルの分類の設定画面G1を表示部11の画面に表示させる(S101)。このリサイクルの分類の設定画面G1には、リサイクルの分類を記録紙に印刷するか否かを指定するためのOKキー72a及びNGキー72bが表示されている。例えば、ユーザーがOKキー72aをタッチ操作すると、制御部21は、タッチパネル14を通じて、OKキー72aに対するタッチ操作を検出し(S102で「OK」)、リサイクルの分類の印刷を設定する(S103)。また、ユーザーがNGキー72bをタッチ操作すると、制御部21は、タッチパネル14を通じて、NGキー72bに対するタッチ操作を検出し(S102で「NG」)、リサイクルの分類の印刷を非設定とする(S104)。
【0044】
このようにリサイクルの分類の印刷が設定又は非設定にされた後、制御部21は、操作部12又はタッチパネル14の操作により原稿の画像のコピーが指示されるか、又は、サーバー30から送信された画像が通信部13で受信されるのを待機している(S105で「No」)。
【0045】
ここで、ユーザーが、原稿を画像読取部15にセットし、操作部12又はタッチパネル14を操作して、コピーの実行を指示すると(S105で「Yes」)、制御部21は、画像読取部15により原稿の画像を読み取らせて、原稿の画像を示す画像データを画像メモリー20に一旦記憶させる(S106)。
【0046】
また、画像形成装置10では、サーバー30又はパーソナルコンピューター等の端末装置50から送信されてきた画像データを受信して、当該画像データを画像形成することも可能である。この場合、画像形成装置10では、サーバー30又は端末装置50(以下、単にサーバー30という)から送信された画像データを通信部13で受信した場合に(S105で「Yes」)、制御部21は、その受信された画像データを画像メモリー20に一旦記憶させる(S106)。
【0047】
そして、制御部21は、画像メモリー20内の画像データに基づき、画像形成部16で用いられる記録紙に対する画像の印字率を算出する(S108)。制御部21は、この印字率を、周知のように画像の濃度、印字される文字サイズ、文字の種類などに基づいて算出する。また、制御部21は、記録紙の表裏に画像を形成する場合、記録紙の表裏の印字率の合計を算出し、この合計を印字率として算出する。
【0048】
また、制御部21は、用紙センサー17の検出信号に基づき記録紙が非再生紙又は再生紙のいずれであるかを判定する(S109)。
【0049】
そして、制御部21は、記憶部18内のデータテーブルDTを参照して、それらの印字率と判定結果に該当する記録紙のリサイクルの分類を判定し(S110)、印字率及びリサイクルの分類を表示部11に表示させる(S111)。また、制御部21は、上記S103でリサイクルの分類の印刷を設定していたならば(S112で「設定」)、画像形成部16により印字率及びリサイクルの分類を示す画像を、本来画像形成の対象とされている画像と共に、該記録紙に形成させる(S113)。例えば、図6に示すように、本来画像形成の対象とされている画像im1を画像形成すると共に、印字率及びリサイクルの分類を示す画像im2を、記録紙Pにおいて画像im1が形成されていない余白部分に形成させる。また、制御部21は、画像形成部16に、印字率及びリサイクルの分類を示す画像im2を記録紙Pの裏面に形成させてもよい。
【0050】
なお、S112で「設定」の場合、S113の処理前に、表示制御部23は、表示部11に、印字率及びリサイクルの分類の変更をユーザーから受け付けるための画面を表示させ、ユーザーによる操作部12の操作で、印字率又はリサイクルの分類を変更する指示が受け付けられたとき、制御部21は、当該指示の内容に従って、印字率又はリサイクルの分類を変更し、当該変更後の内容で、画像形成部16により印字率及びリサイクルの分類を示す画像を、本来画像形成の対象とされている画像と共に、該記録紙に形成させるようにしてもよい。
【0051】
一方、制御部21は、上記S104でリサイクルの分類の印刷を非設定としていたならば(S112で「非設定」)、画像形成部16により、本来画像形成の対象とされている画像のみを記録紙に形成させ、印字率及びリサイクルの分類を示す画像を形成させない(S114)。
【0052】
このようにS113又はS114までの処理が行われると、制御部21は、画像データがサーバー30から送信されて通信部13で受信されたものであるか否か判定する(S115)。制御部21は、画像データがサーバー30から受信されたものであると判定した場合(S115で「Yes」)、通信制御部24は、S108で算出した印字率及びS110で判定したリサイクルの分類を示す情報を、通信部13からサーバー30へと送信させる(S116)。この後、処理は終了する。
【0053】
一方、制御部21が、画像データがサーバー30から送信されて通信部13で受信されたものではないと判定した場合は(S115で「No」)、S117が行われることなく、処理が終了する。
【0054】
このように本実施形態の画像形成装置10では、記録紙に対する画像の印字率を算出すると共に、記録紙が非再生紙又は再生紙のいずれであるかを判定し、それらの印字率と判定結果に基づき該記録紙のリサイクルの分類を判定し、このリサイクルの分類を表示部11に表示させ、又は画像形成部16により画像と共に該記録紙に形成させる。このため、ユーザーは、記録紙についてのリサイクルの分類を視認により簡単に確認できるため、当該記録紙を4つの分類A〜Dのいずれに仕分けるべきかを容易に判断することができる。
【0055】
次に、画像形成システムSyの利用例を説明する。図7は端末装置50の構成を示すブロック図である。
【0056】
端末装置(情報処理装置の一例)50は、例えばパーソナルコンピューターであって、表示部51と、操作部52と、通信部53と、記憶部58と、制御ユニット500とを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信が可能とされている。
【0057】
表示部51は、液晶ディスプレイや有機ELなどから構成される。
【0058】
操作部52は、ユーザーにより操作されるキーボードやポインティングデバイスである。
【0059】
通信部53は、通信インターフェイスであり、ネットワークNを通じて画像形成装置10やサーバー30に接続されて、画像形成装置10やサーバー30との間でデータを送受信する。
【0060】
記憶部58は、SSD、HDDなどの大容量の記憶装置であって、各種のアプリケーションプログラムや種々の情報等を記憶している。
【0061】
制御ユニット500は、プロセッサー、RAM、及びROMなどから構成される。制御ユニット500は、上記のROM又は記憶部58に記憶された制御プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部501、表示制御部502、及び通信制御部504として機能する。なお、制御ユニット500の上記の各構成要素は、前述の制御プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
【0062】
制御部501は、端末装置50の全体的な動作制御を司る。制御部501は、表示部51、操作部52、通信部53、及び記憶部58などと接続されており、これらの構成要素の動作制御や、該各構成要素との間での信号またはデータの送受信を行う。
【0063】
制御部501は、操作部52の操作に応じた処理などを実行する処理部としての役割を果たす。表示制御部502は、表示部51の表示動作を制御する機能を有する。通信制御部504は、通信部53の通信動作を制御する機能を有する。
【0064】
例えば、ユーザーは、端末装置50から画像データを画像形成装置10に送信し、図3に示す処理で示した印刷により必要な部数だけ印刷させ、印刷物をプレゼンテーションの出席者に配る。この場合、画像形成装置10では、S116の処理により、上記画像データの印刷に係る印字率及びリサイクルの分類を示す情報を端末装置50に送信するため、端末装置50では、当該印字率及びリサイクルの分類を示す情報を画像形成装置10から受信する。
【0065】
端末装置50では、印字率及びリサイクルの分類を示す情報を通信部53が受信すると、制御部501は、印字率及びリサイクルの分類を示す情報を、画像形成装置10に送信した上記画像データに対応付けて記憶部58に記憶させる。
【0066】
この後、ユーザーは、操作部52を操作して、プレゼンテーションに用いる資料として上記画像データを指定する。このとき、制御部501は、指定された画像データに、印字率及びリサイクルの分類を示す情報が対応付けて記憶部58に記憶されているかを判断し、印字率及びリサイクルの分類を示す情報が対応付けて記憶されている場合は、印字率及びリサイクルの分類を示す画像を作成して、当該画像データに合成し、当該合成後の画像データを、端末装置50に接続されているプロジェクターなどにより表示させる。
【0067】
例えば、図8に示すようにプロジェクターPRにより、プレゼンテーションに用いる画像と印字率及びリサイクルの分類を表示させる。プレゼンテーションの出席者は、手持ちの資料に印字率及びリサイクルの分類が画像形成されているか否かに拘わらず、プロジェクターにより表示された印字率及びリサイクルの分類を確認することができる。すなわち、画像形成装置10で印刷された画像データについては印字率及びリサイクルの分類が表示され、画像形成装置10で印刷されていない画像データについては印字率及びリサイクルの分類が表示されないことになる。
【0068】
なお、上記では、端末装置50を例にして説明したが、サーバー30においても、同様にして、上記画像データについて、画像形成装置10から、印字率及びリサイクルの分類を示す情報を受信することが可能である。この場合、例えば、プレゼンテーション用の資料を受け取りながらも、プレゼンテーションを欠席した人が、自身所有の端末装置50を操作して、上記プレゼンテーションに用いる画像を示す画像データの送信をサーバー30に対して要求する。このとき、サーバー30の通信制御部44は、送信要求された画像データと共に、この画像データに対応付けて記憶部38に記憶している印字率及びリサイクルの分類を示す情報を、上記端末装置50に対して通信部33から送信させる。
【0069】
上記と同様に、端末装置50では、印字率及びリサイクルの分類を示す情報を通信部53が受信すると、制御部501は、印字率及びリサイクルの分類を示す情報を、画像形成装置10に送信した上記画像データに対応付けて記憶部58に記憶させる。
【0070】
このようにすれば、当該合成後の画像データをサーバー30から受信した上記端末装置50では、上記と同様にして、プレゼンテーションに用いる資料としての上記画像データを表示部51等により表示するとき、印字率及びリサイクルの分類を示す画像が合成された画像データを表示可能である。このため、プレゼンテーションを欠席した人であっても、当該画像データを画像形成した記録紙の印字率及びリサイクルの分類を把握することができる。
【0071】
尚、画像形成装置10では、記録紙毎に、印字率及びリサイクルの分類を画像形成しているが、制御部21は、操作部12又はタッチパネル14の操作により複数部数の印刷が指示された場合に、画像形成部16を制御して、第1部目の記録紙のみに印字率及びリサイクルの分類を画像形成させ、第2部目以降の記録紙に印字率及びリサイクルの分類を画像形成させないようにしても構わない。
【0072】
あるいは、制御部21は、同一の画像を記録紙に繰り返し形成する場合に、初回の画像形成のときには記録紙に印字率及びリサイクルの分類を示す画像を画像形成部16に形成させ、2回目以降の画像形成のときには記録紙に印字率及びリサイクルの分類を示す画像を形成させないようにしてもよい。
【0073】
また、上記実施形態では、制御部21が、用紙センサー17の検出信号あるいは厚みセンサーの検出信号に基づき記録紙が非再生紙又は再生紙のいずれであるかを判定しているが、操作部12又はタッチパネル14の操作により記録紙が非再生紙又は再生紙のいずれであるかを指定し、制御部21は当該指定の内容に基づいて記録紙が非再生紙又は再生紙のいずれであるかを判定してもよい。例えば、画像形成装置10に手差しトレイが設けられている場合は、ユーザーが、手差しトレイに記録紙をセットする度に、ユーザーが操作部12又はタッチパネル14の操作により、記録紙が非再生紙又は再生紙のいずれであるかを指定するようにする。あるいは、画像形成装置10に複数の給紙カセットが設けられ、これらの給紙カセットに非再生紙又は再生紙が区分して収容され、操作部12又はタッチパネル14の操作により指定されたいずれかの給紙カセットから記録紙が供給される場合は、制御部21は、その指定された給紙カセットに基づいて、記録紙が非再生紙及び再生紙のいずれであるかを判定するようにしてもよい。
【0074】
また、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を例示しているが、プリンターやファクシミリ装置等の他の画像形成装置でもよい。
【0075】
また、図1乃至図8を用いて説明した上記実施形態の構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
【符号の説明】
【0076】
10 画像形成装置
30 サーバー
50 端末装置
11、31、51 表示部
12、32、52 操作部
13、33、53 通信部
14 タッチパネル
15 画像読取部
16 画像形成部
17 用紙センサー
18、38、58 記憶部
19、39、500 制御ユニット
20 画像メモリー
21、41、501 制御部
23、43、502 表示制御部
24、44、504 通信制御部
Sy 画像形成システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8