(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-181131(P2019-181131A)
(43)【公開日】2019年10月24日
(54)【発明の名称】薬品収容供給箱
(51)【国際特許分類】
A61J 7/00 20060101AFI20190927BHJP
B65D 85/00 20060101ALI20190927BHJP
【FI】
A61J7/00 Z
B65D85/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2018-91742(P2018-91742)
(22)【出願日】2018年4月17日
(71)【出願人】
【識別番号】595110210
【氏名又は名称】小野瀬 一
(72)【発明者】
【氏名】小野瀬 一
【テーマコード(参考)】
3E068
4C047
【Fターム(参考)】
3E068AA35
3E068BB09
3E068CC02
3E068CC09
3E068CC30
3E068DD40
3E068DE08
3E068EE08
3E068EE17
3E068EE28
3E068EE32
4C047NN05
(57)【要約】 (修正有)
【課題】治療のため医薬品類を服用する人々が容易に収容出来て正直に服用し得る様に設けた薬品収容供給箱を提供する。
【解決手段】薬品収容供給箱1は、1個が2日分で、更に朝昼夜と収容出来る小箱3を31日分15個を両端開口して設けた再角状の大箱2に、各5個を横列に並べるとともに3段に積重ね、左右可動自在なる様に設けて構成したことで、容易に収容して正直に服用出来る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
角筒状の大箱の両端部を開口して設けた。該大箱に細長の小箱に設けに各5個宛を横列に並べて、3段に積重ねて、左右可動自在なる様に設けて構成しなる薬品収容供給箱。
【請求項2】
小箱は上部を開口した細長い構状のものにして、その中央部に雑室を設けるとともに、その両端部を塞いで設けた左右の雑室に、各朝昼夜用の薬室を設けて構成した請求項1記載の薬品収容供給箱。
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、病人通院者等で治療のため医薬品類を服用する人々が容易に収容出来て正直に服用し得る様に設けた薬品収容供給箱に関する。
【0002】
一般に病人や服用者に於いては、薬を服用者が一定の場所や適当の場所に置いて、その服用時に取出して飲んでいるのである。
【0003】
また多忙な者や老人等においては、不定の場所に置いたり不用意に置いて服用する時にあわてて探し出して服用する事である。
【0004】
これらの医薬品は、病人や服用者にとっては正に命の綱とも言える大事なものであって、1薬1回位と言えどもその服用を失してはならない事であるのである。
【0005】
それ程に服用者においては、薬品の収容は粗雑には扱い出来ぬものであり従って常に留意を必要とするものである。尚健常者も心を配りして協力を惜しまずなすべきことである。
【0006】
ここで服用者においては、服用する薬品の服用時食間時間や個数など内用薬の用法を充分に把握して服用はすべきことである。
【0007】
そこで本発明は、これら上記の様な扱いに服用者が容易に確実に収容出来てこれを正直に服用出来る様に、医薬品の内外薬品を薬品収容供給箱による収容供給し得る方法を開発して設けて講じたものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
以上に述べた様に本開発は、服用するその医薬品内外用薬品を一定の箇所に用意確実に収容出来てその服用が正直に出来得る様になすことである。
【0009】
そこで本発明は、上記の様な服用者の有している諸問題を解決して又飲み忘れている等のないなどして容易に供給出来る薬品収容供給箱を実現することを目的とする。
【0010】
そして本発明は、上記目的を達成するために薬品収容供給箱に内外薬品類を1日分で細かく朝昼夜の分室に正直に収容供給出来る様に設けた小箱を1ヶ月分日数個を用意して設けてこの薬品収容供給箱に収めてその時に服用し得ることが出来る様に設けて構成したものである。
【0011】
2の手段は、小箱が細長くて断面横コ字状で溝状のものでその中心部に雑薬室を設けるとともにその左右に各1日用にして細かく朝昼夜用の3薬室を設けてこの1箱で2日分の各薬室を設けたものである。
【0012】
こうして本開発は、上記の様な小箱を1ヶ月分で、15箱を用意してこれを大箱に5個宛で横1列にして設けてその上段に2列の各5個宛の小箱を積重ねして該大箱の両開口に左右可動自在なる様に設けて、この薬品収容供給箱を構成したものである。
【0013】
こうして本発明は、小箱が各5箱で横列に3段に積重ねられて大箱に小箱群で表された開口面の先ず上段の小箱5個に右小箱より月日の1日から2日・3日・4日・5日の5数字をそれぞれ表示して形成する。
【0014】
つづいて本発明は、2段目の各小箱5個に右小箱より月日の6・7・8・9・10日の各数字を表して続いて下段の小箱5個に右小箱に右小箱より月日の11・12・13・14・15日の各数字をそれぞれ表示して表わして構成したものである。
【0015】
次に本発明は、大箱の図示していないが裏面図に表面図と同様に表れてある小箱の上段5個に表面部と同様に上段の小箱5個に右小箱より月日の16・17・18・19・20日と表示し次に続いて日々の21・22・23・24・25日と表示し続いて下段の小箱も5段に日の26・27・28・29・30日とを表示して構成されてあるのである。
【0016】
そして31日服用の薬は、上段の小箱1・2・3・4・5を一斉に雑室まで引出してそこに表われた該小箱の1・2を朝用とし小箱3箱を昼用と小箱4を夜としてなしてこの小箱群に服用する薬をそれぞれ収容して用いるのである。
【0017】
この際表示記入する日数字は左右どちらかでも又表示する面はどこの面部に表示しても差支えない
【0018】
上述した様に、本開発の薬品収容供給箱は、内外用薬品類の服用処置が容易正確で確実正直に服用し得る大いなる力を発揮する薬品収容供給箱を提供することが出来ることである。
【0019】
こうして本発明は、また飲み忘れや誤りなどを防止し尚認知症の防止にも役立つ効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】 本発明の実施形態を示した薬品収容供給箱の正面図
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0022】
図においては、1は薬品収容供給箱で、両端部を開口した角筒状の大筒2に上部を開口した細長い溝状の小箱3を15個用意して該小箱3を各5個宛で横一列に連ねて上部に3段に積重ねてこの大箱2両端開口部に移動出入自在なる様に設けて構成したものである。
【0023】
そこで各小箱3を、その中心部に内外用薬品以外の雑薬品を収容出来る雑室4を設けるとともに該薬室4の左右に設けられた2室をおのおの1日として扱って即31日室5・5”として設けて該1日室5・5”の外端部より、その日の朝イと昼ロと夜ハの3室の薬室6をそれぞれ設けて構成したものである。
【0024】
こうして本発明は、大箱2の開口表面部に15個の小箱3で飾られて表れた大面様の先ず上段の各小箱に右小箱3より月日の1・2・3・4・5日の月日7をそれぞれ表示する。続いて中段の各小箱3に右小箱3より6・7・8・9・10日をおのおの表示して続いて下段の各小箱3に右より11・12・13・14・15日とおのおの左上端部に表示して構成したものである。
【0025】
而して本発明は、図示してないが大箱2の開口裏面部の各小箱3に大箱2の表面部各小箱3の日数日に当る数日数字に15の日数字を加算しイ表示したものである。例へは小箱3表面1の裏面には15日の数字を加算して16と表示した如くである。
【0026】
尚本発明は31日を、上記で述べてある様に上段の各小箱35個を一斉に前面部に引出して表れた5個の雑室4を後述する様に利用したものである。
【0027】
こうして本発明は、各小箱3に取手8を各々取付けられてあって台9上に載置されてあるのである。
【0028】
以下、上記構成の動作を確認する。先ず1週間の服用する薬品を薬品収容供給箱1に収容するときは、上段の各小箱31列の5個1・2・3・4・5を前部に雑室4まで引出して薬室イに朝服用の薬品を内用薬の用法に従って収容するとともに薬室ロに昼服用の薬品を収容しつづいて夜服用の薬品を薬室ハに用法に従って収容する。つづいて残りの6・7日の薬品を代って6・7日の2個の小箱3を同じく前部に雑室4まで引出して薬室イ・ロ・ハにそれぞれ用法に従っておのおの収容しておくものである。
【0029】
そして薬品収容供給箱1に、つづいて服用する薬品を収容するときは8日からの服用する日数の小箱3を前部に雑室4まで引出して上記の如く用法に従ってぞくぞくと収容するものである。更につづいて16日以降の服用する薬品を収容するときは、図示してないが薬品収容供給箱1の裏部の16日以降の各小箱3より所要する日数の該小箱3を引出してその服用する薬品を該薬品収容供給箱1に収容するのである。
【0030】
面して薬品を服用するときは、薬品収容供給箱1よりその処分された日よりの日数に合わせてその日数の小箱3各々引出して内用薬の用法に従ってその時どきの薬品を各薬室6よりそれぞれ取出して服用するものである。
【0031】
本発明は、上記のとおり服用する薬品類を容易確実に収容し得るとともに正直に取出して服用することが出来て薬品の有効な処置及効果を有するものである。また認知症の防止にも役立つ更なる効果ある特徴を有するものである。
【0032】
1 薬品収容供給箱
2 大箱
3 小箱
4 雑室
5 1日箱
6 薬箱