【解決手段】本ひずみゲージは、可撓性を有する基材と、前記基材上に、クロムとニッケルの少なくとも一方を含む材料から形成された抵抗体と、前記抵抗体を被覆する、無機材料からなる絶縁層と、前記絶縁層を被覆する、有機材料からなる絶縁樹脂層と、を有する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0010】
〈第1の実施の形態〉
図1は、第1の実施の形態に係るひずみゲージを例示する平面図である。
図2は、第1の実施の形態に係るひずみゲージを例示する断面図であり、
図1のA−A線に沿う断面を示している。
図1及び
図2を参照するに、ひずみゲージ1は、基材10と、抵抗体30と、端子部41と、絶縁層50と、カバー層60とを有している。
【0011】
なお、本実施の形態では、便宜上、ひずみゲージ1において、基材10の抵抗体30が設けられている側を上側又は一方の側、抵抗体30が設けられていない側を下側又は他方の側とする。又、各部位の抵抗体30が設けられている側の面を一方の面又は上面、抵抗体30が設けられていない側の面を他方の面又は下面とする。但し、ひずみゲージ1は天地逆の状態で用いることができ、又は任意の角度で配置することができる。又、平面視とは対象物を基材10の上面10aの法線方向から視ることを指し、平面形状とは対象物を基材10の上面10aの法線方向から視た形状を指すものとする。
【0012】
基材10は、抵抗体30等を形成するためのベース層となる部材であり、可撓性を有する。基材10の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、5μm〜500μm程度とすることができる。特に、基材10の厚さが5μm〜200μmであると、接着層等を介して基材10の下面に接合される起歪体表面からの歪の伝達性、環境に対する寸法安定性の点で好ましく、10μm以上であると絶縁性の点で更に好ましい。
【0013】
基材10は、例えば、PI(ポリイミド)樹脂、エポキシ樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂、PEN(ポリエチレンナフタレート)樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂、ポリオレフィン樹脂等の絶縁樹脂フィルムから形成することができる。なお、フィルムとは、厚さが500μm以下程度であり、可撓性を有する部材を指す。
【0014】
ここで、『絶縁樹脂フィルムから形成する』とは、基材10が絶縁樹脂フィルム中にフィラーや不純物等を含有することを妨げるものではない。基材10は、例えば、シリカやアルミナ等のフィラーを含有する絶縁樹脂フィルムから形成しても構わない。
【0015】
抵抗体30は、基材10上に所定のパターンで形成された薄膜であり、ひずみを受けて抵抗変化を生じる受感部である。抵抗体30は、基材10の上面10aに直接形成されてもよいし、基材10の上面10aに他の層を介して形成されてもよい。なお、
図1では、便宜上、抵抗体30を梨地模様で示している。
【0016】
抵抗体30は、例えば、Cr(クロム)を含む材料、Ni(ニッケル)を含む材料、又はCrとNiの両方を含む材料から形成することができる。すなわち、抵抗体30は、CrとNiの少なくとも一方を含む材料から形成することができる。Crを含む材料としては、例えば、Cr混相膜が挙げられる。Niを含む材料としては、例えば、Cu−Ni(銅ニッケル)が挙げられる。CrとNiの両方を含む材料としては、例えば、Ni−Cr(ニッケルクロム)が挙げられる。
【0017】
ここで、Cr混相膜とは、Cr、CrN、Cr
2N等が混相した膜である。Cr混相膜は、酸化クロム等の不可避不純物を含んでもよい。
【0018】
抵抗体30の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、0.05μm〜2μm程度とすることができる。特に、抵抗体30の厚さが0.1μm以上であると抵抗体30を構成する結晶の結晶性(例えば、α−Crの結晶性)が向上する点で好ましく、1μm以下であると抵抗体30を構成する膜の内部応力に起因する膜のクラックや基材10からの反りを低減できる点で更に好ましい。
【0019】
例えば、抵抗体30がCr混相膜である場合、安定な結晶相であるα−Cr(アルファクロム)を主成分とすることで、ゲージ特性の安定性を向上することができる。又、抵抗体30がα−Crを主成分とすることで、ひずみゲージ1のゲージ率を10以上、かつゲージ率温度係数TCS及び抵抗温度係数TCRを−1000ppm/℃〜+1000ppm/℃の範囲内とすることができる。ここで、主成分とは、対象物質が抵抗体を構成する全物質の50質量%以上を占めることを意味するが、ゲージ特性を向上する観点から、抵抗体30はα−Crを80重量%以上含むことが好ましい。なお、α−Crは、bcc構造(体心立方格子構造)のCrである。
【0020】
端子部41は、抵抗体30の両端部から延在しており、平面視において、抵抗体30よりも拡幅して略矩形状に形成されている。端子部41は、ひずみにより生じる抵抗体30の抵抗値の変化を外部に出力するための一対の電極であり、例えば、外部接続用のリード線等が接合される。抵抗体30は、例えば、端子部41の一方からジグザグに折り返しながら延在して他方の端子部41に接続されている。端子部41の上面を、端子部41よりもはんだ付け性が良好な金属で被覆してもよい。なお、抵抗体30と端子部41とは便宜上別符号としているが、両者は同一工程において同一材料により一体に形成することができる。
【0021】
絶縁層50は、抵抗体30を被覆し端子部41を露出するように基材10の上面10aに設けられている。絶縁層50は、無機材料から形成されている。絶縁層50の材料としては、例えば、Cu、Cr、Ni、Al、Fe、W、Ti、Ta等の金属やそれらを含む合金の酸化物や窒化物、窒酸化物が挙げられる。絶縁層50の材料として、Si、Ge等の半導体やそれらの酸化物や窒化物、窒酸化物を用いてもよい。絶縁層50の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、0.01μm〜2μm程度とすることができる。
【0022】
カバー層60は、絶縁層50を被覆するように基材10の上面10aに設けられた絶縁樹脂層である。カバー層60は、例えば、絶縁層50の側面の一部及び上面を被覆するように設けることができる。なお、カバー層60は、端子部41を除く部分の全体を覆うように設けてもよい。
【0023】
カバー層60は、絶縁性の有機材料から形成されている。カバー層60の材料としては、例えば、PI樹脂、エポキシ樹脂、PEEK樹脂、PEN樹脂、PET樹脂、PPS樹脂、PE(ポリエチレン)樹脂、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)樹脂、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)樹脂、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂、PP(ポリプロピレン)樹脂、ブチルゴム、シリコーンゴム、複合樹脂(例えば、シリコーン樹脂、ポリオレフィン樹脂)等が挙げられる。カバー層60は、フィラーや顔料を含有しても構わない。カバー層60の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、2μm〜30μm程度とすることができる。
【0024】
このように、無機材料からなる絶縁層50で抵抗体30を被覆することで、環境中の水分や酸素により抵抗体30が腐食されることを防止できる。又、柔軟性を有する有機材料からなるカバー層60で絶縁層50を被覆することで、抵抗体30に機械的な損傷等が生じることを防止できる。又、カバー層60で絶縁層50を被覆することで、環境中の水分や酸素による抵抗体30の腐食を防止する効果を更に高めることができる。又、カバー層60で絶縁層50を被覆することで、耐熱性を向上することができる。
【0025】
特に、絶縁層50の材料としてSiの酸化物を用い、カバー層60の材料としてブチルゴムを用いると、防湿性について高い効果が得られる点で好ましい。
【0026】
図3は、第1の実施の形態に係るひずみゲージの製造工程を例示する図であり、
図2に対応する断面を示している。
【0027】
ひずみゲージ1を製造するためには、まず、
図3(a)に示す工程では、基材10を準備し、基材10の上面10aに
図1に示す平面形状の抵抗体30及び端子部41を形成する。抵抗体30及び端子部41の材料や厚さは、前述の通りである。抵抗体30と端子部41とは、同一材料により一体に形成することができる。
【0028】
抵抗体30及び端子部41は、例えば、抵抗体30及び端子部41を形成可能な原料をターゲットとしたマグネトロンスパッタ法により成膜し、フォトリソグラフィによってパターニングすることで形成できる。抵抗体30及び端子部41は、マグネトロンスパッタ法に代えて、反応性スパッタ法や蒸着法、アークイオンプレーティング法、パルスレーザー堆積法等を用いて成膜してもよい。
【0029】
ゲージ特性を安定化する観点から、抵抗体30及び端子部41を成膜する前に、下地層として、基材10の上面10aに、例えば、コンベンショナルスパッタ法により膜厚が1nm〜100nm程度の機能層を真空成膜することが好ましい。なお、機能層は、機能層の上面全体に抵抗体30及び端子部41を形成後、フォトリソグラフィによって抵抗体30及び端子部41と共に
図1に示す平面形状にパターニングされる。
【0030】
本願において、機能層とは、少なくとも上層である抵抗体30の結晶成長を促進する機能を有する層を指す。機能層は、更に、基材10に含まれる酸素や水分による抵抗体30の酸化を防止する機能や、基材10と抵抗体30との密着性を向上する機能を備えていることが好ましい。機能層は、更に、他の機能を備えていてもよい。
【0031】
基材10を構成する絶縁樹脂フィルムは酸素や水分を含むため、特に抵抗体30がCrを含む場合、Crは自己酸化膜を形成するため、機能層が抵抗体30の酸化を防止する機能を備えることは有効である。
【0032】
機能層の材料は、少なくとも上層である抵抗体30の結晶成長を促進する機能を有する材料であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、Cr(クロム)、Ti(チタン)、V(バナジウム)、Nb(ニオブ)、Ta(タンタル)、Ni(ニッケル)、Y(イットリウム)、Zr(ジルコニウム)、Hf(ハフニウム)、Si(シリコン)、C(炭素)、Zn(亜鉛)、Cu(銅)、Bi(ビスマス)、Fe(鉄)、Mo(モリブデン)、W(タングステン)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)、Re(レニウム)、Os(オスミウム)、Ir(イリジウム)、Pt(白金)、Pd(パラジウム)、Ag(銀)、Au(金)、Co(コバルト)、Mn(マンガン)、Al(アルミニウム)からなる群から選択される1種又は複数種の金属、この群の何れかの金属の合金、又は、この群の何れかの金属の化合物が挙げられる。
【0033】
上記の合金としては、例えば、FeCr、TiAl、FeNi、NiCr、CrCu等が挙げられる。又、上記の化合物としては、例えば、TiN、TaN、Si
3N
4、TiO
2、Ta
2O
5、SiO
2等が挙げられる。
【0034】
機能層は、例えば、機能層を形成可能な原料をターゲットとし、チャンバ内にAr(アルゴン)ガスを導入したコンベンショナルスパッタ法により真空成膜することができる。コンベンショナルスパッタ法を用いることにより、基材10の上面10aをArでエッチングしながら機能層が成膜されるため、機能層の成膜量を最小限にして密着性改善効果を得ることができる。
【0035】
但し、これは、機能層の成膜方法の一例であり、他の方法により機能層を成膜してもよい。例えば、機能層の成膜の前にAr等を用いたプラズマ処理等により基材10の上面10aを活性化することで密着性改善効果を獲得し、その後マグネトロンスパッタ法により機能層を真空成膜する方法を用いてもよい。
【0036】
機能層の材料と抵抗体30及び端子部41の材料との組み合わせは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、機能層としてTiを用い、抵抗体30及び端子部41としてα−Cr(アルファクロム)を主成分とするCr混相膜を成膜することが可能である。
【0037】
この場合、例えば、Cr混相膜を形成可能な原料をターゲットとし、チャンバ内にArガスを導入したマグネトロンスパッタ法により、抵抗体30及び端子部41を成膜することができる。或いは、純Crをターゲットとし、チャンバ内にArガスと共に適量の窒素ガスを導入し、反応性スパッタ法により、抵抗体30及び端子部41を成膜してもよい。
【0038】
これらの方法では、Tiからなる機能層がきっかけでCr混相膜の成長面が規定され、安定な結晶構造であるα−Crを主成分とするCr混相膜を成膜できる。又、機能層を構成するTiがCr混相膜中に拡散することにより、ゲージ特性が向上する。例えば、ひずみゲージ1のゲージ率を10以上、かつゲージ率温度係数TCS及び抵抗温度係数TCRを−1000ppm/℃〜+1000ppm/℃の範囲内とすることができる。なお、機能層がTiから形成されている場合、Cr混相膜にTiやTiN(窒化チタン)が含まれる場合がある。
【0039】
なお、抵抗体30がCr混相膜である場合、Tiからなる機能層は、抵抗体30の結晶成長を促進する機能、基材10に含まれる酸素や水分による抵抗体30の酸化を防止する機能、及び基材10と抵抗体30との密着性を向上する機能の全てを備えている。機能層として、Tiに代えてTa、Si、Al、Feを用いた場合も同様である。
【0040】
このように、抵抗体30の下層に機能層を設けることにより、抵抗体30の結晶成長を促進することが可能となり、安定な結晶相からなる抵抗体30を作製できる。その結果、ひずみゲージ1において、ゲージ特性の安定性を向上することができる。又、機能層を構成する材料が抵抗体30に拡散することにより、ひずみゲージ1において、ゲージ特性を向上することができる。
【0041】
次に、
図3(b)に示す工程では、基材10の上面10aに、抵抗体30を被覆し端子部41を露出する絶縁層50を形成する。絶縁層50の材料や厚さは、前述の通りである。絶縁層50の形成方法は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、スパッタ法、めっき法、化学気相蒸着(CVD)法等の真空プロセスや、スピンコート法やゾルゲル法等の溶液プロセスによる成膜後、フォトリソグラフィによってパターニングする方法が挙げられる。
【0042】
次に、
図3(c)に示す工程では、基材10の上面10aに、絶縁層50を被覆し端子部41を露出するカバー層60を形成する。カバー層60の材料や厚さは、前述の通りである。カバー層60は、例えば、基材10の上面10aに、絶縁層50を被覆し端子部41を露出するように半硬化状態の熱硬化性の絶縁樹脂フィルムをラミネートし、加熱して硬化させて作製することができる。カバー層60は、基材10の上面10aに、絶縁層50を被覆し端子部41を露出するように液状又はペースト状の熱硬化性の絶縁樹脂を塗布し、加熱して硬化させて作製してもよい。以上の工程により、ひずみゲージ1が完成する。
【0043】
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、電極を積層構造としたひずみゲージの例を示す。なお、第2の実施の形態において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
【0044】
図4は、第2の実施の形態に係るひずみゲージを例示する平面図である。
図5は、第2の実施の形態に係るひずみゲージを例示する断面図であり、
図4のB−B線に沿う断面を示している。
図4及び
図5を参照するに、ひずみゲージ2は、電極40A及び絶縁層50Aを備えている点が、ひずみゲージ1(
図1等参照)と相違する。
【0045】
電極40Aは、複数の金属層が積層された積層構造とされている。具体的には、電極40Aは、抵抗体30の両端部から延在する端子部41と、端子部41の上面に形成された金属層42とを有している。金属層42の材料は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、端子部41よりもはんだ付け性が良好な金属(例えば、Cu(銅))を用いることができる。金属層42の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、0.01μm〜1μm程度とすることができる。なお、金属層42上に、更にニッケル層や金層等の金属層42とは異なる金属からなる層を積層してもよい。
【0046】
絶縁層50Aは、抵抗体30の上面に設けられている。絶縁層50Aは、無機材料から形成されている。具体的には、絶縁層50Aは金属層42を構成する金属の酸化膜である。例えば、金属層42の材料がCu(銅)であれば、絶縁層50Aの材料はCuO(酸化銅)である。絶縁層50Aの厚さは、金属層42の厚さと略同一である。
【0047】
図6は、第2の実施の形態に係るひずみゲージの製造工程を例示する図であり、
図5に対応する断面を示している。ひずみゲージ2を製造するためには、まず、
図6(a)に示す工程では、基材10を準備し、基材10の上面10aの全体に、最終的に抵抗体30及び端子部41となる金属層300を形成する。金属層300の材料や厚さは、前述の抵抗体30の材料や厚さと同様である。
【0048】
金属層300は、例えば、金属層300を形成可能な原料をターゲットとしたマグネトロンスパッタ法により成膜することで形成できる。金属層300は、マグネトロンスパッタ法に代えて、反応性スパッタ法や蒸着法、アークイオンプレーティング法、パルスレーザー堆積法等を用いて成膜してもよい。
【0049】
第1の実施の形態と同様に、ゲージ特性を安定化する観点から、金属層300を成膜する前に、下地層として、基材10の上面10aに、例えば、コンベンショナルスパッタ法により膜厚が1nm〜100nm程度の機能層を真空成膜することが好ましい。
【0050】
次に、金属層300の上面に、例えば、スパッタ法やめっき法等により、最終的に絶縁層50A及び金属層42となる金属層310を形成する。金属層310の材料や厚さは、前述の金属層42の材料や厚さと同様である。
【0051】
次に、
図6(b)に示す工程では、
図4の平面形状になるように、金属層300及び310をフォトリソグラフィによってパターニングする。抵抗体30及び端子部41上に金属層42が積層されたパターンが形成される。
【0052】
次に、
図6(c)に示す工程では、電極40Aを構成する部分を除く金属層42を加熱して酸化させ、金属層42を構成する金属の酸化膜からなる絶縁層50Aを形成する。
【0053】
図6(c)に示す工程の後、
図3(c)の工程と同様にしてカバー層60を形成することで、
図4及び
図5に示すひずみゲージ2が完成する。
【0054】
このように、電極40Aを構成する金属層42の酸化膜から絶縁層50Aを形成してもよい。この場合にも、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
【0055】
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。